JP2005521730A - マグネシウムジクロライド−エタノール付加物及びそれから得られる成分 - Google Patents

マグネシウムジクロライド−エタノール付加物及びそれから得られる成分 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本発明は、最高融解温度(Tm)ピークが109℃を超え、103J/g以下の関連溶融エンタルピー( H)を有するものであるDSCプロファイルを特徴とする、mが2.5〜3.2であり、所望により、付加物の総重量の1重量%以下の水を含有するMgCl2・mEtOH付加物に関する。本発明の付加物から得られる触媒成分は、オレフィンの重合のための触媒を与えることができ、従来技術の付加物から調製される触媒に比べて向上した活性を特徴とする。

Description

本発明は、特定の化学的及び物理的特性を特徴とするマグネシウムジクロライド/エタノール付加物に関する。本発明の付加物は、オレフィンの重合のための触媒成分の前駆体として特に有用である。オレフィンの重合のための触媒成分の調製におけるMgCl2・アルコール付加物及びその使用は、従来公知である。MgCl2・nEtOH付加物とハロゲン化遷移金属化合物とを反応させて得られるオレフィンの重合のための触媒成分は、米国特許第4,399,054号明細書に記載されている。付加物は、溶融された付加物を不混和性の分散溶媒中で乳化し、エマルジョンを冷却流体中で冷却して球状粒子の形状の付加物を回収することにより調製される。付加物の結晶化度の程度に関する物理的特性決定は報告されていない。
国際公開第98/44009号パンフレットには、向上された特徴を有し、5°〜15°の2θ回折角度の範囲内において、3つの主要回折線が8.8±0.2°、9,4±0.2°及び9.8±0.2°の回折角度2θに存在し、最大強度回折線は、2θ=8.8±0.2°であり、その他の2つの回折線の強度は、最大強度回折線の強度の少なくとも0.2倍である、特有のX線回折スペクトルを特徴とするMgCl2・アルコール付加物を開示している。上記付加物は、MgCl2・mEtOH・nH2O(式中、mは、2.2〜3.8であり、nは、0.01〜0.6である)の式であることが可能である。上述のX線スペクトルに加えて、上記付加物は、90℃未満の温度ではピークが存在せず、上記温度未満でピークが存在したとしても、上記ピークに関連する融解エンタルピーが総融解エンタルピーの30%未満である示差走査熱量測定(DSC)プロファイルを特徴とする。実施例に報告されている方法に従って調製された付加物は、最高温度でのピークが109℃に到達しない、すなわち、100〜108℃の範囲内であるDSCプロファイルを常に有する。
これらの付加物は、反応時間が長く、不活性希釈剤が存在しないか又は気化アルコールを使用しないかという条件下におけるMgCl2とアルコールとの反応を含む特定の調製方法により得られる。実施例では、水分量については何ら記載がない。これらの付加物から得られる触媒成分は、従来技術の付加物から得られるものに比べて活性が上昇している。しかしながら、さらに向上した活性を有する触媒成分の入手可能性は、工場での運転において得ることができる経済的利益の観点から、常に必要とされている。
そこで、出願人は、特定の化学的及び物理的特性を有する新規MgCl2・mEtOH付加物を見出した。本発明の付加物は、これらを遷移金属化合物と反応させることにより、オレフィンの重合のための触媒成分を調製することに用いることができる。本発明の付加物から得られる触媒成分は、従来技術の付加物から調製される触媒に比べて上昇した活性を特徴とするオレフィンの重合のための触媒成分を提供することができる。
よって、本発明は、mは、2.5〜3.2であり、所望により、付加物の総重量の1重量%以下の水を含有するMgCl2・mEtOH付加物であって、最高融解温度(Tm)ピークが109℃を超え、103J/g以下の関連融解エンタルピー(ΔH)を有するも
のであるDSCダイアグラム(プロファイル)を特徴とするMgCl2・mEtOH付加物に関する。
好ましくは、水分含量は、0.8重量%未満であり、0.6重量%未満が好ましい。特定の態様では、最高融解温度(Tm)ピークは110℃を超え、より好ましくは、111℃を超える。好ましくは、それに関連する融解エンタルピーは102J/gであり、最も好ましくは、97〜101J/gの範囲である。
特に興味深いものとしては、DSCダイアグラム(プロファイル)において、1つのピークを示す付加物であるが、95〜98℃の範囲にさらにピークが存在してもよい。しかしながら後者の場合、これらに関連する融解エンタルピーは、総融解エンタルピーの30%未満であり、好ましくは20未満であり、より好ましくは10%未満である。DSC分析は、後述する装置と方法を用いて行う。
本発明の付加物はまた、厳密に要求されるわけではないが、5°〜15°の2θ回折角度の範囲において、3つの主要回折線が8.8±0.2°、9.4±0.2°及び9.8±0.2°の回折角度2θに存在し、最大強度回折線が2θ=8.8±0.2°であり、その他の2つの回折線の強度は、最大強度回折線の強度の少なくとも0.2倍であるX線回折スペクトルを特徴とすることが可能である。
本発明の付加物は、いくつかの方法により調製することができる。特に、国際公開第98/44009号パンフレットに記載の一般的な方法は、水分量が注意深く調節されるという条件のもとに好適である。反応物の水分含量については、特に注意するべきである。実際、MgCl2及びEtOHは両方とも高吸湿性であり、その構造中に水を取り込む傾向がある。結果として、反応物の水分含量が比較的高いと、最終のMgCl2−EtOH付加物は、別の成分として水が添加されなくても、非常に高い水分含量を含むであろう。固体中又は液体中の水分含量を調節又は低下させる手段は、従来公知である。MgCl2の水分含量は、例えば、高温のオーブン中で乾燥させるか、又は、水に対して反応性がある化合物と反応させるかすることにより低下することができる。例としては、HClの蒸気が、MgCl2から水分を除去することに用いることができる。蒸留、又は、分子ふるい等の水分を除去しうる物質と液体とを接触させる等の種々の方法によって、液体から水分を除去することができる。この対策をとれば、本発明の付加物を製造するためのマグネシウムジクロライドとエタノールとの反応は、種々の方法により行うことができる。これらの方法のうちの1つによると、溶融した付加物と不混和性であり化学的に不活性な不活性液体中にマグネシウムジクロライドの粒子を分散し、MgCl2・エタノール付加物の融解温度以上の温度で系を加熱し、次いで、蒸気の状態のアルコールを所望量添加することにより、付加物を調製する。温度は、付加物が完全に溶解する値に保持する。
溶融された付加物は、次いで、付加物と不混和性であり化学的に不活性な不活性溶媒中で乳化され、その後、付加物と不活性な冷却液体とを接触させることにより冷却されることにより、付加物を固化する。MgCl2を分散する液体としては、溶融した付加物と不混和性であり化学的に不活性ないずれの液体であってもよい。例えば、脂肪族、芳香族又は環状脂肪族の炭化水素や、シリコーンオイルを用いることができる。ワセリンオイル等の脂肪族炭化水素が特に好ましい。MgCl2粒子を不活性液体中に分散した後、混合物を好ましくは125℃を超える、より好ましくは150℃を超える温度に加熱する。気化アルコールを混合物の温度以下の温度で添加することが便利である。他の方法によると、本発明の付加物は、不活性液体分散剤の非存在下でMgCl2とアルコールとを接触させ、MgCl2−アルコール付加物の融解温度以上で系を加熱し、上記条件を維持して完全に溶融した付加物を得ることにより調製する。上記溶融した付加物は、次いで、付加物と不混和性であり化学的に不活性な液体溶媒中で乳化し、付加物と不活性冷却液体とを接触させて冷却することにより付加物を固化する。特に、付加物は、攪拌条件下で、10時間以上、好ましくは、10〜150時間、より好ましくは、20〜100時間の間、その融解温度以上の温度に保持されることが好ましい。その代わりに、付加物を固化するために、溶融した付加物のスプレー冷却工程を行うことができる。これらのすべての方法は、オレフィンの重合、特に気相重合法のための球状の触媒成分の調製に非常に好適である球状の形状を有する固体の付加物を提供する。
オレフィンの重合に用いる上記触媒成分は、本発明の付加物と元素周期表(新表記法) の4〜6族のうちの1つの遷移金属化合物とを反応させることにより得ることができる。遷移金属化合物のうち、特に好ましいものとしては、式Ti(OR)ny-n(nは、0〜yに含まれる;yは、チタンの価数である;Xは、ハロゲンであり、Rは、炭素数1〜8のアルキル基又はCOR基である)のチタン化合物である。中でも、チタニウムテトラハライド、ハロゲンアルコラート等のTi−ハロゲン結合を少なくとも1つ有するチタン化合物が特に好ましい。好ましいチタン化合物の具体例としては、TiCl3、TiCl4、Ti(OBu)4、Ti(OBu)Cl3、Ti(OBu)2Cl2、Ti(OBu)3Clである。反応は、付加物を冷TiCl4(通常0℃)中に懸濁し;次いで、得られた混合物を80〜130℃に加熱し、この温度で0.5〜2時間維持することにより行うことが好ましい。その後、余剰のTiCl4を除去し、固体成分を回収する。TiCl4による処理は、1回以上行うことができる。遷移金属化合物と付加物との反応は、特に、オレフィンの重合のための立体特異的触媒を調製する場合、電子ドナー化合物(内部ドナー(internal donor))の存在下で行うこともできる。上記電子ドナー化合物は、エステル、エーテル、アミン、シラン及びケトンから選択することができる。この接触の結果、電子ドナー化合物は、触媒成分上に沈積して残る。特に、安息香酸、フタル酸、マロン酸及びコハク酸のエステル等のモノ若しくはポリカルボン酸のアルキル又はアリールエステルが好ましい。このようなエステルの具体例としては、n−ブチルフタレート、ジ−イソブチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジエチル2,2−ジイソプロピルスクシネート、ジエチル2,2−ジシクロヘキシルースクシネート、エチル−ベンゾエート及びp−エトキシエチルベンゾエートである。さらに、式:
Figure 2005521730
(式中、R、RI、RII、RIII、RIV及びRVは、互いに同一若しくは異なって、水素又は炭素数1〜18の炭化水素基であり、RVI及びRVIIは、互いに同一又は異なって、水素ではないこと以外はR〜RVと同じ意味である;R〜RVII基のうち1つ以上は、結合して環を形成することができる)の1,3ジエーテルも好適に用いることができる。RVI及びRVIIがC1〜C4アルキル基から選択される1,3ジエーテルが特に好ましい。
電子ドナー化合物は、通常、マグネシウムに対して1:4〜1:20に含まれるモル比で存在する。
好ましくは、固体触媒成分の粒子が実質的に球状の形態を有し、5〜150μmに含まれる平均直径を有することである。実質的に球状の形態とは、長軸と短軸との比が1.5以下、好ましくは1.3以下である粒子を意味する。
遷移金属化合物との反応の前に、本発明の付加物は、アルコール含量を低下させ、付加物自体の孔隙率を上昇することを目的として脱アルコール化処理に供することができる。脱アルコール化は、欧州特許出願公開第395083号明細書に記載された方法等の公知の方法に従って行うことができる。脱アルコール化処理の程度により、通常、1モルのMgCl2あたり0.1〜2.6モルの範囲のアルコール含量を有する部分脱アルコール化付加物を得ることができる。脱アルコール化処理後、固体触媒成分を得るために、上述した技法により付加物と遷移金属化合物とを反応させる。
本発明の固体触媒化合物は、通常、10〜500m2/g、好ましくは、20〜350m2/gの表面積(B.E.T.法による)、及び、0.15cm3/gを超える、好ましくは、0.2〜0.6cm3/gの総孔隙率(B.E.T.法による)を示す。驚くべきことに、遷移金属化合物と、本発明の付加物を部分脱アルコール化することにより得られたMgCl2−アルコール付加物との反応生成物からなる触媒成分は、従来技術の脱アルコール化された付加物から調製された触媒成分に比べて、特に活性の点で、向上した特性を示す。本発明の触媒成分は、Al−アルキル化合物との反応により、CH2=CHR(Rは、水素又は炭素数1〜12の炭化水素基である)のアルファ−オレフィンの重合のための触媒を形成する。アルキル−Al化合物は、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム化合物の中から選択することが好ましい。AlEt2Cl、Al2Et3Cl3等のハロゲン化アルキルアルミニウム、水素化アルキルアルミニウム、又は、アルキルアルミニウムセスキクロライドを所望により上記トリアルキルアルミニウム化合物と混合して用いることもできる。
Al/Ti比は、1を超えるものであり、通常、20〜800に含まれる。
プロピレン、1−ブテン等のα−オレフィンの立体規則性重合の場合、内部ドナーとして用いる化合物と同じであっても異なっていてもよい電子ドナー化合物(外部ドナー(external donor))を、上記で開示した触媒の調製において用いることができる。内部ドナーがポリカルボン酸のエステル、特にフタレートである場合、外部ドナーは、式Ra 1b 2Si(OR3c(式中、a及びbは、0〜2の整数であり、cは、1〜3の整数であり、(a+b+c)の合計は、4である;R1、R2及びR3は、炭素数1〜18のアルキル、シクロアルキル又はアリール基である)を有し、Si−OR結合を少なくとも含むシラン化合物から選択されることが好ましい。特に好ましくは、aが1であり、bが1であり、cが2であり、R1及びR2の少なくとも1つが炭素数3〜10の分岐状アルキル、シクロアルキル又はアリール基から選択されるものであり、R3がC1−C10アルキル基、特にメチルであるケイ素化合物である。このような好ましいケイ素化合物の例としては、メチルシクロヘキシルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル−t−ブチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシランである。さらに、aが0であり、cが3であり、R2が分岐状アルキル又はシクロアルキル基であり、R3がメチルであるケイ素化合物も好ましい。このような好ましいケイ素化合物の例としては、シクロヘキシルトリメトキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、及び、tヘキシルトリメトキシシラン(thexyltrimethoxysilane)である。
外部ドナーとしてはまた、上述した式を有する1,3ジエーテルを用いることができる。しかしながら、1,3ジエーテルを内部ドナーとして用いる場合、触媒の立体特異性がすでに充分に高いことから、外部ドナーの使用は回避することができる。
上述したように、本発明の成分及びそれから得られる触媒は、式CH2=CHR(Rは、水素又は炭素数1〜12の炭化水素基である)のオレフィンを(共)重合する方法に適用することができる。
本発明の触媒は、従来公知のオレフィン重合方法の何れにも用いることができる。触媒は、例えば、不活性炭化水素溶媒を希釈剤として用いるスラリー重合、又は、反応媒質として液体モノマー(例えばプロピレン)を用いるバルク重合に用いることができる。さらに、触媒は、1つ以上の流動床又は機械攪拌床反応器(fluidized or mechanically agitated bed reactors)中で操作する気相で行われる重合方法においても用いることができる。
重合は、通常、20〜120℃、好ましくは40〜80℃の温度で行う。重合を気相で行う場合、操作圧力は、通常、0.1〜10MPa、好ましくは1〜5MPaである。バルク重合においては、操作圧力は、通常、1〜6MPa、好ましくは1.5〜4MPaである。
本発明の触媒は、広い範囲のポリオレフィン生成物の調製に非常に有用である。調製することができるオレフィンポリマーの具体例としては:エチレンホモポリマー及びエチレンと炭素数3〜12のアルファ−オレフィンとのコポリマーを含む、高密度エチレンポリマー(0.940g/ccを超える密度を有するHPDE);線状低密度ポリエチレン(0.940g/cc未満の密度を有するLLPDE)、並びに、エチレンに由来する単位のモル含量が80%を超える、エチレンと1つ以上の炭素数3〜12のアルファ−オレフィンとのコポリマーである超低密度及び極低密度(very low density and ultra low density)(0.920g/cc未満、0.880g/ccまでの密度を有するVLDPE及びULDPE);アイソタクチックポリプロピレン、並びに、プロピレンに由来する単位の含量が85重量%を超えるプロピレン及びエチレン及び/又はその他のアルファ−オレフィンの結晶性コポリマー;1−ブテンに由来する単位の含量が1〜40重量%に含まれるプロピレンと1−ブテンとのコポリマー;結晶性ポリプロピレンマトリックスと、プロピレン並びにエチレン及び又はその他のアルファ−オレフィンのコポリマーを含む非晶相とからなるヘテロファシックコポリマー(heterophasic copolymers)である。
特性決定
以下に報告する特性は、以下の方法に従って決定した:
DSC測定は、5〜125℃の範囲で、5℃/分の走査速度においてMETTLER DSC 30計器で行った。試料の吸湿を防ぐため、ドライボックス中の、試料で満たした容量40μlのアルミニウムカプセルを用いた。
実施例
触媒成分の一般的な調製方法
攪拌機を備えた1Lのスチール製反応器中に、0℃で800cm3のTiCl4を導入した;室温で攪拌しながら、ドナー/Mgのモル比が10となるように、内部ドナーとしてのジイソブチルフタレートとともに16gの付加物を導入した。全体を90分を超えて100℃に加熱し、120分を超えてこの条件を維持した。攪拌を停止し、30分後、温度を100℃に維持しながら、沈降した固体から液相を分離した。750cm3のTiCl4を添加し、混合物を120℃で10分を超えて加熱し、上記条件を攪拌条件(500rpm)で60分維持して、固体をさらに処理した。攪拌を停止し、30分後、温度を120℃に維持しながら、沈降した固体から液相を分離した。その後、60℃において無水ヘキサン500cm3で3回の洗浄、及び、室温において無水ヘキサン500cm3で3回の洗浄を行った。次いで、得られた固体触媒成分を40〜45℃の範囲の温度において、窒素雰囲気中、減圧下で乾燥した。
重合試験の一般的な方法
攪拌機、圧力計、温度計、触媒供給システム、モノマー供給ライン及び恒温ジャケットを備えた4リットルのスチール製オートクレーブを用いた。反応器に0.01gの固体触媒成分、0.76gのTEAL、0.076gのジシクロペンチルジメトキシシラン、3.2Lのプロピレン、及び、1.5Lの水素を投入した。攪拌下、70℃で10分を超えて系を加熱し、これらの条件下で120分維持した。重合の終了時に、未反応のモノマーをすべて除去し、減圧下で乾燥してポリマーを回収した。
実施例1
115.3gの無水EtOHを含み、IKA RE 166攪拌機を備えた中空容器反応器に、室温において、0.3%の水分を含有する81.7gのMgCl2を攪拌しながら導入した。MgCl2の添加終了後、温度を125℃に上昇させ、この値で3時間保持した。その後、1600cm3のOB55ワセリンオイルを導入し、温度を125℃に保持しながら、攪拌を1500rpmにし、この値で2分間保持した。この時間後、混合物をヘキサンを含む容器に投入し、攪拌しながら冷却して最終温度が12℃を超えないようにした。12時間後、回収したMgCl2・EtOH付加物の固体粒子をヘキサンで洗浄し、減圧下、40℃で乾燥した。成分分析により、57.7重量%のEtOH及び0.3%の水を含むことが示された。
DSCプロファイルは、97.75J/gの関連融解エンタルピーとともに、112.3℃にピークを示した。一般的な方法に従って調製された触媒成分は、上述の一般的な重合方法に従ってテストされ、表1に示す結果を示した。
実施例2
139.16gの無水EtOHを含み、IKA RE 166攪拌機を備えた中空容器反応器に、室温において、0.3%の水分を含有する94.64gのMgCl2を攪拌しながら導入した。MgCl2の添加終了後、温度を125℃に上昇し、この値で3時間保持した。その後、1550cm3のOB55ワセリンオイルを導入し、温度を125℃に保持しながら、攪拌を1500rpmにし、この値で2分間保持した。この時間後、混合物をヘキサンを含む容器に投入し、攪拌しながら冷却して最終温度が12℃を超えないようにした。12時間後、回収したMgCl2・EtOH付加物の固体粒子をヘキサンで洗浄し、減圧下、40℃で乾燥した。回収したMgCl2・EtOH付加物の固体粒子をヘキサンで洗浄し、減圧下、40℃で乾燥した。成分分析により、59.2重量%のEtOH及び0.65%の水を含むことが示された。
DSCプロファイルは、98.7J/gの関連融解エンタルピーとともに、110.1℃にピークを示し、20.6J/gの関連融解エンタルピーとともに、93.3℃にピークを示した。一般的な方法に従って調製された触媒成分は、上述の一般的な重合方法に従ってテストされ、表1に示す結果を示した。
比較例1
115.3gのエタノールに2.95gの水を添加したことを変更して実施例1の手順を繰り返した。成分分析により、57.6重量%のEtOH及び1.65%の水を含むことが示された。DSCプロファイルは、97.6J/gの関連融解エンタルピーとともに、105.6℃にピークを示し、21.6J/gの関連融解エンタルピーとともに、76℃にピークを示した。一般的な方法に従って調製された触媒成分は、上述の一般的な重合方法に従ってテストされ、表1に示す結果を示した。
Figure 2005521730

Claims (23)

  1. 最高融解温度(Tm)ピークが109℃を超え、103J/g以下の関連融解エンタルピー(ΔH)を有するものであるDSCダイアグラムを特徴とするMgCl2・mEtO
    H(mは、2.5〜3.2である)付加物。
  2. 付加物の総重量の1重量%以下の水を含有する請求項1記載の付加物。
  3. 水分含量は、0.8重量%未満である請求項2記載の付加物。
  4. 水分含量は、0.6重量%未満である請求項3記載の付加物。
  5. 最高融解温度(Tm)ピークは、110℃を超える請求項1記載の付加物。
  6. 最高融解温度(Tm)ピークは、111℃を超える請求項5記載の付加物。
  7. 最高融解温度(Tm)ピークに関連する融解エンタルピーは、102J/g未満である請求項1記載の付加物。
  8. 最高融解温度(Tm)ピークに関連する融解エンタルピーは、97〜101J/gの範囲である請求項7記載の付加物。
  9. さらに、5°〜15°の2θ回折角度の範囲内において、3つの主要回折線が8.8±0.2°、9.4±0.2°及び9.8±0.2°の回折角度2θに存在し、最大強度回折線は、2θ=8.8±0.2°であり、その他の2つの回折線の強度は、最大強度回折線の強度の少なくとも0.2倍であるX線回折スペクトルを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の付加物。
  10. 回転楕円状粒子の形状である請求項1記載の付加物。
  11. 元素周期表のIV〜VI族の遷移金属化合物と前記請求項のいずれかに記載の付加物とを反応させることにより得られる生成物からなるオレフィンの重合のための触媒成分。
  12. 遷移金属は、式Ti(OR)ny-n(nは、0〜yに含まれる;yは、チタンの価数である;Xは、ハロゲンであり、Rは、炭素数1〜8のアルキル基又はCOR基である)のチタン化合物から選択される請求項11記載の触媒成分。
  13. チタン化合物は、TiCl3、TiCl4、Ti(OBu)4、Ti(OBu)Cl3、Ti(OBu)2Cl2、Ti(OBu)3Clから選択される請求項12記載の触媒成分。
  14. さらに、電子ドナー化合物を含む請求項11記載の触媒成分。
  15. 電子ドナーは、モノ若しくはポリカルボン酸のアルキル又はアリールエステルから選択される請求項14記載の触媒成分。
  16. 電子ドナーは、式:
    Figure 2005521730
    (式中、R、RI、RII、RIII、RIV及びRVは、互いに同一若しくは異なって、水素又は炭素数1〜18の炭化水素基であり、RVI及びRVIIは、互いに同一又は異なって、水素でないこと以外はR〜RVと同じ意味である;R〜RVIIのうち1つ以上は、結合して環を形成することができる)の1,3ジエーテルから選択される請求項14記載の触媒成分。
  17. 遷移金属化合物と反応する前に、付加物を脱アルコール化処理に供することを特徴とする請求項11記載のオレフィンの重合のための触媒成分。
  18. 部分脱アルコール化付加物は、1モルのMgCl2あたり0.1〜2.6モルのアルコールを含有する請求項18記載のオレフィンの重合のための触媒成分。
  19. 請求項11〜18の一つに記載の触媒成分を含むことにより得られた生成物、及び、アルミニウムアルキル化合物からなるオレフィンの重合のための触媒。
  20. アルミニウム化合物は、Al−トリアルキル化合物である請求項19記載のオレフィンの重合のための触媒。
  21. さらに、外部ドナーからなる請求項20記載のオレフィンの重合のための触媒。
  22. 外部ドナーは、式Ra 1b 2Si(OR3c(式中、a及びbは、0〜2の整数であり、cは、1〜3の整数であり、(a+b+c)の合計は、4である;R1、R2及びR3は、炭素数1〜18のアルキル、シクロアルキル又はアリール基である)を有し、Si−OR結合を少なくとも含むシラン化合物から選択される請求項21記載のオレフィンの重合のための触媒。
  23. 請求項19〜22のいずれかに記載の触媒の存在下で行う、式CH2=CHR(式中、Rは、水素又は炭素数1〜12の炭化水素基である)のオレフィンの重合方法。
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