JP2005538898A - 自動車両との前面衝突の際に人を保護する装置 - Google Patents

自動車両との前面衝突の際に人を保護する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】【解決手段】ハウジング(1)内で直線状に両方向に案内されるガイディング・ベースプレート(8)が、ヒンジ・ビーム(2)のための持ち上げプレートとして設けられており、ヒンジ・ビーム(2)は、シャフト(3)によって、シーソーのように、ガイディング・ベースプレートに偏心的に取り付けられており、ガイディング・ベースプレートは、スプリング・アキュムレータ装置(4)およびセンサで作動される保持装置(11)と作用係合している。

Description

本発明は、請求項1の前提部分に記載の装置に関する。
年々多数の事故が起こっており、このような事故では、子供であれ、成人であれ、2輪車乗りであれ、歩行者が、自動車両によって轢かれ、フロントフードまたはエンジンフードならびに風防ガラスへと飛ばされて、その場合、少なくとも重傷を負う。この場合、特に成人の歩行者または2輪車乗りの頭部および上体が危険に晒されている。何故ならば、かれは、自動車両との衝突の際に、衝突実験および経験が示したように、ほぼ、フロントフードの、後方の比較的硬い領域で、風防ガラスへの移行部にぶつけられ、かなり負傷する。
このような要求に基づいて、自動車産業は、人の保護を改善するという問題に集中的に従事している。
この問題を解決するための一連の可能性は知られている。
例えば、DE 27 37 876 Aは、衝突の保護として、センサの制御で起動されることができ、風防ガラスの手前にある風防ガラス領域に車両の幅に亘って跨るフォイル状のまたはネット状の受け止め要素を示す。この解決策が風防ガラスへの移行領域におけるエンジンフードの典型的な外観を変えることは不都合である。
DE 27 11 338 Aは、センサの制御で膨張可能なエアバッグが、衝突の場合に、風防ガラスとフロントガラスの間の移行領域にあってなる類似の構造を示す。この解決策でも、いわゆる移行領域における、通常の基本的レイアウトを変える比較的費用のかかる構造が必要である。
DE 27 11 339 Aは、フロントフードが、衝突の際に、縦方向に移動可能に保持されており、変形ゾーンを発生させてなる複数の解決策を示す。これらの解決策は、同様に、前方のロックおよび後方のヒンジによるフロントフードの確かな取付からの逸脱を引き起こす。更に、大きな障害物との衝突の際にフロントフードが風防ガラスに侵入するという危険が生じる。
DE 28 41 315に関連したDE 28 14 107 Aは、歩行者および2輪車乗りの、フロントフードへの衝突の際の、負傷の危険性を減少させる解決原理を示す。この原理は、フロントフードの後方領域に位置している比較的硬くかつ非可撓性の衝撃領域を著しく緩和するという思想に基づく。このことは、衝突センサによって作動される、フロントフードを静止位置から、この静止位置に比べて持ち上げられた可撓性の衝突位置へ調節するための装置によって、すなわち、いわゆる「アクティブなフロントフード」によって引き起こされる。フロントフードが、衝突センサによって検知される、歩行者との衝突の際に、静止位置すなわち通常位置よりも持ち上げられた衝突位置に可撓性をもって調節されることによって、歩行者の胸部または頭部の衝突の際に、より好都合なエネルギ低下のために作用する、車両の車体の変形路が形成される。この変形路は頭部および胸部への遅れの減少および負傷の危険性の低下を引き起こす。
前記DE 28 14 107の場合に、フロントフードが、衝突の場合に膨張可能な少なくとも1つのエアバッグによって持ち上げられる。しかし、図示した構造は、フロントフードが、車両前部の前方上縁に位置している軸を中心として旋回されることができる、その自動車両のためにしか、用いられない。しかし、フロントフードが、風防ガラス側で、ヒンジによって車両前部に取り付けられてなる自動車両の場合、知られた構造は使用できない。更に、知られた場合では、車両の、障害物とのかなり強い衝突の際に、フロントフードが風防ガラスに侵入するというという大きな危険が存在する。更に、フロントフードは、衝突の際に、強いヒステリシスを示す。このことは負傷の危険性を再度高める。
同様のことは前記DE 28 41 315 Aに当て嵌まる。この公報は、対応の安全手段を示す。この安全手段の場合、エアバッグは、火工技術式にまたは液圧式にまたは空気圧式に駆動されることができるピストン・シリンダユニットと交換されている。この場合、衝突の際のピストンの戻り運動は、力制限手段によって制御されることができる。
DE 201 06 478 U1は、衝突の場合に可撓性をもって持ち上げ可能なフロントフードの前記の解決原理に従って作動する構造を示す。但し、このフロントフードは風防ガラス端部にヒンジによって回転自在に取り付けられている。この構造は事前に緊張されたスプリング力アキュムレータを有する。スプリング力アキュムレータは、衝突の場合に、電動機で解放すなわち起動され、電動機で再度緊張すなわち逆動されることができる。しかし、火工技術式の駆動を避けようとするこの構造は、かなり長い起動時間を有する。
最後に、DE 197 12 961 A1およびDE 101 11 096 A1(=EP 1 238 893 A1)は、同様に、衝突の場合に可撓性をもって持ち上げ可能なフロントフードによる、衝突に対する保護を示す。このフロントフードは風防ガラス端部にヒンジ装置によって回転自在に取り付けられている。このヒンジ装置は、旋回自在にまたは可動に取り付けられたヒンジ・ビームによって、車両前部の車体に取着されており、車両の、人との衝突の場合、フロントフードは、ヒンジ・ビームに係合するエネルギ蓄積手段、例えばスプリング力アキュムレータによって、上方に旋回または移動されすなわち持ち上げられることができる。
この知られた構造は、ヒンジ装置自体を、取り付けられたヒンジ・ビームによって、車両よりも持ち上げるという思想に基づいている。それ故に、衝突の場合の、ヒンジ装置とフロントとの間の複雑な取外し手段を設けることは必要ない。更に、回転自在にまたは可動に取り付けられたヒンジ・ビームによる強制案内によって、フロントフードの確実な取付が達成される。このことは、車両の、障害物への比較的強い衝突の場合に、風防ガラスへのフロントフードの侵入を確実に阻止する。
本発明はこの構造原理を前提にする。
知られた例では、3つの実施の形態が示されている。
第1の実施の形態では、いわばヒンジ装置のためのベースプレートを形成するヒンジ・ビームの、前方の端部部分は、螺着プレートの回転軸によって、前方のフェンダーのための支柱に関節式に結合されている。ヒンジ・ビームの、後方の端部部分は、センサで制御されるロック手段によって、偏心的に取り付けられたロッキング・バーにロックされている。回転軸から所定の間隔をあけて、エネルギ蓄積手段、例えば事前に緊張されたコイル・スプリングまたはピストン・シリンダユニットが、ヒンジ・ビームに関節式に係合する。衝突の場合に、ロック手段は解除され、ヒンジ・ビームは解放される。このヒンジ・ビームは、事前に緊張されたコイル・スプリングの故に、回転軸を中心として迅速に上方へ旋回され、ヒンジ装置と共に、フロントフードを所定の角度だけ持ち上げる。旋回自在に取り付けられたヒンジ・ビームを有する実施の形態であって、DE 101 08 880 Aの主題である実施の形態のほかに、ヒンジ・ビームが、衝突の場合に、ピボット軸受なしに、リンクガイドによって、限定された行程だけ上へ持ち上げられる2つの実施の形態も示されている。一方の実施の形態では、ヒンジ・ビームは、2つのアーチ状に湾曲されたガイド・アームに載っている。他方の実施の形態では、傾斜して設けられており、力を逸らす中間要素を介してヒンジ・ビームに結合されているピストン・シリンダユニットが設けられている。
知られた実施の形態は以下の欠点を有する。
1つのガイド・アームによる持ち上げの場合および2つガイド・アームによる持ち上げの場合、持ち上げの際には、力を逸らす手段が必要である。このことによって、摩擦損失のほかに、構成要素の分解による力の損失が生じる。このことは、持ち上げのためにスプリング・アキュムレータを使用する際に、不都合であることが明らかになる。何故ならば、スプリング・アキュムレータは、相応に大きい寸法でなければならず、従って、持ち上げ装置が取着されねばならない個所では必ずしも用いられないかなりの空間を要するからである。
更に、2つのガイド・アームによるガイドの場合、湾曲した軌道が必要である。このことは、前記の欠点に追加して、スプリング・アキュムレータのスプリングのための湾曲した軌道を必要とする。この軌道は、確実にヒンジ・ビームを持ち上げるために、非常に費用をかけてのみ実現される。最後に、知られた装置は、変形し得るロックおよび持ち上げられたフロントフードの逆動のための構造的な観点を全然供しない。
自動車両との前面衝突の際に人を保護するための、明細書導入部に記載の装置を、スプリング・アキュムレータによるフロントフードの持ち上げの際に、力の逸らしが必要でないように、および、前記装置が、持ち上げられたフロントフードの変形し得るロックおよび逆動のための構造的な観点を供するように、形成するという課題が、本発明の基礎になっている。
この課題の解決策は、自動車両との前面衝突の際に人を保護するための装置の場合に、すなわち、この自動車両は、車両前部を覆いかつ前方の風防ガラスまで延びているフロントフードを有し、該フロントフードは、風防ガラス端部の、車両の両側で、各々のヒンジ装置によって、車両前部の車体に回転自在に取り付けられており、前記装置は、ヒンジ装置を車体端部に直接取り付けるための、車両前部の車体に持ち上げ可能に取着されたヒンジ・ビームと、スプリング・アキュムレータ装置の形の、ヒンジ・ビームに係合するエネルギ蓄積手段と、ヒンジ・ビームと作用係合するための、センサで制御される保持装置とからなり、ヒンジ・ビームは、通常の状態では、押し下げられており、衝突の場合には、センサの作動によって、限られた持ち上げ運動のために解放されることができてなる装置の場合に、本発明により、ハウジング内で直線状に両方向に案内されるガイディング・ベースプレートがヒンジ・ビームのための持ち上げプレートとして設けられており、ヒンジ・ビームは、シャフトによって、シーソーのように、ガイディング・ベースプレートに偏心的に取り付けられており、ガイディング・ベースプレートは、スプリング・アキュムレータ装置およびセンサで作動される保持装置と作用係合していることによって、成就する。
2つのスプリング・アキュムレータのスプリングが、起動の際に、直線状に持ち上げられ、これにより、両方向に案内される持ち上げプレートを直線状に上方に移動されることによって、力の逸らしは必要でない。このことは、スプリング・アキュムレータのスプリングの寸法に好影響を及ぼし、スプリングのガイドおよび持ち上げプレートの持ち上げに関して、構造のための費用を好都合にも減少させる。
ヒンジ・ビームのシーソー状の取付によって、持ち上げ中のフロントフードの相応のX方向の移動が、システムを妨げることなく、容易に補償される。アーチ状の持ち上げ軌道は必要でない。シーソーによって、ヒンジの如何なるタイプの適合も可能である。
更に、本発明に係わる構造が、持ち上がられた状態でシステムをロックするための、および望ましくない起動後に、持ち上げられたフロントフードを逆動させるための手段を組み込む観点を供することは好都合である。
特に、ロックしかつ逆動させるための前記手段に関して、本発明の実施の形態は、従属請求項に特徴づけられており、更に、図面の説明から明らかである。
図面の種々の図に示した実施の形態を参照して、本発明を詳述する。自動車両との前面衝突の際に人を保護するための、本発明に係わる、図示した装置100は、人との衝突の場合に、自動車両の、風防ガラス端部に取着されたフロントフードが、そのヒンジ装置を含めて、衝突領域で、車両前部の車体に比べて事前設定された行程だけ持ち上げられる、という原理に基づいている。
装置100は、まず、ハウジング1を有する。このハウジングは、フロントフードを持ち上げるための、センサで制御される複数の構成要素を有し,3つの孔1aを介して、ヒンジ装置の領域における車両前部の車体に、好ましくはフェンダの支柱に螺着されている。この場合、車両前部の両側には、夫々1つのこのような装置が取着されている。
図1および2に示されていないが、図14および15から認められるヒンジ装置200は、実施の形態では2つの関節腕を有し、知られるように、本発明に係わる装置100の、一方ではフロントフード300と、他方ではヒンジ・ビーム2と固定されている。このヒンジ・ビーム2は、特に図3が示すように、U形材として形成されており、静止状態では、側方の突出部2aによって、ハウジング1の上方の端面縁部1cの上に、このハウジングを密閉しつつ、載っている。このU形材は、走行方向と逆方向で、ボルト3に偏心的に回転自在に取り付けられている。このことによって、ヒンジ・ビーム2はシーソーとして形成されており、すなわち、繰り出しの際に、水平方向すなわちX方向での移動の補償のために、走行方向に傾斜することができる。
衝突の場合にこのヒンジ・ビームを持ち上げるために、ハウジング1の相応なガイドボディ1bの回りにハウジング内に離隔して設けられた2つの圧縮スプリング4がスプリング・アキュムレータとして設けられている。スプリング・アキュムレータの夫々の下端はハウジング底部において支持され、スプリング・アキュムレータは、上側で、プレテンショニング・プレート5と作用係合している。このプレテンショニング・プレート5によって、圧縮スプリング4が事前に緊張されることができる。第1の止め爪6によって、プレテンショニング・プレート5は、圧縮スプリングの緊張状態で、押え付けられる。プレテンショニング・プレート5は、図3に示すように、上方に開いたU形材として形成されている。このU形材は2つの孔5aを有し、これらの孔には、ハウジングに固定された、夫々1つのガイドスリーブ7が収容されている。このことによって、プレテンショニング・プレート5は、ガイドスリーブ7に対し可動に保持されている。
プレテンショニング・プレート5とはガイディング・ベースプレート8が直接に作用接触している。ガイディング・ベースプレートは、同様に、上方に開いたU形材として形成されている(図3)。ガイディング・ベースプレートは、対応のガイドスリーブ7に可動に収容されている2つのガイド・ピラー9と螺着されている。この目的のために、各々のガイド・シリンダ9の上端は雄ねじ9aを有する(図6)。雄ねじは、ガイディング・ベースプレート8の対応の孔を貫通し、夫々の雄ねじには、ガイディング・ベースプレートの上方でナット10が螺着されている。従って、ガイディング・ベースプレート8は、ガイド・ピラー9と共に、ガイドスリーブ7内に可動に保持されている。
ガイディング・ベースプレート8を静止位置ですなわち事前に緊張されたスプリングの位置で保持するために、第2の止め爪11が設けられている。端部に設けられた弾性的なベアリング18は、止め爪11に抗してガイディング・ベースプレートを必然的に事前に緊張することをもたらす。ガイディング・ベースプレートは、各々の脚部に、更に、ボルト3を軸方向にロックされた状態で収容するための心合わせされた開口部を有する。ボルトを中心として、ヒンジ・ビームであるシーソー2が回転自在に取り付けられている。ガイディング・ベースプレートのU形材、すなわち、形材の側方脚部は、走行方向に傾斜している(図1および2のベベル8a)。それ故に、ヒンジ・ビームの持ち上げられた状態では、反時計回りのシーソーの旋回運動のための空間がある。ガイディング・ベースプレート8の、上方に開いたU形材は、ヒンジ・ビームであるシーソー2の、下方に開いたU形材に収容されている。
2つの止め爪6,11は、ハウジングに固定された爪用ボルト12を中心として回転自在に取り付けられている。この場合、止め爪6は、図8にも示すように、止め爪6と好ましくは接合されている停止部材13と、止め爪11を連行する停止部分13aとを有する。第1の止め爪6が旋回されると、第2の止め爪11は停止部分13aによって連行される。この場合、2つの止め爪6,11は、レッグスプリング14によって、ロック方向すなわち保持方向に事前に緊張されている。第1の止め爪6は、停止部分13aと同様に、カム15を有する。このカムは、ハウジングに固定式に取着された火工技術的なアクチュエータ17のトリガー・ピン16と作用結合している。
図1および2は、既述のように、システムの静止状態を示す。図14の部分Aは、本発明に係わる持ち上げ装置100の静止状態にあるときの、乗用車のフロントフード300のおよびヒンジ装置200の位置を、全体図で示す。この場合、ヒンジ・ビーム2は、ハウジング1に密接に載っている。
火工技術的なアクチュエータ17が作動され、特に、歩行者との衝突の際にセンサで制御されるとき、特に図1に示すように、アクチュエータのピン16は押し出され、2つの止め爪6,11を時計回りに旋回させる。このことによって、プレテンショニング・プレート5およびガイディング・ベースプレート8が解除される。それ故に、スプリング・アキュムレータのコイル・スプリング4は、プレテンショニング・プレート5を、およびガイディング・ベースプレート8との直接的な接触によって、このガイディング・ベースプレートをも、非常に迅速に上方へ移動するすなわち持ち上げる。この場合、ヒンジ・ビームであるシーソー2も、ヒンジ装置200によって持ち上げられる。このヒンジ装置は、直線的な持ち上げによって調整される、フロントフードのX方向移動を、ガイディング・ベースプレート8のベベル8aによって補償するために、ベベルに対応して走行方向に傾斜することができる。
この持ち上げ運動の結果として、フロントフード300は、風防ガラス端部の領域で、所定の行程、例えば55mmだけ持ち上げられる(図14の部分B)。
フロントフード300が、衝突の際に、最早揺れ戻ることができないように、ヒンジ・ビーム2を持ち上げ位置でロックするための、および衝突に依らない解除後に、繰り出されたヒンジ・ビームを逆動するための手段19が設けられている。このような手段は、知られた構造では、設けられていないので、本発明に係わる装置100の重要な構成要素である。しかし、この手段は、他の持ち上げ構造の場合でも、スプリング・アキュムレータを有することができる。
以下、この手段19を、図1,2,4,7および9ないし15A,Bを参照して、その意味に関連して包括的に記述しよう。手段は、まず、U字形のホルダー20を有し、このホルダーは、プレテンショニング・プレート5としっかり結合して、例えば接合されている。従って、このU字形のホルダーは、プレテンショニング・プレート5の持ち上げ際に、プレテンショニング・プレートによる解除後に、上方に移動し、プレテンショニング・プレートによるシステムの逆動の際には下方に移動する。
U字形のホルダー20では、対応の孔20aに、2つの止め爪21がシリンダボルト22およびスペーサ23によって回転自在に逆向きに取り付けられている。止め爪21は、繰り出された状態にあって、夫々、ハウジングの上方の端面縁部1cと作用係合するための停止縁部21aと、後述するボルトの案内のためのリンク21bとを有する。
手段19は更にプランジャ24を有する。プランジャは、特に図10に示すように、コイル・スプリング24bによって囲繞されている上方のシリンダ状の部分24aと、基部側で面取りされておりかつ孔24eを有する下方の平坦部24dとからなる。孔24dには、所定の剪断特性または変形特性を有するボルト25が設けられている。このボルトは、止め爪21と作用係合している。上方の部分4aへの移行部にある下方の部分24dには、U字形のホルダー20の枠に設けられており、制御区間a(図4)を進んだ後の、ストッパのための停止縁部24fが設けられている。
この場合、プランジャ24は、手段19の取り付けられた状態では、プレテンショニング・プレート5に形成された開口部5bおよびガイディング・ベースプレート8に形成された開口部8bから突出している。コイル・スプリング24bは、事前に緊張された状態で、頭部24cとプレテンショニング・プレート5との間に設けられており、頭部24cの上方では、心合わせされた開口部1dがヒンジ・ビーム2であるシーソー2に位置している。
静止状態(特に図4および9を参照せよ)では、ボルト25はリンクガイド21bの端部にある。止め爪21は引っ込められており、ハウジング1の側壁に接触している。解除後のプレテンショニング・プレート5の持ち上げの際に、U字形のホルダー20は、止め爪21およびプランジャ24と共に、上方に移動する。持ち上げ運動の終りでは、止め爪の停止縁部21aが、ハウジング1の上縁1cの高さにある(図12)。しかし、スプリング24bの事前の緊張の故に、剪断ピン25を有するプランジャ24は、制御区間aだけ、U字形のホルダー20の方に更に上方に、すなわち、プランジャの停止縁部24fがU字形のホルダー20の枠に当接するまで移動する。その結果、リンクガイド21bによって、止め爪21が外へ旋回され、止め爪の停止縁部21aがハウジングの上方の端面縁部1cに接触している(図7,11および12)。この位置では、止め爪の前縁21cが剪断ピンに離隔しているので、止め爪の急激な戻り運動が、止め爪によるボルト25の剪断または変形の下でのみ可能である。従って、剪断ピンは、衝突の場合に、変形要素(剪断操作または変形操作による力の減少)として用いられる。すなわち、フロントフード300に関しては、その弾性変形の終りが達成されているとき、剪断ピンは、所定の力の場合に撓んで、ヒンジ・ビームであるシーソー2またはこのシーソーを動かすガイディング・ベースプレート8は、自らのガイド・ピラーによって、再度、スプリング・アキュムレータ4に引っ込む。
衝突なしのフロントフード300の望ましくない持ち上げ後に装置100を逆動させるために、垂直方向の力が、開口部1dを通って、ロッド状のツールすなわち逆転ロッド26(図15A,B)によって、プランジャ24の頭部24cに加えられる。このことによって、プランジャは下方へ移動する。このとき、剪断ピン25は、ハウジングの端面縁部1cとのロックを解除しつつ、リンクガイド21bによって、止め爪21を逆に旋回させる(図13)。それ故に、続いて、U字形のホルダー20は、圧縮スプリング4を緊張させつつ、引っ込められた止め爪21と共に、ハウジング1の中へ、図4に示した出発位置に戻されることができる。この場合に、両側のヒンジ装置200に関連して設けられた2つの装置100が作動されねばならず、更に、圧縮スプリングにおいて比較的高いスプリング力が克服されねばならないので、図15A,Bに示すように、開けられたフロントフード300の各側で、逆転ロッド26がヒンジ・ビーム2の開口部1dに挿入され、必要な逆動力が、てこ作用を活用しつつ、フードを前端で押し付けることによって、2つのプランジャ24に加えられる。
図示した実施の形態は非常に好都合な実施の形態である。しかし、本発明の原理から離れることなしに、変更の実施の形態も考えられる。例えば、図1に示したようにピン16によってカム15を介して止め爪を直接的に解除する代わりに、写真技術におけるケーブルレリーズのように、プルケーブル兼プッシュケーブルを介しての間接的な解除がなされることができる。この場合、アクチュエータ17は、火工技術的なカートリッジの交換がより容易になされるように、エンジンコンパートメントの容易に出し入れ可能な個所に設けられることができる。
旋回可能な止め爪21を有する図示したロック手段兼逆動手段19の代わりに、ラックおよび旋回可能な止め爪によるロックがなされることができて、プレート5および8の持ち上げの際には、ラックが止め爪の上を動いていく。しかし、止め爪がラックの歯に係合するとき、止め爪は下方への運動を阻止する。この場合、このロックの領域での目標の変形点が、剪断ピン25の機能を担うことができる。止め爪の作動によって、すなわち、この止め爪の旋回によって、ロックが終了され、逆動過程が実行されることができる。
プレート5および8を結合して只1つの持ち上げプレートを形成し、シーソー2がこの持ち上げプレートにボルト3によって取り付けられていることも考えられる。このとき、ロック手段兼逆動手段19は、持ち上げプレートに適切に適合される必要がある。
止め爪6および11の代わりに、事前に緊張されたプレートを保持するための、他の知られた機構も考えられる。
図示した場合では、プレート8が、圧縮スプリング4の内部に設けられているガイド・ピラー9によって案内される。このことによって、コンパクトな構造が実現化される。このことは、車両前部の僅かな組立空間しか装置100に必要でないという利点をもたらす。しかし、理論的には、ガイドがスプリングの外に設けられてもよい。
他の変更も当業者にとっては可能である。
総括すれば、本発明に係わるシステムは、以下の特徴および利点を有する。
ここでは特に、後方領域でのエンジンフードの持ち上げによって、歩行者の保護が記載される。スプリング・アキュムレータによって、必要な持ち上げ路が、持ち上げ時間を考慮しつつ、達成される。
解除は、火工技術的なレリーズによってなされる。このレリーズは、押出し可能なピンまたはスラストピストンによって直接的に、あるいは、間接的に、例えば、中間に設けられたプルケーブル兼プッシュケーブルまたは空気式のまたは液圧式の必要な制御ラインによって、必要な力を導入する。しかし、電気式な解除システムも用いられる。
スプリング・アキュムレータの解除は止め爪によってなされる。
繰り出された位置で、システムは、エンジンフードの揺り戻しを自動的にロックおよび阻止し、所定の力の場合での変形要素の剪断または変形によってフードの弾性変形の達成後に、事故の犠牲者に、生起されたエネルギの、スプリング・アキュムレータへの受け止めを供する。
持ち上げの際に生じる、フロントフードの、X方向の移動は、システムを停止することなく、シーソーによって補償される。このことによって、ヒンジの如何なるデザインの適応も可能になる。
システムの逆動すなわち戻りは、プッシュロッドおよびエンジンフードによってなされる。この目的のために、スプリング・アキュムレータを緊張するために、特に、エンジンフードのレバーアームが用いられる。この作動はドライバーによって自主的になされることができる。
静止状態すなわちスプリングが事前に緊張された状態にある本発明に係わる装置を、該装置からハウジングの前方壁部を除去した、等角投影法の略図で示す。この装置は、火工技術的なアクチュエータによる起動後に、2つのスプリング・アキュムレータによって、乗用車の、風防ガラスの端部に取り付けられたフロントフードを、持ち上げるためのものであり、持ち上げられたフロントフードをロックするためのおよび衝突なしの起動後に逆動するための手段を有する。 図1に示した装置の縦断面図を示す。 図2の線A−Aに沿った横断面図を示す。 図2の線B−Bに沿った横断面図を示す。 図2の線C−Cに沿った横断面図を示す。 図2の線D−Dに沿った横断面図を示す。 図2の線E−Eに沿った横断面図を示す。図7は図4に対応しているが、起動されたスプリング・アキュムレータを有する。 システムをスプリング・アキュムレータ内のスプリングの事前緊張力に抗して静止状態に保持するための、図1および2に示した止め爪を、分解図で示す。 システムの静止状態にあるロック手段兼逆動手段を詳細に示す、図1の拡大部分を、等角投影法の図で示す。 図9に示した手段の構成要素を分解図で示す。 システムの持ち上げられた状態すなわちロックされた状態にあるロック手段兼逆動手段を、図9に対応する等角投影法の図で示す。 システムの、図11と同じ状態を、簡易図で示す。 システムを持ち上げられた状態から静止状態に逆動する際の、ロック手段兼逆動手段の状態を、図9および11に対応する等角投影法の図で示す。 乗用車のフロントフードの、ヒンジ装置を介しての、図1に示した装置との結合を、2つの図の部分AおよびBで、詳しくは、図の部分Aではシステムの静止状態で、図の部分Bではシステムの持ち上げた状態で、略全体図で示す。 逆動ロッドおよびフロントフード作動手段による、持ち上げられたシステムの逆動を示す。 逆動ロッドおよびフロントフード作動手段による、持ち上げられたシステムの逆動を示す。

Claims (10)

  1. 自動車両との前面衝突の際に人を保護するための装置(100)であって、前記自動車両は、車両前部を覆いかつ前方の風防ガラスまで延びているフロントフード(300)を有し、該フロントフードは、風防ガラス端部の、車両の両側で、各々のヒンジ装置(200)によって、車両前部の車体に回転自在に取り付けられており、前記装置は、前記ヒンジ装置(200)を車体端部に直接取り付けるための、前記車両前部の車体に持ち上げ可能に取着されたヒンジ・ビーム(2)と、スプリング・アキュムレータ装置(4)の形の、前記ヒンジ・ビーム(2)に係合するエネルギ蓄積手段と、前記ヒンジ・ビーム(2)と作用係合するための、センサで制御される保持装置(11)とからなり、前記ヒンジ・ビームは、通常の状態では、押し下げられており、衝突の場合には、センサの作動によって、限られた持ち上げ運動のために解放されることができる、装置において、
    ハウジング(1)内で直線状に両方向に案内されるガイディング・ベースプレート(8)が、前記ヒンジ・ビーム(2)のための持ち上げプレートとして設けられており、前記ヒンジ・ビーム(2)は、シャフト(3)によって、シーソーのように、前記ガイディング・ベースプレートに偏心的に取り付けられており、前記ガイディング・ベースプレートは、前記スプリング・アキュムレータ装置(4)およびセンサで作動される前記保持装置(11)と作用係合していることを特徴とする装置。
  2. 前記ガイディング・ベースプレート(8)と前記スプリング・アキュムレータ装置(4)との間には、プレテンショニング・プレート(5)が設けられており、このプレテンショニング・プレートに関連して、前記ガイディング・ベースプレート(8)のための前記保持装置(11)と結合された別の保持装置(6)が設けられており、この別の保持装置は、一方では、前記スプリング・アキュムレータ装置の前記スプリング(4)と直接的に作用接触しており、他方では、前記ガイディング・ベースプレート(8)と直接的に作用接触していることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ガイディング・ベースプレート(8)および前記プレテンショニング・プレート(5)は、U字形の形材部分として形成されており、両者は、前記プレテンショニング・プレート(5)の形材の脚部と、前記ガイディング・ベースプレート(8)の形材の結合用枠とが直接的に接触しつつ、形材の開口部を上方に向けて設けられていること、および前記ヒンジ・ビーム(2)の揺動運動のための前記ガイディング・ベースプレート(8)の形材は、持ち上げの際に、ベベル(8a)を有することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記スプリング・アキュムレータ装置は、前記ガイディング・ベースプレート(8)の縦方向延在部に沿って間隔をあけて設けられている2つの圧縮スプリング(4)を有し、これら圧縮スプリングは、一端では、前記ハウジングの底部において支持され、プレート側では事前に緊張されることができ、センサで制御される前記保持装置(6,11)によって解除されることができることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の装置。
  5. 前記圧縮スプリング(4)の内部には、前記ハウジングに固定されたガイドスリーブ(7)内を案内されるガイド・ピラー(9)が収容されており、これらガイド・ピラーは、頭部の端部で、前記ガイディング・ベースプレート(8)と螺着されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記センサで制御される保持装置は、プレート端部での作用係合のための、スプリングで事前に緊張された少なくとも1つの止め爪(6,11)からなり、該止め爪は、ピンを押し出す火工技術的なレリーズ(16,17)との作用接触のためのカム(15)を有すること特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載の装置。
  7. 持ち上げられた状態で前記ヒンジ・ビーム(2)を変形可能にロックするためのおよび該ヒンジ・ビームを基本状態に逆動させるための手段(19)が設けられている請求項1ないし6のいずれか1に記載の装置。
  8. 前記手段(19)は、プレート側に固定されたU字形のホルダー(20)を有し、該ホルダーでは、2つの止め爪(21)が旋回自在に逆向きに取り付けられており、該止め爪は、前記ヒンジ・ビーム(2)の持ち上げられた状態で、夫々、スプリングで事前に緊張された状態で前記ホルダー(20)に設けられたプランジャ(24)のボルト(25)を収容するためのリンク(21b)、前記ハウジングの縁部(1c)とロック式に作用係合するための停止縁部(21a)、および前記ボルト(25)と作用係合するための前縁(21c)を有する請求項7に記載の装置。
  9. 前記ボルト(25)は、所定の剪断力または変形力に基づいてデザインされていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記手段(19)は、前記止め爪(21)が、前記ヒンジ・ビーム(2)の持ち上げられた状態で外力を前記プランジャ(24)に加えることによって、ロックの解除下で、レバーアームとしてのフロントフードによって揺り戻されることができ、前記ヒンジ・ビーム(2)が、前記スプリング・アキュムレータ装置のスプリング力に抗して基本位置に戻されることができるように、形成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
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