JP2006050515A - 移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラム - Google Patents

移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動的に適切なインタフェースに切り替えることができる移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】移動ノードに、各インタフェースに対する制御情報を生成する生成手段と、各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知する通知手段と、通知された制御情報に基づいて、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行う経路制御手段とを備えることにより達成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のインタフェースを備え、各インタフェースを制御する、移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムに関する。
移動通信を始めとする通信システムの高度化に伴い、様々な通信手段が数多くの通信事業者から提供されている。これら通信手段は利用可能場所やコストを始めとする条件が異なっており、ユーザは複数のインタフェースを一つの端末に搭載し、状況に応じて切り替えることが可能である。さらに、モバイルIPを始めとするIPモビリティ制御技術の進展により、ユーザは個々のインタフェースを意識せずとも通信を継続することが可能である。
モバイルIPを利用した移動ノードは、Movement detectionまたはMove detectionにしたがい、パケット送受信用のNIC(ネットワーク インタフェース カード)を変更する(例えば、非特許文献1、2参照)。
D.Johnson et.al,"Mobility Support in IPv6",IETF RFC3775, June 2004. C.Perkins et.al,"IP Mobility Support for IPv4",IETF RFC3220, Jan 2002. Ryuji WAKIKAWA, Keisuke UEHARA, Fumio TERAOKA, "MIBsocket: An Integrated Mechanism to Munipulate General Network Information in Mobile Communications", IEICE TRANS.COMMUN., Vol.E84 B, No.8 August 2001.
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
通信手段は、手動により切り替えなければならないという問題がある。
また、通信手段を自動的に切り替える手法であっても、リンク層から提供される回線状態を参照し、データパケットの送受信インタフェースを決定するだけであり、決定されたインタフェース以外のインタフェースには特段の処理も行われない問題がある。
この場合、通信手段の手動切り替えによる煩わしさはいうまでも無く、また、多数のインタフェースが搭載される端末では電力消費の観点から非選択インタフェースの省電力制御は必須である。このため、非選択インタフェースは、リンク圏内に在圏し、その接続性が確保されている場合においても機能停止とすべきである。
また、モバイルIPを利用した移動ノードでは、旧リンクの到達性が失われたことを契機にしてパケットの送受信に使用されるNICが変更されるため、通信の瞬断が生じる問題がある。すなわち、モバイルIPは、通信を行っている基地局からの電波が届かなくなったことを検知する機能は備えているが、新たにNICの利用可能性を確認し、その結果通信に使用可能とされるNICに変更する機能は備えていないため、電波が届かなくなったことが検知されてから、新たなNICへの切り替えが完了するまでの間、通信ができない。
そのような移動ノードで発生する問題について、図1を参照して説明する。
通信網1にCelluar基地局2とWLAN基地局3とが接続され、CelluarのNICとWLANのNICとを備えた移動ノード4が、Celluar基地局2のエリアからWLAN基地局3のエリアに移動する場合について説明する。ここで、Celluar基地局2によるエリアとWLAN基地局3のエリアとが一部オーバラップしている。図1において、地点AはCelluar基地局2によるエリア、地点B、CおよびDはCelluar基地局2のエリアとWLAN基地局3のエリアとがオーバラップしたエリア、地点EはWLAN基地局3のエリアである。
この場合、移動ノード4は、Celluar基地局2とのリンク中に地点Aから地点Dに移動しても、WLAN基地局3へリンク先を切り替えることはなく、地点Dから地点Eに移動することにより、Celluar基地局2とのリンクが絶たれる。
その後、移動ノード4は、WLANのリンク上でRouter advertisement messageを受信し、WLANのリンクの使用を開始する。
したがって、地点Dを通過後、WLANのリンクの使用を開始するまでの間、通信ができない。
そこで、本発明の目的は、自動的に適切なインタフェースに切り替えることができる移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、リンク切断による通信の途絶えが生じない移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動ノードは、複数のインタフェースを備える移動ノードにおいて、各インタフェースに対する制御情報を生成する生成手段と、各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知する通知手段と、通知された制御情報に基づいて、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行う経路制御手段とを備える。
このようにすることにより、移動ノードに対して、自動的に適切なインタフェースを選択させることができる。また、リンク切断による通信の途絶えが生じないように制御することができる。
また、本発明の移動ノードの制御方法は、複数のインタフェースを備える移動ノードの制御方法において、各インタフェースに対する制御情報を生成するステップと、各インタフェースから通知される制御情報を受信するステップと、制御情報を上位層に通知するステップと、通知された制御情報に基づいて、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行うステップとを有する。
このようにすることにより、移動ノードが自動的に適切なインタフェースを選択できるように制御することができる。また、リンク切断による通信の途絶えが生じないように制御することができる。
また、本発明の移動ノードの制御プログラムは、複数のインタフェースを備える移動ノードを、各インタフェースに対する制御情報を生成する生成手段と、各インタフェースとの間で、制御情報を交換する交換手段と、制御情報からインタフェースの属性情報を抽出する抽出手段と、属性情報を記憶させる記憶手段と、所定の条件に適合する属性を有するインタフェースを選択する選択手段と、各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知する通知手段として機能させるプログラムである。
このようにすることにより、移動ノードを自動的に適切なインタフェースを選択できるように機能させることができる。
本発明の実施例によれば、自動的に適切なインタフェースに切り替えることができる移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムを実現できる。
また、リンク切断による通信の途絶えが生じない移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムを実現できる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例にかかる移動通信システムは、IPベース移動通信システムであり、第4世代セルラ方式無線アクセスを筆頭とする各種のリンク層技術と、IPパケットのエンド・ツー・エンドの到達性をIP層で実現するIPモビリティ制御などの要素技術を統合したものである。リンク層技術として、例えばHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)や第4世代無線アクセスなど高度化されたセルラ方式の他、無線LANなどを含めた複数のリンク層技術が利用され、IPモビリティ制御として、改良階層型MobileIP(HMIP−B)、MobileIP(MIP)、Mobile IPの拡張方式であるFMIPなどが利用される。
本実施例においては、移動通信システムを説明するために、例としてページング制御モードにおけるページング動作、通常モードにおけるハンドオフ動作について説明する。
本発明の実施例にかかる移動通信システムについて、図2から図4を参照して説明する。
本実施例にかかる移動通信システムは、図2に示すように、経路制御エージェントMAおよびPAと、アクセスルータAR1およびAR2と、アクセスルータAR1と接続された通信リンクシステムAP1およびBS1と、アクセスルータAR2と接続された通信リンクシステムBS2と、通信リンクシステムAP1、BS1およびBS2と接続可能である移動ノード(mobile node)MN#1とを備える。経路制御エージェントMAおよびPA、アクセスルータAR1およびAR2は、IPネットワークにより接続される。
本実施例にかかる移動通信システムは、経路制御エージェントPAが、移動ノードMN#1、例えば移動端末宛のパケットを受信した場合に、当該移動ノードMN#1のページングエリアに対してページング通知パケットを送信することによって、当該移動ノードMN#1の位置情報(サブネット)を取得して当該パケットの転送先を決定する。
次に、移動ノードMN#1について、図3を参照して説明する。
移動ノードMN#1は、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nによって、通信リンクシステムおよびアクセスルータARを介して、IPネットワークに接続する。
移動ノードMN#1は、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#n(nは、正の整数)と、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nと接続されたマルチプルインタフェースマネージャMIM(Multiple Interface Manager)(以下、インタフェースマネージャと呼ぶ)と、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nおよびインタフェースマネージャMIMと接続された制御部15と、制御部15と接続された上位層マネージャ100と、上位層マネージャ100と接続された位置情報更新部110を備える。上位層マネージャ100と位置情報更新部110は、経路制御部を構成する。
インタフェースマネージャMIMは、リンク層情報を用いて、複数あるNICの中から省電力性を考慮しつつ、利用優先順位を示すPreferenceに応じて適切なNICを選択し、異なるリンク層技術間でのシームレスなハンドオフを実現する。
インタフェースマネージャMIMは、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nと接続された制御情報交換部11と、制御情報交換部11と接続された属性情報抽出部13と、属性情報抽出部13と接続された記憶部12と、記憶部12、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nおよび制御部15と接続されたインタフェースカード選択部14とを備える。
ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nには、それぞれMACアドレス(リンク層アドレス)が設定される。ネットワークインタフェースカードNIC#1は通信リンクシステムAP1と接続可能であり、ネットワークインタフェースカードNIC#2は通信リンクシステムBS1およびBS2と接続可能である。
制御情報交換部11は、各ネットワークインタフェースカードに対する制御情報を生成し、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nと制御情報の交換を行う。属性情報抽出部13は、制御情報交換部11により交換された制御情報からネットワークインタフェースカードの属性情報を抽出する。例えば、接続可能な通信リンクシステムの種類、通信コスト、電力測定値、ユーザ嗜好、例えばビジネス用途としての利用状況などが反映された優先順位などの情報を抽出する。記憶部12は、属性情報抽出部13により抽出された属性情報を記憶する。また、記憶部12は、移動ノード制御プログラムを記憶する。移動ノード制御プログラムは、移動ノードMN#1を、各インタフェースに対する制御情報を生成し、各インタフェースとの間で、制御情報を交換する制御情報交換部11と、制御情報からインタフェースの属性情報を抽出し、抽出した属性情報を記憶部12に記憶させる属性情報抽出部13と、所定の条件に適合する属性を有するインタフェースを選択し、また各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知するインタフェースガード選択部14として機能させる。インタフェースカード選択部14は、所定の条件に適合する属性を有するネットワークインタフェースカードを選択する。例えば、ネットワークインタフェースカードNICの利用優先度を示すPreferenceを作成し、Preferenceに基づいて、ネットワークインタフェースカードを選択する。
制御部15は、移動ノードMN#1を、動作モード、例えば通常モードまたはページング制御モードに応じて動作させる。通常モードで動作している場合、移動ノードMN#1は、制御部15による、MobileIPまたはその拡張技術によるモビリティマネージメント動作を行う。ページング制御モードで動作している場合、移動ノードMN#1は、制御部15によって、モビリティマネージメント動作を休止し、経路制御エージェントPAに対して、ページングエリアを形成するためのページング登録パケットを送信する。
上位層マネージャ100は、リンク層より上位の層、例えばネットワーク層における制御を行う。例えば、上位層マネージャ100は、必要に応じて、経路制御エージェントMAと協働して、IP層における制御を行い、IPパケットの送受信を実現する。また、上位層マネージャ100は、経路制御エージェントPAに対して、移動ノードMN#1のページングエリアを形成するためのページング登録パケットを送信する。ここで、ページング登録パケットに、IPアドレスおよびMACアドレスが含まれるようにしてもよい。また、上位層マネージャ100は、MACアドレスおよび所定のIPアドレス(ネットワーク層アドレス)を用いてアドレス解決を行う。
位置情報変更部110は、上位層マネージャ100の命令に応じて、接続性の確認や経路更新を行う。例えば、デフォルト・ゲートウエイの変更処理を行う。
次に、経路制御エージェントPAについて、図4を参照して説明する。
経路制御エージェントPAは、ページング登録パケット送受信部31と、ページング登録パケット送受信部31と接続されたページングエリア形成部32と、ページングエリア形成部32と接続されたページングエリア管理部33と、ページングエリア管理部33と接続されたページング通知パケット送信部35と、ページング通知パケット送信部35と接続されたパケット検出部34と、パケット検出部34と接続されたパケット転送部37と、パケット転送部37と接続されたページング通知確認パケット受信部36とを備える。
ページング登録パケット送受信部31は、移動ノードMN#1から送信された、当該移動ノードMN#1のページングエリアを形成するためのページング登録パケットを受信してページングエリア形成部32に入力する。また、ページング登録パケット送受信部31は、移動ノードMN#1から、決定されたネットワークインタフェースカードNICに対応するMACアドレスを受信する。また、ページング登録パケット送受信部31は、アクセスルータAR1、通信リンクシステムAP1、ネットワークインタフェースカードNIC#1およびインタフェースマネージャMIMを介して、ページングエリアを形成した旨を通知するページング登録応答パケットを移動ノードMN#1に送信する。
ページングエリア形成部32は、入力されたページング登録パケットに基づいて、移動ノードMN#1のページングエリアを形成する。例えば、ページングエリア形成部32は、入力されたページング登録パケットに含まれるサブネットを示す情報から、移動ノードMN#1のページングエリアをサブネット#1および#2とする。
ページングエリア管理部33は、移動ノードMN#1のページングエリアを管理する。例えば、ページングエリア管理部33は、「IPアドレス」、「MACアドレス」および「ページングエリア」を関連付けて記憶する。例えば、ページングエリア管理部33は、IPアドレスとして「IP_MN#1」を、MACアドレスとして「MACアドレス#1」を、ページングエリアとして「サブネット#1、#2」を管理する。すなわち、ページングエリア管理部33は、移動ノードMN#1に割り当てられているIPアドレス「IP_MN#1」および受信したMACアドレス「MACアドレス#1」に基づいて、移動ノードMN#1のページングエリアを管理する。
パケット検出部34は、移動ノードMN#1宛てのIPパケットを検出してバッファリングするとともに、その旨をページング通知パケット送信部35に通知する。また、パケット検出部34は、パケット転送部37の指示に応じて、バッファリングしている移動ノードMN#1宛のIPパケットを送信する。
ページング通知パケット送信部35は、パケット検出部34からの通知に応じて、移動ノードMN#1のページングエリアを構成するサブネット#1および#2に対して、ページング通知パケットを送信する。
ページング通知確認パケット受信部36は、移動ノードMN#1から送信されたページング通知確認パケットを受信して、その旨をパケット転送部37に通知する。
パケット転送部37は、受信したページング通知確認パケットに対応するIPパケットをパケット検出部34から抽出し、抽出したIPパケットを、ページング通知確認パケットに含まれる移動ノードMN#1のサブネットに基づいて転送する。
アクセスルータAR1およびAR2は、IPアドレスに基づいて、ルーティング処理を行う。例えば、アクセスルータAR1は通信リンクシステムAP1およびBS1に接続するサブネット#1のルーティング処理を行う。また、アクセスルータAR2は、通信リンクシステムBS2に接続するサブネット#2のルーティング処理を行う。
通信リンクシステムAP1、BS1およびBS2は、アクセスルータARに接続されており、MACアドレスに基づいて、リンク層における転送制御を行う。
本実施例にかかる移動通信システムにおいて、ネットワークのノードである通信リンクシステム(アクセスポイント)AP1、BS1およびBS2、アクセスルータAR1およびAR2、および他の制御装置に機能追加はない。
次に、移動ノードMN#1に実装されるインタフェースマネージャMIMの論理的な構成について、図5を参照して説明する。
インタフェースマネージャMIMは、移動ノードMN#1のプロトコルスタックにおいてリンク層のすぐ上に位置し、上位層のプロトコルやアプリケーションからはインタフェースマネージャMIMの存在が隠蔽される。
上位層は、個々のネットワークインタフェースカードNICに対応する制御情報交換API、例えばLAPI(Link Layer application programming interface)との間で制御情報およびパケットの交換を行う。ここで、LAPIとは、個々のリンク層の制御情報を共通化し、上位層との制御情報を交換する目的で定義されたAPIであり、リンク層の上位に位置する様々なプロトコルやアプリケーションの制御動作を高速化させ、通信品質を向上させる手段である。このような制御情報交換APIとして、例えばMIBsocketがある(例えば、非特許文献3参照)。
インタフェースマネージャMIMは、Virtual Interface(VIF)と、Processorと、Control Interface(Control I/F)とを備える。
Virtual Interface(VIF)は、インタフェースマネージャMIMが保持する仮想インタフェースであり、上位層が個々のNICとして認識するUpper.VIF(U.VIF)と、NICが上位層として認識するLower.VIF(L.VIF)の2種類がある。インタフェースマネージャMIMは、Virtual Interface間を通じて、移動ノードMN#1のプロトコルスタックにおいて、上位層および下位層と制御情報を交換する。例えば、インタフェースマネージャMIMは、Upper.VIF#1ないし#nと、Lower.VIF#1ないし#nとを備える(nは、正の整数)。Upper.VIF#1ないし#nは上位層(Upper Layer)と制御情報の交換を行う。Lower.VIF#1ないし#nは、LAPI NIC#1ないしLAPI NIC#nを介して、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないしNIC#nと制御情報の交換を行う。
Processorは、最適なNICを選択する実行モジュールである。Processorは、後述するControl Interfaceで設定されたパラメータおよび選択アルゴリズムに応じて、ネットワークインタフェースカードNICの利用優先度を示すPreferenceを作成し、Preferenceに応じてNICを選択し、管理する。また、Processorは、制御に必要なタイマの管理や制御情報の交換、発行および遮断を行う。さらに、Processorは、制御情報だけでなく、データパケットのバッファリングや破棄、入出力NICの割当を行うようにしてもよい。
Control Interface(Control I/F)は、Preferenceの生成に必要なパラメータおよびアルゴリズムなどの入力や、NICそのものの切り替えを可能とする。また、ログ出力の他、管理情報が可能なインタフェースも備える。
次に、インタフェースマネージャMIMが管理するネットワークインタフェースカードNICの状態について説明する。ネットワークインタフェースカードNICの状態として、Active NIC、Receive NICおよびLow Power NICの3つを想定する。
Active NICは、データパケットの送受信を行う状態である。この状態では、制御情報はそのまま伝達される。
Receive NICは、例えばNIC切り替えの際、すなわちActive NICが変更された場合、新たなActive NICの接続性を上位層が確保するために、旧Active NICの機能オフする猶予を与える状態である。Receive NICでは、データパケットの受信が可能であるが、制御情報は破棄される。
Low Power NICは、省電力制御が行われ、機能がオフされる状態である。Active NICおよびReceive NIC以外のNICの状態であり、この状態ではデータパケットの送受信はもちろん、インタフェースのリンク層制御も行われない。
次に、本実施例にかかる移動通信システムの動作について、図6および図7を参照して説明する。
移動ノードMN#1の電源が投入されるか、移動ノードMN#1にネットワークインタフェースカードNICが増設される(ステップS502)。
制御情報交換部11は、各ネットワークインタフェースカードに対する制御情報を生成し、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないし#nと制御情報を交換する(ステップS504)。属性情報抽出部13は、交換された制御情報からインタフェースカードNIC#1ないし#nの属性情報を抽出し、記憶部12に記録する。インタフェースカード選択部14は、所定の条件、例えばRefereceに基づいて、適合する適切な属性を有するインタフェースカード、例えばネットワークインタフェースカードNIC#1を選択し(ステップS506)、選択されたネットワークインタフェースカードをActive NICに設定する(ステップS508)。
次に、上位層マネージャ100は、ネットワークインタフェースカード#1のMACアドレスおよび所定のIPアドレスを用いて、インタフェースマネージャMIMとネットワークインタフェースカードNIC#1と通信リンクシステムAP1とを介して、アクセスルータAR1との間で、アドレス解決処理を行う(ステップS510)。
次に、制御部15は、ページング制御モードによる動作を開始する(ステップS512)
次に、上位層マネージャ100は、インタフェースマネージャMIMとネットワークインタフェースカードNIC#1と通信リンクシステムAP1とアクセスルータAR1とを介して、ネットワークインタフェースカード#1のMACアドレスおよび所定のIPアドレスとを含むページング登録パケットを、経路制御エージェントPAに送信する(ステップS514〜ステップS522)。
次に、ページングエリア形成部32は、受信したページング登録パケットに基づいて、ネットワークインタフェースカード#1のMACアドレスおよび所定のIPアドレスに関連付けられたページングエリア、例えばサブネット#1および#2を形成する(ステップS524)。
次に、ページング登録パケット送受信部31は、アクセスルータAR1と通信リンクシステムAP1とネットワークインタフェースカードNIC#1とインタフェースマネージャMIMとを介して、ページングエリアを形成した旨を通知するページング登録応答パケットを、MACアドレスおよびIPアドレスを用いて、移動ノードMN#1の上位層マネージャ100に送信する(ステップS526〜ステップS534)。
次に、インタフェースマネージャMIMが、リンク層情報を用いて、ネットワークインタフェースカードNIC#1〜#nの中から省電力性を考慮しつつ、Preferenceに応じて適切なNICを選択する場合について、図7を参照して説明する。
制御情報交換部11は、各ネットワークインタフェースカードに対する制御情報を生成し、ネットワークインタフェースカードNIC#1ないし#nと制御情報を交換する(ステップS602)。
属性情報抽出部13は、交換された制御情報からネットワークインタフェースカードNIC#1ないし#nの属性情報を抽出し、記憶部12に記録する。
インタフェースカード選択部14は、Refereceに応じて、所定の条件に適合する適切な属性を備えるインタフェースカード、例えばネットワークインタフェースカード#2を選択し(ステップS604)、選択されたネットワークインタフェースカードをActive NICに設定し、(ステップS606)、これまでActive NICに設定されていたネットワークインタフェースカードNIC#1をReceive NICに設定する(ステップS608)。
次に、上位層マネージャ100は、ネットワークインタフェースカード#2のMACアドレスおよび所定のIPアドレスを用いて、インタフェースマネージャMIMとネットワークインタフェースカードNIC#2と通信リンクシステムBS1とを介して、アクセスルータAR1との間で、アドレス解決処理を行う(ステップS610)。
次に、ネットワークインタフェースカードNIC#1は、設定されているMACアドレスを用いて通信リンクシステムAP1との間の通信リンクを解放し(ステップS612)、動作を休止した旨をインタフェースマネージャMIMに通知する(ステップS614)。
経路制御エージェントPAのパケット検出部34は、移動ノードMN#1宛のパケットを受信し(ステップS616)、ページング通知パケット送信部35が、移動ノードMN#1宛のパケットを受信した旨を通知するページング通知パケットをアクセスルータAR1に送信する(ステップS618)。
アクセスルータAR1は、移動ノードMN#1のページングエリア、すなわち、サブネット#1および#2を管理する通信リンクシステムAP1およびBS1に対して、ページング通知パケットを送信する(ステップS620)。
通信リンクシステムAP1およびBS1は、MACアドレスおよびIPアドレスを用いて、上述のページング通知パケットを、それぞれネットワークインタフェースカードNIC#1および#2に送信する(ステップS622、ステップS624)。ネットワークインタフェースカードNIC#1に送信されたページング通知パケットは受信されない(ステップS622)。ネットワークインタフェースカードNIC#2で受信されたページング通知パケットは、上位層マネージャ100に送信される(ステップS626、ステップS628)。
次に、上位層マネージャ100は、ページング通知パケットに対応するページング通知確認パケットを、インタフェースマネージャMIMとネットワークインタフェースカードNIC#2と通信リンクシステムBS1とアクセスルータAR1とを介して、MACアドレスおよびIPアドレスを用いて、経路制御エージェントPAに送信する(ステップS630〜ステップS638)。
次に、パケット転送部37は、受信したページング通知確認パケットに応じて、パケット検出部34においてバッファリングされている移動ノードMN#1宛のパケットを抽出する(ステップS640)。
次に、パケット転送部37は、移動ノードMN#1宛のパケットを、アクセスルータAR1と通信リンクシステムBS1とネットワークインタフェースカードNIC#2とインタフェースマネージャMIMとを介して、MACアドレスおよびIPアドレスを用いて、上位層マネージャ100に送信する(ステップS642〜ステップS650)。
次に、インタフェースマネージャMIMが行うネットワークインタフェースカードNICの選択処理について、図8〜図11を参照して説明する。
ここでは、リンク層が上位プロトコルとの間で制御情報を伝達する制御情報交換APIとして、LAPIを用いた場合について説明する。他の制御情報交換APIを用いた場合についても同様に適用できる。
最初に、利用する制御情報について説明する。
本実施例では、linkup.notification/request、poweroff.notification/request、linkdown/predown.notificationおよびActive/Dormant.requestを利用する。
linkup.notification/requestは、ネットワークインタフェースカードがリンクアップ(linkup)状態であることを通知/要求する制御情報である。linkup状態とは、リンク層の通信が確立され、上位層のパケットの送受信可能な状態である。
poweroff.notification/requestは、ネットワークインタフェースカードの消費電力が最も低い状態であることを通知/要求する制御情報である。制御情報の交換は可能であるが、大半の機能をdisableとするためリンク層の通信も行わない状態である。
linkdown/predown.notificationは、ネットワークインタフェースカードNICがlinkdown状態またはlinkdown間近な状態であることを通知する制御情報である。linkdown状態とは、端末が圏外であるなどにより上位層のパケットの送受信ができない状態である。
Active/Dormant.requestは、上位層がPreferenceの切り替えを要求することを示す制御情報である。IP層がActiveおよびDormantモードであることを伝える。DormantモードとはIP層の待受け状態を定義したIPページングの動作状態である。
最初に、ネットワークインタフェースカードの属性の変化に応じて再選択が行われる場合について、図8を参照して説明する。
図8は、上位層がPreferenceの変更を伴う制御情報を発生させた場合のインタフェースマネージャMIMの動作フローである。上位層がPreferenceの変更を伴う制御情報を発生させる場合には、例えば通信状態と待受け状態の遷移、コストやアクセス技術によるユーザの嗜好によるPreferenceの切り替え、実行アプリケーションに応じたPreferenceの変更などが考えられる。
最初に、インタフェースカード選択部14は、現在のActive NICが新たなPreferenceにおいて最優先なNICであるか否かを確認する(ステップS702)。確認の結果、現在のActive NICが最優先なNICでない場合には(ステップS702:YES)、後述するNIC Search処理を実行する(ステップS704)。一方、現在のActive NICが最優先なNICである場合には(ステップS702:NO)、処理を終了する。
NIC Search処理中に、Active NICが利用不能になっていないことをFlagにより確認した上で、インタフェースカード選択部14はSearchにより選択された選択NICと現在のActive NICとを比較し、Preferenceに関して1つを選択する(ステップS706)。
次に、インタフェースカード選択部14は、選択NICが現在のActive NICより優先順位が高いか否かを確認する(ステップS708)。選択NICが現在のActive NICより優先順位が高い場合(ステップS708:YES)、現在のActive NICをReceive NICに設定し、選択NICをActive NICに設定する(ステップS710)。
一方、選択NICが現在のActive NICより優先順位が高くない場合(ステップS708:NO)、処理を終了する。
次に、上位層、例えばレイヤー3(Layer 3: L3)にlinkup.notificationを、Active NICに対応するUpper.VIFを介して通知する(ステップS712)。
次に、linkup.notificationの通知を受けた上位層は、通知されたNICに対して接続性の確認や経路更新を行う。例えば、ハンドオフ処理を行う(ステップS714)。
このようにすることにより、上位層がPreferenceの変更を伴う制御情報を発生させた場合においても、自動的に適切なネットワークインタフェースカードに切り替えることができる。
Active NICが利用不能か否かを確認するには、上述したFlagによる方法のほか、NIC Search処理で選択NICが定まった際にインタフェースマネージャMIMがActive NICに対して接続状態を確認する制御情報を送信することにより逐一確認するようにしてもよい。
これまでActive NICに設定されていたNICは、Receive NICに設定される。このように、Active NICおよびReceive NIC両方を受信可能とすることにより、上位層のパケットロスを抑えることができる。上位層の切り替え処理が完了する程度の時間の後、インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、Receive NICにpoweroff.requestを送信する。poweroff.requestを受信したReceive NICは機能をオフにする。このようにすることにより、非選択インタフェースの消費電力を低下させることができる。
次に、使用中のActive NICがリンク層の接続性の維持が困難である旨の制御情報を発生した場合のインタフェースマネージャMIMの動作について、図9を参照して説明する。
Active NICが、リンク層の接続性の維持が困難である旨の制御情報を発生させる場合として、端末が圏外に移動する場合や、干渉などにより無線品質が劣悪になったことを検出した場合、もしくは実装されているNICそのものを取り除く場合などのイベントが考えられる。
最初に、Active NICは、predown.notificationまたはlinkdown.notificationを上位層(L3)に、Active NICに対応するUpper.VIFを介してインタフェースマネージャMIMの制御情報交換部11に送信する(ステップS802)。
次に、制御情報交換部11は、NIC Searchが行われているか否かを確認する(ステップS804)。NIC Searchが行われている場合(ステップS804:NO)、FlagをONに設定し(ステップS808)、処理を終了する。このようにすることにより、既にNIC Search処理が行われていた場合に、単にフラグを立ててActive NICの接続性が保証できないことを明示でき、実行中のNIC Search処理結果に反映できる。
一方、NIC Searchが行われていない場合(ステップS804:YES)、後述するNIC Secrchを行う(ステップS806)。
次に、インタフェースマネージャMIMの制御情報交換部11はインタフェースカードNICを発見したか否かを確認する(ステップS810)。制御情報交換部11がインタフェースカードNICを発見した場合には(ステップ810:YES)、インタフェースカード選択部14は現在のActive NICをReceive NICに設定し、選択NICをActive NICに設定する(ステップS812)。インタフェースマネージャMIMがインタフェースカードNICを発見しない場合には(ステップ810:NO)、処理を終了する。
次に、インタフェースカード選択部14は、上位層(L3)にlinkup.notificationを、Active NICに対応するUpper.VIFを介して通知する(ステップS814)。
次に、linkup.notificationの通知を受けた上位層は、通知されたNICに対して接続性の確認や経路更新を行う。例えば、ハンドオフ処理を行う(ステップS816)。
このようにすることにより、使用中のActive NICがリンク層の接続性の維持が困難である旨の制御情報を発生した場合においても、自動的に適切なネットワークインタフェースカードに切り替えることができる。
次に、現在のActive NICより優先度が高く使用可能なNICを発見する場合のインタフェースマネージャMIMの動作について、図10を参照して説明する。インタフェースマネージャMIMは、現在のActive NICが最優先でない場合、Preferenceタイマ周期でNIC Searchにより優先度の高いNICが使用可能であるか否かを確認する。この場合、Active NICおよびReceive NIC以外のNICはインタフェースマネージャMIMによって機能オフされる。このため、インタフェースマネージャMIMが定めた時間ごとにNIC Search処理を実行し、これらNICが接続可能であるかどうかを調べる。
最初に、制御情報交換部11は、インタフェースカード選択部14はNIC Searchが行われているか否かを確認する(ステップS902)。NIC Searchが行われている場合(ステップS902:NO)、処理を終了する。一方、NIC Searchが行われていない場合(ステップS902:YES)、後述するNIC Secrchを行う(ステップS904)。
次に、インタフェースマネージャMIMの制御情報交換部11がインタフェースカードNICを発見したか否かを確認する(ステップS906)。制御情報交換部11がインタフェースカードNICを発見しない場合には(ステップS906:NO)、処理を終了する。
制御情報交換部11がインタフェースカードNICを発見した場合には(ステップ906:YES)、FlagがONであるか否かについて調べる(ステップS908)。FlagがOFFである場合には(ステップS908:OFF)、インタフェースカード選択部14は、現在のActive NICと選択NICとを比較し、Preferenceに基づき1つを選択する(ステップS910)。次に、インタフェースカード選択部14は、選択NICの優先順位が高いか否か調べる(ステップS912)。選択NICの優先順位が高くない場合(ステップS912:NO)、処理を終了する。
選択NICの優先順位が高い場合(ステップS912:YES)およびFlagがONである場合には(ステップS908:ON)、インタフェースカード選択部14は現在のActive NICをReceive NICに設定し、選択NICをActive NICに変更する(ステップS914)。
次に、上位層(L3)にlinkup.notificationを、Active NICに対応するUpper.VIFを介して通知する(ステップS916)。
次に、linkup.notificationの通知を受けた上位層は、通知されたNICに対して接続性の確認や経路更新を行う。例えば、ハンドオフ処理を行う(ステップS918)。
その結果、これまでのActive NICはReceive NICとなる。インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、上位層の切り替え処理が完了する程度の時間の後、poweroff.requestをReceive NICに送信する。poweroff.requestを受信したReceive NICは、機能をオフにする。
このようにすることにより、現在のActive NICより優先度が高く使用可能なNICを発見する場合においても、自動的に適切なネットワークインタフェースカードに切り替えることができる。また、非選択インタフェースの消費電力を低下させることができる。
インタフェースマネージャMIMがNIC Search処理を実行する周期は、Preferenceのセット毎に定義しても良い。また、Active NICの変更履歴や頻度に応じて変更しても良い。
Active NICよりも優先度が高いNICが接続可能になるのは、移動ノードMNが圏外から圏内に移動した場合や、通信品質が改善された場合もしくはNICそのものを端末に挿入しセットした場合などが考えられる。
次に、NIC Searchの処理について、図11を参照して説明する。
NIC Search処理は、Search対象とするNICの識別子とSearch実行時問および優先順位決定保留時間の3つの条件がインタフェースマネージャMIMのプロセッサから与えられる。
最初に、制御情報交換部11は、Search対象となる全てのNICに対して、機能オンを要請する制御情報のlinkup.requestを送信し、Search実行時間タイマ(TM1)を起動する(ステップS1002)。
インタフェースマネージャMIMの制御情報交換部11に最初の接続可能なNICからの制御情報linkup.notificationが受信されたか否かを確認する(ステップS1004)。
制御情報交換部11に最初の接続可能なNICからの制御情報linkup.notificationが受信された場合(ステップS1004:YES)、優先順位決定保留タイマ(TM2)を起動する(ステップS1006)。制御情報交換部11に最初の接続可能なNICからの制御情報linkup.notificationが受信されない場合(ステップS1004:NO)、何もしない。
次に、Search実行時間タイマ(TM1)および優先順位決定保留タイマ(TM2)のいずれかのタイムアウトを確認する(ステップS1008)。
TM1およびTM2のいずれかがタイムアウトになった場合(ステップS1008:YES)、属性情報抽出部13は、制御情報から属性情報を抽出し、linkup.notificationを通知したNICがあるか否か、すなわち、linkup.notificationを受信したか否かを確認する(ステップ1010)。
linkup.notificationを受信した場合(ステップS1010:YES)、インタフェースカード選択部14は、その中で最高優先順位にあるNICを選択NICとしてプロセッサに通知する(ステップS1012)。linkup.notificationを受信しない場合(ステップS1010:NO)、何もしない。
次に、インタフェースカード選択部14は、選択NIC以外の選択されなかったNICに対してはnotificationを破棄し、機能オフを要請する制御情報であるpoweroff.requestを送信する(ステップS1014)。このようにすることにより、非選択インタフェースの消費電力を低下させることができる。
NIC Search処理では、実装するNICの数をプロセッサが与え、NIC数分のnotificationを受信し、NIC選択を行ってもよい。このようにすることにより、インタフェースマネージャMIMはNICの数を知ることができるため、ステップS1008のタイムアウトを確認しなくても、全NICが応答したか否かを知ることができ、NICの選択にかかる時間を短くすることができる。
また、現在のActive NICの優先順位をプロセッサが与え、この優先順位に基づいて、Searchや選択対象とするNICの数を限定するようにしてもよい。このようにすることにより、インタフェースマネージャMIMが受信したlinkup.notificationが、現Active NICより上位であるか否かが分かるため、優先順位が上位であるNICの応答により選択処理を終了することができ、NICの選択にかかる時間を短くすることができる。また、インタフェースマネージャMIMが受信したlinkup.notificationの優先順位が何位であるか分かるため、最優先であるNICの応答により選択処理を終了することができ、NICの選択にかかる時間を短くすることができる。
次に、ネットワークインタフェースカードが複数搭載された移動ノードMNにおけるインタフェースマネージャMIMの動作について、図12を参照して説明する。
ここでは、移動ノード#1がハンドオフを行う場合について説明する。
上述したように、本実施例にかかるインタフェースマネージャMIMは、上位層に対してはUpper.VIFが、搭載する複数のNICに対してはLower.VIFが制御情報の交換を行う。
初めに、Active NICであるNIC#1がリンク層の品質劣化などにより(ステップS1102)、リンク層の接続性維持が困難である旨を通知する制御情報predown.notificationを通知する(ステップS1104)。
インタフェースマネージャMIMは、通知されたpredown.notificationをUpper Layerに通知する(ステップS1106)。
インタフェースマネージャMIMは、図11を参照して説明した動作フローに基づき、NIC Search処理を開始する(ステップS1108)。このNIC Searchでは、ターゲットをNIC#2〜NIC#N(Nは、正の整数)とし、notificationを収集する。また、NIC Search中には、Preferenceのチェックを行う。すなわち、Active NIC以外の全NICに対して、NIC機能をオンするための制御情報linkup.requestを送信する(ステップS1110)。
linkup.requestを受信したそれぞれのNICでは、各々のリンク層が接続性を判断し、接続可能であればlinkup.notificationを、接続不能であればlinkdown.notificationを通知する(ステップS1112)。
インタフェースマネージャMIMの属性情報抽出部13は、NIC Search処理内で得られる制御情報からlinkup.notificationを抽出し、記憶部12に蓄積する。インタフェースカード選択部14は、このうち最も高い優先度を持つNICをActive NICに設定して、これまでのActiveNICをReceive NIC変更する。
また、インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、上位層には新しいActive NICのlinkup.notificationを通知し(ステップS1114)、他のNICのnotificationは全て破棄した上で、Active NICおよびReceive NIC以外のNICに対しては再び機能オフを要請する制御情報poweroff requestを送信する(ステップS1116)。Receive NICについては機能オフを猶予するタイマを設定し、満了と同時にpoweroff requestを送信する(ステップS1118)。
上位層はlinkup.notificationが通知されたNICに対して接続性の確認や経路更新を伴う制御、例えばハンドオフ処理を実行する(ステップS1120)。
NIC Search処理を実行する周期、例えばPreferenceのセット毎に定義されたPreferenceタイマが満了すると(ステップS1122)、インタフェースマネージャMIMは、各NICの接続性を確認する(ステップS1124)。Preferenceタイマ周期とは、例えばPreferenceタイマの起動および満了である。
最初に、Active NIC以外の全てのNICに対してNIC Search処理を開始する。このNIC Search処理では、ターゲットをActive NIC以外の全てのNICとし、notificationを収集する。また、NIC Search中には、Preferenceのチェックを行う。すなわち、機能オフされている各NICに対して機能オンを要請する制御情報linkup.requestを送信する(ステップS1126)。
各NICは機能オンと共にリンク層の接続性を確認し、結果に応じて接続可能ならばlinkup.notificationを、接続不能であればlinkdown.notificationをインタフェースマネージャMIMに通知する(ステップS1128)。
インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、NIC Search処理内で得られたlinkup.notificationのうち、最も高い優先度を持つNICを選択NICとし、現在のActive NICとの優先順位を比較する。
この場合、インタフェースマネージャMIMは、条件に合致すれば選択NICを複数としてもよい。即ち条件に合致するNICのlinkup.notificationを上位層に通知しても良い。
インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、選択NICがActive NICよりも高い優先順位にある場合には、選択NICを新たなActive NICとして設定し、それまでのActive NICをReceive NICに変更する。この場合、インタフェースマネージャMIMのインタフェースカード選択部14は、上位層には新しいActive NICのlinkup.notificationを通知し(ステップS1130)、他のNICのnotificationは全て破棄した上で、Active NICおよびReceive NIC以外のNICに対しては再び機能オフを要請する制御情報poweroff requestを送信する(ステップS1132)。また、インタフェースマネージャMIMは、Receive NICについては機能オフを猶予するタイマを設定し、満了と同時にpoweroff requestを送信する(ステップS1134)。
上位層はlinkup.notificationが通知されたNICに対して接続性の確認や経路更新を伴う制御、例えばハンドオフ処理を実行する(ステップS1136)。
選択NICがActive NICよりも低い優先順位にある場合には、インタフェースマネージャMIMは、Search対象とした全てのNICのnotificationを破棄し、再び機能オフとするための制御情報poweroff.requestを送信する。
次に、Search処理を開始するためのPreferenceタイマを起動する。
このようにすることにより、複数のインタフェースを搭載する移動ノードに条件に合致した属性をもつ適切なインタフェースを用いて通信を継続させることができる。また非選択インタフェースの機能をオフさせることによって、省電力性も向上させることができる。
また、本実施例によれば、インタフェースマネージャMIMがインタフェースとの間で制御情報を交換し、与えられた条件に合致する属性を持つインタフェースのみ機能させ上位層に対して制御情報の交換を可能とする。
インタフェースの属性が変化し定められた条件に合致しない場合、若しくは条件が変更になった場合には、インタフェースとの間で制御情報を交換しあらためて条件に合致するインタフェースを発見する。周期的にインタフェースとの制御情報を交換して現在の選択インタフェースと比較し、条件により合致したインタフェースを発見することができる。
上述した実施例においては、インタフェースマネージャMIMとネットワークインタフェースカードNICとの間で交換される制御情報により、NICの使用可能性などを判定し、自動的に適切なインタフェースに切り替える場合について説明したが、NICが移動ノードMNに搭載された後に、そのNICにより受信されるデータパケットを用いた場合においても、同様にNICの使用可能性などを判定し、自動的に適切なインタフェースに切り替えることができる。
次に、インタフェースマネージャMIMの省電力効果について説明する。
インタフェースマネージャMIMの省電力効果はネットワークインタフェースカードNICが機能している時間に応じ変化する。常に機能状態であるActive NIC以外のNICは周期的なNIC SearchによりSearch時間だけ機能状態となる。また、NIC切り替えの際は、Receive NICタイマの間、NICの機能時間が延長されるため、これらが省電力効果を左右する。
NIC Search周期とSearch時間による省電力特性について説明する。
N枚のNICを実装する移動ノードMNが、Search時間TおよびPrefereenceタイマTprefでインタフェースマネージャMIMを動作させる。NIC#kで消費される電力をPとし、優先順位順にk=1、2、...、Nとする。
最優先NIC#1がActive NICであれば、他のNICはpoweroffであり、NICで消費される電力の合計はNIC#1のみのPである。最優先NIC以外が、Active NICである場合には、周期TprefのうちT時間だけ各NICが機能する。したがって、最優先NIC#1がActive NICである確率をpとすれば、MIMが動作する際のNICの消費電力Pmimは、式(1)のように表すことができる。
Figure 2006050515
式(1)では、省電力比α(<1)をActive NICに考慮した。NICの機能時間が長ければ、リンク層が有する省電力制御によって消費電力が少なくなると考え、同一のNICでも周期的に機能ON/OFFする場合の消費電力と異なると仮定している。また、MIMを実装しないMNは全NICが常時機能しているとして、その消費電力Pnomimは、式(2)とした。
Figure 2006050515
各NICの消費電力はリンク層の種類やNICの種類、動作状態や個体差によっても変動するが、以下ではNIC切り替えが発生しない定常状態として、MIMによる消費電力を評価する。さらに、NIC単体の消費電力Pおよび省電力比αは全NICの平均値と仮定すれば、MIMの有無による省電力率η(Pmim/Pnomim)は次のようになる。
η=p(1/N)+(1−p)(1/N+((N−1)/αN)(T/Tpref))
MIMのNIC Search周期とSearch時間比(Tpref/T)に応じた省電力率を図13に示す。この結果では、最優先度NIC#1がActive NICにならず、高い省電力比(p=0、α=0.1)という条件においても、時間比Tpref/Tが省電力比αの逆数倍以上であれば省電力率が1を下回ることがわかる。
Search時間Tは、NIC Searchにおけるlinkup要求に応じたNIC応答待ち時間であり、MNが搭載するNICのリンク層が接続性を判定するまでの所要時間によって定まる。以上からNIC Seacch周期TprefはT/α以上であればMIMによる省電力効果が得られる。
なお、Tprefの上限値は、より高い優先度のNICへ復帰する時間が目安となる。最優先度以外のNICが使用可能となっても定期的なNIC SearchまでのNIC機能がオフされている。つまり、優先NICに復帰する時間の期待値はTprefとなる。
次に、Receive NICタイマと上位層の処理について説明する。
Active NICの変更が生じると、これまでのActive NICはReceive NICとなりパケット受信のみが可能となる。さらに、Receive NICタイマが満了するとMIMからpoweroff要求を受けて機能オフする。新たなNICが接続可能となった以上、省電力上はReceive NICタイマは短いほどよいことになる。しかし、Receive NICの目的は、NIC切り替えに伴って発生しうる上位層の制御が完了するまでの間、旧Active NICからのパケット受信を可能にするためであり、ReceiveNICタイマの長さは上位層の制御動作にかかる時間が目安となる。
MIMのNIC切り替え動作に伴い、IP層のモビリティ制御はサブネットが変わるとIP層のハンドオフ制御を行う。よって、上位層の例にIPモビリティ制御を定め、MIMのReceive NICタイマをどの程度にすればよいか評価する。IP層のハンドオフ時間は、現在のルータに対する接続性消失判定と新たなルータを発見するまでの時間と、経路更新を行うまでの時間和で考えられる。
接続性消失の判定時間は従来のRFC2461では、ルータ広告(RA)または近隣広告(NA)受信後30秒が目安であったが、モバイルIPv6ではRAが短い周期で報知されるとともに判定時間がAdvertise Intervalで指定される。さらに、改良階層型MobileIP(HMIP−B)やIPPでは、リンク層からlinkup情報が報知されるとRSを送信してルータ探索処理に移ることが提案されており判定時間が短縮化されている。以上からこの場合の応答時間および経路更新にかかる時間程度が目安となる。
上述した実施例においては、例として移動通信システムのページング制御およびハンドオフ制御について説明したが、他の場合、例えは通信中にインタフェースを切り替える場合の制御についても適用できる。
次に、上位層で行われる処理について説明する。
本実施例においては、上位層としてモバイルIPを実装し、CelluarのNICとWLANのNICとを備えた移動ノードが、Celluar基地局のエリアからWLAN基地局のエリアに移動する場合を例として、MIMからlink up.notificationが入力された後の処理を、図14〜図17を参照して説明する。モバイルIPに限らず、他の拡張方式についても適用できる。
図14に示すように、通信網200にCelluar基地局220とWLAN基地局230とが接続され、CelluarのNICとWLANのNICとを備えた移動ノード240が、Celluar基地局220のエリアからWLAN基地局230のエリアに移動する。この場合においても、Celluar基地局220によるエリアとWLAN基地局230のエリアとが一部オーバラップし、地点AはCelluar基地局220によるエリア、地点B、CおよびDはCelluar基地局220のエリアとWLAN基地局230のエリアとがオーバラップしたエリア、地点EはWLAN基地局230のエリアである。
本実施例にかかる移動ノード240は、常に接続可能である無線リンクをサーチし、地点Bにおいて、WLAN基地局230との接続確立を行う。地点BにおいてWLAN基地局230との接続確立が行われ、接続確認メッセージがMIMに入力されると、MIMは新たなNICが発見されたと判断し、MIMのインタフェースカード選択部14は上述した処理を行い、接続するか否かを判断する。インタフェースカード選択部14により接続すべきと判断された場合、制御部15は、上位層マネージャ100に、WLAN基地局230と接続するように命令する。上位層マネージャ100は、制御部15の命令に基づいて、WLAN基地局230に対して、IPアドレスを問い合わせる。例えばRouter solicitation messageを送信し、サブネットの有無、管理しているIPアドレス等を問い合わせる。
WLAN基地局230は、Router solicitation messageに応答して、IPに関する情報を移動ノード240に対して送信する。移動ノード240は、IPに関する情報を受信すると、この情報を上位層マネージャ100に入力する。上位層マネージャ100は、入力されたIPに関する情報に基づいて、位置情報変更部110にレジストレーションされている位置情報を書き換えるように指示する。すなわち、Default gatewayの変更を行うように指示する。位置情報変更部110は、上位層マネージャ100からの指示に応じて、レジストレーションされている位置情報を書き換える。すなわち、Default gatewayの変更を行う。このようにすることにより、これまで、Celluar NICおよびCelluar基地局220経由で送信されていたパケットは、WLAN NICおよびWLAN基地局230経由で送信される。
また、上位層マネージャ100は、WLAN NICの気付きアドレスを生成し、該気付きアドレスを登録するためのBinding update messageを作成し、これをホーム・エージェントに送信する。このようにすることにより、Celluar基地局およびCelluar NIC経由で受信されていたネットワークからのパケットは、WLAN基地局およびWLAN NIC経由で受信される。
このように、地点BにおいてWLANのリンク接続が確認できた段階で、送信パケットをWLAN NIC経由で送信することを開始し、ホーム・エージェントへの気付アドレス登録も、WLAN NICに付与されたアドレスで実施し登録以降のパケットをWLAN NIC経由で受信するようにすることにより、移動ノードは、地点Dを過ぎ、Celluar基地局220のエリア外に出た場合においても、そのときにはWLAN基地局230経由で通信を行っているため、Celluarリンク切断による通信の途絶えが生じない。
次に、上位層の論理的な構成について、図15を参照して説明する。
上位層は、移動ノードMN#1のプロトコルスタックにおいてMIMのすぐ上に位置する。また、上位層のプロトコルやアプリケーションからはインタフェースマネージャMIMの存在が隠蔽される。また、MIMによりドライバが置き換えられる。
上位層は、OS(Operating System)と、OS上で動作するwebブラウザなどから構成されるアプリケーションを備える。OSは、MIMのUpper.VIFと接続されるMobile IPv6 モジュールおよびIPv6と、Mobile IPv6 モジュールと接続されるRouting tableとNeighbor cacheとを備える。
Mobile IPv6 モジュールは、あるNICが新たな接続を確立した際、該NIC経由で、Router solicitation messageパケットを送信し、送信したRouter solicitation messageパケットに対するRouter advertisement mesageを受信する。また、Router advertisement mesageに基づいて、Default gatewayを設定する。また、最も近くに位置し通信可能であることが確認できたNICに付与されているIPアドレスを気付きアドレスとして、ホームエージェントに登録する。
Routing tableとNeighbor cacheは、Default gatewayのIPアドレスなどを記録する。
次に、上位層の動作について、図15を参照して説明する。
地点Aでは、移動ノードはCellular基地局220のエリアに在圏し、Celluar NICを用いて、パケットの送受信を行う。地点Bにおいて、移動ノードは以下の処理を実行する。
WLAN NICは、WLAN基地局と接続を確立する(1)。この際、WLAN NICドライバから、MIMに接続確認メッセージが入力される(2)。MIMは、接続確認メッセージが入力されると、WLANを使用することが有利であるか否かを判断する。例えば、上述したように優先順位に基づいて判断する。例えば、ユーザが高速移動している場合には、Celluarを使い続けた方が有利であると判断する。MIMが、WLANを使用した方が有利であると判断した場合には、Mobile IPv6 モジュールに接続確認メッセージを入力する(2´)。
一方、MIMが、Celuarを使用し続けた方が有利であると判断した場合には、何もしない。この場合、モバイルIPは、WLANを使用できる状態であることは認識せずに、Celluarによる通信を続ける。このようにすることにより、上位層、例えばモバイルIPをMIMにより制御することができる。
接続確認メッセージを受信したMobile IPv6 モジュールは、Router solicitation messageを発行し、WLAN NIC経由で送信する(3)。WLAN基地局はRouter solicitation messageに応答して、Router advertisement messageを移動ノードに対して送信する(4)。
Router advertisement messageをWLAN NIC経由で受信したMobile IPv6 モジュールはWLAN基地局230をデフォルト ゲートウエイに設定する(5)。この設定以降、移動ノード240が送信するパケットは全て、WLAN基地局230に向けて送信される。
また、Mobile IPv6 モジュールは、WLAN NICの気付きアドレスを生成し、この気付きアドレスを登録するためのBinding update messageを作成し、このBinding updae messageをホーム・エージェントに送信する(6)。登録完了後の移動ノード240は、自ノード宛パケットをWLAN基地局230およびWLAN NIC経由で受信する。このようにすることにより、異なるシステム、例えばCelluarとWLAN間を移動する移動ノードは、その通信を途絶えさせることなくシステム間を移動することができる。すなわち、通信の瞬断を生じさせることなく、システムを切替えることができる。
次に、本実施例にかかる移動ノードの動作について、図16および図17を参照して説明する。
移動ノードは、新たにNICが発見されたか否かについて判断する(ステップS1602)。
新たに、NICが発見された場合(ステップS1602:YES)、MIMは、新たに発見されたNICが現在のActive NICよりも優先順位が高いか否かについて判断する(ステップS1604)。
新たに発見されたNICが現在のActive NICよりも優先順位が高い
場合(ステップS1604:YES)、MIMはActive NICをReceive NICとし、新たに発見されたNICをActive NICとする(ステップS1606)。
新たに、NICが発見されない場合(ステップS1602:NO)および発見されたNICが現在のActive NICよりも優先順位が高くない場合(ステップS1604:NO)、ステップS1602に戻る。
次に、MIMに備えられたActive NICに対応するU.VIFは、接続確認メッセージとして、linkup.notificationを上位層のMobile IPv6モジュールに入力する(ステップS1608)。
次に、Mobile IPv6モジュールは、Router solicitation messageを発行し、WLAN NIC経由でWLAN基地局に送信する(ステップS1702)。
WLAN基地局は、Router solicitation messageに応答して、Router advertisement messageを移動ノードへ送信する(ステップS1704)。
移動ノードは、Router advertisement messageを受信すると、Mobile IPv6モジュールにおいて、WLAN基地局をDefault gatewayに設定する(ステップS1706)。このようにすることにより、この設定以降、移動ノードが送信するパケットは全てWLAN基地局に向けて送信される。
次に、Mobile IPv6モジュールは、WLANの気付きアドレスを生成し、この気付きアドレスを登録するためのBinding update messageを作成し、ホーム・エージェントに送信する(ステップS1708)。このようにすることにより、気付きアドレスが登録された後、移動ノードは、自ノード宛のパケットをWLAN基地局およびWLAN NIC経由で受信できる。
本実施例によれば、IPv6モビリティ制御において、最も直近に到達確認が取れたインタフェースが接続するルータをDefault Routerとすることにより、パケット送信に用いるインタフェースを意識するとともに、この時点において最も利用可能性の高いインタフェースを送信インタフェースとして使用することができる。また、IPベース移動通信網において、移動ノードがハンドオフを行う場合のロスが少ないように改善できる。
上述した実施例においては、MIMを備えた移動ノードについて説明したが、MIMを備えない場合においても、通信を途絶えさせることなくシステム間を移動させることができる。この場合、新たなNICが発見されると、ドライバは、上位層に、接続確認メッセージを入力し、その後は、図17を参照して説明した処理を行う。
また、移動ノードがCelluarとWLANと間を移動する場合について説明したが、他のシステム間を移動する場合についても適用できることは言うまでもない。
本発明にかかる移動ノードおよび移動ノードの制御方法並びに移動ノード制御プログラムは、複数のインタフェースを備える移動ノードに適用できる。
異なるシステム間を移動する移動ノードの動作を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムの全体構成図である。 本発明の一実施例にかかる移動ノードの機能ブロック図である。 本発明の一実施例にかかる経路制御エージェントの機能ブロック図である。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの機能ブロック図である。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの動作を示すシーケンス図である。 本発明の一実施例にかかるインタフェースマネージャの省電力効果を説明するための説明図である。 本発明の一実施例にかかる移動ノードの動作を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる移動ノードの論理的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例にかかる移動ノードの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる移動ノードの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、200 通信網
4、240 移動ノード
MA、PA 経路制御エージェント
AR1、AR2 アクセスルータ
AP1、BS1、BS2 通信リンクシステム
NIC#1、NIC#2、NIC#n ネットワークインタフェースカード
MN#1 移動ノード
MIM インタフェースマネージャ

Claims (13)

  1. 複数のインタフェースを備える移動ノードにおいて:
    各インタフェースに対する制御情報を生成する生成手段;
    前記各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知する通知手段;
    前記通知された制御情報に基づいて、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行う経路制御手段;
    を備えることを特徴とする移動ノード。
  2. 請求項1に記載の移動ノードにおいて:
    前記各インタフェースとの間で、前記制御情報を交換する交換手段;
    前記制御情報からインタフェースの属性情報を抽出する抽出手段;
    前記属性情報を記憶する記憶手段;
    所定の条件に適合する属性を有するインタフェースを選択する選択手段;
    を備えることを特徴とする移動ノード。
  3. 請求項1または2に記載の移動ノードにおいて:
    前記生成手段は、前記移動ノードのプロトコルスタックにおける下位層および上位層の少なくとも一方から通知された通信状態に基づいて、制御情報を生成することを特徴とする移動ノード。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記選択手段は、インタフェースの利用優先度を示すPreferenceに基づいて、インタフェースを選択することを特徴とする移動ノード。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記選択手段は、選択したインタフェース以外のインタフェースに対して、機能停止を指示することを特徴とする移動ノード。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記選択手段は、選択されていたインタフェースとは異なる新たなインタフェースを選択する場合に、前記選択されていたインタフェースを受信可能状態として、前記新たなインタフェースを送受信可能状態に設定することを特徴とする移動ノード。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記生成手段は、指定時間毎に制御情報を生成することを特徴とする移動ノード。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記選択手段は、インタフェースの優先順位に基づいて、インタフェースを選択することを特徴とする移動ノード。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記選択手段は、インタフェースを介して受信されたデータパケットに基づいて、インタフェースを選択することを特徴とする移動ノード。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の移動ノードにおいて:
    前記制御手段は、使用中のインタフェースを接続状態として、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行うことを特徴とする移動ノード。
  11. 複数のインタフェースを備える移動ノードの制御方法において:
    前記各インタフェースに対する制御情報を生成するステップ;
    前記各インタフェースから通知される制御情報を受信するステップ;
    前記制御情報を上位層に通知するステップ;
    前記通知された制御情報に基づいて、接続性の確認および経路更新のうち少なくとも一方を行うステップ;
    を有することを特徴とする移動ノードの制御方法。
  12. 請求項11に記載の移動ノードの制御方法において:
    前記各インタフェースとの間で、前記制御情報を交換するステップ;
    前記制御情報からインタフェースの属性情報を抽出するステップ;
    前記属性情報を記憶するステップ;
    所定の条件に適合する属性を有するインタフェースを選択するステップ;
    選択されたインタフェースに切替えるステップ;
    を有することを特徴とする移動ノードの制御方法。
  13. 複数のインタフェースを備える移動ノードを、
    各インタフェースに対する制御情報を生成する生成手段
    前記各インタフェースとの間で、前記制御情報を交換する交換手段;
    前記制御情報からインタフェースの属性情報を抽出する抽出手段;
    前記属性情報を記憶させる記憶手段;
    所定の条件に適合する属性を有するインタフェースを選択する選択手段;
    前記各インタフェースから通知された制御情報を、上位層に通知する通知手段;
    として機能させる移動ノード制御プログラム。
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