JP2006018937A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006018937A
JP2006018937A JP2004196539A JP2004196539A JP2006018937A JP 2006018937 A JP2006018937 A JP 2006018937A JP 2004196539 A JP2004196539 A JP 2004196539A JP 2004196539 A JP2004196539 A JP 2004196539A JP 2006018937 A JP2006018937 A JP 2006018937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
light
optical
receiving unit
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004196539A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yoshinaka
秀樹 吉中
Tomohiro Matsuo
友裕 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004196539A priority Critical patent/JP2006018937A/ja
Publication of JP2006018937A publication Critical patent/JP2006018937A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】ブルーレーザーを含む短波長レーザーを用いる場合であっても、小型、薄型で温度変化等の耐環境変化特性も良好なコストの安い光ピックアップ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】光検出光学系に配置された、光軸を中心として光記録媒体からの反射光の内側と外側を分ける線、及び光軸を含む直線で分割される少なくとも4つの領域毎に光進行方向を変換する光路変換手段と、前記光検出光学系に配置された、前記光路変換手段を分割する光軸を含む直線と平行な直線に沿って配置された少なくとも4つの受光部を備えた受光手段、とを備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、DVD等の高密度記録ディスク、コンパクトディスク等の光ディスクにおける記録再生に使用される光ピックアップ装置に関するものである。
光ディスク装置において従来、赤外レーザーや赤色レーザーなどの長波長レーザーを出射するレーザーダイオードを用いられていたが、最近では、ブルーレーザーを用いて、上記各レーザーを用いた場合よりも高密度記録を行うようになってきた。このような高密度記録に関する技術が、以下の特許文献において開示されている。
特開平11−224436号公報 特開2000−123394号公報 特開平10−334494号公報
しかしながら、ノートブックパソコン等の電子機器に組み込まれる比較的、薄型で小型の光ディスクドライブ装置においては、特に高性能な温度変化等に対する耐環境特性が要求され、かつ高密度に記録再生するための光学系は波長が短く、NAが大きいため球面収差が従来の光ディスク記録再生光学系よりも大きい。そのためそれを抑制するための手段が別途必要となり、小型化する上での大きな課題となっていた。
本発明は、前記の課題を解決するもので、ブルーレーザーを含む短波長レーザーを用いる場合であっても、小型、薄型で温度変化等の耐環境変化特性も良くコストの安い光ピックアップ装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、光記録媒体へ光ビームを集光する集光光学系と、光記録媒体からの反射光を検出する光検出光学系を有する光ピックアップ装置であって、前記光検出光学系に配置された、光軸を中心として光記録媒体からの反射光の内側と外側を分ける線、及び光軸を含む直線で分割される少なくとも4つの領域毎に光進行方向を変換する光路変換手段を有し、前記光検出光学系に配置された、前記光路変換手段を分割する光軸を含む直線と平行な直線に沿って配置された4つの受光部を備えた受光手段を有することを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明によると、球面収差検出を含む検出光学系の集積化が容易となり、かつ温度変化等に対する耐環境特性に優れた、安価で小型、薄型の光ピックアップ装置を実現することができる。
また、受光素子を回転調整することにより、受光素子、または発光点を光軸方向に位置調整することなく、容易にデフォーカス調整可能であるため集積光学部材の作成が容易で、球面収差制御が可能であるため高NA、短波長による高密度記録を実現できる。更に、波長変動に対しても安定的にフォーカス、及び球面収差制御を行うことができる。従って、小型、安価で使用環境の変化に対しても安定的に性能を確保できる光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第1の発明は、光記録媒体へ光ビームを集光する集光光学系と、光記録媒体からの反射光を検出する光検出光学系を有する光ピックアップ装置であって、前記光検出光学系に配置された、光軸を中心として光記録媒体からの反射光の内側と外側を分ける線、及び光軸を含む直線で分割される少なくとも4つの領域毎に光進行方向を変換する光路変換手段を有し、前記光検出光学系に配置された、前記光路変換手段を分割する光軸を含む直線と平行な直線に沿って配置された4つの受光部を備えた受光手段を有することを特徴とする光ピックアップ装置であり、光記録媒体からの反射光を光軸に対して内側と外側でそれぞれ独立に外乱に強いフォーカス制御信号、及び球面収差制御信号を検出することが可能となるため小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第2の発明は、前記受光手段の受光部は前記光路変換手段の光軸を含む直線の分割線に平行な分割線で各々分割された2つの受光素子で構成され、前記受光部は少なくとも8つの前記受光素子により構成されたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、組み立て調整が容易な複合素子を実現することができるため、小型で安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第3の発明は、前記光路変換手段は、光記録媒体からの反射光の内側の一方の領域の光は前記受光手段の受光部のうち最も端の受光部である第1受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の外側の同じ一方の領域の光は前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の内側の他方の領域の光は前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の外側の他方の光は前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の分割線上に集光させるように光路を変更することを特徴とする光ピックアップ装置であり、組み立て調整が容易な複合素子を実現することができるため、小型で安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第4の発明は、前記受光手段において、最も端の受光部である第1受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の同じ一方の側の受光素子の信号出力と、前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の同じ他方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力と、最も端の受光部である第1受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の同じ他方の側の信号出力と、前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の同じ一方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力の差動をもって前記光ビームのフォーカス制御信号とすることを特徴とする光ピックアップ装置であり、安定的なフォーカス制御信号を得ることができるため、小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第5の発明は、前記受光手段において、外側の2つの受光部である第1受光部と第4受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、内側の2つの受光部である第2受光部と第3受光部の他方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力と、外側の2つの受光部である第1受光部と第4受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、内側の2つの受光部である第2受光部と第3受光部の一方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力の差動をもって球面収差制御信号としたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、安定的な球面収差制御信号を得ることができるため、小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第6の発明は、前記集光光学系として、光源と、光源から出射した光を平行光へ変換する平行光変換手段と、平行光変換手段から出射される平行光を光記録媒体へ光ビー
ムを集光する集光手段を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、記録の際に光の利用効率が高い集光光学系とすることができるため、小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第7の発明は、前記光源として半導体レーザーを用いたことを特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置であり、安価で高性能な光源とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第8の発明は、前記平行光変換手段としてレンズを用いることを特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置であり、安価で高性能な平行光変換手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第9の発明は、前記集光手段としてレンズを用いることを特徴とする光ピックアップ装置であり、安価で高性能な集光手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第10の発明は、前記検出光学系として、光を直線偏光から円偏光へ変換する光位相変換手段と、偏光方向によって光を分離する偏光分離手段と、光路変換手段と、受光手段とを備えることを特徴とする光ピックアップ装置であり、記録の際に光の利用効率が高い集光光学系とすることができるため、小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第11の発明は、前記光路変換手段として回折型光学素子を用いたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、安価な光路変更手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第12の発明は、前記光路変換手段として偏光性回折型光学素子を用いたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、記録の際に光の利用効率が高い集光光学系とすることができるため、小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第13の発明は、前記受光手段としてフォトダイオードを用いることを特徴とした光ピックアップ装置であり、安価で高性能な受光手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第14の発明は、前記光位相変換手段として1/4波長板を用いたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、安価な光位相変換手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第15の発明は、前記偏光分離手段として偏光分離膜を用いたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、安価な偏光分離手段とすることができるため、安価な光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第16の発明は、前記偏光分離手段と、前記光路変換手段を同一の光集積部材としたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、偏光分離手段と光路変換手段をそれぞれ単体で構成するよりも体積が小さく、温度変化等の外乱が発生しても互いの位置関係の変化量が小さいため小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
本願の第17の発明は、前記光源と、前記受光手段と前記光集積部材を同一の複合素子
としたことを特徴とする光ピックアップ装置であり、温度変化等の外乱が発生しても互いの位置関係の変化量が小さいため小型薄型かつ高信頼性の光ピックアップ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置の要部斜視図である。まず、10は光ディスクで、光ディスク10は光を照射することで、情報の再生かもしくは情報の記録の少なくとも一方を行うことができる。具体的に光ディスク10としては、情報の再生のみが行えるCD−ROMディスク、DVD−ROMディスク等、情報の再生に加えて情報の記録が行えるCD−Rディスク、DVD−Rディスク等、情報の再生に加えて情報の記録/消去が可能なCD−RWディスク、DVD−RWディスク、DVD−RAMディスク等が好適に用いられる。また、光ディスク10としては、略赤色の光で情報の記録もしくは再生の少なくとも一方が行える記録層を備えるもの、略赤外光で情報の記録もしくは再生が行える記録層を備えるもの、略青色〜略青紫の光で情報の記録あるいは再生が行える記録層を備えるものが使用可能である。
更に光ディスク10の大きさとしては、様々な直径を有する円盤状のものを用いることが可能であるが、好ましくは3cm〜12cmの直径を有する円盤状のものを好適に用いられる。更に、記録要領を増大させるために記録層を複数持つ多層ディスクを用いることもある。図示しているように、光ディスク10の中心から外周側に向かってラジアル方向(以下「R方向」と略記する)、光ディスク10の接線方向をタンジェンシャル方向(以下、「T方向」と略記する)と方向を定義する。
1は光ディスク10に光を照射することで情報を光ディスク10に記録及び光ディスク10から情報を読み取るための光ピックアップである。以下、光ピックアップ1の主要構成部品について説明する。
30は複合素子であり、レーザー、受光素子、プリズム等を内蔵している。この複合素子30から出射された往路光24aは、図示していないがコリメータレンズ12にて平行光に変換させられた後、立ち上げミラー14により対物レンズ15へ立ち上げられ、λ/4波長板を通り対物レンズ15により光ディスク10に集光させられる。光ディスク10で反射してディスクの記録情報を有した復路光24bは、対物レンズ15を通ることにより再び平行光へ変換されλ/4波長板を通り立ち上げミラー14で複合素子30方向へ向かい最終的に複合素子30に戻る。その結果、複合素子30はこの復路光24bを検出することによりディスク情報、及び光ディスク10の記録面に対物レンズ15による往路光24aのスポットを振動等の外乱が生じても良好に照射させるアクチュエーター18を制御するためのサーボ情報を抽出してそれぞれ電気信号へ変換し、予め光ディスク10に記録された記録情報を電気的に再現することが可能となる。以上の複合素子30、コリメータレンズ12、立ち上げミラー14、アクチュエーター18はピックアップ基台19に搭載される。
次に、複合素子30について説明する。図2は複合素子の全体を表す斜視図である。図2において、複合素子30は光源11と集積光学部材40と受光素子50、及び結合部材33とを有する構成である。これらの構成要素を順に説明する。
まず、光源11は汎用半導体レーザー31をベース部材32に固定したものである。極めて一般的な汎用半導体レーザー31を使用することができるためコストの安いピックア
ップ装置を提供することができる。
また、集積光学部材40は半導体レーザー31のレーザー光射出窓上に、結合部材33は半導体レーザー31の平坦面上に、また受光素子50は結合部材33の側面に当てられてそれぞれ配置される。半導体レーザー31への電源供給、及び受光素子50への電源供給と電気信号の取得はフレキシブルケーブル35により外部へ接続させることにより行われる。
次に、集積光学部材40について図3を用いて説明する。図3は集積光学部材40、光源11及び受光素子50の位置関係を示す断面図であり、紙面垂直方向がT方向、紙面水平方向がR方向とする。集積光学部材40は基本的にガラス材を4角形にカットして形成されており、その内部に偏光分離膜41と反射型ホログラム42を有する構造となっている。偏光分離膜41は入射する光の偏光の方向により反射、透過を制御する膜であり、また、反射型ホログラム42は入射する光の反射光をある決まった方向へ進路変更する機能を有する光学素子である。まず、光源11を出射した往路光24aは集積光学部材40に入射しその内部の偏光分離膜41に入射する。光源11をこの透過率が略100%となるように集積光学部材40に対して配置することにより高い利用効率を得ることができる。
偏光分離膜41を透過した往路光24aはそのまま集積光学部材40を透過してコリメータレンズへ向かう。ディスクを反射した復路光24bは先述の光学系を通過して再び集積光学部材40に到達する。この復路光24bはλ/4板により、その偏光方向が往路光に対して90度回転した方向を持つため、集積光学素子内の偏光分離膜41にて略100%反射する。ここで反射した復路光24bは次に反射型ホログラム42にて受光素子50の受光パターンに向かって進路変更され最終的に受光素子50に到達する。
次に、反射型ホログラム42によるフォーカス制御信号の取得方法について説明する。
図4は反射型ホログラム42のホログラムパターンと受光素子50の受光パターンとの関係を示す斜視図である。先述のとおりディスクで反射した復路光24bは、集積光学部材40に入射した後、偏光分離膜41で反射して反射型ホログラム42にて進路変更の作用を受ける。図示しているようにこの反射型ホログラム42はR方向に平行な分割線によりそれぞれ領域42aと、42bに分割されており、各々進路変更後の方向が異なるようにホログラムが形成されている。この場合、反射型ホログラム42の領域42aに入射した光は受光パターン51a上に、領域42bに入射した光は受光パターン51b上にそれぞれ集光するようにホログラムが形成されている。
図5は更に理解を容易にするために簡易的な等価光学系を示す図である。光ディスク10上に照射されたディスク上スポット21は光ディスク10で反射して復路光24bとなり、対物レンズ15を通り平行光に変換された後コリメータレンズ12で収束光に変換される。この収束光は反射型ホログラム42にて進路を変換され受光素子50上の受光パターン51a、及び51b上に集光される。なお、反射型ホログラム42は本来は反射型であるが理解を容易にするため等価的な透過型ホログラムとして図示している。受光パターン51a、及び51bはR方向に平行な分割線で分離されており、受光領域51aA、51aB、51bA、51bBに到達した光は受光素子50によりそれぞれ電気信号V51aA、V51aB、V51bA、V51bBに変換されて検出される。図示しているように受光パターン上に集光されたスポット22a、及び22bは受光パターンの分割線上に集光されているため、受光領域51aAと51aBに入る光量が等しく、また受光領域51bAと51bBに入る光量が等しい。すなわち、式(1)、式(2)
A=V51aA+V51bA ・・・式(1)
B=V51aB+V51bB ・・・式(2)
により、A、Bを定義して、フォーカスエラー信号(FE)を、
FE=A−B ・・・式(3)
とすると、
FE=0 ・・・式(4)
となる。
ここで、光ディスク10が対物レンズ15から離れた場合を考える。図6は光ディスク10が対物レンズ15から離れた場合の復路光24bの変化を示す図である。光ディスク10上のディスク上スポット21は光ディスク10が離れたために光ディスク10による鏡像21pを発生させる。対物レンズ15から見るとあたかもディスク上スポット21が紙面上方へ移動したように見えるため受光パターン上スポットも紙面上方の22bp、22apへ移動する。その結果、図示するように受光領域51bB、51aBに入る光量が増加し、受光領域51bA、51aAに入る光量が減少する。即ち、Bが増加しAが減少するため
FE<0・・・式(5)
となる。
同様に、光ディスク10が対物レンズ15に近づく場合を考える。図7は光ディスク10が対物レンズ15に近づいた場合の復路光24bの変化を示す図である。光ディスク10上のディスク上スポット21は光ディスク10が近づいたために光ディスク10による鏡像21mを発生させる。対物レンズから見るとあたかもディスク上スポット21が紙面下方へ移動したように見えるため受光パターン上スポットも紙面下方の22bm、22amへ移動する。その結果、図示するように受光領域51bB、51aBに入る光量が減少し、受光領域51bA、51aAに入る光量が増加する。即ち、Bが減少しAが増加するため、
FE>0・・・式(6)
となる。
以上のことをまとめると、光ディスク10が対物レンズ15から遠ざかると、
FE<0・・・式(5)
となり、光ディスク10が対物レンズ15へ近づくと、
FE>0・・・式(6)
となるため、このFE信号をもってフォーカス制御信号とすることができる。
次に、このフォーカス信号方式のメリットについて説明する。図8(a)は偏光分離膜41も含めた集積光学部材40の等価光学系を示す図である。光源11から出射した往路光24aは偏光分離膜41を透過してコリメータレンズ12により平行光へ変換される。ディスクにて反射した復路光24bはディスクの位置に変化がない場合、つまりデフォーカスが無い場合は平行光でコリメータレンズ12に戻り、偏光分離膜41で反射して反射型ホログラム42により受光パターンへ導かれる。この反射型ホログラム42はコリメータレンズ12に平行光が戻る場合、つまりデフォーカスが無い場合に受光パターン上に焦点を結ぶように形成されている。しかるに、図8(b)のように光源11が光軸方向に取り付け誤差を生じて11cの位置になった場合、この位置ズレ後の光源11cから発した往路光24aは、コリメータレンズ12との位置関係が適切でないため平行光からずれた状態となる。この図8(b)の場合は光源11とコリメータレンズ12との距離が離れる方向であるため、弱収束光となってコリメータレンズ12を出射する。こうなるとディスクからの反射光24bはデフォーカスが生じていない状態でもコリメータレンズ12に戻るときは平行光ではなく、それにより反射型ホログラム42から出射する光もデフォーカスした状態で出射するため受光パターン上のスポットも光軸方向にずれて22cの位置となる。
従って、光源11の光軸方向の位置ズレが発生すると受光素子50上でデフォーカスが発生するため何らかの方法でこのデフォーカスを調整することが必要となる。一つの方法としては光源11、あるいは受光素子50を光軸方向にデフォーカスが0となるまで位置調整することでデフォーカスをキャンセルすることが可能となるが、本実施の形態のように集積光学素子の形態をとると、光源11、受光素子50ともに光軸方向の位置調整は極めて困難であり何か別のデフォーカス調整方法が必要である。
図9は本実施の形態のデフォーカス調整方法を説明する図である。受光素子50上でデフォーカスが発生すると、図9(a)に図示しているように受光パターン上のスポットが半円形となり、先述のA、あるいはBが増えることによりデフォーカスを生じる(図の場合はAが増加する)。ここで、図9(b)に示すように受光パターン51bと受光パターン51aの中間点を受光素子回転中心53として、光軸方向(紙面垂直方向)を回転軸として受光素子全体を回転させると、相対的に各々の受光パターン上のスポットが右、あるいは左へ移動する。この図の場合、回転中心53を中心として反時計周りに受光素子を回転させることにより、受光パターン51b上のスポットが相対的に右に移動した形となり回転前までは受光領域51bAに偏重していた光が51bAと51bBの中間に位置するようになる。同様に、受光パターン51a上のスポットは相対的に左に移動する形となり回転前まで受光領域51aAに偏重していた光が51aAと51aBの中間に位置するようになる。
従って、AとBが等量となり結果的にデフォーカスをキャンセルすることが可能となる。即ち、本実施の形態のフォーカス信号方式は、2つの受光パターン51aと51bの中間点を中心に光軸方向を回転軸として受光素子を回転調整することにより、受光素子、あるいは発光点を光軸方向に位置調整することなくデフォーカス調整可能であり、集積光学部材の形態をとる場合に特に有利な方式である。
次に球面収差補正について説明する。光ディスク10はある特定の厚みを持つ透明なカバー層を有している。対物レンズ15は往路光がこのカバー層を通して良好に結像するべく設計されているため、カバー層の厚みが特定の厚みからずれた場合、一般的に球面収差が発生して光ディスク10上のスポット品質を劣化させる。カバー層の厚み誤差による球面収差は、NAの4乗、波長の逆数に比例して大きくなるため、高密度記録のために高NA、短波長となるにつれてこの球面収差が無視できなくなる。従って、高密度記録ディスクに対応するためには何らかの球面収差補正手段が必要となる。また、カバー層厚み誤差は光ディスク10の場所によって異なるため、この球面収差補正はリアルタイム制御が必要となり、カバー層厚み誤差による球面収差を検出して球面収差補正手段にフィードバックして制御する必要がある。
まず、球面収差補正手段の一例について説明する。図10(a)は光ディスク10のカバー層厚み誤差が無い状態を示す図である。光源11から出射された往路光24aはコリメータレンズ12で平行光へ変換され、対物レンズ15により光ディスク10の記録面にディスク上スポット21を形成する。先述のとおり対物レンズ15は光ディスク10のカバー層が所定の厚みを有するときに良好に記録面上にディスク上スポット21を形成するべく設計されているため、このカバー層の厚みに誤差がなければスポット品質に問題を生じない。
ここで、図10(b)に示すようにコリメータレンズ12が光軸方向に位置ずれした場合、コリメータレンズ12から出射後の往路光24aは平行光からずれて発散光、あるいは収束光となる。図の場合はコリメータレンズ12が光源11に近づく方向であるためコリメータ出射後は発散光となる。この光が対物レンズ15に入射して光ディスク10を通
過するとデフォーカスと共に球面収差を発生する。デフォーカスはフォーカスサーボ制御がかけられているため、アクチュエーター18により対物レンズ15を光軸方向へ移動させることにより除去することが可能であるが、球面収差は残ったままとなる。即ち、球面収差が発生する要因は、光ディスク10のカバー層厚みが変化する場合と、コリメータレンズ12が光軸方向に移動する場合の2つがあり、各々独立であるためカバー層厚みが変化して発生する球面収差を、コリメータレンズ12を光軸方向に移動させて逆符号の球面収差をあえて発生させることによりキャンセルさせることが可能である。従って、コリメータレンズ12を光軸方向に位置制御するアクチュエーター18をピックアップに搭載することにより球面収差補正手段とすることができる。
続いて球面収差検出手段について説明する。図11は収差の位相分布について説明する図である。対物レンズ15を出射した往路光24aは光ディスク10の記録面でディスク上スポット21を形成するが、仮にそのまま光ディスク10を通過してディスク記録面上のディスク上スポット21を中心とした参照球面25まで到達したとする。図示しているようにこの図は光軸と参照球面との交点を中心とした半径方向Rの参照球面上点における発光点からこの参照球面までの光の位相をΦ(R)で定義している。光学系に収差がまったく無い場合はΦは全てのRにおいて0となるが、収差が存在する場合はΦはRに対してある分布を持つ。
図12は球面収差が発生した場合のΦ(R)の分布を示す。図中点線で示す2つのピークの内側と外側に領域を分けるとそれぞれ符号が異なる2つの放物線に近似することができる。Φ(R)が放物線となるのはデフォーカスしたときであるため、球面収差によるΦ(R)の分布はピークの内側と外側に分けると概略2つの異なるデフォーカスのみの収差となる。従って、前記ホログラムを光の径の内側と外側に領域を分け、各々独立にフォーカス信号をとってその差動信号をもって球面収差検出信号とすることができる。
次に、本実施の形態における球面収差検出手段について説明する。図13は光学系に球面収差が発生しておらず、かつ光ディスク記録面にてデフォーカスがない状態での球面収差検出手段を図示している。光ディスク10で反射した復路光24bは対物レンズ15を通り平行光に変換された後コリメータレンズ12で収束光に変換される。この収束光は反射型ホログラム42にて進路を変換され、受光素子50上の受光パターン51a、51b、51c及び51d上に集光される。反射型ホログラム42はR方向に平行な分割線で領域を分割されており、更に光軸を中心として復路光24bの内側と外側を分ける円で領域をトータル4つに分割されている。これらのホログラム領域は図示しているようにビームの外側に対応する42a、42bは受光パターン51a、51b上に、ビームの内側に対応する42c、42dは受光パターン51c、51d上に集光され、受光素子上スポット22a、22b、22c、22dになるように形成されている。
受光パターン51a、51b、51c及び51dはR方向に平行な分割線で分離されており、受光領域51aA、51aB、51bA、51bB、51cA、51cB、51dA、51dBに到達した光は、受光素子50によりそれぞれ電気信号V51aA、V51aB、V51bA、V51bB、V51cA、V51cB、V51dA、V51dBに変換されて検出される。図示しているように受光パターン上に集光された22a、22b、22c及び22dは受光パターンの分割線上に集光されているため、受光領域51aAと51aB、受光領域51bAと51bB、受光領域51cAと51cB、受光領域51dAと51dB、にそれぞれ入る光量が等しい。ここで、式(7)、式(8)、
Ain=V51cA+V51dA ・・・式(7)
Bin=V51cB+V51dB ・・・式(8)
により、Ain、Binを定義して、フォーカスエラー信号(FEin)を、
FEin=Ain−Bin ・・・式(9)
とすると、
FEin=0 ・・・式(10)
となる。このFEinは復路光24bの内側領域のデフォーカス量に相当する。同様に、式(11)、式(12)、
Aout=V51aA+V51bA ・・・式(11)
Bout=V51aB+V51bB ・・・式(12)
により、Aout、Boutを定義して、フォーカスエラー信号(FEout)を、
FEout=Aout−Bout ・・・式(13)
とすると、
FEout=0 ・・・式(14)
となる。このFEoutは復路光24bの外側領域のデフォーカス量に相当する。先述したように球面収差検出信号は復路光24bの内側と外側のフォーカス信号の差動をとればよいので、
SAE=FEin−FEout ・・・式(15)
と定義すればSAEを球面収差検出信号として利用できる。この場合、
SAE=0 ・・・式(16)
である。また、通常のフォーカスエラー信号は、
FE=FEin+FEout ・・・式(17)
と定義すればよい。
以下、実際に球面収差が発生した場合の球面収差検出信号の様子について図14を用いて説明する。図14(a)はある量の球面収差が発生した場合の受光素子50に復路光24bがどのように到達するかを示す図である。光学系に球面収差があると光ディスク10において往路光の内側と外側で異なるデフォーカスを生じる。そのために光ディスク10による鏡像内側の領域はディスク上スポットの鏡像21ip、外側の領域はディスク上スポットの鏡像21opをそれぞれ発生させる。対物レンズからみるとあたかもディスク記録面から、内側の領域は紙面上方へ、外側の領域は紙面下方へそれぞれ移動したように見えるため、受光パターン上スポットも内側の領域は紙面上方の22dsap、22csapへ、外側の領域は紙面下方の22asap、22bsapへ移動する。その結果、図示するように受光領域51dBと51cB、受光領域51bAと51aAが増加し、受光領域51dAと51cA、受光領域51bB、51aBが減少する。即ち先述のBin、Aoutが増加してAin、Boutが減少するため、
FEin<0 ・・・式(18)
FEout>0 ・・・式(19)
となり、
SAE<0 ・・・式(20)
となる。
同様に、今度は球面収差が逆符号で発生した場合を考える。図14(b)は図14(a)とは逆符号の球面収差が発生した場合の受光素子50に復路光24bがどのように到達するかを示す図である。図14(a)とは逆の球面収差が発生しているので対物レンズからみるとあたかもディスク記録面から、内側の領域は紙面下方へ、外側の領域は紙面上方へそれぞれ移動したように見えるため、受光パターン上スポットも内側の領域は紙面下方の22dsam、22csamへ、外側の領域は紙面上方の22asam、22bsamへ移動する。その結果、図示するように受光領域51dBと51cB、受光領域51bAと51aAが減少し、受光領域51dAと51cA、受光領域51bB、51aBが増加する。即ち先述のBin、Aoutが減少してAin、Boutが増加するため
FEin>0 ・・・式(21)
FEout<0 ・・・式(22)
となり、
SAE>0 ・・・式(23)
となる。
以上のことをまとめると、光学系がある量の球面収差を持つと、
SAE<0 ・・・式(20)
となり、それとは逆符号の球面収差を持つと、
SAE>0 ・・・式(23)
となるため、このSAE信号をもって球面収差検出信号とすることができる。
図15は球面収差検出機能も備えた本実施の形態のデフォーカス調整方法を説明する図である。受光素子50上でデフォーカスが発生すると、図15(a)に図示しているように受光パターン上のスポットが半円形、あるいは円弧状となり、先述のAin、Aout、あるいはBin、Boutが増えることによりデフォーカスを生じる(図の場合はAin、Aoutが増加する)。ここで、図15(b)に示すように受光パターン51dと受光パターン51aの中間点(受光パターン51bと受光パターンcとの中間点でもある)を受光素子回転中心53として、光軸方向(紙面垂直方向)を回転軸として受光素子全体を回転させると、相対的に各々の受光パターン上のスポットが右、あるいは左へ移動する。この図の場合、回転中心53を中心として反時計周りに受光素子を回転させることにより、受光パターン51b上のスポットが相対的に右に移動した形となり、回転前までは受光領域51bAに偏重していた光が51bAと51bBの中間に位置するようになる。同様に、受光パターン51d上のスポットは相対的に左へ、受光パターン51aと受光パターン51c上のスポットは相対的に左へ移動する形となり、回転前までそれぞれ受光領域51dA、受光領域51aA、受光領域51cAに偏重していた光がそれぞれの受光パターンの分割線上に位置するようになる。従って、AとBが等量となり結果的にデフォーカスをキャンセルすることが可能となる。
次に本実施の形態の受光素子の配置のメリットについて説明する。図15(c)は受光パターン51cと51aの位置を入れ替えた場合の受光素子回転によるデフォーカス調整を示す図である。つまり、復路光24bの外側領域を受光する受光パターンと内側領域を受光する受光パターンを中間点である受光素子回転中心53に対してそれぞれ外側と内側に配置している。この状態で受光素子を回転してデフォーカス調整すると、図15(c)に示すように受光パターン51dと51cにてそれらの分割線上にスポットが位置するように回転調整すると、受光パターン51bと51aにて分割線を通過してスポットを適切な位置に位置づけることができない。言い換えるとある受光素子回転角に対する復路光の内側領域のデフォーカス量と外側領域のデフォーカス量が異なるため両方をゼロとするデフォーカス調整が極めて困難である、と言える。本実施の形態のように復路光の内側領域を受光する受光パターンと外側を受光する受光パターンを交互に配置すると、確かにある受光素子回転角による受光素子上のスポットの移動量が復路光の内側を受光する2つの受光領域、及び復路光の外側を受光する2つの受光領域で異なるが、内側領域の受光パターンと外側領域の受光パターンが回転中心53に対して対照的に位置するため、少なくとも内側領域と外側領域のデフォーカス量が一致し、両方をゼロとするデフォーカス調整が容易となる。
次に、受光パターン51aから51dの各配置間隔について説明する。図15(b)に示すように4つの受光パターンの配置間隔を全て同じにすると、先述のとおりある受光素子回転角に対する復路光の内側領域のデフォーカス量と外側領域のデフォーカス量が同じになるため、両方をゼロとするデフォーカス調整が容易に可能となるが、仮に受光パターン51bと51aの間隔と、受光パターン51dと51cの間隔、即ち復路光の内側領域の受光パターン間隔と外側領域の受光パターン間隔が異なる場合は、ある受光素子回転角に対する復路光の内側領域のデフォーカス量と外側領域のデフォーカス量が同じにならな
いため両方をゼロとするデフォーカス調整が困難となる。従って、復路光の内側領域の受光パターン間隔と外側領域の受光パターン間隔を略同等とすることが実際には必要となる。
図16は波長が変動した場合の各受光パターン上のスポットの位置変化を示している。受光パターン上のスポット22a、22b、22c、22dはホログラムにより進路を変更させられているため、光の波長が変化するとその進路変更量が変化して受光パターン上矢印で示すように位置ずれする。その位置ずれの方向は進路変化の方向に一致するため、ホログラムによる進路変化の方向と各受光パターンの方向を略一致させる必要がある。即ち、ホログラム入射前の復路光はその光軸に沿って進行しているためこの光軸と各受光パターンを結ぶ直線を定義して、各受光パターンの分割方向をその直線に合わせる必要がある。更に、回転によるデフォーカス調整を容易にするためには全ての受光パターンをその直線上に配置することが望ましい。そうすると、光の波長が変動しても受光パターンの分割線上をスポットが変位するだけなのでなんら影響はない。
次に、フォーカスエラー信号と球面収差検出信号をそれぞれ独立に検出する場合の実施の形態について説明する。これまで説明した実施の形態ではフォーカスエラー信号、球面収差検出信号共に共通のホログラム領域と受光パターンを用いて、受光信号の演算によりフォーカスエラー信号と球面収差検出信号を分離していた。この場合、受光パターンの数を少なくできるため構造的にシンプルな受光素子を構成することが可能となるが、反面フォーカスエラー信号と球面収差検出信号それぞれにとって受光パターンを最適化することが不可能となる。そのため場合によってはフォーカスエラー信号と球面収差検出信号をそれぞれ独立に検出する必要性を生じる可能性もある。
図17はフォーカスエラー信号と球面収差検出信号をそれぞれ独立に検出した場合の一例を示す図である。光ディスク10で反射した復路光24bは対物レンズ15を通り平行光に変換された後コリメータレンズ12で収束光に変換される。この収束光は反射型ホログラム42にて進路を変換され受光素子50上の受光パターン51a、51b、51c、51d、51e、51f上に集光される。反射型ホログラム42はR方向に平行な分割線で領域を分割されており、更に光軸を中心として復路光24bの内側と中心部、及び中止部と外側を分ける2つの円で領域をトータル6つに分割されている。これらのホログラム領域は図示しているようにビームの外側に対応する42a、42bは受光パターン51a、51b上に、ビームの内側に対応する42c、42dは受光パターン51c、51d上に、ビームの中心部に対応する42e、42fは受光パターン51e、51f上に集光され、受光素子上スポット22a、22b、22c、22d、22e、22fになるように形成されている。受光パターン51a、51b、51c及び51dはR方向に平行な分割線で2分離されており、受光パターン51e、51fはR方向に平行な分割線で4分割されている。受光領域51aA、51aB、51bA、51bB、51cA、51cB、51dA、51dB、51eA、51eA2、51eB、51eB2、51fA、51fA2、51fB、51fB2に到達した光は受光素子50によりそれぞれ電気信号V51aA、V51aB、V51bA、V51bB、V51cA、V51cB、V51dA、V51dB、V51eA、V51eA2、V51eB、V51eB2、V51fA、V51fA2、V51fB、V51fB2に変換されて検出される。
図示しているように受光パターン上に集光された22a、22b、22c、22d、22e、及び22fは受光パターンの分割線上に集光されているため、受光領域51aAと51aB、受光領域51bAと51bB、受光領域51cAと51cB、受光領域51dAと51dB、受光領域51eAと51eB、受光領域51fAと51fB、にそれぞれ入る光量が等しい。ここで、式(24)、式(25)、
Ain=V51cA+V51dA ・・・式(24)
Bin=V51cB+V51dB ・・・式(25)
により、Ain、Binを定義して、フォーカスエラー信号(FEin)を、
FEin=Ain−Bin ・・・式(26)
とすると、
FEin=0 ・・・式(27)
となる。このFEinは復路光24bの内側領域のデフォーカス量に相当する。同様に、式(28)、式(29)、
Aout=V51aA+V51bA ・・・式(28)
Bout=V51aB+V51bB ・・・式(29)
により、Aout、Boutを定義して、フォーカスエラー信号(FEout)を、
FEout=Aout−Bout ・・・式(30)
とすると、
FEout=0 ・・・式(31)
となる。このFEoutは復路光24bの外側領域のデフォーカス量に相当する。先述したように球面収差検出信号は復路光24bの内側と外側のフォーカス信号の差動をとればよいので、
SAE=FEin−FEout ・・・式(32)
と定義すればSAEを球面収差検出信号として利用できる。この場合、
SAE=0 ・・・式(33)
である。
この例のようにビームの中心部を挟んで外側と内側を分けると、中心部を挟まない場合に比較して球面収差による外側と内側のデフォーカス差がより大きくなる傾向となる。即ち、球面収差検出感度をアップさせることが可能となり、システム全体の球面収差補正機能の特性上この感度をチューニングする必要が生じた場合には有効な方法である。
また、式(34)、式(35)、
Af=V51eA+V51eA2+V51fA+V51fA2 ・・・式(34)
Bf=V51eB+V51eB2+V51fB+V51fB2 ・・・式(35)
により、Af、Bfを定義して、フォーカスエラー信号(FEf)を
FEf=Af−Bf ・・・式(36)
とすると、
FEf=0 ・・・式(37)
となる。
このように、フォーカスエラー信号と球面収差検出信号の受光パターンを別にすることで後段のアンプゲイン等を個別に設定でき、電気回路的な最適設計も可能である。それから、図示しているようにこのフォーカスエラー信号用受光パターン51e、51fには受光領域51eA2、51eB2、51fA2、51fB2が、本来の受光領域の外側にフォーカスエラー信号演算にて逆符号で配置されている。デフォーカスが発生するとこれらの受光パターン上のスポットは半円の円弧状のビームとなりデフォーカスにつれて分割線に垂直方向にビームが大きくなる。受光領域の外側に逆符号の受光領域が配置されると、更にデフォーカスが大きくなって外側の受光領域にビームが入った場合に逆符号なのでフォーカスエラー信号が急速に0に収束することとなる。即ち、非常に狭いデフォーカス領域しかフォーカスエラー信号が存在しないこととなり、多層ディスクにて記録層から比較的近い距離で次の記録層がある場合そこからの反射光が無視できない場合に有効である。
以上のように、ホログラムの分割領域、及び、受光パターンの数、分割領域を増やすことで、フォーカスエラー信号、球面収差検出信号をそれぞれ独立に最適化させることが可能となる。ただ、構成が複雑化するため調整の容易さや製品コスト等のデメリットが生じ
る可能性があるが、そこは性能とのバランスからトータルとして最適な解を適用しなければならない。
次に、本実施の形態以外の受光パターン配置のオプションについて説明する。実際の受光素子配置ではスペース等の制約により理想的に直線に配置できない可能性もあり、いろいろな配置のオプションを考察する必要がる。図18(a)から図18(d)は各受光パターンが直線から外れた配置をした場合を示す図である。
図18(a)はビームの内側領域を受光する受光パターン51bと51aが紙面右側、ビームの外側領域を受光する受光パターン51dと51cが紙面左側にオフセットさせて配置した場合を示す。この場合もビーム内側を受光する受光パターン51bと51aの間隔と、ビーム外側を受光する受光パターン51dと51cの間隔が等しく、更にビーム内側を受光する受光パターンとビーム外側を受光する受光パターンが交互に配置されているため、回転調整によるビーム内側とビーム外側のデフォーカス感度がそれぞれ相等しくなる回転中心53が必ず存在する。また、波長変動が生じた場合、光軸と受光素子との交点54と各受光パターンを結ぶ線に沿って各受光パターン上のスポットが移動する。
従って、受光パターンの分割線に平行な直線上に各受光パターンが配置されていないため各受光パターン上のスポットは図面上左右どちらかの受光領域に偏重する。しかしながら、例えば受光パターン51bにて受光領域51bBにスポットが偏重する場合は、受光パターン51aでは受光領域51aAに偏重するためフォーカスエラー信号を演算する際に打ち消しあう結果となり、波長変動によるフォーカスエラー信号、及び球面収差検出信号の影響は小さい。
図18(b)は全ての受光パターンを斜め直線上に配置した場合を示す。先述の図18(a)の場合と同様に、ビーム内側を受光する受光パターン51bと51aの間隔と、ビーム外側を受光する受光パターン51dと51cの間隔が等しく、更にビーム内側を受光する受光パターンとビーム外側を受光する受光パターンが交互に配置されているため、回転調整によるビーム内側とビーム外側のデフォーカス感度がそれぞれ相等しくなる回転中心53が必ず存在する。また、波長変動が生じた場合、光軸と受光素子との交点54と各受光パターンを結ぶ線に沿って各受光パターン上のスポットが移動し、各受光パターン上のスポットは図面上左右どちらかの受光領域に偏重する。この場合、例えば受光パターン51bにて受光領域51bBにスポットが偏重する場合は、受光パターン51aでは受光領域51aBに偏重するためフォーカスエラー信号を演算による打消しの効果が無くフォーカスエラー信号にオフセットを生じる。球面収差信号はビーム内側のデフォーカスとビーム外側のデフォーカスの差動であるため波長変動による内側と外側のデフォーカスが等しければ演算により打ち消されるが、光軸と受光素子との交点54と各受光パターンを結ぶ線と受光パターンを分割する分割線のなす角が各受光パターンでそれぞれ異なるため波長変動による内側と外側のデフォーカスは等しくならない。
図18(c)は外側に配置されている2つの受光パターンを図面右側に、内側に配置されている2つの受光パターンを図面左側に配置した場合を示す。これも先述の図18(a)の場合と同様に、ビーム内側を受光する受光パターン51bと51aの間隔と、ビーム外側を受光する受光パターン51dと51cの間隔が等しく、更にビーム内側を受光する受光パターンとビーム外側を受光する受光パターンが交互に配置されているため、回転調整によるビーム内側とビーム外側のデフォーカス感度がそれぞれ相等しくなる回転中心53が必ず存在する。また、波長変動が生じた場合、光軸と受光素子との交点54と各受光パターンを結ぶ線に沿って各受光パターン上のスポットが移動し、各受光パターン上のスポットは図面上左右どちらかの受光領域に偏重する。
この場合、例えば受光パターン51bにて受光領域51bBにスポットが偏重する場合は先述の図18(b)の場合と同様に受光パターン51aでは受光領域51aBに偏重するが、受光パターン51dでは受光領域51dAに、受光パターン51cでは受光領域51cAにそれぞれ偏重する。そのためフォーカスエラー信号の演算では打消しの効果がありフォーカスエラー信号のオフセットは小さくなるが、球面収差信号はビーム内側のデフォーカスとビーム外側のデフォーカスの差動であるため打消しの効果は無くオフセットを生じる。
図18(d)はビームの内側領域を受光する受光パターン51bと51aが紙面右側、ビームの外側領域を受光する受光パターン51dと51cが紙面左側にオフセットさせ、かつ直線状ではなく四方に配置した場合を示す。この配置は図18(a)にて受光パターン51bと51d、受光パターン51aと51cをそれぞれ図中横に並べて配置したものと等価である。この場合は4つの受光パターンの中心点を回転中心53とすれば回転によるデフォーカス調整ができる。また、波長変動が生じた場合、光軸と受光素子との交点54と各受光パターンを結ぶ線に沿って各受光パターン上のスポットが移動し、各受光パターン上のスポットは図面上左右どちらかの受光領域に偏重する。この場合、例えば受光パターン51bにて受光領域51bBにスポットが偏重する場合は受光パターン51aでは受光領域51aAに偏重するため、フォーカスエラー信号、球面収差検出信号共に打ち消す効果により影響は小さい。ただし、光ディスク10のデフォーカスが進行すると各々の受光パターン上のスポットは半円のビームとなり図中横方向に拡大していき、非常に大きなデフォーカスに対してはついに横の受光パターンにまで達して信号の乱れを生じる恐れがある。
図19(a)から図19(d)は、前記図18(a)から(d)にて説明した波長変動による課題を解決するために、受光パターンの分割線を光軸と受光素子との交点54と受光パターンとを結ぶ線に平行にした場合を図示している。この場合、波長変動が生じた場合でも受光パターン上のスポットは分割線上を移動するため、確かにフォーカスエラー信号、及び球面収差検出信号のオフセットは全く生じない。しかしながら、このように分割線を斜めにしてしまうと図中縦方向に非常に高い受光素子調整精度が要求され、受光素子上のスポット位置のバラツキを考慮するとこの調整は非常に困難になることが予想される。
本発明は、ブルーレーザーを含む短波長レーザーを用いる場合であっても、小型、薄型で温度変化等の耐環境変化特性も良くコストの安い光ピックアップ装置として利用することができる。
本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置を示す斜視図 本発明の一実施の形態における複合素子を示す斜視図 本発明の一実施の形態における複合素子を示す断面図 本発明の一実施の形態における反射型ホログラムのホログラムパターンと受光素子の受光パターンとの関係を示す斜視図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の簡易的な等価光学系を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の光ディスクが対物レンズから離れた場合の復路光の変化を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の光ディスクが対物レンズに近づいた場合の復路光の変化を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の偏光分離膜も含めた集積光学素子の等価光学系を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置のデフォーカス調整方法を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の球面収差補正手段の一例について説明する図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の収差の位相分布について説明する図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の球面収差が発生した場合のΦ(R)の分布を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の光学系に球面収差が発生しておらず、かつ光ディスク記録面にてデフォーカスがない状態での球面収差検出手段を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の実際に球面収差が発生した場合の球面収差検出信号の様子を示す図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の球面収差検出機能も備えたデフォーカス調整方法を説明する図 本発明の一実施の形態における光ピックアップ装置の波長が変動した場合の各受光パターン上のスポットの位置変化を示す図 フォーカスエラー信号と球面収差検出信号をそれぞれ独立に検出した場合の一例を示す図 各受光パターンが直線から外れた配置をした場合を示す図 波長変動による課題を解決するために、受光パターンの分割線を光軸と受光素子との交点と受光パターンとを結ぶ線に平行にした場合を示す図
符号の説明
1 光ピックアップ
10 光ディスク
11 光源
12 コリメータレンズ
14 立ち上げミラー
15 対物レンズ
18 アクチュエーター
19 ピックアップ基台
21 ディスク上スポット
21p ディスク上スポットの鏡像
21m ディスク上スポットの鏡像
21ip ディスク上スポットの鏡像
21im ディスク上スポットの鏡像
21op ディスク上スポットの鏡像
21om ディスク上スポットの鏡像
22a 受光素子上スポット
22b 受光素子上スポット
22c 受光素子上スポット
22d 受光素子上スポット
22e 受光素子上スポット
22f 受光素子上スポット
22ap 受光素子上スポット
22am 受光素子上スポット
22bp 受光素子上スポット
22bm 受光素子上スポット
22asap 受光素子上スポット
22asam 受光素子上スポット
22bsap 受光素子上スポット
22bsam 受光素子上スポット
22csap 受光素子上スポット
22csam 受光素子上スポット
22dsap 受光素子上スポット
22dsam 受光素子上スポット
24a 往路光
24b 復路光
24bi 復路光
24bo 復路光
25 参照球面
30 複合素子
31 半導体レーザー
32 ベース部材
33 結合部材
35 フレキシブルケーブル
40 集積光学部材
41 偏光分離膜
42 反射型ホログラム
42a ホログラム領域
42b ホログラム領域
42c ホログラム領域
42d ホログラム領域
42e ホログラム領域
42f ホログラム領域
50 受光素子
51a 受光パターン
51b 受光パターン
51c 受光パターン
51d 受光パターン
51e 受光パターン
51f 受光パターン
51aA 受光領域
51aB 受光領域
51bA 受光領域
51bB 受光領域
51cA 受光領域
51cB 受光領域
51dA 受光領域
51dB 受光領域
51eA 受光領域
51eB 受光領域
51eA2 受光領域
51eB2 受光領域
51fA 受光領域
51fB 受光領域
51fA2 受光領域
51fB2 受光領域
V51aA 電気信号
V51aB 電気信号
V51bA 電気信号
V51bB 電気信号
V51cA 電気信号
V51cB 電気信号
V51dA 電気信号
V51dB 電気信号
V51eA 電気信号
V51eB 電気信号
V51eA2 電気信号
V51eB2 電気信号
V51fA 電気信号
V51fB 電気信号
V51fA2 電気信号
V51fB2 電気信号
53 受光素子回転中心
54 光軸と受光素子の交点

Claims (17)

  1. 光記録媒体へ光ビームを集光する集光光学系と、光記録媒体からの反射光を検出する光検出光学系を有する光ピックアップ装置であって、前記光検出光学系に配置された、光軸を中心として光記録媒体からの反射光の内側と外側を分ける線、及び光軸を含む直線で分割される少なくとも4つの領域毎に光進行方向を変換する光路変換手段を有し、前記光検出光学系に配置された、前記光路変換手段を分割する光軸を含む直線と平行な直線に沿って配置された少なくとも4つの受光部を備えた受光手段を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記受光手段の受光部は前記光路変換手段の光軸を含む直線の分割線に平行な分割線で各々分割された少なくとも2つの受光素子で構成され、前記受光部は少なくとも8つの前記受光素子により構成されたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記光路変換手段は、光記録媒体からの反射光の内側の一方の領域の光は前記受光手段の受光部のうち最も端の受光部である第1受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の外側の同じ一方の領域の光は前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の内側の他方の領域の光は前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の分割線上に集光し、光記録媒体からの反射光の外側の他方の光は前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の分割線上に集光させるように光路を変更することを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記受光手段において、最も端の受光部である第1受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の同じ一方の側の受光素子の信号出力と、前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の同じ他方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力と、
    最も端の受光部である第1受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、前記第1受光部の隣の受光部である第2受光部の同じ他方の側の信号出力と、前記第2受光部の隣の受光部である第3受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、前記第3受光部の隣の受光部である第4受光部の同じ一方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力の差動をもって前記光ビームのフォーカス制御信号とすることを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記受光手段において、外側の2つの受光部である第1受光部と第4受光部の一方の側の受光素子の信号出力と、内側の2つの受光部である第2受光部と第3受光部の他方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力と、
    外側の2つの受光部である第1受光部と第4受光部の他方の側の受光素子の信号出力と、内側の2つの受光部である第2受光部と第3受光部の一方の側の受光素子の信号出力をそれぞれ加算した信号出力の差動をもって球面収差制御信号としたことを特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記集光光学系として、光源と、光源から出射した光を平行光へ変換する平行光変換手段と、平行光変換手段から出射される平行光を光記録媒体へ光ビームを集光する集光手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記光源として半導体レーザーを用いたことを特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記平行光変換手段としてレンズを用いることを特徴とする請求項6記載の光ピックアッ
    プ装置。
  9. 前記集光手段としてレンズを用いることを特徴とする請求項6記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記検出光学系として、光を直線偏光から円偏光へ変換する光位相変換手段と、偏光方向によって光を分離する偏光分離手段と、光路変換手段と、受光手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  11. 前記光路変換手段として回折型光学素子を用いたことを特徴とする請求項10記載の光ピックアップ装置。
  12. 前記光路変換手段として偏光性回折型光学素子を用いたことを特徴とする請求項10記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記受光手段としてフォトダイオードを用いることを特徴とした請求項10記載の光ピックアップ装置。
  14. 前記光位相変換手段として1/4波長板を用いたことを特徴とする請求項10記載の光ピックアップ装置。
  15. 前記偏光分離手段として偏光分離膜を用いたことを特徴とする請求項10記載の光ピックアップ装置。
  16. 前記偏光分離手段と、前記光路変換手段を同一の光集積部材としたことを特徴とする請求項10記載の光ピックアップ装置。
  17. 前記光源と、前記受光手段と前記光集積部材を同一の複合素子としたことを特徴とする請求項16記載の光ピックアップ装置。
JP2004196539A 2004-07-02 2004-07-02 光ピックアップ装置 Pending JP2006018937A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004196539A JP2006018937A (ja) 2004-07-02 2004-07-02 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004196539A JP2006018937A (ja) 2004-07-02 2004-07-02 光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006018937A true JP2006018937A (ja) 2006-01-19

Family

ID=35793061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004196539A Pending JP2006018937A (ja) 2004-07-02 2004-07-02 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006018937A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7944644B2 (en) 2006-09-19 2011-05-17 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. Rotating disk storage device having a spoiler

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7944644B2 (en) 2006-09-19 2011-05-17 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands, B.V. Rotating disk storage device having a spoiler

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1001414B1 (en) Compatible optical pickup
JPWO2008081859A1 (ja) 光ピックアップ、光ディスク装置、複合カップリングレンズ、複合プリズム、及び光情報機器
JP5069893B2 (ja) 光ピックアップ及び光ディスクドライブ
KR101119689B1 (ko) 광디스크 장치, 광픽업의 제어 방법 및 광디스크 판별 방법
JP5042782B2 (ja) 光ピックアップ装置及びこれを備えた光ディスク装置
JP2008269756A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP2000030288A (ja) 光ピックアップ素子
US6400666B1 (en) Optical pickup device
JP2002092934A (ja) 単一光源を採用した互換型光ピックアップ装置
US7190657B2 (en) Optical pickup device
JP4646930B2 (ja) 回折素子の位置調整方法
JP2004139709A (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2004253111A (ja) 光ピックアップ装置
JP2006018937A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007220228A (ja) 光ピックアップ装置
JP4170264B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置
US7719949B2 (en) Optical head
JP4245022B2 (ja) 光ピックアップ装置及びその光源ユニット
JP2005174529A (ja) 光学ヘッド
KR20050012934A (ko) 호환형 광픽업 및 이를 채용한 광 기록 및/또는 재생기기
JP2012108985A (ja) 光ピックアップ
JP4332693B2 (ja) 光ヘッド、受発光素子、及び光記録媒体記録再生装置
JP2007109282A (ja) 光ピックアップ装置および情報記録再生装置
JP2002237085A (ja) 光ピックアップおよびそれを用いた光学的情報再生装置または記録装置
JP4254907B2 (ja) 光ピックアップ装置及びその光源ユニット