JP2006009943A - 流体圧式摩擦係合装置の制御装置 - Google Patents

流体圧式摩擦係合装置の制御装置 Download PDF

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友弘 浅見
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克己 河野
Ryoichi Hibino
良一 日比野
Shu Asaumi
周 浅海
Masataka Osawa
正敬 大澤
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Abstract

【課題】 ピストンストロークの製造バラツキ、経時変化によらず、変速応答性を確保しつつ、変速ショックの低減を図ることができる油圧式摩擦係合装置の制御装置を提供する。
【解決手段】 リニアソレノイド弁28により調圧された作動油によってピストン16が移動させられ、そのピストン16の押圧により複数の摩擦板14が互いに係合させられるクラッチ12の係合状態を制御する、クラッチの制御装置において、リニアソレノイド弁28により作動油を一定の作動圧Pとして、クラッチ12へ作動油を充填する一定圧待機制御手段86と、クラッチ12への作動油の充填が実際に終了したことを判定する充填終了判定手段92と、クラッチ12への作動油の充填開始から充填終了までの経過時間Tを算出する経過時間算出手段94と、その経過時間Tに基づいて作動圧Pを補正する補正手段96とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用自動変速機に用いられる流体圧式摩擦係合装置の制御装置に関し、特に、流体圧式摩擦係合装置へ、迅速、且つ、可及的に小さい変速ショックで作動流体を充填する技術に関する。
一般に、車両用自動変速機には、油圧式すなわち流体圧式の摩擦係合装置が備えられている。この摩擦係合装置は、摩擦係合要素である摩擦板を複数備えるとともに、それら複数の摩擦板を互いに係合させる方向に押圧するピストンと、そのピストンを摩擦板から離隔する方向に付勢するリターンスプリングとを備えている。作動油圧が低い状態では、リターンスプリングによりピストンが摩擦板から離隔させられているが、作動油圧の上昇によって、作動油が摩擦係合装置内へ充填されていくと、それに伴ってピストンが摩擦板を押圧する方向に移動させられる。そして、ピストンが複数の摩擦板を互いに接触させる位置まで移動させられる(すなわち、ピストンのストロークが完了する)と、摩擦係合装置への作動油の充填が終了する。さらに作動油圧が上昇させられていくと、摩擦係合装置内の油圧も高められるので、摩擦板間の摩擦力が高められていき、トルクの伝達が開始される。
上記ピストンを移動させるための作動油は、所定の電気駆動回路により駆動されるソレノイドの励磁状態に応じてスプールが移動させられる電磁調圧弁により調圧される。
上記油圧式摩擦係合装置を迅速に係合させるためには、複数の摩擦板が実際に係合を開始する位置まで、ピストンをできるだけ迅速にストロークさせることが望まれる。そのための制御として、作動油圧を、ピストンストロークが完了してトルクが伝達され始めるトルク相の開始時点まで、一定圧とする制御が知られている(たとえば、特許文献1)。
特開平10−61757号公報 特開2001−317624号公報 特開平8−303568号公報 特開平8−338519号公報 特開平5−296337号公報
前記特許文献1のように、トルク相の開始時点まで作動油圧を一定圧とする場合、その一定圧は、ピストンストロークが完了するときのリターンスプリングのバネ力に相当する圧に設定されることが好ましい。この圧よりも高い場合には、トルク相の初期に生じるショックが大きくなってしまう一方、この圧よりも低い場合には、ピストンの移動速度が遅くなってしまうからである。
しかし、ピストンストロークには製造のバラツキや経時変化が存在するため、ピストンストロークが完了するときのリターンスプリングのバネ力にも、製造のバラツキや経時変化が存在する。従って、上記一定圧を、ピストンストロークが完了するときのリターンスプリングのバネ力に設定することは困難である。
ここで、上記一定圧を、製造時のピストンストロークのバラツキの最大値のものに適合するように合わせたとすると、実際に制御が適用される摩擦係合装置のピストンストロークが製造バラツキの最小値であった場合には、油圧過剰により、複数の摩擦板が係合を開始するトルク相開始時に生じるショックが大きくなってしまう。一方、上記一定圧を、製造時のピストンストロークのバラツキの最小値のものに適合するように合わせたとすると、実際に制御が適用される摩擦係合装置のピストンストロークが製造バラツキの最大値であった場合には、油圧不足によりピストンストロークの完了が遅くなって変速応答性が悪化し、最悪の場合には、変速が開始できないことも考えられる。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ピストンストロークの製造バラツキ、経時変化によらず、変速応答性を確保しつつ、変速ショックの低減を図ることができる流体圧式摩擦係合装置の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための第1発明は、(a)所定の電気駆動回路により駆動されるソレノイドの励磁状態に応じてスプールが移動させられることにより所定の流路における作動流体を調圧する電磁調圧弁を備え、(b)その電磁調圧弁により調圧された前記作動流体によってピストンが移動させられ、そのピストンの押圧により複数の摩擦係合要素が互いに係合させられる流体圧式摩擦係合装置の係合状態を制御する、流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、(c)前記電磁調圧弁により前記作動流体を一定の作動圧として、前記流体圧式摩擦係合装置へ前記作動流体を充填する一定圧待機制御手段と、(d)前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填が終了したか否かを判定する充填終了判定手段と、(e)前記一定圧待機制御手段が実行されることにより前記流体圧式摩擦係合装置への前記作動流体の充填が開始されてから前記充填終了判定手段により作動流体の充填終了と判定されるまでの経過時間を算出する経過時間算出手段と、(f)その経過時間算出手段により算出された経過時間に基づいて、前記作動圧を補正する補正手段とを、含むことを特徴とする。
また、第2発明は、第1発明の流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間と所定の許容時間域との比較に基づいて、前記作動圧を補正するものであることを特徴とする。
また、第3発明は、第2発明の流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間が前記許容時間域の上限値よりも大きい場合には、前記作動圧を増大側に補正することを特徴とする。
また、第4発明は、第2発明または第3発明の流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間が前記許容時間域の下限値よりも小さい場合には、前記作動圧を減少側に補正することを特徴とする。
第5発明乃至第7発明は、電磁調圧弁がフィードバック室を有する場合の前記充填終了判定手段を具体的に示した発明であり、以下の知見に基づく発明である。すなわち、出力ポートから出力される出力圧がフィードバックされるフィードバック室を有し、出力側の流路の圧力変化に拘わらず出力圧が一定に保持される型式の電磁調圧弁では、流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填が終了することにより出力ポートに連通する出力側の作動流体の流量が略ゼロになると、その流量変化に基づく圧力変動を打ち消して出力圧を一定に保持するために、スプールの位置がその流量変化に連動して受動的に変化する。従って、このスプールの受動的な位置変化から出力側の流量変化を検出できる、という知見に基づく発明である。
すなわち、第5発明は、第1発明乃至第4発明のいずれかの流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、前記電磁調圧弁は、所定の電気駆動回路により駆動されるソレノイドの励磁状態に応じて移動させられるスプールと、出力ポートから出力される出力圧がフィードバックされるフィードバック室とを有するものであり、前記充填終了判定手段は、前記スプールの位置変化に基づいて、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定することを特徴とする。
また、第6発明は、第5発明の流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、 前記スプールの位置を検出する位置検出手段をさらに備え、前記充填終了判定手段は、その位置検出手段により検出された前記スプールの位置および前記電磁調圧弁を駆動させるために前記電気駆動回路に供給される指令値に基づいて前記スプールの位置変化を判定することで、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定するものであることを特徴とする。
また、第7発明は、第5発明の流体圧式摩擦係合装置の制御装置において、前記電気駆動回路の電気状態変化に基づいて前記スプールの位置変化を検出する位置変化検出手段をさらに備え、前記充填終了判定手段は、その位置変化検出手段により検出された前記スプールの位置変化および前記電磁調圧弁を駆動させるために前記電気駆動回路に供給される指令値に基づいて前記スプールの位置変化を判定することで、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定するものであることを特徴とする。
第1発明によれば、充填終了判定手段により、流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了、すなわち、ピストンのストローク完了が判定されるので、経過時間算出手段により、ピストンが実際に移動している経過時間が算出でき、補正手段により、その経過時間に基づいて作動圧が学習補正されるので、流体圧式摩擦係合装置のピストンストロークの製造バラツキ、経時変化によらず、作動圧が適切な値に設定される。従って、変速応答性を確保しつつ、変速ショックの低減を図ることができる。
第2発明は、補正手段における経過時間に基づく作動圧の補正態様をより具体的に示した発明であり、経過時間と所定の許容時間域との比較に基づいて作動圧を補正することにより、第1発明の効果が得られる。
第3発明および第4発明は、第2発明をさらに具体的態様とした発明であり、作動圧が低すぎるために、経過時間が許容時間域の上限値を超えるほどにピストンストロークの完了に時間がかかっている場合には、第3発明により作動圧が増大側に補正されるので、ピストンストロークの完了が早められて変速応答性が改善される。一方、作動圧が高すぎるために、経過時間が許容時間域の下限値を超えるほどにピストンストロークの完了が速い場合には、ピストンストロークの完了により比較的大きな変速ショックが生じてしまうが、この場合には、第4発明により作動圧が減少側に補正されるので、ピストンストロークの完了の際の変速ショックが低減される。
第5発明によれば、流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了がスプールの位置変化に基づいて判定される。すなわち、直接的に流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了が検出される。従って、ピストンストロークが完了するまでの経過時間が、製品間のバラツキや経年変化などによってバラツキがあったとしても、ピストンストロークの完了を精度良く検出できる。そのため、経過時間算出手段により算出される経過時間の精度が向上し、ひいては、補正手段による補正の精度が向上するので、作動圧が一層適切な値に設定される。
第6発明および第7発明は、スプールの位置変化を検出する具体的手段を示している発明であり、第5発明と同様の効果が得られる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例の説明に用いる図面に関して、重複する部分に関しては同一の符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例であるクラッチの制御装置10の構成を概念的に示す図である。クラッチ12は油圧式摩擦係合装置であり、摩擦係合要素である複数の摩擦板14、その摩擦板14を押圧するピストン16、ピストン16を摩擦板14から離隔する方向に付勢するリターンスプリング18、および作動油が供給される油室20を備えており、油路22から油室20に作動油が供給されると、ピストン16が摩擦板14方向に移動させられ、ピストン16に摩擦板14が押圧されることにより、複数の摩擦板14は互いに係合させられる。
クラッチ12には、油路22を介して油圧ポンプ24、レギュレータ弁26、電磁調圧弁であるリニアソレノイド弁28が接続されている。また、リニアソレノイド弁28とクラッチ12との間の油路22には、オリフィス30が設けられている。
リニアソレノイド弁28はコイル32を備えており、そのコイル32は電気駆動回路34のトランジスタ36および抵抗38に接続されている。トランジスタ36はさらに電源であるバッテリ40に接続されており、トランジスタ36へ印加される制御信号に応じた駆動電流IDRがコイル32に流されるように構成されている。また、電流検出装置44は、コイル32のアース側に設けられた抵抗38の両端に生じる電圧から、その抵抗38延いてはコイル32に実際に流された駆動電流IDRを検出する。
図2は、リニアソレノイド弁28の構成を示す断面図である。このリニアソレノイド弁28は、通電することにより電気エネルギを駆動力に変換する装置であるソレノイド46と、そのソレノイド46の駆動により入力圧PINを調圧して所定の出力圧POUT を発生させる調圧部48とから構成されている。
上記ソレノイド46は、円筒状の巻芯50と、その巻芯50の外周に導線が巻回されたコイル32と、その巻芯50の内部を軸心方向に移動可能に設けられたコア52と、そのコア52における上記調圧部48とは反対側の端部に固設されたプランジャ54と、それら巻芯50、コイル32、コア52、およびプランジャ54を格納するためのケース56と、そのケース56の開口に嵌め着けられたカバー58とから成る。
上記調圧部48は、上記ケース56に嵌め着けられたスリーブ60と、そのスリーブ60の内部を軸心方向に移動可能に設けられたスプール弁子62と、そのスプール弁子62を上記ソレノイド46に向けて付勢するスプリング64とから成り、スプール弁子62におけるソレノイド46側の端部は、上記コア52における調圧部48側の端部に当接させられている。上記スリーブ60には、作動油が入力される入力ポート66と、大気圧となっている部分と連通しているドレンポート68と、調圧された作動油が出力される出力ポート70と、出力ポート70から出力された作動油の圧力が供給されるフィードバック室72とが形成されている。
図3は、リニアソレノイド弁28の調圧原理を説明する模式図であり、油路内の矢印は作動油の流れを示している。リニアソレノイド弁28では、コイル32に駆動電流IDRが流されるとその電流値に応じてコア52およびスプール弁子62がその軸心方向に移動させられる。このスプール弁子62の移動により、出力ポート70と、入力ポート66またはドレンポート68との連通状態が切り換えられる。たとえば、コイル32に対するスプール弁子62のx方向の移動量が比較的小さい(a)では、入力ポート66からの作動油の流入が遮断されると共に、出力ポート70とドレンポート68とが連通させられて、出力側の作動油がドレンされる。一方、コイル32に対するスプール弁子62のx方向の移動量が比較的大きい(b)では、入力ポート66と出力ポート70とが連通させられると共にドレンポート68が遮断されることにより、入力ポート66から作動油が調圧されて出力ポート70から出力される。
また、スプール弁子62のフィードバック室72側の端面すなわちスプリング64側の端面には、閉弁方向に出力圧POUT が作用させられている。この端面の有効受圧面積をS、駆動電流IDRに対して比例的に増加するソレノイド46の電磁力による開弁方向の推力をF、前記スプリング64による閉弁方向の付勢力をfとすると、スプール弁子62の軸心方向すなわち図3に示すx方向に関するつりあいから、リニアソレノイド弁28による出力圧POUTが、(F−f)/Sで表される式から定まる値に調圧される。この式から、ソレノイド46による開弁方向の推力Fが一定である場合、すなわち、駆動電流IDRが一定である場合には、出力圧POUTは一定に保持されることが分かる。
従って、出力ポート70と連通するクラッチ12へ作動油が充填されつつある状態、すなわち、油路22を作動油が流れている状態でも、また、クラッチ12への作動油の充填が終了し、油路22に流量がなくなった状態でも、出力圧POUTは一定に保持される。しかし、油路22の作動油流量の変化によってスプール弁子62の位置には変化が生じる。たとえば、クラッチ12への作動油の充填が完了してリニアソレノイド弁28の下流側で作動油の流量がなくなった場合、過渡的には出力圧POUTが上昇してしまうが、出力圧POUTの上昇によってフィードバック室72内の圧力も上昇するので、スプール弁子62が閉弁方向に移動させられる。
ここで、ソレノイド46における電圧eと電流iとの関係は、Rを電気駆動回路10の抵抗値(コイル32および抵抗38の抵抗値の和)、Lをコイル32のリアクタンスとして次の(1)式で表される。この(1)式に含まれる(2)項は、スプール弁子62の移動により逆起電力VBCが発生することを示している。この逆起電力VBCは、スプール弁子62に直結されたコア52とコイル32との相対位置が変化することによって、よく知られた電磁誘導の法則に従って発生するものである。
Figure 2006009943
Figure 2006009943
そして、前述のように、フィードバック室72を有するリニアソレノイド弁28においては、出力圧POUT が一定に保たれている場合においても、作動油の流量変化に応じてスプール弁子62の位置が変化するので、この場合にも、逆起電力VBCが発生する。
図1に戻って、レギュレータ弁26は、油圧ポンプ24により圧送された作動油を所定の入力圧PINに調圧してリニアソレノイド弁28の入力ポート66へ供給する。リニアソレノイド弁28の入力ポート66に入力された作動油は、電気駆動回路34により駆動されるソレノイド46の励磁状態に応じてスプール弁子62が移動させられることにより所定の出力圧POUTに調圧されて出力ポート70から油路22へ出力され、オリフィス30を介してクラッチ12へ供給される。
電子制御装置80は、駆動電流制御装置42等を制御するものであり、変速判定手段82等の図1に示す種々の手段を有している。変速判定手段82は、予め定められた時間毎に車速Vおよびアクセル開度θaccを読み込み、車速Vおよびアクセル開度θaccにより変速段が定まる変速マップに従って変速を判定する。
変速制御手段84は、変速判定手段82により変速が判定された場合に、指令値vを出力して駆動電流制御装置42を制御することにより、リニアソレノイド弁28からの出力圧POUTを所定の変速パターンで変化させるものであり、上記指令値vは、出力圧POUTから定まる駆動電流IDRに対応する値である。駆動電流制御装置42は、電流検出装置44から供給される信号に基づいてコイル32に実際に流された駆動電流IDRを決定しつつ、指令値制御手段84から供給された指令値vに対応する駆動電流IDRがコイル32に流れるようにトランジスタ36へ制御信号を出力する。
この変速制御制御手段84は一定圧待機制御手段86を含んでいる。一定圧待機制御手段86は、変速判定手段82により変速が判定された場合に、リニアソレノイド弁28の出力圧POUTを、ピストンストロークが完了するまで一定の作動圧P(ピストン16を作動させる圧力)に維持する制御である。なお、この作動圧Pは、クラッチ12の諸元などが考慮されて予め決定されている初期値、または、その初期値が後述する補正手段96により補正された値である。
そして、一定圧待機制御手段86による制御が終了した後は、変速制御手段84は、リニアソレノイド弁28の出力圧POUTを所定の昇圧パターンに従って昇圧させる。
弁別手段88は、電気駆動回路34の電気状態を示している電流検出装置44により検出された駆動電流IDRから、スプール弁子62の移動により発生させられる逆起電力VBCに対応する電流成分が含まれる所定周波数帯域の電流振動成分を弁別する。
流量変化検出手段90は、位置変化検出手段としても機能するものであり、弁別手段88により弁別された所定周波数帯域の電流振動成分に基づいて、逆起電力VBCに対応する電流の変化(すなわち電気駆動回路34の電気状態変化)を検出する。逆起電力VBCがリニアソレノイド弁28に対する作動油の入出流量の変化に対応することから、この逆起電力VBCに対応する電流の変化もリニアソレノイド弁28に対する作動油の入出流量の変化に対応し、流入量が一定である場合には、流出量の変化(図1では、油路22の流量変化)に対応する。また、逆起電力VBCに対応する電流の変化は、スプール弁子62の移動(すなわち位置変化)により発生させられるので、流量変化検出手段90は、スプール弁子62の位置変化を検出するものでもある。
充填終了判定手段92は、流量変化検出手段90により作動油の流量減少が検出され、且つ、その流量減少が変速制御手段84から出力されている指令値vの減少に関連しないものであることに基づいて、クラッチ12への作動油の充填終了、すなわち、ピストン16のストローク完了を判定する。
経過時間算出手段94は、変速判定手段82により変速の開始が判定されてから、充填終了判定手段92によりクラッチ12への作動油の充填終了が判定されるまでの経過時間Tを算出する。
補正手段96は、経過時間算出手段94により算出された経過時間Tを、予め設定された許容時間域の上限値Tmaxおよび下限値Tminと比較し、経過時間Tが上限値Tmaxよりも大きい場合、および、下限値Tminよりも小さい場合には、前記一定圧待機制御手段86における作動圧Pを補正する。ここで、上記許容時間域は、作動油の充填開始から充填終了までに要する時間として許容される時間域であり、この時間域は、たとえば、予めピストンストロークの製造バラツキの最大値および最小値となる2つのピストンを用いて作動圧を所定の範囲で変化させ、そのときのピストンストローク時間を実際に計測することにより決定される。
許容時間域がこのように設定されているので、経過時間算出手段94により算出される経過時間Tが、許容時間域の上限値Tmaxよりも大きい場合には、作動圧Pが低すぎてピストンストローク完了までに時間がかかり過ぎており、場合によっては、トルク相が開始されない恐れもあることを意味している。そこで、この場合には、作動圧Pに予め設定された学習値α(>0)を加えることにより、作動圧Pを上昇側に補正する。なお、この学習値αには、実験に基づいて予め決定された値を用いる。
一方、経過時間算出手段94により算出される経過時間Tが、許容時間域の下限値Tminよりも小さい場合には、作動圧Pが、ピストンストロークが完了するときのリターンスプリング18のバネ力に比べて高すぎる、すなわち、ピストンストローク完了後のトルク相初期に発生する変速ショックが大きすぎることを意味している。そこで、この場合には、作動圧Pから前記学習値αを引くことにより、作動圧Pを低下側に補正する。
図4は、図1に示した電子制御装置80の制御機能の要部を示すフローチャートであり、図5は、図4に示される制御が実行された場合の種々のパラメータの変化を例示するタイムチャートである。
まず、図4のステップS1(以下、ステップを省略する)では、一定圧待機制御の実行開始が判定されたか否かが判断される。一定圧待機制御は、変速開始が判定された場合に実行されるので、このS1は変速判定手段82に相当し、前述のように、車速Vおよびアクセル開度θaccを読み込み、車速Vおよびアクセル開度θaccにより変速段が定まる変速マップに基づいて上記判断を行う。
上記S1の判断が否定された場合には、このS1の判断を繰り返し実行する。一方、S1の判断が肯定された場合には、続くS2において、リニアソレノイド弁28からの出力圧POUTを迅速に一定の作動圧Pとするための指令値vを出力する。このS2において出力する指令値vは、スプール弁子62の移動を開始させるために、図5に示されるように、一旦、高い値とされ、その後、作動圧Pに対応する値とされる。
続くS3は、流量変化検出手段90に相当し、前記弁別手段80により逐次弁別されている所定周波数帯域の電流振動成分に基づいて、逆起電力VBCに対応する電流の変化が検出されたか否かを判定する。前記S2において指令値vが出力されると、図5に示されるように、スプール弁子62の位置xが変化させられ、それにより、リニアソレノイド弁28の出力ポート70から出力される作動油の流量が急上昇させられて、クラッチ12への作動油の供給が開始される(図5のt時点)。この指令値vの変化に基づくスプール弁子62の移動によって、その移動を妨げる負の逆起電力VBCが発生する(図5のt時点)。また、クラッチ12への作動油の充填が終了する(クラッチパックが詰まる)と、油路22によりクラッチ12と連結されているリニアソレノイド弁28の出力ポート70から出力される作動油の流量が急低下し、この流量変化により、スプール弁子62は、前述した図3のx負方向(図3の上方向)に相対移動させられるので、その移動を妨げる正の逆起電力VBCが発生する(図5のt時点)。従って、図5のt、t時点において、S3の判断が肯定される。このS3の判断が肯定された場合には、続いてS4の判断を実行する。一方、S3の判断が否定された場合には、前記S1以下を繰り返し実行する。
S4は、充填終了判定手段92に相当し、前記S3における流量変化が流量の減少であり、且つ、その流量減少が指令値vの減少によるものではない場合には、ピストンストロークの完了であると判定する。なお、図5に示されるように、流量増加と流量減少とでは、逆起電力VBC(およびそれに対応する電流)の方向が逆となり、流量増加の場合には負の逆起電力VBCが生じるのに対して、流量減少の場合には正の逆起電力VBCが生じることから、逆起電力VBCに対応する電流の方向から、流量変化傾向が増加であるか減少であるかを判断する。また、変速制御中には指令値vは減少側へ変化しないので、変速制御中であることをもって、流量減少が指令値vの減少によるものではないと判断してもよい。
前述のように、S3の判断は図5のt、t時点において肯定されるが、t時点は流量増加であり、また、その流量変化(増加)は指令値vの増加によるものであるので、S4の判断は否定される。一方、t時点は流量減少であり、また、指令値vも減少側に変化していないので、S4の判断が肯定される。このS4の判断が否定された場合には、前記S1以下を繰り返し実行するが、肯定された場合には、S5において、図5のt以降に示すように、一定圧待機制御を終了し指令値vを上昇させる。図4においては、前記S2およびこのS5が、変速制御手段84および一定圧待機制御手段86に相当する。
なお、t時点以降はクラッチパックが詰まっている状態であるので、指令値vの変化と出力圧POUTの変化とが対応し、また、クラッチ圧は出力圧POUTに一致する。また、t時点以降における作動油流量は、クラッチ12からの漏れ分に相当する流量である。
S5に続くS6は、経過時間算出手段94に相当し、前記S1において一定圧待機制御の実行が判定されてから、前記S4でピストンストロークの完了が判定されるまでの経過時間Tを算出する。
続くS7乃至S10は補正手段96に相当する。S7では、S6で算出した経過時間Tが予め設定された許容時間域の上限値Tmaxよりも大きいか否かを判断する。この判断が肯定された場合には、ピストンストロークに時間がかかり過ぎている場合であるので、続くS8にて作動圧Pに学習値αを加算し、加算後の値を新たな作動圧Pとする。一方、前記S7の判断が否定された場合には、S9において、経過時間Tが予め設定された許容範囲の下限値Tminよりも小さいか否かを判断する。この判断も否定された場合には、前記S1以下を繰り返し実行するが、S9の判断が肯定された場合には、S10にて作動圧Pから学習値αを減算し、減算後の値を新たな作動圧Pとする。そして、S8、S10を実行した後は、前記S1を繰り返し実行する。
以上、説明したように、本実施例によれば、充填終了判定手段92(S4)により、クラッチ12への作動油の充填終了、すなわち、ピストン16のストローク完了が判定されるので、経過時間算出手段94(S6)により、ピストン16が実際に移動している経過時間Tが算出でき、補正手段96(S7乃至S10)により、その経過時間Tに基づいて作動圧Pが学習補正されるので、クラッチ12のピストンストロークの製造バラツキ、経時変化によらず、作動圧Pが適切な値に設定される。従って、変速応答性を確保しつつ、変速ショックの低減を図ることができる。
また、本実施例によれば、クラッチ12への作動油の充填終了がスプール弁子62の位置変化に基づいて判定される。すなわち、直接的にクラッチ12への作動油の充填終了が検出される。従って、ピストンストロークが完了するまでの経過時間Tが、製品間のバラツキや経年変化などによってバラツキがあったとしても、ピストンストロークの完了を精度良く検出できる。そのため、経過時間算出手段94(S6)により算出される経過時間の精度が向上し、ひいては、補正手段96(S7乃至S10)による補正の精度が向上するので、作動圧Pが一層適切な値に設定される。
次に、本発明の他の実施例を説明する。図6は、図1とは別のクラッチ12の制御装置100の構成を概念的に示す図である。図6において、図1と異なる点は、弁別手段88および流量変化検出手段90が設けられておらず、代わりに、位置センサ102、位置変化検出手段104が設けられている点である。以下、この図1との相違点について説明する。
位置センサ102は、位置検出手段として機能するものであり、ソレノイド弁12のスプール弁子62またはコア52の図3におけるx方向の位置を検出して、その位置を表す信号を電子制御装置80へ供給する。位置変化検出手段104は、上記位置センサ102から供給された信号に基づいて、逐次、スプール弁子62の位置を判断し、さらに、そのスプール弁子62の位置から、スプール弁子62の位置変化を検出する。この位置変化検出手段104は図1の流量変化検出手段90に対応するので、前述の実施例と同様の効果が得られる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の第2実施例では、位置センサを設けてスプール弁子62の位置を検出していたが、スプール弁子62の移動に対応してコア52が移動し、このコア52の位置によりコイル32のインダクタンスが異なることから、コイル32のインダクタンスに基づいてスプール弁子62の位置を検出してもよい。
また、前述の2つの実施例は、いずれも、リニアソレノイド弁28のスプール弁子62の位置変化を検出することにより、間接的にピストンストロークの完了を判定していたが、ピストン16の位置を検出する位置センサを設け、直接的にピストン16の位置変化から直接的にピストンストロークの完了を判定してもよい。また、ピストンストロークが完了し、トルク相が開始されると、エンジントルクTが低下するので、そのエンジントルクTの低下を検出することによりピストンストロークの完了を判定してもよい。また、トルク相の開始時には、タービン回転数Nおよびエンジン回転数Nの変化率にも僅かな低下が見られることから、それらタービン回転数Nやエンジン回転数Nの変化率の僅かな低下を検出することにより、ピストンストロークの完了を判定してもよい。これらのように、リニアソレノイド弁28のスプール弁子62の変化に基づかないでピストンストロークの完了を判定する場合には、リニアソレノイド弁としてフィードバック室を備えていないものを使用することができる。
また、図1において、オリフィス30よりもクラッチ12側の油路22を分岐させてアキュームレータを設けてもよい。ただし、アキュームレータが配置されている場合には、そのアキュームレータによりトルク相開始時の変速ショックが軽減されるので、作動圧Pの大きさが変速ショックに与える影響はアキュームレータが設けられていない場合に比較して小さくなる。従って、本発明は、アキュームレータが設けられていない場合に特に効果的である。
また、前述の実施例では、電気駆動回路34の電気状態変化として電流の変化を検出していたが、電気状態変化として電圧の変化を検出してもよい。
また、前述の実施例では、駆動電流制御装置42および電流検出装置44は、電気駆動回路34に組み込まれた装置であったが、電子制御装置80によりそれらの装置と同様の制御を実行させるものであっても構わない。
また、前述の実施例では、コイル32に流される駆動電流IDRは直流電流であったが、駆動電流IDRが所定周波数(たとえば300Hz)のディザ信号とされてもよい。
また、前述の実施例では、学習値αは一定値であったが、この学習値αは一定値である必要はなく、たとえば、学習が重ねられる毎に学習値αが低減(または増加)されるようになっていてもよいし、許容時間域の上限値Tmaxまたは下限値Tminと実際の経過時間Tとの差が大きいほど大きい値となるように設定されていてもよい。
また、前述の実施例では、摩擦係合装置としてクラッチ12を例にして説明したが、当然、ブレーキにも本発明は適用できる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施例であるクラッチの制御装置の構成を概念的に示す図である。 図1の電気駆動回路により駆動されるリニアソレノイド弁の構成を示す断面図である。 図2のリニアソレノイド弁の調圧原理を説明する模式図であり、(a)はソレノイドによる推力が比較的小さい状態を、(b)はソレノイドによる推力が比較的大きい状態を示す。 図1に示した電子制御装置の制御機能の要部を示すフローチャートである。 図4に示される制御が実行された場合の種々のパラメータの変化を例示するタイムチャートである。 図1とは別のクラッチの制御装置の構成を概念的に示す図である。
符号の説明
10:クラッチの制御装置、 12:クラッチ(油圧式摩擦係合装置)、 14:摩擦板(摩擦係合要素)、 16:ピストン、 28:リニアソレノイド弁(電磁調圧弁)、 34:電気駆動回路、 46:ソレノイド、 62:スプール弁子、 70:出力ポート、 72:フィードバック室、 86:一定圧待機制御手段、 90:流量変化検出手段(位置変化検出手段)、 92:充填終了判定手段、 94:経過時間算出手段、 96:補正手段、 100:クラッチの制御装置、 102:位置センサ(位置検出手段)、 104:位置変化検出手段

Claims (7)

  1. 所定の電気駆動回路により駆動されるソレノイドの励磁状態に応じてスプールが移動させられることにより所定の流路における作動流体を調圧する電磁調圧弁を備え、
    該電磁調圧弁により調圧された前記作動流体によってピストンが移動させられ、該ピストンの押圧により複数の摩擦係合要素が互いに係合させられる流体圧式摩擦係合装置の係合状態を制御する、流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記電磁調圧弁により前記作動流体を一定の作動圧として、前記流体圧式摩擦係合装置へ前記作動流体を充填する一定圧待機制御手段と、
    前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填が終了したか否かを判定する充填終了判定手段と、
    前記一定圧待機制御手段が実行されることにより前記流体圧式摩擦係合装置への前記作動流体の充填が開始されてから前記充填終了判定手段により作動流体の充填終了と判定されるまでの経過時間を算出する経過時間算出手段と、
    該経過時間算出手段により算出された経過時間に基づいて、前記作動圧を補正する補正手段と
    を、含むことを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  2. 請求項1の流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間と所定の許容時間域との比較に基づいて、前記作動圧を補正するものであることを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  3. 請求項2の流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間が前記許容時間域の上限値よりも大きい場合には、前記作動圧を増大側に補正することを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  4. 請求項2または請求項3の流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記補正手段は、前記経過時間算出手段により算出された経過時間が前記許容時間域の下限値よりも小さい場合には、前記作動圧を減少側に補正することを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかの流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記電磁調圧弁は、所定の電気駆動回路により駆動されるソレノイドの励磁状態に応じて移動させられるスプールと、出力ポートから出力される出力圧がフィードバックされるフィードバック室とを有するものであり、
    前記充填終了判定手段は、前記スプールの位置変化に基づいて、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定することを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  6. 請求項5の流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記スプールの位置を検出する位置検出手段をさらに備え、
    前記充填終了判定手段は、該位置検出手段により検出された前記スプールの位置および前記電磁調圧弁を駆動させるための指令値に基づいて前記スプールの位置変化を判定することで、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定するものであることを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
  7. 請求項5の流体圧式摩擦係合装置の制御装置であって、
    前記電気駆動回路の電気状態変化に基づいて前記スプールの位置変化を検出する位置変化検出手段をさらに備え、
    前記充填終了判定手段は、該位置変化検出手段により検出された前記スプールの位置変化および前記電磁調圧弁を駆動させるための指令値に基づいて前記スプールの位置変化を判定することで、前記流体圧式摩擦係合装置への作動流体の充填終了を判定するものであることを特徴とする流体圧式摩擦係合装置の制御装置。
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