JP2005534705A - 無水マレイン酸の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
TSB(1st zone)≦TR(1st zone)−TSafety(1st zone) (I)
TSB, Ymax(1st zone)−TA(1st zone)≦TSB(1st zone)≦
TSB, Ymax(1st zone)+TB(1st zone) (II)、
式中で
TR(1st zone)は第一の反応帯域の暴走温度であり、これは熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)がこれより1℃低い熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)−1℃から1℃上昇すると第一の反応帯域のホットスポットの温度THS(1st zone)が5℃上昇する温度に相当する;
TSafety(1st zone)は第一の反応帯域の安全温度を示しており、その値は1℃である;
TSB, Ymax(1st zone)は無水マレイン酸の最大収率がTSB(1st zone)≦TR(1st zone)の範囲で実現する、第一の反応帯域中での熱伝達媒体の平均温度である;
TA(1st zone)は20℃;また
TB(1st zone)は10℃で、不均一系触媒により気相酸化することにより無水マレイン酸を製造する方法により本課題が実現されることを見いだした。
式(I)に従い、本方法はあらかじめ決定された暴走温度TR(1st zone)より少なくとも安全温度TSafety(1st zone)の分低い熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)で運転させなくてはならない。
TSB(2nd zone)≦TR(2nd zone)−TSafety(2nd zone) (III)
TSB, Ymax(2nd zone)−TA(2nd zone)≦TSB(2nd zone)≦
TSB, Ymax(2nd zone)+TB(2nd zone) (IV)
式中で
TR(2nd zone)は第二の反応帯域の暴走温度であり、これは熱伝達媒体の平均温度TSB(2nd zone)がこれより1℃低い熱伝達媒体の平均温度TSB(2nd zone)−1℃からTSB(2nd zone)に1℃上昇すると第二の反応帯域のホットスポットの温度THS(2nd zone)が5℃上昇する温度に相当する;
TSafety(2nd zone)は第二の反応帯域の安全温度を示しており、その値は1℃である;
TSB, Ymax(2nd zone)はTSB(2nd zone)≦TR(2nd zone)の範囲内で無水マレイン酸の最大収率が実現する、第二の反応帯域中での熱伝達媒体の平均温度である;
TA(2nd zone)は10℃である;また
TB(2nd zone)は10℃である。
(a)5価のバナジウム化合物(たとえば、五酸化バナジウムV2O5)と、必要に応じて助触媒成分(たとえば、三酸化モリブデンMoO3)と、還元性有機溶剤(たとえば、イソブタノールなどのアルコール)の、5価のリン化合物(たとえば、オルトリン酸および/またはピロリン酸、リン酸エステル)および/または3価のリン化合物(たとえば、亜リン酸)の存在下での、加熱しながらの反応。この工程は、必要に応じて、分散された、粉体の補助材料の存在下で実施することが可能である。補助材料の添加なしに反応を実施する方が望ましい。
(b)バナジウム、リン、酸素および、おそらく助触媒を含有する触媒前駆物質(“VPO触媒前駆物質”)を、たとえば、濾過または蒸発により単離。
(c)VPO触媒前駆物質の乾燥、および望ましくは250〜350℃で加熱することによる初期の予備活性化。その後、必要に応じて、粉体の補助材料および/または、ステアリン酸、セルロースあるいはパラフィンなどの気孔形成剤を、乾燥され望ましくは加熱処理されたVPO前駆物質粉末に混合することも可能である。補助材料の添加および気孔形成剤の添加を行わずに、以降の処理を行う方が望ましい。
(d)目標とする構造、望ましくは本質的に中空円筒体の構造、への転換を実現するための成形。成形はタブレット化により実施するのが望ましく、事前にグラファイトなどの滑剤を混入しておくと有利である。
(a)少なくとも一つの焼成帯域において、酸素含有量が2〜21容量%である酸化雰囲気下で200〜350℃の温度に加熱され、バナジウムが目標の平均酸化状態に達するまで、この条件下においておく;そして
(b)少なくともさらに一つの焼成帯域において、酸素含有量が0.5容量%以下で酸化水素含有量が20〜75容量%である非酸化雰囲気下で300〜500℃の温度に加熱され、この条件下に0.5時間以上おいておく、
という焼成が望ましい。
定義
本文中で言及されているパラメータは、別に指示されていない限り、以下のように定義されている:
空時収率 = m無水マレイン酸/V触媒・t
炭化水素の空間速度 = V炭化水素/V触媒・t
GHSV(gas hourly space velocity:ガス毎時空間速度)= Vカ゛ス/V触媒・t
転化率C = nHC,反応器,イン−nHC,反応器,アウト/nHC,反応器,イン
選択性S = nMA,反応器,アウト/nHC,反応器,イン−nHC,反応器,アウト
収率Y = C・S
m無水マレイン酸 製造された無水マレイン酸の質量[g]
V触媒 触媒の体積、全ての反応帯域の合計[l]
t 時間[h]
V炭化水素 反応器入口における、気相内の炭化水素の、0℃、0.1013MPaにおける体積[l(標準状態)]
(数学上のパラメータであり、これらの条件下で炭化水素が液体である場合は、理想的な気体法則を用いて仮定的ガス体積が計算される。)
Vカ゛ス 反応器入口における、ガスの総量の、0℃、0.1013MPaにおける体積[l(標準状態)]
C 反応器通過あたりの炭化水素の転化率
S 反応器通過あたりの無水マレイン酸への選択性
Y 反応器通過あたりの無水マレイン酸の収率
nHC,反応器,イン 反応器入口における炭化水素のモル量流[mol/h]
nHC,反応器,アウト 反応器流出口における炭化水素のモル量流[mol/h]
nMA,反応器,アウト 反応器流出口における無水マレイン酸のモル量流[mol/h]
TSB(1st zone):第一の反応帯域における塩浴の平均温度
THS(1st zone):第一の反応帯域におけるホットスポットの温度
TSB(2nd zone):第二の反応帯域における塩浴の平均温度
THS(2nd zone):第二の反応帯域におけるホットスポットの温度
実施例
バナジウムの平均酸化状態の決定
バナジウムの平均酸化状態は電位差滴定法により決定される。
横圧縮強度を決定するため、中空円筒体は、連続する測定において、いずれの場合も、その曲面を下にして、適当な測定装置の平らな金属製の底板上に置かれた。したがって、二つの平行な端面は垂直となっていた。それから、平らな金属製の上板が中空円筒体の上に、1.6mm/分の速度で下がっていき、破砕が発生するまでに中空円筒体にかかった力が、時間の割合として記録された。個々の中空円筒体の横圧縮強度は、かけられた最大の力に相当する。
摩耗度を決定するため、約50gの除塵された中空円筒体が、内径290mm、ドラム高40mmおよびプレキシグラス製のはめ込み(円形の湾曲(半径80mm)を有し、ドラム全体の高さ40mmに及び、回転軸と外壁の間に位置し、プレキシグラス製ドラムに固定されている)を有するプレキシグラス製ドラム中に入れられた。上記プレキシグラス製ドラムは、その回転軸は水平であるが、それから、1分あたり25回転で18分間にわたり回転させられた。その後、試料から摩耗された材料はふるい分けられ、残りの粒子は除塵されて再計量された。そして、摩耗値は失われた質量を元の質量で割ることで得られる。
実験設備には供給ユニットおよび反応管が備え付けてあった。管束反応器を単一の反応管と取り替えることは実験あるいは試験的な設備規模では、その反応管の寸法が工業的な反応管の範囲内である限り容易に可能である。該設備は「シングルパス」で運転される。
6.1m3のイソブタノールが、バッフルを備え、有圧水により外部から加熱可能で、窒素により不活性化された8m3のエナメル加工された鋼鉄のかくはん容器に入れられた。三段のかくはん羽根車(three−stage impeller stirrer)を起動した後、イソブタノールを還流させながら90℃まで温めた。この温度で、供給スクリューを通した736kgの五酸化バナジウムの添加が開始された。約20分後に目標量のおよそ2/3の五酸化バナジウムが添加された後、五酸化バナジウムの添加を継続しつつ、900kgの105%濃度のリン酸のポンプによる投入が開始された。ポンプを洗うために、さらに0.2m3のイソブタノールが、その後、ポンプで投入された。反応混合物は続いて、還流させながらおよそ100〜108℃まで加熱され、この条件下に14時間置かれた。この熱い懸濁液は次に、事前に加熱されまた窒素により不活性化された加圧フィルターに注がれ、およそ100℃でフィルター上の圧力が0.35MPa(絶対圧)以下で濾過された。フィルターケーキは窒素が、100℃でおよそ1時間の間、高さが調節可能で中心に位置しているかくはん装置によりかくはんされながら、継続的にその中を通気されることにより、乾燥される。フィルターケーキは乾燥された後、約155℃に温められ、またフィルターは15kPa(絶対圧)(150mbar(絶対圧))の圧力にいたるまで排気された。乾燥された触媒前駆物質における残留イソブタノール含有量が2重量%未満になるまで乾燥された。
表1:
このようにして、約1.3メートルトンの完成した触媒が連続的に製造された。この触媒の典型的な試料は以下の特性を有した:
*バナジウムの平均酸化状態(VOX):4.16
*横圧縮強度(LCS):10.1N
*摩耗度:0.7重量%
実施例1:単一帯域の反応器(2.0容量%のn−ブタン)
単一帯域の反応器の場合、熱伝達媒体の循環流は両方とも同一の塩浴温度下で運転される。反応条件は以下のように設定された:
設置された触媒の総量:2144ml
反応器入口におけるn−ブタンの濃度:2.0容量%
GHSV:2000l(標準状態)/l触媒・h
反応器入口におけるトリエチルホスフェート(TEP)の濃度:2容量ppm
反応器入口における水蒸気の濃度:3容量%
実施例1A:暴走温度TR(1st zone)の決定
触媒は、平均塩浴温度TSBが360℃、反応器入口におけるn−ブタンの濃度が1.0容量%、GHSVが1700l(標準状態)/l触媒・h、また、反応器入口における水蒸気の濃度が3容量%で始動された。7日間の期間をかけて、反応器入口におけるn−ブタンの濃度は徐々に2.0容量%まで上げられ、GHSVは2000l(標準状態)/l触媒・hまで上げられ、平均塩浴温度TSBは393℃まで上げられた。そして、安定運転状態、つまり、これらの条件下でホットスポットの温度THS(1st zone)の変動が24時間にわたって0.5℃以下である状態、の確立が待たれた。それから、平均塩浴温度が段階的に、最初は2℃ずつ、その後401℃以上では、1℃ずつ上げられた。安定運転状態に達した後、ホットスポットの温度THS(1st zone)、転化率C、収率Yまた選択性Sが決定された。設定された塩浴温度下では、全てのホットスポットは上部の熱伝達媒体の循環流の領域にあった。
実験的に決定された暴走温度TR(1st zone)、405.3℃に基づいて、式(I)は平均塩浴温度TSB(1st zone)が設定される範囲を与える。
TSB(1st zone)≦405.3℃−1℃
また、実験的に決定された、TSB(1st zone)≦405.3℃の範囲内で無水マレイン酸の最大収率が実現される平均塩浴温度TSB, Ymax(1st zone)が404℃であることに基づいて、式(II)は平均塩浴温度TSB(1st zone)が設定される範囲を与える。
したがって、選択された触媒を用いまた選択された運転条件下で、本発明にかかる単一帯域の反応器を運転するにあたっての平均塩浴温度TSB(1st zone)は384〜404.3℃の範囲内になる。しかしながら、無水マレイン酸の可能な限り最高の収率を得、非常に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(1st zone)が(404−5)℃〜(405.3−2)℃の範囲、つまり399〜403.3℃の範囲で、実施することが特に有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率ではおよそ56.9〜59.8%に相当する。とりわけ、特に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(1st zone)が(404−5)℃〜(405.3−4)℃の範囲、つまり399〜401.3℃の範囲で、実施することが極めて有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率ではおよそ56.9〜58.7%に相当する。
反応条件は以下のように設定された:
設置された触媒の総量:2144ml
反応器入口におけるn−ブタンの濃度:2.0容量%
GHSV:2000l(標準状態)/l触媒・h
反応器入口におけるトリエチルホスフェート(TEP)の濃度:2容量ppm
反応器入口における水蒸気の濃度:3容量%
単一帯域の反応器の上部反応帯域と二帯域の反応器の第一の反応帯域の反応条件は同一であるので、単一帯域の反応器の暴走温度TR(1st zone)もまた二帯域の反応器の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)と同一である。二帯域の反応器の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)の決定と適当な運転範囲の選択は実施例1と同様である。
実施例2A:暴走温度TR(2nd zone)の決定
本実施例において、二帯域の反応器の第一の反応帯域は、平均塩浴温度TSB(1st zone)が400℃で運転された。
実施例2Aに記述されているように、二帯域の反応器の第一の反応帯域は、平均塩浴温度TSB(1st zone)が400℃で運転された。
TSB(2nd zone)≦410℃−1℃
である値に設定されねばならない。
407℃−10℃≦TSB(2nd zone)≦407℃+10℃
したがって、選択された触媒を用いまた選択された運転条件下で本発明にかかる二帯域の反応器を運転するにあたっての平均塩浴温度TSB(2nd zone)は397〜409℃の範囲内になる。しかしながら、無水マレイン酸の可能な限り最高の収率を得、非常に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(2nd zone)が(407−5)℃〜(410−2)℃の範囲、つまり402〜408℃の範囲で、実施することが特に有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率ではおよそ58.1〜59.6%に相当する。とりわけ、特に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(2nd zone)が(407−5)℃〜(410−4)℃の範囲、つまり402〜406℃の範囲で、実施することが極めて有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率ではおよそ58.1〜59.6%に相当する。
実施例3:単一帯域の反応器(2.2容量%のn−ブタン)
単一帯域の反応器の場合、熱伝達媒体の循環流は両方とも同一の塩浴温度下で運転される。反応条件は以下のように設定された:
設置された触媒の総量:2144ml
反応器入口におけるn−ブタンの濃度:2.2容量%
GHSV:2000l(標準状態)/l触媒・h
反応器入口におけるトリエチルホスフェート(TEP)の濃度:2容量ppm
反応器入口における水蒸気の濃度:3容量%
実施例3は実施例2に引き続いて、そこで使用された触媒を用いて実施された。
実施例3A:暴走温度TR(1st zone)の決定
上記の反応条件および平均塩浴温度TSBとして404℃が設定され、安定運転状態、つまり、ホットスポットの温度THS(1st zone)の変動が24時間にわたって0.5℃以下である状態、の確立が待たれた。それから平均塩浴温度は1℃ずつ上げられた。それぞれ安定運転状態に達した後、ホットスポットの温度THS(1st zone)、転化率C、収率Yまた選択性Sが、その都度決定された。設定された塩浴温度下では、全てのホットスポットは上部の熱伝達媒体の循環流の領域にあった。
実験的に決定された暴走温度TR(1st zone)である406.9℃に基づいて、式(I)は平均塩浴温度TSB(1st zone)が設定される範囲を与える。
TSB(1st zone)≦406.9℃−1℃
TSB(1st zone)≦406.9℃の範囲内で無水マレイン酸の最大収率が実現されるのは406.9℃においてで、およそ57.8%である。その結果、式(II)は平均塩浴温度TSB(1st zone)が設定される範囲を与える。
406.9℃−20℃≦TSB(1st zone)≦406.9℃+10℃
したがって、選択された触媒を用いまた選択された運転条件下で、本発明にかかる単一帯域の反応器を運転するにあたっての平均塩浴温度TSB(1st zone)は386.9〜405.9℃の範囲内になる。しかしながら、無水マレイン酸の可能な限り最高の収率を得、非常に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(1st zone)が(406.9−5)℃〜(406.9−2)℃の範囲、つまり401.9〜404.9℃の範囲で、実施することが特に有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率では最高56.2%に相当する。
反応条件は以下のように設定された:
設置された触媒の総量:2144ml
反応器入口におけるn−ブタンの濃度:2.2容量%
GHSV:2000l(標準状態)/l触媒・h
反応器入口におけるトリエチルホスフェート(TEP)の濃度:2容量ppm
反応器入口における水蒸気の濃度:3容量%
単一帯域の反応器の上部反応帯域の反応条件と二帯域の反応器の第一の反応帯域の反応条件は同一であるので、単一帯域の反応器の暴走温度TR(1st zone)もまた二帯域の反応器の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)と同一である。二帯域の反応器の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)の決定と適当な運転範囲の選択は実施例3と同様である。
本実施例において、二帯域の反応器の第一の反応帯域は、平均塩浴温度TSB(1st zone)が404℃で運転された。
実施例4Aにおいて記述されているように、二帯域の反応器の第一の反応帯域は、平均塩浴温度TSB(1st zone)が404℃で運転された。
実験的に決定された、無水マレイン酸の最大収率が実現された平均塩浴温度TSB, Ymax(2nd zone)が、TSB(2nd zone)≦418.8℃の範囲内において、414〜418℃(平均値:416℃)であることに基づき、式(IV)は平均塩浴温度TSB(2nd zone)が設定される範囲を与える。
416℃−10℃≦TSB(2nd zone)≦416℃+10℃
したがって、選択された触媒を用いまた選択された運転条件下で、本発明にかかる二帯域の反応器を運転するにあたっての平均塩浴温度TSB(2nd zone)は、406〜417.8℃の範囲内になる。しかしながら、無水マレイン酸の可能な限り最高の収率を得、非常に高いレベルの安全性を実現するためには、本方法を平均塩浴温度TSB(2nd zone)が(416−5)℃〜(418.8−2)℃の範囲、つまり411〜416.8℃の範囲で、実施することが特に有利である。この温度範囲は、無水マレイン酸の収率ではおよそ57.7〜58.2%に相当する。
単一帯域の反応器として運転中の暴走温度TR(1st zone)(実施例1)および二帯域の反応器として運転中の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)(実施例2)を決定するための実験データ
*反応器入口におけるn−ブタンの濃度 = 2.0容量%
*GHSV = 2000l(標準状態)/l触媒・h
*反応器出口における圧力 = 0.2MPa(絶対圧)
*トリエチルホスフェート(TEP)の濃度 = 2容量ppm
*水蒸気の濃度 = 3容量%
表3:
第一の帯域の平均塩浴温度TSB(1st zone)が400℃で二帯域の反応器として運転中の、第二の反応帯域の暴走温度TR(2nd zone)を決定するための実験データ(実施例2)
*反応器入口におけるn−ブタンの濃度 = 2.0容量%
*GHSV = 2000l(標準状態)/l触媒・h
*反応器出口における圧力 = 0.2MPa(絶対圧)
*トリエチルホスフェート(TEP)の濃度 = 2容量ppm
*水蒸気の濃度 = 3容量%
表4:
単一帯域の反応器として運転中の暴走温度TR(2nd zone)(実施例3)および二帯域の反応器として運転中の第一の反応帯域の暴走温度TR(1st zone)(実施例4)を決定するための実験データ
*反応器入口におけるn−ブタンの濃度 = 2.2容量%
*GHSV = 2000l(標準状態)/l触媒・h
*反応器出口における圧力 = 0.2MPa(絶対圧)
*トリエチルホスフェート(TEP)の濃度 = 2容量ppm
*水蒸気の濃度 = 3容量%
表5:
第一の帯域の平均塩浴温度TSB(1st zone)が404℃で二帯域の反応器として運転中の、第二の反応帯域の暴走温度TR(2nd zone)を決定するための実験データ(実施例4)
*反応器入口におけるn−ブタンの濃度 = 2.2容量%
*GHSV = 2000l(標準状態)/l触媒・h
*反応器出口における圧力 = 0.2MPa(絶対圧)
*トリエチルホスフェート(TEP)の濃度 = 2容量ppm
*水蒸気の濃度 = 3容量%
Claims (10)
- 少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素を、酸素を含むガスにより、350〜500℃で、揮発性リン化合物の存在下に、バナジウム、リンおよび酸素を含有する触媒のもと、熱伝達媒体により冷却される反応帯域を少なくとも一つ有する管束反応器ユニット中で、不均一系触媒により気相酸化することにより無水マレイン酸を製造する方法であって、第一の(供給方向にしたがって)反応帯域に流入する熱伝達媒体の温度および/または量は、第一の反応帯域中の熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)が、それは熱伝達媒体の流入温度と流出温度の平均値として計算されるものであるが、式(I)および(II)に従うように調整され、
TSB(1st zone)≦TR(1st zone)−TSafety(1st zone) (I)
TSB, Ymax(1st zone)−TA(1st zone)≦TSB(1st zone)≦
TSB, Ymax(1st zone)+TB(1st zone) (II)、
式中で
TR(1st zone)は第一の反応帯域の暴走温度であり、これは熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)がこれより1℃低い熱伝達媒体の平均温度TSB(1st zone)−1℃からTSB(1st zone)に1℃上昇すると、第一の反応帯域のホットスポットの温度THS(1st zone)が5℃上昇する温度に相当する;
TSafety(1st zone)は第一の反応帯域の安全温度を示しており、その値は1℃である;
TSB, Ymax(1st zone)は無水マレイン酸の最大収率が、TSB(1st zone)≦TR(1st zone)の範囲で実現する、第一の反応帯域中での熱伝達媒体の平均温度である;
TA(1st zone)は20℃;また
TB(1st zone)は10℃であることを特徴とする方法。 - 式(II)のTSafety(1st zone)が2℃である請求項1記載の方法。
- 熱伝達媒体を用いて冷却される反応帯域を少なくとも二つ有する管束反応器ユニットを用いる請求項1又は2記載の方法。
- 第二の(供給方向にしたがって)反応帯域に流入する熱伝達媒体の温度および/または量が、第二の反応帯域の熱伝達媒体の平均温度TSB(2nd zone)が、それは熱伝達媒体の流入温度と流出温度の平均値として計算されるものであるが、式(III)および(IV)に従うように調整され、
TSB(2nd zone)≦TR(2nd zone)−TSafety(2nd zone) (III)
TSB, Ymax(2nd zone)−TA(2nd zone)≦TSB(2nd zone)≦
TSB, Ymax(2nd zone)+TB(2nd zone) (IV)
式中で
TR(2nd zone)は第二の反応帯域の暴走温度であり、これは熱伝達媒体の平均温度TSB(2nd zone)がこれより1℃低い熱伝達媒体の平均温度TSB(2nd zone)−1℃からTSB(2nd zone)に1℃上昇すると、第二の反応帯域のホットスポットの温度THS(2nd zone)が5℃上昇する温度に相当する;
TSafety(2nd zone)は第二の反応帯域の安全温度を示しており、その値は1℃である;
TSB, Ymax(2nd zone)は、無水マレイン酸の最大収率が、TSB(2nd zone)≦TR(2nd zone)の範囲で実現する、第二の反応帯域中での熱伝達媒体の平均温度である;
TA(2nd zone)は10℃である;また
TB(2nd zone)は10℃である請求項3記載の方法。 - 式(IV)のTSafety(2nd zone)が2℃である請求項4記載の方法。
- 第二の反応帯域に流入する熱伝達媒体の温度および/または量が、第二の反応帯域のホットスポットの温度THS(2nd zone)が第一の反応帯域のホットスポットの温度THS(1st zone)より高くなるように調整される、請求項3から5のいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも一つの反応帯域で、触媒活性に関して構造化された触媒床を用いる、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
- 用いられる炭化水素がn−ブタンである、請求項1から7のいずれか1項記載の方法。
- 用いられる揮発性リン化合物がトリ−(C1−C4−アルキル)−ホスフェートである、請求項1から8のいずれか1項記載の方法。
- 不均一系触媒による気相酸化を0.1〜1MPa(絶対圧)で実施する、請求項1から9のいずれか1項記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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