JP2010162261A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水とすることができ、汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる食器洗い機を実現する。
【解決手段】制御手段17は、洗浄行程の最初に、投入された洗剤を溶解させる洗剤溶解行程を実行するとともに、その洗剤溶解行程において、水位検知手段14と連係して給水弁12を制御して洗剤溶解行程より後に実行する行程の水位よりも低い水位に給水を行うとともに、洗浄ポンプ9を正逆回転させるよう制御するよう構成したものであり、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水を生成し、当初から洗浄濃度の高い洗浄水で洗浄できるため、より高い洗浄効果を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄ポンプから吐出される洗浄水を洗浄ノズルから食器類に向けて噴射して食器類を洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は、調理器具などのように汚れの強い食器類を洗浄するためには、洗浄時間を延長したり、洗浄行程または加熱すすぎ行程の終了温度を高くする念入りコースを標準コースとは別に設け、使用者が念入りコースを選択したり、標準コースより低い水位で高濃度洗浄液を食器類に噴射する高濃度洗浄コースを選択することで対応していた(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の食器洗い機は、図7および図8に示すように構成している。以下その構成について説明する。図7に示すように、洗浄槽1は前方に開口部2を有し、この開口部2を扉3により開閉するとともに、内部に洗浄水を噴射する洗浄ノズル4を回転自在に設けており、洗浄槽1内に食器類5を収納する食器かご6を配置している。洗浄槽1は台枠7にて支持されている。
洗浄槽1内の洗浄水はヒータ8によって温水化され、洗浄ポンプ9にて残滓フィルタ11を備えた排水口10から吸い込まれ、洗浄ノズル4に圧送されて食器類5に向けて噴出し、循環することにより洗浄するよう構成している。給水弁12は洗浄槽1への洗浄水の供給を制御するものである。排水ポンプ13は洗浄槽1の下部に設け、洗浄槽1内の洗浄水を機外に排出するものである。水位検知手段14は洗浄槽1内の水位を検知するもので、洗浄槽1と連通された補助槽15中の水位を検知することで、洗浄槽1内の水位が所定水位に達しているかを検知する。
制御装置24は、図8に示すように構成しており、制御手段26は、マイクロコンピュータなどで構成し、運転コースなどを設定する入力手段25より使用者が設定したコースに応じて、負荷制御手段19を介してヒータ8、洗浄ポンプ9、給水弁12、排水ポンプ13、送風ファン20などの動作を制御し、洗浄、すすぎ、乾燥の一連の行程を逐次制御するよう構成している。
ここで、制御手段26は洗浄槽1の下面に密接させたサーミスタ21により、洗浄槽1内の洗浄水温を検知し、洗浄水温が所定温度に達すると洗浄行程を終了する。なお、22は制御手段26に直流電圧を供給する電源回路、23は表示動作をする表示手段である。
上記構成において、汚れの強い食器類を洗浄するために、使用者が念入りコースを選択した場合について、その動作を説明する。運転は洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程、乾燥行程の順に行われる。洗浄行程は、洗浄行程1と洗浄行程2に分かれている。図9は入力手段25の操作部、図10は洗浄行程1の動作を、図11は洗浄行程2の動作をそれぞれ示している。
洗浄行程1では、使用者は、食器かご6に食器類5をセットし、洗剤を所定量入れ、扉3を閉め、入力手段25の電源スイッチ25aをオンし、食器類5の量または汚れに適した運転コースを、コース設定スイッチ25dにより選択して設定し、必要に応じて乾燥時間設定スイッチ25cにより加熱すすぎ行程終了後の乾燥時間を設定し、スタートボタン25bを押すことで運転を開始する。
入力手段25により念入りコースを設定した場合、洗浄行程1では、図10のステップ80にて運転を開始すると、ステップ81にて給水弁12を開いて所定水位まで給水し、ステップ82にて洗浄ポンプ9を間欠動作させて洗浄ノズル4より食器類5に向けて洗浄水を噴射するとともに、ヒータ8に間欠通電して洗浄水を加熱する。ステップ83にて経過時間が所定時間以上になると、洗浄行程1を終了してステップ84へ進み、洗浄行程2へ進む。
洗浄行程2では、図11のステップ90にて運転を開始すると、ステップ91にて給水弁12を開いて所定時間追加給水し、標準コースの洗浄行程の水位と同じ水位とし、ステップ92にて洗浄ポンプ9を連続動作させて洗浄ノズル4より食器類5に向けて洗浄水を噴射するとともに、ヒータ8に連続通電して洗浄水を加熱する。
ステップ93にて洗浄水の温度が所定温度以上になると、ステップ94にてヒータ8をオフする。ステップ95にて経過時間が所定時間以上になるとステップ96へ進み、排水ポンプ13をオンして排水し、ステップ97にて次行程に進む。
その後、すすぎ行程と加熱すすぎ行程を行い、乾燥行程を経て動作を終了する。
特開2003−174994号公報
しかしながら、このような従来の食器洗い機では、このような場合は汚れに対してわざわざコースを選択させる必要があるため、利便性にかけていた。また、洗剤濃度を高くすることは可能だが、洗浄ポンプを一定方向のみ回転させるので洗剤を溶解し一定濃度の洗浄水にするのに時間がかかり、噴射当初からすべての食器類に同じ濃度の洗浄水を噴射させる手段がなかった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、洗浄行程の最初に、後の行程の水位よりも低い水位で洗剤ポンプを正逆回転させる洗剤溶解行程を設けることにより、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水とすることができるため、汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる食器洗い機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、運転コースなどを設定する入力手段の設定に基づいて、制御手段により洗浄、すすぎ、乾燥などの行程を逐次制御するよう構成し、制御手段は、洗浄行程の最初に、投入された洗剤を溶解させる洗剤溶解行程を実行するとともに、その洗剤溶解行程において、水位検知手段と連係して給水手段を制御して洗剤溶解行程より後に実行する行程の水位よりも低い水位に給水を行うとともに、洗浄ポンプを正逆回転させるように制御するように構成したものである。
これにより、洗浄行程の最初に、後の行程の水位よりも低い水位で洗剤ポンプを正逆回転させる洗剤溶解行程を設けることで、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水のため汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる。
本発明の食器洗い機は、洗浄行程の最初に、後の行程の水位よりも低い水位で洗剤ポン
プを正逆回転させる洗剤溶解行程を設けることにより、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水とすることができるため、汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる。
第1の発明は、食器類等の被洗浄物を収容する洗浄槽と、被洗浄物に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に給水を行う給水手段と、前記洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段と、洗浄、すすぎ、および乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗浄行程の最初に、投入された洗剤を溶解させる洗剤溶解行程を実行するとともに、その洗剤溶解行程において、前記水位検知手段と連係して前記給水手段を制御して洗剤溶解行程より後に実行する行程の水位よりも低い水位に給水を行うとともに、前記洗浄ポンプを正逆回転させるよう制御するよう構成したものであり、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水とすることができるため、汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、洗剤溶解行程の後に排水および給水を行わずに、洗浄ポンプを一方向に回転させる動作を間欠的に行うことで洗浄ノズルから洗浄水を噴射させて被洗浄物を洗浄する洗浄行程1を実行するよう構成したものであり、洗剤溶解行程の後に排水および給水を行わないことにより、洗浄の初期に高い洗剤濃度で強い汚れを効果的に洗浄することができる。また、洗浄ポンプを一方向に回転させる動作を間欠的に行うことにより、洗浄水の水位が低い状態であってもエア噛みと呼ばれる現象の発生を防止して、洗浄力に低下や異音の発生を防止することができる。
第3の発明は、上記第2の発明において、制御手段は、洗浄行程1の後に追加給水を行い、洗浄ポンプを一方向に回転させる動作を連続的に行うことで洗浄ノズルから洗浄水を噴射させて被洗浄物を洗浄する洗浄行程2を実行するよう構成したものであり、豊富な量の洗浄水を強力に被洗浄物に噴射することができるので、機械的に強力な洗浄を行うことができる。また、洗浄水中に存在する汚れ成分による食器類への再付着を効果的に防ぐことができる。さらに、洗浄行程1より低い洗浄濃度で洗浄行程の最終行程を行うことにより、次行程であるすすぎ行程でのすすぎを容易にすることができる。
第4の発明は、上記第1〜第3の発明において、洗浄ポンプの吸い込み口近傍に洗剤投入口を設けたものであり、洗浄ポンプの駆動により機械力を給水された水と洗剤に与えることが可能となりすばやく攪拌することができるため、より早く洗剤が溶け込んだ洗浄水をつくることができるとともに、洗剤溶解行程での洗剤の溶け残りを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、制御装置16は、運転コースなどを設定する入力手段25と、マイクロコンピュータなどで構成し、入力手段25の設定に基づいて洗浄、すすぎ、乾燥などの行程を逐次制御する制御手段17を備えている。ここで、制御手段17は、洗浄行程、すすぎ行程、加熱すすぎ行程、乾燥行程の順に行程を制御する。
洗浄行程は、洗剤溶解行程と洗浄行程1、洗浄行程2に分かれ、洗剤溶解行程は洗浄行程2の水位よりも低くしており、洗浄ポンプ9の運転は洗剤溶解行程においては正逆回転させて洗剤を充分に溶解して洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水を生成し、その水位のまま洗浄行程1へ移行し、洗浄ポンプ9を間欠運転させ、洗浄行程1の最初から濃度の高い洗浄液を食器類5に噴射する。この洗浄行程1においては、ヒータ8に間欠通電して洗浄水を加熱する。
続いて行われる洗浄行程2においては、洗浄行程1の洗浄水を排水ポンプ13によって排水することなく、追加給水し、洗浄ポンプ9を連続運転し、引き続き洗剤の溶け込んだ洗浄水で食器類5を洗浄する。この洗浄行程2においては、ヒータ8に連続通電して洗浄水を加熱する。
なお、本実施の形態では、洗浄行程として、洗剤溶解行程、洗浄行程1と洗浄行程2とを有するコースについて説明しているが、洗浄行程2はなくてもよく、この場合を高濃度コースと呼ぶ。
食器かご6は、フライパン、ボール、おたまなどの調理器具などをセットすることができる大きさを有するものである。一般的に、これらの調理器具は油汚れ、デンプン汚れなどの汚れ付着量が、皿などの一般食器よりも多く、またこびりつく場合も多く、汚れが強いと言える。
一般的に、洗浄能力は、洗剤の濃度、洗浄水の持つ熱、洗浄水噴射による機械力などに依存する。本発明による食器洗い機のコースは、この内、特に、洗剤の濃度を、洗剤溶解行程にて洗剤を早期に溶解し高い濃度の洗浄液をつくり、洗浄行程1で食器類の汚れを高い濃度で洗浄することにより、従来の標準コースに比べて、洗剤を溶解する時間を短縮でき強い汚れを素早く効果的に除去することができ、大きく洗浄性能を上げることができる。
上記構成において動作、作用を説明する。図3は洗剤溶解行程の動作を、図4は洗浄行程1の動作を、図5は洗浄行程2の動作をそれぞれ示している。使用者は、食器かご6に食器類5をセットし、洗剤を所定量入れ、扉3を閉め、入力手段25の電源スイッチ25aをオンし、スタートボタン25bを押すことで運転を開始すると洗浄行程が行われる。
洗浄行程の最初に行われる洗剤溶解行程では、図3のステップ30にて運転を開始すると、ステップ31にて給水弁12を開いて最後に行われる洗浄行程2の水位より低く設定した所定水位まで給水し、ステップ32にて洗浄ポンプ9を間欠的に正逆交互に回転させて洗浄水と洗剤を撹拌させ洗剤を溶解させるとともにヒータ8に間欠通電させて洗浄水を加熱する。
このとき、洗浄ポンプ9は正逆回転をそれぞれ短時間間欠的に繰り返す動作を行うことにより、正方向に一定して洗浄水が流れる場合よりも短時間で充分に洗剤を溶解させるとともに、均一な一定濃度の洗剤が溶け込んだ洗浄水を生成することができる。具体的には、洗浄ポンプ9は2秒正方向回転−5秒停止−2秒逆方向回転−5秒停止のような間欠運転を行うのがいわゆるエア噛みを発生させずに効率よく洗剤を溶解させるのに好適である。
ステップ33にて経過時間が所定の時間以上になると、洗剤溶解行程を終了して洗浄行程1へ進む。
洗浄行程1では、図4のステップ40にて運転を開始すると、給水排水せずに、ステッ
プ41にて洗浄ポンプ9を一方向に間欠動作させて洗浄ノズル4より食器類5に向けて洗浄水を噴射するとともに、ヒータ8に間欠通電して洗浄水を加熱する。ステップ42にて経過時間が所定時間以上になると、洗浄行程1を終了してステップ43へ進み、洗浄行程2へ進む。
洗浄行程2では、図5のステップ50にて運転を開始すると、ステップ51にて給水弁12を開いて所定時間追加給水し、標準コースの洗浄行程の水位と同じ水位とし、ステップ52にて洗浄ポンプ9を連続動作させて洗浄ノズル4より食器類5に向けて洗浄水を噴射するとともに、ヒータ8に連続通電して洗浄水を加熱する。
ステップ53にて洗浄水の温度が所定温度以上になると、ステップ54にてヒータ8をオフする。ステップ55にて経過時間が所定時間以上になるとステップ56へ進み、排水ポンプ13をオンして排水し、ステップ57にて次行程に進む。
その後、すすぎ行程と加熱すすぎ行程を行い、乾燥行程を経て動作を終了する。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、水位検知手段14が水位を検知すると給水弁12を閉じて洗浄槽1内への給水を停止し、洗剤溶解行程を行い洗浄ポンプ9の正逆回転交互の間欠運転を開始するため、洗浄行程1における洗浄水の洗剤濃度を高くすることを容易に実現することができ、これにより、洗剤を早期に溶解させることにより従来に比べてより早く強い汚れに対して洗剤の作用力を大きくすることができ、汚れを素早く効果的に除去することができて、洗浄能力を大幅に向上することができる。
なお、圧力検知手段を用いて水位検知手段14を構成し、水位を多段階に検知すれば、洗浄水中の洗剤濃度を最適なものに精度よく容易に実現することができる。
また、水位検知手段14が水位を検知する前において、給水弁12の通電を所定時間で切ることによっても、洗剤溶解行程あるいは洗浄行程1において洗浄行程2よりも低い水位を容易に実現できる。
さらに、本発明の洗浄行程1における水位を標準コースの洗浄行程における水位より、より一層低くすれば、さらに高い洗剤濃度で洗浄することができ、きわめて高い洗浄効果を得ることができる。
このような場合、洗浄行程1において、洗浄ポンプ9は2秒運転−5秒停止のような間欠運転を行う。2秒程度であれば、洗浄水中に含まれる洗剤と汚染から生じる泡を、洗浄ポンプ9が吸い込むことにより、洗浄ポンプ9の吐出圧力が低下することを避けることができ、所定の吐出圧力で食器類5に洗浄水を噴射することができ、高い洗剤濃度の効果を最大限に生かした洗浄を行うことができる。また、洗浄ポンプ9が泡を吸い込むことによって生じる異音の発生も抑えることができる。
また、5秒停止することにしているが、この時間は洗浄ノズル4から噴射された洗浄水や洗浄ポンプ9から洗浄ノズル4に至る経路の途中の洗浄水を洗浄槽1の排水口10付近に戻すために必要な時間で、3秒以下にすると、排水口10付近に溜まる洗浄水が不足し、洗浄ポンプ9が洗浄水を吸い込む際に泡や空気も同時に吸い込み、いわゆるエア噛みという現象が発生し、異音を発生するので、5秒程度に設定するのが好適である。これは、ほぼ同水位で行う洗剤溶解行程における5秒停止についても同じ理由によるものである。
洗剤溶解行程において、洗浄ポンプ9の正逆回転や間欠運転と連動させて、ヒータ8への通電も間欠としている。これはヒータ8連続通電中に洗浄ポンプ9を間欠運転すると、
洗浄ポンプ9への突入電流により、食器洗い機全体の電流量が一時的に大きくなり、使用家庭のブレーカが落ちる恐れがあるからである。洗浄ポンプ9が突入電流の小さいモータを使用し、ブレーカが落ちる恐れがない場合は、ヒータ8へ連続通電した方が、洗浄水の温度が早く上がり洗浄力が向上するので望ましい。
このように、高い洗剤濃度で強い汚れを効果的に洗浄する洗浄行程1の後に、洗浄水の量を増加した状態で洗浄する洗浄行程2を設けることにより、洗浄行程1で多量に発生した洗浄水中の汚れ成分濃度をうすめることができ、洗浄水中に存在する汚れ成分による食器類5への再付着を効果的に防ぐことができ、食器類5の洗浄仕上がりをより一層向上することができる。また、洗浄行程1より低い洗浄濃度で洗浄行程の最終行程を行うことにより、次行程であるすすぎ行程でのすすぎを容易にすることができる。
なお、洗浄行程1にて、洗浄ポンプ9を間欠運転するようにしているが、洗浄ポンプ9が洗浄水中に含まれる泡を吸い込むことがなく、泡を吸い込むことによる洗浄ポンプ9の吐出圧力の低下がなければ、連続運転してもよいことはいうまでもない。
また、ヒータ8の表面温度などの安全性対策のため洗剤溶解行程や洗浄行程1にて、ヒータ8を間欠通電するようにしているが、通電しないようにしてもよい。
以上のように、洗浄行程の最初に洗剤溶解行程を設けることにより低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズル4からの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水のため汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができる。
また、本発明の食器洗い機は、図6に示すように、洗剤投入口60を洗浄ポンプ9の吸い込み口61近傍に設けてある。以下、この構成について詳しく説明する。
排水口10は洗浄槽1の前方内底部に備えられ、その上面開口部10aには残滓フィルタ11が着脱自在に載置されている。残滓フィルタ11に溜まった残滓を取り除く時には使用者が扉3を開いて残滓フィルタ11を機外に取り出す。また、排水口10の上面開口部10aには、筒状に形成された洗剤を投入する洗剤投入口60が上方に延びるように備えられており、洗剤の投入が容易に行えるようにしてある。使用者が扉3を開いてこの洗剤投入口60に上方から洗剤を投入すると、洗剤は洗剤投入口60内を落下し排水口10内に導かれ貯留される。また、洗浄ポンプ9は吸い込み口61で排水口10の一側面に連通されている。
このように、洗剤投入口60を洗浄ポンプ9の吸い込み口61の近傍に設けることにより、洗剤を洗浄槽1内に投入して運転を開始し、洗浄水が供給されて洗浄ポンプ9の運転が開始されると、洗浄ポンプ9の回転翼62の回転により洗剤に機械力をよりすばやく与えることができるため、より早く洗剤が溶け込んだ洗浄水をつくることができるとともに、洗剤溶解行程での洗剤の溶け残りを防ぐことができる。
以上のように、本発明の食器洗い機は、低い水位にて早期に洗剤濃度の高い一定密度の洗浄水にすることができ、調理器具などの汚れが強いものを洗浄する場合において洗浄ノズルからの噴射洗浄水が当初から洗浄濃度の高い洗浄水とすることができるため、汚れに対して効果的に作用させることが可能となり、より高い洗浄効果を得ることができるので、洗剤を溶け込ませた洗浄水を噴射して食器類を洗浄する食器洗い機等として有用である。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機のブロック回路図 同食器洗い機の洗剤溶解行程での動作フローチャート 同食器洗い機の洗浄行程1の動作フローチャート 同食器洗い機の洗浄行程2の動作フローチャート 同食器洗い機の要部縦断面図 従来の食器洗い機の縦断面図 従来の食器洗い機のブロック回路図 従来の食器洗い機の操作部の拡大正面図 従来の食器洗い機の洗浄行程1の動作フローチャート 従来の食器洗い機の洗浄行程2の動作フローチャート
1 洗浄槽
4 洗浄ノズル
5 食器類(被洗浄物)
8 ヒータ
9 洗浄ポンプ
12 給水弁(給水手段)
14 水位検知手段
16 制御装置
17 制御手段
25 入力手段

Claims (4)

  1. 食器類等の被洗浄物を収容する洗浄槽と、被洗浄物に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に給水を行う給水手段と、前記洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段と、洗浄、すすぎ、および乾燥の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗浄行程の最初に、投入された洗剤を溶解させる洗剤溶解行程を実行するとともに、その洗剤溶解行程において、前記水位検知手段と連係して前記給水手段を制御して洗剤溶解行程より後に実行する行程の水位よりも低い水位に給水を行うとともに、前記洗浄ポンプを正逆回転させるよう制御する食器洗い機。
  2. 制御手段は、洗剤溶解行程の後に排水および給水を行わずに、洗浄ポンプを一方向に回転させる動作を間欠的に行うことで洗浄ノズルから洗浄水を噴射させて被洗浄物を洗浄する洗浄行程1を実行する請求項1記載の食器洗い機。
  3. 制御手段は、洗浄行程1の後に追加給水を行い、洗浄ポンプを一方向に回転させる動作を連続的に行うことで洗浄ノズルから洗浄水を噴射させて被洗浄物を洗浄する洗浄行程2を実行する請求項2記載の食器洗い機。
  4. 洗浄ポンプの吸い込み口近傍に洗剤投入口を設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の食器洗い機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014110885A (ja) * 2012-11-01 2014-06-19 Panasonic Corp 食器洗い機
JP2014110886A (ja) * 2012-11-01 2014-06-19 Panasonic Corp 食器洗い機
CN109431423A (zh) * 2018-11-05 2019-03-08 珠海格力电器股份有限公司 一种洗碗机控制方法、控制***、洗碗机

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