JP2005326523A - 光結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の削減、生産性の向上、接続損失の低減、及び防塵・防水性の向上を図ることが可能な光結合構造を提供する。
【解決手段】 各フェルール11のフェルール先端部分14に凸レンズ14aを形成する。また、一方のコネクタハウジング15に各フェルール先端部分14を対向させる差し込み筒部30を形成する。また、各フェルール先端部分14を密封状態にするために、各フェルール11と一方他方のコネクタハウジング15、16との間に密封用部材17、17を設ける。また、各フェルール11を押圧する押し付け手段としてのバネ27を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フェルール同士を相嵌合する一方他方のコネクタハウジングを用いて対向させる光結合構造に関する。
自動車内の光通信が普及してきており、近年では通信容量の増大が図られている。このような状況下、近年の光通信において使用される光ファイバは、コア径が小さく伝送帯域が大きいものが使用され始めている。自動車においての光ファイバ同士の接続に関しては、振動や衝撃による影響から各光ファイバ心線の先端同士を接触させることができないという理由もあって、各光ファイバの端末にフェルールを設けた後に、その各フェルール間に一つ又は二つのレンズを介在させて光学的な結合を図るような光結合構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図10において、上記光結合構造を簡単に説明すると、結合すべき一対の光ファイバ1a、1bの各端末には、フェルール2a、2bが取り付けられている。そして、これらフェルール2a、2bの各外周面には、フランジ3a、3bが嵌合、固定されている。円筒状のレンズホルダ4a、4bの各一端側の中空部には、レンズ5a、5bが保持されており、各他端側の中空部には、フェルール2a、2bの各一端部が挿入されている。
フェルール2a、2bの対向する端面の中心には、光ファイバ1a、1bの端面が配置されており、その光ファイバ1a、1bの光軸とレンズ5a、5bの光軸とが一致するように調整された後には、フランジ3a、3bの端面とレンズホルダ4a、4bの端面とが溶接等により接合、固定されている。また、レンズ5a、5bを保持した側の端面同士を突き合わせた状態で、レンズホルダ4a、4bの各外周面には、その各外周面に共通の円筒状スリーブ6が嵌合、固定されている。
上記構成において、二つのレンズ5a、5bがフェルール2a、2bの端面間に配置されており、軸ずれによる接続損失の低減が図られている。
特開平8−271758号公報 (第2頁、第1図)
ところで、上記従来の光結合構造における光ファイバ1a、1b同士の接続にあっては、部品点数が多いという問題点を有している。また、光ファイバ1a、1b同士の接続を図るまでの工程が多く生産性が悪いという問題点を有している。生産性及び軸ずれによる接続損失に関しては、レンズ5a、5bがレンズホルダ4a、4b及び円筒状スリーブ6によって調心され、フェルール2a、2bがフランジ3a、3b及びレンズホルダ4a、4bによって調心される構造であることから、レンズ、レンズホルダ、フランジ、フェルールの全てに高い加工精度が要求されるという問題点を有している。その他、上記従来の光結合構造にあっては、十分な防塵・防水構造を採用してないことから、接続損失の増大を引き起こす恐れがあるという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、部品点数の削減、生産性の向上、接続損失の低減、及び防塵・防水性の向上を図ることが可能な光結合構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光結合構造は、光ファイバを露出させた一対の光ファイバケーブルの各端末に取り付けられるフェルール同士を、相嵌合する一方他方のコネクタハウジングを用いて対向させる光結合構造であって、前記各フェルールの光結合先端部分に凸レンズの機能を持たせ、前記一方のコネクタハウジングに前記各光結合先端部分を対向させる差し込み筒部を形成し、前記各光結合先端部分を密封状態にするために、前記各フェルールと前記一方他方のコネクタハウジングとの間、又は該間と前記一方他方のコネクタハウジングのハウジング嵌合部分とに密封用部材を設けることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、凸レンズの機能を有する二つのフェルールと一方他方のコネクタハウジングと複数の密封用部材とにより光結合構造が構成される。フェルールは、凸レンズが一体となった構造になることから、レンズを保持する部材や、レンズ及びフェルールの調心(光軸を合わせ)をする部材等が不要になる。このようなフェルールを用いることにより、光ファイバ同士の接続を図るまでの工程が簡素化される。さらには、高い加工精度を要求する部分が削減される。フェルールの光結合先端部分に凸レンズの機能を持たせることにより、部品点数の削減や生産性の向上や接続損失の低減に寄与する。本発明によれば、以上のようなフェルールを一方他方のコネクタハウジングにそれぞれ取り付け、そして、一方他方のコネクタハウジングを嵌合させると、各光結合先端部分が一方のコネクタハウジングの差し込み筒部の内部で対向するようになる。また、一方他方のコネクタハウジングを嵌合させると、各光結合先端部分が密封用部材により密封状態になる。
請求項2記載の本発明の光結合構造は、請求項1に記載の光結合構造において、前記各フェルールを押圧する押し付け手段を更に設けることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、フェルール同士が対向した状態で押し付け手段から押圧される。対向する凸レンズ間の間隔増大が防止される。
請求項1に記載された本発明によれば、部品点数の削減、生産性の向上、接続損失の低減、及び防塵・防水性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、請求項2に記載された本発明によれば、対向する凸レンズ間の間隔増大を防止して接続損失の低減を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の光結合構造の第一実施形態を示す断面図である。また、図2は図1のフェルールの斜視図、図3は図1のフェルール及び光ファイバケーブルの構成説明図である。
図1ないし図3において、引用符号11は光ファイバケーブル12、12の端末に取り付けられるフェルールを示している。フェルール11は、本形態において、透明な合成樹脂材によりその全体が成形されており、略筒形状のフェルール本体部分13と、略砲弾形状のフェルール先端部分(光結合先端部分)14とを有している。フェルール11は、相嵌合する一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16にそれぞれ取り付けられており、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16の嵌合によって図1に示される如くの対向配置がなされるようになっている。
本発明では、このような光結合構造によって光ファイバケーブル12同士の接続、すなわち光結合を図るようになっている。また、本発明では、このような光結合構造に密封用部材17を付加することによって防塵・防水性の向上を図るようになっている。
上記フェルール11の説明の前に上記透明な合成樹脂材と光ファイバケーブル12の構成について説明する。上記透明な合成樹脂材は、特に限定するものではないが、アクリル樹脂、脂環式オレフィン樹脂、脂環式アクリル樹脂等の合成樹脂材が一例として挙げられる。これらの合成樹脂材は入手することが容易な市販品であり、コスト低減に寄与するのは言うまでもない。
上記光ファイバケーブル12は、光ファイバ(光ファイバ心線)18と光ファイバ被覆19とを備えて構成されている。このような光ファイバケーブル12は、その端末側において、光ファイバ被覆19が所定の位置で皮剥されている。すなわち、光ファイバケーブル12の端末は、光ファイバ18が所定の長さ分だけ露出するように加工されている。光ファイバ18の先端(端面)は、平坦な面に形成されている。
光ファイバ18は、コア及びそのコアよりも屈折率の小さいクラッドを有している。光ファイバ18は、本形態において、特に限定するものではないが、例えば上記コアが透明なポリカーボネート(PC)から成形されている。また、上記クラッドは透明なポリメタクリル酸メチル(PMMA)から成形されている。尚、光ファイバ18は、既知のガラス製の光ファイバ心線であってもよいものとする。
光ファイバ被覆19は、合成樹脂製のいわゆるシースであって、光ファイバ18を保護するために設けられている。光ファイバ被覆19は、本形態において、光ファイバ18の上に形成される一次シース19aと、その一次シース19aの上に形成される二次シース19bとを備えて構成されている。尚、一次シース19aが所定の長さ分だけ露出するように二次シース19bが皮剥されている。
上記フェルール11のフェルール本体部分13の一端には、フェルール先端部分14が光軸を一致させた状態で連成されている。また、フェルール本体部分13の他端には、平坦な面20が形成されている。フェルール本体部分13の外周面(側面)には、フランジ21が形成されている。また、フェルール本体部分13の内部には、フェルール孔22が形成されている。
フランジ21は、上記外周面に形成されている。また、フランジ21における上記一端側の突出先端には、適宜角度のテーパ21aが周設されている。
フェルール孔22は、上記他端を開口させた状態で形成されている。また、フェルール孔22は、その中心軸が光軸に一致するように形成されている。このようなフェルール孔22には、上記一端側から順に心線案内部22a、一次シース案内部22b、二次シース案内部22cを有している。フェルール孔22には、後述する充填剤(不図示)が充填されるようになっている。
心線案内部22aは、光ファイバ18が差し込まれる部分であって、光ファイバ18と同径形状に形成されている。また、心線案内部22aは、その最奥部22a−1と光ファイバ18の先端との間に間隙が生じるように形成されている。心線案内部22aの最奥部22a−1は、光の散乱を小さく抑えることができるような表面粗さに加工されている。尚、心線案内部22aは、本形態において、フェルール先端部分14に跨るような位置にまでのびて形成されているが、この限りではないものとする。
一次シース案内部22bは、一次シース19aが差し込まれる部分であって、一次シース19aと同径形状に形成されている。また、二次シース案内部22cは、二次シース19bが差し込まれる部分であって、二次シース19bと同径形状に形成されている。心線案内部22aと一次シース案内部22bとの間、及び一次シース案内部22bと二次シース案内部22cとの間には、径の違いからテーパ部22d及び22eがそれぞれ形成されている。テーパ部22d及び22eは、適宜角度に設定されている。このようなテーパ部22d及び22eの形成によって光ファイバケーブル12の挿入がし易くなっている。
引用符号22fは、ケーブル固定部を示している。そのケーブル固定部22fは、後述する充填剤の固定用接着剤(不図示)により光ファイバケーブル12の固定を行う部分であって、二次シース案内部22cとフェルール本体部分13の上記他端との間に配置形成されている。ケーブル固定部22fと二次シース案内部22cとの境界部分は段付き形状(テーパ形状ではない)に形成されている。このような境界部分は、後述する固定用接着剤を内部に流れ込ませなくするために有用な部分となっている。
上記図示しない充填剤は、本形態において、硬化性の透明ゲルと固定用接着剤とが使用されている。透明ゲルは、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等が挙げられる(硬化時の屈折率が明らかなもの)。透明ゲルは、フェルール材料(上記の合成樹脂材)の屈折率よりも大きく、且つ光ファイバ18の開口角(開口数(N.A.)とも言う。N.A.:Numerical Aperture 。N.A.はN.A.=sinθmax で定義される(θmax :最大受光角))に相当する屈折率差を有するように選定されている(フェルール孔22における上記間隙の壁面で光が反射し、上記間隙部分が導光路として機能する。レンズ設計が容易になるという利点もある)。
透明ゲルは、光ファイバケーブル12をフェルール孔22に差し込むと、最奥部22a−1と光ファイバ18の先端との間の間隙を埋めるようになっている(光ファイバ18を固定すると、温度・湿度の変化によるピストニング(光ファイバ18の突き出し、凹み)を防止することができるという利点がある)。透明ゲルは、流動性を抑えることができるという利点を有している。
固定用接着剤は、エポキシ系接着剤やエポキシ混合系接着剤等が挙げられる(必要以上に内部に浸入しない粘度を有する)。固定用接着剤は、上記の他、紫外線照射装置からの紫外線照射によって硬化するUV硬化接着剤であってもよいものとする。光ファイバケーブル12の固定は、接着剤に限らず、レーザ溶着、高周波溶着、超音波溶着等の溶着であってもよいものとする。
上記フェルール11のフェルール先端部分14は、凸レンズの機能を有している。すなわち、フェルール先端部分14には、凸レンズ14aが一体に形成されている。凸レンズ14aは、本形態において、球面状に加工された凸レンズであって、光ファイバ18からの出射光が平行光化し、且つ平行な入射光が光ファイバ18に向けて集光するような形状に形成されている(図3中の波線は光路を示している)。このような凸レンズ14aは、心線案内部22aの最奥部22a−1からの距離も含めて設計されている。
上記他方のコネクタハウジング16は、合成樹脂材料を用いて成形されており、フェルール収容室23と嵌合部24と隔壁25とを有している。フェルール収容室23と嵌合部24は、隔壁25によって隔てられている。このような隔壁25には、貫通孔26が形成されている。貫通孔26には、フェルール11が差し込まれ、フェルール先端部分14側が嵌合部24に突出するようになっている。嵌合部24には、一方のコネクタハウジング15の後述する差し込み筒部30が差し込まれるようになっている。
本形態において、他方のコネクタハウジング16にフェルール11を差し込むと、そのフェルール11は、フランジ21と貫通孔26とによりガタツキなく収容されるようになっている。他方のコネクタハウジング16に収容されたフェルール11は、その後、押し付け手段としてのバネ27により前方へ付勢されるようになっている。引用符号28はバネ押さえ板を示している。
上記一方のコネクタハウジング15は、他方のコネクタハウジング16と同じ合成樹脂材料を用いて成形されており、フェルール収容室29と差し込み筒部30とを有している。フェルール収容室29と差し込み筒部30は、内径の違いから段付きとなるように形成されている。差し込み筒部30には、フェルール11のフェルール先端部分14が差し込まれるようになっている。
本形態において、一方のコネクタハウジング15にフェルール11を差し込むと、そのフェルール11は、フランジ21と差し込み筒部30とによりガタツキなく収容されるようになっている。一方のコネクタハウジング15に収容されたフェルール11は、その後、押し付け手段としてのバネ27により前方へ付勢されるようになっている。
密封用部材17は、柔軟性を有しており、成形加工することができる材料であればゴム状、スポンジ状、ゲル状のものの他何でもよいものとする(但し、柔軟度は十分なシールを発揮することができ、且つ振動時に凸レンズ14aの頂部同士の間隔の変化や、フェルール11同士の軸ズレにより生じる接続損失がレンズの特性によって十分に低減できる範囲とする)。密封用部材17は、本形態において、フェルール11のフェルール先端部分14に取り付けられるようなリング形状に形成されている。また、密封用部材17は、後述するが、一方のコネクタハウジング15の差し込み筒部30の端部に当接する厚みを有するように形成されている。
上記構成において、フェルール孔22に光ファイバケーブル12を差し込み、その後、上記透明ゲル及び固定用接着剤を硬化させると、各光ファイバケーブル12の端末にフェルール11が取り付けられる。そして、このように取り付けられたフェルール11を一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16にそれぞれ取り付け、さらに、これら一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16を嵌合させると、各フェルール先端部分14が一方のコネクタハウジング15の差し込み筒部30の内部で対向するようになる。すなわち、光ファイバケーブル12同士の接続を図ることが可能な状態になる。また、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16を嵌合させると、各フェルール先端部分14が密封用部材17により密封されて防塵・防水可能な状態になる。
次に、図4を参照しながらフェルール11のレンズ効果を説明する。図4は軸ずれ特性を示すグラフである(コア径200μmの光ファイバを使用し、これに適した寸法でフェルール11を製作した。そして、そのフェルール11同士を図1に示される如く対向配置して軸ずれ特性を得た)。グラフ中の実線はフェルール11の軸ずれ特性を示している。また、波線は、凸レンズ14a無しの状態の、すなわち従来のフェルールを使用した場合の軸ずれ特性を示している。図4において、フェルール11は、凸レンズ14aの効果によって出射光が平行光化されることから、軸ずれ損失が小さく、50μm以上の軸ずれにおいては、従来のフェルールを使用した場合の軸ずれ特性よりも接続損失が小さく抑えられる(比較的安価な樹脂成形による加工上、50μmを下回る軸ずれ量に加工するのは困難であり、実際にはこれ以上の軸ずれが発生している。従って、フェルール11を使用する方がよいことが分かる)。
以上、図1ないし図4までを参照しながら説明してきたように、フェルール先端部分14に凸レンズの機能を持たせていることから、従来に比べて部品点数の削減や生産性の向上や接続損失の低減を図ることができる。すなわち、フェルール11は、レンズとフェルールとが一体になった構造であることから、従来のようなレンズを保持する部材や、レンズ及びフェルールの調心(光軸を合わせ)をする部材等を不要にすることができる。また、上述からも分かるように、フェルール11を用いることにより、光ファイバケーブル12同士の接続を図るまでの工程を従来よりも格段に簡素化することができる。さらに、フェルール11を用いることにより、高い加工精度を要求する部分を従来に比べて削減することができる。
さらにまた、凸レンズの機能を有するフェルール11と、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16と、密封用部材17とにより光結合構造を構成することから、従来よりも部品点数の削減や生産性の向上や接続損失の低減を図ることができる。
その他、フェルール孔22aの最奥部22a−1と光ファイバ18の先端との間に間隙を生じさせることから、光ファイバ18とフェルール11に対する高い加工精度を不要にして生産性の向上を図ることができる。また、生じさせた間隙に光学的に透明な透明ゲルを充填し、その間隙を導光路として機能させることから、接続損失の低減を図ることができる。
続いて、図5ないし図9を参照しながら本発明の光結合構造の他の実施形態を説明する。図5は第二実施形態を示す断面図、図6は第三実施形態を示す断面図、図7は第四実施形態を示す断面図、図8は第五実施形態を示す断面図、図9は図8の加締めパイプの図であり、(a)は斜視図、(b)は加締め前の状態説明図、(c)は加締め後の状態説明図である。
他の実施形態となる図5ないし図9の光結合構造は、上述の第一実施形態の光結合構造に対して密封用部材17の配置のみが異なっている。従って、本発明では、図5ないし図9のような様々な密封構造を適用することができるものとする。
図5において、密封用部材17は、各フェルール11のフェルール先端部分14に取り付けられており、一方のコネクタハウジング15の差し込み筒部30に差し込まれてその部分をシールするようになっている。
図6において、密封用部材17は、各フェルール11のフランジ21近傍に取り付けられており、一方のコネクタハウジング15のフェルール収容室29と、他方のコネクタハウジング16のフェルール収容室23とに接触してその部分をシールするようになっている。また、密封用部材31は、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16のハウジング嵌合部分32に取り付けられており、その部分をシールするようになっている。
図7において、密封用部材17は、各フェルール11のフランジ21の周囲に取り付けられており、一方のコネクタハウジング15のフェルール収容室29と、他方のコネクタハウジング16のフェルール収容室23とに接触してその部分をシールするようになっている。また、密封用部材31は、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16のハウジング嵌合部分32に取り付けられており、その部分をシールするようになっている。
図8において、密封用部材17は、各フェルール11のフェルール本体部分13に固定される加締めパイプ33に取り付けられており、一方のコネクタハウジング15のフェルール収容室29と、他方のコネクタハウジング16のフェルール収容室23とに接触してその部分をシールするようになっている。また、密封用部材31は、一方のコネクタハウジング15及び他方のコネクタハウジング16のハウジング嵌合部分32に取り付けられており、その部分をシールするようになっている。
加締めパイプ33は、図8及び図9に示されるように、略筒形状に形成されている。このような加締めパイプ33には、フェルール11に対して加締め固定される部分34と、光ファイバケーブル12に対して加締め固定される部分35と、これらの間に位置するフランジ36とが形成されている。フランジ36の周囲には、密封用部材17が取り付けられている。加締めパイプ33は、フェルール11を光ファイバケーブル12に取り付ける前に差し通すような構造になっており、上記部分34、35に加締めを施すと図9(c)に示されるような加締め部34a、35aが形成されて固定が完了するようになっている。
以上、密封用部材17、31に関する例を説明したが、これらを用いずに次のような構造で対応してもよいものとする。すなわち、凸レンズ14aの部分以外を柔軟且つシール性を発揮することが可能な材料で成形加工し、これによって対応してもよいものとする。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。尚、本発明は自動車においての光ファイバ同士の接続に限定するものではないものとする。すなわち、他の分野の光通信にも当然に適用することができるものとする。
本発明の光結合構造の第一実施形態を示す断面図である。 図1のフェルールの斜視図である。 図1のフェルール及び光ファイバケーブルの構成説明図である。 軸ずれ特性を示すグラフである。 本発明の光結合構造の第二実施形態を示す断面図である。 本発明の光結合構造の第三実施形態を示す断面図である。 本発明の光結合構造の第四実施形態を示す断面図である。 本発明の光結合構造の第五実施形態を示す断面図である。 図8の加締めパイプの図であり、(a)は斜視図、(b)は加締め前の状態説明図、(c)は加締め後の状態説明図である。 従来例の光結合構造を示す断面図である。
符号の説明
11 フェルール
12 光ファイバケーブル
13 フェルール本体部分
14 フェルール先端部分(光結合先端部分)
14a 凸レンズ
15 一方のコネクタハウジング
16 他方のコネクタハウジング
17 密封用部材
18 光ファイバ
19 光ファイバ被覆
19a 一次シース
19b 二次シース
20 平坦な面
21 フランジ
21a テーパ
22 フェルール孔
22a 心線案内部
20a−1 最奥部
22b 一次シース案内部
22c 二次シース案内部
22d、22e テーパ部
22f ケーブル固定部
23 フェルール収容室
24 嵌合部
25 隔壁
26 貫通孔
27 バネ(押し付け手段)
28 バネ押さえ板
29 フェルール収容室
30 差し込み筒部
31 密封用部材
32 ハウジング嵌合部分
33 加締めパイプ

Claims (2)

  1. 光ファイバを露出させた一対の光ファイバケーブルの各端末に取り付けられるフェルール同士を、相嵌合する一方他方のコネクタハウジングを用いて対向させる光結合構造であって、
    前記各フェルールの光結合先端部分に凸レンズの機能を持たせ、前記一方のコネクタハウジングに前記各光結合先端部分を対向させる差し込み筒部を形成し、前記各光結合先端部分を密封状態にするために、前記各フェルールと前記一方他方のコネクタハウジングとの間、又は該間と前記一方他方のコネクタハウジングのハウジング嵌合部分とに密封用部材を設ける
    ことを特徴とする光結合構造。
  2. 請求項1に記載の光結合構造において、
    前記各フェルールを押圧する押し付け手段を更に設ける
    ことを特徴とする光結合構造。
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