JP2006012451A - 車両用灯具 - Google Patents

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Sukehito Naganawa
祐仁 永縄
Motohiro Komatsu
元弘 小松
Kenichi Takada
賢一 高田
Masao Kinoshita
雅夫 木下
Mitsuyuki Mochizuki
光之 望月
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Abstract

【課題】 車両の走行状態に対応して、車両前方の視認性を高めることの出来る車両用灯具を提供する。
【解決手段】 車両用前照灯10は、車両前後方向に延びる光軸上に配置された光源22aを備えた放電バルブ22と、光源22aからの光を光軸に向けて反射する第1リフレクタ24と、第1リフレクタ24の前方に配置された投影レンズ28とを備えている。投影レンズ28と第1リフレクタ24との間には、第1リフレクタ24からの反射光の進路を変更するプリズムレンズ32が配置されている。プリズムレンズ32は、第1リフレクタ24からの反射光を第2リフレクタ34に向かって反射する。プリズムレンズ32からの光は、第2リフレクタ34によって反射され車両前方に照射される。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用灯具に関し、特にプロジェクタ型の灯具ユニットにより、上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成する車両用灯具に関する。
従来、プロジェクタ型の灯具ユニットにより車両前方へ向けて光照射を行うように構成された車両用灯具が知られている。
プロジェクタ型の灯具ユニットは、車両前後方向に延びる光軸上近傍に配置された光源からの光を、リフレクタにより前方へ向けて光軸寄りに集光反射させ、この反射光をリフレクタの前方に設けられた投影レンズを介して灯具前方へ照射することにより、例えば夜間や雨天時等において車両前方の視認性を向上させる。
この灯具ユニットにより、上端部にカットオフラインを有する配光パターンを形成する場合には、投影レンズの後方側焦点近傍にシェードを設け、このシェードにより、リフレクタからの反射光の一部を遮蔽してカットオフラインを形成するように構成されている。
この種のプロジェクタ型灯具ユニットの中にはプリズムレンズを介して灯具ユニットの側方に導光し、この側方に導光された光をラ、投影レンズを支持するレンズホルダにプリズムレンズを配置し、光源からの直接光をこのンプボディの一部で反射することにより前方に照射する灯具ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、この特許文献1に記載の灯具ユニットによれば、光源から出射してリフレクタに照射されることなくランプボディに照射されて拡散される光源光を車両前方に照射することができるので、光源光の利用効率を高めることが可能となる。
実開平06−084601公報(図1)
プロジェクタ型の灯具ユニット内で、シェードによって遮蔽される光は、光源から出射されて有効利用されていない光のうちの大部分を占めている。これらの光を有効利用することができれば、光源バルブを交換すること無く、光量の高い灯具を構成することが可能となる。しかしながら、特許文献1に記載の灯具ユニットの場合には、リフレクタによって反射されて、シェードによって遮蔽されて投影レンズに送り込まれない光については、プリズムレンズに有効に送り込むことができないため、光源光の利用効率を大幅に高めることは難しい。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、光源光の利用効率を高めることが可能な車両用灯具を提供することを目的とする。
(1) 前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、
前記光源からの光を前記光軸に向けて反射する第1リフレクタと、
前記第1リフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェードと、
前記第1リフレクタの前方に配置された投影レンズと、
前記投影レンズと前記第1リフレクタとの間に設けられ、前記第1リフレクタからの反射光の進路を変更するプリズムレンズと、
前記プリズムレンズから出射する前記反射光を車両前方に向けて反射する第2リフレクタと、を備えたことを特徴とする車両用灯具。
(2) 前記第2リフレクタは、前記プリズムレンズの下方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
(3) 前記第2リフレクタにより反射される反射光は、前記投影レンズを通過することなく車両前方に照射されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
(4) 前記プリズムレンズは、前記シェードに遮蔽される第1リフレクタからの反射光を前記第2リフレクタに向かって照射することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用灯具。
(5) 前記プリズムレンズと前記第2リフレクタとの間には、前記プリズムレンズから前記第2リフレクタへの光の入射を選択的に制御する制御部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用灯具。
本発明の車両用灯具は、第1リフレクタからの反射光の進路を変更するプリズムレンズと、プリズムレンズから出射する第2リフレクタからの反射光を車両前方に向けて反射する第2リフレクタと、を備えている。したがって、本発明の車両用灯具によれば、投影レンズから出射する光に加えて、第2リフレクタから出射する光を車両前方に投影させることが可能となり、車両前方の光の光量を投影レンズのみを用いた場合と比べて増大させることが可能となる。
また、本発明の車両用灯具では、第2リフレクタはプリズムレンズの下方に設けられており、第2リフレクタにより反射される反射光は、投影レンズを通過することなく車両前方に照射される。これは、言い換えると、プリズムレンズは、シェードにより遮蔽され、シェードに遮蔽されて投影レンズへ入射しない光を第2リフレクタに向けて反射し、この投影レンズに入射しない光が第2リフレクタによって車両前方に照射される。したがって、本発明の車両用灯具によれば、別の光源等を用いることなく、従来は投影に使用されていなかった光の成分を第2リフレクタから車両前方に照射することができる。したがって、本発明の車両用灯具は、従来は使用されていなかった光源光の成分を有効利用して、車両前方の光量を増加させることが可能となる。
また、本発明の車両用灯具では、プリズムレンズと第2リフレクタとの間には、プリズムレンズから第2リフレクタへの光の入射を選択的に許容する可動部材が設けられている。可動部材を用いることにより、選択的に第2リフレクタから照射される光のオン・オフを実現することが可能となり、状況に応じて光の光量を可変とすることができる応用性の高い車両用前照灯を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る車両用灯具の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両用灯具である車両用前照灯の光軸Axを通る側断面図であり、図2は、シェード及びプリズムレンズを示す部分断面斜視図であり、図3は、プリズムレンズの断面方向における光路を示す模式図である。また、図4は、灯具ユニット内における光路を示す水平断面図であり、図5は、可動シェードが退避位置に位置する場合の光路を示す側断面図であり、図6は、可動シェードが遮蔽位置に位置する場合の光路を示す側断面図であり、図7は、車両用前照灯の配光パターンを示す模式図である。
本実施形態の車両用前照灯10は、光透過性の透明カバー12とランプボディ14とによって形成される灯室内に、車両前後方向に延びる光軸Axを有する灯具ユニット20が収容されて構成されている。灯具ユニット20は、エイミング機構50を介してランプボディ14に上下方向および左右方向に傾動可能に固定されている。
エイミング機構50は、主としてエイミングスクリュウ52とブラケット26aとエイミングナット54により構成されている。
エイミングスクリュウ52は、ランプボディ14の複数箇所に回転可能に取り付けられており、灯具ユニット20のブラケット27に挿通され、エイミングナット54を介して連結ブラケット27に連結されている。エイミングスクリュウ52は、図示せぬ調整部材を介して回転することによりブラケット27を前後に傾動させ、これにより灯具ユニット20全体が傾動して灯具ユニット20の光軸Axの向きが調整される。なお、エイミング調整後における灯具ユニット20の光軸Axは、車両前後方向に対して、0.5度〜0.6度程度下向きの方向に延びるように調整されている。
灯具ユニット20は、プロジェクタ型の灯具ユニットであって、放電バルブ22と、第1リフレクタ24と、レンズホルダ26と、投影レンズ28と、シェード30と、プリズムレンズ32と、を備えている。
放電バルブ22は、例えばメタルハライドバルブ等の放電バルブであり、その放電発光部により構成される光源22aが光軸Ax上に位置するとともに、バルブ軸線が光軸Axと同軸になるようにリフレクタ24に取り付けられている。
リフレクタ24は、光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面24aを有している。この反射面24aは、光軸Axを含む断面形状が光源22aの略中心位置を第1焦点F1とする略回転楕円形を有しており、光源22aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに集光反射させるようになっている。この反射面24aの離心率は、鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
レンズホルダ26は、リフレクタ24の前端開口部に取り付けられた略筒状部材である。レンズホルダ26は、その前端部に投影レンズ28が光軸Axに軸あわせされて取り付け固定されている。
投影レンズ28は、前方側表面が凸面であり、後方側表面が平面の平凸レンズである。投影レンズ28は、図4〜図6に示すように、その後方側焦点F2を含む後方側焦点面上に形成される光源22aの像を、反転像として前方へ投影するようになっている。
灯具ユニット20の内部空間20aには、図1に示すように、シェード30と、プリズムレンズ32がリフレクタ24側から光軸方向に沿って順に配置されている。
シェード30は、灯具ユニット20の内部空間20aにおける下側の略半分を遮光するように設けられた遮光部材である。このシェード30は、水平方向に略平行に配置された上端縁30aが投影レンズ28の後方側焦点F2の近傍に配置されている。このシェード30の上端縁34aは、図2(a)に示すように、光軸Axを含む鉛直面を基準として右側と左側で高さ位置が異なっており、この上端縁34aの形状に応じてカットオフライン102を有する配光パターン101を形成するように構成されている(図7参照)。
プリズムレンズ32は、シェード30の一側面である裏面30b、即ちシェード30の放電バルブ22側に取り付けられている。プリズムレンズ32は、図2及び図3に示すように、リフレクタ24の反射面24a側に向けられた第1側面32aと、シェード30側に向けられた第2側面32bと、灯具ユニット20の下方に向けられた第3側面32cを備えた断面視三角形上のプリズムレンズである。このプリズムレンズ32は、第1リフレクタ24からの反射光を灯具ユニット20の下方に導光するための導光部材でもある。
具体的に、図3を用いて説明すると、プリズムレンズ32の第1側面32aに入射した光は、この第1側面32a上で屈折してプリズムレンズ32内に進入して第2側面32bに至る。そして、第2側面32bに到達した光は、この第2側面32bにて第3側面32cに向かって全反射される。そして、全反射された光は、第3側面32cにて屈折してプリズムレンズ32外に出射し、灯具ユニット20の下方にて第1リフレクタ24とレンズホルダ26との間に形成された開口24aから灯具ユニット20外に出射する。
プリズムレンズ32及び開口24aの下方には、制御部材36と、第2リフレクタ34が配置されている。
第2リフレクタ34は、回転放物面形状の反射面34aを有する反射鏡であり、プリズムレンズ32から出射した光を反射面34aにて反射して、前方に送り出すように構成されている。
制御部材36は、プリズムレンズ32と第2リフレクタ34との間に配置され、プリズムレンズ32から第2リフレクタ34への光の入射を選択的に許容する。この制御部材36は、アクチュエータ38の駆動により前後方向に駆動されるリンク機構37を介して、光軸Axに略平行な方向に移動可能に構成されている。
制御部材36は、光を遮蔽する部材で構成されているため、このリンク機構37により駆動されて平行移動することにより退避位置に退避した状態(図5参照)では、プリズムレンズ32と第2リフレクタ34との間に遮蔽物が無くなり、プリズムレンズ32からの光が第2リフレクタ34を介して前方に照射される。
一方、制御部材36が、リンク機構37を介して退避位置から平行移動することによりプリズムレンズ32と第2リフレクタ34との間の遮蔽位置に配置された状態(図6参照)では、プリズムレンズ32から第2リフレクタ34に至る光路が遮断され、第2リフレクタ34に光が入射せず、したがってプリズムレンズ32に入射した光は前方に照射されない。
このように、本実施形態では、制御部材36は、プリズムレンズ32に入射して下方に進行方向が曲げられる光を第2リフレクタ34へ入射させ、前方に照射するかどうかを選択的に許容するように構成されている。
次に、図4〜図6を参照しながら、本実施形態の車両用前照灯10における光路について説明する。
まず、制御部材36が退避位置にあるときの配光パターンについて説明する。
図4及び図5に示すように、まず、放電バルブ22の光源22aから出射された光は、リフレクタ24に向かって照射され反射面24aにて反射される。そして、反射面24aにて反射された反射光は、後方側焦点F2およびその近傍に向かって照射されて、シェード30の上端縁30aよりも上方を通過した光が、投影レンズ28を介して灯具ユニット20の前方に略平行光として出射し、車両前方に投影される。
また、リフレクタ24に向かって照射され、リフレクタ24の反射面24aにて反射された光のうち、シェード30の上端縁30aよりも下方を通過した光の一部は、図5及び図6に示すように、プリズムレンズ32の第1側面32aに照射される。そして、プリズムレンズ32の第1側面32aにて屈折してプリズムレンズ32内に入射した光は、プリズムレンズ32の第2側面32bにて、プリズムレンズ32の第3側面32cに向かって全反射される。そして、プリズムレンズ32の第3側面32cにて屈折して、プリズムレンズ32の外部に出射した光は、そのまま灯具ユニット20の下方の開口24aから灯具ユニット20外に出射される。
そして、開口24aから出射した光は、図5に示すように、制御部材36が、退避位置に退避した状態では、第2リフレクタ34上で反射されて、レンズカバー12を介して車両前方に照射される。
一方、制御部材36が、プリズムレンズ32と第2リフレクタ34との間の遮蔽位置に配置された状態(図6参照)では、プリズムレンズ32から第2リフレクタ34に至る光路が遮断され、第2リフレクタ34に光が入射が禁じられる。この場合には、プリズムレンズ32に入射した光は車両前方に照射されない。
したがって、本実施形態の車両用前照灯10においては、投影レンズ28から光が前方照射されるとともに、制御部材36の位置に応じて、第2リフレクタ34から光が選択的に前方に拡散照射されるように構成されている。
図7は、本実施形態の車両用前照灯10の配光パターンを示す模式図であり、(a)は右配光用のパターンを、そして(b)は左配光用のパターンを示している。
投影レンズ28を通った光は、シェード30上端縁30aのラインが車両の前方に投影され、仮想鉛直スクリーン上に、図7(a),図7(b)に示すように、上端縁30aの形状に対応する形状を有するカットオフライン102を備えた配光パターン101として映し出される。
ここで、制御部材36が退避位置に位置している場合には、第2リフレクタ34からの光による補助パターン103がこの配光パターン101の上に重ね合わされる。ここで、第2リフレクタ34からの光は、カットオフライン102の下方にて前方中央に照射されるように調整されており、車両前方の視認性を高めたいような状況においてこの補助パターン103を照射するようにすることにより、車両前方中央付近の光量を補助パターン103照射前と比べて効果的に増加させることができる。
ここで、補助パターン103を用いる場合の例としては、例えば自動車専用道等での高速走行時等、側方視認性よりも前方視認性をさらに高める配光パターン(モータウェイ配光)を形成する場合に効果的である。補助パターン103を配光パターン101に重ね合わせることにより、車両前方の光量が車両側方に比べて相対的に上昇し、側方よりも前方の視認性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の車両用前照灯10は、車両前後方向に延びる光軸上に配置された光源22aを備えた放電バルブ22と、光源22aからの光を光軸に向けて反射する第1リフレクタ24と、第1リフレクタ24の前方に配置された投影レンズ28と、投影レンズ28と第1リフレクタ24との間に設けられ、第1リフレクタ24からの反射光の進路を変更するプリズムレンズ32と、プリズムレンズ32から出射する第2リフレクタ24からの反射光を車両前方に向けて反射する第2リフレクタ34と、を備えている。
したがって、本実施形態の車両用前照灯によれば、投影レンズ28から出射する光に加えて、第2リフレクタ34から出射する光を車両前方に投影させることが可能となり、車両前方の光の光量を投影レンズ28のみを用いた場合と比べて増大させることが可能となる。
また、本実施形態の車両用前照灯10では、第2リフレクタ34は、プリズムレンズ32の下方に設けられており、第2リフレクタ34により反射される反射光は、投影レンズ28を通過することなく車両前方に照射される。これは、言い換えると、プリズムレンズ32は、シェード30により遮蔽され、投影レンズ28へ入射しない光を第2リフレクタ34に向けて反射し、この投影レンズ28に入射しない光が第2リフレクタ34によって車両前方に照射される。
したがって、別の光源等を用いることなく、従来は投影に使用されていなかった光の成分を第2リフレクタ34から車両前方に照射することができる。すなわち、本実施形態によれば、従来は使用されていなかった光源光の成分を有効利用して、車両前方の光量を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の車両用前照灯10では、プリズムレンズ32と第2リフレクタ34との間には、プリズムレンズ32から第2リフレクタ34への光の入射を選択的に許容する制御部材36が設けられている。
したがって、制御部材36を用いて選択的に第2リフレクタ34から照射される光のオン・オフを実現することが可能となり、状況に応じて光の光量を可変とすることができる応用性の高い車両用前照灯10を提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、プリズムレンズ32がシェード30の放電バルブ22側の一側面30bに取り付けられるとして説明したが、この取り付け方についてはこれに限られることなく様々な態様が考えられる。
例えば、プリズムレンズ32は、シェード30とは独立に取り付けられてもよく、例えば、図8に示すように、リフレクタ24の下部2に固定された図示せぬ取り付け部材を介してシェード30とは別に固定されていてもよい。
また、プリズムレンズ32は、シェード30に取り付けられる場合には、シェード30の一側面30bとプリズムレンズ32の第2側面32bとの間に空隙を有して取り付けられることが好ましい。このような空隙が存在すると、第2側面32bにおける屈折率が大きくなり、全反射角度が大きくなる。したがって、第2側面32bにおける光の減衰を最小限にとどめることが可能となり、効率的に第2リフレクタ34から光を車両の前方に照射することが可能となる。
本実施形態では、制御部材36が退避位置と遮蔽位置の二位置間を移動するとして説明したが、プリズムレンズ32から出射する光を一部分遮蔽するような位置で止めることも可能である。また、制御部材36を移動可能とすることによって出射光の制御を説明したが、この制御部材36を光を選択的に透過させる液晶によって構成し、電気的に光の透過または不透過を制御するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、車両用灯具として、車両用前照灯10を例に挙げて説明を行ったが、これに限られず、車両用の側方灯や後方灯に適用することも可能である。
本発明に係る車両用前照灯の一実施形態を示す断面図である。 シェード及びプリズムレンズを示す部分断面斜視図である。 プリズムレンズの断面方向における光路を示す模式図である。 灯具ユニット内における光路を示す水平断面図である。 可動シェードが退避位置に位置する場合の光路を示す側断面図である。 可動シェードが遮蔽位置に位置する場合の光路を示す側断面図である。 車両用前照灯の配光パターンを示す模式図である。
符号の説明
10 車両用前照灯
12 透明カバー
14 ランプボディ
20 灯具ユニット
22 放電バルブ
22a 光源
24 第1リフレクタ
26 レンズホルダ
28 投影レンズ
30 シェード
32 プリズムレンズ
34 第2リフレクタ
36 制御部材
38 アクチュエータ

Claims (5)

  1. 前後方向に延びる光軸上に配置された光源と、
    前記光源からの光を前記光軸に向けて反射する第1リフレクタと、
    前記第1リフレクタからの反射光を部分的に遮蔽するシェードと、
    前記第1リフレクタの前方に配置された投影レンズと、
    前記投影レンズと前記第1リフレクタとの間に設けられ、前記第1リフレクタからの反射光の進路を変更するプリズムレンズと、
    前記プリズムレンズから出射する前記反射光を車両前方に向けて反射する第2リフレクタと、を備えたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第2リフレクタは、前記プリズムレンズの下方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第2リフレクタにより反射される反射光は、前記投影レンズを通過することなく車両前方に照射されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記プリズムレンズは、前記シェードに遮蔽される第1リフレクタからの反射光を前記第2リフレクタに向かって照射することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記プリズムレンズと前記第2リフレクタとの間には、前記プリズムレンズから前記第2リフレクタへの光の入射を選択的に制御する制御部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101381862B1 (ko) * 2012-11-08 2014-04-08 주식회사 에스엘 서봉 차량용 램프 어셈블리

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