JP2006023468A - 画像形成装置 - Google Patents

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喜充 池田
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嘉彦 佐野
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Abstract

【課題】本発明の課題は、ベルトの傷や窪みがあったり補正パターンの一部にある程度のトナー抜けがあっても色ずれ補正を簡単に行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】複数の画像形成ユニットを順次、通過するように走行する無端ベルト又は記録媒体に、複数の感光体に現像された可視像を順次転写する画像形成装置において、複数の画像形成ユニットにより重畳転写される可視像間の色ずれを検出するための補正パターンを無端ベルト又は記録媒体上に複数組形成する手段と、無端ベルト又は記録媒体上に形成された補正パターンを検出するための手段と、複数組の補正パターンの検出結果から色ずれ補正データを算出する手段と、補正データに基づき色ずれを補正する手段と、補正パターンの数を所定区間でカウントする手段と、カウントされた補正パターン数に基づき正常に補正パターンの検出が行われたか否かを判別する手段とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は複数の光ビームを複数の感光体上に各々独立に走査することにより、複数の感光体上にそれぞれ画像を形成し、これらの画像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置に関するものである。
カラーレーザプリンタや複写機においては、単一の感光体に4色のトナー(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)からなる画像を順に形成し、転写体に順次転写し重ね合わせることにより、カラー画像の形成が行われているが、このような方式では最終的なカラー画像が形成されるまでに時間がかかるという問題があった。
そこで近年は、画像形成速度の高速化に伴い、複数の感光体に対し複数の光学装置より光ビームをそれぞれ独立に走査して各色の画像を形成し、各色の画像をベルト上、若しくはベルト上に搬送される記録材に重ね合わせて転写することによりカラー画像を形成するタンデム方式が用いられている。タンデム方式は一度に4色の画像を形成するため、最終的なカラー画像を形成するまでの時間を大幅に短縮することができる。
しかしながら、タンデム方式においては、複数の感光体及び複数の光学装置を用いるため、各感光体及び光学装置の取り付けのばらつきや、機構部の経時変化に応じた色ずれ補正をしないと、品質の良いカラー画像を得ることができないだけでなく、場合によっては色ムラが発生するという問題がある。このため従来は、ベルトの両端側の長手方向に沿って色ずれ検出用の各色トナーによる補正パターンを印刷すると共にベルトの両端近傍に配備された補正パターン検出用センサにより、各色トナーの補正パターンを検出し、この検出した各色パターン間の位置ずれ量をもとに、色ずれ量の補正データを算出し、各色間の色ずれ補正を行っている。
次に色ずれ検出について図10を用いて詳しく説明する。一般的にはベルト41の両端に、それぞれレジストレーションセンサ42が配置される。このセンサ42は例えばLEDよりなる発光素子と、例えばフォトダイオードよりなる受光素子と、該受光素子の出力と閾値を比較しパルスに変換する比較回路とから構成される。更に、様々に工夫された補正パターン43が、ベルト41の両端側の走行方向に沿って形成される。この補正パターン43を上記レジストレーションセンサ41で検出することにより色ずれ検出が行われる。図11の(a)は補正パターン43、(b)はフォトダイオード等の受光素子の出力、(c)は閾値、(d)はレジストレーションセンサ42の出力波形の一例を示す。一般にベルト41は反射率が高く、受光素子からの光が効率良く反射して、受光素子に入射する。トナーによる補正パターン43の光の反射率は小さいため、補正パターン43の部分だけ、(b)のように受光素子の出力が低下する。この受光素子の出力をある閾値をもつ比較回路に入力することにより、レジストレーションセンサ42の出力として(d)のようなパルス波形の信号を得る。センサ42から得られるパルスの間隔を測定し、ある基準値と比較することにより各色パターンの色ずれ量を検出している。
しかしながら、補正パターン43を印刷するベルト41の表面に傷等があった場合、図12に示すように、傷等により反射率が低下し、受光素子の出力が閾値よりも低下し、レジストレーションセンサ42がパルスを出力してしまう。このベルト41の傷によって出力されたパルスの間隔をもとに色ずれ補正を実施すると、色ずれ補正ができないだけでなく、大きく色ずれしたカラー画像を出力してしまうという問題があった。
そこで、この問題を回避するために従来より様々な方法が提案されている。例えば、特許文献1に開示されている技術を図13を参照して説明する。図13(a)は補正パターン43及びベルト41の傷と窪み、(b)は受光素子の出力、(c)は閾値、(d)はレジストレーションセンサ42の出力である。補正パターン43、傷、窪みによるレジストレーションセンサ42の出力から、図示しないCPUは補正パターン43の出力のみを抜き取る操作を行う。先頭の補正パターン43が形成されている位置を基準に2本目、3本目の来る位置を予測し、予測位置から外れた位置のレジストレーションセンサ42の出力は傷、予測位置に検出できなければトナー抜けと判断する。また、所定よりもレジストレーションセンサ42の出力の幅が大きい場合も、ベルト41の窪みと判断する。有効な検出結果が所定数以下であった場合、十分な精度が得られないと判断して、再度測定を行う。
特許文献2に開示されている他の技術を図14を参照して説明する。画像形成装置が色ずれ補正動作モードに入ると、補正パターン43を生成し、その補正パターン43をレジストレーションセンサ42で検出する。この時、生成された補正パターン検知信号のパルス数をカウンタにより計数する。ここで、計数されたカウント値sと補正パターン43のみを検出したときに生成されるはずの所定の補正パターン検知信号パルス数nとをCPUにおいて比較し、s=nでなかった場合、ベルト41の傷やレジストレーションセンサ42の故障などにより本来の補正パターン検知信号に加えて誤検知信号が含まれていると判断し、ベルト交換等の警告表示をする命令、画像形成装置を停止する命令、カラー画像形成を禁止する命令、色ずれ補正を禁止する命令等の命令を制御対象デバイスに入力する方法である。
特開2003−66677号公報(第3−4頁、図1)
特開2003−167404号公報(第2−4頁、図2)
上記特許文献1記載のように、先頭の補正パターン41が形成されている位置を基準に2本目、3本目の来る位置を予測し、予測位置から外れた位置のレジストレーションセンサ42の出力は傷、予測位置に検出できなければトナー抜けと判断する方式においては、誤検出を避けるためには、予測位置の時間幅を極力狭める必要がある。しかしながら、予測位置の時間幅を狭めることは検出幅を狭めることになり、結果的に色ずれ補正の補正幅を狭めることになってしまう。色ずれ補正の補正幅が狭くなると、光学装置、現像機等の機械的取り付け精度を高めるか、若しくは人為的調整が必要となり、装置のコストが高くなるという問題がある。
また、通常、補正パターンはベルト上の非印刷領域に形成しているが、上記特許文献2記載の方式では、この非印刷領域の傷一つで、画像形成装置を停止する命令や、カラー画像形成を禁止する命令、色ずれ補正を禁止する命令が発せられるため、非印刷領域の傷以外に、カラー画像形成するための問題がなくても、色ずれ補正されたカラー画像形成が行えなくなるという問題がある。
本発明の目的は上述のような問題を解決した画像形成装置を提供することにある。
具体的には、ベルトの傷や窪みがあったり補正パターンの一部にある程度のトナー抜けがあっても色ずれ補正を簡単に行うことのできる画像形成装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、ベルトの劣化等により画像形成ができなくなる前に、予めベルトの劣化をユーザに知らせることができる画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために本発明は、感光体と、感光体表面を帯電する帯電器と、帯電された感光体表面を画像データに応じて露光する光学装置と、露光した画像領域を現像する現像機を有する画像形成ユニットを複数個有し、前記複数の画像形成ユニットを順次、通過するように走行する無端ベルト又は記録媒体に、前記複数の感光体に現像された可視像を順次転写する画像形成装置において、前記複数の画像形成ユニットにより重畳転写される可視像間の色ずれを検出するための補正パターンを無端ベルト又は記録媒体上に複数組形成する手段と、無端ベルト又は記録媒体上に形成された補正パターンを検出するための手段と、前記複数組の補正パターンの検出結果から色ずれ補正データを算出する手段と、前記補正データに基づき色ずれを補正する手段と、前記補正パターンの数を所定区間でカウントする手段と、カウントされた補正パターン数に基づき正常に補正パターンの検出が行われたか否かを判別する手段とを備えたことに一つの特徴がある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段で、前記補正パターン数を所定区間でカウントした値が異常と判断された場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を、色ずれ補正データの算出に用いないことにある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段で検出された補正パターン数が異常と判断され、且つその異常と判断された補正パターンが、複数組の補正パターンの最後の補正パターンの組でない場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、次に検出された補正パターンの検出結果を用いることにある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段で、検出された補正パターン数が異常と判断され、且つその異常と判断された補正パターンが、複数組の補正パターンの最初の補正パターンの組でない場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、前に検出された補正パターンの検出結果を用いることにある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段で検出された補正パターン数が異常と判断された場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、理想値を用いることにある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段により異常と判断された補正パターンの組数が、所定回数N2以上である場合、色ずれ補正実施後、前記無端ベルト等の劣化を知らせる警告を発するようにしたことにある。
本発明の他の特徴は、前記判別手段により異常と判断された補正パターンの組数が、上記のN2より大きい所定回数N1以上である場合、色ずれ補正及びカラー画像形成を中止し、色ずれ補正の失敗や前記無端ベルトの異常を警告するようにしたことにある。
本発明によれば、補正パターンの数を所定区間でカウントし、正常な補正パターンの検出が行われたか否かを判別し、補正パターンの数が異常と判断された場合は、(1)補正パターンの検出結果を用いない、(2)次に検出された補正パターンの検出結果を用いる、(3)前に検出された補正パターンの検出結果を用いる、(4)補正パターンの検出結果の代わりに理想値を用いる、の何れかの値を用いて色ずれ補正データを算出しているので、色ずれ補正の補正幅を広く保ちながら色ずれ補正を行い得る効果がある。
また異常と判断された補正パターン数が所定回数範囲内である場合にはカラー画像の形成を許可しながらベルトの劣化等を警告するようにしているのでカラー画像の形成を中止するほど劣化する前に予めユーザに知らせることができるという効果がある。
図1は本発明の一実施例に係るタンデム方式の画像形成装置の全体構成を示す構成概略図である。同図に示す画像形成装置はブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色成分について、それぞれ独立した光学装置13、感光体11、及び感光体の潜像にトナーを付着させ可視化させる現像装置14を備え、中間転写体17に多重印刷を行い、その多重画像を用紙に転写することでカラー画像を得るように構成されている。
中間転写体17の搬送経路に近接した位置にレジストレーションセンサ22が設けられ、この検出信号が位置ずれ補正制御部30に加えられる。位置ずれ補正制御部30により生成された制御信号は、例えば光学装置13に供給され、レーザ光の発生タイミングの制御に用いられる。
互いに異なる色の可視トナー像の形成ユニットK、Y、M、Cは図の如く縦積みに配置される。可視トナー像の形成ユニットK、Y、M、Cはそれぞれドラム形状の感光体11k、11y、11m、11cを備えている。それぞれの感光体11k、11y、11m、11cの周囲には、帯電器12k、12y、12m、12c、光学装置13k、13y、13m、13c、現像装置14k、14y、14m、14c、転写器15k、15y、15m、15c、清掃装置16k、16y、16m、16cがそれぞれ図の如く配置され、感光体11は図中Aの方向に回転する。
次に電子写真プロセスについて説明する。まず、暗所において帯電器12k、12y、12m、12cでそれぞれの感光体11k、11y、11m、11cの表面を均一に帯電する。次に各々の光学装置13k、13y、13m、13cにより画像データに応じて光ビームを当て、光ビームの当たった部分の帯電電荷を除去し、感光体11k、11y、11m、11cに電荷を除去した静電潜像を形成する。現像装置14k、14y、14m、14cでは帯電した着色微粒子であるトナーを潜像に付着させて可視像とする。そしてそれぞれ現像されたトナー像を転写器15k、15y、15m、15cにより無端ベルトからなる中間転写体17に重ね合わせるように転写することで、カラー画像が形成される。形成されたカラー画像は中間転写体17から図示しない用紙カセットから搬送されてきた用紙へと2次転写され、図示しないスタック部へと排出される。
図2は本発明に係る画像形成装置に用いられる色ずれ検出用補正パターンの説明図である。色ずれ量を検出するために、補正パターン21を中間転写体17上に印刷し、中間転写体17の両端に設置されたレジストレーションセンサ22でこの補正パターン21を検出する。ここでセンサ22は、従来と同様に、発光素子、例えばLEDと、受光素子、例えばフォトダイオード、とフォトダイオードの出力と閾値を比較しパルスに変換する比較回路から構成することができる。補正パターン21は、基準色となる、例えば黒(以下Kと略す)の補正パターン21a、基準色以外の色ずれ量を計測されるカラーであるシアン(以下Cと略す)、マゼンタ(以下Mと略す)、イエロー(以下Yと略す)の補正パターン21b、21c、21dから構成され、K−K−K−C−K−M−K−Yの順に配列された一組の補正パターン21が複数組配列されたものである。またこの補正パターン21の目的は基準色であるK−Kの間隔ΔtK−Kと、K−C、K−M、K−Yの間隔ΔtK−C、ΔtK−M、ΔtK−Yとのそれぞれの差を色ズレとして検出するものである。
図3は本発明の画像形成装置の位置ずれ補正制御部の構成図である。レジストレーションセンサ22の出力は位置ずれ補正制御部30を構成しているCPU31、色ずれカウンタ32a、32b、32c、32d、パルスカウンタ33にそれぞれ加えられる。またCPU31は色ずれカウンタ32a、32b、32c、32d、パルスカウンタ33とバス接続されており、CPU31は各カウンタのカウント値を読み出したり、カウント値をクリアすることができる。更にCPU31は異常補正パターンカウンタ34とバス接続されており、このカウンタ34のカウント値をカウントアップしたり、カウント値を読み出すことができ、またカウント値のクリアもすることができる。
次に図4、図5、図6を用いて本発明画像形成装置における補正パターンの検出動作について説明する。
まず、図4を用いて、一組の補正パターン21を正常に検出した場合の動作説明を行う。補正パターン21のK−K−K−C−K−M−K−Yがレジストレーションセンサ22により検出され、そのK−Kのパルスの間隔を色ずれカウンタ32aにて計測する。K−C、K−M、K−Yの間隔についても同様に色ずれカウンタ32b、32c、32dにより計測する。一方でK−K−K−C−K−M−K−Yのパルス数をパルスカウンタ33にてカウントする。更にCPU31は一組の補正パターン21の先頭を検出し、先頭から所定時間経過した後、つまり全ての補正パターンK−K−K−C−K−M−K−Yが検出された後、(以下これをチェック契機という)に、色ずれカウンタ32a、32b、32c、32d及びパルスカウンタ33の値を読み込む。図4の例では、パルスカウンタ33の値8が補正パターン21の数と一致しているので、正常な補正パターン21の検出と判断する。
図5は、中間転写体17の傷や窪みにより、余分にパルスが検出されたため、一組の補正パターン21を正常に検出できなかった例を示す。補正パターン21及び傷、K−K−K−C−K−傷−M−K−Yがレジストレーションセンサ22により検出され、そのK−Kのパルスの間隔を色ずれカウンタ32aにて計測する。K−Cのパルス間隔は同様に色ずれカウンタ32bにより計測される。K−Mのパターンの間には傷があるため、傷によるパルスが発生し、K−傷の間隔が色ずれカウンタ32cに計測されてしまう。更に、色ずれカウンタ32dは、図のようにM−Kの間隔を計測してしまう。一方パルスカウンタ33はK−K−K−C−K−傷−M−K−Yのパルス数をカウントする。またCPU31は一組の先頭の補正パターン21を検出し、全ての補正パターン21が検出された後、つまりチェック契機に、色ずれカウンタ32a、32b、32c、32d及びパルスカウンタ33の値を読み込む。ここで、パルスカウンタ33の値が補正パターン21の数よりも多いので、正常に補正パターン21が検出されなかったと判断する。
図6は、何らかの原因で補正パターン21のMのトナー像が消失し、所定数以下のパルスしか検出できなかったため、一組の補正パターン21を正常に検出できなかった例を示す。
補正パターン21のK−K−K−C−K−K−Yがレジストレーションセンサ22により検出され、そのK−Kのパルスの間隔が色ずれカウンタ32aにて計測される。K−Cは同様に色ずれカウンタ32bに計測されるが、Mの補正パターン21が抜けているためK−Kの間隔が色ずれカウンタ32cに計測されてしまう。色ずれカウンタ32dは計測を終了するためのパルスがこないため、カウントをし続けてしまう。一方でK−K−K−C−K−K−Yのパルス数がパルスカウンタ33にてカウントされる。更にCPU31は一組の先頭の補正パターン21を検出し、全ての補正パターン21が検出された後、つまりチェック契機に、色ずれカウンタ32a、32b、32c、32d及びパルスカウンタ33の値を読み込む。ここで、パルスカウンタ33の値が補正パターン21の正常の値よりも少ないので、正常に補正パターン21が検出されなかったと判断する。
以上のようにして補正パターンの検出が正常に行われたか否かを判断する場合は、従来のように先頭の補正パターン21が形成されている位置を基準に2本目、3本目のパターンの来る位置を予測し、予測位置から外れた位置のレジストレーションセンサ22の出力は傷、予測位置に検出できなければトナー抜けと判定する方法に比べ、予測位置の時間幅を設ける必要がないので、広範囲での補正パターン検出が可能となる。
次に本発明画像形成装置における位置ずれ補正を制御部30の制御フローの一実施例を図7を用いて説明する。色ずれ補正が開始されると、ステップS11にて複数組の補正パターン21の印刷が開始される。次にステップS12において、一組の補正パターン21の検出が実施され、色ずれカウンタ32とパルスカウンタ33に計数値が入る。ステップS13ではカウンタ33の値から正常に検出されたか否かが判断される。正常に検出したの場合はステップS14にて色ずれカウンタ32の値をCPU31のメモリに格納し、ステップS15に進む。正常検出でない場合は色ずれカウンタ32の値をメモリに格納せずに、ステップS15に進む。ステップS15では複数組の補正パターン21の検出が全て終了したかが判定され、全て終了している場合はステップS16にてCPU31のメモリに格納された複数の色ずれカウンタ32のカウント値の平均化を行い、ステップS17にて平均化された色ずれカウンタ値をもとに、各種の色ずれ補正を実行する。即ち、CPU31により生成された信号に基づいて図1に示したように各画像形成ユニットK、Y、M、Cの光学装置13k、13y、13m、13cが制御される。複数組の補正パターン21の検出が全て終了していない場合は、再度ステップS12から動作を繰り返す。
以上説明した内容により、色ずれ補正の補正幅を広く保ちながら、ベルトの傷や窪み等の補正パターン21以外のパルスが発生したり、補正パターン21の一部にトナー抜けが所定回数以下で発生しても、色ずれ補正されたカラー画像形成を行うことができる。
次に本発明画像形成装置における位置ずれ補正制御部の制御フローの他の実施例を図8を用いて説明する。色ずれ補正が開始されると、ステップS21にて複数組の補正パターン21の印刷が開始される。次にステップS22にて一組の補正パターン検出が実施され、色ずれカウンタ32とパルスカウンタ33にカウント値が入る。ステップS23において補正パターンが正常に検出されたか否かが判断される。正常検出の場合はステップS24にて色ずれカウンタ32値をCPU31のメモリに格納し、ステップS26に進む。正常検出でない場合はステップS25に進み、下記の何れかを実施して代替の値をメモリに格納する。
(1)次回検出される値(条件:最後の補正パターンの組でない場合)
次回正常検出された色ずれカウンタ値をステップS24にて2回メモリに格納
(2)前回検出された値(条件:最後の補正パターンの組でない場合)
前回正常検出された色ずれカウンタ値をステップS25にてメモリに格納
(3)理想的な値
色ずれが一切無い時の理想的な値をステップS25にてメモリに格納

次にステップS26では複数組の補正パターン21の検出が全て終了したか否かが判定され、全て終了している場合はステップS27にてメモリに格納された複数の色ずれカウンタ値の平均化を行い、ステップS28にて平均化された色ずれカウンタ値をもとに、各種の色ずれ補正を実行する。複数組の補正パターン21の検出が全て終了していない場合は、再度ステップS22から動作を繰り返す。
以上説明した内容により、実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に本発明画像形成装置の位置ずれ補正制御部の制御フローの他の実施例を図9を用いて説明する。色ずれ補正が開始されると、ステップS31にて複数組の補正パターン21の印刷が開始される。次にステップS32にて前述の一組の補正パターン21の検出が実施され、色ずれカウンタ32とパルスカウンタ33にカウント値が入る。ステップS33において補正パターンが正常に検出されたか否かが判断される。正常検出の場合はステップS34にて色ずれカウンタ値をメモリに格納し、ステップS39に進む。正常検出でない場合は色ずれカウンタ地をメモリに格納せずに、ステップS35に進み、異常補正パターンカウンタ34をカウントアップする。次にステップ36にて異常補正パターンカウンタ34のカウント値が所定値以上であるか否かが判定され、所定値以下の場合はステップS39に進む。所定値以上の場合はステップS37にて色ずれ補正及びカラー画像形成を中止し、ステップ38にて色ずれ補正の失敗やベルトの異常等の警告を行う。ステップS39では複数組の補正パターン21の検出が全て終了したか否かが判定され、全て終了していない場合は、再度ステップS32から動作を繰り返す。全て終了している場合はステップS40にてメモリに格納された複数の色ずれカウンタ値の平均化を行う。ステップS41では異常補正パターンカウンタの値が所定回数範囲外である場合、ステップS43にて平均化された色ずれカウンタ値をもとに、各種の色ずれ補正を実行する。異常補正パターンカウンタ34の値が所定回数範囲内である場合、ステップS42にてベルト劣化等の警告を実行後、ステップS43にて平均化された色ずれカウンタ値をもとに、各種の色ずれ補正を実行する。
上記実施例によれば、一組の補正パターンの検出が異常と判断された回数が、所定回数N2以下である場合、色ずれ補正実施後、カラー画像の形成を許可しながらベルトの劣化等を警告し、所定回数N1(N1>N2)を超えた場合、色ずれ補正及びカラー画像形成を中止すると共に、色ずれ補正の失敗やベルトの異常を警告している。従って、ベルト劣化等により画像形成装置のカラー画像形成を中止する事態が発生する前に、予めベルトの劣化等をユーザに知らせることができる。
なお、上記では無端ベルトの中間転写体17を用いたタンデム方式の画像形成装置について説明したが、無端ベルト上を用紙が搬送されるタンデム方式の画像形成装置についても同様に本発明を適用することができる。
本発明の画像形成装置の一実施例を示す全体構成図。 本発明における補正パターンの説明図。 本発明に係る画像形成装置における色ずれ補正制御部の構成図。 本発明装置において一組の補正パターンを正常に検出した場合の動作説明図。 本発明装置において一組の補正パターン内に傷や窪みがある場合の動作説明図。 本発明装置において一組の補正パターン内にトナー抜けがある場合の動作説明図。 本発明装置の色ずれ補正制御部の制御フローの第1の実施例を示すフローチャート。 本発明装置の色ずれ補正制御部の制御フローの第2の実施例を示すフローチャート。 本発明装置の色ずれ補正制御部の制御フローの第3の実施例を示すフローチャート。 一般的な色ずれ補正動作の説明図。 一般的な補正パターン検出の説明図。 一般的な補正パターン内に傷があった場合の説明図。 補正パターン内に傷や窪みがある場合の従来方法の動作説明図。 補正パターン内に傷や窪みがある場合の従来方法の動作説明図。
符号の説明
11k、11y、11m、11c、32、61:感光体
12k、12y、12m、12c:帯電器
13k、13y、13m、13c、31、51、64:光学装置
14k、14y、14m、14c:現像装置
15k、15y、15m、15c:転写器
16k、16y、16m、16c:清掃装置
17:中間転写体
21、41:補正パターン
22、42:レジストレーションセンサ
43:ベルト
31:CPU
32:色ずれカウンタ
33:パルスカウンタ
34:異常補正パターンカウンタ

Claims (7)

  1. 感光体と、感光体表面を帯電する帯電器と、帯電された感光体表面を画像データに応じて露光する光学装置と、露光した画像領域を現像する現像機を有する画像形成ユニットを複数個有し、前記複数の画像形成ユニットを順次、通過するように走行する無端ベルト又は記録媒体に、前記複数の感光体に現像された可視像を順次転写する画像形成装置において、前記複数の画像形成ユニットにより重畳転写される可視像間の色ずれを検出するための補正パターンを無端ベルト又は記録媒体上に複数組形成する手段と、無端ベルト又は記録媒体上に形成された補正パターンを検出するための手段と、前記複数組の補正パターンの検出結果から色ずれ補正データを算出する手段と、前記補正データに基づき色ずれを補正する手段と、前記補正パターンの数を所定区間でカウントする手段と、カウントされた補正パターン数に基づき正常に補正パターンの検出が行われたか否かを判別する手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判別手段で、前記補正パターン数を所定区間でカウントした値が異常と判断された場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を、色ずれ補正データの算出に用いないことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記判別手段で、検出された補正パターン数が異常と判断され、且つその異常と判断された補正パターンが、複数組の補正パターンの最後の補正パターンの組でない場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、次に検出された補正パターンの検出結果を用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記判別手段で、検出された補正パターン数が異常と判断され、且つその異常と判断された補正パターンが、複数組の補正パターンの最初の補正パターンの組でない場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、前に検出された補正パターンの検出結果を用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記判別手段で、検出された補正パターン数が異常と判断された場合、前記複数組の補正パターンの検出結果を色ずれ補正データの算出に用いず、理想値を用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記判別手段により、異常と判断された補正パターンの組数が、所定回数N2以上である場合、色ずれ補正実施後、前記無端ベルト等の劣化を知らせる警告を発することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記判別手段により、異常と判断された補正パターンの組数が、上記のN2より大きい所定回数N1以上である場合、色ずれ補正及びカラー画像形成を中止し、色ずれ補正の失敗や前記無端ベルトの異常を警告することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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