JP2006005525A - 送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリア電力の残システム容量を考慮して校正の実行タイミングを調整するオンラインでの送信経路の校正を実現する。
【解決手段】送信経路に設けられユーザ信号および校正信号に対し多重処理を行うアンテナ信号処理部105と、アンテナ信号処理部105から入力される多重信号に基づきアンテナ素子102から送信される多重信号の総送信電力の値を測定する総送信電力測定部112と、総送信電力測定部112から入力される総送信電力の値に基づき校正信号の出力タイミングおよび校正信号の設定電力を決定しその結果を校正信号発生部106に出力するユーザ信号処理部107を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2本以上のアンテナ素子を用い、それぞれのアンテナ素子から送信されるユーザ信号のデータ(符号、レート、周波数、送信電力など)にアンテナウェイトで重み付けして送信ビームを形成しながら通信を行う送信装置に関し、特に、装置内における送信経路の特性に応じてアンテナウェイトを補正するという校正機能を持った送信装置に関する。以下、ユーザ信号のデータを単に「ユーザ信号」と記す。
セルラ移動通信システムなどにおいて、信号の高速/高品質化、加入者容量の増大を目指し、適応アンテナ制御を用いた方式について検討されている。この適応アンテナ制御とは、非常に相関の高い3本以上のアンテナ素子からなるアレーアンテナにおいて、同一周波数帯域を用いて、各アンテナ素子から送信されるユーザ信号の位相および振幅の少なくとも一方(以下、「位相/振幅」と記す)を制御して送信ビームパターンを形成し、希望信号の到来方向に向けて指向性を持たせたり、干渉信号に対してヌルを形成したりする技術をいう。
各アンテナ素子に接続される複数の送信経路を持つアレーアンテナ送受信装置では、一般に、各送信経路上の構成要素(ケーブル含む)における周波数特性(位相および振幅)、温度変動や湿度変動による特性変動、経年変化等のばらつきにより、理想的な送信指向性パターンを形成することができない。このため、送信指向性パターン形成時に、上述した要因による位相および振幅の変動を補償する必要がある。この操作を校正(キャリブレーション)と呼んでいる。校正には、装置の運用時にも校正を実行し、更新した最新の校正係数を適用するオンライン校正と、装置の運用前(設置時または出荷時)に測定した校正係数を運用時にも適用するオフライン校正とがある。
従来、この種のアレーアンテナ送受信装置の校正方法では、各アンテナ素子に接続されている各送信無線部に既知の校正信号を入力し、校正信号を復調した結果を用いて、独立して刻々と変動する各送信経路の位相(遅延)および振幅(利得)の変動を補償している。以下、図8〜図11を参照し、従来の構成方法について更に説明する。
図8は、オンライン校正を行う従来のアレーアンテナ送受信装置の一構成例を示すブロック図である。
このアレーアンテナ送受信装置は、N個のアンテナ素子(8021)〜アンテナ素子(802N)から構成されるアレーアンテナ(801)と、分配器1(8031)〜分配器N(803N)と、アンテナ1送信無線部(8041)〜アンテナN送信無線部(804N)と、アンテナ1信号処理部(8051)〜アンテナN信号処理部(805N)と、校正信号発生部1(8061)〜校正信号発生部N(806N)と、ユーザ信号処理部(807)と、加算器(808)と、受信無線部(809)と、校正信号復調部1(8101)〜校正信号復調部N(810N)と、復調結果処理部(811)とから構成される。
アレーアンテナ(801)において、N個のアンテナ素子(8021)〜アンテナ素子(802N)は、アレー状に近接して配置され、ユーザ信号処理部(807)においてアンテナウェイト(位相/振幅)を制御することにより、希望する送信指向性パターンを形成することができる。ここでは、通常のダイバーシチ構成と区別するため、アンテナ素子数Nを3以上とする。
ユーザ信号処理部(807)は、ユーザ毎にアンテナウェイトで重み付けされたユーザ信号をアンテナ1信号処理部(8051)〜アンテナN信号処理部(805N)に出力する。
校正信号発生部1(8061)〜校正信号発生部N(806N)は、全送信経路において直交する校正信号をベースバンド帯域で生成し、それぞれアンテナ1信号処理部(8051)〜アンテナN信号処理部(805N)に出力する。
アンテナ1信号処理部(8051)〜アンテナN送信処理部(805N)は、ユーザ信号処理部(807)から出力されるユーザ信号および校正信号発生部1(8061)〜校正信号発生部N(806N)から出力される校正信号を入力とし、拡散変調および多重処理を行い、得られた多重信号をそれぞれアンテナ1送信無線部(8041)〜アンテナN送信無線部(804N)に出力する。このとき、各アンテナ信号処理部で符号多重されるユーザ信号と校正信号とは互いに直交している。
アンテナ1送信無線部(8041)〜アンテナN送信無線部(804N)は、アンテナ1信号処理部(8051)〜アンテナN信号処理部(805N)から出力される多重信号を入力とし、ベースバンド帯域の多重信号に対してディジタル/アナログ変換、直交変調、ベースバンド帯域から無線帯域への周波数変換、増幅、帯域制限などを行い、それぞれ分配器1(8031)〜分配器N(803N)に出力する。
分配器1(8031)〜分配器N(803N)は、アンテナ1送信無線部(8041)〜アンテナN送信無線部(804N)から出力される多重信号を入力とし、この多重信号をそれぞれアンテナ素子(8021)〜アンテナ素子(802N)に出力するとともに、それぞれ一部の電力を分配して加算器(808)に出力する。
加算器(808)は、分配器1(8031)〜分配器N(803N)から出力される多重信号を入力とし、それぞれの多重信号を無線帯域で合成し受信無線部(809)に出力する。
受信無線部(809)は、加算器(808)から出力される多重信号を入力とし、帯域制限、増幅、無線帯域からベースバンド帯域への周波数変換、直交復調、アナログ/ディジタル変換などを行い、校正信号復調部1(8101)〜校正信号復調部N(810N)に出力する。
校正信号復調部1(8101)〜校正信号復調部N(810N)は、受信無線部(809)から出力される多重信号を入力とし、この多重信号から各送信経路1〜Nにおける校正信号を抽出する。すなわち、校正信号復調部1(8101)は校正信号発生部1(8061)で生成された校正信号を抽出し、同様に校正信号復調部2(8102)〜校正信号復調部N(810N)はそれぞれ校正信号発生部1(8061)〜校正信号発生部N(806N)で生成された校正信号を抽出する。上述したように校正信号は互いに直交しているので、多重信号に対し逆拡散処理を施すことにより校正信号を抽出可能である。
校正信号復調部1(8101)〜校正信号復調部N(810N)は更に、抽出された校正信号から送信経路1復調シンボル点(位相/振幅情報)〜送信経路N復調シンボル点(位相/振幅情報)を検出する。送信経路1復調シンボル点には、アンテナ1送信無線部(8041)を含む送信経路の位相/振幅変動が付加されている。送信経路2復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点についても同様である。検出された送信経路1復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点は、復調結果処理部(811)に出力される。
復調結果処理部(811)は、校正信号復調部1(8101)〜校正信号復調部N(810N)から出力される送信経路1復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点を入力とし、これらの復調シンボル点から各送信経路の補正情報である校正係数を計算し、ユーザ信号処理部(807)に出力する。具体的には、次のようにして校正係数を計算する。
アンテナ1送信無線部(8041)を含む送信経路が常に基準経路になると定義し、校正信号発生部1(8061)で生成された校正信号を校正信号復調部1(8101)において復調したシンボル点を、図9に示すように基準シンボル点S1とする。また、校正信号発生部2(8062)で生成され校正信号復調部2(8102)において復調したシンボル点をS2、校正信号発生部N(804N)で生成され校正信号復調部N(810N)において復調したシンボル点をSnとすると、復調結果処理部(811)では、S1とS2との位相差θ2、振幅比r2=B/A、およびS1とSnとの位相差θn、振幅比rn=C/Aを検出する。基準シンボル点S1に対して正規化すれば、図10のように表すことができる。このとき、位相差θ2とθnおよび振幅比r2とrnの値は変わらないが、r2=B/A=B′/1、rn=C/A=C′/1となる。復調結果処理部(811)は、校正周期毎に、θ2〜θnおよびr2〜rnの値を校正係数として、ユーザ信号処理部(807)に出力する。
そして、ユーザ信号処理部(807)は、復調結果処理部(811)から出力される校正係数を用いて、ユーザ毎にアンテナウェイト(位相/振幅)制御が行われたユーザ信号に対して補正を行う。
したがって、このアレーアンテナ送受信装置は、装置の運用時に各送信経路内で位相/振幅変動が発生しても、ユーザ信号処理部(807)に校正係数を与えることにより、発生した位相/振幅変動を補正することができる。よって、アンテナウェイト(位相/振幅)制御が行われて送信指向性パターンを形成するユーザ信号に対して、各送信経路内における位相/振幅変動を補正してから送信を行うことにより、正確な送信指向性パターンを形成することが可能となる(例えば、特許文献1を参照)。
図11は、オフライン校正を行う従来のアレーアンテナ送受信装置の他の構成例を示すブロック図である。
このアレーアンテナ送受信装置は、N個のアンテナ素子(11021〜1102N)から構成されるアレーアンテナ(1101)と、アンテナ1送信無線部(11041)〜アンテナN送信無線部(1104N)と、アンテナ1信号処理部(11051)〜アンテナN信号処理部(1105N)と、校正信号発生部1(11061)〜校正信号発生部N(1106N)と、ユーザ信号処理部(1107)と、加算器(1108)と、受信無線部(1109)と、校正信号復調部1(11101)〜校正信号復調部N(1110N)と、復調結果処理部(1111)とから構成される。
ただし、装置の設置時または出荷時に装置内の校正係数を測定するときには、アンテナ1送信無線部(11041)〜アンテナN送信無線部(1104N)に加算器(1108)以降の構成が接続され、装置の運用時にはその構成がアンテナ1送信無線部(11041)〜アンテナN送信無線部(1104N)から外され、アレーアンテナ(1101)が接続される。
装置の設置時等に測定された校正係数は、ユーザ信号処理部(1107)に記憶され、以降は運用時にもその校正係数をアンテナウェイトに付加することにより、送信指向性パターンの形成に効果がもたらされる。特に、全アンテナ送信無線部に供給されるローカル信号や動作クロックを共通化している装置に対しては、位相変動の支配的要因であるローカル信号の影響がみえないため、有効な校正方法となる。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特開平10−336149号公報
しかしながら、図8に示した従来のアレーアンテナ送受信装置では、運用時には常に校正を実行するので、ユーザ信号にとって不要な電波となる校正信号が送信され続けることになる。また、アンテナ素子の本数分の拡散器が常に稼動することになる。その結果、各送信経路におけるキャリア電力の残システム容量が圧迫されるという問題があった。
また、このアレーアンテナ送受信装置では、短い周期で全アンテナ送信無線部から同時刻に送信された校正信号を復調し、校正係数を計算している。この処理には高速演算処理が要求されるので、信号処理の負荷が大きいという問題があった。
また、このアレーアンテナ送受信装置では、設定電力が増減するユーザ信号に対し、常に同じ電力の校正信号を多重および送信する。その結果、校正信号がユーザ信号にとって必要以上に干渉にみえることや、校正の精度を欠いてしまうという問題があった。
また、図11に示した従来のアレーアンテナ送受信装置では、設置時または出荷時に測定した校正係数が、運用時に校正を実行する際にも使用される。このため、送信経路における位相/振幅の主な変動要因の一つである総送信電力の情報がフィードバックされず、送信経路内の構成要素における飽和特性を考慮した補正を行うことができない。その結果、正確な校正ができないという問題があった。
これらの課題は、適応アンテナ制御を行うアレーアンテナ送受信装置の校正についてのものであるが、送信ダイバーシチを行う送信装置の校正においても同様の課題がある。なお、送信ダイバーシチとは、ほとんど相関を持たないように配置された無線基地局送信装置の2本のアンテナ素子から同一周波数帯域を用いて送信を行い、各アンテナ素子から送信されるユーザ信号の位相/振幅を制御して端末の受信品質を向上させる技術をいう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、アンテナウェイトの重み付けにより送信指向性パターンを形成する送信装置において、残システム容量を考慮して校正の実行タイミングを調整するオンライン(運用中)での送信経路の校正を実現することにある。
また、他の目的は、アンテナウェイトの重み付けにより送信指向性パターンを形成する送信装置において、校正頻度を調整することにより信号処理の負荷を軽減するオンライン(運用中)での送信経路の校正を実現することにある。
また、他の目的は、アンテナウェイトの重み付けにより送信指向性パターンを形成する送信装置において、ユーザ信号に対する校正信号の設定電力を最適化するオンライン(運用中)での送信経路の校正を実現することにある。
また、他の目的は、アンテナウェイトの重み付けにより送信指向性パターンを形成する送信装置において、送信経路内の構成要素における飽和特性を考慮した正確なオフライン(運用前)での送信経路の校正を実現することにある。
このような目的を達成するために、本発明に係る送信装置は、複数のアンテナ素子と、ユーザ信号にアンテナウェイトで重み付けしアンテナ素子のそれぞれに出力するユーザ信号出力手段と、ユーザ信号出力手段からアンテナ素子のそれぞれに至る送信経路の特性に応じてアンテナウェイトを補正するアンテナウェイト補正手段と、送信経路の特性の検出に用いられる校正信号を出力する校正信号発生手段と、送信経路に設けられユーザ信号出力手段から入力されるユーザ信号および校正信号発生手段から入力される校正信号に対し拡散変調および多重処理を行い得られた多重信号を出力するアンテナ信号処理手段と、アンテナ信号処理手段から入力される多重信号に基づきアンテナ素子から送信される多重信号の総送信電力の値を測定する総送信電力測定手段とを備え、アンテナウェイト補正手段は、総送信電力の値に基づき補正動作を行うことを特徴とする。
この送信装置は、総送信電力測定手段から入力される総送信電力の値に基づき校正信号の出力タイミングおよび校正信号の設定電力の少なくとも一方を決定しその結果を校正信号発生手段に出力する校正信号発生制御手段を更に備えるものであってもよい。
また、送信経路から取り出された多重信号からそれぞれの送信経路に対応する校正信号を復調する校正信号復調手段と、校正信号復調手段から入力されるそれぞれの送信経路に対応する校正信号を比較することにより送信経路の特性に基づく校正係数を算出する復調結果処理手段を更に備え、アンテナウェイト補正手段は、校正係数に基づきアンテナウェイトを補正するものであってもよい。
また、復調結果処理手段から入力される校正係数を記憶する記憶手段を更に備え、アンテナウェイト補正手段は、記憶手段に記憶されている校正係数に基づきアンテナウェイトを補正するものであってもよい。
また、校正信号発生制御手段は、総送信電力測定手段のそれぞれから入力される総送信電力の値を加算する加算手段と、この装置の最大送信電力の値と加算手段により求められた総送信電力の合計値とに基づき校正信号発生手段に校正信号を出力させるか否かを判定する校正実行判定手段とを含むものであってもよい。
あるいは、校正信号発生制御手段は、アンテナ素子のそれぞれから送信可能な最大送信電力の値と総送信電力の値とに基づき校正信号発生手段に校正信号を出力させるか否かを判定する校正実行判定手段を含むものであってもよい。
また、校正信号発生制御手段は、ユーザ信号と校正信号との電力比が一定となるように校正信号の設定電力を決定するものであってもよい。
また、上述した送信装置は、総送信電力の値に応じて変動する送信経路の特性に基づく校正係数を総送信電力の値に対応付けて予め記憶する記憶手段と、総送信電力測定手段から入力される総送信電力の値に対応する校正係数を記憶手段から読み出しアンテナウェイト補正手段に出力する総送信電力値入力手段とを更に備え、アンテナウェイト補正手段は、総送信電力値入力手段から入力される校正係数に基づきアンテナウェイトを補正するものであってもよい。
また、記憶手段は、総送信電力の値および送信周波数の値に応じて変動する送信経路の特性に基づく校正係数を総送信電力の値および送信周波数の値に対応付けて予め記憶し、総送信電力値入力手段は、総送信電力測定手段から入力される総送信電力の値および送信周波数の設定値に対応する校正係数を記憶手段から読み出しアンテナウェイト補正手段に出力するものであってもよい。
上述したように、本発明に係る送信装置では、アンテナ素子から送信される総送信電力の値を測定し、その測定値に基づきアンテナウェイトの補正動作を行う。
アンテナ素子から送信される総送信電力の測定値よりキャリア電力の残システム容量がわかるので、この残システム容量を考慮して校正信号の出力タイミングを決定することにより、残システム容量に応じて適宜校正を実行することが可能となる。よって、オンライン(運用時)の校正においても、校正によりキャリア電力の残システムが圧迫されることを防止できる。
また、アンテナ素子から送信される総送信電力の測定値に基づき校正信号の出力タイミングを決定し、校正頻度を調整することにより、オンライン(運用時)の校正において、信号処理の負荷を軽減することができる。
また、アンテナ素子から送信される総送信電力の測定値に基づき校正信号の設定電力を決定し、ユーザ信号に対する校正信号の設定電力を最適化することにより、オンライン(運用中)の校正において、校正信号がユーザ信号にとって必要以上に干渉にみえることや、校正の精度を欠いてしまうことを防止できる。
また、運用前に総送信電力の値(および送信周波数の値)をパラメータとして取得した校正係数を記憶手段に記憶しておき、運用時に総送信電力の測定値(および送信周波数の設定値)に対応する校正係数を記憶手段から読み出し、アンテナウェイトの補正に用いる。送信経路における位相/振幅の主な変動要因は総送信電力(および送信周波数)であるから、総送信電力の測定値(および送信周波数の設定値)に対応する校正係数を用いて、送信経路内の構成要素における飽和特性(および周波数特性)を考慮した校正を行うことにより、オフライン(運用前)の校正を正確に行うことができる。
また、運用前に総送信電力の値(および送信周波数の値)をパラメータとして取得した校正係数をアンテナウェイトの補正に用いることにより、校正信号を分配して校正係数を算出するまでの構成要素(すなわち、分配器、受信無線部、校正信号復調部、復調結果処理部)が不要になる。このため、校正に必要な装置規模を最小限にすることができる。
次に、図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下では、適応アンテナ制御を行う形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である。
このアレーアンテナ送受信装置は、オンライン校正を行う機能を有し、具体的には、N個のアンテナ素子(1021)〜アンテナ素子(102N)から構成されるアレーアンテナ(101)と、分配器1(1031)〜分配器N(103N)と、アンテナ1送信無線部(1041)〜アンテナN送信無線部(104N)と、アンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)と、校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)と、ユーザ信号処理部(107)と、加算器(108)と、受信無線部(109)と、校正信号復調部1(1101)〜校正信号復調部N(110N)と、復調結果処理部(111)と、総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)とから構成される。アンテナ1送信無線部(1041)を含む送信経路を送信経路1とし、同様にアンテナ2送信無線部(1042)〜アンテナN送信無線部(104N)を含む送信経路をそれぞれ送信経路2〜送信経路Nとする。
アレーアンテナ(101)において、N個のアンテナ素子(1021)〜アンテナ素子(102N)は、各々相関が高くなるようにアレー状に近接して配置され、ユーザ信号処理部(107)においてアンテナウェイト(位相/振幅)を制御することにより、希望する送信指向性パターンを形成することができる。ここでは、通常のダイバーシチ構成と区別するため、アンテナ素子数Nを3以上とする。
ユーザ信号処理部(107)は、ユーザ毎にアンテナウェイトで重み付けされたユーザ信号をアンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)に出力する。また、後述するように復調結果処理部(111)から出力される校正係数を用いて、アンテナウェイトを補正する。更に、後述するように総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)から出力される総送信電力の値に基づき、校正を実行するか否かを判定し、実行する場合にのみ校正の実行タイミングおよび校正信号の設定電力を校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)に出力する。ユーザ信号処理部(107)の詳細については後述する。
校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)は、ユーザ信号処理部(107)から指定された実行タイミングおよび設定電力で校正信号を生成し、それぞれアンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)に出力する。なお、各校正信号発生部は、全送信経路1〜Nにおいて直交する校正信号をベースバンド帯域で生成する。
アンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN送信無線部(105N)は、ユーザ信号処理部(107)から出力されるユーザ信号および校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)から出力される校正信号を入力とし、拡散変調および多重処理を行い、得られた多重信号をそれぞれアンテナ1送信無線部(1041)〜アンテナN送信無線部(104N)および総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)に出力する。このとき、各アンテナ信号処理部で符号多重されるユーザ信号と校正信号とは互いに直交している。なお、校正の実行時にはユーザ信号および校正信号がそれぞれ入力されるが、校正の未実行時にはユーザ信号のみが入力されることになる。
アンテナ1送信無線部(1041)〜アンテナN送信無線部(104N)は、アンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)から出力される多重信号を入力とし、ベースバンド帯域の多重信号に対してディジタル/アナログ変換、直交変調、ベースバンド帯域から無線帯域への周波数変換、増幅、帯域制限などを行い、それぞれ分配器1(1031)〜分配器N(103N)に出力する。
総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)は、アンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)から出力される多重信号を入力とし、それぞれの送信経路におけるアンテナ素子(1021)〜アンテナ素子(102N)から送信されている多重信号の総送信電力の値を測定し、測定値をユーザ信号処理部(107)に出力する。
分配器1(1031)〜分配器N(103N)は、アンテナ1送信無線部(1041)〜アンテナN送信無線部(104N)の出力である多重信号を入力とし、この多重信号の大部分の電力をそれぞれアンテナ素子(1021)〜アンテナ素子(102N)に出力するとともに、それぞれ一部の電力を分配して加算器(108)に出力する。
加算器(108)は、分配器1(1031)〜分配器N(103N)から出力される多重信号を入力とし、それぞれの多重信号を無線帯域で合成し受信無線部(109)に出力する。なお、校正信号は校正実行時のみ多重されるので、校正未実行時にはユーザ信号のみが受信無線部(109)に出力される。
受信無線部(109)は、加算器(108)から出力される多重信号を入力とし、帯域制限、増幅、無線帯域からベースバンド帯域への周波数変換、直交復調、アナログ/ディジタル変換などを行い、校正信号復調部1(1101)〜校正信号復調部N(110N)に出力する。
校正信号復調部1(1101)〜校正信号復調部N(110N)は、受信無線部(109)から出力される多重信号を入力とし、この多重信号から各送信経路1〜Nにおける校正信号を抽出する。すなわち、校正信号復調部1(1101)は校正信号発生部1(1061)で生成された校正信号を抽出し、同様に校正信号復調部2(1102)〜校正信号復調部N(110N)はそれぞれ校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)で生成された校正信号を抽出する。上述したように校正信号は互いに直交しているので、多重信号に対し逆拡散処理を施すことにより校正信号を抽出可能である。
校正信号復調部1(1101)〜校正信号復調部N(110N)は更に、抽出された校正信号から送信経路1復調シンボル点(位相/振幅情報)〜送信経路N復調シンボル点(位相/振幅情報)を検出する。送信経路復調シンボル点には、その送信経路の位相/振幅変動が付加されている。検出された送信経路1復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点は、復調結果処理部(111)に出力される。
復調結果処理部(111)は、校正信号復調部1(1101)〜校正信号復調部N(110N)から出力される送信経路1復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点を入力とし、これらの復調シンボル点から各送信経路の補正情報である校正係数を計算し、ユーザ信号処理部(107)に出力する。具体的には、次のような処理を行う。
まず、復調結果処理部(111)は、全送信経路における復調シンボル点に対し、校正信号復調部1(1101)から出力される送信経路1の復調結果である送信経路1復調シンボル点を基準として、校正信号復調部2(1102)〜校正信号復調部N(110N)から出力される送信経路2〜送信経路Nの復調結果である送信経路2復調シンボル点〜送信経路N復調シンボル点を正規化することにより、位相(遅延)/振幅(利得)情報を得る。このようにして、復調結果処理部(111)は、校正信号発生部2(1062)〜校正信号発生部N(106N)が生成したすべての校正信号に対し、正規化された復調シンボル点(位相/振幅)を校正係数としてユーザ信号処理部(107)に出力する。なお、送信経路1における復調シンボル点は、正規化を行う基準(I/Q)=(1,0)となっているため、ユーザ信号処理部(107)に復調結果を出力する必要はない。正規化前/後における送信経路1復調シンボル点、送信経路2復調シンボル点、および送信経路N復調シンボル点の例は、図9および図10に示した通りである。
次に、図2を参照し、ユーザ信号処理部(107)について更に詳しく説明する。図2は、ユーザ信号処理部(107)の構成を示すブロック図である。この図では、図1に示した構成要素と同一または相当する構成要素に対しては、図1と同一符号で示している。
ユーザ信号処理部(107)は、校正係数記憶部(201)と、アンテナウェイト補正部(202)と、ユーザ信号出力部(203)と、総送信電力値加算部(204)と、校正実行判定部(205)と、校正信号設定部(206)とから構成される。
ここで、校正係数記憶部(201)は、装置の運用時に校正を実行する場合に、復調結果処理部(111)から出力される各送信経路における最新の校正係数を記憶する。
アンテナウェイト補正部(202)は、ユーザ信号に重み付けするアンテナウェイトを各送信経路における位相/振幅の変動に応じて補正し、補正されたアンテナウェイトをユーザ信号出力部(203)に出力する。具体的には、アンテナウェイトを再設定する周期毎に、校正係数記憶部(201)から最新の校正係数を読み出し、読み出された校正係数をアンテナウェイトに付加することにより、アンテナウェイトを補正する。なお、新たに校正を実行していない場合にも、校正係数記憶部(201)に記憶されている校正係数を用いて、アンテナウェイトの補正を行う。
ユーザ信号出力部(203)は、アンテナウェイト補正部(202)で補正されたアンテナウェイトでユーザ信号に重み付けし、アンテナ1信号処理部(1051)〜アンテナN信号処理部(105N)に出力する。
これにより、装置の運用時に各送信経路内で位相/振幅変動が発生しても、校正係数を用いてアンテナウェイトを補正することにより、発生した位相/振幅変動を除去することができる。その結果、アンテナ端において、正確な送信指向性パターンを形成することが可能となる。
次いで、総送信電力値加算部(204)は、総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)から出力される総送信電力の値を加算し、全アンテナ素子からの総送信電力の合計値を算出する。そして、算出された総送信電力の合計値を校正実行判定部(205)に出力する。
校正実行判定部(205)は、アレーアンテナ送受信装置の最大送信電力の値と総送信電力値加算部(204)により算出された総送信電力の合計値とに基づき、校正を実行するか否か、すなわち校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)に校正信号を出力させるか否かを判定する。
例えば、「装置の最大送信電力の値」から「総送信電力の合計値」を減算して残システム容量を算出し、算出された残システム容量と予め設定された閾値とを比較し、その結果、残システム容量が閾値を超えいてるときに校正を実行すると判定する。
あるいは、「総送信電力の合計値」を「装置の最大送信電力の値」で割ってキャリア電力の使用率の合計を算出し、算出された使用率の合計と予め設定された閾値とを比較し、その結果、使用率の合計が閾値を下回っているときに校正を実行すると判定する。後者の場合について、具体例を挙げて説明する。
例えば、装置の最大送信電力を20W、アレイアンテナ101のアンテナ素子数を4とする。総送信電力測定部1(1121)がユーザ信号処理部(107)に出力している総送信電力の測定値が3.2Wだとすると、キャリア電力の使用率は16%となる。同様に、総送信電力測定部2(1122)〜総送信電力測定部4(1124)による測定値がそれぞれ1.8W、2.8W、4.5Wだとすると、キャリア電力の使用率はそれぞれ9%、14%、22.5%となる。したがって、キャリア電力の使用率の合計は61.5%になる。キャリア電力の使用率の合計に対する閾値を60%とすると、キャリア電力の使用率の合計が閾値を超えているので、校正実行判定部(205)は校正を実行しないと判定する。その後、キャリア電力の使用率が低下し、その合計が閾値より下がったときに、校正実行判定部(205)は校正を実行すると判定する。
校正信号設定部(206)は、校正実行判定部(205)により校正を実行すると判定されたときに、校正信号の出力タイミングを決定し、その結果を校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)に出力する。校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)は、校正信号設定部(206)に指定されたタイミングで校正信号を出力し、校正が実行されるので、校正によりキャリア電力の残システムが圧迫されることを防止できる。また、校正頻度が低くなるので、信号処理の負荷を軽減することができる。
校正信号設定部(206)はまた、校正信号の出力タイミングと共に、校正信号の設定電力を決定し、その結果を校正信号発生部1(1061)〜校正信号発生部N(106N)に出力する。この際、校正信号の設定電力は、総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)から出力される総送信電力の測定値に基づいて決定される。例えば、各送信経路の総送信電力の測定値に対し、校正信号の電力を20dB低く設定する。これにより、ユーザ信号の設定電力が増減しても、ユーザ信号と校正信号との電力比を常に一定に保ち、校正信号がユーザ信号にとって必要以上に干渉にみえることや、校正の精度を欠いてしまうことを防止できる。
[第2の実施の形態]
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。第1の実施の形態では、ユーザ信号処理部(107)において、キャリア電力の使用率の合計に閾値を設定し、校正実行を判定する例を示した。これに対し、各送信経路におけるキャリア電力の使用率にそれぞれ任意の閾値を設定し、校正実行を判定するようにしてもよい。各送信経路におけるキャリア電力の使用率は、総送信電力測定部1(1121)〜総送信電力測定部N(112N)から出力される各送信経路における総送信電力の値を、その送信経路から送信可能な最大送信電力の値で割ることにより求められる。このように送信経路毎に閾値を設定することにより、任意の1アンテナ素子のみから制御チャネルを送信するようなシステムにも対応することができる。
図3および図4は、各送信経路における設定閾値と総送信電力の測定値との関係を示す図である。
図3において、送信経路1に対する閾値を3011、同様に送信経路2〜送信経路Nの閾値を3012〜302Nとする。また、送信経路1における総送信電力測定部1(1121)による測定値を3021、同様に送信経路2〜送信経路Nにおける総送信電力測定部2(1122)〜総送信電力測定部N(112N)による測定値を3022〜302Nとする。なお、送信経路1に対する閾値だけは他の送信経路2〜Nよりも高く設定している例が示されている。この例では、送信経路1における総送信電力の測定値3021が閾値3011を超えているので、校正を実行しないと判定される。
図4において、送信経路1に対する閾値を4011、同様に送信経路2〜送信経路Nの閾値を4012〜402Nとする。また、送信経路1における総送信電力測定部1(1121)による測定値を4021、同様に送信経路2〜送信経路Nにおける総送信電力測定部2(1122)〜総送信電力測定部N(112N)による測定値を4022〜402Nとする。この例では、全送信経路1〜Nにおける総送信電力の測定値4021〜402Nがそれぞれ閾値4011〜401Nを下回っているので、校正を実行すると判定される。
このように各送信経路における閾値を任意に設定することにより、校正実行の頻度が調整可能になる。すなわち、閾値が高い場合には、頻繁に校正が実行され、閾値が低い場合には、各送信経路におけるキャリア電力の使用率(システム容量)に余裕のあるときにしか校正が実行されないことになる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るアレーアンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である。
このアレーアンテナ送受信装置は、オフライン校正を行う機能を有し、具体的には、N個のアンテナ素子(5021)〜アンテナ素子(502N)から構成されるアレーアンテナ(501)と、アンテナ1送信無線部(5041)〜アンテナN送信無線部(504N)と、アンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)と、校正信号発生部1(5061)〜校正信号発生部N(506N)と、ユーザ信号処理部(507)と、総送信電力測定部1(5121)〜総送信電力測定部N(512N)とから構成される。アンテナ1送信無線部(5041)を含む送信経路を送信経路1とし、同様にアンテナ2送信無線部(5042)〜アンテナN送信無線部(504N)を含む送信経路をそれぞれ送信経路2〜送信経路Nとする。
アレーアンテナ(501)において、N個のアンテナ素子(5021)〜アンテナ素子(502N)は、各々相関が高くなるようにアレー状に近接して配置される。ここでは、通常のダイバーシチ構成と区別するため、アンテナ素子数Nを3以上とする。
ユーザ信号処理部(507)は、ユーザ毎にアンテナウェイトで重み付けされたユーザ信号をアンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)に出力する。また、装置の運用前(設置時または出荷時)に校正係数を測定するために、校正信号の出力タイミングおよび設定電力を校正信号発生部1(5061)〜校正信号発生部N(506N)に出力する。更に、求められた校正係数が記憶され、この校正係数を用いてアンテナウェイトの補正を行う。ユーザ信号処理部(507)の詳細については後述する。
校正信号発生部1(5061)〜校正信号発生部N(506N)は、ユーザ信号処理部(507)から指定されたタイミングおよび設定電力で校正信号を生成し、それぞれアンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)に出力する。なお、装置の運用時には校正係数の測定は行われないので、ユーザ信号処理部(507)から校正信号の出力タイミングおよび設定電力が入力されることはない。
アンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN送信無線部(505N)は、ユーザ信号処理部(507)から出力されるユーザ信号および校正信号発生部1(5061)〜校正信号発生部N(506N)から出力される校正信号を入力とし、拡散変調および多重処理を行い、得られた多重信号をそれぞれアンテナ1送信無線部(5041)〜アンテナN送信無線部(504N)および総送信電力測定部1(5121)〜総送信電力測定部N(512N)に出力する。なお、装置の運用時には校正信号は入力されず、ユーザ信号のみが入力されることになる。
アンテナ1送信無線部(5041)〜アンテナN送信無線部(504N)は、アンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)から出力される多重信号を入力とし、ベースバンド帯域の多重信号に対してディジタル/アナログ変換、直交変調、ベースバンド帯域から無線帯域への周波数変換、増幅、帯域制限などを行い、それぞれアンテナ素子(5021)〜アンテナ素子(502N)に出力する。なお、装置の運用時にはユーザ通信のみからなる多重信号が入力されることになる。
総送信電力測定部1(5121)〜総送信電力測定部N(512N)は、アンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)から出力される多重信号を入力とし、それぞれの送信経路におけるアンテナ素子(5021)〜アンテナ素子(502N)から送信されている多重信号の総送信電力の値を測定し、測定値をユーザ信号処理部(507)に出力する。
図6は、装置の運用前(オフライン)に校正係数を測定する構成を示すブロック図である。
校正係数を測定するときには、図5に示したアレーアンテナ送受信装置に、図6に示す加算器(608)と受信無線部(609)と校正信号復調部1(6101)〜校正信号復調部N(610N)と復調結果処理部(611)とからなる校正係数測定装置を接続し、第1の実施の形態で説明したオンライン(運用時)における校正係数の測定と同様の要領で測定を行う。ただし、アンテナ素子(5021)〜アンテナ素子(502N)から送信される総送信電力の値および送信周波数の値を様々に変化させ、それぞれの条件下で校正係数を測定する
図7は、図5におけるユーザ信号処理部(507)の構成を示すブロック図である。この図では、図5に示した構成要素と同一または相当する構成要素に対しては、図5と同一符号で示している。
ユーザ信号処理部(507)は、校正係数記憶部(701)と、アンテナウェイト補正部(702)と、ユーザ信号出力部(703)と、総送信電力値入力部(704)とから構成される。
ここで、校正係数記憶部(701)には、装置の運用前に測定された校正係数の値が、この校正係数が測定されたときの総送信電力の値および送信周波数の値に対応付けて、予め記憶されている。
総送信電力値入力部(704)は、装置の運用時に、総送信電力測定部1(5121)〜総送信電力測定部N(512N)から出力される総送信電力の測定値およびユーザ信号出力部(703)から出力されるユーザ信号の送信周波数(キャリア周波数)の設定値を入力とし、総送信電力の測定値および送信周波数の設定値に対応する校正係数を校正係数記憶部(701)から読み出し、アンテナウェイト補正部(702)に出力する。
アンテナウェイト補正部(702)は、総送信電力値入力部(704)により読み出された校正係数を、ユーザ信号に重み付けするアンテナウェイトに付加することにより、アンテナウェイトを補正し、補正されたアンテナウェイトをユーザ信号出力部(703)に出力する。
ユーザ信号出力部(703)は、アンテナウェイト補正部(702)で補正されたアンテナウェイトでユーザ信号に重み付けし、アンテナ1信号処理部(5051)〜アンテナN信号処理部(505N)に出力する。また、ユーザ信号の送信周波数の設定値を総送信電力値入力部(704)に出力する。
送信経路における位相/振幅の主な変動要因は総送信電力および送信周波数であるから、総送信電力の測定値および送信周波数の設定値に対応する校正係数を用いて、送信経路内の構成要素における飽和特性および周波数特性を考慮した校正を行うことにより、オフライン(運用前)の校正を正確に行うことができる。
また、装置の運用前に測定された校正係数を校正係数記憶部501に記憶しておき、その校正係数を運用時に読み出して校正に用いることにより、図6に示した校正係数測定装置(加算器(608)、受信無線部(609)、校正信号復調部1(6101)〜校正信号復調部N(610N)、復調結果処理部(611))が運用時には不要となる。このため、校正に必要な装置規模を最小限にすることができる。
以上では、適応アンテナ制御を行うアレーアンテナ送受信装置について説明したが、本発明は、アンテナ素子数が2で送信ダイバーシチを行う送信装置に対しても適用することが可能である。
本発明は、例えば適応アンテナ制御や送信ダイバーシチを行うW−CDMA無線基地局送信装置の位相(遅延)/振幅(利得)特性の校正などに利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るアレーアンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である(オンライン校正)。 図1におけるユーザ信号処理部の構成を示すブロック図である。 各送信経路における設定閾値と総送信電力の測定値との関係を示す図である(校正未実行時)。 各送信経路における設定閾値と総送信電力の測定値との関係を示す図である(校正実行時)。 本発明の第3の実施の形態に係るアレーアンテナ送受信装置の構成を示すブロック図である(オフライン校正)。 装置の運用前(オフライン)に校正係数を測定する構成を示すブロック図である。 図5におけるユーザ信号処理部の構成を示すブロック図である。 従来のアレーアンテナ送受信装置の一構成例を示すブロック図である(オンライン校正)。 図8における復調結果処理部による校正係数の計算方法を説明するための図である(正規化前)。 図8における復調結果処理部による校正係数の計算方法を説明するための図である(正規化後)。 従来のアレーアンテナ送受信装置の他の構成例を示すブロック図である(オフライン校正)。
符号の説明
101,501…アレーアンテナ、1021〜102N,5021〜502N…アンテナ素子1〜アンテナ素子N、1031〜103N…分配器1〜分配器N、1041〜104N,5041〜504N…アンテナ1送信無線部〜アンテナN送信無線部、1051〜105N,5051〜505N…アンテナ1信号処理部〜アンテナN信号処理部、1061〜106N,5061〜506N…校正信号発生部1〜校正信号発生部N、107,507…ユーザ信号処理部、108,608…加算器、109,609…受信無線部、1101〜110N,6101〜610N…校正信号復調部1〜校正信号復調部N、111,611…復調結果処理部、1121〜112N,5121〜512N…総送信電力測定部1〜総送信電力測定部N、201,701…校正係数記憶部、202,702…アンテナウェイト補正部、203,703…ユーザ信号出力部、204…総送信電力値加算部、205…校正実行判定部、206…校正信号設定部、3011〜301N,4011〜401N…設定閾値、3021〜302N,4021〜402N…総送信電力の測定値、704…総送信電力値入力部。

Claims (9)

  1. 複数のアンテナ素子と、
    ユーザ信号にアンテナウェイトで重み付けし前記アンテナ素子のそれぞれに出力するユーザ信号出力手段と、
    前記ユーザ信号出力手段から前記アンテナ素子のそれぞれに至る送信経路の特性に応じて前記アンテナウェイトを補正するアンテナウェイト補正手段と、
    前記送信経路の特性の検出に用いられる校正信号を出力する校正信号発生手段と、
    前記送信経路に設けられ、前記ユーザ信号出力手段から入力される前記ユーザ信号および前記校正信号発生手段から入力される前記校正信号に対し拡散変調および多重処理を行い、得られた多重信号を出力するアンテナ信号処理手段と、
    前記アンテナ信号処理手段から入力される前記多重信号に基づき前記アンテナ素子から送信される多重信号の総送信電力の値を測定する総送信電力測定手段とを備え、
    前記アンテナウェイト補正手段は、前記総送信電力の値に基づき補正動作を行うことを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記総送信電力測定手段から入力される前記総送信電力の値に基づき前記校正信号の出力タイミングおよび前記校正信号の設定電力の少なくとも一方を決定し、その結果を前記校正信号発生手段に出力する校正信号発生制御手段を更に備えることを特徴とする送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記送信経路から取り出された前記多重信号からそれぞれの送信経路に対応する前記校正信号を復調する校正信号復調手段と、
    前記校正信号復調手段から入力されるそれぞれの送信経路に対応する前記校正信号を比較することにより前記送信経路の特性に基づく校正係数を算出する復調結果処理手段を更に備え、
    前記アンテナウェイト補正手段は、前記校正係数に基づき前記アンテナウェイトを補正することを特徴とする送信装置。
  4. 請求項3に記載の送信装置において、
    前記復調結果処理手段から入力される前記校正係数を記憶する記憶手段を更に備え、
    前記アンテナウェイト補正手段は、前記記憶手段に記憶されている前記校正係数に基づき前記アンテナウェイトを補正することを特徴とする送信装置。
  5. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記校正信号発生制御手段は、
    前記総送信電力測定手段のそれぞれから入力される前記総送信電力の値を加算する加算手段と、
    この装置の最大送信電力の値と前記加算手段により求められた前記総送信電力の合計値とに基づき前記校正信号発生手段に前記校正信号を出力させるか否かを判定する校正実行判定手段と
    を含むことを特徴とする送信装置。
  6. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記校正信号発生制御手段は、前記アンテナ素子のそれぞれから送信可能な最大送信電力の値と前記総送信電力の値とに基づき前記校正信号発生手段に前記校正信号を出力させるか否かを判定する校正実行判定手段を含むことを特徴とする送信装置。
  7. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記校正信号発生制御手段は、前記ユーザ信号と前記校正信号との電力比が一定となるように前記校正信号の設定電力を決定することを特徴とする送信装置。
  8. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記総送信電力の値に応じて変動する前記送信経路の特性に基づく校正係数を前記総送信電力の値に対応付けて予め記憶する記憶手段と、
    前記総送信電力測定手段から入力される前記総送信電力の値に対応する校正係数を前記記憶手段から読み出し前記アンテナウェイト補正手段に出力する総送信電力値入力手段とを更に備え、
    前記アンテナウェイト補正手段は、前記総送信電力値入力手段から入力される前記校正係数に基づき前記アンテナウェイトを補正することを特徴とする送信装置。
  9. 請求項8に記載の送信装置において、
    前記記憶手段は、前記総送信電力の値および送信周波数の値に応じて変動する前記送信経路の特性に基づく校正係数を前記総送信電力の値および前記送信周波数の値に対応付けて予め記憶し、
    前記総送信電力値入力手段は、前記総送信電力測定手段から入力される前記総送信電力の値および前記送信周波数の設定値に対応する校正係数を前記記憶手段から読み出し前記アンテナウェイト補正手段に出力することを特徴とする送信装置。
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