JP2005324690A - 空調設定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の設定項目のそれぞれに係る設定状態が表示される空調設定装置において、どの設定状態が変更可能な状態なのかの迅速な識別に貢献できる空調用設定装置の提供。
【解決手段】温度設定モードにおけるLCD31のバックライトの色を、赤色LED35Aと青色LED35Bの発光により生成し、風量設定モードにおけるLCD31のバックライトの色を、緑色LED35Cのみの発光により生成し、吹出口設定モードのにおけるLCD31のバックライトの色を、赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LED35Cのすべてを発光させて生成することによって、各設定モードにおけるLCD31のバックライトの色をすべて異なる色にした。
【選択図】図6

Description

本発明は、風量、温度および吹出口等の空調装置の設定項目に係る設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、表示面を照明する照明手段とを備える空調設定装置であって、照明手段が発光する照明光の色を制御可能な空調設定装置に関する。
従来の空調設定装置は、空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、各設定項目に係る各設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、各設定項目ごとに設けられ、各設定状態の変更を指令する設定変更指令信号を出力する操作パネルと、異なる複数種類の色の照明光を発光可能であって表示面を照明する照明手段と、この照明手段を制御する照明制御手段とを備えている。
各操作パネルには、どの操作パネルがどの設定状態を変更するものかを識別するための文字や図形が標記されている。照明手段は、赤色の光を発光する赤色発光装置と、青色の光を発光する青色発光装置と、緑色の光を発光する緑色発光装置とを備えている。照明制御手段は、温度の設定状態、すなわち設定温度が変更可能な状態において、照明光の色が設定温度に応じて変化するよう赤色発光装置と青色発光装置を制御するようになっている。
特開2001−191784号公報
従来の空調設定装置では、各設定状態を変更する手段として、各設定項目ごとに操作パネルが設けられている。各設定状態を変更する手段としては、この他に、各設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能な設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段とから構成することが考えられる。
従来の空調設定装置のように、各設定項目ごとに操作パネルが設けられたものでは、すなわち、各操作パネルと各操作パネルにより変更される各設定状態とが1対1で対応しているので、操作者は、所望の設定状態を変更する際、所望の設定状態に対応する操作パネルを選択した時点で、設定状態を変更するものとしないものとの識別を完了している。
これに対し、切替指令手段と設定変更指令手段とを備える空調設定装置では、操作者は、はじめに切替指令手段によって所望の設定状態を変更可能な状態へ切替え、所望の設定状態が変更可能に切替わったことを表示面を見て確認し、所望の設定状態が変更可能に切替わっていれば設定変更指令手段によって所望の設定状態の変更を行う。このようにして空調設定装置を操作する場合、操作者が運転者であって意識を集中して表示面を見ることができないときは、どの設定項目に係る設定状態が変更可能な状態であるかを迅速に識別することが困難である。
本発明は、上述の実状を考慮してなされたものであり、複数の設定項目のそれぞれに係る設定状態を表示する空調設定装置において、どの設定状態が変更可能な状態なのかの迅速な識別に貢献できる空調用設定装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、次の〔1〕〜〔8〕のように構成してある。
〔1〕 本発明は、空調装置の第1,第2の設定項目、前記第1設定項目に係る第1設定状態および前記第2設定項目に係る第2設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、前記第1,第2設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能な状態に切換えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、異なる複数種類の照明光を発光可能であって、前記表示面を照明する照明手段と、前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、前記第2設定状態が変更可能な状態における照明光の色とが異なる色になるよう前記照明手段を制御することを特徴とする。
このように構成した本発明では、照明制御手段が、第1設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、第2設定状態が変更可能な状態における照明光の色とが異なる色になるよう照明手段を制御する。これにより、第1設定状態が変更可能な状態と、第2設定状態が変更可能な状態とでは、異なる色の照明光で表示面が照明される。つまり、照明光の色によって第1設定状態が変更可能な状態と、第2設定状態が変更可能な状態とを識別できる。この結果、第1,第2設定項目いずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
〔2〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、前記照明手段が、互いに異なる色の光を発光する第1〜第3発光装置を備え、前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態のときに、予め指定された前記第1〜第3発光装置のうちの少なくとも1つを発光させ、前記第2設定状態が変更可能な状態のときに、前記予め指定された第1〜第3発光装置のうちの少なくとも1つとは別の少なくとも1つを発光させることを特徴とする。
このように構成した本発明では、第1設定状態が変更可能な状態のときと、第2設定状態が変更可能な状態のときとでは、少なくとも1つの異なる発光装置が発光する。これにより、第1設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、前記第2設定状態が変更可能な状態における照明光の色とを異なる色にすることができる。
〔3〕 本発明は、〔2〕記載の発明において、前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光するよう予め指定され、前記第2設定状態が変更可能な状態において前記第3発光装置のみが発光するよう予め指定されたことを特徴とする空調設定装置。
〔4〕 本発明は、〔2〕記載の発明において、前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光するよう予め指定され、前記第2設定状態が変更可能な状態において前記第1〜第3発光装置のすべてが発光するよう予め指定されたことを特徴とする。
〔5〕 本発明は、空調装置の第1〜第3の設定項目、前記第1設定項目に係る第1設定状態、前記第2設定項目に係る設定状態および前記第3設定項目に係る第3設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、前記第1〜第3設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能な状態に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、互いに異なる色の光を発光する第1〜第3発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光し、前記第2設定状態が変更可能な状態および前記第3設定状態が変更可能な状態の一方において、前記第3発光装置のみが発光し、他方において前記第1〜第3発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段の制御を行うことを特徴とする。
このように構成した本発明では、照明制御手段が、第1設定状態が変更可能な状態において第1,第2発光装置のみが発光し、第2設定状態が変更可能な状態および第3設定状態が変更可能な状態の一方において、第3発光装置のみが発光し、他方において第1〜第3発光装置のすべてが発光するよう照明手段の制御を行う。これにより、第1設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、第2設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、第3設定状態が変更可能な状態における照明光の色とを、異なる色にすることができる。つまり、第1〜第3設定状態のいずれが変更可能な状態なのかを、照明光の色により識別することができる。この結果、第1〜第3設定項目のいずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
〔6〕 本発明は、空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能な状態に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において前記緑色発光装置のみが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする。
このように構成した本発明は、照明制御手段が、温度の設定状態が変更可能な状態において赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において緑色発光装置のみが発光するよう照明手段を制御する。これにより、温度の設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態の少なくとも一方における照明光の色とを、異なる色にすることができる。つまり、温度の設定状態が変更可能な状態と、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態との少なくとも一方とを、照明光の色により識別することができる。この結果、温度、風量および吹出口のいずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
〔7〕 本発明は、空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能に切替られた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において前記赤色発光装置、前記青色発光装置および前記緑色発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする。
このように構成した本発明では、制御手段が、温度の設定状態が変更可能な状態において赤色発光装置、赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置のすべてが発光するよう照明手段を制御する。これにより、温度の設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態の少なくとも一方における照明光の色とを、異なる色にすることができる。つまり、温度の設定状態が変更可能な状態と、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態との少なくとも一方とを、照明光の色により識別することができる。この結果、温度、風量および吹出口のいずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
〔8〕 本発明は、空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において、前記緑色発光装置のみが発光し、他方において前記赤色発光装置、前記青色発光装置および前記緑色発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする。
このように構成した本発明では、照明制御手段が、温度の設定状態が変更可能な状態において赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、風量の設定状態が変更可能な状態および吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において、緑色発光装置のみが発光し、他方において赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置のすべてが発光するよう照明手段を制御する。これにより、温度の設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、風量の設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、吹出口の設定状態が変更可能な状態における照明光の色とを、すべて異なる色にすることができる。つまり、温度の設定状態が変更可能な状態と、風量の設定状態が変更可能な状態と、吹出口の設定状態が変更可能な状態とを、照明光の色により識別することができる。この結果、温度、風量および吹出口のいずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
前述のように、本発明によれば、複数の設定項目のそれぞれに係る設定状態を表示する空調設定装置において、どの設定状態が変更可能な状態なのかの迅速な識別に貢献できる。
以下で、本発明の空調設定装置の一実施形態を図1〜9を用いて説明する。
図1は、本発明の空調設定装置の一実施形態の正面図、図2は、図1に示す空調設定装置の装置の分解斜視図、図3は、図1のIII−III断面図、図4は、図1のIV−IV断面図、図5は、図4のV−V断面図、図6は、図1に示す空調設定装置のシステム構成を示すブロック図、図7は、温度の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図、図8は、風量の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図、図9は、吹出口の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図である。
<1> 本実施形態の構成
本実施形態は、図1に示すように、例えばカーエアコン100(図6参照)を操作するための空調設定装置1であり、自動車のインストラメントパネル(図示せず)に設置される。
空調設定装置1は、カーエアコン100の設定項目である風量、温度および吹出口を表示するとともに、風量の設定状態(以下「設定風量」という)、温度の設定状態(以下「設定温度」という)および吹出口の設定状態(以下「設定吹出口」という)を表示する表示面、すなわちLCD31を有する表示手段、すなわち表示装置30を備えている。
また、空調設定装置1は、設定風量、設定温度および設定吹出口を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、変更可能な設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段とを有する入力装置5を備えている。
また、空調設定装置1は、異なる複数種類の照明光を発光可能であって前記表示面を照明する照明手段、すなわち照明装置35を備えている。
さらに、空調設定装置1は、表示装置30、入力装置5および照明装置35を制御する制御装置60を備えている。この制御装置60は、入力装置5が出力する切替信号および設定変更信号に応じて表示装置30を制御する表示制御手段と、照明装置35が発光する光の色を制御する照明制御手段とを兼ねる。
表示装置30、入力装置5および照明装置35は、筐体2に収納してある。筐体2は、図2に示すように、表側ケース3と裏側ケース4とをスナップ結合してなる。
<1.1> 入力装置5の構成
入力装置5の構成について、図2〜5を用いて説明する。
入力装置5は、表側ケース3の表側に配置され、手動で回転操作、および所定方向への移動操作、すなわち左右方向へ傾倒操作される前記操作部6を備えている。この操作部6の周囲に位置する表側ケース3の板部には、左右方向に長い凹部3Bを設けてある。
筐体2内には、モータ8と、このモータ8の出力軸に取付けられ、出力軸から出力される回転力を増大して出力する遊星歯車機構部9とを、カバー10で覆って一体化したエンジン7を収容してある。
遊星歯車機構部9は、モータ8の出力軸に固定されこの出力軸と一体で回転するサンギア9Aと、このサンギア9Aを中心に公転する3つのプラネットギア9Bと、カバー10の内壁面に形成されプラネットギア9Bに内周側で噛合うリングギア9Cと、各プラネットギア9Cの回転軸が設けられプラネットギア9Cの公転に伴って回転するキャリア9Dとを備えている。
エンジン7は、エンジン7の前側に装着され円筒部12Aを有する前側エンジンカバー12と、エンジン7の後側に装着され前側エンジンカバー12とスナップ結合する後側エンジンカバー13とによって覆ってある。
前側エンジンカバー12の円筒部12Aの内周側には、キャリア9Dの出力軸が配置され、円筒部12Aの外周側には、操作部6の回転をガイドするガイド部材14を摺動可能に嵌合してある。ガイド部材14の前端面の中央には、操作部6にスナップ結合する操作部ホルダ15を配置してある。操作部ホルダ15と、ガイド部材14と、キャリア9Dは、ねじ16により締結してある。
つまり、入力装置5では、操作部ホルダ15、ガイド部材14、前側エンジンカバー12、遊星歯車機構部9および後側エンジンカバー13によって操作部6とモータ8の結合体を構成してある。この結合体では、操作部ホルダ15、ガイド部材14および遊星歯車機構部9を介して、操作部6とモータ8との間で回転力の伝達が行われるようになっている。
表側ケース3には、操作部ホルダ15とガイド部材14との結合部16Aが配置されるとともに、結合体の傾倒に伴う結合部16Aの移動を許容する横長孔3Aを形成してある。
前側エンジンカバー12の前端面には、Oリング17を嵌め込んであり、前側エンジンカバー12の円筒部12Aの外周と、ガイド部材14の内周との間にはグリース(図示せず)を充填してある。
前記結合体は、水平方向(図1における左右方向)にのみ傾倒可能に支持してある。つまり、前側エンジンカバー12の上部と下部には、一対の傾倒軸19を設けてあり、裏側ケース4の内部には、傾倒軸19が回転可能に挿入される軸孔20Aを有する一対の舌片20を設けてある。なお、軸孔を前側エンジンカバー12に軸孔を設け、傾倒軸を裏側ケース4に傾倒軸を設けて、結合体を左右方向へ傾倒可能に支持してもよい。
裏側ケース4には、傾倒軸19よりも後方に位置する前記結合体の後部が配置されるとともに、結合体の傾倒を許容する収納部4Aを形成してある。
また、裏側ケース4には、第1回路基板21をねじ22により固定してある。この第1回路基板21には、傾倒軸19よりも後方に位置する前記結合体の後部が配置され、結合体の傾倒を許容する開口部21Aを形成してある。
第1回路基板21の前面の左右側部には、前記切替指令手段、すなわち第1,第2検出スイッチ23A,23Bを設けてある。
第1検出スイッチ23Aは、前後方向に往復動可能に設けられる駆動部材123Aと、この駆動部材123Aの往復動に伴って接触・離間する可動接点(図示せず)および固定接点(図示せず)と、駆動部材123Aを復帰させる弾性部材(図示せず)とを備えている。第2検出スイッチ23Bは、前後方向に往復動可能に設けられる駆動部材123Bと、この駆動部材123Bの往復動に伴って接触・離間する可動接点(図示せず)および固定接点(図示せず)と、駆動部材123Bを復帰させる弾性部材(図示せず)とを備えている。
前側エンジンカバー12の左側部には、結合体の左方向への傾倒に伴って第1検出スイッチ23Aの駆動部材123Aを操作する第1操作片24Aを突出させてあり、前側エンジンカバー12の右側部には、第2スイッチ23Bの駆動部材123Bを操作する第2操作片24Bを突出させてある。
つまり、操作部6が傾倒操作されたときに、操作片24Aまたは24Bにより第1,第2検出スイッチ23Aまたは23Bが操作されてONし、操作部6の傾倒方向を示す傾倒信号が、前記切替信号として出力されるようになっている。
エンジン7には、前記設定変更指令手段、すなわちロータリエンコーダ18(図6参照)を付設してある。このロータリエンコーダ18は、モータ8の出力軸の回転角度、言い替えると操作部6の回転角度を検出し、検出した回転角度に相応する回転角度信号を、前記設定変更信号として出力するものである。このロータリエンコーダ18は、図示省略してあるが、コード板およびフォトセンサを備え、フォトセンサはカバー10に形成された箱状部10Aに収容してある。
<1.2> 表示装置30の構成
表示装置30について、図1,2を用いて説明する。
表示装置30は、前記LCD31と、このLCD31の端子31Aが接続される第2回路基板32と、LCD31が嵌合され第2回路基板32に固定されるLCDホルダ34とを備えている。表側ケース3には、LCD31の表面を露呈させる窓部3Eを形成してある。
第2回路基板32は、表側ケース3にねじ33により締結してある。第2回路基板32には、LCD31を駆動させるLCD駆動部66(図6参照)を設けてある。このLCD駆動部66は、制御装置60からの制御信号に応じてLCD31を駆動させるものである。
制御装置60は、第1,第2検出スイッチ23A,23Bにより検出される傾倒方向と、ロータリエンコーダ18により検出される回転角度とに応じてLCD駆動部66に制御信号を出力するようにしてある。
表側ケース3の窓部3Eから露呈するLCD31部分には、設定風量を表示する風量表示エリア40と、設定温度を表示する温度表示エリア41と、設定吹出口を表示する吹出口表示エリア42とを設けてある。
風量表示エリア40には、ファン型セグメント40Aと、このファン型セグメント40Aを囲む6つの円弧型セグメント40B〜40Gとを発光可能に設けてある。つまり、ファン型セグメント40Aの発光によって風量表示エリア40であることが表示され、設定風量の大きさが、円弧型セグメント40Bのみの発光、円弧型セグメント40B,40Cの発光、円弧型セグメント40B〜40Dの発光、円弧型セグメント40B〜40Eの発光、円弧型セグメント40B〜40Fの発光、および、円弧型セグメント40B〜40Gの発光の6段階で表示されるようにしてある。
温度表示エリア41には、複数のセグメントの発光により2桁の数字を形成可能な数字形成部41Aを設けてある。つまり、設定温度が、数字形成部41Aにより形成される数字により表示されるようにしてある。設定温度は、制御装置60の設定により16℃〜30℃の範囲で1℃刻みに表示されるようにしてある。
吹出口表示エリア42には、人型セグメント42Aと、この人型セグメント42Aの上方へ向かって延びる矢印型セグメント42Bと、人型セグメント42Aの中間に向かって延びる矢印型セグメント42Cと、人型セグメント42Aの下端部に向かって延びる矢印型セグメント42Dとを発光可能に設けてある。つまり、フロントガラスへ向かって送風を行うためのDEF吹出口に設定された状態が、矢印型セグメント42Bの発光により表示され、運転者の顔や胴へ向かって送風を行うためのVENT吹出口に設定された状態が、矢印型セグメント42Cの発光により表示され、足元へ向かって送風を行うためのFLOOR吹出口に設定された状態が、矢印型セグメント42Dの発光により表示されるようにしてある。
また、風量表示エリア40の周囲、温度表示エリア41の周囲および吹出口表示エリア42の周囲のそれぞれには、リング型セグメント43〜45のそれぞれを発光可能に設けてある。つまり、3つの設定項目のうちの風量が選択されたことがリング型セグメント43の発光により表示され、温度が選択されたことがリング型セグメント44の発光により表示され、吹出口が選択されたことがリング型セグメント45により表示されるようにしてある。
また、リング型セグメント44の右側部には、1頂点が右方を向いた三角セグメント46を発光可能に設けてある。リング型セグメント45の左側部には、1頂点が左方を向いた三角セグメント47を発光可能に設けてあり、右側部には1頂点が右方を向いた三角セグメント48を発光可能に設けてある。リング型セグメント45の左側部には、1頂点が左方を向いた三角セグメント49を発光可能に設けてある。
<1.3> 照明装置35の構成
照明装置35は、赤色の光を発光する発光装置である赤色LED35Aと、青色の光を発光する発光装置である青色LED35Bと、緑色の光を発光する緑色発光装置である緑色LED35Cとを備えている。各LED35A〜35Cは、LCDホルダ34の一方の側端部、例えば右側端部に形成されたLCD取付孔36A〜36Cに配置してある。LED35A〜35Cは、第2回路基板32にリード線を介して電気的に接続される。この第2回路基板32には、LED35A〜35Cを発光させるLED駆動部67を設けてある。LED駆動部67は、制御装置60からの制御信号に応じて駆動するようになっている。
LCDホルダ34の底面全体には、光を反射する反射板37を貼り付けてある。この反射板37とLCD31の間には、LED35A〜35Cから放たれた光、および、反射板37により反射された光を、LCD31の裏面側に導く導光板38と、この導光板38により導かれた光をLCD31の裏面に対して均一に拡散する3枚の拡散シート39A〜39Cをと配置してある。
<1.4> 制御装置60の構成
制御装置60の構成について、図6を用いて説明する。
制御装置60は、例えば第1回路基板21に設けられ、CPU61、ROM62およびRAM63、およびEEPROM64、および通信ドライバ68を備えている。この制御装置60は、第1,第2検出スイッチ23A,23Bからの傾倒信号と、ロータリエンコーダ18からの回転角度信号に応じて、モータドライバ65に対する制御信号、LCD駆動部66に対する制御信号、LED駆動部67に対する制御信号、およびカーエアコン100に対する指令信号のそれぞれを出力するようになっている。
CPU61は、第1,第2検出スイッチ23A,23Bからの傾倒信号と、ロータリエンコーダ18からの回転角度信号とに応じて、モータドライバ65、LCD駆動部66およびLED駆動部67に対する目標値や、カーエアコン100に対する指令値を算出するための演算や、制御装置60の全体を制御するための演算を行う演算装置である。
ROM62は、自動車のエンジンの起動に連動させて空調設定装置1を起動させる起動プログラムと、回転角度信号および傾倒信号とに応じてモータドライバ65に対する制御信号、LCD駆動部66に対する制御信号、LED駆動部67に対する制御信号、およびカーエアコン100に対する指令信号のそれぞれを出力するためのプログラムのそれぞれとを記憶する読込専用の記憶装置である。なお、起動プログラムでは、温度の設定状態が変更可能な状態となるようにしてしてある。
LED駆動部67を制御するプログラムでは、温度の設定状態が変更可能な状態(以下「温度設定モード」という)において赤色LED35Aと青色LED35Bの2つが発光するよう指定してあり、風量の設定状態が変更可能な状態(以下「風量設定モード」という)、および吹出口の設定状態が変更可能な状態(以下「吹出口設定モード」という)の一方、例えば風量設定モードにおいて緑色LED35Cのみが発光するよう指定してあり、他方、すなわち吹出口設定モードにおいて赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LED35Cのすべてが発光するように指定してある。
モータ8を制御するプログラムでは、各設定モードごとに、ロータリエンコーダ18が検出した回転角度に対応するモータ8の回転力を算出し、この回転力に相応する制御信号をモータドライバ65へ出力するようになっている。
RAM63は、CPU61による演算処理中の値を一時的に記憶する記憶装置である。
EEPROM64は、記憶内容の変更が可能な記憶装置であって、風量、温度および吹出口のそれぞれの設定状態に対応するLCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、およびカーエアコン100に対する指令値等を記憶するものである。
<2> 空調設定装置1の動作
空調設定装置1の動作について説明する。
<2.1> 空調設定装置1の起動時
空調設定装置1が、自動車のエンジンの起動に連動して起動し、制御装置60が温度設定モードとなる。このとき、制御装置60は、表示装置30のLCD駆動部66と、照明装置35のLED駆動部67とに対して、温度設定モードであって、前回設定された温度が例えば22℃であり、前回設定された吹出口が例えばVENT吹出口であることに相応する制御信号を出力する。
制御信号に従って動作した表示装置30は、図7に示すように、LCD31の温度表示エリア41に、前回設定された温度である22℃を示す数字「22」を、数字形成部41Aによって表示する。また、風量表示エリア40に、ファン型セグメント40Aのみの発光によって風量0を表示する。また、吹出口表示エリア42に、前回設定された吹出口であるVENT吹出口を、矢印型セグメント42Cの発光によって表示する。
また、表示装置30は、同図7に示すように、温度表示エリア41の周囲のリング型セグメント44および三角セグメント47,48を発光させ、風量表示エリア40の周囲のリング型セグメント43および三角セグメント46、吹出口表示エリア42の周囲のリング型セグメント45および三角セグメント49を消灯したままにする。つまり、温度設定モードであることがリング型セグメント44によって表示され、操作部6の左右方向への傾倒操作により風量設定モードや吹出口設定モードに切替可能であることが三角セグメント47,48によって表示される。
制御信号に従って動作した照明装置35は、赤色LED35Aと青色LED35Bとを発光させる。これにより、同図7に示すように、LCD31に対する照明光、すなわちバックライトは紫色になる。図7において、窓部3Eに描いた破線は、バックライトが紫色であることを示している。
<2.2> 温度設定時
温度の設定操作は、前述した温度設定モードにおいて、操作部6を回転操作することにより行う。
操作部6が右回転操作された場合、増加する操作部6の回転角度をロータリエンコーダ18が検出して、検出した回転角度に相応する回転角度信号を制御装置60へ出力する。制御装置60は、回転角信号を設定温度の変更を指令する設定変更信号として演算処理し、回転角度の増加に応じて、LCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、およびモータドライバ65に対する目標値のそれぞれを算出して、これらの目標値に相応する制御信号のそれぞれを、LCD駆動部66、LED駆動部67およびモータドライバ65のそれぞれへ出力する。
すると、表示装置30は、操作部6の回転角度が所定角度増加するたびごとに、温度表示エリア41において数字形成部41Aにより形成される数字の値を大きくする。つまり、操作部6の回転角度が所定角度増加するたびごとに、設定温度が1℃大きくなったことが表示される。
また、照明装置35は、操作部6の回転角度が前記所定角度増加するたびごとに、赤色LED35Aが発光する光の輝度を増加させ、青色LED35Bが発光する光の輝度を減少させる。これにより、紫色のバックライトは、操作部6の回転角度が前記所定角度増加するたびごとに赤色が強まり、数字形成部41Aが設定温度の上限値である30℃を示す数字「30」を形成したときに、赤色となる。つまり、バックライトの色は、設定温度が大きいほど赤色が強くなる。
また、モータ8は、操作部6の回転角度が前記所定角度増加するたびごとに回転力を瞬間的に変化させる。回転力が瞬間的に変化したとき、操作部6にはクリック感触が発生する。つまり、操作者は、設定温度が1℃大きくなるたびごとにクリック感触を得る。
また、温度表示エリア41において数字形成部41Aが数字「30」となったときに、モータ8は右回転操作に対抗する大きな回転力を発生させる。これにより、操作者は操作部6の右回転操作を阻止される。つまり、設定温度が上限値である30℃になったことが、操作部6の右回転操作の阻止(力覚)によって操作者に提示される。
操作部6が左回転操作された場合、減少する操作部6の回転角度をロータリエンコーダ18が検出して、検出した回転角度に相応する回転角度信号を制御装置60へ出力する。制御装置60は、回転角度信号を設定温度の変更を指令する設定変更信号として演算処理し、回転角度の減少に応じて、LCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、およびモータドライバ65に対する目標値のそれぞれを算出し、これらの目標値に相応する制御信号のそれぞれを、LCD駆動部66、LED駆動部67およびモータドライバ65のそれぞれへ出力する。
すると、表示装置30は、操作部6の回転角度が所定角度減少するたびごとに、温度表示エリア41において数字形成部41Aにより形成される数字の値が小さくする。つまり、操作部6の回転角度が所定角度減少するたびごとに、設定温度が1℃小さくなったことが表示される。
また、照明装置35は、操作部6の回転角度が前記所定角度増加するたびごとに、赤色LED35Aが発光する光の輝度を減少させ、青色LED35Bが発光する光の輝度を増加させる。これにより、紫色のバックライトは、操作部6の回転角度が前記所定角度減少するたびごとに、青色が強まり、数字形成部41Aが設定温度の下限値(16℃)を示す数字「16」を形成したときに、青色となる。つまり、バックライトの色は、設定温度が小さくなるほど青色が強くなる。
また、モータ8は、操作部6の回転角度が前記所定角度減少するたびごとに回転力を瞬間的に変化させる。回転力が瞬間的に変化したとき、操作部6にはクリック感触が発生する。つまり、操作者は、設定温度が1℃小さくなるたびごとにクリック感触を得る。
また、温度表示エリア41において数字形成部41Aが数字「16」を形成したときに、モータ8は、左回転操作に対抗する大きな回転力を発生する。これにより、操作者は操作部6の左回転操作を阻止される。つまり、設定温度が下限値である16℃になったことが、操作部6の左回転操作の阻止(力覚)によって操作者に提示される。
ロータリエンコーダ18により検出される回転角度が変化せずに2秒経過すると、制御装置60は、設定温度の変更が終了したと判定し、温度設定モードになった当初にロータリエンコーダ18が検出した回転角度と、設定温度の変更終了時にロータリエンコーダ18が検出した回転角度との差から、カーエアコン100に対する、設定温度に対応する指令値を算出する。そして、算出した指令値に相応する指令信号を、通信ドライバ68によりカーエアコン100へ出力する。
<2.3> 風量設定時
風量の設定操作は、温度設定モードにおいて、操作部6を左方向に傾倒操作して風量設定モードに切替えた後、操作部6を回転操作することにより行う。
操作部6が左方向へ傾倒操作されると、第1操作片24Aにより駆動部材123Aが押圧操作されて第1検出スイッチ23AがONする。すると、第1検出スイッチ23Aは、操作部6が左方向に傾倒操作されたことを示す左傾倒信号を、制御装置60へ出力する。そして、操作部6に対する操作力が取除かれ、駆動部材123Aが復帰して第1検出スイッチ23AがOFFすると、第1検出スイッチ23Aから制御装置60への左傾倒信号の出力が停止する。
制御装置60は、温度設定モードにおける第1検出スイッチ23Aからの左傾倒信号の出力を、温度設定モードから風量設定モードへの切替を指令する切替信号として演算処理し、風量設定モードに切替わるとともに、表示装置30のLCD駆動部66と、照明装置35のLED駆動部67とに対して、風量設定モードに相応する制御信号を出力する。
制御信号に従って動作した表示装置30は、図8に示すように、風量表示エリア40に、前述した温度設定モード時と同じくファン型セグメント40Aのみの発光によって風量0を表示する。また、温度表示エリア41に、前述のようにして設定された温度、例えば20°を示す数字「20」を数字形成部41Aによって表示する。また、吹出口表示エリア42に、前述した温度設定モード時と同じく矢印型セグメント42Aの発光によってVENT吹出口に設定されていることを表示する。
また、表示装置30は、同図8に示すように、風量表示エリア40の周囲のリング型セグメント43と三角セグメント46を発光させ、同時に、温度表示エリア41の周囲のリング型セグメント44と三角セグメント47,48を消灯させる。つまり、風量設定モードであることがリング型セグメント43によって表示され、操作部6の右方向への傾倒操作により温度設定モードに切替可能であることが三角セグメント46によって表示される。
また、制御信号に従って動作した照明装置35は、緑色LED35Cのみを発光させる。これにより、同図8に示すように、LCD31のバックライトは緑色になる。図8において、窓部3Eに描いた斜線は、バックライトが緑色であることを示している。
操作部6が右回転操作された場合、増加する操作部6の回転角度をロータリエンコーダ18が検出して、検出した回転角度に相応する回転角度信号を制御装置60へ出力する。制御装置60は、回転角度信号を設定風量の変更を指令する設定変更信号として演算処理し、回転角度の増加に応じて、LCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、およびモータドライバ65に対する目標値のそれぞれを算出して、これらの目標値に相応する制御信号のそれぞれを、LCD駆動部66、LED駆動部67およびモータドライバ65のそれぞれへ出力する。
これにより、表示装置30は、操作部6の回転角度が風量の設定操作時とも後述する吹出口の設定操作時とも異なる所定角度増加するたびごとに、風量表示エリア40における円弧型バー40B〜40Gを、40B,40C,40D,40E,40F,40Gの順に発光させる。つまり、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度増加するたびごとに、設定風量が大きくなったことが、発光する円弧型バーの数の増加により表示される。
また、照明装置35は、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度増加するたびごとに、緑色LED35Cが発光する光の輝度を増加させる。これにより、緑色のバックライトは、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度増加するたびごとに、緑色のまま明るくなり、風量表示エリア40における円弧型セグメント40Gが発光したときに、すなわち、最大風量に設定されたときに、最も明るくなる。つまり、緑色のバックライトは、設定風量が大きくなることに連動して明るくなる。
また、モータ8は、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度増加するたびごとに回転力を瞬間的に変化させる。回転力が瞬間的に変化したとき、操作部6にはクリック感触が発生する。つまり、操作者は、設定風量が1段階大きくなるたびごとにクリック感触を得る。
また、風量表示エリア40において円弧型セグメント40B〜40Gのすべてが発光して最大風量が表示されたときに、モータ8は、右回転操作に対抗する大きな回転力を発生させる。これにより、操作者は操作部6の右回転操作を阻止される。つまり、最大風量に設定されたことが、操作部6の右回転操作の阻止(力覚)によって操作者に提示される。
操作部6が左回転操作された場合、減少する操作部6の回転角度をロータリエンコーダ18が検出して、その回転角度に相応する回転角度信号を制御装置60へ出力する。制御装置60は、回転角度信号を設定風量の変更を指令する設定変更信号として演算処理し、回転角度の減少に応じて、LCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、モータドライバ65に対する目標値のそれぞれを算出し、これらの目標値のそれぞれに相応する制御信号のそれぞれを、LCD駆動部66、LED駆動部67およびモータドライバ65のそれぞれへ出力する。
これにより、表示装置30は、操作部6の左回転操作を開始した当初、例えば円弧型セグメント40D〜40Gのすべてが発光していた場合、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度減少するたびごとに、円弧型バー40B〜40Gを40G,40F,40E,40D,40C,40Bの順に消灯させる。つまり、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度減少するたびごとに、設定風量が小さくなったことが、発光する円弧型バーの数の減少により表示される。
また、照明装置35は、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度減少するたびごとに、緑色LED35Cが発光する光の輝度を減少させる。これにより、緑色のバックライトは、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度減少するたびごとに、緑色のまま暗くなり、ファン型セグメント40Aのみの発光により風量0が表示されたときに、最も暗くなる。つまり、緑色のバックライトは、設定風量が小さくことに連動して暗くなる。
また、モータ8は、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度減少するたびごとに回転力を瞬間的に変化させる。回転力が瞬間的に変化したとき、操作部6にはクリック感触が発生する。つまり、操作者は、設定風量が1段階小さくなるたびごとにクリック感触を得る。
また、風量表示エリア40において風量0が表示されたときに、モータ8は、左回転操作に対抗する大きな回転力を発生させる。これにより、操作者は操作部6の右回転操作を阻止される。つまり、設定風量が0になったことが、操作部6の左回転操作の阻止によって操作者に提示される。
ロータリエンコーダ18により検出される回転角度が変化せずに2秒経過すると、制御装置60は、設定風量の変更が終了したと判定し、風量設定モードに切替わった当初にロータリエンコーダ18が検出した回転角度と、設定風量の変更終了時にロータリエンコーダ18が検出した回転角度との差から、カーエアコン100に対する、設定風量に対応する指令値を算出する。そして、算出された指令値に相応する指令信号を、通信ドライバ68によりカーエアコン100へ出力する。
通信ドライバ68による指令信号の出力を終了すると、制御装置60は、温度設定モードに移行するための演算を行い、温度設定モードに戻る。
<2.4> 吹出口設定時
吹出口の設定操作は、温度設定モードにおいて、操作部6を右方向に傾倒操作して吹出口設定モードに切替えた後、操作部6を回転操作することにより行う。
操作部6が右方向へ傾倒操作されると、第2操作片24Bにより駆動部材123Bが押圧操作されて第2検出スイッチ23BがONする。すると、第1検出スイッチ23Bは、操作部6が右方向に傾倒操作されたことを示す右傾倒信号を、制御装置60へ出力する。そして、操作部6に対する操作力が取除かれ、駆動部材123Bが復帰して第2検出スイッチ23BがOFFすると、第2検出スイッチ23Bから制御装置60への右傾倒信号の出力が停止する。
制御装置60は、温度設定モードにおける第2検出スイッチ23Bからの右傾倒信号の出力を、温度設定モードから吹出口設定モードへの切替を指令する切替信号として演算処理し、風量設定モードに切替わるとともに、表示装置30のLCD駆動部66と、照明装置35のLED駆動部67とに対して、風量設定モードに相応する制御信号を出力する。
制御信号に従って動作した表示装置30は、図9に示すように、吹出口表示エリア42に、温度設定モード時と同じくVENT吹出口に設定されていることを矢印型セグメント42Cの発光によって表示する。また、温度表示エリア41に、前述のようにして設定された温度である20℃を示す「20」を数字形成部41Aによって表示する。また、風量表示エリア40に、前述ようにして設定された風量を、例えば円弧型セグメント40B,40Cの発光によって表示する。
また、表示装置30は、同図9に示すように、吹出口表示エリア42の周囲のリング型セグメント45と三角セグメント49を発光させ、同時に、温度表示エリア41の周囲のリング型セグメント44、三角セグメント47,48を消灯する。つまり、吹出口設定モードであることがリング型セグメント45によって表示され、操作部6の左方向への傾倒操作により温度設定モードに切替可能であることが三角セグメント49によって表示される。
また、制御信号に従って動作した照明装置35は、赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LEDのすべてを発光させる。これにより、同図9に示すように、バックライトが白色となる。図9において、窓部3Eには図7,8のように破線や斜線を描いていないが、これはバックライトが白色であることを示している。
操作部6が回転操作されると、変化する操作部6の回転角度をロータリエンコーダ18が検出して、検出した回転角度に相応する回転角度信号を制御装置60へ出力する。制御装置60は、回転角度信号を設定吹出口の変更を指令する設定変更信号として演算処理し、回転角度の変化に応じて、LCD駆動部66に対する目標値、LED駆動部67に対する目標値、モータドライバ65に対する目標値のそれぞれを算出し、これらの目標値のそれぞれに相応する制御信号のそれぞれを、LCD駆動部66、LED駆動部67およびモータドライバ65のそれぞれへ出力する。
これにより、表示装置30は、操作部6の回転角度に応じて、吹出口表示エリア42の矢印型セグメント42B〜42Dのいずれかを発光させる。つまり、操作部6の回転角度が増加した場合、温度の設定操作時とも風量の設定操作時とも異なる所定角度増加するたびごとに、発光する矢印型セグメントが42C(VENT吹出口のみ)から、42D(FLOOR吹出口のみ)、42B(DEF吹出口のみ)、42Bと42Dの組合せ(DEF吹出口とFLOOR吹出口)、42Cと42D組合せ(VENT吹出口とFLOOR吹出口)の順に切替わる。逆に、操作部6の回転角度が減少した場合、前記異なる所定角度減少するたびごとに、発光する矢印型セグメントが42C(VENT吹出口のみ)から、42Cと42D組合せ(VENT吹出口とFLOOR吹出口)、42Bと42Dの組合せ(DEF吹出口とFLOOR吹出口)、42B(DEF吹出口のみ)、42D(FLOOR吹出口のみ)の順に切替わる。
また、モータ8は、操作部6の回転角度が前記異なる所定角度変化するたびごとに回転力を瞬間的に変化させる。回転力が瞬間的に変化したとき、操作部6にはクリック感触が発生する。つまり、操作者は、発光する矢印型セグメントが、42C(VENT吹出口のみ)、42D(FLOOR吹出口のみ)、42B(DEF吹出口のみ)、42Bと42Dの組合せ(DEF吹出口とFLOOR吹出口)、42Cと42D(VENT吹出口とFLOOR吹出口)の組合せのそれぞれに切替わるときに、クリック感触を得る。
ロータリエンコーダ18により検出される回転角度が変化せずに2秒経過すると、制御装置60は、設定吹出口の変更終了したと判定し、吹出口設定モードに切替わった当初にロータリエンコーダ18が検出した回転角度と、設定吹出口の変更終了時にロータリエンコーダ18が検出した回転角度との差から、カーエアコン100に対する、設定吹出口に対応する指令値を算出する。そして、算出された指令値に相応する指令信号を、通信ドライバ68によりカーエアコン100へ出力する。
通信ドライバ68による指令信号の出力が終了すると、制御装置60は、温度設定モードに移行する演算を行い、温度設定モードに戻る。
なお、吹出口設定モードでは、バックライトの色および明るさは変化しない。また、モータ8はクリック感触の発生のみに使用され操作部6の回転操作は阻止されない。
<3> 本実施形態の効果
本実施形態によれば次の効果を得られる。
本実施形態では、温度設定モードにおけるバックライトの色と、風量設定モードにおけるバックライトの色と、吹出口設定モードにおけるバックライトの色とを、すべて異なる色にすることができる。つまり、温度設定モードと、風量設定モードと、吹出口設定モードとを、バックライトの色により識別することができる。この結果、温度、風量および吹出口のいずれに係る設定状態が変更可能な状態かの迅速な識別に貢献できる。
また、本実施形態では、温度設定モードにおいて、設定温度が大きくなるのに連動してバックライトの赤色が強まり、設定温度が小さくなるのに連動してバックライトの青色が強まるようにした。これにより、設定温度の変化をバックライトの色の変化によって報知することができる。
また、本実施形態では、風量設定モードにおいて、設定風量が大きくなるのに連動して緑色のバックライトが明るくなり、設定風量が小さくなるのに連動して緑色のバックライトが暗くなるようにした。これにより、設定風量の変化をバックライトの明るさによって報知することができる。
また、本実施形態では、温度設定モードにおいて、設定温度の変化をバックライトの色の変化によって報知しているが、この際、設定温度の変化をイメージしやすくするために、赤色LED35Aおよび青色LED35Bのそれぞれを制御してバックライトの色を生成している。このため、風量設定モードおよび吹出口設定モードのバックライトの色については、赤色LED35Aおよび青色LED35Bにより生成可能な赤色、青色および紫色の3色は使用できない。そこで、本実施形態では、赤色、青色および紫色の3色とは異なる2色、すなわち白色および緑色のそれぞれを、緑色LED35Cの単独発光、および緑色LED35Cと赤色LED35Aと青色LED35Cとの複合発光のそれぞれにより生成するようにしてある。これにより、赤色、青色および紫色のいずれとも異なる2色を生成するために、これら2色の光のそれぞれを発光する2つのLEDを個別に設けなくて済み、前記2色のバックライトを生成するために部品点数が増加するということを防止できる。
なお、本実施形態は、照明装置35が、赤色LED35Aと青色LED35Bと発光によりバックライトの1色を生成し、緑色LED35Cの発光によりバックライトの別の1色を生成し、赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LED35Cの発光によりバックライトのさらに別の1色を生成して、バックライトの色の種類を3つにしてあるが、本発明はこれに限るものではなく、赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LED35Cを1つずつ発光させて3色の光を生成してもよい。
また、本実施形態では、照明装置35が、3つの発光装置、すなわち赤色LED35A、青色LED35Bおよび緑色LED35Cにより3色のバックライトを生成するようにしてあるが、本発明はこれに限るものではなく、異なる色の光を発光する発光装置を2つだけ設けて、これら2つ発光装置により3色のバックライトを生成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、3つの設定項目を表示することに対応させて3色のバックライトを生成するようにしてあるが、本発明はこれに限るものではなく、表示される設定項目が2つの場合には、2色のバックライトが生成されるよう制御装置60を設定すればよく、表示される設定項目が3つよりも多い場合には、3つよりも多い色のバックライトが生成されるよう制御装置60を設定すればよい。
また、本実施形態では、3つの設定項目のそれどれに係る設定状態ごとに、バックライトの色を変えるようにしてあるが、本発明はこれに限るものではなく、3つ設定項目のうちの2つについてはバックライトが同じ色になり、残りの1つについてはバックライトが異なる色になるよう制御装置60を設定してもよい。
本発明の空調設定装置の一実施形態の正面図である。 図1に示す空調設定装置の装置の分解斜視図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4のV−V断面図である。 図1に示す空調設定装置のシステム構成を示すブロック図である。 温度の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図である。 風量の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図である。 吹出口の設定状態が変更可能な状態における表示面の照明光の色を示す図である。
符号の説明
1 空調設定装置
5 入力装置
18 ロータリエンコーダ(設定変更指令手段)
23A 第1検出スイッチ(切替指令手段)
23B 第2検出スイッチ(切替指令手段)
30 表示装置(表示手段)
31 LCD(表示面)
35 照明装置(照明手段)
35A 赤色LED
35B 青色LED
35C 緑色LED
40 風量表示エリア
41 温度表示エリア
42 吹出口表示エリア
60 制御装置(表示制御手段、照明制御手段)
100 カーエアコン

Claims (8)

  1. 空調装置の第1,第2の設定項目、前記第1設定項目に係る第1設定状態および前記第2設定項目に係る第2設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、
    前記第1,第2設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、
    変更可能な状態に切換えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    異なる複数種類の照明光を発光可能であって、前記表示面を照明する照明手段と、
    前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、
    前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態における照明光の色と、前記第2設定状態が変更可能な状態における照明光の色とが異なる色になるよう前記照明手段を制御することを特徴とする空調設定装置。
  2. 請求項1記載の発明において、
    前記照明手段が、互いに異なる色の光を発光する第1〜第3発光装置を備え、
    前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態のときに、予め指定された前記第1〜第3発光装置のうちの少なくとも1つを発光させ、前記第2設定状態が変更可能な状態のときに、前記予め指定された第1〜第3発光装置のうちの少なくとも1つとは別の少なくとも1つを発光させることを特徴とする空調設定装置。
  3. 請求項2記載の発明において、
    前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光するよう予め指定され、前記第2設定状態が変更可能な状態において前記第3発光装置のみが発光するよう予め指定されたことを特徴とする空調設定装置。
  4. 請求項2記載の発明において、
    前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光するよう予め指定され、前記第2設定状態が変更可能な状態において前記第1〜第3発光装置のすべてが発光するよう予め指定されたことを特徴とする空調設定装置。
  5. 空調装置の第1〜第3の設定項目、前記第1設定項目に係る第1設定状態、前記第2設定項目に係る設定状態および前記第3設定項目に係る第3設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、
    前記第1〜第3設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、
    変更可能な状態に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    互いに異なる色の光を発光する第1〜第3発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、
    前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、
    前記照明制御手段が、前記第1設定状態が変更可能な状態において前記第1,第2発光装置のみが発光し、前記第2設定状態が変更可能な状態および前記第3設定状態が変更可能な状態の一方において、前記第3発光装置のみが発光し、他方において前記第1〜第3発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段の制御を行うことを特徴とする空調設定装置。
  6. 空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、
    前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、
    変更可能な状態に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、
    前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において前記緑色発光装置のみが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする空調設定装置。
  7. 空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、
    前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、
    変更可能に切替られた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、
    前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、
    前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において前記赤色発光装置、前記青色発光装置および前記緑色発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする空調設定装置。
  8. 空調装置の設定項目である風量、温度および吹出口と、これらの設定項目のそれぞれの設定状態を表示する表示面を有する表示手段と、
    前記風量の設定状態、前記温度の設定状態および前記吹出口の設定状態を選択的に変更可能な状態へ切替えることを指令する切替信号を出力する切替指令手段と、
    変更可能に切替えられた前記設定状態の変更を指令する設定変更信号を出力する設定変更指令手段と、
    前記切替信号および前記設定変更信号に応じて前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    赤色発光装置、青色発光装置および緑色発光装置を有し、これらの少なくとも1つの発光により前記表示面を照明する照明手段と、
    前記照明手段が発光する照明光の色を制御する照明制御手段とを備える空調設定装置であって、
    前記照明制御手段が、前記温度の設定状態が変更可能な状態において前記赤色発光装置と青色発光装置のみが発光し、前記風量の設定状態が変更可能な状態および前記吹出口の設定状態が変更可能な状態の一方において、前記緑色発光装置のみが発光し、他方において前記赤色発光装置、前記青色発光装置および前記緑色発光装置のすべてが発光するよう前記照明手段を制御することを特徴とする空調設定装置。
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