JP4459095B2 - 車両用ベンディングランプ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前照灯として用いることが可能な車両用ベンディングランプに関する。
一般に、車両には、主として車両進行方向を照射するヘッドランプやベンディングランプ等の前照灯と、車両外の第三者に対して車両の存在や運転者の意志を示すターンシグナルランプ、ストップランプといった複数の標識灯とが設けられている。
例えば、前照灯の一つであるベンディングランプは、車両の旋回時の側方視認性を向上させるランプである。ベンディングランプには、通常、反射面に複数の反射面素子により自由反射曲面が形成された、いわゆるステップリフレクタが多く採用されている。光源バルブを出射した光はこのステップリフレクタに入射し、ステップリフレクタの各反射面素子により反射された光が照射されて、車両の前方、後方、側方等を照らし出す(例えば、特許文献1参照)。
なお、ステップリフレクタを用いると、灯室の前方を覆うカバーは、拡散・屈折等の光学的なレンズ要素を備える必要がなく、光を素通しすればよい。したがって、全体として灯具の外観に透明感が生まれるというデザイン上の利点がある。
一方、照明灯の分野では、近年、プロジェクタタイプの照明装置が用いられる場合もある。プロジェクタタイプは、凸レンズを備え、凸レンズの焦点位置近傍にすれ違いビームの配光パターンを作り出すシェードを設け、このシェードにより形成される配光パターン凸レンズで拡大して投影する。プロジェクタタイプを用いると、カットオフラインを明瞭かつ自由に形成することができ、大光量の光源を用いてもグレアを抑制することが可能である。また、プロジェクタタイプは、ヘッドランプ全体を小型化することも可能であるため、デザイン上の各種要望にも容易に対応することが可能である。
特開平10−162606号公報
一般に、ベンディングランプ等の前照灯は、デザインの制約等によりヘッドランプ等の照明灯よりも狭い設置スペースにしか配置できないことが多い。したがって、プロジェクタタイプの照明装置をベンディングランプ等の前照灯として用いる場合には、小型のプロジェクタタイプの照明装置をさらに小型化する必要がある。
また、プロジェクタタイプの照明装置は、レンズにより略平行光として前方に光を照射するため、光線の指向性が高く構造上、車両幅方向の照射角度範囲が狭くなってしまう。したがって、ベンディングランプ等の前照灯に適用するためには、この照射角度範囲を拡張するためのなんらかの対策が必要となる。
本発明は、上記事項を鑑み、小型で且つ照射角度範囲の広く、車両の前照灯に適用可能な車両用ベンディングランプを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成により達成される。
(1) ランプボディとカバーにより形成された灯室内に、
光を出射する光源を備えた光源バルブと、
前記光源から出射した光を反射するリフレクタと、
前記光源光を直接前方に投影する投影レンズと、を備え、
前記光源は、前記投影レンズの後方焦点群中の一点近傍に配置され、
前記リフレクタは、前記光源からの光を前記投影レンズの前記後方焦点群中の一点近傍に集光反射して前記投影レンズに入射させ前方に照射する第1反射部材と、前記光源からの光を前記投影レンズに入射させず直接側方に照射する第2反射部材と、を有し、
前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸と、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸と、前記第2反射部材を介して照射される光の光軸とがそれぞれ異なり、前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さく、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、前記第2反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さいことを特徴とする車両用ベンディングランプ
(2) 前記投影レンズの後方側焦点近傍に設けられ、前記リフレクタにより反射された光を一部遮蔽する遮蔽板と、
前記光源バルブ上に配置され、前記光源からの光を一部遮蔽する遮蔽部材と、を備えたことを特徴とする(1)に記載の車両用ベンディングランプ
(3) 前記光源バルブは、車両鉛直方向に対して略平行となるように配置されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の車両用ベンディングランプ
(4) 前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸は、車両前後方向に対し、10度〜20度の角度を為すことを特徴とする(1)〜(3)の何れか一項に記載の車両用ベンディングランプ
本発明の車両用灯具によれば、投影レンズを介して直接投影される光の光軸と、第1反射部材を介して照射される光の光軸と、第2反射部材を介して照射される光の光軸とがそれぞれ異なっており、幅広い角度範囲にわたって光を照射する。したがって、前方も斜め前方もまた側方も視認性の高い車両用灯具を提供することができる。また、本発明によれば、光源からの光を投影レンズを介して直接投影するように構成されているため、プロジェクタ型であっても光源と投影レンズの間の距離を短くした構成で特定の領域に強いスポット的な光を照射することが可能である。したがって、全体の長さを短いにもかかわらず明るい車両用灯具を提供することが可能である。
また、本発明の車両用灯具によれば、遮蔽板及び遮蔽部材は投影レンズの後方側焦点近傍に設けられているので、光源光を投影レンズを介さず直接前方に照射する場合であっても、第1反射部材を略楕円形状を有する反射部材として構成して前方に照射する場合であっても、遮蔽部材により適切に光を遮蔽して、または遮蔽板により適切に光を遮蔽して前記投影レンズに入射させることにより、投影レンズから出射する光が例えばある一定のカットオフラインよりも下方に照射され、グレア等を発生させる虞がない。したがって、配光基準に沿った適切な車両用灯具を提供することができる。
また、本発明によれば、光源バルブは、車両鉛直方向に対して略平行となるように配置されている。したがって、サイズ的に制限の多い側方または後方に光源バルブの取付部材を設けたり及び光源バルブの端部等が突出したりすることなく、すっきりしたレイアウトの車両用灯具を提供することができる。
本発明の車両用灯具では、投影レンズを介して直接投影される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、第1反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度及び第2反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さい。このように、三種類の光の光軸が、それぞれ、異なる角度方向にわたって照射されるため、前方も斜め前方もまた側方も視認性の高い車両用灯具を提供することができる。光源から出射して投影レンズを介して直接投影される光が、最も車両前後方向に近い角度に照射され、特定の領域に強いスポット的な光を照射するため、車両が中速域で走行している場合に、前方視認性を高めるのに有効な照射角度に光を照射することができる。したがって、更なる前方視認性が向上する車両用灯具を提供することが可能となる。
なお、投影レンズを介して直接投影される光の光軸は、車両前後方向に対し、10度〜20度の角度を為すことが好ましい。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る車両用灯具の実施形態について説明する。本実施形態では、車両用灯具として、ベンディングランプを例に挙げて説明する。
図1は車両の右前方に取り付けられる灯具ユニットを示す水平断面図であり、図2は図1のうち灯具ユニットのうちベンディングランプ部分のみを詳細に示す拡大水平断面図であり、図3は図2のIII−III線に沿って切った断面図であり、図4は図2のIV−IV線に沿って切った断面図である。
本実施形態の灯具ユニット1は、図1に示すように、主としてランプボディ3と、ランプボディ3の開口部を覆う光透過性のカバー2とを備えている。ランプボディ3とカバー2との間はエクステンション4により仕切られて、4つの灯室1a,1b,1c,1dが形成されており、各灯室1a,1b,1c,1dにそれぞれ光源バルブ及びリフレクタ等が配置されて、それぞれ車両用灯具を構成している。
本実施形態では、灯室1aにはフォグランプユニット5、灯室1bは走行ビームを照射する前照灯ユニット6、灯室1cはすれ違いビームを照射する前照灯ユニット、そして灯室1dはベンディングランプ10がそれぞれ配置されている。
以下、灯室1dに形成されたベンディングランプ10について詳細に説明する。
ベンディングランプ10は、車両右前方に取り付けられ、運転者の操作に応じて右折時に点灯して右折方向を照射しコーナリング視認性を確保する前照灯である。ベンディングランプ10は、図2に示すように、光源バルブ12と、光源バルブ12の後方側に設けられた第1リフレクタ14(第1反射部材)及び第2リフレクタ16(第1反射部材)と、光源バルブ12の左側方に設けられたシェード15と、光源バルブ12の前方に設けられた投影レンズ18とを備えている。
光源バルブ12は、H3等のハロゲンバルブであり、図3に示すようにバルブ管12b内部のフィラメントにより構成される光源12aから光を出射する。光源バルブ12は、第2リフレクタ16の下端部から車両前方側に延出した延出部21に開口する貫通孔22に車両鉛直方向に沿って差し込まれて固定されている。これにより、光源バルブ12は、バルブ管12bの軸方向が車両鉛直方向に略平行となるように固定され、かつ光源12aが投影レンズ18の後方焦点群中の一点P1近傍に配置される。なお、図2に示すように、本実施形態の光源バルブ12は、光源12aに相当するフィラメントの中心軸が水平面と平行となるように取り付けられている。
また、図3に示すように光源バルブ12のバルブ管12b上には、光源12aから出射する光の一部を遮蔽する遮蔽部材12dが設けられている。この遮蔽部材12dは、上端が光源12aと投影レンズ18の後方焦点群中の一点P1とを通る直線上であって点P1近傍に略位置するように形成された例えば光遮光性の塗布膜であり、遮蔽部材12dにより一部光が遮蔽されて、投影レンズ18により投影されることにより前方にカットオフラインを備えた投影像が形成される。この遮蔽部材12dの上端の形状は、形成するカットオフラインの形状に応じた形状を備えていてもよい。
第1リフレクタ14は、図2に示すように、光源バルブ12の左側面から左後方を覆うように取り付けられた反射部材であり、第2リフレクタ16は、光源バルブ12の後方から右後方を覆うように取り付けられた反射部材である。図2では、第1リフレクタ14と第2リフレクタ16は一体に形成されているが、それぞれ別体により形成されていてもよい。
まず、第1リフレクタ14とこの第1リフレクタ14に関連する光学部材について説明する。
第1リフレクタ14は、図2及び図4に示すように例えば鉛直断面形状が楕円形状であり、水平断面形状が楕円形状を基に形成される自由曲面形状を有する第1の反射面14aを内周面側に備えている。第1の反射面14aの第1焦点は略光源12aに位置決めされており、第1の反射面14aは光源12aから出射した光を反射して前方の投影レンズ18側に設けられた第2焦点P2近傍に向かって反射する。第1リフレクタ14においては、自由断面形状を有する水平断面形状に応じて、第1リフレクタ14にて反射する光が形成する光の拡散度合いが決定される。
シェード15は、図4に示すように、第1リフレクタ14と投影レンズ18との間であって光源12aの左側方に配置され、第1リフレクタ14から出射された光の一部を遮る遮蔽板である。シェード15により光が一部遮蔽されると、シェード15の上端面15aの形状に応じたカットオフラインを備えた像が第2焦点P2近傍に形成される。
投影レンズ18は、車両前方側が凸面、車両後方側が平面である凸レンズである。この投影レンズ18の回転中心軸Lxは、車両前後方向Vxに対して水平面内において角度を為すようにレンズホルダ19を介して第1リフレクタ14に端部に固定されている。投影レンズ18の回転中心軸Lxが、車両前後方向Vxに対して為す角度は、例えば20度である。
投影レンズ18は、第1リフレクタ14により反射されシェード15により一部遮蔽された光を車両前方側に照射する。第1リフレクタ14により反射され、シェード15を通過した光は形成された像は、この投影レンズ18により180度回転倒立した像として前方に投影される。
次に、第2リフレクタ16について説明する。
第2リフレクタ16は、図2及び図3に示すように例えば鉛直断面形状が放物面形状であり、水平断面形状が放物面形状を基に形成される自由曲面形状を有する第2の反射面16aを内周面側に備えている。第2の反射面16aの焦点は略光源12aに位置決めされており、第2の反射面16aは光源12aから出射した光を反射して右前方から側方に向かって反射する。第2の反射面16aの照射範囲は、上記自由曲面形状を有する水平断面形状により規定される。
次に、本実施形態のベンディングランプ10から出射する光が形成する配光パターンについて、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態のベンディングランプ10から出射される光の光路図であり、図6は、ベンディングランプ10によって投影される光の配光パターンを示す図である。
本実施形態のベンディングランプ10は、光源12aからの光が大きく分けて3種類の光路を通って車両外に照射される。
まず、第1の光路は、光源12aから投影レンズ18に直接入射し、前方に投影されるパターンである。図5にて実線の矢印にて示すように、光源12aを出射した光の一部は、投影レンズ18の後方焦点群中の一点P1を近傍を通って、投影レンズ18に直接入射し、光線群L1として前方に照射される。この光線群L1の照射方向は、投影レンズ18と光源12aとの位置関係によって決定される。
本実施形態では、光源12aは、投影レンズ18の回転中心軸Vxよりもわずかに右側に設置されているため、投影レンズ18を透過した光は、投影レンズ18の回転中心軸Vxよりも多少左側に向かって投影される。この光線群L1の光軸が、水平面内において車両進行方向と為す角度は、例えば10度〜20度である。本実施形態では、光軸が10度に調整され、図6に示すように略4度から16度の範囲に光が収束した配光パターン30を形成するように構成されている。この配光パターン30の上端は、遮蔽部材12dにより明暗領域がクリアにカットされたカットオフラインが形成される。
次に、第2の光路は、光源12aから出射して第1リフレクタ14の第1反射面14aにて反射し、シェード15及び投影レンズ18を介して前方に投影されるパターンである。図5にて粗い破線で示すように、光源12aを出射する光の一部は左後方に向かって照射され、第1リフレクタ14の第1反射面14aにて反射する。第1反射面14aにて反射した光はシェード15側に進み、シェード15により一部遮蔽されて、第2焦点P2近傍に集光される。投影レンズ18の後方焦点群は、この第2焦点P2近傍に配置されている。
そして、投影レンズ18の第2焦点P2、すなわち投影レンズ18の後方焦点に集光された光は、投影レンズ18に入射し、ある程度収束された状態で前方に光線群L2として照射される。この投影レンズ18によって前方に照射されるこの光線群L2の光軸が車両進行方向と為す角度は、光線群L1の光軸が水平面内において車両進行方向と為す角度よりも大きく、すなわち光線群L1よりもより側方の範囲を照射するように設定されている。本実施形態では、図6に示すように略4度〜45度程度の範囲に光がある程度拡散した配光パターン31を形成する構成されている。この配光パターン31は、配光パターン30に重ねて照射され、配光パターン30を含む側方の広い範囲を照射するように構成されている。
次に、第3の光路は、光源12aから出射して第2リフレクタ16の第2反射面16aにて反射し、そのまま前方に照射されるパターンである。図5にて細かい破線で示すように、光源12aを出射する光の一部は、後方に向かって照射され第2反射面16aにて反射して、前方に照射される。この投影レンズ18によって前方に照射されるこの光線群L3の光軸が車両進行方向と為す角度は、光線群L1の光軸が水平面内において車両進行方向と為す角度及び光線群L2の光軸が車両進行方向と為す角度よりも大きく、すなわち光線群L2よりもより側方の範囲を照射するように設定されている。本実施形態では、図6に示すように略45度〜80度程度の範囲に光がある程度拡散した配光パターン32を形成する構成されている。この配光パターン32は、配光パターン31に一部重ねて照射され、配光パターン31を含むより側方の広い範囲を照射するように構成されている。
以上、説明したように、本実施形態のベンディングランプ10は、ランプボディ3とカバー2により形成された灯室1d内に、光を出射する光源12aを備えた光源バルブ12と、光源12aから出射した光を反射する第1及び第2リフレクタ14、16と、第1リフレクタ14により反射された光を一部遮蔽するシェード15と、光源光を直接前方に投影する投影レンズ18と、を備えている。ここで、第1リフレクタ14は、光源12aからの光をシェード15を介して投影レンズに入射させ前方に照射し、そして第2リフレクタ16は、光源12aからの光を直接側方に照射する。そして、投影レンズ18を介して直接投影される光線群L1の光軸と、第1リフレクタ14を介して照射される光線群L2の光軸と、第2リフレクタ16を介して照射される光線群L3の光軸とがそれぞれ異なっている。
このように、本実施形態のベンディングランプ10によれば、投影レンズ18を介して直接投影される光線群L1の光軸と、第1リフレクタ14を介して照射される光線群L2の光軸と、第2リフレクタ16を介して照射される光線群L3の光軸とがそれぞれ異なっており、幅広い角度範囲にわたって光を照射する。したがって、前方も斜め前方もまた側方も視認性の高いベンディングランプ10を提供することができる。
具体的には、本実施形態のベンディングランプ10では、投影レンズ18を介して直接投影される光線群L1の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、第1リフレクタ14介して照射される光線群L2の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さい。そして、第1リフレクタ14介して照射される光線群L2の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、第2リフレクタ16を介して照射される光の光線群L3が車両前後方向に対し為す角度よりも小さい。このように、三種類の光線群L1〜L3は、それぞれ、異なる角度方向にわたって照射されるため、前方も斜め前方もまた側方も視認性の高いベンディングランプ10を提供することができる。
また、本実施形態のベンディングランプ10では、光線群L1は、光源12aから出射して投影レンズ18を介して直接投影されるため、プロジェクタ型であっても光源12aと投影レンズ18の間の距離を短くした構成で特定の領域に強いスポット的な光を照射することができる。本実施形態では、この光線群L1は、車両進行方向に対して4度〜16度の方向に照射されるが、この方向は、車両が中速域(例えば20〜40km)で走行している場合に、前方のベンディングランプ10の視認性を高めるのに有効な照射角度である。したがって、車両が旋回のためにある程度減速しベンディングランプ10を点灯したときに、前方にいる第三者から視認されやすいベンディングランプ10を提供することが可能となる。
また、本実施形態のベンディングランプ10では、光源バルブ12は、車両鉛直方向に対して略平行となるように下方から上方に向かって配置されている。したがって、サイズ的に制限の多い側方または後方に光源バルブの取付部材を設けたり及び光源バルブの端部等が突出したりすることなく、すっきりしたレイアウトのベンディングランプ10を提供することができる。
なお、本実施形態では、光源バルブ12の光源12aを構成するフィラメントの中心軸が、水平面と平行となるように取り付けられているとしたが、これに限らず、フィラメントの中心軸が水平面と一部角度を為すように取り付けてもよい。図7は、フィラメントの中心軸が水平面と一部角度を為すように取り付けた場合の配光パターンの例である。図7では、光線群L1が形成する配光パターン30Aは傾いており、車両前後方向から側方に向かって斜めに下がっている。このように、傾斜した配光パターン30Aを構成することにより、中速域から低速域において路面の視認性を高めることができる。
なお、上記実施形態では、前方右側に取り付けられるベンディングランプを例に挙げて説明を行ったが、他の部位に取り付けられるベンディングランプに応用してもよい。また、ベンディングランプに限られず、ストップランプ等その他の前照灯に適用してもよい。
車両の右前方に取り付けられる灯具ユニットを示す水平断面図である。 図1のうち灯具ユニットのうちベンディングランプ部分のみを詳細に示す拡大水平断面図である。 図3は図2のIII−III線に沿って切った断面図である。 図4は図2のIV−IV線に沿って切った断面図である。 図5は本実施形態のベンディングランプから出射される光の光路図である。 ベンディングランプによって投影される光の配光パターンを示す図である。 ベンディングランプによって投影される光の別の配光パターンを示す図である。
符号の説明
1 灯具ユニット
2 カバー
3 ランプボディ
4 エクステンション
1a,1b,1c,1d 灯室
10 ベンディングランプ
12 光源バルブ
14 第1リフレクタ(第1反射部材)
15 シェード
16 第2リフレクタ
18 投影レンズ

Claims (4)

  1. ランプボディとカバーにより形成された灯室内に、
    光を出射する光源を備えた光源バルブと、
    前記光源から出射した光を反射するリフレクタと、
    前記光源光を直接前方に投影する投影レンズと、を備え、
    前記光源は、前記投影レンズの後方焦点群中の一点近傍に配置され、
    前記リフレクタは、前記光源からの光を前記投影レンズの前記後方焦点群中の一点近傍に集光反射して前記投影レンズに入射させ前方に照射する第1反射部材と、前記光源からの光を前記投影レンズに入射させず直接側方に照射する第2反射部材と、を有し、
    前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸と、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸と、前記第2反射部材を介して照射される光の光軸とがそれぞれ異なり、前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さく、前記第1反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度は、前記第2反射部材を介して照射される光の光軸が車両前後方向に対し為す角度よりも小さいことを特徴とする車両用ベンディングランプ
  2. 前記投影レンズの後方側焦点近傍に設けられ、前記リフレクタにより反射された光を一部遮蔽する遮蔽板と、
    前記光源バルブ上に配置され、前記光源からの光を一部遮蔽する遮蔽部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ベンディングランプ
  3. 前記光源バルブは、車両鉛直方向に対して略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ベンディングランプ
  4. 前記投影レンズを介して直接投影される光の光軸は、車両前後方向に対し、10度〜20度の角度を為すことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の車両用ベンディングランプ
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