JP2005330382A - 化粧シート - Google Patents
化粧シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005330382A JP2005330382A JP2004150115A JP2004150115A JP2005330382A JP 2005330382 A JP2005330382 A JP 2005330382A JP 2004150115 A JP2004150115 A JP 2004150115A JP 2004150115 A JP2004150115 A JP 2004150115A JP 2005330382 A JP2005330382 A JP 2005330382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flame retardant
- decorative sheet
- refractive index
- thermoplastic resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【課題】地球環境保護問題に配慮しつつ、充分な難燃性を有しかつ高い透明性を有する化粧シートを提供すること。
【解決手段】難燃剤を添加してなる熱可塑性樹脂からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂が透明オレフィン系樹脂からなり、前記難燃剤が屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であることを特徴とする。屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であれば、十分な難燃効果を得るための１００〜３００ｐｈｒ程度まで添加してもヘイズ値が３０を超えることなく、透明性を保つことが出来る。
【選択図】 図１
【解決手段】難燃剤を添加してなる熱可塑性樹脂からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂が透明オレフィン系樹脂からなり、前記難燃剤が屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であることを特徴とする。屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であれば、十分な難燃効果を得るための１００〜３００ｐｈｒ程度まで添加してもヘイズ値が３０を超えることなく、透明性を保つことが出来る。
【選択図】 図１
Description
本発明は、難燃性を有し、かつ廃棄後の環境問題の少ない化粧シートに関し、特に透明性を有する化粧シートに関するものである。
近年では地球環境保護問題への社会的関心が高まるにつれて、化粧シートに用いる樹脂として廃棄時の問題から塩化ビニル樹脂系を避けるようになってきている。またさらに難燃性を付与するための難燃剤でも使用する種類の制約が起きている。一般的にはハロゲン系難燃剤である塩素系、臭素系等を用いていたが燃焼時の有毒ガスの発生が問題となっている。このため、環境への負荷の少ないノンハロゲン系難燃剤、特に水酸化マグネシウムに代表される無機系難燃剤の需要が高まっている。
化粧シートが透明性を有すれば、下地基材に予め木目、石目の他商業、工業意匠を施し、その上層に積層することで極めて付加価値の高い難燃化粧材を得る事ができる。ところが、前記無機系難燃剤では充分な難燃効果を得る為には大量の添加が必要であり、結果として白濁が避けられず結果として単色の建材化粧材として使用するのが限界であった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、地球環境保護問題に配慮しつつ、充分な難燃性を有しかつ高い透明性を有する化粧シートを提供することにある。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、即ち請求項１記載の発明は、難燃剤を添加してなる熱可塑性樹脂からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂が透明オレフィン系樹脂からなり、前記難燃剤が屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であることを特徴とする化粧シートである。
本発明らは屈折率が１．３５〜１．４であるオレフィン系樹脂に対し、鋭意検討と実験の結果、屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であれば、十分な難燃効果を得るための１００〜３００ｐｈｒ程度まで添加してもヘイズ値が３０を超えることなく、透明性を保つことが出来ることを見出した。
図１に本発明の化粧シートの一実施例の断面の構造を示す。透明オレフィン系樹脂１からなり、これに無機系難燃剤２を添加してなる。
本発明における透明オレフィン系樹脂１としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−αオレフィン共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体、エチレンーエチルアクリレート共重合体や、これらを接着性の向上の目的で酸変性したもの、あるいはアイオノマー等から適宜選択が可能で、単一でも複数種の混合でも構わない。
本発明における無機系難燃剤２としては、酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの水酸化物、及びリン酸アンモニウムなどがある。これらのものから屈折率が１．５±０．１のものを適宜選択してなる。
ホモポリプロピレン樹脂にマレイン酸変性ホモポリプロピレン樹脂が２０重量部添加されてなるホモポリプロピレン系樹脂１００重量部と、屈折率１．４８の水酸化マグネシウムによる無機系難燃剤１８０重量部とを、２軸押出混練機によって混合しペレット化した。続いて、このペレット１軸押出機で厚さ６ｍｍ、幅３００ｍｍの断面長方形状に成形しシートを作製した。
＜比較例＞
上記実施例１において、上記難燃剤として塩素系のものを１８０重量部に変更し、それ以外は実施例と同一の要領にて床材を作製した。結果を表１に示す。
＜比較例＞
上記実施例１において、上記難燃剤として塩素系のものを１８０重量部に変更し、それ以外は実施例と同一の要領にて床材を作製した。結果を表１に示す。
熱可塑性樹脂の難燃性を高める為に無機系難燃剤を用い、かつ屈折率を１．５±０．１とすることで、従来にない透明性を得る事ができる。また、難燃剤を大量に添加することによる弊害である不透明性といったデメリットを低減することができる。これにより、難燃性を付与しつつ、従来の熱可塑性樹脂を用いてきた部位に展開できる。例えば、床材、壁材、階段など全体にわたる建築部材に用いる事ができる。
１…熱可塑性樹脂
２…無機系難燃剤
２…無機系難燃剤
Claims (1)
- 難燃剤を添加してなる熱可塑性樹脂からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂が透明オレフィン系樹脂からなり、前記難燃剤が屈折率１．５±０．１の無機系難燃剤であることを特徴とする化粧シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004150115A JP2005330382A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004150115A JP2005330382A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 化粧シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005330382A true JP2005330382A (ja) | 2005-12-02 |
Family
ID=35485266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004150115A Pending JP2005330382A (ja) | 2004-05-20 | 2004-05-20 | 化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005330382A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181988A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート及び化粧シート製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001122982A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-08 | Chisso Corp | 難燃性化粧シート |
| JP2003012942A (ja) * | 2000-08-25 | 2003-01-15 | Sekisui Chem Co Ltd | シート状成形体 |
-
2004
- 2004-05-20 JP JP2004150115A patent/JP2005330382A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001122982A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-08 | Chisso Corp | 難燃性化粧シート |
| JP2003012942A (ja) * | 2000-08-25 | 2003-01-15 | Sekisui Chem Co Ltd | シート状成形体 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007181988A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Toppan Printing Co Ltd | 化粧シート及び化粧シート製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101600252B1 (ko) | 적층시트 | |
| JP2004076476A (ja) | 化粧部材 | |
| KR20120121581A (ko) | 성형성 및 광택성이 우수한 친환경 데코 시트 | |
| WO2006071031A1 (en) | Flame-retardant, glycol-modified polyethylene terephthalate film | |
| JP2005330382A (ja) | 化粧シート | |
| WO2010006101A3 (en) | Sustainable poly(vinyl chloride) mixtures for flooring products | |
| US20100004399A1 (en) | Edge Banding | |
| WO2004101672A1 (ja) | 樹脂系内装材 | |
| JP2006326897A (ja) | 樹脂積層体 | |
| JP2005120583A (ja) | 樹脂化粧部材および床の施工方法 | |
| JP3310710B2 (ja) | 難燃性シート | |
| JP4052512B2 (ja) | 養生フィルム | |
| JP2005068843A (ja) | 床材 | |
| JP2009019401A (ja) | オレフィン系難燃床材 | |
| JP2015040456A (ja) | 塩化ビニル樹脂製床材 | |
| JP2003260763A (ja) | 透明難燃性フィルム | |
| KR101562697B1 (ko) | 성형성이 우수한 친환경 데코 시트 | |
| JP2009084506A (ja) | ペレット及びそれからなるフィルム | |
| JP2003311901A (ja) | 化粧用不燃性粘着シート | |
| JP2000336919A (ja) | ノンハロゲン系巾木 | |
| JP2005036116A (ja) | 化粧材 | |
| JP2005097461A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP2003286668A (ja) | 床用表層材及び床材 | |
| JP2006182027A (ja) | 化粧材 | |
| JP2006132220A (ja) | 床材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070424 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091016 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100713 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100906 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101207 |