JP2006019426A - 発光素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 β−FeSiを利用した発光強度の高い発光素子を提供する。
【解決手段】 発光素子10は、Si基板11上に設けられたβ−FeSi膜12と、β−FeSi膜12上に設けられたSiキャップ層13を有する。基板11の裏面11bには下部電極14が、Siキャップ層13の表面13aには上部電極15がそれぞれ設けられている。β−FeSi膜12はSi基板と同じ導電型を有している。Siキャップ層13はβ−FeSi膜12と異なる導電型を有している。このような構造の発光素子は高い発光強度を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、環境半導体を利用した発光素子およびその製造方法に関する。
近年、資源が豊富かつ廃棄時に深刻な環境問題を惹起しない半導体、いわゆる環境半導体が注目を集めている。環境半導体のなかでβ−FeSiは、禁止帯幅が約0.8eVの直接遷移型半導体であり、Si基板上へのエピタキシャル成長が可能である。このため、β−FeSiは、環境負荷の小さい、次世代の発光・受光素子用の材料として期待されている。
Si基板上に設けられたβ−FeSi膜を有する発光素子は、下記の特許文献1に開示されている。この発光素子では、β−FeSi膜がSi基板と異なる導電型を有する。
特開2004−95858号公報
β−FeSiの発光に関しては不明点が多く、現在でも、発光強度のいっそうの向上が要望されている。そこで、本発明は、β−FeSiを利用した発光強度の高い発光素子の提供を課題とする。
本発明の一つの側面は、発光素子に関する。この発光素子は、所定の導電型を有するSi基板と、Si基板の表面上に設けられ、Si基板と同じ導電型を有するβ−FeSi膜と、β−FeSi膜上に設けられ、β−FeSi膜と異なる導電型を有するSi層と、Si層上に設けられた第1の電極と、Si基板の裏面上に設けられた第2の電極とを備えている。Si基板およびβ−FeSi膜の導電型がn型であり、Si層の導電型がp型であってもよい。また、Si基板およびβ−FeSi膜の導電型がp型であり、Si層の導電型がn型であってもよい。
本発明者らは、β−FeSiの時間分解PL(フォトルミネッセンス)解析と、EL(エレクトロルミネッセンス)の温度依存性の測定を行った結果、以下の知見を得た。すなわち、Si基板と同じ導電型のβ−FeSi膜をSi基板上に形成し、そのβ−FeSi膜上に導電型の異なるSi層を形成して発光素子を製造すれば、高い発光強度が得られる。
本発明の別の側面は、発光素子の製造方法に関する。この方法は、所定の導電型を有するSi基板の表面上に、Si基板と同じ導電型を有するβ−FeSi膜を形成する工程と、β−FeSi膜上に、β−FeSi膜と異なる導電型を有するSi層を形成する工程と、Si層上およびSi基板の裏面上に電極を形成する工程とを備えている。この方法によれば、高い発光強度を有する発光素子を製造することができる。
β−FeSi膜を形成する工程は、n型のSi基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、初期層を第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成し、そのβ−FeSi膜をアニールして、その導電型をp型からn型に転換してもよい。Si層を形成する工程は、このn型のβ−FeSi膜上にp型のSi層を形成する。
β−FeSi膜を形成する工程は、n型のSi基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、初期層を第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成し、そのβ−FeSi膜にn型ドーパントを添加して、その導電型をp型からn型に転換してもよい。Si層を形成する工程は、このn型のβ−FeSi膜上にp型のSi層を形成する。
β−FeSi膜を形成する工程は、n型のSi基板の表面上に、n型ドーパントを含むn型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、初期層を第1の温度より高い第2の温度で成長させてn型のβ−FeSi膜を形成してもよい。Si層を形成する工程は、このn型のβ−FeSi膜上にp型のSi層を形成する。
β−FeSi膜を形成する工程は、p型のSi基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、初期層を第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成してもよい。Si層を形成する工程は、このp型のβ−FeSi膜上にn型のSi層を形成する。
本発明によれば、β−FeSi膜を利用した発光強度の高い発光素子を得ることができる。
最初に、本発明の概要を説明する。本発明者らは、β−FeSiの時間分解PL(フォトルミネッセンス)解析と、EL(エレクトロルミネッセンス)の温度依存性の測定を行い、得られた発光特性と電流注入モードを検討した。その結果、本発明者らは、Si基板と同じ導電型のβ−FeSiを使用することにより、発光強度の向上が可能なことを見出した。本発明者らは、実際に下記の発光素子を製造して、高い発光強度を確認した。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る発光素子10を示す断面図であり、図2は、発光素子10の平面図である。発光素子10は、Si基板11、β−FeSi膜12、Siキャップ層13、下部電極14および複数の上部電極15を有する。β−FeSi膜12、Siキャップ層13および上部電極15は、基板1の表側に設けられている。下部電極14は、基板1の裏側に設けられている。下部電極14および上部電極15は、基板11、β−FeSi膜12およびSiキャップ層13を挟んでいる。
Si基板11は、チョクラルスキー(Czochraski:CZ)法により製造されたSi(111)基板、すなわち面方位(111)の主面を有する基板である。Si基板11の導電型はn型であり、基板11のサイズは2インチである。基板11は、0.1〜1Ω・cmの抵抗率を有している。基板11は、互いに反対側に位置する一対の主面、すなわち表面11aおよび裏面11bを有する。
β−FeSi膜12は、Si基板11の表面11aの全体を覆うようにSi基板11上に設けられている。β−FeSi膜12は、互いに反対側に位置する表面12aおよび裏面12bを有する。裏面12bはSi基板11の表面11aに接触している。β−FeSi膜12の厚さは、好ましくは100〜250nm、より好ましくは100〜200nmである。本実施形態では、β−FeSi膜12の厚さは200nmである。β−FeSi膜12の導電型は、Si基板11と同じくn型である。
Siキャップ層13は、β−FeSi膜12の表面12aの全体を覆うように設けられている。Siキャップ層13は、互いに反対側に位置する表面13aおよび裏面13bを有する。Siキャップ層13の導電型は、Si基板11およびβ−FeSi2膜12と異なり、p型である。Siキャップ層13は、p型ドーパントとしてB(硼素)を含んでいる。Siキャップ層13の厚さは、好ましくは200〜500nmである。本実施形態では、Siキャップ層13の厚さは500nmである。
下部電極14は、図1に示されるように、Si基板11の裏面11bの全体を覆うようにSi基板11上に設けられている。下部電極14はAlから構成されている。
上部電極15は、図1および図2に示されるように、Siキャップ層13の表面13a上に等間隔に設けられている。上部電極15は円形の平面形状を有している。上部電極15は、下部電極14と同様にAlから構成されている。
次に、図3および図4を参照しながら、発光素子10の製造方法を説明する。図3は、この製造方法を示すフローチャートであり、図4は、この製造方法の概略工程図である。この製造方法は、ロードロック装置を備える高真空スパッタ装置を用いて発光素子10を製造する。本実施形態では、RFマグネトロンスパッタ装置が使用される。RFマグネトロンスパッタ装置は、比較的低い温度の下でβ−FeSi層を成長させることができる。
まず、ロードロック装置からスパッタ装置のチャンバ内にSi基板11を搬入し、Si基板11のサーマルクリーニングを行う(ステップS302)。このサーマルクリーニングでは、2×10−7Torrのバックグラウンド圧力のもとで基板11の温度を850℃まで上昇させ、その温度を30分間維持する。
次に、図4(a)に示されるように、サーマルクリーニングを施した基板11の表面11a上に、β−FeSiからなる薄い初期層16を形成する(ステップS304)。形成時の基板温度は、440〜550℃が好ましく、480〜520℃がより好ましい。本実施形態では、基板温度は500℃である。この温度条件のもとで純度99.99%のFeターゲットをRFスパッタリングし、Si基板11上にβ−FeSi初期層16を形成する。スパッタガスにはアルゴンを使用する。初期層の形成中は、チャンバ内のアルゴン圧が3×10−3Torrに制御される。初期層の厚さは、好ましくは5〜80nmである。本実施形態では、初期層の厚さは20nmである。通常、n型ドーパントを添加することなく作製されたβ相結晶の導電型はp型となる。本実施形態においても、初期層16の導電型はp型である。
続いて、図4(b)に示されるように、基板11の温度をチャンバ内で730〜760℃まで上昇させて、β−FeSi初期層16を約200nmの厚さまで成長させ、β−FeSi膜12cを作製する(ステップS306)。初期層16の成長速度は35nm/hourである。β−FeSi膜12cの厚さは、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いてβ−FeSi膜12cの断面を観察することにより測定される。得られたβ−FeSi膜12cは、ほぼ平坦な表面を有している。初期層16と同様に、β−FeSi膜12cの導電型はp型である。β−FeSi膜12cのキャリア濃度は1018cm−3台であり、移動度は約20cm/V・sであった。
次に、β−FeSi膜12cをポストアニールする(ステップS308)。β−FeSi膜12cの形成後、Si基板11はスパッタ装置から搬出され、石英炉心管に搬入される。炉心管内にはNガスが導入される。このNガスは、炉心管の周囲に配置されたヒータによって加熱される。こうして、高温のN雰囲気が炉心管内に生成される。N雰囲気の温度は880〜900℃が好ましい。本実施形態では、N雰囲気の温度は890℃である。Si基板11は、このN雰囲気に18時間さらされる。このような高温のポストアニールによって、β−FeSi膜12cの導電型がp型からn型に転換した。また、キャリア濃度が1016cm−3台に減少し、移動度が220cm/V・sに増加した。こうして、図4(c)に示されるように、本実施形態に係る発光素子10のn型β−FeSi膜12が得られる。このβ−FeSi膜12は、高い(110)配向性を有していた。
続いて、β−FeSi膜12上にp型のSiキャップ層13を形成する(ステップS310)。Si基板11は低圧CVD装置に搬入され、厚さ500nmのSiキャップ層13が低圧CVD法によってβ−FeSi膜12の表面12a上に形成される。この工程では、原料としてSi、p型ドーパントとしてBが使用される。このため、形成されたSiキャップ層13にはB(硼素)が含まれている。こうして、図4(d)に示されるように、本実施形態に係る発光素子10のp型Siキャップ層13が得られる。
この後、図1および図2に示されるように、Si基板11の表側および裏側に電極を形成する(ステップS312)。具体的には、Si基板11の裏面11b上にAlを真空蒸着して下部電極14を形成する。また、Siキャップ層13の表面13a上にマスクを用いてAlを真空蒸着し、上部電極15を形成する。下部電極14と上部電極15は、どちらを先に形成しても良い。このようにして、本実施形態の発光素子10が完成する。
図1に示されるように、下部電極14および上部電極15の間に電源20を接続し、発光素子10に順方向電流を注入すると、n型β−FeSi膜12およびp型Siキャップ層13間のpn接合から光18が発する。すなわち、発光素子10は発光ダイオード(LED)として動作する。
本発明者らは、比較例を用意して、発光素子10の発光強度を検査した。比較例の製法は、ポストアニール(図3のステップS308)によってβ−FeSi膜12cの導電型をn型に転換しない点が上述した発光素子10の製法と異なっている。したがって、比較例では、β−FeSi膜12の導電型がp型である。このポストアニールは、上述の製法での温度よりも低い800℃の温度で行った。他の点は上述の製法と同じである。このため、発光素子10の構造がp−Si/n−β−FeSi/n−Siであるのに対し、比較例の構造はp−Si/p−β−FeSi/n−Siである。比較例では、n型Si基板およびp型β−FeSi膜間のpn接合から光が発する。
本発明者らは、発光素子10および比較例の双方に順方向電流を注入し、発光を観測した。発光素子10、比較例とも、室温にて1.6μm帯の発光が検出された。本発明者らは、このような電流注入による発光のスペクトル、すなわちEL(エレクトロルミネッセンス)スペクトルを測定した。図5は、発光素子10および比較例について測定されたELスペクトルを示している。図5において横軸は波長をnm単位で示し、縦軸はEL強度を任意単位で示している。図5中の実線は、注入電流密度1.40A/cmにおける発光素子10のELスペクトルであり、破線は、注入電流密度2.74A/cmにおける比較例のELスペクトルである。
図5に示されるように、1.6μm帯では、注入電流密度が比較例の約半分であるにもかかわらず、発光素子10の発光強度が比較例のそれよりも一桁以上高くなっている。この結果から明らかなように、Si基板と同じ導電型のβ−FeSi膜をSi基板上に形成し、さらにβ−FeSi膜上に導電型の異なるSiキャップ層を設けるという簡易な方法により、環境半導体を利用した発光強度の高い発光素子を実現することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記の実施形態では、n型のβ−FeSi膜12を得るために、高温のアニールによってβ−FeSi膜12cの導電型をp型からn型に転換する。しかし、この手法の代わりに、n型ドーパントのドーピングによってn型のβ−FeSi膜を作製してもよい。n型ドーパントの例には、P(リン)がある。図6および図7は、n型ドーパントのドーピングを採用する製造工程を示す概略図である。
図6に示されるように、初期層26の形成および成長(図3のS304およびS306)の際にn型ドーパントをβ−FeSiにドープしてもよい。この場合、スパッタ装置のチャンバ内には、Feターゲットに加えてn型ドーパントターゲットが配置される。初期層26の成長によって得られたn型β−FeSi膜22cのポストアニールは、上述したp型β−FeSi膜12cのポストアニールよりも低い温度で行うことができる。
このほかに、図7に示されるように、初期層16の形成および成長後、p型のβ−FeSi膜12cにイオン注入によってn型ドーパントをドープしてもよい。ドーピングによってβ−FeSi膜12cの導電型がp型からn型に転換する。その後、β−FeSi膜12cをポストアニールして、n型のβ−FeSi膜12を得る。
上記の実施形態では、Si基板およびβ−FeSi膜の導電型はn型であり、Siキャップ層の導電型はp型である。しかし、Si基板およびβ−FeSi膜の導電型がp型であり、Siキャップ層の導電型がn型であっても、発光強度の高い発光素子を得ることができる。図8は、このような導電型のSi基板31、β−FeSi膜32およびSiキャップ層33を有する発光素子の製造工程を示す概略図である。以下では、図8を参照しながら、この発光素子の製造方法を説明する。
まず、p型Si基板31をサーマルクリーニングし、続いて、図8(a)に示されるように、基板31の表面31a上にp型のβ−FeSiからなる薄い初期層16を形成する。次に、図8(b)に示されるように、初期層16を成長させ、さらにポストアニールして、p型のβ−FeSi膜32を形成する。サーマルクリーニング、ならびに初期層36の形成および成長の詳細な手順は、上記の実施形態ですでに説明した通りである。ただし、初期層36の成長によって得られたp型β−FeSi膜のポストアニールは、上記実施形態のポストアニールよりも低い温度、好ましくは790〜850℃で行われる。
この後、図8(c)に示されるように、低圧CVD法によってβ−FeSi膜32上にn型のSiキャップ層33を形成する。この低圧CVDでは、原料としてSi、n型ドーパントとしてPHが使用される。このため、形成されたSiキャップ層33にはP(リン)が含まれる。次に、図8(d)に示されるように、Si基板31の裏面31bおよびSiキャップ層33の表面上にAlを蒸着して、下部電極14および上部電極15を形成する。このようにして、n−Si/p−β−FeSi/p−Si構造の発光素子が完成する。
図1は、発光素子の断面図である。 図2は、発光素子の平面図である。 図3は、図1の発光素子の製造方法を示すフローチャートである。 図4は、発光素子の製造工程を示す概略図である。 図5は、図1の発光素子および比較例のELスペクトルを示している。 図6は、発光素子の他の製造工程を示す概略図である。 図7は、発光素子の他の製造工程を示す概略図である。 図8は、発光素子の他の製造工程を示す概略図である。
符号の説明
10…発光素子、11…Si基板、12、12c…β−FeSi膜、13…Siキャップ層、14…下部電極、15…上部電極、16…初期層、18…光

Claims (8)

  1. 所定の導電型を有するSi基板と、
    前記Si基板の表面上に設けられ、前記Si基板と同じ導電型を有するβ−FeSi膜と、
    前記β−FeSi膜上に設けられ、前記β−FeSi膜と異なる導電型を有するSi層と、
    前記Si層上に設けられた第1の電極と、
    前記Si基板の裏面上に設けられた第2の電極と
    を備える発光素子。
  2. 前記Si基板および前記β−FeSi膜の導電型は、n型であり、
    前記Si層の導電型は、p型である、
    請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記Si基板および前記β−FeSi膜の導電型は、p型であり、
    前記Si層の導電型は、n型である、
    請求項1に記載の発光素子。
  4. 所定の導電型を有するSi基板の表面上に、前記Si基板と同じ導電型を有するβ−FeSi膜を形成する工程と、
    前記β−FeSi膜上に、前記β−FeSi膜と異なる導電型を有するSi層を形成する工程と、
    前記Si層上および前記Si基板の裏面上に電極を形成する工程と
    を備える発光素子の製造方法。
  5. 前記β−FeSi膜を形成する工程は、n型の前記Si基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、前記初期層を前記第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成し、そのβ−FeSi膜をアニールして、その導電型をp型からn型に転換し、
    前記Si層を形成する工程は、前記n型のβ−FeSi膜上にp型のSi層を形成する、
    請求項4に記載の発光素子の製造方法。
  6. 前記β−FeSi膜を形成する工程は、n型の前記Si基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、前記初期層を前記第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成し、そのβ−FeSi膜にn型ドーパントを添加して、その導電型をp型からn型に転換し、
    前記Si層を形成する工程は、n型の前記β−FeSi膜上にp型のSi層を形成する、
    請求項4に記載の発光素子の製造方法。
  7. 前記β−FeSi膜を形成する工程は、n型の前記Si基板の表面上に、n型ドーパントを含むn型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、前記初期層を前記第1の温度より高い第2の温度で成長させてn型のβ−FeSi膜を形成し、
    前記Si層を形成する工程は、n型の前記β−FeSi膜上にp型のSi層を形成する、
    請求項4に記載の発光素子の製造方法。
  8. 前記β−FeSi膜を形成する工程は、p型の前記Si基板の表面上に、p型のβ−FeSiからなる初期層を第1の温度で形成し、前記初期層を前記第1の温度より高い第2の温度で成長させてp型のβ−FeSi膜を形成し、
    前記Si層を形成する工程は、前記p型のβ−FeSi膜上にn型のSi層を形成する、
    請求項4に記載の発光素子の製造方法。
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