JP2004210019A - 車両空調用コントロール操作装置 - Google Patents

車両空調用コントロール操作装置 Download PDF

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後工田悟
Yoshinori Kawai
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Abstract

【課題】操作力を伝達しやすい回転式の操作ノブを備えた車両空調用コントロール操作装置を提供する。
【解決手段】中央に貫通孔16が設けられ、略リング状に形成された操作ノブ5と、駆動用のピニオンギア30が設けられ、操作ノブ5と一体的に回動する回転部材28と、ピニオンギア30に連結可能なギア部10aを有し、操作ノブ5の回動に応じて車両空気調和装置に連結されたコントロールワイヤ12を駆動させるギアレバー10と、操作ノブ5の操作位置を示す標示部15aが設けられ、操作ノブ5と非連結状態で貫通孔16に挿通される略円筒状の表示部材15と、操作ノブ5とピニオンギア30を連結するギア機構と、標示部15aとギア機構との間に内部空間32を形成し、標示部15aを照明するバルブ20を有するバルブベース19を内部空間32に設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、車両に搭載された空気調和装置に備え付けられた車両空調用コントロール操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−123197号公報
【特許文献2】
特開2001−184969号公報
【0003】
従来、車両空調用コントロール装置には、上記特許文献1に示すように操作ノブを回転すると回転部材が回転されて車両に搭載された空気調和装置がコントロールワイヤによって機械的に制御されて風向きや温度などを制御するものと、上記特許文献2のように表示部の外周に設けられたダイヤルノブが回転されることによってダイヤルノブの回転位置を回転式スイッチによって検出し、プリント基板に配設された電気回路によって車両に搭載された空気調和装置を制御するものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示す車両空調用コントロール装置では、操作ノブの前面側に突出した凸状のノブ部を指先で摘んで操作するように構成されているため、操作力を伝達しにくく、操作性が悪い。一方、上記特許文献2に示す車両空調用コントロール装置は、ダイヤルノブの外周を握るようにして回転操作することができるため、操作力を伝達しやすく、操作性をよいものとすることができるが、電気回路によって電気的に制御するものであるため、コストが高くなってしまうという欠点があった。
【0005】
また、上記特許文献1の操作ノブに上記特許文献2のダイヤルノブのような表示部を中央に設け、その表示部の後方に表示用ランプを設置しようとすると、回転部材の連結部と連結する操作ノブの中央に設けられているノブ軸部を操作ノブの中心からずらした位置に設けなければならないため、幅方向に回転式スイッチ等の部品を配置しなくてはならず、ベースの限られたスペースを有効に活用することができないものとなってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の車両空調用コントロール装置は、中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、駆動用のピニオンギアが設けられ、前記操作ノブと一体的に回動する回転部材と、前記ピニオンギアに連結可能なギア部を有し、車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤを前記操作ノブの回動に応じて駆動させるギアレバーと、前記操作ノブの操作位置を示す標示部が設けられ、前記操作ノブと非連結状態で前記貫通孔に挿通される略円筒状の表示部材と、前記操作ノブと前記ピニオンギアを連結するギア機構と、前記標示部と前記ギア機構との間に内部空間を形成し、前記標示部を照明する照明部材を有する補助板を前記内部空間に設けた構成とされている。
【0007】
すなわち、操作ノブとギアレバーをギア機構によって連結し、標示部とギア機構との間に内部空間を形成することによって、標示部を照明する照明部材を有する取付基体を設けた場合でも、回転部材を操作ノブと同軸上に設けることができるので、コントロールワイヤによって機械的に車両に搭載された空気調和装置を制御する車両空調用コントロール装置においても、中央に標示部を設けた外周を握るように操作することのできる大径の操作ノブとすることができる。
【0008】
また、前記ギア機構は前記回転部材に一体的に設けられた出力ギアと、内面に内歯部が形成された大径部と前記操作ノブに一体的に係合する小径部を設けた連動ギアと、前記出力ギアと前記連動ギアを連動させる遊星ギアで構成され、少なくとも2つの前記遊星ギアが対称的に前記大径部に連結されて構成されている。
【0009】
したがって、大径の操作ノブとした場合でも、操作ノブが偏って回転されることを防止し、操作ノブをバランスよく回転させることができるので、操作ノブの操作によってギア機構が破損されることを防止することができる。
【0010】
さらに前記遊星ギアは前記連動ギアの内面で前記内歯部と連動する第1遊星ギアと、前記出力ギアと連結する第2遊星ギアから構成されている。
【0011】
したがって、遊星ギアと出力ギアを段階的に接続することによって、標示部とギア機構との間に形成された内部空間を広げることができるので、標示部に対して光を有効に照明可能な位置に照明部材を設けることができる。
【0012】
また、前記ギア機構を収容するベース部材に前記遊星ギアを回動可能に軸支する軸支部を設け、前記軸支部に前記取付基体を嵌合し、前記取付基体によって前記遊星ギアの軸方向の移動を規制した構成されている。
【0013】
すなわち、遊星ギアの軸支部に取付基体を嵌合させることによって、軸支部を取付基体の取付部として共用化することができると共に、別部材を設けることなく遊星ギアが軸支部から脱落するのを防止することができる。
【0014】
そして、前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材を前記取付基体に設け、前記表示部材に前記スイッチ部材を作動させる操作部材を設けた構成とされている。
【0015】
このように操作ノブに別機能を作動させるスイッチ部材を設けることによって、ギア機構等を変更することなく、容易に操作ノブとは異なる機能を車両空調用コントロール装置に追加することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図1〜図5に基づいて説明する。
【0017】
図1(a)、(b)に本発明に係る第1の車両空調用コントロール装置1を示す。この車両空調用コントロール装置1は、ベース部材2の前面部2aに操作パネル3が一体的に取り付けられており、その操作パネル3の表面には風向調節用の操作ノブであるモードノブ4と、温度調節用の操作ノブであるテンプノブ5と、ベース部材2に収容された図示しないファンスイッチに接続された風量調節用の操作ノブであるファンノブ6が回動可能に設けられていると共に、エアコンのオンオフ操作を行うためのエアコンスイッチ7と、内気循環又は外気導入の切換操作を行う内外気切換スイッチ8のプッシュノブ9が押し込み可能に設けられている。
【0018】
ベース部材2にはモードノブ4とテンプノブ5のピニオンギア30に連結されたギアレバー10がベース部材2に設けられたレバー支軸部11に回動可能に軸支され、そのギアレバー10の一端に図示しない車両に搭載された空気調和装置に連結されたコントロールワイヤ12が接続されている。なお、このコントロールワイヤ12はベース部材2に設けられたクランプ部13にアウタワイヤ12aが固定され、ギアレバー10の回動に応じてインナワイヤ12bがアウタワイヤ12a内を摺動することにより、上記の空気調和装置が操作ノブの回動に応じて制御されるようになっている。
【0019】
図2は図1におけるA−A線一部断面図である。テンプノブ5は操作部14と、前面側(図2中 左側)に操作部14の回転位置を示す標示部15aが設けられた表示部材15によって構成されている。表示部材15は操作部14の中央に設けられた貫通孔16に挿通されて後述するバルブベース19によってベース部材2に操作部14とは連動しないように同軸上で固定され、その貫通孔16を塞ぐように標示部15aが操作部14の中央に露出されるようになっている。
【0020】
図2又は図3に示すように操作部14は中空部14aを有する略リング状に形成され、その内周に中空部14aに連通する係合孔14bが形成されている。そして、後述する略円筒状に形成された連動ギア17の小径部25の先端に形成された爪部17aが中空部14a内に挿通され、係合孔14bに嵌合することにより、操作部14と連動ギア17が一体的に連結されるようになっている。なお、操作部14には所定の回転位置において、後述するバルブ20からの光を透過する導光部材18が設けられており、所定の回転位置において表示部材15に所定の間隔に設けられた導光孔15bから導かれたバルブ20の光によって発光するようになっている。
【0021】
取付基体たるバルブベース19は図4(b)に示すように略十字状に形成され、その中央に標示部15aを照明する照明部材であるバルブ20が取り付けられている。このバルブ20は図4(b)の破線で示す端子部材22によって回路基板23に接続されており、外部から電源供給されることによって点灯されるようになっている。また、バルブベース19には略円筒状のバルブガイド24が設けられており、このバルブガイド24には図3に示すように係合孔24aが所定の位置に設けられている。そして、その係合孔24aに表示部材15の爪部15cを係合することによって、表示部材15がバルブガイド24によってベース部材2に固定されるようになっている。
【0022】
図3に示すようにバルブベース19は後述する軸支部21と同様にベース部材2の前面部2aに突出して設けられた固定部2cにネジ等で固定されており、この固定部2cは軸支部21と同一円周上に対向するように2つ設けられている。
【0023】
連動ギア17は操作部14の係合孔14bと係合する爪部17aが設けられた小径部25と、内歯部26aが設けられた大径部26を有する略円筒状の部材であり、大径部26にはベース部材2に設けられた係合爪部2bに係合可能な平面部26bが形成されている。
すなわち、大径部26の平面部17bをベース2の前面部2aに設けられた係合爪部2bに係合させて、連動ギア17をベース部材2に回転可能に取り付け、小径部25を操作部14の中空部14aに挿通し、爪部17aと係合孔14bを係合させて操作部14を連動ギア17に一体的に取り付けることによって、操作部14が回動可能にベース部材2に取り付けられることとなる。
【0024】
また、図2に示すように、ベース2の前面部2aに突出させて設けられた軸支部21には遊星ギア27が回動可能に軸支されている。この遊星ギア27は第1遊星ギア27aと第2遊星ギア27bの2つのギアが一体的に連結されて構成されており、第1遊星ギア27aは上記した大径部25の内歯部26aに連動可能に噛合うように、第2遊星ギア27bは回転部材28に設けられた出力ギア29と連動可能に噛合うように構成されている。
【0025】
一方、回転部材28はベース部材2の後方にピニオンギア30と出力軸31を突出させるようにベース部材2の支軸孔2dに回転可能に軸支されている。また、前面部2a内に突出した回転部材28の先端部には突出部28aが設けられ、その突出部28aに出力ギア29が一体的に取り付けられている。すなわち、連動ギア17、遊星ギア27及び出力ギア29で構成されるギア機構によって、操作部14の回動をギアレバー10に伝達させることができるようになっている。なお、出力ギア29は回転部材28に一体的に形成してもよい。
【0026】
遊星ギア27は支軸孔2dを中心に対称的に設けられた軸支部21にそれぞれ回動可能に軸支されており、2つの遊星ギア27によって操作部14の操作力を偏らせることなく、連動ギア17の回動を出力ギア29に伝達させるので、回転部材28をスムーズに回動させることができる。また、図2又は図4(b)に示すように固定部2cに固定されるバルブベース19の端部を軸支部21の先端に嵌合させることによって、遊星ギア27が軸支部21から脱落するのをバルブベース19によって阻止することができる。
【0027】
また、遊星ギア27を第1遊星ギア27aと第2遊星ギア27bに分割して2段ギアとすることによって、バルブベース19と出力ギア29との間にバルブ20の後端部を突出させることができるので、図3に示すように端子部材22をバルブベース19の裏面(図2中 下側)に沿って延設させて回路基板23に接続することができる。したがって、バルブベース19と標示部15aとの間に十分な内部空間32を形成することができ、バルブ20を標示部15aの適切な照明量となる位置に設置させることができる。
【0028】
このように構成された車両空調用コントロール装置1の組付けについて説明する。まず、ベース部材2に取り付けられたギアレバー10にピニオンギア30を噛合うように出力ギア29が一体的に取り付けられた回転部材28を支軸孔2dに貫通させる。そして、遊星ギア27を第2遊星ギア27bと出力ギア29とを噛合わせるように軸支部21に取り付け、遊星ギア27が取り付けられた軸支部21の先端にバルブベース19の端部を嵌合させると共に、バルブベース19の端部の一部を固定部2cにネジ等で固定する。これにより、別部材を設けることなく、遊星ギア27と回転部材28の軸方向の移動を規制して、それらの脱落を防止することができる。なお、バルブベース19には軸支部21に取り付ける前にバルブ20と端子部材22を先に組みつけおくことが好ましい。
【0029】
つぎに、連動ギア17の内歯部26aを第1遊星ギア27aに噛合わせると共に、大径部26の平面部26bが係合爪部2bに係合されるように連動ギア17をベース部材2に押し込むようにして組み付ける。そして、操作パネル3をベース部材2に取り付けた後、操作部14の貫通孔16の内側にバルブベース19のバルブガイド24を挿通させるように、操作パネル3から突出させた小径部25の先端に操作部14の中空部14aを嵌合させて、操作部14を連動ギア17に連結させる。これにより、操作部14は連動ギア17と一体的に回動可能ベース部材2に取り付けられる。
その後、表示部材15を操作部14の貫通孔16に挿通させるようにバルブベース19と一体的に嵌合させることによって、ベース部材2に固定された表示部材15と、その表示部材15の外周に回動可能に取り付けられた操作部14が操作パネル3に取り付けられるようになる。
【0030】
上記のように組みつけられた車両空調用コントロール装置1によって空気調和装置の温度調節を行う場合の各構成部品の動作について説明する。まず、テンプノブ5の操作部14を標示部15aに従って所定の位置に回動させると、連動ギア17が操作ノブ14と一体的に回動され、図5(a)に示すように大径部26に設けられた内歯部26aによって2つの遊星ギア27の第1遊星ギア27aが回転され、第1遊星ギア27aの回転が第2遊星ギア27bに出力される。そして、図5(b)に示すように第2遊星ギア27bに噛合された出力ギア29が回動され、回転部材28のピニオンギア30によってギアレバー10がテンプノブ5の回動量に応じてコントロールワイヤ12のインナワイヤ12bが駆動され、図示しない車両に搭載された空気調和装置の温度調節が制御される。
【0031】
なお、上記実施例はテンプノブ5について説明したが、モードノブ4、ファンノブ7についても同様に構成することができる。なお、ファンノブ7については回転部材28の代わりに図示しないファンスイッチの回転軸に出力ギア29を取り付ければよい。また、遊星ギア27は2段ギアにすることなく第1遊星ギア27aに出力ギア29を連結させるようにしてもよい。
【0032】
次に図6及び図7において、本発明の第2の車両空調用コントロール装置51を示す。図6は第2の車両空調用コントロール装置51の正面図を示したものである。図7は上記図6のE−E線一部断面図である。なお、図中、上記した第1の車両空調用コントロール装置1と同様の部材については同一の符号で示す。
【0033】
この第2の車両空調用コントロール装置51にはモードノブ4、テンプノブ5、ファンノブ6の表示部材15の中央に形成された凹筒部52に後部窓の曇り防止装置のオンオフ操作を行うデフォッガスイッチ53、内外気切換スイッチ8、又はエアコンスイッチ7のプッシュノブ54が押動可能に収容されている。
【0034】
図7に示すようにプッシュノブ54の後方には脚部55が延設されており、その脚部55の下方(図7中、下側)には、バルブベース19から前面側(図7中、左側)に突出するように設けられたガイドリブ57に係合する縦溝55aが所定の範囲で形成され、ガイドリブ57と係合することにより、プッシュノブ54を軸方向の移動がガイドされると共に、回転方向の移動が規制されるようになっている。また、脚部55の上方(図7中、上側)には張り出された連動部55bが設けられており、その連動部55bの後部にはバルブベース19に一体的に取り付けられたタクトスイッチ56が連結されている。
【0035】
プッシュノブ54の前面に設けられたノブキャップ54aの前面には夜間照明用バルブ58の光を透過する部材で形成されたノブマーク59がインサート成型などによって一体的に形成されている。また、ノブキャップ54aは脚部55によってノブマーク54aが設けられた第1空間部60と遮蔽された第2空間部61が形成され、その第2空間部61には作動表示レンズ62が嵌着されている。この作動レンズ62はバルブベース19に設けられ、タクトスイッチ56がオンされることによって点灯する作動表示用バルブ63の光を透過して、プッシュノブ54の作動状態が表示されるようになっている。なお、表示部材15は第1の車両空調用コントロール装置1と同様にバルブガイド24に設けられた係合孔24aに爪部15cを係合することによってベース部材2に固定されるようになっている。
【0036】
すなわち、プッシュノブ54を押し込むことによってタクトスイッチ56がオンすると共に、作動表示用バルブ63が点灯し、作動レンズ62が照明される。また、再度プッシュノブ54を押し込むことによってタクトスイッチ56がオフすると共に、タクトスイッチ56に内蔵されている図示しないスプリングの付勢力によってプッシュノブ54が復帰作動されるようになっている。
【0037】
また、前述した第1の車両空調用ヒーターコントロール装置と同様に操作部14の作動は連動ギア17によって外側から遊星ギア27を介して、段階的に出力ギア29に伝達されるようにし、操作ノブの後方に内部空間32を形成することによって、プッシュノブ54とタクトスイッチ56を配置させるスペースを十分に確保することができるようになっている。すなわち、第1の車両空調用ヒーターコントロール装置の表示部材15とバルブベース19を変更するだけで、ギア機構を変更することなく、操作ノブ14と異なる機能を有するプッシュノブ54を設けることができる。
【0038】
なお、本実施例では、プッシュノブ54によってプッシュ式のタクトスイッチ56を作動させるものとしたが、プッシュノブ54をロータリー式のノブとしてロータリー式のスイッチを作動させるようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、駆動用のピニオンギアが設けられ、前記操作ノブと一体的に回動する回転部材と、前記ピニオンギアに連結可能なギア部を有し、車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤを前記操作ノブの回動に応じて駆動させるギアレバーと、前記操作ノブの操作位置を示す標示部が設けられ、前記操作ノブと非連結状態で前記貫通孔に挿通される略円筒状の表示部材と、前記操作ノブと前記ピニオンギアを連結するギア機構と、前記標示部と前記ギア機構との間に内部空間を形成し、前記標示部を照明する照明部材を有する補助板を前記内部空間に設けることによって、コントロールワイヤにより機械的に車両に搭載された空気調和装置を制御する車両空調用コントロール装置においても、中央に標示部を設けた操作ノブとし、操作ノブを大径とすることができるので、操作性を向上させることができる。
【0040】
また、前記ギア機構は、前記ギア機構は前記回転部材に一体的に設けられた出力ギアと、内面に内歯部が形成された大径部と前記操作ノブに一体的に係合する小径部を設けた連動ギアと、前記出力ギアと前記連動ギアを連動させる遊星ギアで構成され、少なくとも2つの前記遊星ギアが対称的に前記大径部に連結することによって、操作ノブをバランスよく回転させることができるので、操作ノブが偏って回転されることによりギア機構が破損されることを防止することができる。
【0041】
さらに前記遊星ギアは前記連動ギアの内面で前記内歯部と連動する第1遊星ギアと、前記出力ギアと連結する第2遊星ギアから構成し、遊星ギアと出力ギアを段階的に接続させることによって、操作ノブの後方に設けられる内部空間を広くし、標示部に対して照明部材を有効な位置に設置させることができる。
【0042】
また、前記ギア機構を収容するベース部材に前記遊星ギアを回動可能に軸支する軸支部を設け、前記軸支部に前記取付基体を嵌合し、前記取付基体によって前記遊星ギアの軸方向の移動を規制することによって、別部材を設けることなく、取付基体によって遊星ギアが軸支部から脱落するのを確実に防止することができる。
【0043】
そして、前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材を前記取付基体に設け、前記表示部材に前記スイッチ部材を作動させる操作部材を設けることによって、容易に操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材を車両空調用コントロール装置に追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の車両空調用コントロール装置の(a)は正面図、(b)は底面図である。
【図2】上記図1(a)のA−A線一部断面図である。
【図3】上記図1(a)のB−B線一部断面図である。
【図4】(a)は上記図1(a)の操作パネル3、テンプノブ5を取り外した場合の車両空調用コントロール装置の内部を示す正面図、(b)は(a)から連動ギア17を取り外した場合の車両空調用コントロール装置の内部を示す正面図である。
【図5】(a)は上記図2のC−C線断面図、(b)は上記図2のD−D線断面図である。
【図6】本発明に係る第2の車両空調用コントロール装置の正面図である。
【図7】上記図6のE−E線一部断面図である。
【符号の説明】
2 ベース部材
4 モードノブ
5 テンプノブ
7 ファンノブ
10 ギアレバー
10a ギア部
12 コントロールワイヤ
15 表示部材
15a 標示部
16 貫通孔
17 連動ギア
19 バルブベース
20 バルブ
21 軸支部
25 小径部
26 大径部
26a 内歯部
27 遊星ギア
27a 第1遊星ギア
27b 第2遊星ギア
28 回転部材、
29 出力ギア
30 ピニオンギア
32 内部空間
54 プッシュノブ
54a ノブキャップ
55 脚部
56 タクトスイッチ

Claims (5)

  1. 中央に貫通孔が設けられ、略リング状に形成された操作ノブと、
    駆動用のピニオンギアが設けられ、前記操作ノブと一体的に回動する回転部材と、
    前記ピニオンギアに連結可能なギア部を有し、車両に搭載される空気調和装置に連結されたコントロールワイヤを前記操作ノブの回動に応じて駆動させるギアレバーと、
    前記操作ノブの操作位置を示す標示部が設けられ、前記操作ノブと非連結状態で前記貫通孔に挿通される略円筒状の表示部材と、
    前記操作ノブと前記ピニオンギアを連結するギア機構と、
    前記標示部と前記ギア機構との間に内部空間を形成し、前記標示部を照明する照明部材を有する補助板を前記内部空間に設けたことを特徴とした車両空調用コントロール操作装置。
  2. 前記ギア機構は前記回転部材に一体的に設けられた出力ギアと、
    内面に内歯部が形成された大径部と前記操作ノブに一体的に係合する小径部を設けた連動ギアと、
    前記出力ギアと前記連動ギアを連動させる遊星ギアで構成され、
    少なくとも2つの前記遊星ギアが対称的に前記大径部に連結されたことを特徴とした請求項1に記載の車両空調用コントロール操作装置。
  3. 前記遊星ギアは前記連動ギアの内面で前記内歯部と連動する第1遊星ギアと、前記出力ギアと連結する第2遊星ギアから構成されたことを特徴とした請求項2に記載の車両空調用コントロール操作装置。
  4. 前記ギア機構を収容するベース部材に前記遊星ギアを回動可能に軸支する軸支部を設け、前記軸支部に前記取付基体を嵌合し、前記取付基体によって前記遊星ギアの軸方向の移動を規制したことを特徴とする請求項2乃至請求項3に記載の車両空調用コントロール操作装置。
  5. 前記操作ノブとは異なる機能を有するスイッチ部材を前記取付基体に設け、前記表示部材に前記スイッチ部材を作動させる操作部材を設けたことを特徴とした請求項1乃至請求項4に記載の車両空調用コントロール操作装置。
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