JP2005348335A - カメラ及びカメラの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別なセンサ等を用いずに簡単な構成でカメラの非使用状態を確実に判別し、カメラの電力消費を効率的に低減させる。
【解決手段】撮像信号から映像信号を得る信号処理部6と、所定時間を計時する計時部11と、当該カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する操作部12と、前記操作部12に対して為された操作を検出する操作検出部13と、前記映像信号の変動量を検出する映像信号検出部9と、前記所定時間内における、前記操作検出部13による検出結果と前記映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量と、に基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかを判別する状況判別部14と、を備えるようカメラを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ及びカメラの制御方法に関する。
従来、ビデオカメラやデジタルスチルカメラでは、連続使用時間を長くするために、動作中における省電力対策が考えられている。例えば、ユーザによる操作入力が一定時間以上行われない場合に、電源を自動的にオフ状態にする機能(オートパワーオフ)や、省電力状態にする機能(スリープ)がある。これにより、電源オン状態のまま放置されて無駄な電力が消費されることを防止している。
しかし、例えば撮影構図を決めている、または撮影位置を決めているといった、レリーズボタン等の操作をしていなくても、カメラを使用している状態が存在する。このようなときに自動的に電源がオフされると、シャッターチャンスを逃してしまうといった問題が発生する。そこで、特許文献1に提案されているカメラでは、振れセンサによるカメラの振れ量から静止状態または周期的に変動していることを検出することで、非撮影状態を判断している。また、特許文献2に提案されているカメラでは、カメラセンサを用いて、周期的な振れや、常に至近または頻繁に変化する距離、常に高輝度であるかを検出することで、非撮影状態を判断している。
特開2003−140241号公報 特開平8−190115号公報
しかし、センサを用いるものは検出回路が必要になり、コスト高になってしまう。また特許文献2に係るカメラの至近状態の継続の検出では、例えば近距離の被写体において長時間構図決めを行っている場合、オートパワーオフへ移行してしまい、撮影者の様々な使用態様に対応できない場合がある。
本発明は上記実情に鑑み、特別なセンサ等を用いずに簡単な構成でカメラの非使用状態を確実に判別し、カメラの電力消費を効率的に低減させる、カメラ及びカメラの制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係るカメラは、撮像信号から映像信号を得る信号処理手段と、所定時間を計時する計時手段と、当該カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する操作手段と、前記操作手段に対して為された操作を検出する操作検出手段と、前記映像信号の変動量を検出する変動量検出手段と、前記所定時間内における、前記操作検出手段による検出結果と前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量とに基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかを判別する判別手段と、を備える。
本構成によれば、信号処理手段により撮像信号から映像信号が得られ、計時手段により所定時間が計時され、操作手段により当該カメラの撮影動作及び撮影条件が変更され、操作検出手段により前記操作手段に対して為された操作が検出され、変動量検出手段により前記映像信号の変動量が検出され、判別手段により、前記所定時間内における、前記操作検出手段による検出結果と前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量と、に基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかが判別される。
本発明の第2の態様に係るカメラは、前述の第1の態様において、前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別されたときに、電源供給状態を省電力状態へ移行するよう制御する電源制御手段を更に備える、構成である。
本構成によれば、前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別されたときに、電源制御手段により電源供給状態が省電力状態へ移行するよう制御される。
本発明の第3の態様に係るカメラは、前述の第1の態様において、前記映像信号は、色信号、輝度信号、測距評価信号、AE信号、及びホワイトバランス処理信号のうちの少なくとも一つである、構成である。
本発明の第4の態様に係るカメラは、前述の第1の態様において、前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、構成である。
本構成によれば、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合には、前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別される。
本発明の第5の態様に係るカメラは、前述の第1の態様において、前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上である場合であって、さらに、前記所定時間経過後に続く一定時間の間に前記操作検出手段により操作が検出されなかった場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、構成である。
本構成によれば、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上である場合であって、さらに、前記所定時間経過後に続く一定時間の間に前記操作検出手段により操作が検出されなかった場合には、前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別される。
本発明の第6の態様に係るカメラは、前述の第1の態様において、前記映像信号から輝度信号分布を算出する輝度分布算出手段を更に有し、前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出され且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合であって、さらに前記輝度分布算出手段により算出された輝度信号分布が偏っていた場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、構成である。
本構成によれば、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出され且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合であって、さらに前記輝度分布算出手段により算出された輝度信号分布が偏っていた場合には、前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別される。
また、本発明は、その他、カメラの制御方法として構成することも可能である。
本発明によれば、特別なセンサ等を用いずに簡単な構成でカメラの非使用状態を確実に判別することができ、カメラの電力消費を効率的に低減させることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るカメラの内部構成を示すブロック図である。
同図に示すように、このカメラは、当該カメラ全体の動作を制御するCPU1と、光学系2と、光を電気信号に変換する撮像素子3と、所定の前処理を行うAGC/CDS部4と、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するA/D変換部5と、デジタル電気信号である撮像信号から映像信号を得る信号処理部6と、光学系2を制御するモータードライバ7と、映像信号が格納されるRAM8と、映像信号の変動量を検出する映像信号検出部9と、映像信号から輝度信号分布を算出するヒストグラム算出部10と、所定時間を計時する計時部11と、各種ボタンやスイッチ等を含みユーザの操作に応じて当該カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する操作部12と、ユーザによる操作部12の操作を検出する操作検出部13と、所定条件の基に当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるのかを判別する状況判別部14と、電源供給状態を省電力状態へ移行する等の制御を行う電源制御部15を有している。
このような構成のカメラにおいて、光学系2によって結像された被写体像は、撮像素子3によって電気信号に変換され、AGC/CDS部4により所定の前処理が為され、さらにA/D変換部5でデジタル信号に変換され、信号処理部6に入力される。そして、信号処理部6によって、その入力されたデジタル電気信号である撮像信号から、色信号、輝度信号、測距評価信号、AE( Automatic Exposure )信号、及びホワイトバランス処理信号といった映像信号が生成される。尚、これらの映像信号は、何れも被写体像の変化に伴って変動する信号であることは勿論のことであり、また何れもレリーズボタンの押下が行われなくても生成される信号である。これらの映像信号のうちホワイトバランス処理信号は、例えば撮像信号がR信号,G信号,及びB信号からなる場合、R信号及びB信号のそれぞれにG信号に基づく対応するゲインを掛け合わせた後のR信号及びB信号とG信号とからなる信号である。また、これらの映像信号のうち測距評価信号とAE信号はCPU1に入力され、CPU1が、それらの信号に基づく制御信号をモータードライバ7へ出力することによってモータードライバ7による光学系2の制御が行われるものである。
信号処理部6によって生成された映像信号は、計時部11により設定された所定時間のあいだ、RAM8に随時記憶され蓄積される。
この所定時間内においては、映像信号検出部9により、RAM8に記憶された映像信号から該映像信号の変動量が検出され、該変動量が所定レベル未満であるか否かが判定され、その判定結果が状況判別部14に出力される。
また、その所定時間内においては、操作検出部13により、ユーザによる操作部12の操作の検出が行われ、その操作が検出されたときには、操作部12の何れが操作されたかを示す情報が状況判別部14に出力される。例えば、ユーザがレリーズボタンを押下したときには、その操作が操作検出部13により検出され、レリーズボタンが押下されたことを示す情報が状況判別部14に出力される。
また、所定条件の基に必要に応じて、ヒストグラム算出部10により、RAM8に記憶された映像信号のうちの輝度信号から当該輝度信号の分布が算出され、その分布から当該分布の標準偏差が算出され、さらにその標準偏差から特定の輝度の帯域に含まれる画素数の割合が算出され、その算出結果が状況判別部14に出力される。
そして、状況判別部14により、前述の所定時間内における、操作検出部13による検出結果と映像信号の変動量が所定レベル未満であるか否かの判定結果と、必要に応じてヒストグラム算出部10の算出結果から得た輝度信号の分布の偏りと、に基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかが判別される。
状況判別部14により当該カメラが非撮影状態にあると判別された場合には、電源制御部15により、電源供給状態が省電力状態へ移行するよう制御される。
図2、図3は、映像信号検出部9によって行われる、映像信号の変動量が所定レベル未満であるか否かの判定を説明する図であり、映像信号を測距評価信号としたときの例を示している。
通常のフォーカス動作を行った場合、図2に示すように、測距評価信号(評価値)は、光学系2のレンズ位置が変化することによって変化するものである。
ここで、光学系2がレンズ位置bにあり、計時部11により設定された時間を3分間としたときに、測距評価信号が図3に示すような変化をした場合、映像信号検出部9によって行われる、測距評価信号の変動量が所定レベル未満であるか否かの判定は、次のようにして行われる。
まず、設定された時間(3分間)のカウントを開始した時に検出された評価値、すなわちレンズ位置bにおける評価値aを基準測距値とし、所定レベルをxとすると、その後、設定された時間が経過するまでに検出された測距値が、a±xの範囲を超えていなければ、測距評価信号の変動量が所定レベル未満であると判定され、それがa±xの範囲を超えていれば、測距評価信号の変動量が所定レベル以上であると判定される。
図3の例では、カウントを開始してから2分間を経過する前の時点で、測距評価信号の変動量がa±xの範囲を超えていることから、測距評価信号の変動量が所定レベル以上と判定されることとなる。
尚、ここでは、映像信号の変動量を検出する際の映像信号を測距評価信号とした例を説明したが、これを、それ以外の色信号、輝度信号、AE信号、又はホワイトバランス処理信号として同様に判定を行うようにすることも可能である。
図4、図5は、ヒストグラム算出部10によって算出された輝度信号の分布の一例を示す図であり、図4は一般的な被写体における輝度信号の分布を示し、図5は全体的に暗い被写体における輝度信号の分布を示している。尚、図4及び図5において、横軸は輝度値、縦軸はその輝度値を有する画素数を示している。
一般的な被写体の場合には、図4に示すように画素が特定の帯域に偏っていないものの、全体的に暗い被写体の場合には、図5に示すように暗い輝度の帯域に画素が偏っている。また、不図示ではあるが、逆に全体的に明るい被写体の場合には明るい輝度の帯域に画素が偏ることとなる。このように、輝度信号の分布の偏りから、暗い被写体であるか又は明るい被写体であるかといった被写体の極端な明暗を区別することが可能であるので、このカメラでは、ヒストグラム算出部10が、算出した輝度信号の分布から更に標準偏差を算出し、この標準偏差から特定の輝度の帯域に含まれる画素数の割合を算出して状況判別部14へ出力し、状況判別部14が、その特定の輝度の帯域に含まれる画素数の割合が所定レベル以上であるか否かを判定することによって、輝度信号の分布が偏っているか否かの判定が行われるものである。
次に、このカメラで行われる動作の一つとして、所定条件の基に当該カメラが撮影状態にあるか非撮影状態にあるかを判別し、非撮影状態にあると判別されたときに電源供給状態を省電力状態へ移行する省電力動作について説明する。尚、本実施例では、この省電力動作が、撮影動作が終了した時点に開始するものとするが、例えば、その他の所定動作が終了した時点で開始するようにすることも可能である。
図6は、その省電力動作に係る処理フローを示す図である。
ユーザによるレリーズボタンの押下に応じて行われた一連の撮影動作が終了すると、同図に示すように、まず、計時部11のタイマをリセットしスタートさせる(ステップ(以下単に「S」という)1)。
続いて、映像信号のモニタを開始する(S2)。すなわち、図2及び図3を用いて説明したように、映像信号検出部9による、RAM8に随時記憶される映像信号の変動量の検出が開始される。尚、映像信号の変動量を検出する際の映像信号としては、色信号、輝度信号、測距評価信号、AE信号、及びホワイトバランス処理信号の何れでも良いが、ここでは測距評価信号とする。
続いて、S1でタイマがスタートした後にユーザによる操作部12の操作が有ったか否かを判定する(S3)。すなわち、タイマがスタートした後に操作検出部13によりユーザによる操作部12の操作が検出されたか否かを判定する。
このS3の判定において、その判定結果がNoの場合(操作が無かった場合)には、続いて、S1でスタートしたタイマのカウントが計時部11により予め設定されている設定時間を経過したか否かを判定する(S4)。
このS4の判定において、その判定結果がNoの場合にはS3へ戻り、その判定結果がYesの場合には、続いて、その設定時間の間に映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満であったか否かを判定し(S5)、その判定結果がYesの場合には、電源制御部15により電源供給状態が省電力状態へ移行するよう制御され(S9)、本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS4の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が無く、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満であった場合(図6の#1の場合)には、状況判別部14により当該カメラが非撮影状態にあると判別され、電源供給状態が省電力状態へ移行する。例えば、当該カメラの電源がオンされた状態で天を向いたまま放置された場合等には、この#1の場合となる。
一方、S5の判定結果がNoの場合には、再び、計時部11のタイマをリセットしスタートさせ(S6)、続いて、S3と同様に、S6でタイマがスタートした後にユーザによる操作部12の操作が有ったか否かを判定する(S7)。
このS7の判定において、その判定結果がNoの場合(操作が無かった場合)には、S4と同様に、S6でスタートしたタイマのカウントが計時部11により予め設定されている設定時間を経過したか否かを判定し(S8)、その判定結果がNoの場合にはS7へ戻り、Yesの場合には、電源制御部15により電源供給状態が省電力状態へ移行するよう制御され(S9)、本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS4の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が無く、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上であった場合であって、さらに、S6のタイマがスタートしてからS8の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が無かった場合(同図の#2の場合)には、状況判別部14により当該カメラが非撮影状態にあると判別され、電源供給状態が省電力状態へ移行する。例えば、当該カメラの電源がオンされたまま持ち運ばれた場合や、当該カメラの電源がオンされた状態で放置され、その前を人等が横切った場合等には、この#2の場合となる。
一方、S7の判定において、その判定結果がYesの場合(操作が有った場合)には、そのまま本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS4の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が無く、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上であった場合であって、さらに、S6のタイマがスタートしてからS8の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が有った場合(同図の#3の場合)には、状況判別部14により当該カメラが撮影状態にあると判別され、そのまま本処理フローが終了する。例えば、長時間構図決めを行っている場合等には、この#3の場合となる。
一方、S3の判定において、その判定結果がYesの場合(操作が有った場合)には、続いて、その操作がレリーズボタンの押下であったか否かを判定し(S10)、その判定結果がYesの場合には、そのまま本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS4の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによる操作部12の操作が有り、且つ、その操作がレリーズボタンの押下であった場合(同図の#4の場合)には、状況判別部14により当該カメラが撮影状態にあると判別され、そのまま本処理フローが終了する。
一方、S10の判定において、その判定結果がNoの場合には、続いて、S4と同様に、S1でスタートしたタイマのカウントが計時部11により予め設定されている設定時間を経過したか否かを判定する(S11)。
このS11の判定において、その判定結果がNoの場合にはS3へ戻り、Yesの場合には、続いて、S5と同様に、その設定時間の間に映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満であったか否かを判定し(S12)、その判定結果がNoの場合には、そのまま本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS11の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによるレリーズボタン以外の操作部12の操作が有り、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上であった場合(同図の#5の場合)には、状況判別部14により当該カメラが撮影状態にあると判別され、そのまま本処理フローが終了する。例えば、ズームボタンが押下されてズーム動作が行われている場合等には、この#5の場合となる。
一方、S12の判定において、その判定結果がYesの場合には、続いて、ヒストグラム算出部10により、RAM8に記憶された映像信号のうちの輝度信号から当該輝度信号の分布が算出され(S13)、その分布から当該分布の標準偏差が算出され、さらにその標準偏差から特定の輝度の帯域に含まれる画素数の割合が算出される。そして、その特定の輝度の帯域に含まれる画素数の割合から、S13で算出された輝度信号分布が偏っているか否かを判定し(S14)、その判定結果がYesの場合には、電源制御部15により電源供給状態が省電力状態へ移行するよう制御され(S9)、本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS11の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによるレリーズボタン以外の操作部12の操作が有り、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満であった場合であって、さらに、ヒストグラム算出部10により算出された輝度信号分布が偏っていた場合(同図の#6の場合)には、状況判別部14により当該カメラが非撮影状態にあると判別され、電源供給状態が省電力状態へ移行する。例えば、当該カメラが鞄の中に収納されている状態でボタン等が誤って押下されてしまった場合等には、この#6の場合となる。尚、このようにカメラが暗所にある、或いはレンズが何かで塞がれている場合等には、輝度信号分布が暗い輝度の帯域に偏ることとなる。
一方、S14の判定において、その判定結果がNoの場合には、そのまま本処理フローが終了する。
このように、S1でタイマがスタートしてからS11の設定時間が経過するまでの間に、ユーザによるレリーズボタン以外の操作部12の操作が有り、且つ、映像信号検出部9により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合であって、さらに、ヒストグラム算出部10により算出された輝度信号分布が偏っていなかった場合(同図の#7の場合)には、状況判別部14により当該カメラが撮影状態にあると判別され、そのまま本処理フローが終了する。例えば、当該カメラが三脚に固定された状態でメニュー操作が行われた場合等には、この#7の場合となる。
以上、本実施例によれば、設定時間内における操作部12の操作と映像信号の変動量を検出して、それらに基づいてカメラが撮影状態及び非撮影状態の何れにあるかを判別するようにしたので、様々な状況において、カメラの非撮影状態、すなわちカメラの非使用状態を確実に判断することができる。
また、設定時間内における操作部12の操作が無く且つ映像信号の変動量が所定レベル未満である場合には、カメラが非撮影状態にあると判別されるので、前述のようにカメラの電源がオンされた状態で天を向いたまま放置された場合等においても、非撮影状態にあることを確実に判断することができる。
また、設定時間内における操作部12の操作が無く且つ映像信号の変動量が所定レベル以上である場合には、更に一定時間の間、操作部12の操作を検出するようにしたので、操作部12の操作の検出が2つの期間に渡って行われ、前述のように、カメラの電源がオンされたまま持ち運ばれた場合や、カメラの電源がオンされた状態で放置され、その前を人等が横切った場合等においても、非撮影状態にあることを確実に判断することができる。
また、設定時間内における操作部12の操作が有り且つ映像信号の変動量が所定レベル未満である場合には、更に輝度信号分布の偏りを判別するようにしたので、前述のようにカメラが鞄の中に収納された状態でボタン等が誤って押下されてしまった場合等においても、非撮影状態にあることを確実に判断することができる。
また、このようにカメラの非撮影状態を確実に判断することができることから、カメラの電力消費を効率的に低減させることもできる。
また、カメラが撮影状態にあるのか非撮影状態にあるのかを判別するために、特別なセンサ等を用いる必要も無いことから、カメラの構成を簡単なものとすることもできる。
尚、上述した実施例において、S4(或いはS11)及びS8の判定基準となる設定時間は、何れも同一の設定時間としたが、両者を異なる設定時間とすることも可能である。この場合、例えば、計時部11にタイマを2つ設け、一方のタイマを用いて設定時間を1分間としてS4及びS11の判定を行い、他方のタイマを用いて設定時間を5分間としてS8の判定を行うようにすることも可能である。この例によれば、S4やS11の判定を速やかに行うことができる。
また、上述した実施例では、映像信号の変動量を検出する際の映像信号を一つとしたが、複数の映像信号を組み合わせるようにすることも可能である。例えば、カメラの絞りが開放にある場合には被写界深度が浅くなることから、被写体が合焦位置から外れているときには、AE信号の変動はあまり大きくならないものの測距評価信号の変動は大きくなる場合がある。このように、何れかの信号の変動量が所定レベル未満であっても、他の信号の変動量が所定レベル以上となる場合もあることから、映像信号の変動量を検出する際の映像信号として、複数の映像信号を組み合わせて使用することによって、より確実に、カメラが撮影状態にあるか非撮影状態にあるかを判断することができる。
また、上述した実施例では、状況判別部14による撮影状態であるか非撮影状態であるかの判別結果に応じて、電源供給状態を省電力状態へ移行するよう制御するものであったが、その判別結果に応じて、その他の処理を行うよう制御することも可能である。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
本発明の一実施例に係るカメラの内部構成を示すブロック図である。 映像信号検出部によって行われる、映像信号の変動量が所定レベル未満であるか否かの判定を説明する図である。 映像信号検出部によって行われる、映像信号の変動量が所定レベル未満であるか否かの判定を説明する図である。 ヒストグラム算出部によって算出された輝度信号の分布の一例を示す図である。 ヒストグラム算出部によって算出された輝度信号の分布の一例を示す図である。 省電力動作に係る処理フローを示す図である。
符号の説明
1 CPU
2 光学系
3 撮像素子
4 AGC/CDS
5 A/D
6 信号処理部
7 モータードライバ
8 RAM
9 映像信号検出部
10 ヒストグラム算出部
11 計時部
12 操作部
13 操作検出部
14 状況判別部
15 電源制御部

Claims (11)

  1. 撮像信号から映像信号を得る信号処理手段と、
    所定時間を計時する計時手段と、
    当該カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する操作手段と、
    前記操作手段に対して為された操作を検出する操作検出手段と、
    前記映像信号の変動量を検出する変動量検出手段と、
    前記所定時間内における、前記操作検出手段による検出結果と前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量とに基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかを判別する判別手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 前記判別手段により当該カメラが非撮影状態にあると判別されたときに、電源供給状態を省電力状態へ移行するよう制御する電源制御手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 前記映像信号は、色信号、輝度信号、測距評価信号、AE信号、及びホワイトバランス処理信号のうちの少なくとも一つである、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  5. 前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出されず且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上である場合であって、さらに、前記所定時間経過後に続く一定時間の間に前記操作検出手段により操作が検出されなかった場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  6. 前記映像信号から輝度信号分布を算出する輝度分布算出手段を更に有し、
    前記判別手段は、前記所定時間内において、前記操作検出手段により操作が検出され且つ前記変動量検出手段により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合であって、さらに前記輝度分布算出手段により算出された輝度信号分布が偏っていた場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 撮像信号から映像信号を得る信号処理手段と、所定時間を計時する計時手段と、当該カメラの撮影動作及び撮影条件を変更する操作手段と、を備えるカメラの制御方法であって、
    前記操作手段に対して為された操作を検出する操作検出工程と、
    前記映像信号の変動量を検出する変動量検出工程と、
    前記所定時間内における、前記操作検出工程による検出結果と前記変動量検出工程により検出された前記映像信号の変動量とに基づいて当該カメラが撮影状態及び非撮影状態のいずれにあるかを判別する判別工程と、
    を備えることを特徴とするカメラの制御方法。
  8. 前記判別工程により当該カメラが非撮影状態にあると判別されたときに、電源供給状態を省電力状態へ移行するよう制御する電源制御工程を更に備える、
    ことを特徴とする請求項7記載のカメラの制御方法。
  9. 前記判別工程は、前記所定時間内において、前記操作検出工程により操作が検出されず且つ前記変動量検出工程により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項7記載のカメラの制御方法。
  10. 前記判別工程は、前記所定時間内において、前記操作検出工程により操作が検出されず且つ前記変動量検出工程により検出された映像信号の変動量の何れかが所定レベル以上である場合であって、さらに、前記所定時間経過後に続く一定時間の間に前記操作検出工程により操作が検出されなかった場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項7記載のカメラの制御方法。
  11. 前記映像信号から輝度信号分布を算出する輝度分布算出工程を更に有し、
    前記判別工程は、前記所定時間内において、前記操作検出工程により操作が検出され且つ前記変動量検出工程により検出された映像信号の変動量の何れもが所定レベル未満である場合であって、さらに前記輝度分布算出工程により算出された輝度信号分布が偏っていた場合、当該カメラが非撮影状態にあると判別する、
    ことを特徴とする請求項7記載のカメラの制御方法。
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JP2012100177A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2012519989A (ja) * 2009-03-06 2012-08-30 ノキア コーポレイション カメラの電池寿命を延ばす方法および機器
US11502405B2 (en) 2018-10-03 2022-11-15 Nec Corporation Transmission/reception baseband-processing device, communication system, correction method, and program

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