JP2005503209A - カテーテルおよびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
生体、好ましくは人体の血管に、片手のみを用いて針および排管を挿入するための該針および排管を備えたカテーテルは、3つの独立した構造から構成されている。まず1つ目の構造は、前端に排管を接続し、後端に開口部を有した中空の円筒体であり、加えて、第2の構造または筐体と統合することができる誘導手段を備えている。排管は、上部、前部、後部が開口しており、該前端は、前端の長さの大部分を占める半円部分で前端と接続した針を備えている。湾曲して中空のピストン棒は、その略全長がその下部には連結部を備えたその上部にあるフラップおよびプッシャーとともに円筒体の内部に挿入される。
Description
【技術分野】
【0001】
カテーテルおよびその使用方法については、3つの部分から構成された装置を使用して行うものである。その3つの部分とは、排管と、ピストン棒と、針を備えた筐体とである。これらの部分から構成された本発明に係るカテーテルは、片手で使用することが可能である。すなわち、片手による1回目の操作で、針および排管を血管や中空の内蔵などの所望の箇所に挿入することができ、外部と内部装置構成との間の接触がなく操作の衛生状態を確保し、感染の防止または、血管や体内に空気が混入するような混入物の伝達を防止する。
【0002】
本発明の装置および使用方法は、採血または他の体液の採取、投薬等に用いられるほか、生体内、好ましくは人体内への液物(fluid products)の静脈注射に関する医学または獣医学分野に対する適用が特に期待できる。
【背景技術】
【0003】
従来より、生体および、静脈血管、特に血清に対して液成分を提供するため、危険性を最小限に抑えて針を挿入する技術に関しては、様々なカテーテルおよび、類似する装置が存在する。
【0004】
ルーサーメディカルプロダクト株式会社(Luther Medical Products, Inc.)の米国特許番号US 4,950,252は、針と、カテーテルと、本体部に針が挿入してその針を保護する装置との連結装置について開示している。上記本体部は、片手で保持でき、排管は該本体部に組み込まれている。この排管には、上記本体部に接続された針が同じく挿入されている。この装置は、片手で針と排管が生体内に挿入されても、該針と排管がともに静脈血管に挿入されたのか、反対に、静脈血管に挿入するための穿孔が再度必要なのかを確認することができない。針は、本体部に挿入され、静脈血管に正確に挿入されたかを確認せず挿入されると、排管の内部および本体部から抜かれ、該本体部の上部にある、針と接続したフラップが後方に移動する。もし排管が正確に挿入され、針が引き抜かれると、排管が本体部から分離し、次に、導入する液体が含まれる受容体が接続された注入装置が、排管の自由端に接続される。
【0005】
この装置および、市場に流通する類似品の最大の問題点は、以下の点である。それは、排管が液成分と接するときに、針が、外部すなわち空気にさらされるということである。これは、結果として静脈血管に対して空気混入の危険性を生じさせ、かつ、空気と接触することによって血流が汚染される危険性が生じる。もう一つの欠点は、穿孔するとき、すなわち、針および排管を挿入するときに、排管が所望の箇所に挿入されたか否かを判断することができず、所望の箇所を越えた場合は、新たに穿孔することになるということである。
【0006】
上述したものに類似し、F. H. フォールディング株式会社(F. H. Faulding & Co. Limited)の米国特許5,456,668に開示された装置として、本体が挿入された後も、針が排管とともに本体内に格納されている機構の装置である。この装置も、上述した装置と同様に欠点がある。
【0007】
本発明は、静脈血管内に排管を挿入するために用いられる針および、その後の針の引き抜きに関して、新たな特徴を有している。本願において開示されるものに先駆けて開示された、スティーブン L. マーベリー(Steven L. Marbry)の米国特許4,354,491に開示された針は、連続した溝が、内部に排管が挿入された針の完全長に沿ってみられるものであり、上記針は、排管の、本体部に挿入される側とは反対側の端の開口部(a widening)を介して引き込まれる。針の構造は、針の中の排管が、使用者が望むまで所定の位置から移動しないようなっているが、本発明に係る針の構造は、これと同じ機能を、より簡易的に得ることができ、また、より効果的な構成と特徴を得ることが出来る。
【0008】
現在の一般的な使用機構に関しては、基本的に、プラスチック排管の内部の中空の針を挿入するものであり、該プラスチック排管は、挿入される側とは反対側に、デポジット(deposit)のような透明体または半透明体を備えている。針と排管が所望の箇所に挿入されると、正確な箇所に挿入されているかを確認する。この確認とは、カテーテルの背面部の透明体または半透明体を観察することによって行われ、もしそこが血液で満たされる場合は、刺した箇所において針を通じて排管を挿入する。その後は、排管を残して針を引き抜く。これに続いて、カテーテルの末端を、液成分を備えた受容体と接続した注入器具に接続するものである。
【0009】
この装置は、上述したように針先の正確位置を把握することが不可能であるという欠点をもち、それゆえ、カテーテル本体の後部に血液または液体が含まれていても、それは本体の所望の位置に針先が永久に配置されるということではない。上述したようなことが生じると、プラスチック排管を操作の重大な失態および、その繰り返しで挿入できなくなった生体は、大出血、血腫、静脈破裂、感染等を引き起こすことになる。
【0010】
この装置には、もう一つの欠点がある。それは、排管が生体内に正確に挿入される場合であっても、針が引き抜かれる際に、プラスチック排管の後部および、針内部の血液が汚染手段、すなわち空気と接触することによって、衛生状態および、汚染の可能性とそれに続く感染の可能性、並びに空気の混入(これは空気塞栓症を引き起こす)が引き起こるということである。
【0011】
以下に、19図とともに詳細な説明を記載しており、本発明がさらに理解されるであろう。しかしながら、以下の本発明の好ましい実施形態を示した詳細な説明および図は、本発明の範囲を限定するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に係るカテーテルは、これを形成する上述した3つの独立した要素または部分を組み合わせる(統合させる)ことによって構成されるものであり、挿入した後に、液成分の提供または内部からの液体の採取を行うための箇所を正確に特定することができる。
【0013】
個々の要素または部分としては、患部(患者)に挿入される排管が接続した円筒体と、上記の円筒体の長さに沿って移動し、その後に注入器具のための接続部を有するプラスチック管に繋がれるピストン棒と、針を備え、上記の円筒体が直線的に移動する円筒型の筐体とで構成されている。円筒体は筐体に挿入され、該円筒体の外部に設けられたガイドと、これに咬合する筐体内部のトラックとを通じて、筐体の長さ方向に沿って移動することができる。ピストン棒は、円筒体の内部に配置されており、その端には、注入器具に接続されて、後に提供受容体(the supply recipient)に接続されるプラスチック管を備えることができる。円筒体に接続された排管は、針の内部に配置している。針は、一部を除いて連続して直径に沿って水平に切り取られている。一部とは、針の前部における、上記のように水平に切り取られているところよりも高く壁が揚げられる箇所、すなわち湾曲こぶ(a curve hump)のような箇所のことである。
【0014】
カテーテルを形成する要素を統合すると、カテーテルは片手で使用することができる。親指でカテーテルの片側を保持し、人差し指をピストン棒に接続したフラップにおき、他の指を親指が保持している側とは反対側で保持することによってカテーテルを使用することができる。使用する前には、受容液体に既に接続された全ての要素をパージすることができる。カテーテルを使用するためには、針−排管統合体が所望の領域に挿入され、排管および針が生体の中に正確に挿入されているかを確認するために、人差し指の動作でフラップを押すことによってピストン棒とともに僅かに吸引する。これによって、もし所望の箇所に挿入されている場合は、円筒体は血液または生体からの体液によって満たされることになる。適切な箇所に挿入されていることが確認できたら、再び穿孔する必要がないので、さらに痛みを与えることもなく、また患部をこれ以上傷つけることもない。“静脈箇所検出(in vein placement detection)”機構のためには、フラップを同じ人差し指で押すことによって生体内への排管の移動を起こす。排管が生体内に挿入されると、針を備えた筐体は生体内から除かれ、結果として溝のついた開口部が排管と針との分離を可能にし、排管のみが静脈内部に残り、円筒体およびピストン棒は患者の腕の外側において支えとなっている。
【0015】
提供受容体とピストン棒の後端との間の遮断栓(shutoff cock)を開栓することによって、装置内部の空気が患者に混入する危険性はなく、また機構は操作の開始からパージされていることから、空気と接触することによる感染の危険もなく、必要な液成分を患者に提供することができる。
【0016】
図1には、本発明に係るカテーテルの全ての構成要素を示しており、これらは統合される前の状態である。統合される前は、カテーテルは3つの独立した構造を備えている。円筒体10と接続して患者に挿入される排管30を備えた円筒体10と、円筒体10内部に挿入されて該円筒体10の長さ方向に移動する、その末端に密閉目的のゴム22を備えたピストン棒20と、円筒体10および排管30が直線的に移動する、針50が接続した円筒型の筐体40とから構成されている。
【0017】
まず、上記円筒体10は、中空であり後部に開口部を有している。円筒体10は、排管30が円筒体10と接続する前部傾斜末端12から3つの異なる部分を備えている。上記排管30の内部もまた中空であり、円筒体10の中空内部と接続している。上記円筒体10には、その両側にそれぞれトラック11が設けられており、筐体40の内側に設けられたガイド41をスライドするようになっている。排管30の前端部、すなわち円筒体10と接続した側とは反対側には、前端部の自由端の形を決める2つの交差面が設けられており、排管30は、一方向に傾斜する上面31と、別方向に傾斜する下面32とを有しており、針50の傾斜と一致し、該針50が下面32よりも先に突出しないようになっている。
【0018】
円筒体10の内部に挿入し、スライドするピストン棒20には、貫通する穿孔23が設けられ、前端には同じく中空のゴム栓22が設けられている。ピストン棒20の円筒型の本体26とプッシャー27との間は、ピストン棒の後端にて接続し、かつ、プッシャー27に対して垂直にプッシャー27の前端に設けられたフラップ21の補助で、ピストン棒20が、円筒体10の長さ方向に移動するようになっている。上記円筒型の本体26とプッシャー27との間には、窪みまたは空間があり、これにより、円筒体10を挿入しピストン棒20が円筒体10内に留まることができる。ピストン棒20の後部には、患者に液体を提供するための屈曲性の管24を備えている。管24は、その末端において連結部25を介して、血清のような液成分を含む受容体と連結した注入器具または、別の液体と接続している。
【0019】
3つ目の構造は、円筒体10のトラック11を留めるガイド41を備えた本体部、すなわち筐体40である。筐体40は、円筒型の本体および、リム(a rim)または突起42から構成されている。上記筐体40は、前部および後部と同じように上面を開口しており、上記リムまたは突起42は、筐体40の後部に備えられ、カテーテルの操作、特に後方への移動において円筒体10からピストン棒20が飛び出すことを防いでいる。さらに、筐体40には、その長さ方向の略半分を占める針50が設けられている。この針50は、以下の2つの形態を採用することができる。第1の構造は、針50の先端付近に設けられたこぶ(a hump)51である。こぶ51は、針の前部に向けて傾斜する傾斜部52で、半円形の針50を略円形にするような形になり、さらに傾斜部52の先には、傾斜した先端53にて終わるように水平領域54がある形態である。第2の形態は、こぶ55の傾斜部56が針50の先端である、または先端56と一致している形態である。
【0020】
カテーテルを形成するための統合とは、円筒体10の内部にピストン棒20を挿入し、その後円筒体10の外側のトラック11と筐体40の内側のガイド41を合わせるという非常に簡単なものである。円筒体10が筐体40の内部に挿入されると、円筒体10に接続した排管30は、針50および針50のこぶ51によって規定された空間内にあることになり、排管30の上面31の傾斜は、針(自由傾斜末端)53と一致する。従ってこぶ51は、排管30が針50に対して垂直に移動しないようにしている。
【0021】
カテーテルの使用方法は、その構造からも、汚染や、感染や、空気の混入の危険性はなく、片手のみで操作することができる。必要に応じて、全ての構成要素をパージすることができる。パージするためには、血清瓶(the serum bottle)を注入器具および連結部25に連結し、その後、注入器具の閉塞栓を開け、全ての構成要素をパージする。カテーテルを保持するために、親指71は筐体40の片側に配置し、人差し指72はフラップ21の後部およびプッシャー27を支持し、その他の指は筐体40の親指71が配置された側とは反対側に配置される。装置が統合されると、針50に支持された排管30を患者に導入するためにカテーテルを傾ける。導入するためには、まず、排管30の上面31と傾斜が同じ針50の先を導入するところから始まる。上記上面31と針50の先端とは、領域33を形成しており、これにより、患者へのこれらの導入を円滑にしている。針50および排管30の導入されると、これらは表皮を通過して、皮下組織61を通過して、排管30が導入されるところである静脈62の壁に達する。そうするためには、静脈62の壁を越えて、針の先端53および排管30の前端31を静脈内63に僅かに挿入する。この先端が静脈内63に導入されると、排管30の先端が静脈を完全に通り過ぎて排管30が誤った箇所に挿入される場合があるため、排管30が静脈内63に挿入されているか否かを確認する必要がある。
【0022】
上述した箇所に正しく挿入されたことを確認するためには、人差し指72をフラップ21の背面ではなくフラップ21の前部を支持し、人差し指72を外すことにより、スライド素子(プッシャー)27は後方へ移動し、これによって、静脈内63から対応する血液が吸引される。吸引される血液は、排管30の内部を通って円筒体10の前部傾斜部12によって規定された円筒体10の室13に流入する。円筒体10およびピストン棒20を半透明な材質を用いることによって、使用者に、血液が室13に流入したか否かを確認することができ、静脈内63に針50および排管30の先端が挿入されたことを確かめることができる。すなわち、正確な位置に排管30の挿入を完了したことを確認することができる。
【0023】
排管30の挿入を続けるには、人差し指72の位置を、フラップ21の後部およびプッシャー27を支持するように再び変える。そして、フラップ21を前方(静脈63の方向)へ押す。これにより、円筒体−ピストン棒統合体がガイド41とトラック11における筐体40に対してスライドを起こしたのと同じく、排管30が、針50の先端に対して、静脈63の方向へのスライドを引き起こす。
【0024】
排管30が静脈63の中に挿入されると、針50は静脈63から引き抜かれる。そうするためには、筐体40は、排管30が静脈63に確実に留まるように注意を払いながら後方に引かれる。排管30が逸れないようにするための湾曲した***51を有する針50の前端は、屈曲性のある材料からなる排管30の僅かな変形により、針50の2つの***して湾曲した壁51の間にある隙間から突出することによって排管30から外される。
【0025】
排管30が静脈63に挿入され、円筒体−ピストン棒10−20統合体は患者の体に固定されると、注入器具に配置され、管24に連結した閉塞栓(図示せず)は開栓され、容器から液体、例えば血清が患者の体に流入する。患者の体に固定されている際に、患者がピストン棒を操作することを防止するために、僅かな指圧によりプッシャー27からフラップ21を分離することも可能である。
【0026】
この装置の変形例としては、管24を用いることなく、ピストン棒の末端と連結する連結器25を有する、上述したものよりも長いピストン棒が備えられた構成となっている。他の構成要素の配置は、上述したものと同じである。
【0027】
本実施の形態とは別の変形例として、ここでは、カテーテルの針87および排管89を使用したカテーテルを説明する。このカテーテルは、特定の構造(a particular design)の構成要素を製造する必要がなく、排管89の内部に挿入された針87を使用する構成である。ここで用いている装置は、機能的には、排管が所定の箇所に挿入されたか否かを確認するための吸引を必ずしも必要なかった上述したカテーテルと類似しているが、これは異なり、排管89が静脈63の内部に挿入されたことを確認するためにピストン棒で液体または血液を吸引することができる。
【0028】
このため装置には、その上部にいくつかのガイド85を備えた円筒型の本体80が、プッシャー部を格納するように構成されている。上記プッシャー部は、側面84上にトラックを有する本体部およびフラップ83が形成されている。円筒型の本体80の内部には、スライド素子84に支持された壁81によって後部に規定されたピストン棒91がある。円筒型の本体80には、円筒体80からピストン棒91が飛び出ることを防ぐためのリム82が後端に設けられている。円筒体80の後部には、円錐体86を通して円筒体と接続した針87が備えられている。この針87は排管89の内部に備えられ、排管89は、円筒体80の円錐体における排管89の円錐体88の導入のために、円筒体80に固定される。
【0029】
静脈に排管89および針87がそうにゅうされ、それらが所定の箇所に挿入されているかを、フラップ83を引いて血液を吸引することによって確認した後における、変形例のカテーテルと上述したカテーテルとの機能的な違いは以下の通りである。すなわち、これらの操作に続いて針および円筒体を完全に引き抜くと、排管がその円錐体88を通じて外部環境に対して開放された状態を強いられる。これは患者に対して汚染の危険性をもつ結果となる。この危険を低減するためには、患者の体に例えば血清を流入させる際に可能な限りすばやく、排管の先端90に管を連結させることが必要となる。
【0030】
上述した構成は本発明の一例であり、実際に本発明は、細かな部分にて上述した実施形態と異なる形態においても実行されるものである。したがって本発明は、一例として上述したものと異なっていても特許請求の範囲に含まれるものであれば、最適な方法や材質、最適な付属品、技術的に同等な範囲において構成要素を変更することにともなう、形や大きさの違うものであってもすべて本発明の範囲である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1は、カテーテルの構成要素の分解透視図および、針の自由端の2つの可能な形態について示した図である。
【図2】図2は、カテーテルの構成要素のうち統合する前の2つを示す透視図である。
【図3】図3は、使用できる状態のカテーテルの透視図と、針の詳細を示す図である。
【図4】図4は、患者の体内にカテーテルを挿入した場合の断面図であり、静脈に針/排管が挿入されている状態を示した拡大図である。
【図5】図5は、カテーテルの排管および針が静脈に挿入され、血液が吸引されている状態を示す断面図である。
【図6】図6は、カテーテルの排管が静脈にある状態を示す断面図である。
【図7】図7は、カテーテルの排管が静脈に挿入し、針が引き抜かれている状態を示す断面図である。
【図8】図8は、カテーテルの針が既に引き抜かれ、静脈への排管の挿入が完了している状態を示す断面図である。
【図9】図9は、図3に示した針をA−B面で切断した断面図である。
【図10】図10は、針と排管の拡大図である。
【図11】図11は、図10の前面からみた図である。
【図12】図12は、針と排管の平面図である。
【図13】図13は、図10に示した針をC−D面で切断した断面図である。
【図14】図14は、図10に示した針をE−F面で切断した断面図である。
【図15】図15は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態を示す分解透視図である。
【図16】図16は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態であり、構成要素のうち統合する前の2つを示す透視図である。
【図17】図17は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態であり、使用できる状態のカテーテルの透視図と、針の詳細を示す図である
【図18】図18は、本発明に係るカテーテルの別の実施形態であり、針が排管に挿入されている状態を示す図である。
【図19】図19は、図18に示すカテーテルの断面図である。
【0001】
カテーテルおよびその使用方法については、3つの部分から構成された装置を使用して行うものである。その3つの部分とは、排管と、ピストン棒と、針を備えた筐体とである。これらの部分から構成された本発明に係るカテーテルは、片手で使用することが可能である。すなわち、片手による1回目の操作で、針および排管を血管や中空の内蔵などの所望の箇所に挿入することができ、外部と内部装置構成との間の接触がなく操作の衛生状態を確保し、感染の防止または、血管や体内に空気が混入するような混入物の伝達を防止する。
【0002】
本発明の装置および使用方法は、採血または他の体液の採取、投薬等に用いられるほか、生体内、好ましくは人体内への液物(fluid products)の静脈注射に関する医学または獣医学分野に対する適用が特に期待できる。
【背景技術】
【0003】
従来より、生体および、静脈血管、特に血清に対して液成分を提供するため、危険性を最小限に抑えて針を挿入する技術に関しては、様々なカテーテルおよび、類似する装置が存在する。
【0004】
ルーサーメディカルプロダクト株式会社(Luther Medical Products, Inc.)の米国特許番号US 4,950,252は、針と、カテーテルと、本体部に針が挿入してその針を保護する装置との連結装置について開示している。上記本体部は、片手で保持でき、排管は該本体部に組み込まれている。この排管には、上記本体部に接続された針が同じく挿入されている。この装置は、片手で針と排管が生体内に挿入されても、該針と排管がともに静脈血管に挿入されたのか、反対に、静脈血管に挿入するための穿孔が再度必要なのかを確認することができない。針は、本体部に挿入され、静脈血管に正確に挿入されたかを確認せず挿入されると、排管の内部および本体部から抜かれ、該本体部の上部にある、針と接続したフラップが後方に移動する。もし排管が正確に挿入され、針が引き抜かれると、排管が本体部から分離し、次に、導入する液体が含まれる受容体が接続された注入装置が、排管の自由端に接続される。
【0005】
この装置および、市場に流通する類似品の最大の問題点は、以下の点である。それは、排管が液成分と接するときに、針が、外部すなわち空気にさらされるということである。これは、結果として静脈血管に対して空気混入の危険性を生じさせ、かつ、空気と接触することによって血流が汚染される危険性が生じる。もう一つの欠点は、穿孔するとき、すなわち、針および排管を挿入するときに、排管が所望の箇所に挿入されたか否かを判断することができず、所望の箇所を越えた場合は、新たに穿孔することになるということである。
【0006】
上述したものに類似し、F. H. フォールディング株式会社(F. H. Faulding & Co. Limited)の米国特許5,456,668に開示された装置として、本体が挿入された後も、針が排管とともに本体内に格納されている機構の装置である。この装置も、上述した装置と同様に欠点がある。
【0007】
本発明は、静脈血管内に排管を挿入するために用いられる針および、その後の針の引き抜きに関して、新たな特徴を有している。本願において開示されるものに先駆けて開示された、スティーブン L. マーベリー(Steven L. Marbry)の米国特許4,354,491に開示された針は、連続した溝が、内部に排管が挿入された針の完全長に沿ってみられるものであり、上記針は、排管の、本体部に挿入される側とは反対側の端の開口部(a widening)を介して引き込まれる。針の構造は、針の中の排管が、使用者が望むまで所定の位置から移動しないようなっているが、本発明に係る針の構造は、これと同じ機能を、より簡易的に得ることができ、また、より効果的な構成と特徴を得ることが出来る。
【0008】
現在の一般的な使用機構に関しては、基本的に、プラスチック排管の内部の中空の針を挿入するものであり、該プラスチック排管は、挿入される側とは反対側に、デポジット(deposit)のような透明体または半透明体を備えている。針と排管が所望の箇所に挿入されると、正確な箇所に挿入されているかを確認する。この確認とは、カテーテルの背面部の透明体または半透明体を観察することによって行われ、もしそこが血液で満たされる場合は、刺した箇所において針を通じて排管を挿入する。その後は、排管を残して針を引き抜く。これに続いて、カテーテルの末端を、液成分を備えた受容体と接続した注入器具に接続するものである。
【0009】
この装置は、上述したように針先の正確位置を把握することが不可能であるという欠点をもち、それゆえ、カテーテル本体の後部に血液または液体が含まれていても、それは本体の所望の位置に針先が永久に配置されるということではない。上述したようなことが生じると、プラスチック排管を操作の重大な失態および、その繰り返しで挿入できなくなった生体は、大出血、血腫、静脈破裂、感染等を引き起こすことになる。
【0010】
この装置には、もう一つの欠点がある。それは、排管が生体内に正確に挿入される場合であっても、針が引き抜かれる際に、プラスチック排管の後部および、針内部の血液が汚染手段、すなわち空気と接触することによって、衛生状態および、汚染の可能性とそれに続く感染の可能性、並びに空気の混入(これは空気塞栓症を引き起こす)が引き起こるということである。
【0011】
以下に、19図とともに詳細な説明を記載しており、本発明がさらに理解されるであろう。しかしながら、以下の本発明の好ましい実施形態を示した詳細な説明および図は、本発明の範囲を限定するものではない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に係るカテーテルは、これを形成する上述した3つの独立した要素または部分を組み合わせる(統合させる)ことによって構成されるものであり、挿入した後に、液成分の提供または内部からの液体の採取を行うための箇所を正確に特定することができる。
【0013】
個々の要素または部分としては、患部(患者)に挿入される排管が接続した円筒体と、上記の円筒体の長さに沿って移動し、その後に注入器具のための接続部を有するプラスチック管に繋がれるピストン棒と、針を備え、上記の円筒体が直線的に移動する円筒型の筐体とで構成されている。円筒体は筐体に挿入され、該円筒体の外部に設けられたガイドと、これに咬合する筐体内部のトラックとを通じて、筐体の長さ方向に沿って移動することができる。ピストン棒は、円筒体の内部に配置されており、その端には、注入器具に接続されて、後に提供受容体(the supply recipient)に接続されるプラスチック管を備えることができる。円筒体に接続された排管は、針の内部に配置している。針は、一部を除いて連続して直径に沿って水平に切り取られている。一部とは、針の前部における、上記のように水平に切り取られているところよりも高く壁が揚げられる箇所、すなわち湾曲こぶ(a curve hump)のような箇所のことである。
【0014】
カテーテルを形成する要素を統合すると、カテーテルは片手で使用することができる。親指でカテーテルの片側を保持し、人差し指をピストン棒に接続したフラップにおき、他の指を親指が保持している側とは反対側で保持することによってカテーテルを使用することができる。使用する前には、受容液体に既に接続された全ての要素をパージすることができる。カテーテルを使用するためには、針−排管統合体が所望の領域に挿入され、排管および針が生体の中に正確に挿入されているかを確認するために、人差し指の動作でフラップを押すことによってピストン棒とともに僅かに吸引する。これによって、もし所望の箇所に挿入されている場合は、円筒体は血液または生体からの体液によって満たされることになる。適切な箇所に挿入されていることが確認できたら、再び穿孔する必要がないので、さらに痛みを与えることもなく、また患部をこれ以上傷つけることもない。“静脈箇所検出(in vein placement detection)”機構のためには、フラップを同じ人差し指で押すことによって生体内への排管の移動を起こす。排管が生体内に挿入されると、針を備えた筐体は生体内から除かれ、結果として溝のついた開口部が排管と針との分離を可能にし、排管のみが静脈内部に残り、円筒体およびピストン棒は患者の腕の外側において支えとなっている。
【0015】
提供受容体とピストン棒の後端との間の遮断栓(shutoff cock)を開栓することによって、装置内部の空気が患者に混入する危険性はなく、また機構は操作の開始からパージされていることから、空気と接触することによる感染の危険もなく、必要な液成分を患者に提供することができる。
【0016】
図1には、本発明に係るカテーテルの全ての構成要素を示しており、これらは統合される前の状態である。統合される前は、カテーテルは3つの独立した構造を備えている。円筒体10と接続して患者に挿入される排管30を備えた円筒体10と、円筒体10内部に挿入されて該円筒体10の長さ方向に移動する、その末端に密閉目的のゴム22を備えたピストン棒20と、円筒体10および排管30が直線的に移動する、針50が接続した円筒型の筐体40とから構成されている。
【0017】
まず、上記円筒体10は、中空であり後部に開口部を有している。円筒体10は、排管30が円筒体10と接続する前部傾斜末端12から3つの異なる部分を備えている。上記排管30の内部もまた中空であり、円筒体10の中空内部と接続している。上記円筒体10には、その両側にそれぞれトラック11が設けられており、筐体40の内側に設けられたガイド41をスライドするようになっている。排管30の前端部、すなわち円筒体10と接続した側とは反対側には、前端部の自由端の形を決める2つの交差面が設けられており、排管30は、一方向に傾斜する上面31と、別方向に傾斜する下面32とを有しており、針50の傾斜と一致し、該針50が下面32よりも先に突出しないようになっている。
【0018】
円筒体10の内部に挿入し、スライドするピストン棒20には、貫通する穿孔23が設けられ、前端には同じく中空のゴム栓22が設けられている。ピストン棒20の円筒型の本体26とプッシャー27との間は、ピストン棒の後端にて接続し、かつ、プッシャー27に対して垂直にプッシャー27の前端に設けられたフラップ21の補助で、ピストン棒20が、円筒体10の長さ方向に移動するようになっている。上記円筒型の本体26とプッシャー27との間には、窪みまたは空間があり、これにより、円筒体10を挿入しピストン棒20が円筒体10内に留まることができる。ピストン棒20の後部には、患者に液体を提供するための屈曲性の管24を備えている。管24は、その末端において連結部25を介して、血清のような液成分を含む受容体と連結した注入器具または、別の液体と接続している。
【0019】
3つ目の構造は、円筒体10のトラック11を留めるガイド41を備えた本体部、すなわち筐体40である。筐体40は、円筒型の本体および、リム(a rim)または突起42から構成されている。上記筐体40は、前部および後部と同じように上面を開口しており、上記リムまたは突起42は、筐体40の後部に備えられ、カテーテルの操作、特に後方への移動において円筒体10からピストン棒20が飛び出すことを防いでいる。さらに、筐体40には、その長さ方向の略半分を占める針50が設けられている。この針50は、以下の2つの形態を採用することができる。第1の構造は、針50の先端付近に設けられたこぶ(a hump)51である。こぶ51は、針の前部に向けて傾斜する傾斜部52で、半円形の針50を略円形にするような形になり、さらに傾斜部52の先には、傾斜した先端53にて終わるように水平領域54がある形態である。第2の形態は、こぶ55の傾斜部56が針50の先端である、または先端56と一致している形態である。
【0020】
カテーテルを形成するための統合とは、円筒体10の内部にピストン棒20を挿入し、その後円筒体10の外側のトラック11と筐体40の内側のガイド41を合わせるという非常に簡単なものである。円筒体10が筐体40の内部に挿入されると、円筒体10に接続した排管30は、針50および針50のこぶ51によって規定された空間内にあることになり、排管30の上面31の傾斜は、針(自由傾斜末端)53と一致する。従ってこぶ51は、排管30が針50に対して垂直に移動しないようにしている。
【0021】
カテーテルの使用方法は、その構造からも、汚染や、感染や、空気の混入の危険性はなく、片手のみで操作することができる。必要に応じて、全ての構成要素をパージすることができる。パージするためには、血清瓶(the serum bottle)を注入器具および連結部25に連結し、その後、注入器具の閉塞栓を開け、全ての構成要素をパージする。カテーテルを保持するために、親指71は筐体40の片側に配置し、人差し指72はフラップ21の後部およびプッシャー27を支持し、その他の指は筐体40の親指71が配置された側とは反対側に配置される。装置が統合されると、針50に支持された排管30を患者に導入するためにカテーテルを傾ける。導入するためには、まず、排管30の上面31と傾斜が同じ針50の先を導入するところから始まる。上記上面31と針50の先端とは、領域33を形成しており、これにより、患者へのこれらの導入を円滑にしている。針50および排管30の導入されると、これらは表皮を通過して、皮下組織61を通過して、排管30が導入されるところである静脈62の壁に達する。そうするためには、静脈62の壁を越えて、針の先端53および排管30の前端31を静脈内63に僅かに挿入する。この先端が静脈内63に導入されると、排管30の先端が静脈を完全に通り過ぎて排管30が誤った箇所に挿入される場合があるため、排管30が静脈内63に挿入されているか否かを確認する必要がある。
【0022】
上述した箇所に正しく挿入されたことを確認するためには、人差し指72をフラップ21の背面ではなくフラップ21の前部を支持し、人差し指72を外すことにより、スライド素子(プッシャー)27は後方へ移動し、これによって、静脈内63から対応する血液が吸引される。吸引される血液は、排管30の内部を通って円筒体10の前部傾斜部12によって規定された円筒体10の室13に流入する。円筒体10およびピストン棒20を半透明な材質を用いることによって、使用者に、血液が室13に流入したか否かを確認することができ、静脈内63に針50および排管30の先端が挿入されたことを確かめることができる。すなわち、正確な位置に排管30の挿入を完了したことを確認することができる。
【0023】
排管30の挿入を続けるには、人差し指72の位置を、フラップ21の後部およびプッシャー27を支持するように再び変える。そして、フラップ21を前方(静脈63の方向)へ押す。これにより、円筒体−ピストン棒統合体がガイド41とトラック11における筐体40に対してスライドを起こしたのと同じく、排管30が、針50の先端に対して、静脈63の方向へのスライドを引き起こす。
【0024】
排管30が静脈63の中に挿入されると、針50は静脈63から引き抜かれる。そうするためには、筐体40は、排管30が静脈63に確実に留まるように注意を払いながら後方に引かれる。排管30が逸れないようにするための湾曲した***51を有する針50の前端は、屈曲性のある材料からなる排管30の僅かな変形により、針50の2つの***して湾曲した壁51の間にある隙間から突出することによって排管30から外される。
【0025】
排管30が静脈63に挿入され、円筒体−ピストン棒10−20統合体は患者の体に固定されると、注入器具に配置され、管24に連結した閉塞栓(図示せず)は開栓され、容器から液体、例えば血清が患者の体に流入する。患者の体に固定されている際に、患者がピストン棒を操作することを防止するために、僅かな指圧によりプッシャー27からフラップ21を分離することも可能である。
【0026】
この装置の変形例としては、管24を用いることなく、ピストン棒の末端と連結する連結器25を有する、上述したものよりも長いピストン棒が備えられた構成となっている。他の構成要素の配置は、上述したものと同じである。
【0027】
本実施の形態とは別の変形例として、ここでは、カテーテルの針87および排管89を使用したカテーテルを説明する。このカテーテルは、特定の構造(a particular design)の構成要素を製造する必要がなく、排管89の内部に挿入された針87を使用する構成である。ここで用いている装置は、機能的には、排管が所定の箇所に挿入されたか否かを確認するための吸引を必ずしも必要なかった上述したカテーテルと類似しているが、これは異なり、排管89が静脈63の内部に挿入されたことを確認するためにピストン棒で液体または血液を吸引することができる。
【0028】
このため装置には、その上部にいくつかのガイド85を備えた円筒型の本体80が、プッシャー部を格納するように構成されている。上記プッシャー部は、側面84上にトラックを有する本体部およびフラップ83が形成されている。円筒型の本体80の内部には、スライド素子84に支持された壁81によって後部に規定されたピストン棒91がある。円筒型の本体80には、円筒体80からピストン棒91が飛び出ることを防ぐためのリム82が後端に設けられている。円筒体80の後部には、円錐体86を通して円筒体と接続した針87が備えられている。この針87は排管89の内部に備えられ、排管89は、円筒体80の円錐体における排管89の円錐体88の導入のために、円筒体80に固定される。
【0029】
静脈に排管89および針87がそうにゅうされ、それらが所定の箇所に挿入されているかを、フラップ83を引いて血液を吸引することによって確認した後における、変形例のカテーテルと上述したカテーテルとの機能的な違いは以下の通りである。すなわち、これらの操作に続いて針および円筒体を完全に引き抜くと、排管がその円錐体88を通じて外部環境に対して開放された状態を強いられる。これは患者に対して汚染の危険性をもつ結果となる。この危険を低減するためには、患者の体に例えば血清を流入させる際に可能な限りすばやく、排管の先端90に管を連結させることが必要となる。
【0030】
上述した構成は本発明の一例であり、実際に本発明は、細かな部分にて上述した実施形態と異なる形態においても実行されるものである。したがって本発明は、一例として上述したものと異なっていても特許請求の範囲に含まれるものであれば、最適な方法や材質、最適な付属品、技術的に同等な範囲において構成要素を変更することにともなう、形や大きさの違うものであってもすべて本発明の範囲である。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】図1は、カテーテルの構成要素の分解透視図および、針の自由端の2つの可能な形態について示した図である。
【図2】図2は、カテーテルの構成要素のうち統合する前の2つを示す透視図である。
【図3】図3は、使用できる状態のカテーテルの透視図と、針の詳細を示す図である。
【図4】図4は、患者の体内にカテーテルを挿入した場合の断面図であり、静脈に針/排管が挿入されている状態を示した拡大図である。
【図5】図5は、カテーテルの排管および針が静脈に挿入され、血液が吸引されている状態を示す断面図である。
【図6】図6は、カテーテルの排管が静脈にある状態を示す断面図である。
【図7】図7は、カテーテルの排管が静脈に挿入し、針が引き抜かれている状態を示す断面図である。
【図8】図8は、カテーテルの針が既に引き抜かれ、静脈への排管の挿入が完了している状態を示す断面図である。
【図9】図9は、図3に示した針をA−B面で切断した断面図である。
【図10】図10は、針と排管の拡大図である。
【図11】図11は、図10の前面からみた図である。
【図12】図12は、針と排管の平面図である。
【図13】図13は、図10に示した針をC−D面で切断した断面図である。
【図14】図14は、図10に示した針をE−F面で切断した断面図である。
【図15】図15は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態を示す分解透視図である。
【図16】図16は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態であり、構成要素のうち統合する前の2つを示す透視図である。
【図17】図17は、本発明に係るカテーテルの他の実施形態であり、使用できる状態のカテーテルの透視図と、針の詳細を示す図である
【図18】図18は、本発明に係るカテーテルの別の実施形態であり、針が排管に挿入されている状態を示す図である。
【図19】図19は、図18に示すカテーテルの断面図である。
Claims (18)
- 後端が開口し、前端に排管(cannula)(30)が接続した、誘導手段(11)を有した中空円筒体(10)と、
上部にフラップ(21)およびプッシャー(27)を備え、連結部(25)に備えられたプラスチック管(24)を後端に備えた、その長さの全長に渡って穿孔した中空のピストン棒(20)とを備え、
加えて、上部、前部、後部が開口し、かつ、半円部分を長さの略全長に渡って有した針(50)がその前端と接続した、誘導手段(41)を有した筐体(40)を備え、
該ピストン棒(20)が該円筒体(10)内部に挿入され、該円筒体(10)が誘導手段(11,41)によって該筐体(40)と咬合し、該排管(30)が該針(50)内に挿入されることにより、上記の3つの独立した構成要素が組み立てられる
生体に、好ましくは人体の血管に、片手のみで挿入することができる、針(50)および排管(30)を備えた型のカテーテル。 - 円筒体(10)の壁が挿入できるようにピストン棒(20)の湾曲した上面とプッシャー(27)の下側との間に窪み(cavity)または空間(empty space)を残して、ピストン棒(20)の端にその後部が接続するプッシャー(27)の前端に、該プッシャー(27)に対して垂直なフラップ(21)を備え、
ピストン棒(20)は、プッシャー(27)およびフラップ(21)が円筒体(10)の外側に位置するように、円筒体(10)の内部に格納されることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。 - ピストン棒(20)の前部に、円筒体(10)に対して完全な(hermetically)密閉状態を提供するための穿孔された(23)ゴム栓(22)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- フラップ(21)は、僅かな指圧によってプッシャー(27)から引くことができることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 誘導手段(11,41)は、ガイド(guides)(41)およびトラック(tracks)(11)から構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 筐体(40)は、ピストン棒(20)が後方へ移動することを制限するためのリム(rim)または突起(42)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 連結部(25)システム(system)は、プラスチック管(24)の末端に配置でき、上記プラスチック管(24)は、ピストン棒(20)の穿孔の延長であることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 針(50)は、その前部に、略円形となりそうなところまで湾曲する壁(51)を有した半円部分ではない領域を備え、かつ、針(51)の半円部分から略円形となる部分までの間で***および降下(52)を構成している斜面(inclined planes)を備え、降下する面(52)は、針(50)の自由傾斜端(the free inclined end)(53)にて終わる水平領域(horizontal span)(54)に続く構成であることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 針(50)は、その前部に、略円形となりそうなところまで湾曲する壁(51)を有した半円部分ではない領域を備え、かつ、針(51)の半円部分から略円形となる部分までの間で***および降下(52)を構成している斜面(inclined planes)を備え、その降下する面(52)は、針(50)の自由傾斜端の斜面(56)に一致することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 排管30の自由端は、該自由端の形を規定する交差面(crossed planes)(31,32)を備え、
上面(31)は、針(50)の自由傾斜端と同じ傾斜を有し、
別の方向に傾斜している下面(32)は、排管(30)が針(50)よりも先に突出することを防止するために備えられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。 - 3つの構成要素(10,20,40)を組立て、
使用する前にパージング(purging)し、
カテーテルの取り扱いを確認し、
生体の所望の箇所(63)に針(50)および排管(30)を挿入し、
針(50)および排管(30)が生体の所望の箇所(63)内部に挿入されているかを確認し、
生体の所望の箇所(63)に排管(30)を誘導し、
針(50)および筐体(40)を引き抜く
ステップを含むことを特徴とする上記したカテーテルの使用方法。 - 使用者は、カテーテルの側面を親指(71)で支持し、人差し指(72)は、操作に沿ってピストン棒(20)のフラップ(21)の前部または背面を支持し、他の指は親指(71)が支持している側とは反対側を支持することを特徴とする請求項11に記載のカテーテルの使用方法。
- 使用者は、液体を吸引するために、および、生体の所望の箇所(63)に排管(30)が位置しているかを確認するために、ピストン棒(20)におけるプッシャー(27)のフラップ(21)を、人差し指によって後方に移動させることを特徴とする請求項11に記載のカテーテルの使用方法。
- 所望の箇所に排管(30)を挿入するために、使用者は、ピストン棒(20)のフラップ(21)を人差し指(72)で前方へ押すことによって、筐体(40)および針(50)に対して円筒体(10)および排管(30)を、誘導手段(11,41)を介して移動することを特徴とする請求項11に記載のカテーテルの使用方法。
- 排管(30)が生体の所望の箇所(63)に挿入されると、針(50)および筐体(40)は引き抜かれることを特徴とする請求項11から14の何れか1項に記載のカテーテルの使用方法。
- 円筒体およびピストン棒が、同一の本体(the same body)(80)内で接続し、排管内部の針(87)は、排管と接続する代わりに、上記本体(80)の前部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 側面にトラック(84)を有する平面部と、垂直なフラップ(83)とにより形成されているプッシャー本体を保持するために、いくつかの爪(85)をその上部に備えた円筒型の本体(80)および、
円筒体(80)の前部に構成され、針が内部に挿入された排管(89)
の2つの集合構造(two assembled bodies)から構成されることを特徴とする請求項16に記載のカテーテル。 - 人体または動物の採血に使用されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
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