JP2005334027A - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005334027A
JP2005334027A JP2004153050A JP2004153050A JP2005334027A JP 2005334027 A JP2005334027 A JP 2005334027A JP 2004153050 A JP2004153050 A JP 2004153050A JP 2004153050 A JP2004153050 A JP 2004153050A JP 2005334027 A JP2005334027 A JP 2005334027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
axial flow
pump
washing
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004153050A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Manda
隆彦 萬田
Yoshifumi Tanabe
佳史 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2004153050A priority Critical patent/JP2005334027A/ja
Publication of JP2005334027A publication Critical patent/JP2005334027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】 フィルタ上に汚物や残滓が残されることによって生ずるフィルタの目詰まり、洗浄水を循環させる洗浄用のポンプの性能低下を防止する。
【解決手段】 軸流インペラ208の正回転動作によって貯留槽105に貯留された洗浄水を吸入口213から吸い込んで吐出口214から吐出する過程で加圧動作を行なう軸流ポンプ107を設け、この軸流ポンプ107から吐出された洗浄水を洗浄ノズル体108から洗浄対象物(例えば食器151)に向けて噴射することを繰り返し、例えば洗浄終了後に貯留槽105に貯留された洗浄水を排水ポンプ110で排水するに際して、軸流インペラ208を逆回転駆動させ、軸流ポンプ107の吸入口213に連絡する洗浄水吸入空間501の給水口501aの部分に配置されたフィルタ111に残された汚物や残滓を浮き上がらせ、洗浄水と共に排水できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食器等の洗浄対象物を洗浄する洗浄機に関する。
食器等の洗浄対象物を洗浄する洗浄機では、貯留槽に貯留された洗浄水を洗浄用のポンプに吸入して加圧し、洗浄ノズル体から噴射させて洗浄対象物に噴きかけるようにしている。洗浄対象物に噴きかけた洗浄水は貯留槽に戻され、再度、洗浄用のポンプに吸入されて加圧され、洗浄ノズル体から噴射される。この際、洗浄対象物に噴きかけられて貯留槽に戻る洗浄水には、洗浄対象物から脱落した汚物や残滓等が混入する。そこで、このような汚物や残滓が洗浄用のポンプによって極力再循環されないようにする工夫が必要となる。
特許文献1には、洗浄対象物に噴きかけられて貯留槽に戻る洗浄水に含まれる残滓をフィルタ(1次フィルタ8)で捕捉し、洗浄用のポンプに吸入されることを防止するようにした発明が記載されている。
特許文献2には、洗浄対象物に噴きかけられて貯留槽に戻る洗浄水に含まれる比較的大型の異物をフィルタ(異物侵入防止フィルタ17)で捕捉し、このフィルタを通過した比較的小さな異物を遠心分離装置によって洗浄水から分離するようにした発明が記載されている。
特開平02−140128号公報 特開平02−128737号公報
しかしながら、特許文献1、2のいずれに記載された発明も、フィルタに捕捉された汚物や残滓等は、人手によってフィルタの洗浄をしない限り、そのままフィルタ上に残される。このため、フィルタの目詰まりが生じたり、洗浄水を循環させる洗浄用のポンプの性能低下を生じさせたりする、という問題がある。
本発明の目的は、フィルタ上に汚物や残滓が残されることによって生ずるフィルタの目詰まり、洗浄水を循環させる洗浄用のポンプの性能低下を防止することである。
本発明は、洗浄槽と、前記洗浄槽の内部で洗浄対象物を保持する洗浄対象物保持部と、洗浄水を貯留する貯留槽と、軸流インペラの正回転動作によって前記貯留槽に貯留された洗浄水を吸入口から吸い込んで吐出口から吐出する過程で加圧動作を行なう軸流ポンプと、前記軸流ポンプから吐出された洗浄水を取り入れて前記洗浄対象物保持部に保持された洗浄対象物に向けて噴射する洗浄ノズル体と、前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する排水ポンプと、前記貯留槽の内部において前記軸流ポンプの前記吸入口に連絡する洗浄水吸入空間をその吸入口部分を残して他の空間から仕切る仕切り部と、前記洗浄水吸入空間の前記吸入口部分に配置されたフィルタと、を備え、前記排水ポンプによって前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する際、前記軸流インペラを逆回転駆動させるようにした。
本発明によれば、排水ポンプによって貯留槽に貯留された洗浄水を排水する際、軸流インペラを逆回転駆動させるので、フィルタに捕捉された汚物や残滓等が浮き上がり、浮き上がった汚物や残滓等を排水される洗浄水と共に廃棄することができ、したがって、フィルタの目詰まりや、洗浄水を循環させる軸流ポンプの性能低下を防止することができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、食器洗浄機への適用例である。
図1は、全体の縦断正面図である。図2は、その縦断側面図である。洗浄機としての食器洗浄機101は、筐体102の内部上方に洗浄槽103を有する。洗浄槽103には、洗浄対象物保持部として食器籠104が設けられている。食器籠104は、皿等の洗浄対象物である食器151を収納する。筐体102の内部下方には、洗浄水を貯留する貯留槽105と機器収納空間106とが設けられている。機器収納空間106には、軸流ポンプ107が設けられている。貯留槽105の上部には、洗浄ノズル体108が配置されている。食器洗浄機101は、貯留槽105に貯留された洗浄水を貯留槽105に吸い込ませて圧縮し、圧縮した洗浄水を洗浄ノズル体108に送り、この洗浄ノズル体108に設けられた複数個のノズル109から噴射させる、という基本構成を備えている。ノズル109から噴射した洗浄水は、食器籠104に保持された食器151に噴きかけられ、これによって食器151の洗浄が行なわれる。貯留槽105に残る使用済みの洗浄水は、排水ポンプ110によって外部に排水される。
次に、各部の詳細について説明する。
貯留槽105は、筐体102の下方に配置されている。貯留槽105には、洗浄水を導入するための図示しない給水口が設けられている。また、図2に示すように、貯留槽105の底部では、貯留槽105の上方空間から洗浄水吸入空間501及び排水空間502が仕切られている。洗浄水吸入空間501と排水空間502との間も仕切られている。このような仕切りは、仕切り部503によってなされている。図2に示すように、洗浄水吸入空間501の給水口501aと排水空間502の排水口502aとは、互いに隣接して配置されている。図2からも明らかなように、これらの給水口501a及び排水口502aは、排水口502aの部分で最も低くなるように傾斜が付けられている。そして、洗浄水吸入空間501の給水口501aにのみ、フィルタ111が設けられている。
軸流ポンプ107について説明する。図1及び図2において、201はモータである。モータ201は、筒状のステータ202とロータ203とによって構成されている。ステータ202は、環状の鉄心を積層することにより形成されたステータコア204と、このステータコア204に巻回されたコイル205と、このコイル205をステータコア204の端面とともに覆う樹脂層206とを有する。ロータ203は、中心に回転軸207を固定的に備えた軸流インペラ208と、この軸流インペラ208の外周の一部に設けられた磁極209とを有する。軸流インペラ208は、円柱体210の外周に螺旋溝211を形成した構造のものである。回転軸207は、上下二箇所を軸受212で回転自在に保持されている。
軸流ポンプ107は、下方に吸入口213を有し、上方に吐出口214を有する。吸入口213は、貯留槽105に連絡する洗浄水吸入空間501に連絡して配置され、軸流インペラ208の正回転に伴い貯留槽105に貯留されて洗浄水吸入空間501に導入された洗浄水を吸い込む。吐出口214は、連結管112によって洗浄ノズル体108に密閉的に連結されている。このような軸流ポンプ107は、軸流インペラ208が正回転することによって洗浄水を吸入口213から吸い込み、逆回転することによって洗浄水を吸入口213から排出する構造である。
排水ポンプ110は、排水空間502の排水口502aの近傍に配置されている。排水ポンプ110は、排水空間502の内部に配置されたファン110aを回転駆動することによって、貯留槽105から排水空間502に流れ込んだ洗浄水を配水管113を介して外部に排水する。
貯留槽105には、ヒータ114が設けられている。このヒータ114は、通電されて発熱し、貯留槽105に貯留された洗浄水を加熱する。
機器収納空間106には、乾燥装置115が設けられている。この乾燥装置115は、空調モータ116によって空調ファン117を回転駆動して空気の流れを生じさせ、ダクト118を介して空気を洗浄槽103に導く構造のものである。
図3は、各部のハードウエア構成を示すブロック図である。軸流ポンプ107等の各部は、マイクロコンピュータ301によって駆動制御される。マイクロコンピュータ301を構成するために、各種演算処理を実行して各種信号を入出力することで各部を制御するCPU302が設けられ、このCPU302にはROM303及びRAM304がシステムバス305を介して接続されている。ROM303は制御プログラム等の固定データを固定的に格納する。RAM304は可変データを書き換え自在に記憶する。RAM304の書き換え自在な記憶領域は、例えば、ROM303に格納された制御プログラムに従い動作するCPU302がワークエリアとして使用する。このようにして構成されたマイクロコンピュータ301には、システムバス305を介して、軸流ポンプ107、排水ポンプ110、ヒータ114、及び乾燥装置115のそれぞれの図示しない駆動制御回路が接続されている。更に、マイクロコンピュータ301にシステムバス305を介して接続されるものとして、それぞれ外観を図示しない操作部306、電磁弁307、及び水位センサ308が設けられている。
操作部306は、例えば動作モードを選択したり、動作開始を指示したりするのに用いられる。
電磁弁307は、貯留槽105に対する洗浄水の導入を制御する。つまり、電磁弁307が開くことにより、貯留槽105に洗浄水を導入することができるように構成されている。
水位センサ308は、電磁弁307が開いて貯留槽105に洗浄水が導入されるに際して、その水位を監視する。一例として、ROM303に格納されたプログラムは、洗浄水の水位が水位センサの配置位置に達した場合、CPU302が電磁弁307に対して閉じるべき信号を出力するよう、プログラムされている。
図4は、食器洗浄のための基本的な処理の流れを示すフローチャートである。ROM303に格納されたプログラムは、食器洗浄のための基本的な処理として、洗浄開始時の発生を監視している(ステップS101)。例えば、操作部306からの指示で洗浄開始が指示されると、洗浄開始時があったと判定され(ステップS101のY)、電磁弁307をオンにする処理が実行される(ステップS102)。これにより、貯留槽105に洗浄水が導入される。水位センサ308は、貯留槽105に導入された洗浄水の水位が規定の水位になったことを検出する。そこで、水位センサ308がオンになると(ステップS103のY)、電磁弁307に対してオフ信号が出力される(ステップS104)。これにより、電磁弁307が閉じられ、貯留槽105に対する洗浄水の給水が停止される。その後、ヒータ114のオン信号が出力される。
図5は、ヒータ制御処理を示すフローチャートである。CPU302は、ヒータオンイベントの発生を監視している(ステップS151)。図1中のステップS105におけるヒータオン信号発生は、ヒータオンイベントである。そこで、CPU302は、ヒータオンイベントが発生すると(ステップS151のY)、ヒータ114のオン信号が出力され、これによってヒータ114が駆動されて発熱し、貯留槽105に貯留された洗浄水が加熱される。その後、ヒータオフイベントが発生すれば(ステップS153のY)、ヒータ114のオフ信号が出力され、これによってヒータ114の駆動が停止される。このようなヒータ114のオンオフ制御は、例えば、サーモスタットによってヒータ114の温度を検出し、必要に応じて実行すれば良い。
図4のフローチャートに戻る。ヒータ114が駆動されて発熱し、貯留槽105に貯留された洗浄水が加熱された後、洗浄動作が実行され(ステップS106)、すすぎ処理(ステップS107)が規定回数に達するまで実行され(ステップS108のY)、その後、感想処理(ステップS109)が規定時間経過するまで実行される(ステップS110のY)。ステップS109の乾燥処理は、ヒータ114をオンにして洗浄槽103の内部の温度を上昇させ、これと並行して乾燥装置115を動作させる。つまり、空調モータ116によって空調ファン117を回転駆動して空気の流れを生じさせ、ダクト118を介して空気を洗浄槽103に導く。これにより、ヒータ114によって暖められた空気がダクト118を介して洗浄槽103の内部、とりわけ洗浄対象物である食器151に向けて導かれ、食器151の乾燥が促進される。こうして、食器151の洗浄、すすぎ、乾燥という一連の動作を含む広義の洗浄処理が実行される。
図6は、すすぎ処理(ステップS107)の概要を示すフローチャートである。すすぎ処理(ステップS107)が実行される際には、これに先行する洗浄動作(ステップS106)の実行に伴い、貯留槽105から洗浄水が排水されている状態となっている。この処理については後述する(図7ないし図9参照)。そこで、すすぎ処理(ステップS107)は、貯留槽105に洗浄水を満たすことから始まる。そこで、最初に、電磁弁307をオンにする処理が実行される(ステップS107a)。これにより、貯留槽105に洗浄水が導入される。水位センサ308は、貯留槽105に導入された洗浄水の水位が規定の水位になったことを検出する。そこで、水位センサ308がオンになると(ステップS107bのY)、電磁弁307に対してオフ信号が出力される(ステップS107c)。これにより、電磁弁307が閉じられ、貯留槽105に対する洗浄水の給水が停止される。この状態で、すすぎ動作が実行される(ステップS107d)。
以下、洗浄動作(ステップS106)及びすすぎ動作(ステップS107d)の詳細を図7ないし図9のフローチャートに示す。これらの図7ないし図9のフローチャートは、洗浄動作(ステップS106)及びすすぎ動作(ステップS107d)について、それぞれ異なるパターンを示している。どのパターンが選択されるかは、一例として、操作部306で選択した動作モードの種類に依存する。つまり、ROM303に格納された制御プログラムは、操作部306で選択した動作モードに応じた洗浄動作(ステップS106)及びすすぎ動作(ステップS107d)のパターンを提供する。以下、それぞれの処理について述べる。
図7は、洗浄動作及びすすぎ動作の一パターンを示すフローチャートである。まず、軸流ポンプ107が正回転駆動される。つまり、コイル205に電流を流し、軸流インペラ208が正回転する方向にロータ203を回転させる。これに伴い、軸流インペラ208が正回転し、この回転によって、貯留槽105の洗浄水吸入空間501に貯留されている洗浄水が軸流ポンプ107の吸入口213から吸入され、吐出口214から洗浄ノズル体108に至る空間内で圧縮される。これにより、洗浄ノズル体108に形成された複数個のノズル109から洗浄水が噴射され、洗浄槽103の内部で食器籠104に保持された食器151に噴きかけられる。食器151を洗浄し、又はすすいだ洗浄水は、貯留槽105に戻り、その一部はフィルタ111を通って濾過された後に給水口501aから洗浄水吸入空間501に至り、他の一部は排水口502aから排水空間502に至る。洗浄水吸入空間501に戻された洗浄水は、再度、軸流ポンプ107の吸入口213から吸入され、吐出口214から洗浄ノズル体108に至る空間内で圧縮され、洗浄ノズル体108に形成された複数個のノズル109から噴射される。このような動作の繰り返しによって、食器151の洗浄又はすすぎがなされる。
軸流ポンプ107を正回転駆動させての食器151の洗浄動作は、規定時間実行される(ステップS201、S202)。つまり、軸流ポンプ107を正回転駆動させてから規定時間が経過すると、規定時間経過の判定がなされ(ステップS202のY)、軸流ポンプ107の停止処理が実行される(ステップS203)。その後、排水ポンプ110が駆動され、貯留槽105から洗浄水を排水する。排水される洗浄水は、貯留槽105の内部で排水口502aから排水空間502に至った洗浄水である。排水空間502に流れ込んだ洗浄水は、排水空間502の内部に配置されたファン110aの回転に伴い、配水管113を介して外部に排水される。このような排水ポンプ110を駆動させての排水動作は、規定時間経過するまで実行される(ステップS204、S205)。そして、規定時間が経過したならば(ステップS205のY)、排水ポンプ110の停止処理が実行される(ステップS206)。
図8は、洗浄動作及びすすぎ動作の別のパターンを示すフローチャートである。まず、軸流ポンプ107が正回転駆動され(ステップS301)、食器151の洗浄又はすすぎがなさる。規定時間経過の判定がなされると(ステップS302のY)、軸流ポンプ107の停止処理が実行される(ステップS303)。その後、軸流ポンプ107が逆回転駆動される(ステップS304)。つまり、コイル205に電流を流し、軸流インペラ208が逆回転する方向にロータ203を回転させる(排水ポンプ110によって貯留槽105に貯留された洗浄水を排水する際、軸流インペラ208を逆回転駆動させる手段)。これに伴い、軸流インペラ208が逆回転し、この回転によって、洗浄水が軸流ポンプ107の吸入口213から排出される。これにより、洗浄水吸入空間501に貯留されている洗浄水が貯留槽105の他の領域に戻される。この際、戻される洗浄水がフィルタ111を逆流するため、フィルタ111に付着している汚物や残滓等がフィルタ111から浮き上がり、剥離する。
ここで、フィルタ111に対して汚物や残滓等が強固に付着している場合には、軸流ポンプ107の逆回転駆動時における洗浄水の吐出圧が大きくないと、フィルタ111から汚物や残滓等を浮き上がらせるのが困難な場合がある。これに対して、本実施の形態の軸流ポンプ107は、ロータ203の円柱体210の外周面に螺旋溝211が形成された軸流インペラ208を用いている構造上、ロータ203が正回転した場合と逆回転した場合とのポンプ効率を同一にすることが可能である。したがって、本実施の形態によれば、軸流ポンプ107の逆回転駆動時における洗浄水の吐出圧を高めることが可能である。
このようなステップS304での軸流ポンプ107の逆回転駆動後、排水ポンプ110が駆動される(ステップS305)。したがって、軸流ポンプ107と排水ポンプ110との駆動が並行することになる。この際、排水ポンプ110が駆動されると、排水口502aの周辺の洗浄水に排水空間502への吸引力が働く。このため、フィルタ111から浮き上がり剥離された汚物や残滓等は、排水ポンプ110の駆動によって洗浄水と共に排水空間502に流れ込み、配水管113を介して外部に排水されることになる。したがって、フィルタ111を清浄に保つことができ、フィルタ111の目詰まりや、洗浄水を循環させる軸流ポンプ107の性能低下を防止することができる。
軸流ポンプ107と排水ポンプ110との並行駆動後は、軸流ポンプ107の停止処理が実行されていないことを条件に(ステップS306のN)、軸流ポンプ107の駆動時間を規定する第1の規定時間経過の有無が判定される(ステップS307)。第1の規定時間が経過した場合には、これが判定され(ステップS307のY)、軸流ポンプ107の停止処理が実行される(ステップS308)。これにより、ステップS306では、軸流ポンプ107の停止処理が実行されたと判定されるので(ステップS306のY)、続いて排水ポンプ110の駆動時間を規定する第2の規定時間経過の有無が判定される(ステップS309)。第2の規定時間が経過した場合には、これが判定され(ステップS309のY)、排水ポンプ110の停止処理が実行される(ステップS310)。
ここで、軸流ポンプ107の駆動時間を規定する第1の規定時間は、軸流インペラ208の逆回転によって、洗浄ノズル体108の内部の洗浄水が軸流ポンプ107の吐出口214まで排水されない範囲の時間に設定されている。これは、軸流インペラ208を正回転させてポンプ作用をさせる際、動作初期時にポンプ出力が低下してしまうことを防止するためである。つまり、軸流インペラ208の螺旋溝211の内部に留まっている洗浄水まで吸入口213から排出してしまうと、洗浄ノズル体108のノズル109を介して吸引される空気が軸流ポンプ107の内部に入り込む。このため、再び軸流インペラ208を正回転させてポンプ作用をさせる際、動作初期時にポンプ出力が低下してしまう。そこで、本実施の形態では、軸流インペラ208を逆回転させて洗浄水を排水するに際して、洗浄ノズル体108の内部の洗浄水が軸流ポンプ107の吐出口214まで排水されないように制御している。
図9は、洗浄動作及びすすぎ動作の更に別のパターンを示すフローチャートである。まず、軸流ポンプ107が正回転駆動され(ステップS401)、食器151の洗浄又はすすぎがなさる。規定時間経過の判定がなされると(ステップS402のY)、軸流ポンプ107の停止処理が実行される(ステップS403)。その後、軸流ポンプ107が短時間逆回転駆動される(ステップS404)。つまり、コイル205に電流を流し、軸流インペラ208が逆回転する方向にロータ203を回転させる(排水ポンプ110によって貯留槽105に貯留された洗浄水を排水する際、軸流インペラ208を短時間間欠的に逆回転駆動させる手段)。これに伴い、軸流インペラ208が逆回転し、この回転によって、軸流インペラ208の内部及びこの軸流インペラ208から洗浄ノズル体108に至る空間内に留まっている洗浄水が軸流ポンプ107の吸入口213から排出される。これにより、洗浄水吸入空間501に貯留されている洗浄水が貯留槽105の他の領域に戻される。このような軸流ポンプ107の短時間の逆回転駆動という処理は、規定回数に達するまで繰り返される(ステップS405)。これにより、洗浄水吸入空間501に貯留されている洗浄水が貯留槽105の他の領域に戻されるという動作が、間欠的に複数回繰り返されることになる。この際、洗浄水吸入空間501に貯留されている洗浄水が貯留槽105の他の領域に戻される度に、戻される洗浄水がフィルタ111を逆流すると共にフィルタ111に衝撃力を与える。これにより、フィルタ111に付着している汚物や残滓等がフィルタ111から浮き上がり、剥離する。
軸流ポンプ107を短時間逆回転駆動する処理が規定回数繰り返されると(ステップS405のY)、排水ポンプ110が駆動される(ステップS406)。排水ポンプ110が駆動されると、排水口502aの周辺の洗浄水に排水空間502への吸引力が働く。このため、フィルタ111から浮き上がり剥離された汚物や残滓等は、排水ポンプ110の駆動によって洗浄水と共に排水空間502に流れ込み、配水管113を介して外部に排水されることになる。したがって、フィルタ111を清浄に保つことができ、フィルタ111の目詰まりや、洗浄水を循環させる軸流ポンプ107の性能低下を防止することができる。排水ポンプ110が駆動された後、規定時間の経過が判定されると(ステップS407のY)、排水ポンプ110の停止処理が実行される(ステップS408)。
以上、図7ないし図9に基づいて、洗浄動作(ステップS106)及びすすぎ動作(ステップS107d)について、異なる三つのパターンを説明した。これらの異なる三つのパターンは、一例として、操作部306で選択した動作モードの種類に依存して、他の一例として、すすぎ処理(ステップS107)でのすすぎ回数に応じて、適宜選択される。例えば、通常の洗浄処理(106)は図7に例示するパターンで実行し、何回に一回は図8又は図9に例示するパターンで実行することや、洗浄対象物である食器151に付着した汚れの種類に応じて図7ないし図9のいずれか一のパターンが適宜設定されるようにすること等が可能である。また、すすぎ処理(ステップS107)において、最初のすすぎ動作に図9のパターンで実行し、二回目のすすぎ処理は図8のパターンで実行し、三回目以降のすすぎ処理は図7のパターンで実行する、というようなことも考えられる。
別の実施の形態としては、洗浄動作(ステップS106)中に、図7ないし図9のいずれか一種類又は二種類以上のパターン、とりわけ図8又は図9のパターンを複数回実行しても良い。この場合、いずれのパターンが実行されても、貯留槽105から洗浄水が排水される。そこで、洗浄水を排水した後、図4中のステップS102からステップS105までの処理を実行した後に図7ないし図9のパターンを実行する、ということを複数回繰り返す。これにより、食器151から脱落した汚物や残滓等が最も多くフィルタ111に捕捉される洗浄中、フィルタ111が捕捉した汚物や残滓等を洗浄水と共に速やかに排出することができ、フィルタ111をより清浄に保つことが可能となる。したがって、清浄な洗浄水を使用して食器151の洗浄動作(ステップS106)を行うことが可能となり、より効果的な洗浄を行なうことができる。
本発明の実施の一形態を示す全体の縦断正面図である。 その縦断側面図である。 各部のハードウエア構成を示すブロック図である。 食器洗浄のための基本的な処理の流れを示すフローチャートである。 ヒータ制御処理を示すフローチャートである。 すすぎ処理の概要を示すフローチャートである。 洗浄動作及びすすぎ動作の一パターンを示すフローチャートである。 洗浄動作及びすすぎ動作の別のパターンを示すフローチャートである。 洗浄動作及びすすぎ動作の更に別のパターンを示すフローチャートである。
符号の説明
103 洗浄槽
104 洗浄対象物保持部(食器棚)
105 貯留槽
107 軸流ポンプ
108 洗浄ノズル体
110 排水ポンプ
111 フィルタ
201 モータ
203 ロータ
208 軸流インペラ
211 螺旋溝
213 吸入口
214 吐出口
151 洗浄対象物(食器)
501 洗浄水吸入空間
501a 給水口
503 仕切り部

Claims (6)

  1. 洗浄槽と、
    前記洗浄槽の内部で洗浄対象物を保持する洗浄対象物保持部と、
    洗浄水を貯留する貯留槽と、
    軸流インペラの正回転動作によって前記貯留槽に貯留された洗浄水を吸入口から吸い込んで吐出口から吐出する過程で加圧動作を行なう軸流ポンプと、
    前記軸流ポンプから吐出された洗浄水を取り入れて前記洗浄対象物保持部に保持された洗浄対象物に向けて噴射する洗浄ノズル体と、
    前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する排水ポンプと、
    前記貯留槽の内部において前記軸流ポンプの前記吸入口に連絡する洗浄水吸入空間をその吸入口部分を残して他の空間から仕切る仕切り部と、
    前記洗浄水吸入空間の前記吸入口部分に配置されたフィルタと、
    前記排水ポンプによって前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する際、前記軸流インペラを逆回転駆動させる手段と、
    を備える洗浄機。
  2. 前記軸流ポンプは、モータを有し、このモータのロータをこのロータの外周部に螺旋溝の流路が形成された軸流インペラとするモータ一体型ポンプとして構成されている、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記手段は、前記洗浄ノズル体内の洗浄水が前記吐出口まで排水されない範囲で前記軸流インペラを逆回転駆動させる、請求項1記載の洗浄機。
  4. 前記手段は、前記排水ポンプを駆動して前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する動作と並行して前記軸流インペラを逆回転駆動させる、請求項1記載の洗浄機。
  5. 前記手段は、前記軸流インペラを間欠的に逆回転駆動させる、請求項1記載の洗浄機。
  6. 洗浄対象物の洗浄動作の終了までの間に、前記軸流インペラを逆回転駆動させる動作と前記排水ポンプを駆動して前記貯留槽に貯留された洗浄水を排水する動作とを複数回繰り返す、請求項1記載の洗浄機。
JP2004153050A 2004-05-24 2004-05-24 洗浄機 Pending JP2005334027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004153050A JP2005334027A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004153050A JP2005334027A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005334027A true JP2005334027A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35488244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004153050A Pending JP2005334027A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005334027A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018107287A1 (de) * 2018-03-27 2019-10-02 Miele & Cie. Kg Geschirrspülmaschine, insbesondere Haushaltsgeschirrspülmaschine
JP2019205599A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機
CN111436873A (zh) * 2019-01-16 2020-07-24 宁波方太厨具有限公司 一种残渣处理装置及其控制方法
CN112089376A (zh) * 2020-08-31 2020-12-18 宁波方太厨具有限公司 一种清洗篮及应用有该清洗篮的水槽
CN113143161A (zh) * 2021-04-30 2021-07-23 华帝股份有限公司 一种洗碗机防污物堵塞的净排泵控制方法及洗碗机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018107287A1 (de) * 2018-03-27 2019-10-02 Miele & Cie. Kg Geschirrspülmaschine, insbesondere Haushaltsgeschirrspülmaschine
EP3545813A1 (de) * 2018-03-27 2019-10-02 Miele & Cie. KG Geschirrspülmaschine, insbesondere haushaltsgeschirrspülmaschine
JP2019205599A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機
JP7113307B2 (ja) 2018-05-29 2022-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機
CN111436873A (zh) * 2019-01-16 2020-07-24 宁波方太厨具有限公司 一种残渣处理装置及其控制方法
CN111436873B (zh) * 2019-01-16 2023-06-20 宁波方太厨具有限公司 一种残渣处理装置及其控制方法
CN112089376A (zh) * 2020-08-31 2020-12-18 宁波方太厨具有限公司 一种清洗篮及应用有该清洗篮的水槽
CN113143161A (zh) * 2021-04-30 2021-07-23 华帝股份有限公司 一种洗碗机防污物堵塞的净排泵控制方法及洗碗机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3956870B2 (ja) 食器洗い機
JP5242153B2 (ja) 洗濯機
US20120006355A1 (en) Dishwasher
JP2005052632A (ja) ドラム洗濯機の制御方法
EP2554102B1 (en) Dishwasher and control method thereof
JP2005334027A (ja) 洗浄機
US20150257624A1 (en) Dishwasher appliance and a method for operating the same
US20150129511A1 (en) Dishwasher appliance and a method for operating an appliance
JP2010240292A (ja) ドラム式洗濯機
JP2007222242A (ja) ポンプ及び食器洗い機
US9968236B2 (en) Dishwasher appliance and a method for operating the same
JP2005021601A (ja) 洗濯乾燥機
JP4780791B2 (ja) 食器洗い機
JP2010162261A (ja) 食器洗い機
JP2008229224A (ja) 食器洗い機
CN106048964B (zh) 洗涤干燥机
CN104921682A (zh) 控制洗碗机的方法
JP3829795B2 (ja) 食器洗い機
KR0146301B1 (ko) 식기 세척기
KR20140100072A (ko) 식기세척기
JP2018138831A (ja) レンジフード
JP4463235B2 (ja) 食器洗浄機
JP2002325716A (ja) 食器洗い機
JPH11146859A (ja) 食器洗浄機
JP4636621B2 (ja) 食器洗い機