JP2006046179A - 空燃比センサの故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明の目的は、エンジン始動時から空燃比センサが故障している場合においても、強制的に空燃比フィードバック制御を行うことによって空燃比センサの故障を早期に発見することができ、排気有害成分が増加した状態の時間を短くすることことにある。
【解決手段】この発明は、エンジンの排気通路に排気ガス中の酸素濃度を検出する空燃比センサを設け、この空燃比センサを用いて空燃比フィードバック制御を行う空燃比フィードバック制御手段を備えた空燃比センサの故障診断装置において、前記空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、前記空燃比センサの出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えなかったときには、前記空燃比センサが故障していると判定する判定手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は空燃比センサの故障診断装置に係り、特に、エンジン始動時から空燃比センサが故障している場合においても、強制的に空燃比フィードバック制御を行うことによって、空燃比センサの故障を早期に発見することができる空燃比センサの故障診断装置に関する。
車両に搭載されるエンジンには、排気通路に排気ガス中の酸素濃度を検出する空燃比センサとしてO2センサを設け、O2センサの出力電圧を用いて空燃比が目標値になるように空燃比フィードバック制御による燃料制御を行う空燃比フィードバック制御手段を備えたものがある。エンジンは、空燃比フィードバック制御によって、空燃比を適正化して燃焼性を改善し、触媒による排気浄化効率を向上し、排出される排気有害成分の低減を図っている。
空燃比フィードバック制御においては、O2センサが故障すると、空燃比フィードバック制御に狂いが生じ、空燃比が不適切となってエンジン不調を生じるため、O2センサの故障を判定する故障診断装置が提案されている。
従来の空燃比センサの故障診断装置には、空燃比センサであるO2センサの活性前に出力電圧を検出し、異常判定条件によってO2センサの異常判定を行い、エンジンの冷機始動時にO2センサの異常診断を行うものがある。
特開2001−173496号公報
また、従来の空燃比センサの故障診断装置には、エンジン始動後、所定時間以上経過するまでは、空燃比センサであるO2センサの出力値が第1の条件を満足しないとき、O2センサが断線状態あるいは未活性であると判別し、O2センサの出力値が第2の条件を満足しないときには、O2センサが断線状態あるいは未活性であると判別するものがある。
特開平5−65840号公報
ところで、近時は、車両に搭載されたエンジンの排気ガス規制が厳しくなり、今まで以上に高精度でしかも多様な故障パターンでO2センサの故障診断を行う必要性が増加しており、O2センサが故障した状態で走行され、排気有害成分が増加する状態が長く続くことを防止することが要求されている。
従来は、エンジンの始動時に空燃比を制御するための燃料制御をオープンループ制御とし、その後、O2センサの出力電圧がリッチリーン判定電圧を低側と高側とのいずれか一側から他側に超えることによってO2センサが活性している判断されると、燃料制御をクローズドループ制御(空燃比フィードバック制御)の状態にし、このクローズドループ制御の状態においてO2センサの故障を判定していた。
ところが、図6に示す如く、エンジンの始動時からO2センサが故障していて、O2センサの出力電圧がリッチリーン判定電圧を超えずにO2センサが活性されないと判断され、空燃比を制御するための燃料制御がオープンループ制御の状態を続けた場合には、オープンループ制御の状態であるためO2センサの故障を判定することができなかった。このような場合には、燃料制御がクローズドループ制御の状態にならないため、O2センサの故障判定が遅くなってしまい、排気有害成分が増加した状態で走行してしまう時間が長くなるという問題があった。
この発明は、エンジンの排気通路に排気ガス中の酸素濃度を検出する空燃比センサを設け、この空燃比センサを用いて空燃比フィードバック制御を行う空燃比フィードバック制御手段を備えた空燃比センサの故障診断装置において、前記空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、前記空燃比センサの出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えなかったときには、前記空燃比センサが故障していると判定する判定手段を設けたことを特徴とする。
この発明は、判定手段によって、空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、空燃比センサの出力電圧が一度もリッチ・リーン判定電圧を超えなかったときには、空燃比センサが故障していると判定することにより、エンジンの始動時から空燃比センサが故障している場合においても、強制的に空燃比フィードバック制御を行うことによって、空燃比センサの故障を早期に発見することができ、排気有害成分が増加した状態の時間を短くすることができる。
この発明の空燃比センサの故障診断装置は、空燃比センサの故障を早期に発見するために、空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、空燃比センサの出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えなかったときには、空燃比センサが故障していると判定するものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図5において、2は図示しない車両に搭載されたエンジン、4は吸気通路、6は排気通路である。エンジン2は、V型エンジンであり、一側の第1シリンダバンク8−1と他側の第2シリンダバンク8−2とをV字形状に配置して構成されている。
前記吸気通路4は、上流端にエアクリーナ10を設け、途中にスロットルバルブ12を設け、下流側を2本の第1、第2分岐吸気通路4−1、4−2に分岐し、第1分岐吸気通路4−1の下流端を第1シリンダバンク8−1側の燃焼室(図示せず)に連通するとともに、第2分岐吸気通路4−2の下流端を第2シリンダバンク8−2側の燃焼室(図示せず)に連通している。
前記吸気通路4には、スロットルバルブ12をバイパスして上流側と下流側とを連通するバイパス空気通路14を設けている。バイパス空気通路14の途中には、バイパス空気通路14を流れるアイドル空気流量を調整可能なアイドル制御弁16を設けている。アイドル制御弁16は、後述する空燃比フィードバック制御手段68に接続している。
前記排気通路6は、上流側を2本の第1・第2分岐排気通路6−1・6−2に分岐し、第1分岐排気通路6−1の上流端を第1シリンダバンク8−1側の燃焼室に連通するとともに、第2分岐排気通路6−2の上流端を第2シリンダバンク8−2側の燃焼室に連通し、第1・第2分岐排気通路6−1・6−2の下流端を合流している。
前記第1分岐排気通路6−1には、第1三元触媒18−1を設け、第1三元触媒18−1よりも上流側部位に空燃比センサである第1フロントO2センサ20−1を設けるとともに、第1三元触媒18−1よりも下流側部位に第1リヤO2センサ22−1を設けている。
前記第2分岐排気通路6−2には、第2三元触媒18−2を設け、第2三元触媒18−2よりも上流側部位に空燃比センサである第2フロントO2センサ20−2を設けるとともに、第2三元触媒18−2よりも下流側部位に第2リヤO2センサ22−2を設けている。
第1・第2フロントO2センサ20−1・20−2は、第1・第2分岐排気通路6−1・6−2内の排気中の酸素濃度を検出し、出力電圧として反転するリッチ信号とリーン信号とを出力する。第1・第2リヤO2センサ22−1・22−2は、第1・第2三元触媒18−1・18−2下流側の第1・第2分岐排気通路6−1・6−2内の排気中の酸素濃度を検出し、出力電圧として反転するリッチ信号とリーン信号とを出力する。第1・第2分岐排気通路6−1・6−2の合流部位よりも下流側の排気通路6には、三元触媒24を設けている。
前記エンジン2は、第1・第2シリンダバンク8−1・8−2の各燃焼室に指向させて、各側の第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2を設けている。第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2は、燃料供給通路28により燃料タンク30に連絡されている。燃料タンク30内の燃料は、燃料ポンプ32により燃料供給通路28に圧送され、燃料フィルタ34により塵挨を除去されて第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2に供給される。
前記燃料供給通路28途中には、燃料の圧力を調整する燃料圧力調整部36を設けている。燃料圧力調整部36は、吸気通路4に連通する導圧通路38から導入される吸気管圧力により燃料圧力を所定値に調整し、余剰の燃料を燃料戻り通路40により燃料タンク30に戻す。
前記燃料タンク30は、エバポ通路42によりキャニスタ44に連通している。エバポ通路42の途中には、タンク圧制御バルブ46を設けている。タンク圧制御バルブ46は、吸気通路4に連通する圧力通路48から導入される吸気管圧力をタンク圧制御用ソレノイドバルブ50により調整し、開閉制御される。前記キャニスタ44は、パージ通路52によりスロットルバルブ12下流側の吸気通路4に連通している。パージ通路52の途中には、パージ制御バルブ54を設けている。また、キャニスタ44には、導入する大気を調整する大気バルブ56を設けている。
前記エンジン2には、排気系システムを構成する第2フロントO2センサ20−2よりも上流側の第2分岐排気通路6−2と吸気系システムを構成する第1・第2分岐吸気通路4−1・4−2の合流部位とを連通するEGR通路58を設けている。EGR通路58の途中には、EGR制御バルブ60を設けている。EGR制御バルブ60は、排気系システムから吸気系システムに還流される排気のEGR量を調整する。
また、このエンジン2には、第1・第2シリンダバンク8−1・8−2の各燃焼室に設けた点火プラグ(図示せず)に飛火させる各側の第1・第2イグニションコイル62−1・62−2を設け、第2シリンダバンク8−2にPCVバルブ64を設けている。
前記アイドル制御弁16と、第1・第2フロントO2センサ20−1・20−2と、第1・第2リヤO2センサ22−1・22−2と、第1・第2燃料噴射弁26−1・26−2と、燃料ポンプ32と、パージ制御バルブ54と、EGR制御バルブ60と、第1・第2イグニションコイル62−1・62−2とは、第1・第2フロントO2センサ20−1・20−2(以下「O2センサ20」と記す。)の故障診断装置66を構成する空燃比フィードバック制御手段68に接続している。
空燃比フィードバック制御手段68には、吸気温度を検出する吸気温センサ70と、吸入空気量を検出する吸入空気量センサ72と、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ74と、カム角を検出するカム角センサ76と、吸気管圧力を検出する吸気圧センサ78と、エンジン2の冷却水温度を検出する水温センサ80と、エンジン2のクランク角を検出してエンジン回転数センサとしても機能するクランク角センサ82と、燃料タンク30の燃料レベルを検出する燃料レベルセンサ84と、燃料タンク30内の圧力を検出する圧力センサ86とを接続している。
また、空燃比フィードバック制御手段68には、表示ランプ88と、電気負荷90と、パワーステアリング圧力スイッチ92と、ヒータブロアファンスイッチ94と、車速センサ96と、コンビネーションメータ98と、クルーズコントロールモジュールl00と、メインリレー102と、イグニションスイッチ104と、バッテリ106とを接続している。
空燃比フィードバック制御手段68は、エンジン2の排気通路6に設けた排気ガス中の酸素濃度を検出するO2センサ20・22の出力電圧を用いて空燃比が目標値になるように空燃比フィードバック制御による燃料制御を行い、空燃比を適正化して燃焼性を改善し、触媒18・24による排気浄化効率を向上し、排出される排気有害成分の低減を図っている。
前記O2センサ20の故障診断装置66は、空燃比フィードバック制御手段68に判定手段108を設けている。判定手段108は、図2に示す如く、エンジン2の始動後に、冷却水温度が設定水温(例えば、摂氏20度)に達してからの燃料制御のオープンループ制御が設定時間(例えば、60秒)を経過した場合に、O2センサ20が活性しているとみなして強制的にクローズドループ制御(空燃比フィードバック制御)を開始する。そして、判定手段108は、空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えなかったときには、O2センサ20が故障していると判定するものである。
次に、この実施例の作用を説明する。
O2センサ20の故障診断装置66は、図3に示す如く、エンジン2を始動して燃料制御をオープンループ制御しているとき、強制的にクローズドループ制御にするプログラムがスタートすると(202)、エンジン2の冷却水温度Wtが設定水温Wts(例えば、摂氏20度)以上であるかを判断する(204)。
この判断(204)がYESの場合は、燃料カットの実行中でないかを判断する(206)。
この判断(206)がYESの場合は、燃料の高負荷増量の実行中でないかを判断する(208)。
この判断(208)がYESの場合は、O2センサ20が活性しているかを判断する(210)。
O2センサ20が活性しているかの判断は、図4に示す如く、O2センサ20の活性判定のプログラムがスタートすると(210−2)、O2センサ20の出力電圧Vがリッチリーン判定電圧Vtを高側から低側にあるいは低側から高側に超えたかを判断する(210−4)。
この判断(210−4)がYESの場合は、O2センサ20が活性していると判定し(210−6)、判断(210)に戻る。
前記判断(210−4)がNOの場合は、エンジン2の冷却水温度Wtが設定水温Wts(例えば、摂氏20度)以上であるかを判断する(210−8)。
この判断(210−8)がYESの場合は、オープンループ制御の実施時間Topが設定時間Tops(例えば、60秒)以上となったかを判断する(210−10)。
この判断(210−10)がYESの場合は、O2センサ20が活性していると判定し(210−6)、判断(210)に戻る。
一方、前記判断(210−8)及び(210−10)がNOの場合は、判断(210−4)に戻る。
O2センサ20の活性判定の結果によって、前記判断(210)がYESの場合は、燃料制御のオープンループ制御を終了して強制的にクローズドループ制御を実施する(212)。
一方、前記判断(204)〜(210)がNOの場合は、判断(204)に戻る。
つまり、O2センサ20の故障診断装置66は、エンジン2始動後のオープンループ制御中に、
(1)、燃料カット中でない、または高負荷増量中でない
(2)、冷却水温度が設定水温以上
(3)、O2センサ20が活性中
(3−1)、O2センサ20の出力電圧がリッチリーン判定電圧を超えた
または、
(3−2)、冷却水温度が設定水温以上でオープンループ制御が設定時間以上
をクローズドループ制御の実施条件として判定し、これらの条件が成立すると、強制的にクローズドループ制御(空燃比フィードバック制御)を開始する(図2参照)。
O2センサ20の故障診断装置66は、図1に示す如く、エンジン2の始動後に強制的にクローズドループ制御しているときに、故障診断のプログラムがスタートすると(302)、エンジン2の冷却水温度Wtが第1設定水温Wts1(例えば、摂氏10度)以上、第2設定水温Wts2(例えば、摂氏110度)以下であるかを判断する(304)。
この判断(304)がYESの場合は、O2センサ20に設けられたセンサヒータ(図示せず)のヒータ積算時間Htが設定時間Hts(例えば、24秒)以上となったかを判断する(306)。
この判断(306)がYESの場合は、燃料カットを実行中でないかを判断する(308)。
この判断(308)がYESの場合は、燃料制御のクローズドループ制御の実施時間Tclが設定時間Tcls(例えば、30秒)以上となったかを判断する(310)。
この判断(310)がYESの場合は、O2センサ20の出力電圧Vが一度もリッチリーン判定電圧Vs(例えば、0.45V)以上にならないかを判断する(312)。
この判断(312)がYESの場合は、O2センサ20の故障と判定する(314)。
一方、前記判断(304)〜(312)がNOの場合は、判断(304)に戻る。
つまり、O2センサ20の故障診断装置66は、エンジン2始動後の強制的なクローズドループ制御中に、
(1)、強制的なクローズドループ制御(空燃比フィードバック制御)が設定時間を経過
(2)、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えない
をO2センサ20の故障判定条件として判定し、これらの条件が成立すると、O2センサ20が故障していると判定するものである。
このように、O2センサ20の故障診断装置66は、エンジン2の始動後に冷却水温度が設定水温に達してからの燃料制御のオープンループ制御が設定時間を経過した場合に、O2センサ20が活性しているとみなして強制的にクローズドループ制御(空燃比フィードバック制御)を開始する。そして、O2センサ20の故障診断装置66は、空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチ・リーン判定電圧を超えなかったときには、O2センサ20が故障していると判定する。
これにより、このO2センサ20の故障診断装置66は、エンジン2の始動時からO2センサ20が故障している場合においても、強制的に空燃比フィードバック制御を行うことによって、O2センサ20の故障を早期に発見することができ、排気有害成分が増加した状態の時間を短くすることができる。
なお、上述実施例においては、空燃比フィードバック制御を開始後の設定時間を経過した時点で、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチ・リーン判定電圧を低側から高側に超えなかった(出力電圧がリッチ・リーン判定電圧未満の状態に固着した)場合を例示したが、空燃比フィードバック制御を開始後の設定時間を経過した時点で、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチ・リーン判定電圧を高側から低側に超えなかった(出力電圧がリッチ・リーン判定電圧を超えた状態に固着した)場合においても、同様にO2センサ20が故障していると判定するものである。
また、上述実施例においては、エンジン2の始動後にオープンループ制御から強制的にクローズドループ制御を開始し、この空燃比フィードバック制御中にO2センサ20の出力電圧で故障を判定したが、エンジン2の運転中においても、オープンループ制御からクローズドループ制御になったことを条件として、この空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、O2センサ20の出力電圧が一度もリッチ・リーン判定電圧を超えなかったときには、O2センサ20が故障していると判定することにより、エンジン2の始動時だけでなく、エンジン2運転中のO2センサ20の故障診断にも適用することができる。なお、この実施例では、空燃比センサをO2センサとして説明したが、排気系に設けられる種々の空燃比センサ(例えば、排気ガスの空燃比を直接検出する空燃比センサ等)においても、同様な制御が可能である。
この発明の空燃比センサの故障診断装置は、空燃比センサの故障を早期に発見することができるため、空燃比センサが故障した状態で車両が走行される時間を短くすることができる。
実施例を示す故障診断装置の故障診断のフローチャートである。 故障診断のタイミングチャートである。 クローズドループ制御実施のフローチャートである。 活性判定のフローチャートである。 故障診断装置のシステム構成図である。 従来の故障診断のタイミングチャートである。
符号の説明
2 エンジン
4 吸気通路
6 排気通路
20−1 第1フロントO2センサ
20−2 第2フロントO2センサ
66 故障診断装置
68 空燃比フィードバック制御手段
80 水温センサ
108 判定手段

Claims (1)

  1. エンジンの排気通路に排気ガス中の酸素濃度を検出する空燃比センサを設け、この空燃比センサを用いて空燃比フィードバック制御を行う空燃比フィードバック制御手段を備えた空燃比センサの故障診断装置において、前記空燃比フィードバック制御を開始後、設定時間を経過した場合において、前記空燃比センサの出力電圧が一度もリッチリーン判定電圧を超えなかったときには、前記空燃比センサが故障していると判定する判定手段を設けたことを特徴とする空燃比センサの故障診断装置。
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