JP2005537050A - 電気ポット - Google Patents

Abstract

本発明は、電気接続手段（３）を有する電源台（１）、および取り外し可能な受容部（２）を含む電気ポットに関する。受容部は、容器（４）、電気加熱装置（５）、電源台（１）の電気接続手段（３）とともに機能する補完的な電気接続手段（８）、および、電気加熱装置（５）への電力を切断し、かつ開位置と閉位置との間で可動なスイッチを含む制御手段（９）を有する。本発明は、電源台（１）が、オフ位置とオン位置との間で可動な手動制御ボタン（１１）を有している。このポットは、「手動制御ボタン（１１）がオン位置となったとき、スイッチを閉位置に移行させるための伝達手段（１２）を」有することを特徴としている。

Description

発明の詳細な説明

本発明は、いわゆるコードレスの電気ポットに関し、電源台（power supply base）と、この台に適切に電気接続可能な、取り外しのできる受容部とを有する電気ポット(electric kettle)に関する。

従来のコードレスポットでは、その電源台が、外部電源との接続を図るための電気接続手段を有している。また、その受容部が、加熱する液体を入れておくための容器、容器中の液体を加熱するための電熱装置を備えている。さらに、受容部は、補完的な電気接続手段、および、制御手段を有している。補完的な電気接続手段は、受容部が電源台上にあるときに、電気接続手段とともに加熱装置に電力を供給するためのものである。また、制御手段は、電気加熱装置に対する電力供給を制御するものであり、開位置あるいは閉位置となるスイッチを含んでいる。

このようなポットでは、加熱装置に電力を供給するとともに、この電力を制御する部分が、電源台と受容部との間に配置されている。また、上記の制御手段が受容部に配置されている。

このようなポットでは、受容部の把手（とって）の上端または下端に近い部分に、手動制御ボタンが設けられている。この手動制御ボタンは、その位置によらず、受容部の外観を損なうものである。すなわち、ポットの電源台は台所に置かれるが、受容部は、ユーザに見られる部分だからである。さらに、把手の下端に制御ボタンの位置する場合、受容部が電源台上に置かれていると、ボタンに手が届きにくくなる。また、把手の上端にボタンを配した場合、手動制御ボタンの動きを加熱手段の近くに位置するスイッチに伝えるための、複雑な機構が必要となる。

さらに、上述のタイプのポットには、電源台にのせた受容部の水平面内での角度配置によらず、受容部と電源台とを電気的に接続できるものがある。このようなポットでは、ユーザに近い側の電源台の側面と手動制御ボタンとの角度が１８０度近くなると、手動制御ボタンにさらに手が届きにくくなってしまうかもしれない。従って、このようなポットでは、電源台上で受容部をどんな角度配置にもできるとはいえ、手動制御ボタンに手の届くような配置とすることが好ましい。

本発明の課題は、手動制御ボタンによって受容部の外観を損ねないポットであって、垂直軸に関して３６０度回しても電気的な接続を行えるけれども、電源台上での受容部の角度配置によらず手動制御ボタンに簡単に手の届くポットを提供することにある。

本発明によれば、電源台は、オフ位置（resting position）とオン位置（activation position）との間で可動な手動制御ボタンを有している。また、ポットは、伝達手段を備えている。受容部が電源台上に載せられた場合、この伝達手段は、手動制御ボタンのオフ位置からオン位置への移行にともなって、スイッチを開位置から閉位置に移行させるものである。

本発明の具体的な実施例によれば、電源台の電気接続手段と、受容部の補完的な電気接続手段とが接続した場合、手動制御ボタンのオン位置への移行にともなって、伝達手段が、スイッチを閉位置に動かすようになっている。

別の実施例によれば、伝達手段は、「手動制御ボタンがオン位置にある場合、電源台上の受容部の配置角度によらず、スイッチを閉位置とする」ように設計される。

以下に、上記したもの以外の特徴および効果について説明する。

添付図面は、特に限定されることのない例を示すためのものである。
図１は、本発明の電気ポットにおける電源台の分解透視図である。
図２は、本発明の電気ポットにおける受容部の分解透視図である。
図３は、手動制御ボタンがオフ位置にある場合の、ポットの断面図である（ポットの電気系は示していない）。
図４は、手動制御ボタンがオン位置にある場合の、図３と類似の図である。

電気ポットは、電源台１と、受容部２とを有する。受容部は、電源台１から取り外し可能で、電源台１に対して電気的に接続可能に設計されている。

電源台１は、電気接続手段３を有する。この電気接続手段３は、従来の電気プラグによって外部の電源に接続するためのものである。

受容部２は、加熱される液体を入れるための容器４を有する。

受容部２は、容器４中の液体を加熱するための電気加熱装置５も有する。図２で示した例では、加熱装置５は、電気抵抗６を有し、これが容器４の底面７に接触して、加熱壁を構成する。

受容部２は、補完的な電気接続手段８も有する。この補完的な電気接続手段８は、受容部２が電源台１上に置かれた場合に、電気接続手段３と協働し、加熱装置５に電力を供給するためのものである。この例では、電気接続手段３および補完的な電気接続手段８は、受容部２の電源台１上に置かれる角度に関わらず、電気接続を確立できるようになっておりおり、このために、同軸状に配置される導体（相線（phase）、中性線（neutral）およびアース（ground））を有している（図１参照）。

さらに、受容部２は、制御手段９を有している。この制御手段９は、電気加熱装置５への電源供給を制御するためのものである。本発明では、この制御手段９は、補完的な電気接続手段８と連結されていて、当業者に知られている電気系を構成している。従来、制御手段９は、第１のバイメタル片（bimetal strip）、第２のバイメタル片、および双安定性スイッチ（bistable switch）を有する。第１のバイメタル片は、熱センサーに接続されており、加熱装置５がオーバーヒートした場合（例えば、液体のない状態で操作した場合など）に、電力供給を切断できる。第２のバイメタル片は、サーモスタットに接続されている。このサーモスタットは、蒸発路１０により運ばれる蒸気が所定温度であることを検知して、加熱される液体の温度が所定温度に達したときに、電源供給を切断するものである。双安定性スイッチは、開位置と閉位置との間で可動であり、液体の加熱を任意に開始・停止する、手動での制御に使用されるものである。この双安定性スイッチは、補完的な電気接続手段８と電気接続手段３との接続が遮断されたとき、閉位置から開位置に移る。

本発明では、電源台１は、オフ位置（停止位置）からオン位置（動作位置）に移行できる手動制御ボタン１１を有している。

また、ポットは、受容部２が電源台１に接続されたときに、スイッチを閉位置にするための、伝達手段１２を有している。この伝達手段１２は、手動制御ボタン１１がオン位置となり、電源台１の電気接続手段３が受容部２の補完的な電気接続手段８に接続されて、受容部２が電源台１に接続されたときに、スイッチを閉状態とする。

この伝達手段１２は、電源台１中に設けられた伝達部材１３、および受容部２中に設けられた補完的な伝達部材１４を含んでいる。

伝達部材１３は、オフ位置とオン位置との間で可動なものである。伝達部材１３がオフ位置にあるとき、手動制御ボタン１１がオフ位置にある。また、伝達部材１３がオン位置にあるとき、手動制御ボタン１１がオン位置にある。補完的な伝達部材１４は、オフ位置とオン位置との間で可動なものである。補完的な伝達部材１４がオン位置となるとき、伝達部材１３はオン位置にある。また、このとき、スイッチは閉位置となり、受容部２が電源台１に接続された状態となっている。

図１，３および４に示すように、伝達部材１３は、旋回ピン２３を軸として回転可能に取り付けられたレバー１５、およびスライド可能に取り付けられたプランジャー１６を含む。同様に、図２，３および４に示すように、補完的な伝達部材１４は、スライド可能に取り付けられた２つのスライド部材１７、およびアーム１８を含む。このアーム１８は、回転ピン３６を軸として回転し、スイッチと（従って、制御手段９と）連結（solidaire）されている。

手動制御ボタン１１は、電源台１の上面領域２０中に開いている枠部１９に、スライド可能に取り付けられている。従って、受容部２の配置角度によらず、手動制御ボタン１１に手が届くこととなる。また、手動制御ボタン１１により受容部２の外観を損なうこともない。

レバー１５は、第１端２１を有している。この第１端には、手動制御ボタン１１が回転可能に取り付けられており、これにより、手動制御ボタン１１を枠部１９内で容易に動かせる。レバー１５は、第２端２２を有している。この第２端２２には、プランジャー１６が回転可能に取り付けられている。レバー１５およびプランジャー１６は、オフ位置とオン位置との間で可動である。レバー１５およびプランジャー１６がオフ位置にあるとき、手動制御ボタン１１がオフ位置にある。また、レバー１５およびプランジャー１６がオン位置にあるとき、手動制御ボタン１１はオン位置にある。本発明の実施例では、レバー１５，手動制御ボタン１１およびプランジャー１６が、バネ２４によって、それぞれのオフ位置に常に付勢されている。

図１に示したように、電源台１に接続されている受容部２の載置される受容面２６は、２つの円弧状の開口２５を有している。プランジャー１６は、その上部が開口２５を通過するように設計されている。また、プランジャー１６は、オン位置にある場合に、受容面２６から外に突出する（図４参照）。

本実施例では、伝達手段１２は、「手動制御ボタン１１がオン位置にあるときには、電源台１上の受容部２の配置角度によらず、スイッチを閉位置とする」ように設計されている。従って、この実施例では、開口２５は、電気接続手段３と同軸で、半径方向にその外側に配置されている。このため、開口２５は、十分大きい角度をもって互いに分離されているため、電気接続手段３を受容面２６と連結できる。この例では、２つの開口２５は、互いにほぼ６０度離れていて、ほぼ１２０度の扇形に沿って延びている。

プランジャー１６は、ほぼ中空の円筒状で、電気接続手段３の回りをスライドできる形状である（図１参照）。プランジャー１６は、互いに角度を保って離れている、２つの側壁２７を有している。各側壁２７の上端は、開口２５を通過できるように設計されている。

損傷を避けるため、プランジャー１６は、オフ位置にあるときには受容面２６から突出しないようになっている（図３参照）。

もちろん、レバー１５は、プランジャー１６を受容面２６の中央に位置するように、配置されている。このため、プランジャー１６は、オン位置となったときに十分に突出して、補完的な伝達部材１４を接続位置に付勢する。

受容部２は、底面２８および中央凹部３０を含んでいる。底面２８は、受容部２から軸上方向に突出する環状縁部２９を有する。この環状縁部２９は、電源台１の受容面２６上に直接置かれる部分である。

各スライド部材１７は、受容部２と連結されたガイド３１内に、オフ位置とオン位置との間でスライド可能に取り付けられている。ガイド３１の下端は、中央凹部３０を貫通して穴３２を形成している。各スライド部材１７は、襟部３３を形成する上端を含んでいる。この襟部３３は、ガイド３１の上端に接触し、これによりスライド部材１７のオフ位置を規定している。各スライド部材１７の下端は、穴３２から突出できるようになっている。また、この下端は、環状縁部２９と中央凹部３０との間に設けられた高低差のために、損傷を受けることなく保護されている。

スライド部材１７とプランジャー１６とを接触させ、プランジャー１６によってスライド部材１７を駆動するために、穴３２の少なくとも一部分が、受容部２を電源台１と接続したときに、開口２５の少なくとも一部分と向き合うようになっている。

本実施例では、伝達手段１２は、「手動制御ボタン１１がオン位置にある場合には、電源台１上の受容部２の配置角度によらず、スイッチが閉位置となる」ように設計されている。このため、この例では、穴３２は、半径方向沿って、補完的な電気接続手段８の外側に配置され、また、互いに離れている。さらに、少なくとも１つの穴３２が少なくとも１つの開口２５と常に対向している。なお、この例では、２つの穴３２は、互いに約９０度離れている。

受容部２が電源台１上に置かれている場合、少なくとも１つのスライド部材１７の下部は、プランジャー１６の上端のすぐ上に配される。手動制御ボタン１１は、オフ位置からオン位置に移動するとき、プランジャー１６と少なくとも１つのスライド部材１７とを接触させるような位置を通過する。これにより、手動制御ボタン１１，レバー１５およびプランジャー１６の接触位置が規定される。

プランジャー１６は、穴３２に接触するまで、自身に対向している各スライド部材１７を駆動できる。もちろん、伝達手段１２は、プランジャー１６が受容部２に接触する前に、各スライド部材１７がオン位置となるように設計されている。

アーム１８は、双安定性スイッチに取り付けられ、全てのスライド部材１７の襟部３３に面する自由端３５を有する。

手動制御ボタン１１は、オフ位置からオン位置に移行するとき、「プランジャー１６により駆動された少なくとも１つのスライド部材１７をアーム１８の自由端３５と接触させる」ような位置を通過する。これにより、手動制御ボタン１１、レバー１５、プランジャー１６、およびスライド部材１７の伝達位置が規定される。

アーム１８は、双安定性スイッチと連結している。このため、スイッチが平衡位置から外れると、アーム１８はオン位置に動き、スイッチは閉位置に動く。もちろん、伝達手段１２は、「プランジャー１６が受容部２と接触する前に、アーム１８が平衡位置となる」ように設計されている。

もちろん、アーム１８は、「アーム１８の自由端３５が底面２８の中央領域に配され、これにより、プランジャー１６が受容部２に接触する前に、アーム１８がスイッチを閉位置とする」ように設計されている。

このように、本発明の電気ポットは、既知の利用可能な制御手段、電気接続手段、および補完的な電気接続手段を使用できる。すなわち、本発明の電気ポットには、「特別仕様の部品を使う必要がなく、従って生産コストも低減できる」という利点がある。

なお、本発明が、図１〜４に対応する実施例に限定されないことは明らかである。本発明は、例えば、受容部を電源台に対しての１つの接続配置角度でしか置けないようなポットにも適用可能である。

また、上述したものとは異なる伝達手段を有することも可能である。例えば、伝達部材の周囲に電気接続手段を設けてもよいし、補完的な伝導部材の周囲に補完的な電気接続手段を置いてもよい。

本願の図面に示したプランジャーの形状と等価な、円筒形状の１つのスライド部材を設けることも可能である。また、補完的な電気接続手段を底面から保護するために、上記の穴を、十分に大きな角度で互いに離しておくことも可能である。

受容部と電源台とを接続したときに、少なくとも１つの穴を少なくとも１つの開口に対向させられれば、開口および穴の数を変更することももちろん可能である。

本発明の電気ポットにおける電源台の分解透視図である。 本発明の電気ポットにおける受容部の分解透視図である。 手動制御ボタンがオフ位置にある場合の、ポットの断面図である。 手動制御ボタンがオン位置にある場合の、図３と類似の図である。

Claims (17)

1. 電源台（１）、および電源台（１）から取り外せる受容部（２）を含み、
   電源台（１）が、外部電源と接続するための電気接続手段（３）を有し、
   受容部（２）が、加熱する液体を入れるための容器（４）、容器（４）中の液体を加熱するための電気加熱装置（５）、受容部（２）を電源台（１）上に載せたときに、電気接続手段（３）とともに加熱装置（５）に電力を供給する補完的な電気接続手段（８）、および、電気加熱装置（５）への電力を切断する機能を有し、かつ開位置と閉位置との間で可動なスイッチを含む制御手段（９）を有する電気ポットにおいて、
   上記の電源台（１）が、オフ位置とオン位置との間で可動な手動制御ボタン（１１）と、
   受容部（２）が電源台（１）上に載せられている場合に、手動制御ボタン（１１）のオフ位置からオン位置への移行にともなって、上記のスイッチを開位置から閉位置に移行させるための伝達手段（１２）と、
   を有していることを特徴とする電気ポット。
2. 上記の電源台（１）の電気接続手段（３）と、受容部（２）の補完的な電気接続手段（８）とが接続している場合、
   伝達手段（１２）が、手動制御ボタン（１１）のオン位置への移行にともなって、スイッチを閉位置に移行するように設定されていることを特徴とする請求項１に記載の電気ポット。
3. 上記の伝達手段（１２）は、伝達部材（１３）と補完的な伝達部材（１４）とを含み、
   伝達部材（１３）は、電源台（１）内に設置され、オフ位置とオン位置との間で可動であり、伝達部材（１３）がオン位置であるときに、手動制御ボタン（１１）がオン位置となるように設定されており、
   補完的な伝達部材（１４）は、受容部（２）内に設置され、かつオフ位置とオン位置との間で可動であり、受容部（２）が電源台（１）に接続されている場合、補完的な伝達部材（１４）がオン位置であるときに、伝達部材（１３）がオン位置にあるとともにスイッチが閉位置にあることを特徴とする請求項１または２に記載のポット。
4. 上記の伝達部材（１３）は、電源台（１）に対して回転可能に取り付けられているレバー（１５）を含み、
   レバー（１５）の第１端（２１）が、手動制御ボタン（１１）に取り付けられており、第２端（２２）が、補完的な伝達部材（１４）をオン位置に移行できるように設計されていることを特徴とする請求項３に記載のポット。
5. 上記の伝達部材（１３）は、レバー（１５）の第２端（２２）に取り付けられた少なくとも１つのプランジャー（１６）を含み、
   このプランジャー（１６）は、
   電源台（１）内にスライド可能に取り付けられ、
   手動制御ボタン（１１）がオン位置にあるときには、受容部（２）の置かれる電源台（１）の受容面（２６）に設けられた少なくとも１つの開口（２５）を通過し、補完的な伝達部材（１４）に接触して、これをオン位置とするように設計されていることを特徴とする請求項４に記載のポット。
6. 上記の補完的な伝達部材（１４）は、受容部（２）内にスライド可能に取り付けられる少なくとも１つのスライド部材（１７）を含み、
   このスライド部材（１７）は、
   上記の手動制御ボタン（１１）がオン位置にあるときに、受容部（２）の底面（２８）に設けられた少なくとも１つの穴（３２）を通過して、伝達部材（１３）と接触し、上記のスイッチを閉位置とするように設計されていることを特徴とする請求項３〜５のいずれかに記載のポット。
7. 上記のスイッチと一体形成されており、全てのスライド部材（１７）と接触する回転アーム（１８）を備えていることを特徴とする請求項６に記載のポット。
8. 上記した受容部（２）の底面（２８）は、
   受容部（２）から突出して電源台（１）に置かれる環状縁部（２９）と、
   全ての穴（３２）を備えた中央凹部（３０）とを含むことを特徴とする請求項６または７に記載のポット。
9. 上記の手動制御ボタン（１１）は、バネ（２４）によって常にオフ位置に付勢されていることを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載のポット。
10. 上記のスイッチが双安定性であることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載のポット。
11. 上記の伝達手段（１２）は、
    手動制御ボタン（１１）がオン位置にある場合には、電源台（１）上の受容部（２）の配置角度によらず、スイッチを閉位置とするように設計されていることを特徴とする請求項１〜１０のいずれかに記載のポット。
12. 上記の伝達手段（１２）は、円柱対称性の形状を有しおり、電気接続手段（３）および補完的な電気接続手段（８）と同軸であることを特徴とする請求項１１に記載のポット。
13. 上記の伝達手段（１２）が、電気接続手段（３）および補完的な電気接続手段（８）の、半径方向で外側に配置され、
    すべての円弧状の開口（２５）および穴（３２）が、半径方向および周方向に分布しており、受容部（２）の配置角度によらず、少なくとも１つの開口（２５）の角度配置が、１つの穴（３２）に面するようになっていることを特徴とする請求項４、６および１２に記載のポット。
14. 上記のプランジャー（１６）は、電気接続手段（３）の回りをスライド可能なほぼ中空円筒形状であり、プランジャー（１６）の側壁（２７）は、すべての開口（２５）を通過できる上端を有することを特徴とする請求項１３に記載のポット。
15. 前記電源台（１）は、互いに約６０度離れた２つの開口（２５）を有しており、各開口（２５）が、ほぼ１２０度の扇形に沿って延びていることを特徴とする請求項１４に記載のポット。
16. 上記したスライド部材（１７）のそれぞれの上端は、スライド部材（１７）のスライドするガイド（３１）の上端に当接するように設計された、スライド部材（１７）のオフ位置を規定するための襟部（３３）を含んでいることを特徴とする請求項１３〜１５のいずれかに記載のポット。
17. 互いに約９０度はなれている２つのスライド部材（１７）を有していることを特徴とする請求項１５および１６に記載のポット。

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