JP2006014578A - ステッピングモータ - Google Patents

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譲 鈴木
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Abstract

【要約書】
【課題】 高温環境下または高速回転時の摩擦熱発生状況下でもモータ機能を損なうことがないステッピングモータを提供することにある。
【解決手段】 ステッピングモータ1は、出力軸3に取り付けたスリーブ4の外周面にマグネット6を固着し、前記マグネット6を固着したロータ2をステータ10の内周に回転自在に配置し、カップ状のベース22とキャップ23を遊嵌しその内部にコイルばね24を収納してホルダー21を形成し、前記ホルダー21は前記出力軸3を支持する軸受9と前記スリーブ4との間に介装してなるステッピングモータにおいて、
前記ホルダー21を強化ポリアミド樹脂にて形成すると共に前記ホルダー21と前記軸受9との間に摺動性が良好な部材を介装してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステッピングモータに係り、特に高温環境下または高速回転に伴う摩擦熱発生環境下で使用するために耐熱性が要求されるステッピングモータに関する。
ステッピングモータは制御性の良さから各種AV機器や各種OA機器などに用いられているが、特にPM(permanent magnet:永久磁石)型ステッピングモータは低価格なことから、近年、車両に搭載される各種の制御機器などにも幅広く用いられるようになってきている。このような車両に搭載される各種の制御機器として、例えば車間距離センサーや車載用ヘッドライトの光軸調整装置などがある。車間距離センサーとして、例えば超音波を前方車両に投射し、前方車両からの反射波を受信して前方車両との車間距離を測る構成の車間距離センサー装置では、ステッピングモータの回転軸にクランク軸を装着して所定範囲内を揺動させている。また、車載用ヘッドライトの光軸調整装置では、例えばステッピングモータの回転軸に取り付けたギアにて左右、上下方向を調整してヘッドライトの光軸調整を行なっている。このような車間距離センサーや車載用ヘッドライトの光軸調整装置などに用いられるステッピングモータは高温環境下で動作するように組み込まれ、従って、長期間の安定したモータ特性が要求される。
図3は車載用ヘッドライトの光軸調整の一例を示した図である。
ヘッドライト50は、左右一側の上端の支持ピン51を支点にして、一側下端の第1調整ねじ52により上下方向に傾動され、他端上端の第2調整ねじ53により左右方向に傾動される構造をとる。第1調整ねじ52を第1モータ54で駆動してヘッドライト50の光軸を上下方向に補正し、第2調整ねじ53を第2モータ55で駆動してヘッドライト50の光軸を左右方向に補正する。第1モータ54と第2モータ55はその出力軸上に具備したピニオン56、57を介して第1調整ねじ52、第2調整ねじ53の端部のクラウンギア58、59に連結されている。
このように組み込まれたPM型ステッピングモータは、板ばねやコイルばねにより予圧が付与される構造を採用しているが、板ばねの場合、ばね定数が不安定になり易く、モータのトルク特性にバラツキが生じてしまい、安定したモータ特性が得られない。
このため、モータのトルク特性のバラツキを防止するためにはコイルばねによって予圧を付与する構造とすることが好ましい。従来、このようにコイルばねにて予圧を付与する構造のPM型ステッピングモータとしては、例えば図4に示す構造がある(例えば、特許文献1参照)。
図4は従来のステッピングモータの一部断面図である。
ステッピングモータ60は、回転可能に支持されたロータ62と、ロータ62の外周を取り囲むステータ61とから構成されている。ロータ62は、ロータ軸63と、スリーブ64と、スリーブ64の外周面に固着されたマグネット65を有している。ロータ軸63は軸受66、67によって回転自在に支持されている。ステータ61は、第1のステータ68と第2のステータ69からなる。第1のステータ68は、コイル70を巻回するためのボビン71とステータヨーク72、73によって構成されている。第2のステータ69も、第1のステータ68と同様にコイル74を巻回するためのボビン75とステータヨーク76、77によって構成される。スリーブ64と軸受67との間にはホルダー78が介装される。ホルダー78は、POM(ポリアセタール)樹脂からなるカップ状のベース79と、POM樹脂からなるキャップ80を嵌合し、その内部にコイルばね81を収納している。このコイルばね81によって予圧が付与される。ホルダー78はロータへの予圧装置として機能する。ホルダー78はロータ62と共に回転して軸受67上を摺動する。82は平ワッシャである。
特開平10−290548号公報
上記従来のステッピングモータ60を高温環境下または摩擦熱を発生する程度の高速回転にてステッピングモータを動作させる装置、例えば上述のような車間距離センサーや車載用ヘッドライトの光軸調整装置などに用いた場合では、ステッピングモータ60のホルダー78を構成するカップ状のベース79とキャップ80がいずれもPOM樹脂(荷重(1.8MPa)たわみ温度は約135℃)から形成されているため、ホルダー78が軸受67上を高速回転で摺動すると、高温環境下であると共に回転による摩擦熱によってホルダー78が高温となり、熱分解して形状を維持できず、ステッピングモータ60の機能が損なわれるという問題がある。この摩擦熱の発生は高速回転での使用時に発生し、高温環境下ではなくても、十分に高温化する。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、高温環境下または高速回転時の摩擦熱発生状況下でもモータ機能を損なうことがないステッピングモータを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、主に、予圧装置を構成するホルダーを耐熱樹脂で形成すると共に、軸受部とホルダーの間に摺動性が良好な部材を介在させる手段を採用する。具体的には、以下のようになる。
(1)ステッピングモータは、出力軸に取り付けたスリーブの外周面にマグネットを固着し、前記マグネットを固着したロータをステータの内周に回転自在に配置し、カップ状のベースとキャップを嵌合しその内部にコイルばねを収納してホルダーを形成し、前記ホルダーは前記出力軸を支持する軸受と前記スリーブとの間に介装してなるステッピングモータにおいて、
前記ホルダーを強化ポリアミド樹脂にて形成すると共に前記ホルダーと前記軸受との間に摺動性が良好な部材を介装してなることを特徴とする。
(2)上記(1)記載のステッピングモータは、前記摺動性が良好な部材が潤滑性の樹脂にて構成してなることを特徴とする。
(3)上記(1)又は(2)記載のステッピングモータは、前記摺動性が良好な部材の外径を前記軸受の外径よりも大きくしてなることを特徴とする。
(4)上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載のステッピングモータは、前記ロータは、前記出力軸に取り付けた非磁性のスリーブと、前記スリーブの外周面に設けた樹脂部と、前記マグネットからなり、前記マグネットは前記樹脂部の外側に装着され、前記樹脂部が前記スリーブの一方の端面の一部を覆って円筒状の凹部を形成すると共に前記凹部に前記ホルダーを収納してなることを特徴とする。
(5)上記(4)記載のステッピングモータは、前記マグネットがロータバックヨークに固着され、前記スリーブと前記ロータバックヨークが前記樹脂部成形時に一体に形成されてなることを特徴とする。
以上説明したように、本発明のステッピングモータによれば、ロータへの予圧装置として機能するホルダーを高温環境下でも十分な耐熱特性と摺動特性を有する合成樹脂にて形成すると共にホルダーと接する軸受との間に摺動性が良好な部材にて形成されたワッシャを介装したため、ホルダーが高温環境下や高速回転にて摺動しても摺動性が良好であるため、ホルダーが損傷しないので、モータの機能を損なうことがないステッピングモータを提供できる。
摺動性が良好な部材を潤滑性の樹脂にて構成しているため、潤滑性の金属材に比べて製造コストを安価にできる。
前記摺動性が良好な部材の外径を軸受の外径よりも大きく形成しているため、軸受に含浸した潤滑油の飛散を一層防止でき、軸受の寿命が向上する結果、ステッピングモータの寿命を向上できる。
樹脂部の円筒状の凹部にホルダーを収納し、ホルダーの外周を樹脂部が取り囲んだ構成となっているため、樹脂部がストッパとして機能し、ホルダーのガタツキを抑制できる。
マグネットがロータバックヨークに固着され、樹脂部形成時にスリーブとロータバックヨークを一体成形にて形成し、樹脂部の体積を小さくできるため、ロータを軽量化できる結果、モータ特性を向上できる。
以下、本発明における実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施例におけるステッピングモータの一部断面図である。具体的には、PM型ステッピングモータを示す。
ステッピングモータ1は、回転可能に支持されたロータ2と、ロータ2の外周を取り囲むステータ10とから構成される。ロータ2は、出力軸3とスリーブ4とスリーブ4の外周面に装着されたマグネット6を有する。スリーブ4とマグネット6は樹脂部7にて一体に成形される。マグネット6は、円筒状に形成され、フェライト磁石または希土類磁石からなり、その表面が多極着磁されている。出力軸3は、軸受8、9にて回転自在に支持される。軸受8、9は、プラスチック材料または一般の金属材料にて形成してもよいが、潤滑油を含浸したメタル含油軸受がメンテナンスフリーと価格の点で好適である。なお、軸受8、9はボールベアリングで形成してもよい。
ステータ10は、1組の第1のステータ11と第2のステータ12からなる。第1のステータ11は、コイル13を巻回するためのボビン14と、ステータヨーク15、16によって構成されている。ステータヨーク15、16にはそれぞれ前記マグネット6の外周面に対向する複数の極歯が形成されている。
第2のステータ12も、第1のステータ11と同様にコイル17を巻回するためのボビン18とステータヨーク19、20によって構成されている。ステータヨーク19、20にはそれぞれ前記マグネット6の外周面に対向する複数の極歯が形成されている。ステータヨーク15、16、19、20は、軟磁性材、例えばSECC(電気亜鉛めっき鋼板)材、SUY(電磁軟鉄鋼板)材、珪素鋼板の内から選択された材料により形成される。
ロータ2は次のように作製される。
図示しない金型内にスリーブ4とマグネット6とをそれぞれセットした後、金型内に合成樹脂を注入して樹脂部7を形成する。その際、樹脂部7によりスリーブ4とマグネット6を一体に連結する。その後、非磁性材からなるスリーブ4の貫通孔に出力軸3を圧入する。
樹脂部7はスリーブ4の円筒面と一方の端面(ベース22と接する面)の一部を覆うと共に円筒状の凹部7aを形成する。この円筒状の凹部7aはホルダー21を収納するためのスペースを形成する。スリーブ4は、例えばアルミ合金で形成され、ロータ2の軽量化を図っている。樹脂部7を形成する合成樹脂材料は、車載用ヘッドライトなどの高温環境下でも十分な耐熱特性を有する合成樹脂が好ましく、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂で形成される。樹脂部7の凹部7aの端部は金型からの抜きを容易にするためにわずかにテーパ面を形成することが好ましい。
ホルダー21は、カップ状のベース22とキャップ23とから構成され、ベース22とキャップ23を入れ子式に組み合わせて構成する。ベース22とキャップ23は、入れ子式に組み合わされているので、相互に摺動案内され、軸方向および回転方向の動きがガタツキ無くスムーズに行うことができる。ベース22とキャップ23との中にはコイルばね24が収納され、ロータ2への予圧装置として機能する。ベース22とキャップ23は、係止凹部を有する弾性舌片と係止凸部からなる抜け止め機構を設けてコイルばねの仮止めを行うことも可能である。
ホルダー21は、図4に示す従来構造と同じ形状に形成されるが、その違いはその材質および樹脂部7等の支持構造にある。図4に示す従来構造のホルダー78はPOM樹脂にて形成されているが、本発明の実施例では、ホルダー21は車載用ヘッドライト近傍の高温環境下、且つ高速回転でも十分な耐熱特性と摺動特性を有する合成樹脂にて形成され、例えばGF強化(ガラス繊維入強化グレード)のポリアミド樹脂が好ましく、GF強化ポリアミド樹脂としてGF強化のナイロン66(旭化成工業(株)社製レオナ1330、荷重(1.8MPa)たわみ温度:248℃)にて形成する。
さらに、図4に示す従来構造と異なる点は、スリーブ4と軸受8との間、およびホルダー21のキャップ23と軸受9との間には摺動性が良好な部材で形成されたワッシャ25、26をそれぞれ介装したことである。
ワッシャ25、26は、例えばメタル含油軸受や摺動性が良好な樹脂にて形成される。本実施例では、ワッシャ25、26はポリスライダーにて形成され、ホルダー21のキャップ23と軸受9との間に摺動性が良好な樹脂で形成されたワッシャ26を介装しているため、キャップ23の摺動性が良好でホルダー21が高速回転で摺動しても、摺動性が良好であるため、摩擦熱によってホルダー21が溶融・損傷することはない。
しかし、ワッシャ26を介装しないでキャップ23と軸受9との間で摺動させた場合には、ホルダー21を強化ポリアミド樹脂にて形成してもキャップ23の摺動性が劣化してしまい、摩擦熱によってホルダー21が溶融・損傷して予圧が減少し、最悪の場合には異音が生じ、ひいてはステッピングモータ1の機能が損なわれてしまう。
また、ホルダー21のキャップ23と軸受9との間に摺動性が良好な部材にて形成されたワッシャ26を介装しているため、軸受9とワッシャ26の間では摺動が起こらず、軸受9に含浸した潤滑油の飛散を抑制できるため、軸受9の寿命を向上できる。また、ワッシャ26の外径を軸受9の外径よりも大きくすることにより軸受9の端面がワッシャ26によりシールされるため、軸受9に含浸された潤滑剤の飛散がさらに防止できる。
また、樹脂で形成される部品は、部品が発生する熱や作動雰囲気温度等を考慮した上で熱可塑性の樹脂が選択される。さらに、部品に耐久性が求められる場合には、合成樹脂の内でも機械的強度の高いガラス繊維入りの樹脂が用いられる。合成樹脂自体は基本的に熱伝導性が低いため、耐熱性を向上させるためには、放熱面積を拡大させなければならず、大型化する問題があった。
この問題は、フィラー入りの樹脂材料を用いて部品を成型することにより、発生した熱が部品を介して効果的に放熱され、備品を大型化することなく、耐熱性を向上することができる。
フィラーとしては、アルミナを用いることができる。また、合成樹脂にガラス繊維を混合させても良い。樹脂としては、ポリフェニレンサルファイドが好ましい。
本発明のステッピングモータ1は次のようにして製造される。
コイル13を巻回したボビン14をステータヨーク15、16間に装着した第1のステータ11を図示しない金型内にセットする。このとき、ステータヨーク15と16に形成された極歯は相互に電気角で180度の位相差になるように位置決めされる。
次に、ステータヨーク19、20間にコイル17を巻回したボビン18を装着した第2のステータ12を第1のステータ11の上にセットする。そのとき、ステータヨーク19と20に形成された極歯は相互に電気角で180度の位相差になるように位置決めする。さらに、第1のステータ11と第2のステータ12が電気角で90°の位相差になるように位置決めして重ねる。
次に、合成樹脂、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂を第2のステータ12側より注入してエンドプレート27、ボス部28、29を同時に一体成形すると共に合成樹脂を第2のステータ12のステータヨーク19、20の極歯間及び第1のステータ11のステータヨーク15、16の極歯間に充填する。このとき、エンドプレート27には軸受9を装着するための凹部27aも同時に形成される。この合成樹脂の注入成形によって第1のステータ11と第2のステータ12は一体に形成され、ステータ10が構成される。
その後、ステータ10を図示しない金型内から取り出す。軸受9は、エンドプレート27の凹部27aに装着される。軸受8は、トッププレート30の中央に形成した孔30aに装着される。ホルダー21と、ワッシャ25、26、ロータ2を装着し、トッププレート30に形成した凹部30bを第1のステータ11の内周に嵌合させて位置決めすると共にボス部29を変形することによってトッププレート30を第1のステータ11に取り付ける。その後、必要に応じて出力軸3の所定の位置にピニオン31を装着する。ホルダー32はプリント基板33を取り付けるためのホルダーであり、ホルダー32に形成した孔にボス部28を挿入し、第1のステータ11と第2のステータ12の外周面に形成した切欠部にホルダー32を挿入してステータ10の外周に装着する。そしてボビン14、18に具備した端子ピン34a、34bをプリント基板33のスルーホールに挿入し、はんだ付けを行なう。
本発明の実施の形態では、樹脂部7の円筒状の凹部7aにホルダー21を収納し、ホルダー21の外周を樹脂部7が取り囲んだ構成となっているため、樹脂部7がストッパとしても機能し、ホルダー21のガタツキを抑制できる。
図2は本発明の他の実施例を示すステッピングモータの一部断面図である。
図2に示すステッピングモータと図1に示すステッピングモータとはロータ2の構成が相違し、その他の構成は図1と同じ構造のため、同一部材については同一の引用符号を記し、その説明は省略する。
ロータ2は、出力軸3と、スリーブ4と、該スリーブ4の外周面に設けた樹脂部41と、樹脂部41に埋め込まれた略L字状のロータバックヨーク5a、5bと、該ロータバックヨーク5a、5bに固着された円筒状のマグネット6a、6bから構成される。スリーブ4およびロータバックヨーク5a、5bは樹脂部41にて一体に成形される。マグネット6a、6bは希土類磁石からなり、その表面は多極着磁されている。出力軸3は軸受8、9にて回転自在に支持されており、軸受8、9はプラスチック材料または一般の金属材料にて形成してもよいが、潤滑油を含浸したメタル含油軸受がメンテナンスフリーと価格の点で好適である。なお、軸受8、9はボールベアリングで形成しても勿論よい。また、ワッシャ26の外径を軸受9の外径よりも大きくすることにより軸受9の端面がワッシャ26によりシールされるため、軸受9に含浸された潤滑剤の飛散がさらに防止できる。
ロータ2は次のように作製される。
図示しない金型内にスリーブ4とロータバックヨーク5a、5bを図2に示すようにセットした後、合成樹脂を注入して樹脂部41を形成すると同時にスリーブ4とロータバックヨーク5a、5bを一体に成形後、非磁性材からなるスリーブ4の貫通孔に出力軸3を圧入する。このとき樹脂部41はスリーブ4の円筒面と一方の端面の一部を覆うと共に円筒状の凹部41aを形成する。この円筒状の凹部41aはホルダー21を収納するためのスペースを形成する。そしてロータバックヨーク5a、5bの外周面にそれぞれマグネット6a、6bを固着してロータ2を構成する。
スリーブ4は、例えばアルミ合金で形成され、ロータ2の軽量化を図っている。樹脂部41を形成する合成樹脂は、車載用ヘッドライトなどの高温環境下でも十分な耐熱特性を有する合成樹脂が好ましく、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂で形成される。ロータバックヨーク5a、5bはアルミ合金で形成されるが、マグネット6a、6bの磁気力を強める必要がある場合には、例えばSECC(電気亜鉛めっき鋼板)材のような軟磁性材で形成する。また、ロータバックヨーク5a、5bは略L字状に形成されているが、この形状に限定されるものでないことは勿論である。マグネット6a、6bは希土類磁石が好ましく、特に優れた磁気特性を有するNd−Fe−B系磁石やSm−Fe−N系磁石が好適である。なお、マグネット6a、6bはコストダウンの点で分割した構成となっているが、1つのマグネットにて形成しても勿論よい。樹脂部41の凹部41aの端部は金型からの抜きを容易にするためにわずかにテーパを形成することが好ましい。図2に示すロータ構造によれば、図1に示すロータ2よりも軽量化できるため、モータ特性が向上できる。
以上説明した各実施例の各部構成要素は、相互に交換可能に構成されていて、必要に応じ組み合わせてステッピングモータを構成することが可能である。従って、できあがったステッピングモータは、各部の効果をそのまま有するものとなる。
本発明の実施例におけるステッピングモータの一部断面図である。 本発明の他の実施例を示すステッピングモータの一部断面図である 車載用ヘッドライトの光軸調整の一例を示した図である。 従来のステッピングモータの一部断面図である。
符号の説明
1 ステッピングモータ
2 ロータ
3 出力軸
4 スリーブ
5a、5b ロータバックヨーク
6、6a、6b マグネット
7、41 樹脂部
7a、41a 凹部
8、9 軸受
10 ステータ
11 第1のステータ
12 第2のステータ
13、17 コイル
14、18 ボビン
15、16、19、20 ステータヨーク
21、32 ホルダー
22 ベース
23 キャップ
24 コイルばね
25、26 ワッシャ
27 エンドプレート
27a、30b 凹部
28、29 ボス部
30 トッププレート
30a 孔
31 ピニオン
32 ホルダー
33 プリント基板
34a、34b 端子ピン

Claims (5)

  1. 出力軸に取り付けたスリーブの外周面にマグネットを装着し、前記マグネットを装着したロータをステータの内周に回転自在に配置し、カップ状のベースとキャップを遊嵌しその内部にコイルばねを収納してホルダーを形成し、前記ホルダーは前記出力軸を支持する軸受と前記スリーブとの間に介装してなるステッピングモータにおいて、
    前記ホルダーを強化ポリアミド樹脂にて形成すると共に前記ホルダーと前記軸受との間に摺動性が良好な部材を介装してなることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記摺動性が良好な部材を潤滑性の樹脂にて構成してなることを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ。
  3. 前記摺動性が良好な部材の外径を前記軸受の外径よりも大きくしてなることを特徴とする請求項1又は2記載のステッピングモータ。
  4. 前記ロータは、前記出力軸に取り付けた非磁性のスリーブと、前記スリーブの外周面に設けた樹脂部と、前記マグネットからなり、前記マグネットは前記樹脂部の外側に装着され、前記樹脂部が前記スリーブの一方の端面の一部を覆って円筒状の凹部を形成すると共に前記凹部に前記ホルダーを収納してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のステッピングモータ。
  5. 前記マグネットがロータバックヨークに固着され、前記スリーブと前記ロータバックヨークが前記樹脂部成形時に一体に形成されてなることを特徴とする請求項4記載のステッピングモータ。
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