JP2006007391A - 切りくず排出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切りくずをより効果的に排出することができる切りくず排出装置を提供する。
【解決手段】切りくず排出装置1は、ベッド51,コラム52,主軸頭53,主軸54,サドル55及びテーブル56を備えた工作機械50に付設されており、加工領域内に配設され、両端部が加工領域外に接続してサドル55の移動方向と同方向に形成された排出溝10aを有する排出部材10と、排出溝10a側の高さが低くなるように傾斜して加工領域内に設けられ、工作機械50の切削加工によって生じた切りくずを排出溝10a内に案内する案内部材15,16と、サドル55に付設され、排出溝10a内に向けて切削液を吐出するノズル21と、ノズル21に切削液を供給する供給ポンプと、加工領域外に配設され、排出溝10a両端側にそれぞれ接続して切りくずを回収する回収機構30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械に付設され、切削加工によって加工領域内で生じた切りくずを、当該加工領域内から加工領域外へ排出する切りくず排出装置に関する。
従来、切りくず排出装置として、図5に示すようなものが知られている。この切りくず排出装置100は、同図5に示すように、NC工作機械120に付設されており、当該NC工作機械120の切削加工で生じた切りくずを排出する排出部101と、排出部101に切削液を供給する切削液供給部103と、排出部101から排出された切りくずを回収する回収部107などを備えている。
尚、前記NC工作機械120は、ベッド121と、矢示X軸方向に移動自在にベッド121上に配設されたコラム122と、上下(Y軸)方向に移動自在にコラム122に支持された主軸頭123と、主軸頭123によって回転自在に支持され、工具(図示せず)を保持する主軸124と、矢示Z軸方向に移動自在にベッド121上に配設され、ワーク(図示せず)が載置されるテーブル125などを備えており、主軸124とテーブル125とを相対移動させることによりワーク(図示せず)を切削加工するように構成される。
前記排出部101は、上部が開口し、矢示Z軸方向に沿って形成された排出溝102aを有する2つの排出部材102と、テーブル125を移動させるための移動機構(図示せず)などを覆い、排出部材102の排出溝102aに接続して切削加工により生じた切りくずを当該排出溝102a内に案内するように構成されたカバー(図示せず)などを備える。
前記排出部材102は、テーブル125の下方位置且つテーブル125の両側に、長手方向が矢示Z軸方向に沿ってベッド121上にそれぞれ配設されており、排出溝102aの一方端側がNC工作機械120の機外に接続している。また、前記カバー(図示せず)は、排出溝102a側の高さが低くなるように傾斜して設けられている。
前記切削液供給部103は、排出部材102の排出溝102a内に、当該排出溝102aに沿って配設された供給管104と、前記回収部107の貯留タンク108内に貯留された切削液を供給管104内に供給する供給ポンプ105と、供給管104にその長手方向に沿って所定間隔で配設され、排出溝102a内の前記一方端側に向けて切削液を吐出する複数のノズル106などを備える。
前記回収部107は、NC工作機械120の機外、且つ排出部材102の排出溝102aの一方端側の下方位置に配設された貯留タンク108と、メッシュ状の部材から構成され、貯留タンク108内の上部側に配置されて排出溝102aの一方端側から排出された切りくずと切削液とを分離する分離部材(図示せず)などを備えており、切りくずは分離部材(図示せず)上に堆積し、切削液は分離部材(図示せず)を通過して貯留タンク108内に貯留される。
この切りくず排出装置100によれば、NC工作機械120で切削加工が行われると、これに伴って生じた切りくずは、カバー(図示せず)などにより案内されて排出部材102の排出溝102a内に落下する。
落下した切りくずは、各ノズル106から吐出される切削液によって、排出溝102a内を当該排出溝102aの一方端側に向けて移動せしめられ、当該一方端側から切削液とともに排出される。
排出された切りくず及び切削液は、分離部材(図示せず)上に落下してこれによってそれぞれ分離され、切りくずは、当該分離部材(図示せず)上に堆積し、切削液は、当該分離部材(図示せず)を通過して貯留タンク108内に貯留される。
このようにして、切削加工で生じた切りくずは、NC工作機械120の機内から機外へ排出され、排出された切りくず、即ち、分離部材(図示せず)上に堆積した切りくずは、オペレータによって定期的に除去される。
特開平10−6174号公報
ところが、上記従来の切りくず排出装置100では、複数のノズル106からそれぞれ吐出された切削液は、その流速が徐々に低下していくため、各ノズル106間の流動方向下流側において切りくずが堆積し易いという問題があった。
また、このような切りくずの堆積を防止すべく、ノズル106の配置間隔を狭くして更に多くノズル106を設けると、各ノズル106から吐出される切削液の吐出圧力が低下するため、能力の高い供給ポンプ103を用いる必要があるという問題を生じたり、多量の切削液が必要となるという問題を生じる。
また、更に、カバー(図示せず)上の切りくずは、当該カバー(図示せず)の傾斜により排出溝102a内に落下するようになっているため、傾斜角度によっては、落下し難くなっている部分もあり、当該部分のカバー(図示せず)上に切りくずが堆積し易いという問題もある。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、切りくずをより効果的に排出することができる切りくず排出装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
少なくとも一方向に移動自在に配設され、ワークが載置されるテーブルと、該テーブルの上方位置に配設され、工具を保持する主軸とを備え、前記テーブルと主軸とを加工領域内で相対移動させることにより前記ワークを切削加工するように構成された工作機械において、前記切削加工により生じた切りくずを前記加工領域内から加工領域外へ排出する装置であって、
前記加工領域内で前記テーブルよりも下方位置に配設され、上部が開口し且つ両端部が前記加工領域外に接続して該テーブルの移動方向と同方向に形成された排出溝を有する少なくとも一つの排出部材と、
前記排出部材の排出溝に接続するとともに、該排出溝側の高さが低くなるように傾斜して前記加工領域内に設けられ、前記切削加工によって生じた切りくずを該排出溝内に案内する案内部材と、
前記テーブルに付設され、前記排出部材の排出溝内に向けて流体を吐出する第1吐出手段と、
前記第1吐出手段に前記流体を供給して該第1吐出手段から吐出させる流体供給手段と、
前記加工領域外に配設され、前記排出部材の排出溝両端側にそれぞれ接続して前記切りくずを回収する回収手段とを備え、
前記第1吐出手段から前記流体が吐出した状態で前記テーブルが移動することにより、前記排出溝内の切りくずを該排出溝に沿って前記排出部材の各端部側に移動させ、該各端部側に移動した切りくずを前記回収手段により回収するように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置に係る。
この発明によれば、工作機械において切削加工が行われると、当該切削加工により生じた切りくずは、案内部材により案内されて排出部材の排出溝内に落下する。また、切削加工時には、流体供給手段により、流体が第1吐出手段に供給されて、当該第1吐出手段から吐出されており、吐出された流体は、排出溝内をその各端部側に向けてそれぞれ流動する。
排出溝内に落下した切りくずは、排出溝内を流動する流体により、当該排出溝内を各端部(即ち、加工領域外)側に向けて移動せしめられるとともに、切削加工に伴いテーブルが移動すると、排出溝内における流体の吐出位置が移動するため、当該吐出位置とテーブル移動方向と同方向側の排出溝端部との間の切りくずが、より効果的にテーブル移動方向側の排出溝端部に向けて移動せしめられる。そして、排出溝端部に移動した切りくずは、加工領域外の回収手段によって回収される。
尚、前記切りくず排出装置は、前記テーブルに付設され、前記案内部材上の切りくずを前記排出部材の排出溝側に向けて移動させるように前記流体を吐出する第2吐出手段を更に備え、前記流体供給手段は、前記第2吐出手段にも前記流体を供給するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、案内部材上の切りくずが排出部材の排出溝内に落下せず、当該案内部材上に堆積するようなことがあっても、流体供給手段により供給され、第2吐出手段から吐出される流体によって、案内部材上に堆積した切りくずを排出溝内に落下させる(除去する)ことができる。また、テーブルの移動により、第2吐出手段から吐出される流体の吐出位置が移動するので、案内部材上に堆積した切りくずを広範囲に渡って除去することができる。
尚、前記第1吐出手段及び第2吐出手段から吐出させる流体は、切削液などの液体であっても、空気などの気体であっても良い。
斯くして、本発明に係る切りくず排出装置によれば、テーブルの移動により、第1吐出手段から吐出される流体の吐出位置を移動させることができるので、当該流体の第1吐出手段からの吐出流量や吐出圧力が低くても、排出溝内の切りくずをより効率的且つ効果的に各端部側に移動させて排出することができる。
また、第2吐出手段を更に設けるようにすると、案内部材上に堆積した切りくずを排出溝内に効果的に落下させることができ、また、テーブルの移動により、第2吐出手段から吐出される流体の吐出位置が移動するので、案内部材上に堆積した切りくずを広範囲に渡って排出溝内に落下させることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した断面図であり、図2は、図1における矢示A−A方向の断面図であり、図3は、図1における矢示B−B方向の断面図である。
図1乃至図3に示すように、本例の切りくず排出装置1は、工作機械50に付設されており、当該工作機械50の切削加工で生じた切りくずを排出するための排出溝10aを備えた2つの排出部材10と、切りくずを各排出部材10側に向けて案内するX軸案内部材15及びY軸案内部材16と、各排出部材10の排出溝10a内に切削液を供給する供給機構20と、各排出部材10の排出溝10aから排出される切りくずを回収する回収機構30とを備えて構成される。
尚、前記工作機械50は、ベッド51と、ベッド51上に配設されたコラム52と、Z軸方向に移動自在にコラム52に支持された主軸頭53と、主軸頭53によって回転自在に支持され、工具Tを保持する主軸54と、矢示Y軸方向に移動自在にベッド51上に配設されたサドル55と、矢示X軸方向に移動自在にサドル55上に配設され、ワークWが載置されるテーブル56と、回収機構30の貯留タンク35内に貯留された切削液を、工具TとワークWとの接触部に供給する切削液供給部(図示せず)と、当該工作機械50を囲繞するカバー57などを備えており、工具TとワークWとの接触部に切削液を供給しながら、主軸54とテーブル56とを加工領域内で相対移動させることによりワークWを切削加工するように構成される。また、サドル55及びテーブル56の移動可能な領域が前記加工領域となっている。
前記排出部材10は、長手方向が矢示Y軸方向に沿うとともに、長手方向の両端部が加工領域外に接続するように、サドル55の下方位置且つベッド51の両端側にそれぞれ配置されており、適宜取付部材11を介してベッド51に取り付けられている。
また、排出部材10は、矩形且つ板状の部材に適宜加工を施して形成されるものであり、中央部に、上部及び両端部が開口し、矢示Y軸方向に沿って設けられた前記排出溝10aを備え、排出溝10aの両側には、当該排出溝10a側に向けて傾斜し、切りくずや切削液を排出溝10a内に案内する傾斜部10bを備えている。
前記X軸案内部材15は、サドル55及びテーブル56に接続したテレスコピックカバーから構成され、Y軸方向の中央部側から両端部側にかけて上面の高さが低くなるように傾斜して形成されており、当該傾斜面に沿って切りくずや切削液を下方に落下させて、排出部材10上やY軸案内部材16上に落下させる。
また、X軸案内部材15は、テーブル56を矢示X軸方向に移動させるための送り機構部(図示せず)や案内機構部(図示せず)を覆うように設けられており、切りくずや切削液の侵入を防止する部材としても機能する。
前記Y軸案内部材16は、X軸案内部材15と同様に、ベッド51及びサドル55に接続したテレスコピックカバーから構成され、矢示X軸方向の中央部側から両端部側にかけて上面の高さが低くなるように傾斜して形成されており、当該傾斜面に沿って切りくずや切削液を下方に落下させて、排出部材10上に落下させる。
また、Y軸案内部材16は、サドル55を矢示Y軸方向に移動させるための送り機構部(図示せず)や案内機構部(図示せず)を覆うように設けられており、切りくずや切削液の侵入を防止する部材としても機能する。
前記供給機構20は、排出部材10の排出溝10aの上方位置にそれぞれ配置され、X軸方向におけるサドル55両端側の下面に付設されたノズル21と、ノズル21に切削液を供給して当該ノズル21から吐出させる供給ポンプ(図示せず)と、ノズル21と供給ポンプ(図示せず)とを接続する供給管(図示せず)とを備える。
前記ノズル21は、供給管(図示せず)を介して供給ポンプ(図示せず)から供給された切削液を排出溝10a内に向けて吐出するように構成されており、吐出した切削液により排出溝10a内の切りくずを排出溝10a各端部側に移動させて当該各端部から排出する。また、供給ポンプ(図示せず)は、回収機構30の貯留タンク35内に貯留された切削液をノズル21に供給するように構成される。
前記回収機構30は、矢示Y軸方向におけるベッド51の両側且つ加工領域外にそれぞれ配設され、排出部材10の各端部に接続した分離,排出機構31と、分離,排出機構31の下方位置にそれぞれ配設され、切削液を貯留する貯留タンク35とを備える。
前記分離,排出機構31は、複数のプレート32aを無端環状に連結して構成され、切りくずを搬送する搬送ベルト32と、搬送ベルト32を収容して回動自在に支持する支持部材33と、搬送ベルト32を矢示方向に回動させる駆動モータ(図示せず)と、切りくずの搬送方向下流端側に配置される回収ボックス34などからなり、搬送ベルト32上に切りくずを載置して搬送することで、切りくずと切削液とを分離する。
前記支持部材33は、水平部と傾斜部とからなり、水平部が工作機械50の機内で排出部材10よりも下方位置に、傾斜部が工作機械50の機外に配置されている。水平部は、上下が開口して形成されており、この開口部33aから、排出溝10aの各端部から排出された切りくず及び切削液が搬送ベルト32上に落下するようになっている。傾斜部は、搬送方向下流端側の下面に開口部33bを備えており、この開口部33bから、搬送ベルト32によって搬送された切りくずが回収ボックス34内に落下して集積されるようになっている。
前記貯留タンク35は、支持部材33の水平部の下方位置に配置されており、分離,排出機構31によって分離された切削液を貯留する。
以上のように構成された本例の切りくず排出装置1によれば、工作機械50において切削液が工具TとワークWとの接触部に供給されながら切削加工が行われると、当該切削加工により生じた切りくず及び供給された切削液は、直接的に、或いは、X軸案内部材15やY軸案内部材16によって案内されたり、カバー57に衝突した後跳ね返って、排出部材10の排出溝10a内や傾斜部10b上に落下する。尚、傾斜部10b上に落下した切りくず及び切削液は、当該傾斜部10bにより案内されて排出溝10a内に落下する。
また、切削加工時には、供給ポンプ(図示せず)により、切削液が貯留タンク35からノズル21に供給されて、当該ノズル21から排出溝10a内に吐出されており、吐出された切削液は、排出溝10a内をその各端部側に向けてそれぞれ流動している。
排出溝10a内に落下した切りくず及び切削液は、ノズル21から吐出され、排出溝10a内を流動する切削液により、当該排出溝10a内を各端部(即ち、加工領域外)側に向けて移動せしめられるとともに、切削加工に伴いサドル55が移動すると、排出溝10a内における切削液の吐出位置が移動するため、当該吐出位置とサドル55移動方向と同方向側の排出溝10a端部との間の切りくず及び切削液が、より効果的にサドル55移動方向側の排出溝10a端部に向けて移動せしめられる。
この後、排出溝10a端部に移動した切りくず及び切削液は、当該排出溝10a端部から搬送ベルト32上に落下し、切りくずは、当該搬送ベルト32により工作機械50の機外に向けて搬送され、搬送方向下流端まで搬送されると、回収ボックス34内に落下して集積される。一方、切削液は、貯留タンク35内に落下して貯留される。
斯くして、本例の切りくず排出装置1によれば、サドル55の移動により、ノズル21から吐出される切削液の吐出位置を移動させることができるので、当該切削液のノズル21からの吐出流量や吐出圧力が低くても、排出溝10a内の切りくずをより効率的且つ効果的に各端部側に移動させて回収機構30に排出することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、排出部材10の排出溝10aの上方位置であり、X軸方向におけるサドル55両端側の下面に、ノズル21をそれぞれ設けて、当該ノズル21から排出溝10a内に切削液を吐出するように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、図4に示すように、排出部材10の傾斜部10bにも対応するように各ノズル22をサドル55の側面や下面などに設けても良い。
このようにすれば、傾斜部10b上に落下した切りくずが排出溝10a内に落下せず、当該傾斜部10b上に堆積するようなことがあっても、各ノズル22から吐出される切削液によって、傾斜部10b上に堆積した切りくずを効果的に排出溝10a内に落下させる(除去する)ことができる。また、サドル55の移動により、ノズル22から吐出される切削液の吐出位置が移動するので、傾斜部10b上に堆積した切りくずを広範囲に渡って除去することができる。
尚、この場合において、ノズル22から吐出される切削液の吐出方向を、排出部材10の端部側に向けるようにすれば、より広範囲に渡って傾斜部10b上の切りくずを除去することができるので、より好ましい。
また、図示はしないが、X軸案内部材15やY軸案内部材16上に堆積した切りくずについても、除去可能となるように、サドル55やテーブル56にノズルを設けるようにしても良い。
また、回収機構30は、上例に限定されるものではなく、例えば、加工領域外に配設された貯留タンクと、メッシュ状の部材からなり、貯留タンク内の上部側に設けられた分離部材とから構成することもでき、この場合、排出部材10の排出溝10aから排出された切りくず及び切削液は、分離部材上に落下した後、当該分離部材によって分離されて、切りくずは分離部材上に堆積し、切削液は分離部材を通過して貯留タンク内に貯留される。
また、上例では、ノズル21から切削液を吐出させるように構成したが、これに限られるものではなく、工作機械50において、切削液を用いずに切削加工が行われるような場合には、当該ノズル21から空気を吐出させるように構成することもできる。
また、更に、上例では、ベッド51と排出部材10とを別体のものとして構成したが、これに限られるものではなく、ベッドと排出部材とを一体的に構成して、ベッドに排出溝や傾斜部を形成するようにすることもできる。
本発明の一実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した断面図である。 図1における矢示A−A方向の断面図である。 図1における矢示B−B方向の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した断面図である。 従来例に係る切りくず排出装置などの概略構成を示した平面図である。
符号の説明
1 切りくず排出装置
10 排出部材
10a 排出溝
10b 傾斜部
15 X軸案内部材
16 Y軸案内部材
20 供給機構
21 ノズル
30 回収機構
31 分離,排出機構
32 搬送ベルト
33 支持部材
34 回収ボックス
35 貯留タンク
50 工作機械
51 ベッド
52 コラム
53 主軸頭
54 主軸
55 サドル
56 テーブル

Claims (2)

  1. 少なくとも一方向に移動自在に配設され、ワークが載置されるテーブルと、該テーブルの上方位置に配設され、工具を保持する主軸とを備え、前記テーブルと主軸とを加工領域内で相対移動させることにより前記ワークを切削加工するように構成された工作機械において、前記切削加工により生じた切りくずを前記加工領域内から加工領域外へ排出する装置であって、
    前記加工領域内で前記テーブルよりも下方位置に配設され、上部が開口し且つ両端部が前記加工領域外に接続して該テーブルの移動方向と同方向に形成された排出溝を有する少なくとも一つの排出部材と、
    前記排出部材の排出溝に接続するとともに、該排出溝側の高さが低くなるように傾斜して前記加工領域内に設けられ、前記切削加工によって生じた切りくずを該排出溝内に案内する案内部材と、
    前記テーブルに付設され、前記排出部材の排出溝内に向けて流体を吐出する第1吐出手段と、
    前記第1吐出手段に前記流体を供給して該第1吐出手段から吐出させる流体供給手段と、
    前記加工領域外に配設され、前記排出部材の排出溝両端側にそれぞれ接続して前記切りくずを回収する回収手段とを備え、
    前記第1吐出手段から前記流体が吐出した状態で前記テーブルが移動することにより、前記排出溝内の切りくずを該排出溝に沿って前記排出部材の各端部側に移動させ、該各端部側に移動した切りくずを前記回収手段により回収するように構成されてなることを特徴とする切りくず排出装置。
  2. 前記テーブルに付設され、前記案内部材上の切りくずを前記排出部材の排出溝側に向けて移動させるように前記流体を吐出する第2吐出手段を更に備え、
    前記流体供給手段は、前記第2吐出手段にも前記流体を供給するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の切りくず排出装置。
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