JP2006030340A - 防振機能付き変倍光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】正、負、正、正の4群構成の防振機能付き変倍光学系において、レンズ系およびその駆動系が小型とされ、小パワーで迅速な防振制御を行い得るとともに、特に、合焦時の像面湾曲の変動が小さく、その他の諸収差も良好なものとすることができ、撮像素子における受光効率を良好なものとし得るように、防振機能を付加する。
【解決手段】物体側から順に、変倍および合焦に際して固定の正の第1レンズ群G、変倍機能を備えた負の第2レンズ群G、正の第3レンズ群G、変倍による像面変動の補正機能および合焦機能を備えた正の第4レンズ群Gを配設する。第3レンズ群Gは、物体側から順に、負の第3aレンズ群(第7レンズL)および正の第3bレンズ群(第8レンズL)を配設してなり、第3aレンズ群(第7レンズL)を光軸Xと略直交する方向に移動させて変倍光学系の振動に伴う撮影画像のブレを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、防振機能付き変倍光学系に関し、詳しくは、変倍光学系の一部のレンズ群を、例えば光軸と略直交する方向に移動させることにより、変倍光学系が振動(傾動)した際に生じる撮影画像のブレを光学的に補正して静止画像を得るようにした写真用カメラ、ビデオカメラ、電子スチルカメラ、あるいは3−CCD対応の電子カメラ等、特にCCDサイズの小さい小型デジタルカメラ等に好適に用いられる防振機能付き変倍光学系に関するものである。
移動する自動車等の移動物体上からの撮影や、シャッタースピードが遅い条件下における手持ち撮影では、撮影光学系に振動が伝わり手振れとなって撮影画像にブレが生じる。
従来、撮影光学系の振動に伴う撮影画像のブレを防止する機能を有した防振光学系が種々提案されている。
このような防振光学系として、撮影光学系の一部のレンズ群を光軸と略直交する方向に移動させることにより画像の安定化を図るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された技術は、物体側より順に、変倍および合焦の際に固定される正の第1レンズ群、変倍機能を備えた負の第2レンズ群、正の第3レンズ群、および変倍により変動する像面を補正する補正機能と合焦機能の双方の機能を備えた正の第4レンズ群からなり、第3レンズ群は、物体側から順に、正の第31レンズ群および負の第32レンズ群を有し、これら第31レンズ群または第32レンズ群を光軸と略直交する方向に移動させることにより変倍光学系が振動した際の撮影画像のブレを補正するようにしたものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、第3レンズ群のレンズ構成として、正のレンズを先行させているため、第3レンズ群の主点の位置が物体側に寄ることになり、第3レンズ群と第4レンズ群の間の空気間隔が小さくなる。この結果、第4レンズ群の合焦時の移動量が小さくなってしまい、また近距離の合焦を可能とするためには第4レンズ群の屈折力をさらに強くする必要があることから、合焦時の像面湾曲の変動が大きくなり解像性が低下してしまう。
さらに、上記特許文献1に記載のものでは、第3レンズ群の像側に負レンズの第32レンズ群を配置しているため、CCD等の撮像素子への光線射出角度が大きくなり、撮像素子における受光効率が低下する。
このような問題に対応した技術として、上記第3レンズ群の構成において、物体側から順に、負の屈折力を有する第31レンズ群および正の屈折力を有する第32レンズ群を配列し、第32レンズ群を光軸と略直交する方向に移動させることにより変倍光学系が振動した際の撮影画像のブレを補正するようにしたものが知られている(下記特許文献2参照)。
特開平10−232420号公報 特開平11−237550号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載のものでは、像側に配置した正レンズからなる第32レンズ群を防振用に駆動しており、その物体側には負レンズからなる第31レンズ群が配されている。すなわち、第31レンズ群の光束発散性により、第32レンズ群の位置においては光束が拡がっているため、第32レンズ群はどうしても大径化してしまい、重量も大きくなるので小パワーで迅速な防振制御を行い難いという問題があった。今日、デジタルカメラにおいては、小型軽量化と共に省力化が強く求められており、より小パワーで迅速な防振制御を行い得るレンズ系の開発が望まれる。
さらに、小型デジタルカメラ等においては、レンズの焦点距離等が短く設定されていることから、フォーカスレンズの移動量等が小さく、マクロ撮影(近距離撮影)を行う上で機構上有利であり、また、実際にマクロ撮影を行うことへの要求も強い。
その一方で、マクロ撮影時においては、ストロボ等の補助光源を使用すると、被写体反射光の色再現が大幅に低下することから、このような補助光源を使用しないことが肝要であるが、そうすると、シャッタースピードは遅くしなければならず、画像のブレが目立ち易いマクロ撮影においては、特に手振れによる撮影画像のブレを抑制することが必要となる。このような観点からも、撮影画像のブレを、小パワーで、より迅速に防止し得る防振光学系が望まれている。
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、レンズ系およびその駆動系が小型とされ、特にマクロ撮影において、小パワーで迅速な防振制御を行い得るとともに、合焦時の像面湾曲の変動が小さく、その他の諸収差も良好なものとすることができ、撮像素子における受光効率を良好なものとし得る、防振機能付き変倍光学系を提供することを目的とするものである。
本発明の防振機能付き変倍光学系は、物体側から順に、変倍および合焦に際して固定される正の屈折力を有する第1レンズ群、変倍機能を備えた負の屈折力を有する第2レンズ群、絞り、正の屈折力を有する第3レンズ群、および変倍による像面変動の補正機能と合焦機能とを備えた正の屈折力を有する第4レンズ群を配設してなる変倍光学系であって、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3aレンズ群、および正の屈折力を有する第3bレンズ群を備え、
前記第3aレンズ群を、光軸と交差する方向に移動させて前記変倍光学系の振動に伴う撮影画像のブレを補正することを特徴とするものである。ここで、「交差」する角度としては略90度とすることが好ましい。
また、前記第3aレンズ群は、1枚のレンズにより構成されていることが好ましい。
また、前記第3aレンズ群は、少なくとも1面の非球面形状のレンズ面を有することが好ましい。
また、前記第3bレンズ群は、正レンズと負レンズを接合してなる接合レンズにより構成するとよい。
さらに、前記第3bレンズ群は、1枚の非球面レンズにより構成してもよい。
本発明の防振機能付き変倍光学系によれば、第3レンズ群の物体側に配置した第3aレンズ群を防振用に駆動している。そして、この第3aレンズ群を負の屈折力を有するレンズにより構成するとともに、この第3aレンズ群の像側に正の屈折力を有する第3bレンズ群を配置することにより、この第3aレンズ群における光束の拡がりを小さくし得るようにしているので、この第3aレンズ群を小径化することができ、重量も小さくすることができるので、小パワーで迅速な防振制御を行うことが可能となる。
このように、本発明の防振機能付き変倍光学系によれば、小パワーで迅速な防振制御を行うことにより、撮影画像のブレを確実に防止しているので、シャッタースピードを遅くする必要があり、画像ブレが目立ち易いマクロ撮影にも良好に対応することができる。
また、第3レンズ群の構成として、物体側から順に、負の屈折力の第3aレンズ群および正の屈折力の第3bレンズ群を配列しているため、第3レンズ群の主点の位置が像側に位置することとなり、第3レンズ群と第4レンズ群間の空気間隔を広くとることができ、第4レンズ群の合焦時の移動量を大きくとることができる。これにより、近距離撮影時の合焦が容易となる。また、第4レンズ群の屈折力をある程度の強さに抑えることができ、合焦時の像面湾曲の変動も小さくすることができ、解像性も安定させることができる。
さらに、第3レンズ群において、正の屈折力を有する第3bレンズ群を像側に配置しているため、CCDへの射出角度を小さくすることができ、受光効率を向上させることができる。
また、前記3aレンズ群を1枚のレンズにより構成することで、より軽量化が図りやすくなり、より小パワーで迅速な防振制御を行うことが可能となる。
また、前記3bレンズ群を正レンズと負レンズの1組の接合レンズにより構成することで、軸上色収差の低減を図ることができ、画質の向上を達成することができる。
また、前記第3aレンズ群中に少なくとも1面の非球面を設けたり、前記3bレンズ群中に少なくとも1枚の非球面レンズを設けることで、球面収差の補正を良好なものとしつつ、防振時の画質の安定化を達成することができる。
以下、本発明の実施形態に係る防振機能付き変倍光学系について、代表例として実施例1を示す図1を用いて説明する。
なお、図1の下段には、広角端から望遠端に至る各レンズ群の移動軌跡を示してある(図2、図3において同じ)。なお、第4レンズ群の移動軌跡のうち、実線は無限遠物体距離における移動軌跡を示し、破線は有限物体距離における移動軌跡を示す。
本発明の実施形態に係る防振機能付き変倍光学系は、図1に示すように、物体側から順に、変倍および合焦に際して固定される、3枚のレンズL、L、Lからなる正の屈折力を有する第1レンズ群G、変倍機能を備えた、3枚のレンズL、L、Lからなる負の屈折力を有する第2レンズ群G、2枚のレンズL、Lからなる(実施例2、3では、3枚のレンズL、L、Lからなる)正の屈折力を有する第3レンズ群G、および変倍による像面変動の補正機能と合焦機能とを備えた、3枚のレンズL、L10、L11からなる(実施例2、3では、3枚のレンズL10、L11、L12からなる)正の屈折力を有する第4レンズ群Gを配設してなる。
また、第3レンズ群Gの物体側には絞り3が配設されており、第4レンズ群Gと結像面(CCD撮像面)1との間には、ローパスフィルタや赤外線カットフィルタを含むフィルタ部2が配されている。
この防振機能付き変倍光学系では、第2レンズ群Gを光軸Xに沿って移動させることにより、全系の焦点距離fを変化させるとともに、第4レンズ群Gを光軸Xに沿って移動させることにより、変倍による像面変動の補正と合焦を行い、光束を結像面1上に効率よく収束させるようにしている。
また、上記第3レンズ群Gは、物体側から順に、負の第3aレンズ群、および正の第3bレンズ群よりなり、第3aレンズ群が第7レンズLにより、第3bレンズ群が第8レンズLにより各々構成される(実施例2および実施例3では、第7レンズLにより第3aレンズ群が、第8レンズLおよび第9レンズLにより第3bレンズ群が構成される)。
そして本実施形態では、第3aレンズ群を構成する第7レンズLを光軸Xと略直交する方向に移動させることにより、変倍光学系の振動に伴う撮影画像のブレを補正するようになっている。
具体的には、例えば、予めカメラ等に内蔵させた記憶装置に、手振れを補正するための第3aレンズ群(第7レンズL)の軸ずらし量を記憶させておき、カメラ側に配設されている角速度センサを用いて手振れ量を検知し、変倍光学系に配設したアクチュエータを用いて手振れ量に対応する軸ずらし量だけ第3aレンズ群(第7レンズL)を光軸Xと略直交する方向に移動させる。
このように、第3レンズ群Gの構成として、物体側から順に、負の第3aレンズ群および正の第3bレンズ群を配列しているため、第3レンズ群Gの主点の位置が像側に位置することとなり、第3レンズ群Gと第4レンズ群G間の空気間隔を広くとることができ、第4レンズ群Gの合焦時の移動量を大きくとることができる。これにより、近距離撮影時の合焦が容易となる。また、第4レンズ群Gの屈折力をある程度の強さに抑えることができ、合焦時の像面湾曲の変動の良化、解像性の安定化を図ることができる。さらに、第3レンズ群Gにおいて、像側に正の屈折力を有する第3bレンズ群を配置したことで、CCDへの射出角度を小さくすることができ、受光効率を向上させることができる。
また、防振用に駆動する第3aレンズ群を負の屈折力を有するレンズにより構成するとともに、この第3aレンズ群の像側に正の屈折力を有する第3bレンズ群を配置することにより、この第3aレンズ群の位置における光束の拡がりが小さくなるため、この第3aレンズ群の小径化および軽量化を図ることができ、小パワーで迅速な防振制御を行うことが可能となる。
また、第3aレンズ群を1枚のレンズにより構成することで、軽量化が促進され、より小パワーで迅速な防振制御を行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る防振機能付き変倍光学系では、第3レンズ群Gを負レンズ群と正レンズ群との組合せとすることにより、色収差を減少させ、ペッツバール和を最適化して像面湾曲を減少させることができる、という効果を奏する。
また、第7レンズL、第8レンズLおよび第11レンズL11(実施例2および実施例3では、第7レンズLおよび第12レンズL12)の両面は、下記非球面式により表される非球面形状とされている。これにより、球面収差の補正を良好なものとしつつ、防振時の画質の安定化を図ることができる。
Figure 2006030340
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る防振機能付き変倍光学系の具体的構成について説明する。
実施例1に係る防振機能付き変倍光学系は、図1に示すようなレンズ構成とされている。
すなわち、第1レンズ群Gは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズL、両凸の第2レンズL、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカス形状の第3レンズLからなり、第1レンズLおよび第2レンズLは互いにレンズ面が接合された接合レンズとなっている。
第2レンズ群Gは、物体側から順に、両凹の第4レンズL、両凹の第5レンズL、および物体側に凸面を向けた正の屈折力を有するメニスカス形状の第6レンズLからなり、第5レンズLおよび第6レンズLは互いにレンズ面が接合された接合レンズとなっている。
第3レンズ群Gは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた、パワーの小さい第7レンズL、および両凸の第8レンズLよりなる。なお、第7レンズLにより第3aレンズ群を構成し、第8レンズLにより第3bレンズ群を構成する。
第4レンズ群Gは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第9レンズL、両凸の第10レンズL10、および像側に凸面を向けたパワーの小さいメニスカス形状の第11レンズL11からなり、第9レンズLおよび第10レンズL10は互いにレンズ面が接合された接合レンズとなっている。
実施例1に係る防振機能付き変倍光学系に関する各数値を下記表1に示す。
表1の第1段目に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。
なお、表中の数字は物体側からの順番を表すものである(表2、表3において同じ)。
また、表1の第2段目に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端(f=8.13mm)、および望遠端(f=45.08mm)の各位置におけるD、D10、D15、およびD20の可変範囲の値を示す。
また、表1の第3段目に、広角端(f=8.13mm)および望遠端(f=45.08mm)の各位置における焦点距離f(mm)、FNOおよび画角2ωの値を示す。
また、表2に、上記非球面式に示される非球面の各定数KA、A、A、A、A10の値を示す。すなわち、第7レンズL、第8レンズLおよび第11レンズL11の両面についての各非球面係数の値が示されている。
Figure 2006030340
Figure 2006030340
図4は上記実施例1に係る防振機能付き変倍光学系の広角端(f=8.13mm)および望遠端(f=45.08mm)の各位置における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。なお、各球面収差図には、615nm、587.6nm、460nmにおける収差が示されており、各非点収差図には、サジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている(図5、図6についても同じ)。
この図4から明らかなように、実施例1に係る防振機能付き変倍光学系によればズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされている。
<実施例2>
実施例2に係る防振機能付き変倍光学系は、図2に示すごとく、実施例1のものと略同様のレンズ構成を備えている。ただし、実施例1とは、主として第3bレンズ群が、両凸レンズL、および像側に凸面を向けた負のメニスカスレンズLからなる接合レンズとされている点で異なっている。このように、第3bレンズ群を正レンズと負レンズからなる接合レンズにより構成することで、軸上色収差の低減を図ることができ、画質の向上を図ることができる。
実施例2に係る防振機能付き変倍光学系に関する各数値を下記表3に示す。
表3の第1段目に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。
また、表3の第2段目に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端(f=8.16mm)、および望遠端(f=45.26mm)の各位置におけるD、D10、D16、およびD21の可変範囲の値を示す。
また、表3の第3段目に、広角端(f=8.16mm)および望遠端(f=45.26mm)の各位置における焦点距離f(mm)、FNOおよび画角2ωの値を示す。
また、表4に、上記非球面式に示される非球面の各定数KA、A、A、A、A10の値を示す。すなわち、第7レンズLおよび第12レンズL12の両面についての各非球面係数の値が示されている。
Figure 2006030340
Figure 2006030340
図5は上記実施例2に係る防振機能付き変倍光学系の広角端(f=8.16mm)および望遠端(f=45.26mm)の各位置における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図5から明らかなように、実施例2に係る防振機能付き変倍光学系によればズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
<実施例3>
実施例3に係る防振機能付き変倍光学系は、図3に示すごとく、実施例2のものと略同様のレンズ構成を備えている。ただし、実施例2とは、主として、第3bレンズ群の接合レンズにおいて、第8レンズLが物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ、第9レンズLが両凸レンズとされている点で異なっている。
実施例3に係る防振機能付き変倍光学系に関する各数値を下記表5に示す。
表5の第1段目に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。
また、表5の第2段目に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端(f=8.11mm)、および望遠端(f=44.97mm)の各位置におけるD、D10、D16、およびD21の可変範囲の値を示す。
また、表5の第3段目に、広角端(f=8.11mm)および望遠端(f=44.97mm)の各位置における焦点距離f(mm)、FNOおよび画角2ωの値を示す。
また、表6に、上記非球面式に示される非球面の各定数KA、A、A、A、A10の値を示す。すなわち、第7レンズLおよび第12レンズL12の両面についての各非球面係数の値が示されている。
Figure 2006030340
Figure 2006030340
図6は上記実施例3に係る防振機能付き変倍光学系の広角端(f=8.11mm)および望遠端(f=44.97mm)の各位置における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。
この図6から明らかなように、実施例3に係る防振機能付き変倍光学系によればズーム領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
本発明の実施形態(実施例1)に係る防振機能付き変倍光学系のレンズ構成図 本発明の実施形態(実施例2)に係る防振機能付き変倍光学系のレンズ構成図 本発明の実施形態(実施例3)に係る防振機能付き変倍光学系のレンズ構成図 本発明の実施例1に係る防振機能付き変倍光学系の広角端および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の実施例2に係る防振機能付き変倍光学系の広角端および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図 本発明の実施例3に係る防振機能付き変倍光学系の広角端および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図
符号の説明
〜G レンズ群
〜L12 レンズ
X 光軸
1 結像面
2 フィルタ部
3 絞り

Claims (5)

  1. 物体側から順に、変倍および合焦に際して固定される、正の屈折力を有する第1レンズ群、変倍機能を備えた負の屈折力を有する第2レンズ群、絞り、正の屈折力を有する第3レンズ群、および変倍による像面変動の補正機能と合焦機能とを備えた正の屈折力を有する第4レンズ群を配設してなる変倍光学系であって、
    前記第3レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第3aレンズ群、および正の屈折力を有する第3bレンズ群を備え、
    前記第3aレンズ群を、光軸と交差する方向に移動させて前記変倍光学系の振動に伴う撮影画像のブレを補正することを特徴とする防振機能付き変倍光学系。
  2. 前記第3aレンズ群が、1枚のレンズにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の防振機能付き変倍光学系。
  3. 前記第3aレンズ群は、少なくとも1面の非球面形状のレンズ面を有することを特徴とする請求項1または2記載の防振機能付き変倍光学系。
  4. 前記第3bレンズ群が、正レンズと負レンズを接合してなる接合レンズにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の防振機能付き変倍光学系。
  5. 前記第3bレンズ群が1枚の非球面レンズにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の防振機能付き変倍光学系。
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