JP2005339491A - 非接触型データ受送信体及びその製造方法並びに製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属を少なくとも含む物品に接して使用できる薄型の非接触型データ受送信体及びその製造方法並びに製造装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る第二の非接触型データ受送信体は、ベース基材2とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナ3およびICチップ4とからなるインレット9と、前記インレット9を構成するアンテナ3及びICチップ4を覆うように配される磁性体層5と、前記インレット9に前記磁性体層5を介して設けられた剥離紙6と、前記インレット9を構成するベース基材2の他方の面に接着剤層5を介して設けられた上紙8とからなる非接触型データ受送信体とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)用途の情報記録メディアのように、電磁波を媒体として外部から情報を受信し、また外部に情報を送信できるようにした非接触型データ受送信体に関する。
特に、本発明に係る非接触型データ受送信体は、金属製の物品に貼付する場合に好適に用いられる。
近年、非接触ICタグやRFID(Radio Frequency IDentification)用途の情報記録メディアのように、電磁波を媒体として外部から情報を受信し、また、外部に情報を送信できるようにした非接触型データ受送信体が提案されている。
非接触型データ受送信体の一例であるICラベルは、リーダ/ライタからの電磁波を受信すると共振作用によりアンテナに起電力が発生し、この起電力によりICラベル内のICチップが起動し、チップ内の情報を信号化し、この信号がICラベルのアンテナから発信される。
ICラベルから発信された信号は、リーダ/ライタのアンテナで受信され、コントローラーを介してデータ処理装置へ送られ、識別等のデータ処理が行われる。
これらのICラベルが作動するためには、リーダ/ライタから発信された電磁波がICラベルのアンテナに十分取り込まれて、ICチップの作動起電力以上の起電力が誘導されなければならないが、ICラベルを金属製物品の表面に貼付した場合には、金属製物品の表面では磁束が金属物品の表面に平行になる。このため、ICラベルのアンテナを横切る磁束が減少して誘導起電力が低下するため、ICチップの作動起電力を下回り、ICチップが作動しなくなるという問題があった(例えば、非特許文献1参照。)。
図5は、ICラベルを金属物品の表面に載置した場合の、磁束の流れを示した模式図である。リーダ/ライタ41から発生した磁束42が金属物品43の表面では平行になるため、金属物品43の表面に載置されたICラベル44のアンテナ45を通過する磁束が減少し、アンテナ45に誘起される起電力が低下するため、ICチップ46が作動しなくなる。
そこで、金属物品の上に載置しても作動するようにするために、フェライトコアにアンテナを巻いて、このアンテナの軸心が金属製物品の表面の磁束の方向と平行になるように配置し、アンテナ面を通過する磁束を増大させて、誘導起電力を増大させようとする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図6は特許文献1の実施の形態によるICタグ の斜視図で、角形のフェライトコア56の周囲にアンテナ62を巻き、アンテナ52が巻いてない部分にはベース基材55を介してベース基材55の上にICチップ53とコンデンサ54等が搭載されている。角型のフェライトコア56の平面部(図6の下面)が金属物品の表面に貼付されると、金属物品の表面に平行な磁束がフェライトコア56を通り、がアンテナ52内を直角に通過するため、所要の誘起電圧が発生し、ICチップ53が作動する。
一方、アンテナを平面状に形成して、そのアンテナの下面に設けた磁芯部材に磁束を通過させることによって、平面状に形成したアンテナ内に磁束を通過させて、アンテナに誘導起電力を発生させるとともに、磁芯部材の下面に導電部材を設けて、載置する物品からICラベルへの影響を防止しようとする提案がある(例えば、特許文献2参照。)。
図7は特許文献2の実施の形態を示す断面図である。ICラベル用アンテナ61は、平面内で渦巻き状に巻回された導体61aからなり、アンテナ61の片面に接着された板状又はシート状の磁芯部材63と、この磁芯部材63の下面に導電材部64を備えている。磁芯部材63は、アンテナ61が設けられたベース基材の他の面に、アンテナ61の一部を横断して、一方の端部がアンテナ61の外側に出て、他の端部がアンテナ61の中心部(内部)62に来るように積層される。
このように磁芯部材63を積層すると、磁束は、磁芯部材63の一方の端部から入り、他の端部から抜けていくため、他の端部から出た磁束がアンテナ61の内部を通過するようになり、導体61aにより形成されたアンテナ61に誘導起電力が発生する。このため、このICラベルを物品65の表面に取付けて、ICラベル周囲の磁束方向がICラベルのアンテナ61面と平行になっても、磁束はアンテナ61内を通過するようになる。これにより、ICチップを作動させるのに十分な電圧が誘導されるため、ICチップが確実に作動する。
更に、この実施の形態では、アンテナ61が設けられたベース基材の他方の面に磁芯部材63を覆うように導電部材64が積層接着されているので、導電部材64が物品への電波の通過を遮蔽することになる。従って、アンテナ61は物品65が金属であるか否かに係わらず、その影響を受けることが少なくなり、物品65の表面が金属により形成されていても、その金属面に生じる渦電流等による損失は発生せず、RFID用タグは、金属製物品65に取付けても確実に動作することになる。
しかしながら、特許文献1では、誘導起電力を増大させるために、アンテナ52を通過する磁束を増大させようとしてアンテナ52の径を大きくすると、ICラベルの厚さが増大するという問題がある。
一方、特許文献2は、ベース基材の一方の面に磁芯部材と導電部材を設けるために、この場合もICラベルの厚さが増大するという問題がある。
寺浦信之監修、「RFタグの開発と応用−無線ICチップの未来−」、初版、シーエムシー出版、2003年2月28日、p121、図2 特開2003−317052号公報 特開2003−108966号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、非接触型データ受送信体の厚さの増大を抑えるとともに、金属を少なくとも含む物品に接しても、ICチップの作動起電力を十分上回る起電力が誘起されて使用できる非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る第一の非接触型データ受送信体は、ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとからなるインレットと、前記インレットを構成するアンテナ及びICチップを覆うように配される磁性体層と、を具備してなることを特徴としている。
かかる構成によれば、第一の非接触型データ受送信体は、インレットを構成するアンテナとICチップを覆うように磁性体層が形成されることにより、金属を少なくとも含む物品に接した場合でも、磁束が磁性体層を通ってアンテナに捕捉されるため、アンテナにICチップを作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。しかも、磁性体層は、アンテナ及びICチップを覆うように形成することにより、アンテナ及びICチップの保護層としての機能も発揮する。
また、本発明に係る第二の非接触型データ受送信体は、ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとからなるインレットと、前記インレットを構成するアンテナ及びICチップを覆うように配される磁性体層と、前記インレットに前記磁性体層を介して設けられた剥離紙と、前記インレットを構成するベース基材の他方の面に接着剤層を介して設けられた上紙と、を具備してなることを特徴とする。
かかる構成によれば、本発明に係る第二の非接触型データ受送信体は、インレットを構成するアンテナとICチップを覆うように磁性体層が形成されることにより、金属を少なくとも含む物品に接した場合でも、磁束が磁性体層を通ってアンテナに捕捉されるため、アンテナにICチップを作動させるのに十分な誘導起電力を発生させることができる。しかも、磁性体層は、アンテナ及びICチップを覆うように形成することにより、アンテナ及びICチップの保護層としての機能も発揮する。
さらに、第二の非接触型データ受送信体は、磁性体層付きインレットが剥離紙と接着剤層で囲まれているので、磁性体層への埃や塵埃等の付着が防止される。そして、剥離紙を取り除いて新たに露出した接着剤層により、金属を少なくとも含む物品に磁性体層が接するようにして、第二の非接触型データ受送信体を物品に貼付することができる。一方、インレットを構成するベース基材の他方の面に接着剤層を介して上紙が設けられているので、上紙には模様を設けたり、各種情報を印刷することができる。
上述した第一又は第二の非接触型データ受送信体の磁性体層は、結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークとからなることを特徴とする。
第一又は第二の非接触型データ受送信体は、磁性体層が結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークとからなるため、磁性体層を構成する磁性体粉末又は磁性体フレークは、それ自体が離散することなく成形できる。また、アンテナやICチップを損傷することなく、アンテナ間やアンテナとICチップとの間をなす個々の間隙を効率よく、容易に埋めることができる。
第一又は第二の非接触型データ受送信体の磁性体層は、さらに接着剤を含むことを特徴とする。
第一又は第二の非接触型データ受送信体は、磁性体層がさらに接着剤を有すると磁性体粉末又は磁性体フレーク間の結着性を改善することができるとともに、物品に貼付することが可能となる。そして、ベース基材と磁性体層の材質に、可撓性を有するような材料を選択すれば、曲面状の物品にも貼付する形態も可能となる。さらに、粘着機能が求められる場合は、新たに接着剤層を設けても構わない。
特に、第二の非接触型データ受送信体は、磁性体層付きインレットを囲む接着剤層の粘着機能が重複されて、物品に強固に貼着することができるので好ましい。
また、上述した第一又は第二の非接触型データ受送信体の磁性体層は、塗布法または印刷法が好適に採用される。
第一及び第二の非接触型データ受送信体の磁性体層は、塗布法又は印刷法により形成されるため、アンテナやICチップに損傷を与えることなく、また、アンテナやICチップで形成される間隙を効率よく、容易に埋めることができる。
本発明に係る第一の非接触型データ受送信体の製造方法は、ベース基材の一方の面において、互いに接続するようにアンテナとICチップを設ける工程A1と、前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設ける工程A2と、前記磁性体層を乾燥固化する工程A3と、を少なくとも備えていることを特徴としている。
工程A1では、ベース基材のどちらか片方の面にアンテナとICチップを設けるので磁性体層はベース基材の片方の面のみ覆えば良く、工程A2では、アンテナとICチップのどちらか高い方が僅かに隠れる程度に覆えば良いので磁性体層を必要以上に厚く設ける必要がなく、工程A3では、磁性体層を乾燥固化することによって磁性体層が強固になるので、磁性体層の必要量が最小限に抑えられるとともに、アンテナとICチップはベース基材に強固に固着される。
本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の製造方法は、長尺状の剥離紙の一方の面に捨紙が積み重ねられてなる第一連続用紙をその長手方向に供給する工程B1と、前記工程B1で用意された前記第一連続用紙から前記捨紙を取り除いて前記剥離紙を露出させる工程B2と、ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとからなるインレットに、前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設けてなる磁性体層付きインレットを用い、前記工程B2により用意された前記剥離紙の露出面に前記磁性体層が順次接するように貼付する工程B3と、長尺状の上紙の一方の面に接着剤層を介して捨紙が積み重ねられてなる第二連続用紙をその長手方向に供給する工程B4と前記工程B4により繰り出された前記第二連続用紙から捨紙が取り除かれて露出した接着剤層と前記ベース基材の他方の面とを貼着する工程B5と、前記工程B5により形成された積層体から非接触型データ受送信体となる部位を打ち抜く工程B6と、を少なくとも備えていることを特徴としている。
かかる構成によれば、捨紙を取り除きながら剥離紙を供給するとともに磁性体層付きインレットを1枚ずつ順次送り込み、磁性体層付きインレットを剥離紙の所定の位置に組み込む作業を手作業に頼ることなく自動的に量産性良く組み込むことができ、更に、捨紙を取り除きながら上紙を供給して、上紙を前記ベース基材の他方の面に貼着した後、インラインで非接触型データ受送信体を打ち抜くため、大量の非接触型データ受送信体を効率良く、安定的に低コストで製造することができる。
本発明に係る非接触型データ受送信体の製造装置は、長尺状の剥離紙の一方の面に捨紙が積み重ねられてなる第一連続用紙を長手方向に供給する第一手段と、前記捨紙を取り除いて前記剥離紙を露出させる第二手段と、ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとからなるインレットに、前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設けてなる磁性体層付きインレットを用い、前記第二手段により用意された前記剥離紙の露出面に前記磁性体層が順次接するように貼付する第三手段と、長尺状の上紙の一方の面に接着剤層を介して捨紙が積み重ねられてなる第二連続用紙を長手方向に供給する第四手段と、前記第二連続用紙の捨紙が取り除かれて露出した接着剤層と前記ベース基材の他方の面とを貼着する第五手段と、前記第五手段により形成された積層体から非接触型データ受送信体となる部位を打ち抜く第六手段と、を少なくとも備えていることを特徴としている。
かかる構成によれば、捨紙を取り除きながら剥離紙を供給するとともに磁性体層付きインレットを1枚ずつ順次送り込み、剥離紙の所定位置へ磁性体層付きインレットを貼付し、更に、前記ベース基材の他方の面に捨紙を取り除いた上紙を貼着した後、インラインで非接触型データ受送信体を打ち抜く機能を備えているため、自動化と大量生産性に優れた装置が得られる。
以上説明したように、本発明に係る第一及び第二の非接触型データ受送信体は、インレットを構成するアンテナとICチップを覆うように磁性体層を形成することによって、少なくとも金属を含む物品に接した場合であっても、アンテナにICチップを作動させるのに十分な誘導起電力が発生する。しかも、磁性体層が粘着性を有すれば、磁性体層の粘着機能により物品に貼付することができる。
本発明に係る第一の非接触型データ受送信体の製造方法は、ベース基材のどちらか片方の面にアンテナとICチップを設け、それらが僅かに隠れる程度に磁性体層で覆い、磁性体層を乾燥固化するので、磁性体層の必要量が最小限に抑えられるとともに、アンテナとICチップはベース基材に強固に固着される。
本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の製造方法は、剥離紙を連続的に供給して、磁性体層付きインレットを自動的に組み込みながら、インラインで製品を打ち抜くため、大量の非接触型データ受送信体を効率良く、安定的に低コストで製造することができる。
また、本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の製造装置は、連続剥離紙の供給機能、磁性体層付きインレットの順送と剥離紙への貼付機能、上紙の貼着、製品の打ち抜き機能を備えていて、自動化と大量生産性に優れている。
以下、本発明に係る非接触型データ受送信体およびその製造方法並びに製造装置の一実施の形態について図面を用いて説明する。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解するために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明に係る第一の非接触型データ受送信体の実施形態を示す概略断面図である。
本発明に係る第一の非接触型データ受送信体は以下の構成からなる。
(1) ベース基材102の一方の面にインレット109を設けるとは、インレット109を構成するアンテナ103とICチップ104がベース基材102の両方の面に設けられるのではなく、どちらか片方の面に設けられることである。
(2) 5インレットを構成するアンテナ103とICチップ104が互いに接続されるとは、アンテナ103の端部がICチップの両極端子にそれぞれ接続されることである。
(3) 磁性体層105をなす、結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークとからなる複合体が、インレット109を構成するアンテナ103及びICチップ104を覆うようにとは、アンテナ103とICチップ104が僅かに隠れる程度に覆うことを意味し、磁性体層105の表面(開放面)が平坦になるように覆うことがより好ましい。
図2は、本発明の第二の非接触型データ受送信体の実施形態を示す概略断面図である。
本発明に係る第二の非接触型データ受送信体は以下の構成からなる。
(1) ベース基材2の一方の面にインレット9を設けるとは、インレット9を構成するアンテナ3とICチップ4がベース基材2の両方の面に設けられるのではなく、どちらか片方の面に設けられることである。
(2) インレットを構成するアンテナ3とICチップ4が互いに接続されるとは、アンテナ103の端部がICチップの両極端子にそれぞれ接続されることである。
(3) 磁性体層5をなす、結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークとからなる複合体が、インレット9を構成するアンテナ3及びICチップ4を覆うようにとは、アンテナ3とICチップ4が僅かに隠れる程度に覆うことを意味し、磁性体層5の表面(開放面)が平坦になるように覆うことがより好ましい。
(4) 剥離紙6が磁性体層5を介して設けられるとは、剥離紙6と磁性体層5が直接接していても良いし、接着剤層を介して剥離紙6が磁性体層5に貼着されていても良い。
(5) ベース基材2の他方の面とは、アンテナ3とICチップ4が設けられた面とは反対側の面である。
(6) ベース基材2の他方の面に接着剤層7を介して設けられた上紙8とは、接着剤層7をベース基材2と上紙8の間に設けて上紙8を設けても良いし、インレット9の両側面とベース基材2の上側を覆うように接着剤層を設け、ベース基材2の上側に上紙8が貼着されることである。
これらの実施の形態におけるベース基材2、102は、少なくとも表層部には、ガラス繊維、アルミナ繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの無機または有機繊維からなる織布、不織布、マット、紙あるいはこれらを組み合わせたもの、あるいはこれらに樹脂ワニスを含浸させて成形した複合基材、ポリアミド系樹脂基材、ポリエステル系樹脂(PET、PENなど)基材、ポリオレフィン系樹脂基材、ポリイミド系樹脂基材、エチレン・ビニルアルコール共重合体基材、ポリビニルアルコール系樹脂基材、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVCなど)基材、ポリ塩化ビニリデン系樹脂基材、ポリスチレン系樹脂基材、ポリカーボネート系樹脂(PC)基材、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合系樹脂基材、ポリエーテルスルホン系樹脂基材などのプラスチック基材、あるいはこれらにマット処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線照射処理、電子線照射処理、フレームプラズマ処理およびオゾン処理、あるいは各種易接着処理などの表面処理を施したものなどの公知のものから選択して用いることができる。これらのうち、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリイミドからなる電気絶縁性のフィルムまたはシートが好適に用いられる。
アンテナ3、103は、ベース基材2、102の一方の面にポリマー型導電インクを用いて所定のパターン状にスクリーン印刷するか若しくは導電性箔をエッチングすることにより形成することができる。
本発明で用いるポリマー型導電インクの例としては、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム、ロジウムなどの粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子を樹脂組成物に配合したものを一般的に挙げることができる。この樹脂組成物として熱硬化型樹脂を用いれば、200℃以下、例えば100〜150℃程度で塗膜を得ることができ、得られた塗膜の電気の流れる経路は導電微粒子の接触によるものであるが、10-5Ω・cmオーダーの抵抗値が得られる。
また、本発明のポリマー型導電インクは熱硬化型の他、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものを利用できる。なお、光硬化性樹脂を樹脂組成物に含むと、硬化時間を短縮して効率を向上させることができる。具体的には、例えば、導電微粒子を60質量%以上含有し、熱可塑性樹脂のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特にポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物とし、ポリエステル樹脂を10質量%以上含有するもの、すなわち溶剤揮発型かあるいは架橋/熱可塑併用型(但し熱可塑型が50質量%以上である)のものや、導電微粒子を50質量%以上含有し、架橋性樹脂(エポキシ樹脂のフェノール硬化系、あるいはエポキシ樹脂のスルホニウム塩硬化系など)のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂とのブレンド樹脂組成物としたもの、すなわち架橋型かあるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に利用できる。また、アンテナ部などの導電回路において耐折り曲げ性がさらに要求される場合には、本発明で用いるポリマー型導電インクに可撓性付与剤を配合することができる。本発明で用いる可撓性付与剤としては、具体的には、例えば、ポリエステル系可撓性付与剤、アクリル系可撓性付与剤、ウレタン系可撓性付与剤、ポリ酢酸ビニル系可撓性付与剤、熱可塑性エラストマー系可撓性付与剤、天然ゴム系可撓性付与剤、合成ゴム系可撓性付与剤およびこれらの2種以上の混合物を挙げることができる。
アンテナ3、103をエッチングにより形成する場合には、電気絶縁性のベース基材2の一方の面の全面に銅箔を張り合わせたものを用意する。そして、この銅箔に耐エッチング塗料をシルクスクリーン法により、所望のパターンに印刷する。通常、アンテナ3は、渦巻状または矩形状に形成されるため、耐エッチング塗料は、渦巻状または矩形状に印刷される。しかる後に、この耐エッチング塗料を乾燥固化させた後、エッチング液に浸して、耐エッチング塗料が塗布されていない銅箔を溶解除去し、耐エッチング塗料が塗布された銅箔部分をベース基材の一方の面に残存させて、アンテナ3、103が形成される。
次に、ベース基材3の所定位置に導電性の接着剤(不図示)を介してICチップ4、104を搭載し、ICチップ4、104に所定の圧力をかけることによりICチップ4、104とベース基材2、102とを接着剤(不図示)によって接着し、ICチップ4、104の裏面に設けられた接点においてアンテナ3、103とICチップ4、104とを電気的に接続する。
磁性体層5、105をなす複合体は、結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークと含む磁性塗料を塗布乾燥することによって、磁性体粉末又は磁性体フレーク自体が離散成形される。なお、前記磁性塗料は、さらに接着剤を含む形態とすれば、磁性体粉末又は磁性体フレークの結着性を高めるとともに、物品に貼付できるので好ましい。
ここで、磁性塗料に含ませる磁性材料の粉末としては、カーボニル鉄粉末、パーマロイ等のアトマイズ粉末、還元鉄粉末等が用いられる。磁性材料のフレークとしては、上記粉末をボールミル等で微細化して粉末を成形した後、この粉末を機械的に扁平化して得られたフレークや、鉄系またはコバルト系アモルファス合金の溶湯を水冷銅板に衝突させて得られたフレークを用いる。
本実施形態において結合剤としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂等が使用可能であり、熱可塑性樹脂の例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセルロース)、スチレンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹脂、あるいは、スチレン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコン系ゴム、エチレン・プロピレン共重合体ゴム等のポリマー系の合成ゴム材料などが挙げられる。
また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂の例としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。
これらの磁性塗料を用いて、スクリーン印刷法等により、ベース基材2、102の一方の面において、アンテナ3、103とICチップ4、104が僅かに隠れる程度に塗布しても良いし、十分隠れる程度に塗布しても良い。磁性体層5、105を塗布後室温放置するか、または所定の温度と時間に加熱して乾燥固化することによって磁性体層5、105付のインレット9、109が形成される。
つづいて、捨紙付きの剥離紙を用意し、捨紙を取り除いて露出した剥離紙の一方の面に前記磁性体層5を介してインレット9を貼付する。
この後、ベース基材2の他方の面(アンテナ3やICチップ4が設けられていない面)に、裏面に接着剤層7が設けられた上紙8を、同接着剤層7を介して貼付することにより本願発明の第二の非接触型データ受送信体が得られる。
以下、本発明の第二の非接触型データ受送信体の製造方法と製造装置について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る第二の非接触型データ受送信体の製造装置の構成を概略的に示す図である。なお、以下においてインレットとは、磁性体層付きのインレットを意味している。
本実施形態の製造装置は、長尺状の剥離紙に捨紙が貼付された第一連続用紙20を供給する第一手段21を備えている。
第一手段21から供給された第一連続用紙20は、表層の捨紙20aが剥がされて第二手段22に巻き取られた後、インレットを貼付する第三手段23へ送られる。
以下では、上述した図3の第三手段の具体例を図4に基づいて詳述する。
図3の第三手段の例としては、図4に示す通り、スタッカー(保持手段)31、インレット引き出し機(取出し手段)32、移動手段、移動押圧手段からなる構成が挙げられる。
[保持手段、取出し手段]
図4に示す第三手段23は、多数のインレット30(図2の9に相当)を鉛直方向に積み重ねた状態で保持するスタッカー(保持手段)31を備えている。スタッカー31の下方には、多数のインレット30からインレット30を1枚ずつ取り出すためのインレット引出し機32が設けられている。インレット引出し機32は鉛直方向に沿って往復移動可能に構成され、その先端ヘッド32aがスタッカー31に積み重ねられた多数のインレット30の最も下側に位置するインレット30を吸引作用により順次引き出す(取り出す)。
[取出し手段]
ここで、インレット30の下側面は、第一連続用紙20の剥離紙20b上に貼付される面であって平坦に形成されている。したがって、インレット引出し機32の先端ヘッド32aがインレット30の下側面の中央部分を充分な吸引力で吸引して、スタッカー31からインレット30を1枚ずつ確実に引き出すことができる。このとき、インレット30が瞬間的に撓むことになるが、ICモジュールおよびアンテナはインレット30の中央部分から離れて位置決めされているので、先端ヘッド32aの吸引によって損傷を受けることはない。また、多数のインレット30の最も下側から順次引き出す構成であるため、作業の途中においてもインレット30をスタッカー31に随時供給することができる。
[移動手段]
インレット引出し機32によってスタッカー31から引き出されたインレット30は、レール部材33に形成された案内溝33aの中に載置される。なお、案内溝33aの幅寸法は、インレット30の対応する寸法よりもわずかに大きく設定されている。そして、インレット引出し機32は、レール部材33に形成された鉛直方向の貫通孔33bを介してスタッカー31に接近することができるように構成されている。また、第三手段23は、レール部材33の案内溝33aの中に位置決めされて案内溝33aに沿って往復移動可能な押出し用ブロック34を備えている。
たとえばエアシリンダーで駆動される押出し用ブロック34は、案内溝33aに沿って図中右側へ移動することにより、スタッカー31から引き出されて案内溝33aの中に載置されたインレット30を、その先端が案内溝33aの突当て部33cにほぼ当接するまで送給する。このように、レール部材33および押出し用ブロック34は、多数のインレット30から取り出されたインレット30を所定の位置まで移動させるための移動手段を構成している。また、スタッカー(保持手段)31とインレット引出し機(取出し手段)32とレール部材33および押出し用ブロック34(移動手段)とは、多数のインレット30からインレット30を1枚ずつ選択的に取り出して所定の位置へ順次送給するための送給手段を構成している。
[移動押圧手段]
さらに、第三手段23は、案内溝33aの突当て部33cに先端がほぼ当接するように位置決めされたインレット30を吸引作用により吸着把持するための吸込みブロック35を備えている。吸込みブロック35はインレット30の矩形形状に対応した立方体形状を有し、その下側面には緩衝材としてのスポンジ35aが取り付けられている。また、吸込みブロック35の下側面の中央には、インレット30を吸着把持するための吸引口(不図示)が設けられている。
たとえばエアシリンダーで駆動される吸込みブロック35は、鉛直方向および案内溝33aに沿った水平方向に移動可能に構成されている。こうして、案内溝33aの突当て部33cに先端がほぼ当接するように位置決めされたインレット30に向かって吸込みブロック35が下降し、インレット30が吸込みブロック35の下側面に吸着把持される。このとき、インレット30の中央部分には吸込みブロック35からの吸引力が作用するが、スポンジ35aの緩衝作用によりインレット30が吸引力に起因して損傷を受けることはない。
インレット30を吸着把持した吸込みブロック35は上昇した後、図中水平方向に沿って第一連続用紙20の剥離紙20bの上方まで移動する。このとき、吸込みブロック35は、図示を省略した水平ガイドに沿って横移動し、たとえば図示を省略したストッパーの作用により剥離紙20bの上方の所定位置で停止する。その後、吸込みブロック35が下降し、吸着把持したインレット30を剥離紙20bの表面に押圧する。
なお、第一連続用紙20は、その捨紙20aが剥がされた状態で、剥離紙20bが露出している。したがって、吸込みブロック35がインレット30を剥離紙20bの表面に押圧するとともに吸引動作を停止することにより、インレット30が用紙20bの表面に貼付されることになる。このように、吸込みブロック35は、所定の位置に送給されたインレット30を移動させて第一連続用紙20の剥離紙20bの表面に順次押圧する移動押圧手段を構成している。
一方、第一連続用紙20は、その剥離紙20bの表面の一方の側に形成されたタイミングマーク20dをセンサー(不図示)が読み取ることにより、長手方向に沿って間欠的に搬送される。こうして、上述のインレット貼付動作と間欠的な搬送動作を繰り返すことにより、インレット30が剥離紙20bの表面上に所定のピッチで間隔を隔てて順次貼付される。
なお、図4では、図面の明瞭化のために、1つの送給手段と1つの移動押圧手段とからなる1つのインレット貼付機構だけを示しているが、連続用紙20の流れ方向(供給方向)に沿ってインレット貼付機構を複数列に配置することもできる。この場合、インレット貼付機構の数と同数のインレット30を剥離紙20bの表面に同時に貼付することができる。
また、剥離紙20bの表面に同時に貼付される複数のインレット30の間隔を調整することができるように、複数のインレット貼付機構の第一連続用紙20の流れ方向に沿った間隔が調整可能に構成されていることが好ましい。さらに、様々なサイズのインレット30に対応することができるように複数のインレット貼付機構を構成することもできる。
再び図3を参照すると、第三手段23を介してインレット30が間隔を隔てて順次貼付された第一連続用紙20は、一対の貼着ローラー27aと27bとで構成された第五手段27へ送られる。一方、本実施形態の製造装置は、第二連続用紙24として、たとえば上紙に接着剤層を介して捨紙が貼付された第二連続用紙24を供給するための第四手段25を備えている。第二連続用紙24は、三層構造になっており、上側に設けられた捨紙24aと、下側に設けられた上紙24bが接着剤層で張り合わされている。ここで、上紙24bは非接触型データ受送信体1の表用紙を構成する。
第四手段25から供給された第二連続用紙24は、その捨紙24aが剥がされて巻取り手段26に巻き取られた後、第五手段27へ送られる。なお、捨紙24aが剥がされた状態で、第二連続用紙24bの表面(捨紙24aと接していた面)には接着剤層が露出している。こうして、第五手段27では、剥離紙20bと第二連続用紙24bとが一対の貼着ローラー27aと27bとの間を通過することにより、第二連続用紙24bの接着層と、剥離紙20bのインレット30が貼付された面とが重ね合わされて貼着される。
ここで、一対の貼着ローラー27aと27bとの間を通過するときのインレット30への負荷を軽減するために、すなわちインレット30に作用するニップ圧を軽減するために、貼着ローラー27aおよび27bのうち少なくとも一方に緩衝材としてのスポンジ(不図示)を巻いている。また、貼着手段27よりも下流側に設けられた各ガイドローラーでは、比較的曲げ変形に弱い特性を有するインレット30に作用する曲げ応力を軽減するために、ローラー径を比較的大きい値(たとえば約80mmの直径)に設定している。
第五手段27を介して重ね合わされて貼着された複合用紙(20b、24b)は、第六手段28へ送られる。第六手段28では、1個の非接触型データ受送信体の外形形状に沿って型抜きされ、型抜きされた複合用紙(20b、24b)の不要部分(非接触型データ受送信体の領域以外の剥離紙20bおよび用紙24b)は巻取り手段29に巻き取られる。
以上のように、本実施形態では、第三手段23において、多数のインレット30からインレット30を1枚ずつ選択的に取り出して所定の位置へ順次送給し、所定の位置に送給されたインレット30を移動させて第一連続用紙20の剥離紙20bの表面に押圧することにより、磁性体層に接着性があるため、順次貼付することができる。したがって、インレット30を用紙に組み込む作業を手作業に頼ることなく自動的に行って、大量の非接触型データ受送信体1を効率的に且つ高品質に製造することができる。
なお、本実施形態の図4は、カセット式でインレット30を供給しているが、もちろん、連続式で供給し、カッター等によって切り離す方式を採っても良い。また、磁性体層はインラインで塗布乾燥して形成しても良い。
上述の非接触型データ受送信体の製造装置は、いわゆるICタグに対しても同様に適用することができる。したがって、本発明における「非接触型データ受送信体」は、台紙から剥がして使用される通常の形態の非接触型データ受送信体に限定されることなく、2枚の用紙の間に組み込まれた形態を有するICタグ等にも適用することができる。
本発明に係る第一の非接触型データ受送信体の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の製造装置の構成を概略的に示す図である。 本発明に係る第二の非接触型データ受送信体の製造装置の第三手段の構成を詳細に示す拡大斜視図である。 通常の非接触型データ受送信体を金属物品の表面に載置した場合の磁束の流れを示す模式図である。 従来の非接触型データ受送信体の一例を示す斜視図である。 従来の非接触型データ受送信体の他の一例を示す断面図である。
符号の説明
1、100 非接触型データ受送信体、2、102 ベース基材、3、103 アンテナ、4、104 ICチップ、5、105 磁性体層、6 剥離紙、7 接着剤層、8 上紙、9、109 インレット、20、 第一連続用紙、20a 捨紙、20b 剥離紙、21 第一手段、22 第二手段、23 第三手段、24 第二連続用紙、24a 捨紙、24b 用紙、25 第四手段、26、29 巻取り手段、27 第五手段、27a、27b 貼着ロール、28 第六手段、30 インレット、31 スタッカー、32 インレット引出し機、32a 先端ヘッド、33 レール部材、33a 案内溝、33b 貫通孔、33c 突当て部、34 押出し用ブロック、35 吸い込みブロック、35a スポンジ。

Claims (8)

  1. ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナ及びICチップとからなるインレットと、
    前記インレットを構成するアンテナ及びICチップを覆うように配される磁性体層と、
    を具備してなることを特徴とする非接触型データ受送信体。
  2. ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナ及びICチップとからなるインレットと、
    前記インレットを構成するアンテナ及びICチップを覆うように配される磁性体層と、
    前記インレットに前記磁性体層を介して設けられた剥離紙と、
    前記インレットを構成するベース基材の他方の面に接着剤層を介して設けられた上紙と、
    を具備してなることを特徴とする非接触型データ受送信体。
  3. 前記磁性体層は、結合剤と磁性体粉末又は磁性体フレークとからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触型データ受送信体。
  4. 前記磁性体層は、さらに接着剤を含むことを特徴とする請求項3に記載の非接触型データ受送信体。
  5. 前記磁性体層は塗布法または印刷法により形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触型データ受送信体。
  6. ベース基材の一方の面において、互いに接続するようにアンテナとICチップを設ける工程A1と、
    前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設ける工程A2と、
    前記磁性体層を乾燥固化する工程A3と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする非接触型データ受送信体の製造方法。
  7. 長尺状の剥離紙の一方の面に捨紙が積み重ねられてなる第一連続用紙をその長手方向に供給する工程B1と、
    前記工程B1で用意された前記第一連続用紙から前記捨紙を取り除いて前記剥離紙を露出させる工程B2と、
    ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナ及びICチップとからなるインレットに、前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設けてなる磁性体層付きインレットを用い、前記工程B2により用意された前記剥離紙の露出面に前記磁性体層が順次接するように貼付する工程B3と、
    長尺状の上紙の一方の面に接着剤層を介して捨紙が積み重ねられてなる第二連続用紙をその長手方向に供給する工程B4と
    前記工程B4により繰り出された前記第二連続用紙から捨紙が取り除かれて露出した接着剤層と前記ベース基材の他方の面とを貼着する工程B5と、
    前記工程B5により形成された積層体から非接触型データ受送信体となる部位を打ち抜く工程B6と、を少なくとも備えていることを特徴とする非接触型データ受送信体の製造方法。
  8. 長尺状の剥離紙の一方の面に捨紙が積み重ねられてなる第一連続用紙を長手方向に供給する第一手段と、
    前記捨紙を取り除いて前記剥離紙を露出させる第二手段と、
    ベース基材とその一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナ及びICチップとからなるインレットに、前記アンテナと前記ICチップを覆うように磁性体層を設けてなる磁性体層付きインレットを用い、前記第二手段により用意された前記剥離紙の露出面に前記磁性体層が順次接するように貼付する第三手段と、
    長尺状の上紙の一方の面に接着剤層を介して捨紙が積み重ねられてなる第二連続用紙を長手方向に供給する第四手段と、
    前記第二連続用紙の捨紙が取り除かれて露出した接着剤層と前記ベース基材の他方の面とを貼着する第五手段と、
    前記第五手段により形成された積層体から非接触型データ受送信体となる部位を打ち抜く第六手段と、を少なくとも備えていることを特徴とする非接触型データ受送信体の製造装置。

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