JP2005350844A - トップmdヤーンの2倍数のボトムmdヤーンを有する製紙業者用地合形成織物 - Google Patents

トップmdヤーンの2倍数のボトムmdヤーンを有する製紙業者用地合形成織物 Download PDF

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Abstract

【課題】 特に紙側において十分な排水機能を有すると共に、種々の紙の製造に適する繊維支持を依然として果すことができる地合形成織物を提供する。
【解決手段】 製紙業者用地合形成織物は、トップ側MDヤーンと、該トップ側MDヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成するトップ側CMDヤーンと、ボトム側MDヤーンと、該ボトム側MDヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成するボトム側CMDヤーンとを含んでいる。ボトム側地合形成層はトップ側地合形成層に縫い合わされている。トップ側MDヤーン及びトップ側CMDヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされ、ボトム側MDヤーン及びボトム側CMDヤーンは対応する一連の繰返しユニットになって織り合わされている。各繰返しユニットはトップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーンを有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、総括的には織物に関し、特に、製紙業者用の織物に関するものである。
通常の長網式製紙工程において、(紙「原料」として知られる)セルロース繊維の水スラリーもしくは懸濁液は、2つ以上のローラ間を走行する金網及び/又は合成材料製エンドレスベルトの上側走行部の表面上に送り込まれる。「地合形成織物」としばしば呼ばれるこのベルトは、その上側走行部の上面に製紙表面を提供しており、これは、紙原料のセルロース繊維を水性媒体から分離して湿った紙ウェブを形成するフィルタとして作用する。この水性媒体は、もっぱら重力により、或いは、地合形成織物の上側走行部の下面(即ち、「マシン側」)に接触配置される1つ以上のサクションボックスから支援されて、水切り穴として知られる地合形成織物の網目から排水される。
この地合形成部を去った後、紙ウェブは、抄紙機のプレス部に移送され、同プレス部において、「圧搾フェルト」と通常呼ばれる別の織物で覆われた1対以上のプレスローラのニップを通って絞られる。該プレスローラからの圧力によって紙ウェブから更に水分が除去され、この水分除去は圧搾フェルトにある「芯もしくはバット(butt)」層の存在によりしばしば強化される。その後、紙は更なる水分除去のために乾燥部に運ばれる。乾燥後の紙は、二次処理及び包装の準備ができている。
通常、製紙業者用の地合形成織物は、2種ある基本的な製織技術の1つによりエンドレスベルトとして製造される。これら製織技術のうち第1の技術では、平坦に織る製織法により織物を平らに織って、それらの端部を接続してエンドレスベルトに形成するが、接続は、多数の既知接続方法のうちの任意の1つにより、例えば、端部をバラして再び織り合わせる(通常、切継ぎとして知られている)ことにより、或いは、各端部に又は特別の折返し部にピン縫合可能のフラップを縫い付け、その後これらをピン縫合可能のループに再び織り込むことにより行われる。平らに織られた製紙業者用の織物において、経糸はマシン方向に延び、緯糸はマシン横断方向に延びるのが典型的である。第2の技術において、無端製織法により連続ベルトの形に織物が織られる。無端製織法では、経糸はマシン横断方向に延び、緯糸はマシン方向に延びる。この明細書で使用しているように、「マシン方向(MD=machine direction)」及び「マシン横断方向(CMD=crossmachine direction)」という用語は、それぞれ、抄紙機上での製紙業者用地合形成織物の走行方向と整列した方向、並びに織物表面に平行であり且つ走行方向を横切る方向を指している。上述した製織方法は双方とも既知であり、ここで使用されている「エンドレスベルト」という用語はいずれの方法により製作されたベルトをも指している。
効果的にシート及び繊維を支持すること並びにワイヤマークのないことは、特に、湿ったウェブが先ず形成される抄紙機の地合形成部について、製紙を行う際の代表的な重要問題である。ワイヤマークは、シートマーク,通気度,「透視度」,ピンホール度のような多数の紙特性に影響を与えうるので、上質紙を形成する際には特に問題である。ワイヤマークは、個々のセルロース繊維の端部が地合形成織物の個々の糸もしくはヤーン間のギャップ内にあるように、同個々のセルロース繊維が紙ウェブ内で方向付けられる結果である。この問題は、紙繊維が織物のヤーン間のギャップに突入するというよりは同織物の隣接するヤーンに架橋するのを許容するように、水透過性の織物組織に共平面を与えることによって一般に取り組まれている。この明細書で使用している「共平面」とは、紙形成表面を画成するヤーンの最上端が実質的に同一の高さにあって、この高さのところに、実質的に二次元の表面が存在することを意味している。従って、上質印刷,カーボン付着(carbonizing),タバコ,コンデンサー及びそれ等の等級の上質紙における使用が企図されているグレードの上質紙は、これまで、非常に細かく織った、或いは非常に細かい金網の地合形成織物上に形成されていた。
一般的に、このように細かく織られた地合形成織物は、少なくともある程度相対的に小径のマシン方向ヤーン及びマシン横断方向ヤーンを含んでいる。しかし、残念ながら、このようなヤーンは損傷を受け易く、地合形成織物としての表面寿命が短くなる。更に、小径のヤーンを使用することにより地合形成織物の機械的安定性(特に、斜め方向の抵抗,括れ(narrowing)傾向及び剛性)に悪影響が与えられ、これは地合形成織物の供用寿命及び特性の双方に負の影響を与えうる。
細かく織る織り方に関連したこれらの問題に取り組むため、紙の形成を容易にするべく紙形成表面上に細かい目のヤーンを有すると共に、強度及び耐性を与えるべくマシン接触側に粗い目のヤーンを有する多層の地合形成織物が開発されてきた。例えば、1組のマシン方向ヤーンを用いてこれを2組のマシン横断方向ヤーンと織り合わせて、細かい紙形成面とより耐性のあるマシン側の面とを有する地合形成織物を形成するような、様々な地合形成織物が製作されてきた。これらの地合形成織物は、「二層織物」と一般的に呼ばれる種類の地合形成織物の一部である。同様に、2組のマシン方向ヤーン及び2組のマシン横断方向ヤーンを含み、これらにより細かい目の紙側地合形成層と別個の粗いマシン側地合形成層とを形成するような、様々な地合形成織物が製作されてきた。「三層織物」と一般的に呼ばれる種類の地合形成織物の一部であるこれらの地合形成織物において、2つの地合形成層が別々の縫合ヤーンにより一緒に結合されるのが典型的である。二層及び三層織物は単層織物と比較して追加のヤーン組を含んでいるので、これらの地合形成織物は、比較しうる単層織物よりも大きな「厚さ(caliper)」を有する(即ち、単層織物よりも厚い)。二層織物の例はトンプソン(Thompson)に対する米国特許第4,423,755号明細書に示されており、三層織物の例は、オスターベルク(Osterberg)に対する米国特許第4,501,303号明細書、フォーリンガー(Vohringer)に対する米国特許第5,152,326号明細書、ワード(Ward)に対する米国特許第5,437,315号、第5,967,195号及び第6,244,306号各明細書、並びにトラウトン(Troughton)に対する米国特許第6,244,306号明細書に示されており、その開示全体は参照によりこの明細書に組み込まれる。
これらの地合形成織物は、多くの用途において成功裡に機能してきたが、地合形成織物の紙側に関してはより細いヤーンに向かう傾向がある。しかし、ヤーンの引張り抵抗は直径の二乗に比例するので、より細いヤーンが採用されたときに、地合形成織物の紙側地合形成層が弱くなりうる。そのようなわけで、特に紙側において十分な排水機能を有すると共に、種々の紙の製造に適する繊維支持を依然として果すことができる地合形成織物を提供することが望ましいであろう。
本発明は、上述した排水、摩耗及び擦傷問題のあるものに対処できる製紙業者用地合形成織物に向けられている。本発明による特定の実施形態において、製紙業者用地合形成織物は、1組のトップ側マシン方向ヤーンと、該トップ側マシン方向ヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成する1組のトップ側マシン横断方向ヤーンと、1組のボトム側マシン方向ヤーンと、該ボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成する1組のボトム側マシン横断方向ヤーンとを備えている。前記ボトム側地合形成層は前記トップ側地合形成層に縫い合わされている。前記トップ側マシン方向ヤーン及び前記トップ側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされ、前記ボトム側マシン方向ヤーン及びボトム側マシン横断方向ヤーンは対応する一連の繰返しユニットになって織り合わされている。各繰返しユニットは、トップ側マシン方向ヤーンの本数の2倍のボトム側マシン方向ヤーンを有している。
本発明による他の実施形態において、製紙業者用地合形成織物は、トップ側マシン方向ヤーンと、トップ側マシン横断方向ヤーンと、ボトム側マシン方向ヤーンと、ボトム側マシン横断方向ヤーンと、縫合ヤーンとを含んでいる。この地合形成織物は、複数の繰返しユニットとなって形成されており、該繰返しユニットの各々は、1組の8本のトップ側マシン方向ヤーンと、該1組のトップ側マシン方向ヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成する1組のトップ側マシン横断方向ヤーンと、1組の16本のボトム側マシン方向ヤーンと、該1組のボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成する1組のボトム側マシン横断方向ヤーンと、前記トップ側地合形成層及び前記ボトム側地合形成層と織り合わされる1組の第1縫合ヤーン及び1組の第2縫合ヤーンとを含んでいる。
本発明のその他の実施形態によると、前述した製紙業者用地合形成織物の実施形態を使用して紙を製造することができる。紙原料は、上述した製紙業者用地合形成織物に供給され、そして紙原料から水分が除去されて紙が造られる。
次に、本発明の好適な実施形態が示されている添付図面に関連して特に本発明について説明する。しかし、本発明は、種々の形態で実施可能であるから、この明細書に記載した実施形態に限定されるものではなく、むしろ、これらの実施形態は、その開示によって本発明の範囲が当業者に十分に伝えられるように準備されている。同一数字は全体にわたり同一要素を指している。諸要素及び層の寸法や太さは明瞭にするため誇張して示すことがある。
図1、図2、図3A及び図3Bには符号10で総括的に表わされた24綜絖の三層地合形成織物が例示されており、同図では地合形成織物10の単一繰返しユニットが示されている。この地合形成織物10の繰返しユニットは、トップ側層100(図1)とボトム側層200(図2)とを含んでいる。トップ側層100及びボトム側層200は、各縫合ヤーン対140A,140B;142A,142B;144A,144B;146A,146B;148A,148B;150A,150B;152A,152B;154A,154Bにより互いに縫い合わせられている。図1及び図2は、地合形成織物10の単一繰返しユニットを示すだけであるが、当業者にとっては、業務用サイズの地合形成織物において、図1及び図2に示した繰返しユニットが抄紙機で使用するのに適する大きな地合形成織物を形成するためにマシン方向及びマシン横断方向の双方に何回も繰り返されることが明らかであろう。
図1を参照すると、トップ側層100は、8本のトップ側MDヤーン102,104,106,108,110,112,114,116と、8本のトップ側CMDヤーン122,124,126,128,130,132,134,136とを含んでいる。図2を参照すると、地合形成織物10のボトム側層200は、8本のボトム側CMDヤーン242,244,246,248,250,252,254,256と織り合わせられた16本のボトム側MDヤーン202,204,206,208,210,212,214,216,218,220,222,224,226,228,230,232を含んでいる。
また、図1,図2,図3A及び図3Bに関連して分かるように、トップ側MDヤーンの2倍の本数のボトム側MDヤーンが存在している。この構成において、地合形成織物のトップ側層は、地合形成織物を通る水及びその他の液体の排出を増大することができる。トップ側層100は、マシン横断方向に比較的に多数の支持的トップ側CMDヤーンと縫合ヤーンを含むだけでなく、比較的に少数のトップ側MDヤーンを含んでいて、オープンな経糸(open warp)を提供する。ボトム側層200は、地合形成織物10の耐久性及び引張り抵抗を増すことができる比較的に多数のボトム側MDヤーンを含んでいる。
例示したように、地合形成織物10の繰返しユニットは、1本おきのボトム側Mヤーンが対応するトップ側MDヤーンの実質的に直下に位置するように構成されているが、このようになっていない場合の織成パターンも可能である。例えば、図3A及び図3Bに例示したように、ボトム側MDヤーン202はトップ側MDヤーン102の実質的に直下に配置され、ボトム側MDヤーン204はトップ側MDヤーン102及び104の間に配置され、ボトム側MDヤーン206はトップ側MDヤーン104の実質的に直下に配置され、残りのトップ側及びボトム側MDヤーンについても同様である。
図1に示すように、トップ側MDヤーンは、交互する「上1本/下1本」のパターンでトップ側CMDヤーン及び縫合ヤーンと織り合わせられて、平織パターンを形成している。例えば、トップ側MDヤーン102は、トップ側縫合ヤーン154Aの下を通るまで、トップ側CMDヤーン122の上、縫合ヤーン140Aの下、トップ側CMDヤーン124の上等を通る。隣接するトップ側MDヤーン104は、トップ側縫合ヤーン154Aの上を通るまで、トップ側CMDヤーン122の下、縫合ヤーン140A及び140Bの上、トップ側CMDヤーン124の下等を通る。こうして、隣接するトップ側MDヤーンは1本のトップ側CMDヤーンにより互いにオフセットもしくは位置ずれして配置されている。例示したように、縫合ヤーン対140A,140B;142A,142B;144A,144B;146A,146B;148A,148B;150A,150B;152A.152B;154A,154Bの上側部分は、二層の平織パターンの一体部分を形成している。従って、トップ側層は、該トップ側層の一体部分を形成する縫合ヤーンを含むことができる。
図2及び図3Aを参照すると、ボトム側MDヤーンは、各ボトム側CMDヤーンが1本のボトム側MDヤーンの上、7本の隣接ボトム側MDヤーンの下、1本のボトム側MDヤーンの上及び7本の隣接ボトム側MDヤーンの下を通るパターンでボトム側CMDヤーンと織り合わせられている。例えば、ボトム側CMDヤーン242は、1本のボトム側MDヤーン202の上、ボトム側MDヤーン204,206,208,210,212,214及び216の下、ボトム側MDヤーン218の上、ボトム側MDヤーン220,222,224,226,228,230及び232の下を通る。他のボトム側CMDヤーンは同じ「下1本/上7本」の織成パターンに従うが、各ボトム側CMDヤーンはその織成順序がそれに最も近いボトム側CMDヤーンから3本のボトム側CMDヤーン分だけオフセットしている。例えば、ボトム側CMDヤーン242に隣接するボトム側CMDヤーン244は、ボトム側MDヤーン208の上、ボトム側MDヤーン210,212,214,216,218,220及び222の下、ボトム側MDヤーン224の上、並びにボトム側MDヤーン226,228,230,202,204及び206の下を通る。従って、ボトム側MDヤーン202がボトム側CMDヤーン242の下を通るときにこのボトム側MDヤーン202により形成されるボトム側「節部(knuckle)」は、2本のボトム側MDヤーン分だけ、ボトム側MDヤーン208がボトム側CMDヤーン244の下を通る際にこのボトム側MDヤーン208により形成される「節部(knuckle)」からオフセットしている。
図1及び図2に例示したように、縫合ヤーン対140A,140B;142A,142B;144A,144B;146A,146B;148A,148B;150A,150B;152A.152B;154A,154Bは、各縫合ヤーン対が1本のトップ側及び1本のボトム側CMDヤーンにより隣接する縫合ヤーン対から隔てられているように、隣接対のトップ側CMDヤーン及びボトム側CMDヤーンの間に配置されている。例えば、縫合ヤーン対140A,140Bは、トップ側CMDヤーン124及びボトム側CMDヤーン244により縫合ヤーン対142A,142Bから隔てられている。
地合形成織物10における縫合ヤーンの対応の対は、以下のパターンでトップ側MDヤーン及びボトム側MDヤーンと織り合わせられる。繰返しユニットの各縫合ヤーンは、2つの部分、即ち、トップ側MDヤーンと織り合わせられる繊維支持部分と、ボトム側MDヤーンと織り合わせられる結合部分とに更に分割することができる。これらは、「中間もしくは移行(transitional)」トップ側MDヤーンのところで分離されており、その下で対のうちの一方の縫合ヤーンが対のうちの他方の縫合ヤーンと交差する。各対の縫合ヤーンは、対のうちの一方の縫合ヤーンの繊維支持部分が対のうちの他方の縫合ヤーンの結合部分の実質的に上方に位置付けられるように、互いに織り合わせられている。各対の縫合ヤーンの繊維支持部分は、各対の他方の縫合ヤーンが1本のボトム側MDヤーンと共に結合節部を形成するときに「上1本/下1本/上1本」のパターンで3本のトップ側MDヤーンと交互する仕方で織り合わせられている。
例えば、図3Bにおいて、縫合ヤーン140Aは、トップ側MDヤーン114の上、トップ側MDヤーン116の下、トップ側MDヤーン102の上を通ると共に、中間トップ側MDヤーン104の真下及びボトム側MDヤーン206の上方で縫合ヤーン140Bと交差する。トップ側MDヤーン114,116及び102と共に「上1本/下1本/上1本」のパターンを形成する縫合ヤーン140Aのこの繊維支持部分の真下で、縫合ヤーン140Bは、ボトム側MDヤーン224,226,228及び230の上、ボトム側MDヤーン231の下、並びにボトム側MDヤーン202及び204の上を通り、ボトム側MDヤーン232のところに結合節部を形成する。縫合ヤーン140A及び140Bのパターンは、縫合ヤーン140Bの結合部分が配置されるトップ側MDヤーン106,108,110及び112について逆になっており、また、縫合ヤーン140Aの結合部分が配置されるボトム側MDヤーン208,210,212,214,216,218及び220について逆にされている。従って、各縫合ヤーンは、3本のトップ側MDヤーンと共に「上1本/下1本/上1本」のパターンを形成する。
こうして、各組の縫合ヤーンは、該縫合ヤーンがボトム側マシン方向ヤーンの下を通りボトム側縫合ヤーン節部を形成する一連の繰返しユニットで織り合わせられる。共通対のCMDヤーンの間のボトム側縫合ヤーン節部は、8本のボトム側MDヤーンによりオフセットされている。例えば、上述したように、縫合ヤーン140Aは、ボトム側MDヤーン216の下を通ってボトム側縫合ヤーン節部を形成し、縫合ヤーン140Bは、ボトム側MDヤーン232の下を通って、7本のボトム側MDヤーンによりボトム側MDヤーン216にある節部で隔てられた別のボトム側縫合ヤーン節部を形成する。
図2を参照すると、縫合ヤーンのボトム側縫合ヤーン節部は、3本のボトム側MDヤーン分だけそれらの隣接縫合ヤーン対からオフセットされている。例えば、縫合ヤーン対140A,140Bは、それぞれ、ボトム側MDヤーン216及び232のところにボトム側縫合ヤーン節部を形成する。隣接する縫合ヤーン対142A,142Bは、ボトム側MDヤーン222及び206のところにボトム側縫合ヤーン節部を形成する。縫合ヤーン140A及びボトム側MDヤーン216により形成された節部は、3本のボトム側MDヤーン218,220及び222分だけ縫合ヤーン140A及びボトム側MDヤーン222により形成された節部でオフセットしている。同様に、縫合ヤーン140B及びボトム側MDヤーン232により形成された節部は、3本のボトム側MDヤーン202,204及び206分だけ縫合ヤーン140B及びボトム側MDヤーン206により形成された節部でオフセットしている。
地合形成織物により得られる引張り抵抗を評価するに際して、地合形成織物の抵抗の比較測定をそのヤーン構造に基づいて提供する「経糸抵抗係数(WRF=warp resistance factor)」を考慮することができる。WRFは以下のように計算することができる。
WRF=DT 2T+DB 2B
ここで、DTはMDヤーンの直径(mm)であり、NTはトップ側MDヤーンの数(cm当り)であり、DBはボトム側MDヤーンの直径(mm)であり、NBはボトム側MDヤーンの数(cm当り)である。例えば、1cm幅当り32本の直径0.13mmのトップ側MDヤーンと1cm幅当り32本の直径0.17mmのボトム側MDヤーンとを有する三層地合形成織物を使用した場合、WRFは、1.47と計算することができる。本発明の実施形態による地合形成織物は、約1.2〜約3.0の間のWRFを有することができる。この地合形成織物が当該技術分野において好結果をもたらすと証明されている限りは、同様のWRF又はもっと高いWRFをもつ地合形成織物は、十分な引張り抵抗を有する筈である。この計算は、比較対象のヤーンが同様の引張り抵抗を有する一種以上の同様の材料から形成されていると仮定している。
この計算を図1、図2、図3A及び図3Bの地合形成織物10に適用すると、1cm当り25本の直径0.12mmのトップ側MDヤーンと1cm当り50本の直径0.15mmのボトム側MDヤーンとを有する地合形成織物については、WRFは1.49であると計算することができる。
ボトム側MDヤーンの密度のため、トップ側及びボトム側層の経糸受持ち範囲もまた重大事になりうる。閉領域は、センチメートル当りのヤーンの本数にセンチメートル当りの各ヤーンの直径を掛けることにより計算できる。地合構成織物10について上述した特定の例に関しては、トップ側の閉領域は30%であり、ボトム側の閉領域は75%である。
当業者にとって明らかなように、図1、図2、図3A及び図3Bに例示した地合形成織物は、8本のトップ側MDヤーンと16本のボトム側MDヤーン(即ち、「24綜絖の地合形成織物」である)を採用しているが、本発明の地合形成織物においては、別の数のトップ側MDヤーン及びボトム側MDヤーンが採用されてもよい。例えば、6本、10本又は12本のトップ側MDヤーンと12本、20本又は24本のボトム側MDヤーンとを採用した地合形成織物もまた本発明の地合形成織物として適当である。
図4A及び図4Bは、30綜絖の三層地合形成織物の代替実施形態である地合形成織物300を例示している。この地合形成織物300は、トップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーン、即ち、20本のボトム側MDヤーン302,304,306,308,310,312,314,316,318,320,322,324,326,328,330,332,334,336,338及び340と、10本のトップ側MDヤーン342,344,346,348,350,352,354,356,358及び360とを有している。図4Aに示すように、トップ側MDヤーン342,344,346,348,350,352,354,356,358及び360は、代表的にはトップ側CMDヤーン362と「上1本/下1本」のパターンで織り合わせられている。ボトム側MDヤーン302,304,306,308,310,312,314,316,318,320,322,324,326,328,330,332,334,336,338及び340は、代表的にはボトム側CMDヤーン364と織り合わせられている。図4Bに示すように、トップ側MDヤーン342,344,346,348,350,352,354,356,358及び360とボトム側MDヤーン302,304,306,308,310,312,314,316,318,320,322,324,326,328,330,332,334,336,338及び340とは、代表的には縫合ヤーン370A及び370Bと一緒に縫合されている。
地合形成織物300は、トップ側CMDヤーン362、ボトム側CMDヤーン364及び縫合ヤーン370A,370Bを例示する図4A及び図4Bにおいて2つの代表的な見方に関連して示されているが、この地合形成織物300は、図1、図2、図3A及び図3Bの地合形成織物10に関連して示したものと類似の繰返しユニット中に追加のトップ側CMDヤーン、ボトム側CMDヤーン及び縫合ヤーンを含むものであることを理解すべきである。例えば、地合形成織物300の繰返しユニットは、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ10本のトップ側及びボトム側CMDヤーンを含むことができる。その他のCMD又はMDヤーンのパターン及び/又はオフセット値が可能である。例えば、CMDヤーンは2本、4本又は5本のMDヤーン分だけ或いはそれらの任意の組合せ分だけ最も近くのCMDヤーンからオフセットしていることができ、従って、1本のCMDヤーンから次のものへと異なるオフセット値を使用することができる。また、MDヤーンも種々の本数のCMDヤーン分だけ最も近くのMDヤーンからオフセットしていることができる。
図4Aに示すように、CMDヤーンが織り合わせられるとき、ボトム側CMDヤーン364のような各ボトム側CMDヤーンは、ボトム側MDヤーンに関して「上1本/下9本」の織成パターンに従う、即ち、それはボトム側MDヤーン302及び304の上、ボトム側MDヤーン306,308,310,312,314,316,318及び320の下、ボトム側MDヤーン322及び324の上、並びにボトム側MDヤーン326,328,330,332,334,336,338及び340の下を通る。「上2本下8本」のようなその他の織成パターンも使用することができる。隣接するボトム側CMDヤーン(図示せず)は幾本かのボトム側MDヤーン分だけ互いにオフセットすることができる。例えば、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ10本のトップ側及びボトム側CMDヤーンは、3本のボトム側MDヤーン分だけ互いにオフセットして「上1本/下9本」の織成パターンを形成する各ボトム側CMDヤーンを備えることができる。
図4Bに示すように、縫合ヤーン370A,370Bはトップ側MDヤーンと織り合わせられて「上1本/下1本」のパターンを有する繊維支持部分を形成する。該縫合ヤーン370A,370Bはまたボトム側MDヤーンと織り合わせられて結合節部をもつ結合部分を形成する。例えば、図4Bにおいて、縫合ヤーン370Bは、トップ側MDヤーン342の上、トップ側MDヤーン344の下、トップ側MDヤーン346の上、トップ側MDヤーン348の下、トップ側MDヤーン340の上を通ると共に、中間トップ側MDヤーン352の直下及びボトム側MDヤーン322の上方で縫合ヤーン370Aと交差する。トップ側MDヤーン342,344,346,348及び350と共に「上1本/下1本」のパターンを形成する縫合ヤーン370Bのこの繊維支持部分の直下で、縫合ヤーン370Aは、ボトム側MDヤーン302,304,306及び308の上、ボトム側MDヤーン310の下、ボトム側MDヤーン312,314,316,318及び320の上を通り、ボトム側MDヤーン310のところに結合節部を形成する。縫合ヤーン370A及び370Bについてのこのパターンは、縫合ヤーン370Aの繊維支持部分が配置されるトップ側MDヤーン354,356,358及び360について逆にされ、また、縫合ヤーン370Bの結合部分が配置されるボトム側MDヤーン324,326,328,330,332,334,336,338及び340について逆にされる。繰返しユニット(図示せず)における隣接の縫合ヤーンは、例えば3本のボトム側MDヤーンのような幾本かのボトム側MDヤーン分だけオフセットしていてよい。その他のオフセット値が可能であり、例えば、隣接する縫合ヤーンは、2本、4本又は5本のボトム側MDヤーン分だけ互いにオフセットしているのは勿論のこと、1本のヤーンから次のものへと異なるオフセット値で互いにオフセットしていることができる。
更なる実施形態として、図5A及び図5Bは、トップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーンを有する36綜絖の地合形成織物400のMDヤーンを例示している。この地合形成織物400は、24本のボトム側MDヤーン402,404,406,408,410,412,414,416,418,420,422,424,426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446及び448と、12本のトップ側MDヤーン450,452,454,456,458,460,462,464,466,468,470及び472とを含んでいる。図5Aに示すように、トップ側MDヤーン450,452,454,456,458,460,462,464,466,468,470及び472は、例として示すトップ側CMDヤーン474と織り合わせられて、「上1本/下1本」のパターンを形成する。ボトム側MDヤーン402,404,406,408,410,412,414,416,418,420,422,424,426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446及び448は、例としてボトム側CMDヤーン476と織り合わせられる。図5Bに示すように、トップ側MDヤーン450,452,454,456,458,460,462,464,466,468,470及び472及びボトム側MDヤーン402,404,406,408,410,412,414,416,418,420,422,424,426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446及び448は、例として縫合ヤーン480A及び480Bで互いに縫合される。
地合形成織物400は、例示的なトップ側CMDヤーン474、ボトム側CMDヤーン476及び縫合ヤーン480A,480Bを示す図5A及び図5Bにおいて2つの例示的な見方に関連して示されているが、地合形成織物400は、図1、図2、図3A及び図3Bにおける地合形成織物10に関連して示したものと類似の繰返しユニット中に追加のトップ側CMDヤーン、ボトム側CMDヤーン及び縫合ヤーンを含むものであることを理解すべきである。例えば、地合形成織物400の繰返しユニットは、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ12本のトップ側及びボトム側CMDヤーンを含むことができる。その他のCMDヤーンのパターン及び/又はオフセット値が可能である。
図5Aに示すように、CMDヤーンが織り合わせられるとき、ボトム側CMDヤーン476のような各ボトム側CMDヤーンは、ボトム側MDヤーンに関して「上2本/下10本」の織成パターンに従う、例えば、それはボトム側MDヤーン402及び404の上、ボトム側MDヤーン406,408,410,412,414,416,418及び420の下、ボトム側MDヤーン422及び424の上、並びにボトム側MDヤーン426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446及び448の下を通る。「上1本/下11本」又は「上1本/下5本/上1本/下5本」のパターンのようなその他の構成も可能である。例えば、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ12本のトップ側及びボトム側CMDヤーンは、各ボトム側CMDヤーンを3本のボトム側MDヤーン分だけ互いにオフセットして「上2本/下10本」の織成パターンで設けることができる。
図5Bに示すように、縫合ヤーン480A,480Bは、トップ側MDヤーンと織り合わさって「上1本/下1本」のパターンを有する繊維支持部分を形成すると共に、ボトム側MDヤーンと織り合わさって結合節部をもつ結合部分を形成する。例示した縫合ヤーン480Aは、トップ側MDヤーン450の上、トップ側MDヤーン452の下、トップ側MDヤーン454の上、トップ側MDヤーン456の下、トップ側MDヤーン458の上を通ると共に、中間のトップ側MDヤーン460の直下及びボトム側MDヤーン422の上方で縫合ヤーン480Bと交差する。トップ側MDヤーン450,452,454,456及び458と一緒に「上1本/下1本」のパターンを形成する縫合ヤーン480Aのこの繊維支持部分の直下において、縫合ヤーン480Bは、トップ側MDヤーン402,404,406及び408の上、ボトム側MDヤーン410の下、ボトム側MDヤーン412,414,416,418,420及び422の上を通り、ボトム側MDヤーン410のところに結合節部を形成する。縫合ヤーン480A及び480Bのパターンは、縫合ヤーン480Bの繊維支持部分が位置するトップ側MDヤーン462,464,466,468,470及び472について逆になっており、また、縫合ヤーン480Aの結合部分が位置するボトム側MDヤーン422,424,426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446及び448について逆になっている。繰返しユニット(図示せず)における隣接の縫合ヤーンは幾本かのボトム側MDヤーン分だけオフセットしていることができる。例えば、隣接する縫合ヤーン対は3本のボトム側MDヤーン分だけオフセットしていることができる。
別の実施形態として、図5C及び図5Dは、トップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーンを有する8綜絖の地合形成織物500のMDヤーンを例示している。地合形成織物500は、12本のボトム側MDヤーン502,504,506,508,510,512,514,516,518,520,522及び524と、6本のトップ側MDヤーン526,528,530,532,534及び536とを含んでいる。図5Cに示すように、トップ側MDヤーン526,528,530,532,534及び536は、例示的なトップ側CMDヤーン540と織り合わせられて「上1本/下1本」のパターンを形成する。ボトム側MDヤーン502,504,506,508,510,512,514,516,518,520,522及び524は例として示すボトム側CMDヤーン542と織り合わせられている。図5Dに示すように、トップ側MDヤーン526,528,530,532,534及び536とボトム側MDヤーン502,504,506,508,510,512,514,516,518,520,522及び524とは例示的に示す縫合ヤーン544及び546と一緒に縫合されている。
地合形成織物500は図1、図2、図3A及び図3Bにおける地合形成織物10に関連して示したものと類似する繰返しユニット中に追加のトップ側及びボトム側CMDヤーン並びに縫合ヤーンを含むことを理解すべきである。例えば、地合形成織物500の繰返しユニットは、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ12本のトップ側及びボトム側CMDヤーンを含むことができる。その他のCMDヤーンのパターンが可能である。
図5Cに示すように、CMDヤーンが織り合わせられるとき、ボトム側CMDヤーン542のような各ボトム側CMDヤーンは、ボトム側MDヤーンに関して「上1本/下5本」の織成パターンに従う、例えば、それはボトム側MDヤーン502の上、ボトム側MDヤーン504,506,510及び512の下、ボトム側MDヤーン514の上、ボトム側MDヤーン516,518,520,522及び524の下を通る。例えば「上2本/下4本」又は「上3本/下3本」のようなその他の織成パターンも可能である。隣接するボトム側CMDヤーンは幾本かのボトム側MDヤーン分だけ互いにオフセットすることができる。例えば、各トップ側及びボトム側CMDヤーンの間に対応する対の縫合ヤーンをもつ12本のトップ側及びボトム側CMDヤーンは、各ボトム側CMDヤーンが2本、3本又は4本のボトム側MDヤーン分だけ或いはそれらの組合せ分だけ互いにオフセットして「上1本/下5本」の織成パターンに形成することができる。
図5Dに示すように、縫合ヤーン544,546はトップ側MDヤーンと織り合わせられて「上1本/下1本」の織成パターンを有する繊維支持部分を形成すると共に、ボトム側MDヤーンと織り合わせられてボトム側MDヤーン510及び522の下に結合節部をもつ結合部分を形成する。繰返しユニット(図示せず)における隣接する縫合ヤーンは幾本かのボトム側MDヤーン分だけオフセットすることができる。例えば、隣接する縫合ヤーンの対は、2本、3本又は4本のボトム側MDヤーン分だけ或いはそれらの組合せ分だけオフセットすることができる。
当業者なら分かるように、上述したトップ側層及びボトム側層に代えて種々のトップ側繊維層構造及び織成パターンを用いることが可能である。例えば、ボトム側層200,300B,400B及び500Bのどれかが各トップ側層100,300A,400A及び500Aと結合されている場合の地合形成織物10,300,400及び500において、ボトム側CMDヤーンの各々は、対応するトップ側CMDヤーンの実質的に直下に配置される。縫合ヤーンの実質的に直下に配置されるボトム側CMDヤーンは存在せず、そのため、縫合ヤーンがボトム側CMDヤーンの下で縫合できるスペースが生ずる。勿論、当業者なら分かるように、地合形成織物は、繰返しユニット中において異なる本数のトップ側及びボトム側CMDヤーンを有することができる。例えば、ボトム側CMDヤーンよりも1.5,2又は3倍多いトップ側CMDヤーンがあってよいし、或いは各対の縫合ヤーンの下にCMDヤーンがあってもよい。また、トップ側層100,300A,400A及び500Aはここに例示した平織パターンとは異なっていてよく、例えば、トップ側層のパターンは、朱子織、綾織、破れ斜文織等とすることができる。
例示した地合形成織物は「逆ピック(reversed picks)」として織られた縫合ヤーンの特別な構成を採用している。逆ピックの構成は、ワードに対する米国特許第5,967,195号及び第6,145,550号各明細書に詳細に記載されている。本発明の実施形態について概要を述べると、ダブルピックの縫合三層地合形成織物における逆ピックの存在は、中間トップ側MDヤーンを配置することによって確保することができ、これらはトップ側MDヤーンであり、その下を縫合ヤーンがトップ側層からボトム側層に又はその逆に移行するときに通る。各縫合ヤーンについて移行もしくは中間トップ側MDヤーンが一旦配置されると、移行もしくは中間トップ側MDヤーンにより形成される最も顕著なダイヤゴナルが同定される、即ち、最も顕著なダイヤゴナルは、移行もしくは中間トップ側MDヤーン間において最小数のステップを有するダイヤゴナルである。このダイヤゴナルの一側における連続する縫合ヤーン対の繊維支持部分がある場合には互いにもっと近く、そして他の場合にはもっと離れていれば、地合形成織物は、縫合ヤーン構成中に少なくとも幾分かの「逆ピック」を有すると言うことができる。幾つかの実施形態においては、縫合ヤーン対の全てがこのパターンに従いうるが、縫合ヤーン対の幾分かのみがこのパターンに追従することが可能である。即ち、縫合ヤーン対の50,40,33又は25%は「逆」にすることができる。
当業者であれば分かるように、上述した地合形成織物は「逆ピック」の縫合ヤーン対の特別な構成を採用しているが、その他の割合の「逆ピック」縫合ヤーン対、「擬似縫合(pseudo-stitching)」ヤーン対、「自己縫合(self-stitched)」パターン又は単一縫合ヤーン構成を含め、その他の縫合ヤーン構成を使用することができる。
擬似縫合ヤーン構成においては、縫合ヤーン対におけるヤーンのうちの1本のみがボトム側MDヤーンと共に節部を形成する。図2を参照すると、縫合ヤーン対140A及び140Bは、該縫合ヤーン140A及び140Bの一方のみがボトム側MDヤーン216又は232の真下で縫合すれば、擬似縫合ヤーンであるよう改変することができる。例えば、擬似縫合ヤーン構成において、縫合ヤーン140Bがボトム側MDヤーン232の真下を通れば、縫合ヤーン140Aはボトム側MDヤーン216の上方を通るよう図2から改変しうるであろう。「擬似縫合」ヤーン対の特定の実施形態は図8、図9A〜図9P及び図11A〜図11Pに示されており、以下に論じる。加えて、或いは選択的に、縫合ヤーンはトップ側MDヤーンと頻繁に述べるように織り合わせられていなくてもよい。また、縫合ヤーンは、図示よりも多くの又は少ない節部をボトム側MDヤーンと共に形成してもよい。
自己縫合パターンにおいては、地合形成織物のトップ側層及びボトム側層がトップ側及び/又はボトム側CMDヤーンの選択された一方により互いに縫合される。自己縫合の地合形成織物の実施形態は図12、図13、図14A〜図14P、図15、図16A〜図16Bに例示されており、以下に論じる。
上述した実施形態は平織パターンのトップ側層を採用しているが、本発明の地合形成織物は他のトップ側織成パターンもまた採用しうる。例えば、朱子織、破れ斜文織等も採用しうる。縫合ヤーンは、トップ側表面織成の一体部分から構成されてもよく、或いはそうでなくてもよい。
種々のパターンのボトム側層を使用してもよい。例えば、図6の例示的なボトム側層は、ボトム側MDヤーンと織り合わせられて「上2本/下4本/上1本/下4本/上1本/下4本」のパターンを形成し、これは3本のボトム側MDヤーン分だけ隣接のボトム側CMDヤーンからオフセットしている。特に、ボトム側層の各繰返しパターンは、16本のボトム側MDヤーン618,620,622,624,626,628,630,632,634,636,638,640,642,644,646及び648を有しており、これらボトム側MDヤーンは8本のボトム側CMDヤーン666,668,670,672,674,676,678及び680と「上2本/下4本/上1本/下4本/上1本/下4本」のパターンに織り合わせられる。例えば、ボトム側CMDヤーン666は、ボトム側MDヤーン618及び620の上、ボトム側MDヤーン622,624,626及び628の下、ボトム側MDヤーン630の上、ボトム側MDヤーン632,634,636及び638の下、ボトム側MDヤーン640の上、並びにボトム側MDヤーン642,644,646及び648の下を通る。ボトム側CMDヤーン668は、ボトム側CMDヤーン666に隣接していて、3本のMDヤーン分だけオフセットした同じパターンで織成する。即ち、ボトム側CMDヤーン668は、ボトム側MDヤーン624及び626の上、ボトム側MDヤーン628,630,632及び634の下等を通る。
図7A〜図7Pに更に示すように、地合形成織物600は、8本のトップ側MDヤーン602,604,606,608,610,612,614及び616を含んでいる。従って、地合形成織物600は、トップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーンを有している。トップ側MDヤーン602,604,606,608,610,612,614及び616は、トップ側CMDヤーン650,652,654,656,658,660,662及び664と織り合わさっている。地合形成織物600のトップ側及びボトム側層は、縫合ヤーン対682A,682B;684A,684B;686A,686B;688A,688B;690A,690B;692A,692B;694A,694B;及び696A,696Bで互いに縫合されている。縫合ヤーン及びとがCMDヤーンは一緒になって、トップ側MDヤーンと共に平織のトップ側層を形成する。
「縫合ヤーン(又は擬似縫合ヤーン)」の幾本かがボトム側層と縫合節部を形成していない交互縫合パターンは図8及び図9A〜図9Pに例示されている。図示のように、地合形成織物700は、8本のトップ側CMDヤーン750,752,754,756,758,760,762及び764と織り合わせられる8本のトップ側MDヤーン702,704,706,708,710,714及び716を有するトップ側層を含んでいる。この地合形成織物はまた、8本のボトム側CMDヤーン766,768,770,772,774,776,778及び780と織り合わせられる16本のボトム側MDヤーン718,720,722,724,726,728,730,732,734,736,738,740,742,744,746及び748を含むボトム側層を有している。ボトム側MDヤーン及びCMDヤーンは、図2及び図3A〜図3Bに示したボトム側層200と同様に「上1本/下7本」のパターンになって織り合わせられている。
地合形成織物700のトップ側層及びボトム側層は、縫合ヤーン対784A,784B;788A,788B;792A,792B及び796A,796Bにより互いに縫合されている。縫合ヤーン対784A,784B;788A,788B;792A,792B及び796A,796Bの各々は、トップ側MDヤーン702,704,706,708,710,714及び716並びにトップ側CMDヤーン750,752,754,756,758,760,762及び764と共に平織パターンを形成する繊維支持部分を含んでいる。また縫合ヤーン対784A,784B;788A,788B;792A,792B及び796A,796Bは、ボトム側MDヤーンと織り合わせられて結合節部を形成する結合部分を含んでいる。従って、縫合ヤーン対784A,784B;788A,788B;792A,792B及び796A,796Bは、図2、図3A〜図3B,図6、図7A〜図7Pに示した地合形成織物10及び600中に示された縫合ヤーン対に類似するパターンを形成している。
しかし、地合形成織物700はまた、追加の擬似的な「縫合ヤーン」782A,782B,786A,786B,790A,790B,794A,794Bも含んでいる。この擬似縫合ヤーンは、トップ側CMDヤーンと共に平織パターンを形成するが、結合節部を含んでいない。擬似縫合ヤーン782A,782B,786A,786B,790A,790B,794A,794Bは、交互するトップ側CMDヤーンの間に配置できると共に、真の縫合ヤーン対784A,784B;788A,788B;792A,792B及び796A,796Bと同一の直径とすることができる。平織パターンの一例として、擬似縫合ヤーン782Aは、トップ側CMDヤーン702の上を通るまで、トップ側CMDヤーン702の下、トップ側CMDヤーン704の上等を通る。隣接する擬似縫合ヤーン728Bは、トップ側CMDヤーン716の下を通るまで、トップ側CMDヤーン702の上、トップ側CMDヤーン704の下等を通る。該擬似縫合ヤーン782A,782B,786A,786B,790A,790B,794A,794Bは、縫合ヤーンとほぼ同一直径を有するトップ側CMDヤーンとして記載してもよい。
この構成において、追加のヤーンをトップ側層においてマシン横断方向に設けることができる。従って、トップ側層にもっと目の細かいパターンを設けることができる。更に、この構成は、トップ側MDヤーンの2倍の本数のボトム側MDヤーンを保持しており、これは地合形成織物を通る排水の増大を可能にしうる。
代替の縫合配列を有する24綜絖の三層地合形成織物の更なる実施形態が図10A〜図10Pに示されている。この地合形成織物800は、16本のボトム側MDヤーン818,820,822,824,826,828,830,832,834,836,838,840,842,844,846及び848と、8本のトップ側MDヤーン802,804,806,808,810,812,814及び816とを有している、即ち、トップ側MDヤーンの2倍のボトム側MDヤーンを有している。ボトム側MDヤーン818,820,822,824,826,828,830,832,834,836,838,840,842,844,846及び848は、各ボトム側MDヤーンが1本のボトム側MDヤーンの上、7本のボトム側MDヤーンの下、1本のボトム側MDヤーン上、7本のボトム側MDヤーンの下を通るよう、ボトム側CMDヤーン866,868,870,872,874,876,878及び880と織り合わせられている。各ボトム側CMDヤーンは、それに最も近いボトム側CMDヤーンから3本のボトム側MDヤーン分ンだけオフセットしている。例えば、ボトム側CMDヤーン866は、ボトム側MDヤーン818,834がボトム側MDヤーン節部を形成するようボトム側MDヤーン818及び834の上(及び残りのボトム側MDヤーンの下)を通る。ボトム側CMDヤーン866に最も近い隣接のボトム側CMDヤーンであるボトム側CMDヤーン868は、ボトム側MDヤーン824及び840の上(及び残りのボトム側MDヤーンの下)を通る。
地合形成織物800のトップ側及びボトム側層は、縫合ヤーン対882A,882B;884A,884B;886A,886B;888A,888B;890A,890B;892A,892B;894A,894B;及び896A,896Bで互いに縫合されている。図10A〜図10Pに示すように、各縫合ヤーン対は、2つの繊維支持部分を有しており、各繊維支持部分は、ボトム側MDヤーンとの単一結合ステッチ(single binding stitch)が追従する「上1本/下1本/上1本」のパターンになって3本のトップ側MDヤーンと織り合わせられる。この構成において、各縫合ヤーンの繊維支持部分は6本のトップ側MDヤーンと織り合わせられる。例えば、図10Jを参照するに、縫合ヤーン890Aは、トップ側MDヤーン802の上、トップ側MDヤーン804の下、トップ側MDヤーン806の上を通ると共に、トップ側MDヤーン830の下を通ることにより結合節部を形成する。次に縫合ヤーン890Aは、トップ側MDヤーン810の上、トップ側MDヤーン812の下、トップ側MDヤーン814の上を通ることにより第2の繊維支持部分を形成すると共に、ボトム側MDヤーン846の下を通ることにより第2の結合節部を形成する。該縫合ヤーン対における対応の縫合ヤーン890Bは、2本のボトム側MDヤーン分だけ縫合ヤーン890Aからオフセットしている。即ち、縫合ヤーン890Aは、トップ側MDヤーン804,806及び808で第1の繊維支持部分を、ボトム側MDヤーン834の下にボトム側結合節部を、トップ側MDヤーン812,814及び816で第2の繊維支持部分を、そしてボトム側MDヤーン818の下に第2のボトム側結合節部を形成する。
選択された縫合ヤーン対の最も近い隣接縫合ヤーン対の一方は、2本のボトム側MDヤーン分だけオフセットしている。選択された縫合ヤーン対の他方の側にある縫合ヤーン対は、同選択された縫合ヤーン対のパターンを繰り返す。図10A〜図10Pに例示したように、符号「A」で表示された縫合ヤーンは符号「B」で表示された縫合ヤーンの前に織成プロセスにおいて縫合される。例えば、縫合ヤーン882Aは、縫合ヤーン882Bよりもトップ側CMDヤーン850及びボトム側CMDヤーン866に近い。隣接する縫合ヤーン対のパターンを繰り返す縫合ヤーン対は符号「A」及び「B」の表示が逆にされている。
図10Hに示すように、縫合ヤーン対890A,890Bに対して次に最も近い縫合ヤーン対である縫合ヤーン対888A,888Bは、2本のボトム側MDヤーン分だけ上に述べた縫合ヤーン対890A,890Bのパターンからオフセットしている。特に、縫合ヤーン888Aは、ボトム側MDヤーン818及び834と一緒に結合節部を形成すると共に、トップ側MDヤーン804,806及び808と一緒に1つの繊維支持部分を、そしてトップ側MDヤーン812,814及び816と一緒に別の繊維支持部分を形成する。縫合ヤーン888Bは、ボトム側MDヤーン822及び838と一緒に結合節部を形成すると共に、トップ側MDヤーン806,808及び810と一緒に繊維支持部分を、そしてトップ側MDヤーン814,816及び802と一緒に第2の繊維支持部分を形成する。図10Lに示すように、縫合ヤーン対890A,890Bに対して次に最も近い他の縫合ヤーン対892A,892Bは、符号「A」及び「B」と表示された縫合ヤーンが逆にされている点を除いて縫合ヤーン対890A,890Bと類似するパターンを形成している、即ち、縫合ヤーン892Aは、縫合ヤーン890Bと同じパターンを形成し、縫合ヤーン890Aは、縫合ヤーン890Bと同じパターンを形成する。
「擬似縫合」ヤーンが採用されている代替縫合ヤーンのパターンが図11A〜図11Pにおける地合形成織物900に示されている。この地合形成織物900は、8本のトップ側MDヤーン902,904,906,908,919,912,914及び916と、16本のボトム側MDヤーン918,920,922,924,926,928,930,932,934,936,938,940,942,944,946及び948とを含んでいる。該ボトム側MDヤーン918,920,922,924,926,928,930,932,934,936,938,940,942,944,946及び948は、ボトム側CMDヤーン966,968,970,972,974,976,978及び980と織り合わせられて、図2の織成パターンと同一の織成パターンにボトム側地合形成織物層を形成する。即ち、各ボトム側CMDヤーンは16本のボトム側MDヤーンと一緒に「上1本/下7本/上1本/下7本」のパターンを形成する。
トップ側MDヤーン902,904,906,908,919,912,914及び916は、トップ側CMDヤーン950,952,954,956,958,960,962及び964と織り合わされると共に、縫合ヤーン対982A,982B;984A,984B;986A,986B;988A,988B;990A,990B;992A,992B;994A,994B;及び996A,996Bと織り合わされて、平織パターンを形成する。例示したように、2つの最も近い隣接縫合ヤーン対は、同じパターンを形成すると共に、擬似縫合ヤーンを含んでいる、即ち、同じパターンを形成し擬似縫合ヤーンを含まない2つの隣接縫合ヤーン対が追従する、ボトム側層に縫合されない縫合ヤーンを含んでいる。例えば、縫合ヤーン948Bは、擬似縫合ヤーンの例である。擬似縫合ヤーン948Bは、トップ側MDヤーン902の下、トップ側MDヤーン904の上、トップ側MDヤーン906,908及び910の下、トップ側MDヤーン912の上、トップ側MDヤーン914及び916の下を通る。一方、縫合ヤーン984Aは、ボトム側MDヤーン922及び938と一緒に2つの結合節部を形成し、トップ側MDヤーン906及び914のところで繊維支持部分を形成する。縫合ヤーン対986A,986Bは縫合ヤーン対984A,984Bと同じパターンを形成する。
縫合ヤーン対988A,988Bはそれぞれ縫合ヤーン対990A,990Bと同一のパターンを形成しており、そして双方の縫合ヤーン対988A,988B及び990A,990Bは擬似縫合ヤーンを含まない。例えば、縫合ヤーン988B,990B、ボトム側MDヤーン940,942,946及び948の上、ボトム側MDヤーン918の下を通ってボトム側結合節部を形成し、そしてボトム側MDヤーン920,922,924及び926の上を通る。縫合ヤーン988B及び990Bは、トップ側MDヤーン908の上、トップ側MDヤーン910の下及びトップ側MDヤーン912の上を通ることによりトップ側繊維支持部分を形成する。縫合ヤーン988A及び990Aは、トップ側MDヤーン916の上、トップ側MDヤーン902の下及びトップ側MDヤーン904の上を通ることによりトップ側繊維支持部分を形成する。各縫合ヤーン988A,990Aはボトム側MDヤーン934と共にボトム側結合節部を形成する。
縫合ヤーン対992A,992B,994A,994B,996A,996B,及び982A,982Bは、縫合ヤーン対992B及び994Bgが擬似縫合ヤーンパターンを形成して、4本のボトム側MDヤーン分だけそれぞれ縫合ヤーン対984A,984B,986A,986B,988A,988B,990A,990Bからオフセットしている。
CMDヤーンが地合形成織物の層同士を互いに縫合する自己縫合ヤーンのパターンもまた使用しうる。図12及び図14A〜図14Pには、トップ側層1100及びボトム側層1200を有する24綜絖の自己縫合地合形成織物1000の例が示されている。この地合形成織物1000はトップ側CMDヤーンの各1本により縫合されている。
図13及び図14A〜図14Pに例示したように、地合形成織物1000のボトム側層1200は、8本のボトム側CMDヤーン1084,1086,1088,1090,1092,1094,1096及び1098と「下3本/上1本」のパターンで織り合わせられる16本のボトム側MDヤーン1020,1022,1024,1026,1028,1030,1032,1034,1036,1038,1040,1042,1044,1046,1048及び1050を含んでいる。例えば、図14Eに例示したように、ボトム側CMDヤーン1088は、ボトム側MDヤーン1020の上、ボトム側MDヤーン1022,1024及び1026の下、ボトム側MDヤーン1028の上、ボトム側MDヤーン1030,1032及び1034の下等のように「下3本/上1本」のパターンになって通る。
図12及び図14A〜図14Pに例示したように、地合形成織物1000のトップ側層1100は、16本のトップ側CMDヤーン1052,1054,1056,1058,1060,1062,1064,1066,1068,1070,1072,1074,1076,1078,1080及び1082と「上3本/下1本」のパターンで織り合わせられる8本のトップ側MDヤーン1002,1004,1006,1008,1010,1012,1014及び1016を含んでおり、該トップ側MDヤーンのうち何本かはトップ側層1100をボトム側層1200に縫合するためボトム側MDヤーンの下を通っている。具体的に言うと、トップ側CMDヤーン1054及び1070は、それぞれボトム側MDヤーン1044及び1028の下を通って地合形成織物のトップ側層1100をボトム側層1200に縫合する。例えば、図14Bに例示したように、トップ側CMDヤーン1054は、トップ側MDヤーン1002及び1004の上、トップ側MDヤーン1006の下、トップ側MDヤーン1008,1010及び1012の上を通る。トップ側CMDヤーン1054はその後、ボトム側MDヤーン1044の下を通りトップ側層1100及びボトム側層1200を互いに縫合する。
図14B及び図14Jに例示したように、トップ側CMDヤーン1054及び1070は、トップ側層1100をボトム側層1200に縫合するために使用されている。他の構成の自己縫合の地合形成織物も使用できることは言うまでもない。例えば、種々のオフセットパターンを含め、異なるトップ側織成パターン及び/又は異なるボトム側織成パターンを使用することができる。ある実施形態において、ボトム側CMDヤーンがトップ側及びボトム側層を互いに縫合するために使用される。更に、トップ側及びボトム側層を縫合するために種々のボトム側CMDヤーンを使用することができる。例えば、トップ側CMDヤーン1052を使用し、ボトム側MDヤーン1032及び/又は1048の直下を通ることによりトップ側層1100及びボトム側層1200を縫合することができる。
トップ側及びボトム側層を縫合するためにボトム側MDヤーンが使用される自己縫合の地合形成織物の別の例が図15に例示されている。地合形成織物1300は、例示的なトップ側CMDヤーン1352及びボトム側CMDヤーン1354を有するものとして示されている。ボトム側CMDヤーン1354は、トップ側層1300Aをボトム側層1300Bに縫い合わせるのに使用されている。トップ側層1300Aは、8本のトップ側MDヤーン1302,1304,1306,1308,1310,1312,1314及び1316を含み、ボトム側層1300Bは、16本のボトム側MDヤーン1320,1324,1326,1328,1330,1332,1334,1336,1338,1340,1342,1344,1346,1348及び1350を含んでいる。トップ側CMDヤーン1353は、トップ側MDヤーン1302,1304,1306,1308,1310,1312,1314及び1316と「下1本/上3本」のパターンで織り合わせられている。
ボトム側CMDヤーン1354は、ボトム側MDヤーン1320,1324,1326,1328,1330,1332,1334,1336,1338,1340,1342,1344,1346,1348及び1350と「上1本/下3本」のパターンで織り合わせられると共に、トップ側MDヤーン1306の上を通りトップ側層1300A及びボトム側層1300Bを互いに縫い合わしている。即ち、ボトム側CMDヤーン1354は、ボトム側MDヤーン1320の上(及びトップ側MDヤーン1302の直下)、ボトム側MDヤーン1322,1324及び1326の下、トップ側MDヤーン1306の上、ボトム側MDヤーン1330,1332及び1334等を通る。言うまでもなく、図15に例示したパターンは、図12、図13及び図14A〜図14Pにおいて地合形成織物1000に関して例示したように、繰返しパターンを形成するよう繰り返されることができる。例えば、図15に例示したパターンは、1本のボトム側MDヤーンのオフセットで繰り返すことができる。他のオフセットパターンを使用することもできる。
自己縫合式地合形成織物の別の例が図16A及び図16Bの地合形成織物1400において示されている。この地合形成織物1400は、8本のトップ側MDヤーン1402,1404,1406,1408,1410,1412及び1416を有するトップ側層1400Aと、16本のボトム側MDヤーン1420,1422,1424,1426,1428,1430,1432,1434,1436,1438,1440,1442,1444,1446,1448及び1450を有するボトム側層1400Bとを含んでいる。
トップ側MDヤーン1402,1404,1406,1408,1410,1412及び1416は、例示的なトップ側CMDヤーン1452及び1456と「上3本/下1本」のパターンで織り合わせられている。また、トップ側CMDヤーン1456は、トップ側層1400Aとボトム側層1400Bとを縫い合わせている。具体的に言えば、トップ側CMDヤーン1456は、トップ側MDヤーン1402及び1404の上、トップ側MDヤーン1406の下、トップ側MDヤーン1408,1410及び1412の上、ボトム側MDヤーン1444の下、トップ側MDヤーン1416の上を通り、自己縫合パターンを形成する。
図16Aに例示したように、ボトム側MDヤーン1420,1422,1424,1426,1428,1430,1432,1434,1436,1438,1440,1442,1444,1446,1448及び1450は、例として示すボトム側CMDヤーン1454と「下2本/上2本」のパターンで織り合わせられている。即ち、ボトム側CMDヤーン1454は、ボトム側MDヤーン1420及び1422の下、ボトム側MD1424及び1426の上、ヤーンボトム側MDヤーン1428及び1430等を通る。言うまでもなく、図16A〜図16Bに例示されたパターンは、図12、図13及び図14A〜図14Pにおいて地合形成織物1000に関して示したように、繰り返されて繰返しパターンを形成することができる。
言うまでもなく、異なる織成パターン及び異なるオフセットパターンを含め、トップ側層及び/又はボトム側層の種々のパターンを自己縫合パターンにおいて使用することができる。異なるボトム側層パターンを有する自己縫合地合形成織物の例は図17A及び図17Bの地合形成織物1500中に示されている。この地合形成織物1500は、8本のトップ側MDヤーン1502,1504,1506,1508,1510,1512及び1516を有するトップ側層1500Aと、16本のボトム側MDヤーン1520,1522,1524,1526,1528,1530,1532,1534,1536,1538,1540,1542,1544,1546,1548及び1550を有するボトム側層1500Bとを含んでいる。
トップ側MDヤーン1502,1504,1506,1508,1510,1512及び1516は、例として示すトップ側CMDヤーン1552及び1556と「上3本/下1本」のパターンで織り合わせられている。また、トップ側CMDヤーン1556は、トップ側MDヤーン1502及び1504の上、トップ側MDヤーン1506の下、トップ側MDヤーン1508,1510及び1512の上を通り、そしてボトム側MDヤーン1544の下、トップ側MDヤーン1516の上を通って自己縫合パターンを形成する。
図17Aに例示したように、ボトム側MDヤーン1520,1522,1524,1526,1528,1530,1532,1534,1536,1538,1540,1542,1544,1546,1548及び1550は、例として示すボトム側CMDヤーン1554と「上1本/下7本」のパターンで織り合わせられる。即ち、ボトム側CMDヤーン1554は、ボトム側MDヤーン1522の上、ボトム側MDヤーン1524,1526,1528,1530,1532,1534及び1536の下、ボトム側MDヤーン1538の上、ボトム側MDヤーン1540,1542,1544,1546,1548,1550及び1520の下を通る。他のボトム側又はトップ側層の地合形成織物パターンも使用することができる。言うまでもなく、図17A〜図17Bに例示したパターンは、図12、図13及び図14A〜図14Pにおいて地合形成織物1000に関して例示したように、繰返しパターンを形成するように繰り返されることができる。
ここに記載した地合形成織物は種々のヤーン密度及び/又は直径を有することができる。例えば、MDヤーン(トップ側MDヤーン及びボトム側MDヤーンの双方)の全密度は、センチメートル当り約30〜約200ヤーンの間とすることができ、及び/又はCMDヤーン(トップ側CMDヤーン及びボトム側CMDヤーンの双方)の全密度は、センチメートル当り約50〜約200ヤーンの間とすることができる。トップ側及び/又はボトム側MDヤーンは約0.05〜約0.30mmの間の直径を有することができる。トップ側及び/又はボトム側CMDヤーンは、約0.05〜約0.50mmの間の直径を有することができる。
一般的に述べると、ヤーンの繊度はまた、地合形成織物の所望の製紙特性に基づいて選択されるべきである。上述した数値の範囲を越える例としては、一般的に、トップ側及びボトム側MDヤーンは、約0.12〜0.15mmの直径を有し、トップ側CMDヤーンは、約0.10〜0.15mmの直径を有し、ボトム側CMDヤーンは、約0.16〜0.22mmの直径を有し、縫合ヤーンは約0.12〜0.15mmの直径を有する。ある実施形態の場合、トップ側MDヤーンのヤーン密度はセンチメートル当り約25〜50ヤーンであり、トップ側CMDヤーンのヤーン密度はセンチメートル当り約42〜50ヤーンである。
特別な例として、本発明の実施形態による地合形成織物のヤーン密度及び直径は次のようにすることができる。
Figure 2005350844
本発明の地合形成織物において用いられるヤーンの形態は、製紙業者の最終地合形成織物の所望特性に応じて変更しうる。例えば、ヤーンは、マルチフィラメント糸、モノフィラメント糸、撚りマルチフィラメント又はモノフィラメント糸、紡出糸、或いはそれらの任意の組合せでよい。また、本発明の地合形成織物において使用されるヤーンを構成する材料は、製紙業者の地合形成織物において普通に用いられているものでよい。例えば、ヤーンは、綿、羊毛、ポリプロピレン、ポリエステル、アラミド、ポリアミド(ナイロン)等で形成しうる。熟練した技術者は、最終地合形成織物の特定用途に従ってヤーン材料を選択すべきである。特に、ポリエステル又はナイロンから形成した円形モノフィラメント糸が好ましい。
本発明の別の形態に従って、紙を製造する方法が提供されている。これらの方法に準拠して、ここに記載した例示的な製紙業者用地合形成織物の1つが製造されており、そして紙原料を地合形成織物で使用し、しかる後、この紙原料から水分を除去することにより紙が製造される。紙原料をどのようにして地合形成織物で使用するか、そして紙原料からどのようにして水分を除去するかについての詳細は当業者により良く理解されているであろうから、本発明のこの形態に関する更なる詳細はここに開示する必要はない。
上述した諸実施形態は、本発明を例証するものであって、本発明を限定する意味にとられるべきではない。本発明は、冒頭の特許請求の範囲によって画定されており、同特許請求の範囲と同等のことはその特許請求の範囲に含まれる。
本発明の実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物のトップ側層の平面図である。 図1の地合形成織物トップ側層を除いた、ボトム側層の平面図である。 図1及び図2の3A−3A線に沿った、地合形成織物の例示的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 図1及び図2の3B−3B線に沿った例示的な縫合ヤーン対の断面図である。 本発明の他の実施形態による30綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の他の実施形態による30綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的な縫合ヤーンの断面図である。 本発明の他の実施形態による36綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の他の実施形態による36綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的な縫合ヤーンの断面図である。 本発明の更に他の実施形態による18綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の更に他の実施形態による18綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的な縫合ヤーンの断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物のボトム側層の、トップ側層を除いた平面図である。 図6の7A−7A線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7B−7B線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7C−7C線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7D−7D線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7E−7E線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7F−7F線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7G−7G線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7H−7H線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7I−7I線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7J−7J線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7K−7K線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7L−7L線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7M−7M線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7N−7N線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7O−7O線に沿った地合形成織物の断面図である。 図6の7P−7P線に沿った地合形成織物の断面図である。 本発明の更に他の実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物のトップ側層の平面図である。 図8の9A−9A線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9B−9B線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9C−9C線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9D−9D線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9E−9E線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9F−9F線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9G−9G線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9H−9H線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9I−9I線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9J−9J線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9K−9K線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9L−9L線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9M−9M線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9N−9N線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9O−9O線に沿った地合形成織物の断面図である。 図8の9P−9P線に沿った地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の更なる実施形態による製紙業者用の24綜絖の三層地合形成織物の断面図である。 本発明の実施形態による製紙業者用の24綜絖の自己縫合地合形成織物のトップ側層の平面図である。 図12の地合形成織物のボトム側層の平面図である。 図12の14A−14Aに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14B−14Bに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14C−14Cに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14D−14Dに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14E−14Eに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14F−14Fに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14G−14Gに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14H−14Hに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14I−14Iに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14J−14Jに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14K−14Kに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14L−14Lに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14M−14Mに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14N−14Nに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14O−14Oに沿った地合形成織物の断面図である。 図12の14P−14Pに沿った地合形成織物の断面図である。 本発明の実施形態による24綜絖の製紙業者用地合形成織物の自己方縫合パターンにおけるトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の実施形態による24綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の実施形態による24綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的な自己縫合CMDヤーンの断面図である。 本発明の実施形態による24綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的なトップ側及びボトム側CMDヤーンの断面図である。 本発明の実施形態による24綜絖の製紙業者用地合形成織物のトップ側及びボトム側MDヤーンと織り合わせられるときの代表的な自己縫合CMDヤーンの断面図である。
符号の説明
10,300,400,500,600,700,800,900,1300,1400,1500…地合形成織物、100,300A,400A,500A,1100,1300A,1400A,1500A…トップ側層(トップ側地合形成層)、200,300B,400B,500B,1200,1300B,1400B,1500B…ボトム側層(ボトム側地合形成層)、102,104,106,108,110,112,114,116…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、122,124,126,128,130,132,134,136…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、140A,140B;142A,142B;144A,144B;146A,146B;148A,148B;150A,150B;152A,152B;154A,154B…縫合ヤーン対、242,244,246,248,250,252,254,256…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、202,204,206,208,210,212,214,216,218,220,222,224,226,228,230,232…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、302,304,306,308,310,312,314,316,318,320,322,324,326,328,330,332,334,336,338,340…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、342,344,346,348,350,352,354,356,358,360…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、362…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、364…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、370A,370B…縫合ヤーン、402,404,406,408,410,412,414,416,418,420,422,424,426,428,430,432,434,436,438,440,442,444,446,448…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、450,452,454,456,458,460,462,464,466,468,470,472…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、474…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、476…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、480A,480B…縫合ヤーン、502,504,506,508,510,512,514,516,518,520,522,524…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、526,528,530,532,534,536…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、540…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、542…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、544,546…縫合ヤーン、602,604,606,608,610,612,614,616…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、618,620,622,624,626,628,630,632,634,636,638,640,642,644,646,648…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、650,652,654,656,658,660,662,664…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、666,668,670,672,674,676,678,680…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、682A,682B;684A,684B;686A,686B;688A,688B;690A,690B;692A,692B;694A,694B;696A,696B…縫合ヤーン対、702,704,706,708,710,714,716…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、718,720,722,724,726,728,730,732,734,736,738,740,742,744,746,748…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、750,752,754,756,758,760,762,764…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、766,768,770,772,774,776,778,780…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、784A,784B;788A,788B;792A,792B;796A,796B…縫合ヤーン対、782A,782B,786A,786B,790A,790B,794A,794B…擬似縫合ヤーン、818,820,822,824,826,828,830,832,834,836,838,840,842,844,846,848…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、802,804,806,808,810,812,814,816…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、866,868,870,872,874,876,878,880…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、882A,882B;884A,884B;886A,886B;888A,888B;890A,890B;892A,892B;894A,894B;896A,896B…縫合ヤーン対、902,904,906,908,919,912,914,916…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、918,920,922,924,926,928,930,932,934,936,938,940,942,944,946,948…ボトム側MDヤーン(マシン方向ヤーン)、950,952,954,956,958,960,962,964…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、966,968,970,972,974,976,978,980…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、982A,982B;984A,984B;986A,986B;988A,988B;990A,990B;992A,992B;994A,994B;996A,996B…縫合ヤーン対、1000…自己縫合地合形成織物、1002,1004,1006,1008,1010,1012,1014,1016…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、1020,1022,1024,1026,1028,1030,1032,1034,1036,1038,1040,1042,1044,1046,1048,1050…ボトム側MDヤーン(マシン方向ヤーン)、1052,1054,1056,1058,1060,1062,1064,1066,1068,1070,1072,1074,1076,1078,1080,1082…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、1084,1086,1088,1090,1092,1094,1096,1098…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、1302,1304,1306,1308,1310,1312,1314,1316…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、1320,1324,1326,1328,1330,1332,1334,1336,1338,1340,1342,1344,1346,1348,1350…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、1352…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、1354…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)、1402,1404,1406,1408,1410,1412,1416…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、1420,1422,1424,1426,1428,1430,1432,1434,1436,1438,1440,1442,1444,1446,1448,1450…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、1452,1456…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、1502,1504,1506,1508,1510,1512,1516…トップ側MDヤーン(トップ側マシン方向ヤーン)、1520,1522,1524,1526,1528,1530,1532,1534,1536,1538,1540,1542,1544,1546,1548,1550…ボトム側MDヤーン(ボトム側マシン方向ヤーン)、1552,1556…トップ側CMDヤーン(トップ側マシン横断方向ヤーン)、1554…ボトム側CMDヤーン(ボトム側マシン横断方向ヤーン)。

Claims (30)

  1. 製紙業者用の三層地合形成織物であって、
    1組のトップ側マシン方向ヤーンと、
    該トップ側マシン方向ヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成する1組のトップ側マシン横断方向ヤーンと、
    1組のボトム側マシン方向ヤーンと、
    該ボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成する1組のボトム側マシン横断方向ヤーンとを備え、
    前記ボトム側地合形成層は前記トップ側地合形成層に縫い合わされており、
    前記トップ側マシン方向ヤーン及び前記トップ側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされ、前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは対応する一連の繰返しユニットになって織り合わされており、
    各繰返しユニットが前記トップ側マシン方向ヤーンの本数の2倍のボトム側マシン方向ヤーンを有している、製紙業者用地合形成織物。
  2. 前記トップ側地合形成層及び前記ボトム側地合形成層と織り合わされる1組の縫合ヤーンを更に備えている、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  3. 前記1組の縫合ヤーンは、隣接するトップ側マシン横断方向ヤーン対と対との間に配置された複数対の第1及び第2縫合ヤーンから構成されている、請求項2に記載の製紙業者用地合形成織物。
  4. 前記複数対の第1及び第2縫合ヤーンは、前記トップ側マシン横断方向ヤーン並びに前記第1及び第2縫合ヤーンが前記トップ側マシン方向ヤーンと共に平織パターンを形成するように、前記トップ側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされている、請求項3に記載の製紙業者用地合形成織物。
  5. 前記トップ側マシン横断方向ヤーンの本数は前記ボトム側マシン横断方向ヤーンの本数と同一である、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  6. 前記1組の記ボトム側マシン横断方向ヤーンは16本のボトム側マシン横断方向ヤーンから構成されている、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  7. 前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされていて、各繰返しユニットにおいて、各ボトム側マシン方向ヤーンは、1本のボトム側マシン横断方向ヤーンの下を通ってボトム側マシン方向節部を形成し、共通のボトム側マシン横断方向ヤーンの下にあるボトム側マシン方向ヤーンは、7本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられている、請求項6に記載の製紙業者用地合形成織物。
  8. 共通のボトム側マシン横断方向ヤーンの下の前記ボトム側マシン方向節部の各々は、隣接するボトム側マシン横断方向ヤーンにより形成された前記ボトム側マシン方向節部から3本のマシン横断方向ヤーン分だけオフセットしている、請求項7に記載の製紙業者用地合形成織物。
  9. 前記トップ側及びボトム側地合形成層を縫い合わせる1組の縫合ヤーンを更に備えており、該1組の縫合ヤーンは、複数対の隣接するトップ側マシン横断方向ヤーンの間に配置された複数対の第1及び第2縫合ヤーンから構成されており、
    前記縫合ヤーン及び前記ボトム側マシン方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされていて、該繰返しユニットにおいて、前記縫合ヤーンはボトム側マシン方向ヤーンの下を通って縫合ヤーン節部を形成し、共通対のマシン横断方向ヤーンの間の該縫合ヤーン節部は7本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられている、請求項8に記載の製紙業者用地合形成織物。
  10. 1つの縫合ヤーン対により形成されたボトム側縫合ヤーン節部の各々は、隣接する縫合ヤーン対により形成された前記ボトム側縫合ヤーン節部から3本のボトム側マシン方向ヤーン分だけオフセットしている、請求項9に記載の製紙業者用地合形成織物。
  11. 前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされており、該繰返しユニットにおいて、各ボトム側マシン横断方向ヤーンは、1対の隣接するボトム側マシン方向節部を形成するべく2本の隣接するボトム側マシン方向ヤーンの下を通り、4本の隣接するボトム側マシン方向ヤーンの下を通り、第1の付加的ボトム側マシン方向節部を形成するべく1本のボトム側マシン方向ヤーンの上を通り、4本の隣接するボトム側マシン方向ヤーンの下を通り、第2の付加的ボトム側マシン方向節部を形成するべく1本のボトム側マシン方向ヤーンの上を通る、請求項6に記載の製紙業者用地合形成織物。
  12. 前記1対のボトム側マシン方向節部、並びに隣接するマシン横断方向ヤーンにより形成された前記第1及び第2の付加的ボトム側マシン方向節部は、3本のボトム側マシン方向ヤーン分だけオフセットしている、請求項11に記載の製紙業者用地合形成織物。
  13. 一連の繰返しユニットになって前記トップ側及びボトム側地合形成層を縫い合わせる1組の縫合ヤーンを更に備えており、該1組の縫合ヤーンは、複数対の隣接するトップ側マシン横断方向ヤーンの間に配置された複数対の第1及び第2縫合ヤーンから構成されており、
    前記複数の縫合ヤーン対の少なくとも一方は、前記縫合ヤーン対の前記トップ側マシン方向ヤーンと織り合わされることにより繊維支持部分を形成すると共に、前記ボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされることにより結合部分を形成して、前記縫合ヤーンの前記結合部分が縫合ヤーン節部を形成するべくボトム側マシン方向ヤーンの下を通るようになっており、共通対のマシン横断方向ヤーンの間の前記縫合ヤーン節部が7本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられており、
    前記複数の縫合ヤーン対の少なくとも他方は、前記トップ側マシン方向ヤーンと織り合わせられて縫合ヤーン節部を形成することなく平織パターンを形成する1対の擬似縫合ヤーンである、請求項6に記載の製紙業者用地合形成織物。
  14. 前記1組のボトム側マシン横断方向ヤーンは16本のボトム側マシン横断方向ヤーンから構成されており、前記1組の縫合ヤーン対は、複数対の第1及び第2縫合ヤーンから構成されており、該第1及び第2縫合ヤーンは、各繰返しユニットごとに2つの異なるボトム側マシン方向結合部分を形成すると共に、交互するトップ側マシン方向繊維支持節部を形成している、請求項2に記載の製紙業者用地合形成織物。
  15. 前記縫合ヤーン対における各縫合ヤーンは、3本の連続トップ側マシン方向ヤーンと織り合わさって、第1の連続トップ側マシン方向ヤーンの上、第2の連続トップ側マシン方向ヤーンの下、第3の連続トップ側マシン方向ヤーンの上を通ることにより、第1及び第2の繊維支持部分を形成しており、該第1及び第2の繊維支持部分は、ボトム側マシン方向節部の下を通る縫合ヤーンで形成された第1及び第2の結合節部によって隔てられている、請求項14に記載の製紙業者用地合形成織物。
  16. 前記縫合ヤーンは、前記トップ側及びボトム側地合形成層と織り合わせられる1組の複数の縫合ヤーン対を構成しており、前記複数の縫合ヤーン対の少なくとも1対における前記縫合ヤーンの少なくとも1本は、前記繰返しユニットにおける1本以上のトップ側マシン方向ヤーンと織り合わされる擬似縫合ヤーンである、請求項2に記載の製紙業者用地合形成織物。
  17. 前記1組のボトム側マシン横断方向ヤーンは24本のボトム側マシン横断方向ヤーンから構成されている、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  18. 前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされており、該繰返しユニットにおいて、各ボトム側マシン横断方向ヤーンは、隣接するボトム側マシン方向節部を形成するべく2本のボトム側マシン方向ヤーンの上を通り、共通のボトム側マシン横断方向ヤーンの下の各対のボトム側マシン方向節部は、8本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられている、請求項17に記載の製紙業者用地合形成織物。
  19. 前記1組のボトム側マシン横断方向ヤーンは、24本のボトム側マシン横断方向ヤーンから構成されている、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  20. 前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされており、該繰返しユニットにおいて、各ボトム側マシン横断方向ヤーンは、ボトム側マシン方向節部を形成するべく2本のボトム側マシン方向ヤーンの上を通り、共通のボトム側マシン横断方向ヤーンの下の各対のボトム側マシン方向節部は、10本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられている、請求項19に記載の製紙業者用地合形成織物。
  21. 前記トップ側及びボトム側マシン方向ヤーンは、約30〜約200本/cmの密度を有している、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  22. 前記トップ側及びボトム側マシン方向ヤーンは、約50〜約200本/cmの密度を有している、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  23. 前記マシン方向ヤーンは約0.05〜約0.30mmの直径を有している、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  24. 前記マシン横断方向ヤーンは約0.05〜約0.50mmの直径を有している、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  25. 前記地合形成織物は約1.2〜約3.0の経糸抵抗係数を有している、請求項1に記載の製紙業者用地合形成織物。
  26. 前記トップ側及び前記ボトム側地合形成層は、トップ側マシン横断方向ヤーン又はボトム側マシン横断方向ヤーンのうちの少なくとも一方により互いに縫い合わせられている、請求項1に記載の地合形成織物。
  27. トップ側マシン方向ヤーンと、トップ側マシン横断方向ヤーンと、ボトム側マシン方向ヤーンと、ボトム側マシン横断方向ヤーンと、縫合ヤーンとから複数の繰返しユニットとなって形成された製紙業者用地合形成織物であって、該繰返しユニットの各々は、
    1組の8本のトップ側マシン方向ヤーンと、
    該1組のトップ側マシン方向ヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成する1組のトップ側マシン横断方向ヤーンと、
    1組の16本のボトム側マシン方向ヤーンと、
    該1組のボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成する1組のボトム側マシン横断方向ヤーンと、
    前記トップ側地合形成層及び前記ボトム側地合形成層と織り合わされる1組の第1縫合ヤーン及び1組の第2縫合ヤーンと、
    を備える、製紙業者用地合形成織物。
  28. 前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされており、該繰返しユニットにおいて、前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは、ボトム側マシン方向節部を形成するべくボトム側マシン方向ヤーンの上を通り、共通のボトム側マシン横断方向ヤーンの下の各ボトム側マシン方向節部は、7本のボトム側マシン方向ヤーンにより隔てられている、請求項27に記載の製紙業者用地合形成織物。
  29. 前記ボトム側マシン方向ヤーンの各々は3本のマシン横断方向ヤーン分だけ隣接のボトム側マシン方向ヤーンからオフセットしている、請求項28に記載の製紙業者用地合形成織物。
  30. 紙を製造する方法であって、該方法は、
    (a)トップ側マシン方向ヤーン、トップ側マシン横断方向ヤーン、ボトム側マシン方向ヤーン、ボトム側マシン横断方向ヤーン、及び縫合ヤーンから複数の繰返しユニットとなって形成された製紙業者用地合形成織物であって、該繰返しユニットの各々は、
    1組のトップ側マシン方向ヤーン、
    該1組のトップ側マシン方向ヤーンと織り合わされてトップ側地合形成層を形成する1組のトップ側マシン横断方向ヤーン、
    1組のボトム側マシン方向ヤーン、
    該1組のボトム側マシン方向ヤーンと織り合わされてボトム側地合形成層を形成する1組のボトム側マシン横断方向ヤーン、及び
    前記トップ側地合形成層及び前記ボトム側地合形成層と織り合わされる1組の縫合ヤーンを備えており、
    前記トップ側マシン方向ヤーン及び前記トップ側マシン横断方向ヤーンは一連の繰返しユニットになって織り合わされており、前記ボトム側マシン方向ヤーン及び前記ボトム側マシン横断方向ヤーンは対応する一連の繰返しユニットになって織り合わされており、
    各繰返しユニットはトップ側マシン方向ヤーンの本数の2倍のボトム側マシン方向ヤーンを有している、前記製紙業者用地合形成織物を用意するステップと、
    (b)紙原料を前記製紙業者用地合形成織物に供給するステップと、
    (c)前記紙原料から水分除去するステップと、
    から構成される紙の製造方法。
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