JP2005526690A - ヘテロシクリルアリールスルホンアミド類 - Google Patents

ヘテロシクリルアリールスルホンアミド類 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I)(式中、置換基R、R、R、R、AおよびXは、所定の意味を有する)の新規スルホンアミド類、それらの製造方法および特にサイトメガロウイルスに対する抗ウイルス剤としてのそれらの使用に関するものである。
【化1】

Description

発明の詳細な説明
本発明は、新規化合物、それらの製造方法および特にサイトメガロウイルスに対する医薬としての、特に抗ウイルス剤としてのそれらの使用に関するものである。
化合物2,2−ジメチル−N−[4−[[[4−(4−フェニル−2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]スルホニル]アミノ]フェニル]−プロパンアミドは、国際公開第99/37291号により抗ウイルス活性を有するものとして知られている。
これに代わる薬剤またはサイトメガロウイルスに対するさらに優れた活性を有する薬剤を利用可能にすることが本発明の目的である。
本発明は、一般式(I)
Figure 2005526690
[式中、
およびRは、同一または異なって、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C−C)‐アルキル、(C−C)‐アルコキシまたは式
Figure 2005526690
[式中、
、RおよびRは、同一または異なり、それぞれの場合において水素または(C−C)‐アルキルを表し、その一部については、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから成る群から選択される1個または2個の置換基により置換され得る]
の基を表し、
Aは、C原子を介して近接フェニル環に結合された5または6員ヘテロアリールを表し、
は、基
Figure 2005526690
(式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望により(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
を表すか、または
は、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
Figure 2005526690

Figure 2005526690
(式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得、または
は、基
Figure 2005526690
を表すか、または
は、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
Figure 2005526690
(式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素または(C−C)アルキルを表し、そして
nは2または3の値であり得る)
により置換されており、または
は、ピペリジニルまたは基
Figure 2005526690
(式中、R12およびR13は、上記の意味を有し、
nは1〜4の数を表し、環については、同一または異なる形でハロゲン、(C−C)‐アルキル、ハロゲノ‐(C−C)‐アルキル、アミノ、ヒドロキシルによりトリ以下の置換が行なわれ得る)
を表し、
は、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によりトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、または同一または独立した形でハロゲンまたは(C−C)‐アルキルによりモノ〜トリ置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、(C−C)‐アルキルは、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
Xは、酸素または硫黄を表し、
そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとしても存在し得る]
で示される化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類に関するものである。
本明細書における「(C−C)‐アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基を表す。例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが挙げられ得る。
本明細書における「(C−C)‐シクロアルキル」は、3〜6個の炭素原子を有するシクロアルキル基を表す。例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルが挙げられ得る。
本明細書における「(C−C)‐アルコキシ」は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルコキシ基を表す。例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n−ペントキシおよびn−ヘキソキシが挙げられ得る。メトキシおよびエトキシが好ましい。
本明細書における「(C−C10)‐アリール」は、6〜10個の炭素原子を有する芳香族基を表す。好ましいアリール基は、フェニルおよびナフチルである。
本明細書における「アラルキル」は、(C−C10)‐アリールを表し、その一部については(C−C)‐アルキルに結合されている。ベンジルが好ましい。
本明細書における「モノ‐(C−C)‐アルキルアミノ」は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖、分枝状または環状アルキル置換基を有するアミノ基を表す。例としては、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、シクロプロピルアミノ、t−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、シクロペンチルアミノおよびn−ヘキシルアミノが挙げられ得る。
本明細書における「ジ‐(C−C)‐アルキルアミノ」は、それぞれの場合において1〜6個の炭素原子を含む2個の同一または異なる直鎖、分枝状または環状アルキル置換基を有するアミノ基を表す。例としては、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−n−プロピルアミノ、N−メチル−N−シクロプロピルアミノ、N−イソプロピル−N−n−プロピルアミノ、N−t−ブチル−N−メチルアミノ、N−エチル−N−n−ペンチルアミノおよびN−n−ヘキシル−N−メチルアミノが挙げられ得る。
本明細書における「ヘテロアリール」は、芳香族基の環炭素原子を介して結合されており、また所望により芳香族基の環窒素原子を介して結合されていてもよい、S、Nおよび/またはOから成る群から選ばれる3個以下のヘテロ原子を有する単環式ヘテロ芳香族を表す。例としては、フラン−2−イル、フラン−3−イル、ピロール−1−イル、ピロール−2−イル、ピロール−3−イル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニルが挙げられ得る。オキサジアゾリル、チアジアゾリルが好ましい。
本明細書における「ハロゲン」は、一般にフッ素、塩素、臭素およびヨウ素を表す。フッ素、塩素および臭素が好ましい。フッ素および塩素が特に好ましい。
「3−または5−結合1,2,4−オキサジアゾール」は、3−または5−環炭素原子を介してフェニルスルホンアミドに結合されているオキサジアゾールを表す。
本明細書において「アミノ酸側基」は、例えば水素(グリシン)、メチル(アラニン)、プロパン−2−イル(バリン)、2−メチル−プロパン−1−イル(ロイシン)、1−メチル−プロパン−1−イル(イソロイシン)、アミノ基の窒素原子に結合されているプロパン−1,3−ジイル基(プロリン)、アミノ基の窒素原子に結合されている2−ヒドロキシ−プロパン−1,3−ジイル基(ヒドロキシプロリン)、式
Figure 2005526690
で示される基(トリプトファン)、ベンジル基(フェニルアラニン)、メチルチオエチル基(メチオニン)、ヒドロキシメチル(セリン)、p−ヒドロキシベンジル(チロシン)、1−ヒドロキシ−エタン−1−イル(トレオニン)、メルカプトメチル(システイン)、カルバモイルメチル(アスパラギン)、カルバモイルエチル(グルタミン)、カルボキシメチル(アスパラギン酸)、カルボキシエチル(グルタミン酸)、4−アミノブタン−1−イル(リシン)、3−グアニジノプロパン−1−イル(アルギニン)、イミダゾール−4−イルメチル(ヒスチジン)、3−ウレイドプロパン−1−イル(シトルリン)、メルカプトエチル(ホモシステイン)、ヒドロキシエチル(ホモセリン)、4−アミノ−3−ヒドロキシブタン−1−イル(ヒドロキシリシン)、3−アミノプロパン−1−イル(オルニチン)を意味するものと理解される。
本明細書における「アミノ保護基」は、アミノ基を反応条件によってはその条件と反応しないようにするが、他の反応条件下では簡単に再び除去され得る保護基を表す。T.W.Greene、P.G.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、第3版、ジョン・ワイリー、ニューヨーク(1999)参照。好ましいアミノ保護基は、カルバメート、例えばtert−ブチルオキシカルボニル(Boc)、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(FMOC)またはベンジルオキシカルボニル(Cbz−/Z−)または他のオキシカルボニル誘導体である。
本明細書において好ましい塩類は、本発明化合物の生理学的に許容される塩類である。
本発明化合物の生理学的に許容される塩類は、無機酸、カルボン酸またはスルホン酸による本発明物質の酸付加塩類であり得る。特に好ましい塩類は、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸または安息香酸による塩類である。
しかしながら、挙げることができる塩類はまた、慣用的塩基による塩類、例えばアルカリ金属塩類(例、ナトリウムまたはカリウム塩類)、アルカリ土類金属塩類(例、カルシウムまたはマグネシウム塩類)またはアンモニウム塩類であり、それらはアンモニアまたは有機アミン類、例えばジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミン、1−エフェナミンまたはメチルピペリジンから誘導されるかまたは天然アミノ酸、例えばグリシン、リシン、アルギニンまたはヒスチジンから誘導される。
本発明化合物は、実像と鏡像の関係にある(鏡像異性体)か、または実像と鏡像の関係にはない(ジアステレオマー)立体異性体形態で存在し得る。本発明は、鏡像異性体またはジアステレオマーおよびそれらの各混合物の両方に関するものである。ラセミ形態は、ジアステレオマーと同様、公知方法で立体異性体的に一様な成分に分離され得る。
さらに、本発明はまた、本発明化合物のプロドラッグを包含する。「プロドラッグ」は、本発明によると、生物学的に低活性であるかまたはそれら自体不活性であり得るが、投与後に生理学的条件下(例えば代謝的、ソルボリシス的または別の形で)で対応する生物活性形態に変換される一般式(I)の化合物の誘導体をいう。
一般的または好ましい範囲で示されている、上述の基の定義は、式(I)の最終生成物および相応じてそれぞれの場合において製造に必要とされる出発物質または中間体に適用される。
基の各組合わせまたは好ましい組合わせで具体的に示された基の定義はまた、それぞれに示されている基の組合わせとは関係無く、他の組合わせの基の定義と任意に置き換えられる。
本発明は、好ましくは、一般式(I)で示される、ただし、
およびRは、同一または異なって、水素またはハロゲンを表し、
Aは、近接フェニル環に3または5位の炭素原子の一つを介して結合されている基(A−I)
Figure 2005526690
(式中、Yは酸素を表す)
を表すか、または
Aは、近接フェニル環に2または5位の炭素原子の一つを介して結合されている基(A−II)
Figure 2005526690
(式中、Yは酸素を表す)
を表し、
は、基
Figure 2005526690
(式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望により(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
を表すか、または
は、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
Figure 2005526690

Figure 2005526690
(式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得、または
は、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
Figure 2005526690
(式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素またはメチルを表し、そして
nは2または3の値であり得る)
により置換されており、または
は、ピペリジン−3−イルまたは基
Figure 2005526690
を表し、
は、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によるトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、またはメチルによりカルボニル基またはチオカルボニル基に対しα位が置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、その一部については、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
Xは、酸素を表し、
そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとして存在し得る、
化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類に関するものである。
本発明は、特に好ましくは、一般式(I)で示される、ただし
およびRは水素を表し、
Aは基
Figure 2005526690
の一つを表し、
は、基
Figure 2005526690
(式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望によりメチル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
を表すか、または
は、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
Figure 2005526690

Figure 2005526690
(式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、メチル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得、または
は、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
Figure 2005526690
(式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素またはメチルを表し、そして
nは2または3の値であり得る)
により置換されており、または
は、ピペリジン−3−イルまたは基
Figure 2005526690
を表し、
は、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によるトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、またはメチルによりカルボニル基またはチオカルボニル基に対しα位が置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、その一部については、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
Xは、酸素を表し、
そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとしても存在し得る、
化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類に関するものである。
好ましい実施態様において、本発明は、一般式(Ia)
Figure 2005526690
(式中、R1、R、R、R、AおよびXは、前記の意味を有する)
で示される化合物に関するものである。
さらに好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I)(ただし、Rは基
Figure 2005526690
のうちの一つを表す)で示される化合物に関するものである。
さらに好ましい実施態様において、本発明は、一般式においてAが3−結合1,2,4−オキサジアゾールを表す場合の化合物に関するものである。
特に非常に好ましい本発明化合物は、以下の化合物
Figure 2005526690
から成る群から選択されるスルホンアミドである。
さらに本発明は、一般式(I)の化合物の製造方法であって、
[A]一般式[A−1]
Figure 2005526690
(式中、Rは前記の意味を有する)
のニトロ‐アニリンを、塩基の存在下、不活性溶媒中、一般式[A−2]
Figure 2005526690
(式中、XおよびRは前記の意味の一つを有し、Qは脱離基、例えばハロゲン、好ましくは塩素または臭素を表す)
で示される化合物と反応させて一般式[A−3]
Figure 2005526690
(式中、X、RおよびRは前記の意味の一つを有する)
の化合物を得、そして
[B]一般式[A−3]のニトロ芳香族を、不活性溶媒中、例えば遷移金属触媒および水素の存在下で還元することにより、一般式[B−1]
Figure 2005526690
(式中、X、RおよびRは前記の意味の一つを有する)
の芳香族アミンを得、そして
[C]一般式[B−1]のアミンを、不活性溶媒中、塩基の存在下、一般式[C−1]
Figure 2005526690
(式中、Rは前記の意味を有し、Zは、脱離基、例えばハロゲン、好ましくは塩素または臭素を表す)
で示されるスルホン酸誘導体と反応させて、一般式[C−2]
Figure 2005526690
(式中、X、R、RおよびRは前記の意味の一つを有する)
の化合物を得、そして
[D]一般式[C−2]で示されるニトリルを、極性プロトン性溶媒、例えばアルコール中、高温、好ましくは、溶媒の沸点温度で、塩基の存在下、ヒドロキシルアミンと反応させることにより、一般式[D−1]
Figure 2005526690
(式中、X、R、RおよびRは前記の意味の一つを有する)
で示されるアミドキシムを得、そして
[E]一般式[D−1]で示されるアミドキシムを、極性非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、縮合剤、例えばベンゾトリアゾリル−N−オキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)、またはペプチド化学により公知の他の活性化試薬および酸塩化物、および塩基の存在下、一般式[E−1]
−COOH [E−1]
(式中、Rは上記の意味を有し、Rに含まれるアミノ基は、ペプチド化学により公知の保護基、例えばBoc保護基による保護形態で存在する)
で示されるカルボン酸によりアシル化し、アシル化されたアミドキシムを粗生成物として単離し、それに続いて高沸点極性溶媒、例えばDMF中、高温で1,2,4−オキサジアゾールに閉環する
ことを特徴とする方法に関するものである。
3位を介して結合されている1,2,4−オキサジアゾールの本発明による製造方法を、例として以下の反応スキームにより説明する。
スキーム1:
Figure 2005526690
さらに本発明は、
[F]一般式[F−1]
Figure 2005526690
[式中、
およびZは前記の意味を有し、そして
F‐1は、(C−C)‐アルキル、アラルキルまたはカルボン酸保護基を表す]
で示されるスルホニルハライドを、塩基の存在下、一般式[B−1]のアニリンと反応させることにより、一般式[F−2]
Figure 2005526690
(式中、RF‐1、R、R、RおよびXは前記の意味を有する)
で示されるスルホンアミドを得、それに続いて、例えばヒドロキシルアニオンの存在下、一般式[F−2]の化合物から基RF−1を除去し、反応させることにより、一般式[F−3]
Figure 2005526690
で示されるスルホンアミドを得、そして
[G]一般式[G−1]
Figure 2005526690
(式中、Rは前記の意味を有する)
のアミドキシムを、一般式[F−3]の化合物と縮合することにより、一般式[G−2]
Figure 2005526690
(式中、R、R、R、RおよびXは、前記の意味を有する)
で示される化合物を得、そして
[H]一般式[G−2]の化合物を熱により閉環して、本発明による一般式[H−1]
Figure 2005526690
(式中、R、R、R、RおよびXは前記の意味を有する)
で示される5−結合1,2,4−オキサジアゾールを得る
ことを特徴とする、一般式(I)で示される化合物の製造方法に関するものである。
本発明による製法を、例として以下の反応スキームにより説明する:
スキーム2:
Figure 2005526690
スキーム3:
Figure 2005526690
全製造工程に適切な溶媒は、反応条件下で変化しない慣用的不活性溶媒である。これらには、好ましくは、有機溶媒、例えばエーテル類、例えばジエチルエーテル、グリコールモノまたはジメチルエーテル、ジオキサンまたはテトラヒドロフラン、またはアルコール類、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ‐プロパノール、n−ブタノールまたはtert−ブタノール、または炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサンまたは石油画分またはハロゲノ炭化水素類、例えばメチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、またはジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、酢酸エチル、ピリジン、トリエチルアミンまたはピコリンが含まれる。同様に、所望により水と共に、上記溶媒の混合物を使用することも可能である。メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよびジオキサン/水および特に本文「概括的実施手順」の項で挙げられた溶媒が特に好ましい。
適切な塩基は、有機アミン類、例えばトリ−(C−C)−アルキルアミン、例えばトリエチルアミン、または複素環類、例えばピリジン、メチルピペリジン、ピペリジンまたはN−メチルモルホリンである。トリエチルアミンおよびピリジンが好ましい。
塩基は、一般式[A−1]、[B−1]、[C−2]、[D−1]および[E−1]で示される化合物1モルに基き、それぞれの場合において一般に0.1モル〜5モル、好ましくは1モル〜3モルの量で使用される。
適切なカルボン酸保護基は、カルボン酸基をある種の反応条件に反応しないようにするが、他の反応条件下では簡単に再び除去され得る同保護基である。T.W.Greene、P.G.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、第3版、ジョン・ワイリー、ニューヨーク(1999)参照。好ましいカルボン酸保護基は、エステル類、例えばアルキルエステルまたはアラルキルエステル、特にベンジルエステルおよびベンジル誘導体である。
これらの反応は、標準圧で、また高圧または低圧(例、0.5〜3バール)でも実施され得る。一般に、それらは標準圧で実施される。
これらの反応は、0℃〜150℃、好ましくは0℃〜30℃の温度範囲および標準圧で実施される。化合物[G−2]〜[H−1]の反応は、高温、好ましくは100℃より高温で実施される。
還元は、一般に、不活性有機溶媒、例えばジメチルホルムアミド、アルコール、酢酸のエーテルまたはエステル、またはそれらの混合物中における水素により、触媒、例えばラネーニッケル、パラジウム、パラジウム・炭素または白金を用いるか、または水素化物またはボランを用いるか、または不活性溶媒中、所望により触媒の存在下、無機還元剤、例えば塩化第一錫を用いて実施され得る。パラジウム・炭素が好ましい。
この反応は、標準圧または高圧(例、1〜5バール)で実施され得る。一般に、これは標準圧で実施される。水素化は、好ましくは高圧下、一般に3バールで実施される。
還元は、一般に0℃〜+60℃、好ましくは+10℃〜+40℃の温度範囲で実施される。
アシル化に適切な溶媒は、反応条件下で変化しない常用有機溶媒である。これらには、好ましくはエーテル類、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、グリコールジメチルエーテル、または炭化水素類、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは石油画分、またはハロゲノ炭化水素類、例えばジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラクロロメタン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンまたはクロロベンゼン、または酢酸エチル、またはトリエチルアミン、ピリジン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリルまたはアセトンが含まれる。同様に、上記溶媒の混合物を使用することも可能である。ジクロロメタン、テトラヒドロフランおよびピリジンが好ましい。
アシル化は、上記溶媒中0℃〜+150℃、好ましくは室温〜+100℃の温度および標準圧で実施される。
一般式[A−1]、[A−2]、[C−1]、[E−1]、[F−1]および[G−1]で示される化合物は、自体公知であるか、または文献により公知の方法により製造され得る。
一般式(I)(ただし、Aは1,3,4−オキサジアゾールを表す)のさらなる化合物は、「スプリット&ミックス(脱離および混合)」方法によるIRORIシステムを用いて、例えば、ポリマー支持体、例えばホルミル樹脂(ノヴァから)、いわゆる下記「ホルミル樹脂」、0.78mmol/gにおいて下記スキーム4に従って製造され得る:
スキーム4
Figure 2005526690
すなわちスキーム4に従って示された製法により、本発明による一般式(I)[ただし、
Xは酸素を表し、
Aは、2または5位の炭素原子の1個を介して近接フェニル環に結合されている基[A−II]
Figure 2005526690
を表し、
Yは酸素を表す]
で示されるさらなる化合物は、一般式[H−2]
Figure 2005526690
(式中、X、R、R、R、Rは、前記の意味の一つを有し、FHは水素、アミノ保護基またはポリマー支持体を表す)
のヒドラジドを閉環し、水を除去して一般式(I)の化合物を得ることにより製造され得る。
本発明による一般式(I)の化合物は、予見し得ない驚くべき一連の作用を有する。それらは、ヘルペスウイルス科から成る群の代表的なものに対する、特にヒトサイトメガロウイルス(HCMV)に対する抗ウイルス作用を有する。すなわち、それらは、ヘルペスウイルス科により誘発される病気、特にヒトサイトメガロウイルスにより誘発される病気の処置および予防に適切である。
一般式(I)の化合物は、それらの特定の特性故に病気、特にウイルス性疾患の予防または処置に適切な医薬の製造に使用され得る。
本発明による化合物は、それらの特性故に、ヒトサイトメガロウイルス感染症およびそれにより誘発される病気の処置および予防に貴重な活性化合物である。挙げられ得る適応領域は、例えば下記の通りである:
1)AIDS患者におけるHCMV感染症(網膜炎、肺炎、胃腸感染症)の処置および予防、
2)生命を脅かす事態になることが多い、HCMV肺炎、HCMV脳炎、並びに胃腸および全身HCMV感染症に罹患している骨髄および臓器移植患者におけるサイトメガロウイルス感染症の処置および予防、
3)新生児および幼児におけるHCMV感染症の処置および予防、
4)妊婦における急性HCMV感染症の処置、
5)癌および癌治療で免疫抑制された患者におけるHCMV感染症の処置。
新規活性化合物は、単独で、および必要ならば、他の抗ウイルス活性化合物、例えばガンシクロビルまたはアシクロビルと組合わせた形で使用され得る。
生物学的試験の説明:
インビトロ作用:
抗HCMV(抗ヒトサイトメガロウイルス)および抗MCMV(抗ネズミサイトメガロウイルス)細胞病原性試験:
試験化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)中の50ミリモル(mM)溶液として使用した。ガンシクロビル、フォスカルネットおよびシドフォビルは、標準対照化合物としての役割を果たした。50、5、0.5および0.05mMのDMSOストック溶液の、それぞれの場合における2μlを、デュプリケイトで列2A〜Hにおける細胞培養培地の各々98μlに加えた後、96ウェルプレートの列11まで、培地各50μlを用いた1:2希釈を実施した。列1および12におけるウェルは、各々50μlの培地を含んでいた。次いで1×10細胞(ヒト肺線維芽細胞[HELF])の懸濁液各150μlを、ウェル(列1=細胞対照)へピペットで移し、またはHCMV感染および非感染HELF細胞(M.O.I.=0.001〜0.002)、すなわち1000非感染細胞に対し1〜2感染細胞の混合物を、列2〜12へピペットで移した。列12(物質不含有)は、ウイルス対照としての役割を果たした。最終試験濃度は、250〜0.0005μMであった。プレートを37℃/5%COで6日間、すなわち全細胞がウイルス対照で感染される(100%細胞病原性効果[CPE])までインキュベーションした。次いで、ホルマリンおよびギムザ染色液の混合物を加えることによりウェルを固定し、染色し(30分間)、二重蒸留水で洗浄し、50℃の乾燥オーブン中で乾燥した。次いで、オーバーヘッド顕微鏡(テクノマーラからのプラークマルチプライアー)を用いてプレートを視覚的に評価した。
試験プレートから以下のデータを測定することが可能であった:
EC50(HCMV)=未処理ウイルス対照と比べてCPE(細胞病原性効果)を50%阻害した物質濃度(μM);
SI(選択性指数)=CC50(HELF)/EC50(HCMV)。
以下の変更を加えたHCMVについての上記方法の改良法で抗MCMV試験を実施した。無細胞ウイルス懸濁液を、濃縮細胞懸濁液(3T3マウス細胞)と混合し、ウイルスを吸着させるため15分間インキュベーションした後、それを0.05〜0.1の最終感染多重度で培地により1.3×10細胞/mlに希釈し、各々150μlを用いてウェルに分配した。インキュベーション時間は5日間であった。
本発明化合物についての代表的活性データを表1に示す:
表1
Figure 2005526690
インビボ作用:
MCMV死亡率試験:
動物:
2〜3週齢の雌免疫反応性マウス(12〜14g)、Balb/C AnNまたはCD1系統を、商業的ブリーダー(ボンホルトガード、イッファ、クレド)から入手した。動物を滅菌条件下では管理しなかった。
ウイルス増殖:
ネズミサイトメガロウイルス(MCMV)、スミス株を、雌CD1マウスにおいてインビボで反復継代した。腹腔内感染(2×10プラーク形成単位/0.2ml/マウス)の21日後、唾液腺を摘出し、3倍量の最小必須培地(MEM)+10%胎児ウシ血清(FCS)中に取り、ウルトラターラックスの助けを借りてホモジネートした。10%DMSO v/vを加え、1mlのアリコートを調製し、ウイルス懸濁液を−140℃で貯蔵した。10段階での摘出唾液腺の系列希釈後、NIH 3T3細胞についてギムザ液により染色後、細胞培養物において力価測定を実施し、2〜3週令Balb/Cマウスにおいてインビボ致死量の測定を実施した。
実験動物のウイルス感染、処置および評価:
2〜3週令の雌免疫反応性Balb/Cマウス(12〜14g)を、3×10PFU/0.2ml/マウスにより腹腔内感染させた。感染の6時間後から出発し、マウスを5日間にわたって1日2回(8時および16時)物質で経口的に処置した。用量は、3、10、30または90mg/kg(体重)であり、10ml/kg(体重)の投与量であった。物質を、2%DMSOによる0.5%強度タイローズ懸濁液の形態で処方した。感染後4〜8日の期間に、プラセボ処置対照動物は死ぬ。プラセボ処置対照群と比べた物質処置後に生存している動物のパーセントの測定により、評価を実施する。
HCMV異種移植ゲルフォーム(Gelfoam、登録商標)モデル:
動物:
3〜4週令雌免疫不全マウス(16〜18g)、フォックス・チェイスSCIDまたはフォックス・チェイスSCID−NODを、商業的ブリーダー(ボンホルトガード、ジャクソン)から入手した。動物を滅菌条件下(寝藁および飼料を含む)アイソレーターで管理した。
ウイルス増殖:
ヒトサイトメガロウイルス(HCMV)、デービススミス株を、ヒト胚性***線維芽細胞(NHDF細胞)においてインビトロで増殖させた。感染多重度(M.O.I.)0.01でのNHDF細胞の感染後、ウイルス感染細胞を5〜7日後に採取し、最小必須培地(MEM)、10%胎児ウシ血清(FCS)の存在下10%DMSOにより−140℃で貯蔵した。10段階でのウイルス感染細胞の系列希釈後、密集成長NHDF細胞の24ウェルプレートについてニュートラル・レッドでの生体染色後に力価を測定した。
スポンジの調製、移植、処置および評価:
大きさ1×1×1cmのコラーゲンスポンジ(ゲルフォーム(登録商標);ピーセル&ロリー、オーダー番号407534;K.T.Chong et al.、Abstracts of 39th Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy、1999、439頁)を、まずリン酸緩衝食塩水(PBS)で湿らし、含まれる気泡を脱気により除去し、次いでそれらをMEM+10%FCS中で貯蔵する。1×10ウイルス感染NHDF細胞(HCMV‐デービスM.O.I.=0.01での感染)を、感染の3時間後分離し、20μlのMEM、10%FCS中において湿ったスポンジに滴下する。12〜13時間後、感染したスポンジを、5ng/μlの塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)を含む25μlのPBS/0.1%BSA/1mM DTTとインキュベーションする。移植するため、免疫不全マウスにアベルチンで麻酔をかけ、乾燥レーザーの助けを借りて背中の軟毛を除き、表皮を1〜2cm開いて緩め、湿ったスポンジを背中の皮下に移植する。手術による創傷を組織接着剤で閉じる。移植の24時間後、マウスを8日の期間にわたって1日2回(8時および16時)物質で経口処置した。用量は、10または30mg/kg(体重)であり、10ml/kg(体重)の投与量であった。物質を、2%DMSOによる0.5%強度タイローズ懸濁液の形態で処方した。移植の10日後および最終物質投与の16時間後、動物を苦痛の無い方法で殺し、スポンジを取出した。コラーゲン消化(330U/1.5ml)によりスポンジから放出されたウイルス感染細胞を、MEM、10%胎児ウシ血清、10%DMSOの存在下−140℃で貯蔵した。10段階でのウイルス感染細胞の系列希釈後、ニュートラル・レッドによる生体染色後の密集成長NHDF細胞の24ウェルプレートにおける力価測定により評価を実施する。プラセボ処置対照群と比べて、物質処置後の感染ウイルス粒子の数を測定した。
下記試験は、シトクロムP450酵素の誘導に関して本発明物質をそれらの副作用の可能性を探る目的で調査するのに役立つ。
ヒト肝細胞培養物におけるシトクロムP450酵素の誘導の調査
一次ヒト肝細胞を、5%CO下37℃で24ウェルのマイクロタイタープレートにおいて2層のコラーゲン間で2.5×10細胞の細胞密度で8日間培養した。細胞培養培地を毎日交換した。
培養中で48時間後、肝細胞を、誘導物質リファンピシン(50μM)およびフェノバルビタール(2mM)と比較して異なる濃度の試験物質によりデュプリケイトで5日間処理した。試験物質の最終濃度は0.1〜10μg/mlであった。
細胞培養物から、シトクロム(CYP)P450酵素1A2、2B6、2C19および3A4に対する試験物質の誘導効果を、基質7−エトキシレゾルフィン(CYP1A2)、[14C]S−メフェニトイン(CYP2B6および2C19)および[14C]テストステロン(CYP3A4)を加えることにより8日目に測定した。未処理細胞の場合と比較して、かくして測定されたCYP1A2‐、2B6‐、2C19‐および3A4−処理細胞の酵素活性から試験物質の誘導能を測定した。
新規活性化合物は、公知方法で、不活性非毒性の医薬上適切な賦形剤または溶媒を用いて、常用処方物、例えば錠剤、糖衣錠、丸薬、顆粒、エーロゾル、シロップ、エマルジョン、懸濁液および溶液に変換され得る。この点について、それぞれの場合における治療活性化合物は、混合物全体の約0.5〜90重量%の濃度で、すなわち指示された用量範囲の達成に十分な量で存在すべきである。
処方物は、例えば、溶媒および/または賦形剤を用い、所望により乳化剤および/または分散剤を用いて活性化合物を希釈することにより製造され、例えば、希釈液として水を使用する場合、所望により補助溶媒として有機溶媒を使用することが可能である。
投与は、慣用的方法、好ましくは経口、非経口または局所、特に舌下または静脈内経路で実施される。
非経口投与の場合、適切な液体担体物質を用いた活性化合物の溶液が使用され得る。
一般に、静脈内投与の場合有効な成果を得るのに体重1kgにつき約0.001〜10mg、好ましくは約0.01〜5mg/kgの量を投与することが有利であると証明されており、経口投与の場合、用量は体重1kgにつき約0.01〜25mg、好ましくは0.1〜10mg/kgである。
これにもかかわらず、所望により、すなわち体重または投与経路のタイプ、医薬に対する個々の反応、その処方の方法および投与が行われる時間および間隔によっては上述の量から逸脱することが必要な場合もあり得る。すなわち、上述の最少量より少ない量を有効に使用することが適切であり得る場合もあれば、上述の上限を超えなければならない場合もある。比較的大量の投与の場合、これらを1日を通して若干の個々の投与に分割することが賢明であり得る。
Figure 2005526690
式[A−1]の化合物と式[A−2]の化合物の反応についての概括的実施手順(GWP1):
1.0当量の[A−1]を、ジオキサン(0.2M溶液)に溶かし、2.5当量のピリジンで処理し、溶液を5℃に冷却し、次いで1.1当量の[A−2](ただし、Qは、好ましくは塩素を表す)を1.0M溶液として滴下する。バッチをさらに5℃で30分間攪拌し、次いで、冷却装置を除去し、攪拌を室温で16時間続行する。バッチをHOに加え、沈澱した生成物を吸引濾過し、HOで洗浄し、高度真空下で乾燥する。
式[A−3]の化合物の水素化についての概括的実施手順(GWP2):
0.14モルの化合物[A−3]を500mlのDMFまたはエタノールに溶かし、アルゴン下6.0gの10%強度Pd−Cの懸濁液で処理する。次いで、それを3バールの水素圧で水素化する。変換が完了するとすぐに(TLCまたはHPLCで確認)、Pd−C触媒を濾過し、溶媒を真空下で除去する。一般式[B−1]の粗生成物をそれ以上精製せずにさらに反応させる。
一般式[B−1]の化合物のスルホニル化についての概括的実施手順(GWP3):
アルゴン下、1.0当量の化合物[B−1]をジオキサン(0.2M溶液)に溶かし、2.5当量のピリジンで処理する。混合物を室温で30分間攪拌した後、ジオキサン(1.0M溶液)に溶かした1.1当量の一般式[C−1](ただし、Zは、好ましくは塩素を表す)の化合物を加え、混合物を室温で16時間攪拌する。次いで、溶液をHOに加え、DCMで3回抽出する。有機相を飽和NaHCO溶液で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下除去する。残さ[C−2]を高度真空中で乾燥し、次いでそれ以上は精製せずに反応させる。
一般式[C−2]で示される化合物からの一般式[D−1]で示される化合物の合成についての概括的実施手順(GWP4):
式[C−2]の化合物(1.0当量)を、エタノール(0.1M溶液)に溶かし、溶液をヒドロキシルアミン塩酸塩(1.5当量)およびトリエチルアミン(1.6当量)で処理し、次いで4時間還流加熱し、攪拌を室温で16時間続行する。溶媒を真空下で除去し、残さを酢酸エチル中に取り、水で3回抽出し、有機相をMgSOで乾燥し、濾過し、真空下で溶媒を除去する。残さ[D−1]を高度真空下で乾燥する。
化合物[E−1]と一般式[D−1]の化合物の反応についての概括的実施手順(GWP5):
1.0当量の一般式[D−1]の化合物、1.05当量のカルボン酸[E−1]および1.1当量のPyBOPをTHF(0.1M溶液)中に導入し、懸濁液を1.1当量のN,N−ジイソプロピルエチルアミンで処理し、生成した溶液を室温で16時間攪拌する。次いで、バッチを10mlのDCMで希釈し、1NのHCl、飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液で各々1回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。粗生成物を直接さらに反応させる。
GWP5に従って得られた粗生成物からの1,2,4−オキサジアゾールの合成についての概括的実施手順(GWP6):
GWP5にしたがって得られた1.0mmolの粗生成物を、10mlのDMF中に取り、溶液を110℃に加熱する。変換が完了すると直ちに(TLCまたはHPLCで確認、約2〜16時間)、バッチをDCMで希釈し、HOで2回抽出する。水相を合わせ、DCMで2回抽出し、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。かくして得られた一般式(I)の化合物を、シリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)または分取HPLCにより精製する。
Boc保護基の除去についての概括的実施手順(GWP7):
10mmolのBoc保護アミンを、TFA/CHClまたはTFA/ジオキサン(1:1v/v)の混合物10ml中に取り、溶液を室温で攪拌する。変換が完了すると直ちに(約45分)、溶媒を真空下で除去し、残さをDCM中に取り、混合物を飽和NaHCO溶液で2回抽出する。水相を合わせ、CHClで2回抽出し、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル)または分取HPLCにより精製する。
ポリマー支持体を用いた合成についての概括的実施手順:
スキーム4による1,3,4−オキサジアゾールの合成についての概括的実施手順
4カルボン酸塩化物、24カルボン酸およびフェニレンジアミンまたはスルホニルクロリドのメタ‐およびパラ‐両異性体による、固相化学者に熟知された「スプリット&ミックス」方法に従ってIRORIシステムを用いることにより、スキーム4による反応をポリマー支持体で実施した。この点については、最初の2段階をフラスコで実施し、他の段階をIRORIミニカン(minikan)(1カン(Kan)につき樹脂100mg)で実施した。
スキーム4に従ったポリマー支持体における合成用の出発樹脂(I)および(II)の合成:
ホルミル樹脂(ノヴァ・バイオケムから入手、0.78mmol/g)の還元的アミノ化:
ホルミル樹脂(1.0当量)を、フラスコ中でTMOF/DMF(樹脂12.5gにつき100ml)に懸濁し、ジアミン(6.0当量)で処理する。懸濁液を40℃で16時間振とうし、次いでDMF中のTBABH(4.0当量)およびHOAc(16.0当量)の新たに調製した溶液で処理する。RTで8時間後、溶媒を濾過し、樹脂を還元溶液で再び処理する。さらにRTで16時間後、溶媒を吸引濾過し、樹脂(I)をそれぞれの場合において2回各々200mlの50%強度HOAc、DMF、THFおよびDCMで洗浄し、高度真空下で乾燥する。
ポリマー結合フェニレンジアミンのスルホニル化:
樹脂(I)(1.0当量)をTHF中に取り、スルホニルクロリド(1.5当量)で処理する。懸濁液を室温で16時間振とうし、溶媒を吸引濾過する。次いで、樹脂(II)を各々100mlの50%強度HOAc、DMF、THFおよびDCMで各々2回洗浄し、高度真空下で乾燥する。
IRORIシステム用の樹脂製造:
II型の樹脂を懸濁液(樹脂3.0gにつき:30mlのDMF/DCM 2:1v/v)として各々96ミニカン中へ分配し(1カンにつき懸濁液1ml)、それぞれの場合においてDCMで3回洗浄し、カンを真空乾燥する。
反応シーケンス(IRORI):
酸塩化物を用いたアシル化:
カンを選別し、THF中に取り、5.0当量のDIEAおよび5.0当量の酸塩化物で処理し、短く排気し、RTで3時間振とうする。次いで、反応溶液を分離し、カンを合わせ、洗浄する(2×各50%強度HOAc、DMF、THF、DCM)。
ヒドラジド合成:
カンを合わせ、2NのNaOH/MeOH/THF(5:7:15v/v)の混合物中に取り、短く排気し、50℃で5時間攪拌する。次いで、カンを洗浄(2×各50%強度HOAc、DMF、THF、DCM)し、真空下乾燥する。次いで、THFを用いてカンをその中に取り、5当量のDICおよび10当量のHONSuで処理し、RTで3時間振とうする。混合物を濾過し、THFで2回洗浄し、次いでTHFを用いて再びその中に取り、3当量のヒドラジン水和物で処理する。さらにRTで3時間後、混合物を吸引濾過し、カンを2×各50%強度HOAc、DMF、THF、DCMで洗浄する。
カルボン酸/DIC/HOBtによるアシル化:
カルボン酸(3当量)を、THF中の3当量のDIC、6当量のDIEAおよび6当量のHOBtで処理する。RTで60分間活性化後、予め選別しておいたカンに溶液を加え、RTで16時間振とうする。次いで、カンを合わせ、洗浄(2×各50%強度HOAc、DMF、THF、DCM)し、真空下で乾燥する。
1,3,4−オキサジアゾールへの閉環:
カンを合わせ、DMF中に取り、DIC(10当量)で処理し、短く排気し、110℃で48時間攪拌する。次いで、カンを洗浄(2×各50%強度HOAc、DMF、THF、DCM)し、真空下で乾燥する。
ポリマー支持体からの除去:
IRORI除去ブロックへ選別後、カンを切り分け、樹脂をフレックスケム(FlexChem)ブロックにおいて分配し、ディープ‐ウェルMTPにおいてRTで45分間、各1.0mlのTFA/DCM(1:1 v/v)を用いて、生成物を除去する。それに続いて樹脂を1mlのDCMで洗浄し、溶媒を蒸発させる。
出発化合物:
実施例I
1−メチル−N−(3−ニトロフェニル)−シクロプロパンアミド
Figure 2005526690
GWP1に従って、80.0gの3−ニトロアニリンからこの化合物を製造する。収率:107g(理論値の81%)。
実施例II
3−フルオロ−2,2−ジメチル−N−(3−アミノフェニル)−プロパンアミド
Figure 2005526690
GWP1およびGWP2に従って、中間段階の精製を行わずに、3−ニトロアニリンからこの化合物を製造する。収率:理論値の85%(2段階にわたる)。
実施例III
1−メチル−N−(3−アミノフェニル)−シクロプロパンアミド
Figure 2005526690
GWP2に従って、107gの実施例Iによる化合物からこの化合物を製造する。収率:80g(理論値の87%)。
実施例IV
3−フルオロ−2,2−ジメチル−N−(3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)プロパンアミド
Figure 2005526690
GWP3に従って、18.68gの実施例IIによる化合物からこの化合物を製造する。収率:19.96g(理論値の78%)。
実施例V
N−{3−[({4−[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]フェニル}スルホニル)アミノ]フェニル}−3−フルオロ−2,2−ジメチルプロパンアミド
Figure 2005526690
GWP3に従って、10.0gの実施例IVによる化合物からこの化合物を製造する。収率:10.5g(理論値の97%)。
実施例VI
N−(3−{[(4−フェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド
Figure 2005526690
GWP3に従って、80.0gの実施例IIIによる化合物からこの化合物を製造する。収率:159gの粗生成物(理論値の100%より大)。
実施例VII
N−{3−[({4−[アミノ(ヒドロキシイミノ)メチル]フェニル}スルホニル)アミノ]フェニル}−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド
Figure 2005526690
GWP3に従って、158gの実施例VIによる化合物からこの化合物を製造する。収率:148g(理論値の83%)。
実施例:
下記の3−結合1,2,4−オキサジアゾールに関する実施例を、GWP5、GWP6およびGWP7に従って実施例V型の化合物から製造した。
実施例1
N−(4−{[(3−{5−[(1S)−1,5−ジアミノペンチル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド
Figure 2005526690
実施例IVおよびVと同様にして製造されるアミドキシム100mg(0.257mmol)、93.6mg(0.27mmol)のBoc−Lys(Boc)−OHおよび147mg(0.27mmol)のPyBOPを、3mlのTHF中に導入し、懸濁液を36.6mg(56.66mmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミンにより室温で処理し、生成した澄明溶液を室温で16時間攪拌する。次いで、バッチを15mlのCHClで希釈し、各10mlの1NのHCl、飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液で各1回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。粗生成物を(184mg)を7mlのDMF中に取り、溶液を110℃で2.5時間攪拌する。次いで、バッチを15mlのCHClで希釈し、有機相を各10mlのHOで2回抽出する。水相を合わせ、各10mlのCHClで2回抽出し、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。生成物を、シクロヘキサン/酢酸エチル(1:1 v/v)を用いるシリカゲル60クロマトグラフィーにより精製する。収率:141mg(79%)、白色固体。
Boc保護基を除去するため、生成物を5mlのTFA/DCM溶液(1:1 v/v)に溶かし、反応混合物をRTで30分間攪拌する。次いで、溶媒を真空下で除去し、残さを3mlの1NのNaOH中に取り、1NのHClを用いてpH=9に調節し、粗生成物を、弱酸性イオン交換体(アンバーライトIRC50、20〜50メッシュ)を含むクロマトグラフィーカラムに加え、カラムをMeOH/HO混合物(1:9‐>3:6)で洗浄し、次いでMeOH/HO(5:95 v/v)中5%のNHを用いて生成物を溶離する。溶媒を真空下で除去し、残さを1mlのHO中に取り、凍結乾燥する。収率:15.7mg(18%)、白色凍結乾燥物。
1H-NMR (200 MHz, DMSO): δ = 0.47-0.60 (m, 2 H), 0.90-1.01 (m, 2 H), 1.22-1.53 (m, 4 H), 1.36 (s, 3 H), 1.65-1.90 (m, 2 H), 2.63 (t, 2 H), 4.12 (t, 1 H), 6.80 (d, 2 H), 7.21 (d, 2 H), 7.59 (t, 1 H), 7.84 (d, 1 H), 8.04 (d, 1 H), 8.33 (s, 1 H), 8.88 (s, 1 H)。
実施例2
N−(3−{[(4−{5−[(1S)−1−アミノ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)−1−メチルシクロプロパンカルボキサミド
Figure 2005526690
183mg(1.42mmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン、294mg(1.35mmol)のBoc−Val−OHおよび737mg(1.42mmol)のPyBOPを、15mlのTHF中に導入し、室温で30分間攪拌し、次いで500mg(1.29mmol)のアミドキシムで処理し、溶液を室温で16時間攪拌する。次いで、バッチを30mlのCHClで希釈し、各20mlの1NのHCl、飽和NaHCO溶液および飽和NaCl溶液で各1回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。粗生成物を(1.18g)を45mlのDMF中に取り、溶液を110℃で8時間攪拌する。次いで、溶媒を真空下で除去し、残さを20mlのTFA/DCM溶液(1:1 v/v)に溶かし、反応混合物をRTで45分間攪拌する。次いで、溶媒を真空下で除去し、残さを30mlのDCM中に取り、有機相を各30mlのHOで2回抽出する。水相を合わせ、各30mlのCHClで2回抽出し、有機相を合わせ、NaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。生成物を、分取HPLC(クロムシル(CromSil)C18、250×30、流速50ml/分、流出時間:38分、210nmで検出、勾配10%ACN(3分)→90%ACN(31分)→90%ACN(34分)→10%ACN(34.01分))により精製する。収率:394mg(65%)、白色固体。
1H-NMR (300 MHz, DMSO): δ= 0.56-0.62 (m, 2 H), 0.87 (d, 3 H), 0.94 (d, 3 H), 1.01-1.08 (m, 2 H), 1.96-2.12 (m, 1 H), 3.95 (d, 1 H), 6.76 (d, 1 H), 7.11 (t, 1 H), 7.27 (d, 2 H), 7.56 (s, 1 H), 7.94 (d, 2 H), 8.16 (d, 2 H), 9.17 (s, 1 H)。
実施例3
N−(3−{[(4−{5−[(1S)−1−アミノ−2−メチルプロピル]−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル}フェニル)スルホニル]アミノ}フェニル)−3−フルオロ−2,2−ジメチルプロパンアミド
Figure 2005526690
522mg(4.04mmol)のN,N−ジイソプロピルエチルアミン、838mg(3.86mmol)のBoc−Val−OHおよび2.1g(4.04mmol)のPyBOPを、50mlのTHF中に導入し、室温で45分間攪拌し、次いで1.5g(3.67mmol)のアミドキシムで処理し、溶液を室温で16時間攪拌する。次いで、バッチを真空下で濃縮し、残さを200mlのEtOAc中に取り、HOで3回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。粗生成物を(1.8g)を45mlのDMF中に取り、溶液を110℃で4時間攪拌する。次いで、バッチを100mlのEtOAcで希釈し、HOで3回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、溶媒を真空下で除去する。生成物を、シクロヘキサン/酢酸エチル(1:1 v/v)を用いるシリカゲル60クロマトグラフィーにより精製する。収率:1498mg(86%)、白色固体。
Boc保護基を除去するため、生成物を10mlのジオキサンに溶かし、10mlのジオキサン中4NのHClで処理する。60℃で2時間後、溶媒を真空下で除去し、残さを100mlの飽和NaHCO溶液で処理し、各200mlのEtOAcで2回抽出する。有機相をNaSOで乾燥し、溶媒を真空下で除去する。生成物を高度真空下で乾燥し、分析上純粋なものを得る。収率:910mg(73%)、白色固体。
1H-NMR (300 MHz, DMSO): δ = 0.86 (d, 3 H), 0.93 (d, 3 H), 1.20 (s, 6 H), 1.96-2.11 (m, 1 H), 3.94 (d, 1 H), 4.47 (d, 2 H), 6.89 (d, 1 H), 7.13 (t, 1 H), 7.30 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.94 (d, 2 H), 8.26 (d, 2 H), 9.34 (s, 1 H)。
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
Figure 2005526690
表2:
下記LC−MSおよびHPLC方法を用いて、実施例および表で挙げた化合物を特性検定した。
方法1:
カラム:クロマシル(Kromasil)C18 602、L−R 温度:30℃、流速=0.75ml/分、溶離剤:A=0.005MのHClO、B=CHCN、勾配:→0.5分98%A→4.5分10%A→6.5分10%A。
方法2:
カラム:シンメトリー(Symmetry)C18 2.1×150mm、カラムオーブン:50℃、流速=0.9ml/分、溶離剤:A=0.3gの30%強度HCl/l(水)、B=CHCN、勾配:0.0分90%A→3.0分10%A→6.0分10%A。
方法3:
HP1100、カラム:LiChroCart 75−5 LiChrospher 100 RP−18 5μm、カラムオーブン:40℃、流速=2.5ml/分、溶離剤:A=0.05%のTFA含有水、B=0.05%のTFA含有CHCN、勾配:0.0分90%A→0.05分90%A→5.0分5%A→7.0分5%A→7.05分90%A→8.0分90%A。
方法4:
LC−MS:MHZ−2P、器具マイクロマス・プラットホームLCZ
カラム:シンメトリーC18 50mm×2.1mm、3.5μm、温度:40℃、流速=0.5ml/分、溶離剤:A=CHCN+0.1%の蟻酸、溶離剤B=水+0.1%の蟻酸、勾配:0.0分10%A→4分90%A→6分90%A。

Claims (16)

  1. 一般式(I)
    Figure 2005526690
    [式中、
    およびRは、同一または異なって、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C−C)‐アルキル、(C−C)‐アルコキシまたは式
    Figure 2005526690
    [式中、
    、RおよびRは、同一または異なり、それぞれの場合において水素または(C−C)‐アルキルを表し、その一部については、ヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチルおよびトリフルオロメトキシから成る群から選択される1個または2個の置換基により置換され得る]
    の基を表し、
    Aは、C原子を介して近接フェニル環に結合された5または6員ヘテロアリールを表し、
    は、基
    Figure 2005526690
    (式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望により(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
    を表すか、または
    は、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
    Figure 2005526690

    Figure 2005526690
    (式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
    から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得るか、または
    は、基
    Figure 2005526690
    を表すか、または
    は、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
    Figure 2005526690
    (式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素または(C−C)アルキルを表し、そして
    nは2または3の値であり得る)
    により置換されているか、または
    は、ピペリジニルまたは基
    Figure 2005526690
    (式中、R12およびR13は、上記の意味を有し、
    nは1〜4の数を表し、環については、同一または異なる形でハロゲン、(C−C)‐アルキル、ハロゲノ‐(C−C)‐アルキル、アミノ、ヒドロキシルによりトリ以下の置換が行なわれ得る)
    を表し、
    は、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によりトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、または
    同一または独立した形でハロゲンまたは(C−C)‐アルキルによりモノ〜トリ置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、(C−C)‐アルキルは、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
    Xは、酸素または硫黄を表し、
    そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとして存在し得る]
    で示される化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類。
  2. およびRが、同一または異なって、水素またはハロゲンを表し、
    Aが、近接フェニル環に3または5位の炭素原子の1個を介して結合されている基(A−I)
    Figure 2005526690
    (式中、Yは酸素を表す)
    を表すか、または
    Aが、近接フェニル環に2または5位の炭素原子の1個を介して結合されている基(A−II)
    Figure 2005526690
    (式中、Yは酸素を表す)
    を表し、
    が、基
    Figure 2005526690
    (式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望により(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
    を表すか、または
    が、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
    Figure 2005526690

    Figure 2005526690
    (式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、(C−C)アルキル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
    から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得るか、または
    が、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
    Figure 2005526690
    (式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素またはメチルを表し、そして
    nは2または3の値であり得る)
    により置換されているか、または
    が、ピペリジン−3−イルまたは基
    Figure 2005526690
    を表し、
    が、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によるトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、または
    メチルによりカルボニル基またはチオカルボニル基に対しα位が置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、その一部については、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
    Xが、酸素を表し、
    そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとして存在し得る、
    請求項1記載の一般式(I)で示される化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類。
  3. およびRが水素を表し、
    Aが基
    Figure 2005526690
    の一つを表し、
    が、基
    Figure 2005526690
    (式中、R11は、アミノ酸側基を表し、Rにおけるアミノ基は、所望によりメチル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルによりモノまたはポリ置換され得る)
    を表すか、または
    が、直鎖または分枝状(C−C)‐アルキル基を表し、その一部についてはフェニル、ピペリジニル、ピリジニル、チアゾリル、チエニル、
    Figure 2005526690

    Figure 2005526690
    (式中、R12およびR13は、同一または異なって、水素、メチル、アルキルカルボニル、アミノ保護基、フェニルを表し得る)
    から選択される1個またはそれ以上の基により置換され得るか、または
    が、直鎖または分枝状(C−C)アルキル基を表し、その一部については、基
    Figure 2005526690
    (式中、R14、R15、R16は、同一または異なって、水素またはメチルを表し、そして
    nは2または3の値であり得る)
    により置換されているか、または
    が、ピペリジン−3−イルまたは基
    Figure 2005526690
    を表し、
    が、所望により同一または異なる形でヒドロキシル、フッ素または塩素によるトリ以下の置換が行なわれていてもよいtert−ブチルを表すか、またはメチルによりカルボニル基またはチオカルボニル基に対しα位が置換されたシクロプロピルまたはシクロブチルを表し、その一部については、所望によりヒドロキシル、フッ素または塩素により置換されていてもよく、
    Xが、酸素を表し、
    そして窒素含有複素環はまた、N−オキシドとしても存在し得る、
    請求項1記載の一般式(I)で示される化合物およびそれらの互変異性体、立体異性体、立体異性体混合物およびそれらの薬理学的に許容される塩類。
  4. が基
    Figure 2005526690
    のうちの一つを表す、請求項1記載の一般式(I)の化合物。
  5. 一般式(Ia)
    Figure 2005526690
    (式中、R、R、R、R、AおよびXは上記の意味を有する)
    で示される化合物。
  6. Aが3−結合1,2,4−オキサジアゾールを表す、請求項1記載の一般式(I)で示される化合物。
  7. 下記化合物
    Figure 2005526690
    から成る群から選択される、請求項1記載の一般式(I)で示される化合物。
  8. 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物の製造方法であって、一般式[D−1]
    Figure 2005526690
    (式中、X、R、RおよびRは、上記の意味のうちの一つを有する)
    で示される化合物を、縮合剤および塩基の存在下、一般式[E−1]
    −COOH [E−1]
    (式中、Rは、上記の意味を有し、Rに含まれる遊離アミノ基はアミノ保護基により保護されて存在する)
    で示されるカルボン酸によりアシル化し、アシル化されたアミドキシムを1,2,4−オキサジアゾールに閉環する方法。
  9. 請求項1記載の一般式(I)で示される化合物の製造方法であって、一般式[G−2]
    Figure 2005526690
    (式中、R、R、R、RおよびXは、上記の意味を有する)
    で示される化合物を閉環する方法。
  10. 一般式[D−1]
    Figure 2005526690
    (式中、R、R、RおよびXは、請求項1記載の意味を有する)
    で示される化合物。
  11. 一般式[G−2]
    Figure 2005526690
    (式中、R、R、R、RおよびXは、請求項1記載の意味を有する)
    で示される化合物。
  12. 病気の予防または処置を目的とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の一般式(I)で示される化合物の使用。
  13. 医薬の製造を目的とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の一般式(I)で示される化合物の使用。
  14. 医薬がウイルス性疾患の制御を目的とする、請求項13記載の一般式(I)で示される化合物の使用。
  15. 医薬がサイトメガロウイルス感染症の制御を目的とする、請求項14記載の一般式(I)で示される化合物の使用。
  16. 請求項1〜7のいずれか1項記載の一般式(I)で示される化合物を含む医薬。
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