JP2005317141A - 光ディスク媒体および光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録制御情報を安定して検出することが可能な光ディスク装置、および光ディスク装置に使用される光ディスク媒体を提供する。
【解決手段】 光ディスク媒体は、スパイラル状の記録トラックが形成された、記録可能な光ディスク媒体であり、記録トラック23が所定の長さのLで区切った制御情報付加単位ごとに、Lの25%未満の長さの情報付加領域が設けられ、かつ情報付加領域は、制御情報付加単位内で、Lの略半分の長さだけ位置が異なる、第1の配置21と、第2の配置22を有し、半径方向に隣接する記録トラック間で、情報付加領域が互いに隣接して重ならず、かつ記録トラック方向に所定距離以上離れるように第1の配置と、第2の配置が選択される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、光ディスク媒体および光ディスク装置に関し、特にアドレス情報などの制御情報が記録された光ディスク媒体と、その光ディスク媒体に記録された制御情報を微小な光スポットにより検出することのできる記録型の光ディスク装置に関するものである。
微小な光スポットによりデータの記録再生を行う光ディスク分野において、予めエンボス状のデータピット列が形成された再生専用のROM(Read Only Memory)媒体に続いて、データの記録ができる光ディスクであるCD−R(Compact Disc−Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disc−Recordable)が広く普及している。また、記録されたデータを書き換えることも可能なCD−RW(CD−ReWritable)やDVD−RW(DVD−ReWritable)と呼ばれる光ディスク媒体もある。本明細書においてはデータの記録が可能な光ディスク媒体を総称して記録型光ディスク媒体と呼ぶこととする。
記録型光ディスク媒体は、光ディスク基板にトラッキングのためのスパイラル状のグルーブトラックを形成し、その上に有機材料などによる多層の記録層を形成するものである。この記録層に高いパワーのレーザ光を集光して部分的に変質させて記録ピットを形成することで、データを記録する。記録後は、エンボス状のデータピット列が形成されたROM媒体と同じ構成のデータフォーマットで、ほぼ同じ特性のサーボ信号を得ることができるので、再生専用のドライブ装置でも容易に再生できる利点がある。
このような記録型光ディスク媒体においては、グルーブトラックに位置を示すアドレス情報などの記録制御情報を付加して、記録動作を可能としている。記録情報の付加方法としては、グルーブ中心を一定周期でサイン波状や矩形波状などでトラック直行方向に微小に変異させるウォブル(wobble)方式が広く知られている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、記録型光ディスクの一種であるDVD+Rとよばれる規格の光ディスク媒体においては、一定周期のウォブルの一部分を180度位相反転させて記録制御情報を付加している。位相の反転の有無でデータの1/0を表しているわけである。
従来のDVDでは、このような方式で隣接トラックからの干渉を受けることはなかったが、次世代にDVDでは、隣接トラック間の間隔が光ディスク装置の記録スポット径に比べて詰まってくるため問題が生じる。例えば従前のDVDでは、約0.9μmの記録スポット径に対し隣接トラック間隔は0.74μmであり、8割強の比率であったが、次世代DVDでは約0.54μmの記録スポット径に対し隣接トラック間隔は0.4μmであり、7割強までその比率が減っており、隣接トラックからの干渉の影響を受けやすくなる。
従って、従来のようなトラック上に所定の間隔でウォブル変調領域を設けた場合、線速度が一定のCLV(constant linear velocity)構成のトラックでは、隣接とウォブル変調領域が重なる部分が生じるため、この領域で制御情報の認識率が大きく劣化する問題が生じる。
図11を用いて、この干渉の影響を説明する。図11(a)は、ウォブル付きの記録トラック23の配置を示す。記録トラックの一部には変調領域24が設けられており、一部でウォブルの位相が180度反転している。図では隣接トラックの変調領域24’がちょうど重なる位置になった場合を示している。
図11(b)は干渉が無い状態での読み出し波形であり、変調領域から良好な信号が検出できている。一方、図11(c)は干渉が有る状態で、変調領域の波形は大きく変形している。
図示した例は、片側隣接からの影響を示したものであるが、実際の光ディスク媒体のスパイラル状のトラック配置では、両側隣接トラックから干渉を受けるため、影響はさらに深刻になる。
記録制御情報の付加方式として、DVD−Rに用いられているような、ランドプリピットを用いる方法もある。しかし、ウォブル周波数は記録データの周波数に対して十分低い周波数とすることができるが、ランドプリピットは記録データ信号を阻害するためあまり長く形成できず、記録データの周波数に近い周波数での検出が必要となり、検出が難しくなる欠点がある。
「次世代光ディスク解体新書」日経BP、2003年10月7日、pp.99-116
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解決することであって、その目的は、隣接トラック間隔が減少して、記録スポット径に対して隣接トラック間隔の比率が低下しても、隣接トラックからの干渉を受けることなく、ウォブル変調信号を検出しうるようにすることである。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、スパイラル状の記録トラックが形成された記録可能な光ディスク媒体であって、記録トラックを所定の長さのLで区切った制御情報付加単位ごとに所定の長さの情報付加領域が設けられ、該情報付加領域が半径方向に隣接する記録トラック間で互いに重ならず、かつ、半径方向に隣接する記録トラック間で記録トラック方向に所定距離以上離れるように配置されていることを特徴とする光ディスク媒体、が提供される。
そして、好ましくは、前記情報付加領域の長さがLの25%未満になされ、また前記情報付加領域は、制御情報付加単位内でLの略半分の長さだけ位置が異なる第1の配置個所と第2の配置個所の内のいずれかの個所に選択的に配置される。
また、好ましくは、前記記録トラックには周期的なウォブルが形成されており、前記情報付加領域はウォブルの位相を変調することで情報が付与され、かつ、隣接する記録トラック間で情報付加領域が記録トラック方向に1ウォブル周期分以上離れて配置される。
また、好ましくは、前記記録トラックには周期的なウォブルが形成されており、前記情報付加領域は複数周期のウォブルを1単位として位相を変調することで情報が付与され、かつ、隣接する記録トラック間で情報付加領域が記録トラック方向に1単位分以上離れて配置される。
また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、上記の光ディスク媒体に対して記録および再生を行う光ディスク装置であって、記録および再生のために前記光ディスク媒体にレーザ光を照射するアクセス部と、前記アクセス部を制御するディスクコントローラとを備え、前記情報付加領域に記録された制御情報を検出することが可能な光ディスク装置、が提供される。
そして、好ましくは、前記ディスクコントローラには、プリ制御情報検出部と、クロック検出部と、光ディスク媒体の前記情報付加領域の情報を検出する際に開くウインドウを形成するウインドウ発生回路とが備えられ、前記プリ制御情報検出部から出力される制御情報に係る検出信号は前記ウインドウを通して取り出される。
本発明によれば、アドレス情報などが記入された情報付加領域が半径方向に隣接する記録トラック間で互いに重ならず、かつ、半径方向に隣接する記録トラック間で記録トラック方向に所定距離以上離れるように配置されているので、隣接トラック間での干渉が排除され、狭トラックの光ディスク媒体においても、安定に記録制御情報を検出することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明の光ディスク媒体と光ディスク装置の原理およびその好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の光ディスク媒体と光ディスク装置が用いられるデータ記録システムの構成を示す図である。光ディスク装置4は、DVDディスクのような光ディスク媒体6がセットされ、ホスト2からの命令に従ってデータを光ディスク媒体6に記録し、光ディスク媒体からデータを読み出す。また光ディスク装置4は、書き込みを始める前にホスト2からの命令に応答して書き込み条件を確認調整するトレーニング処理を実行する場合もある。
図2は、本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置4のブロック図である。図2に示されるように、光ディスク装置4は、CPU10、アクセス部12、ディスクコントローラ14、エンコーダ16、デコーダ18、回転駆動系20とを備える。
CPU10は、光ディスク装置4の全体の動作を制御する。CPU10は、ホスト2と命令、通知やデータを交換し、ディスクコントローラ14およびエンコーダ16、デコーダ18を制御する。また、必要な演算を行う。
アクセス部12は、レーザ光を用いて、データを光ディスク媒体6に書き込み、また光ディスク媒体6からデータを読み出す。アクセス部12は当業者には良く知られているものである。回転駆動系20は、光ディスク媒体6がセットされたとき、入力命令に応答して光ディスク媒体6を回転させるように駆動する。
ディスクコントローラ14は、光ディスク媒体6に対しての回転・レーザ制御・データの読み出し/書き込みを行うようにアクセス部12と回転駆動系20を制御する。ディスクコントローラ14は、CPU10からの命令に従って、光ディスク媒体6が回転されるように回転駆動系20を駆動する。また、ディスクコントローラ14は、CPU10からの命令に従って、アクセス部12の位置を制御する。また、書き込みモードと読み出しモードでのアクセス部12の動作を制御する。書き込みモードでは、ディスクコントローラ14は、エンコーダ16から供給されるデータを光ディスク媒体6に書き込むようにアクセス部12を制御する。アクセス部12はレーザ光を放射してデータを光ディスク媒体6に書き込む。また、読み出しモードでは、ディスクコントローラ14は、光ディスク媒体6からデータを読み出すようにアクセス部12を制御する。アクセス部12はレーザ光を放射して光ディスク媒体6からデータを読み出す。読み出されたデータは、ディスクコントローラ14を通ってデコーダ18に供給される。
エンコーダ16は、CPU10からの命令に応答して、ユーザデータをエンコード処理し、ECC(error correcting code)ブロック(16セクタや32セクタ)単位の書き込みデータを生成する。生成した書き込みデータは、ディスクコントローラ14に供給される。
デコーダ18は、CPU10からの命令に応答して、ECCブロック(16セクタや32セクタ)単位で光ディスク媒体6から読み出されたデータのデコード処理を行う。
書き込み動作において、アクセス部12より、まずトラック上のウォブルなどで形成された記録制御情報を読み出し、ディスクコントローラ14により、所望の位置にアクセス部12を制御した後にデータの書き込みを行なうことになる。本発明の光ディスク装置により、この記録制御情報の読み出しを安定に実現することが可能となる。
従来技術の問題点を解決するためには、隣接トラック間で、制御情報を有する変調領域が重ならないように配置できればよい。単一周期のウォブル信号がある領域では、隣接の変調領域が干渉して再生信号波形の乱れが生じても、ウォブル波形に同期するクロック信号が取れればよいだけの領域であるので、変調領域に干渉する場合に比べて、再生特性への影響は最小限に抑えることができるのである。
以下では、ウォブル変調領域の重なりを回避できる本発明の原理について図面を参照して説明する。
図3にスパイラル状の光ディスク媒体の構成を示す。光ディスク6にスパイラル状の記録トラック23がほぼ一定のトラック間隔tで形成されている。光ディスク6は円盤状であるため、図3に示すように、実線、一点鎖線、波線と外周部へ行くほど、一周回の記録トラックの長さは長くなっていく。図の右側には、特定の半径位置から見た長さが変化する様子が示されている。
ある周回の一回りの長さを(図で一番内周側の周回)を基準長さとすると、次の周回では回転半径がtだけ大きくなり、周回の長さが長くなることを反映し、X=2πtだけ左方向へ終端位置xがシフトする。さらにこの位置からスタートして一周回すると、Y=X+4πtだけ終端位置yがシフトする。次の周回ではZ=Y+6πtだけ終端位置zがシフトする。このようにして、外周に行くほど、終端位置は左方向にシフトしていく。
これを、x位置を基準として見ると、内周側では右へ2πt、外周側では左へ4πtの終端位置ずれ量となり、y位置を基準としてみると、内周側では右へ4πt、外周側では左へ6πtの終端位置ずれ量となる。外周へ行くほど、隣接記録トラックとの終端位置ずれは拡大していく。この関係は、一般化すると、内周側が右にαずれておりしていると、外周側が左にα+2πtずれていることになる。
この関係は、記録トラックを一定長Lで分割し、記録制御情報を埋め込む単位として設定する、アドレスセグメントにも当てはまる。あるアドレスセグメントに対し内周側のアドレスセグメントがαだけ右にずれていると、外周側のアドレスセグメントはα+2πtだけ左にずれて配置される。
tは記録トラック間隔であって、従前のDVDで0.74μm、さらに次世代の高密度記録では0.4μm程度の値となるので、ずれ量の差分の2πtは数μm程度となる。一方、アドレスセグメントは、あまり短いと番地情報が増えて扱いにくいので、10mm前後の長さがある。それを、数10個に細分化してサブユニットとして、それぞれのサブユニットに変調領域を設ける場合も、1つのサブユニットは数100μm以上の長さがある。そこで、アドレスセグメント、またはサブユニットの位置関係を論じる以後の説明では、内周側と外周側ではそれぞれ同量で反対側にずれていると見なし、相対的に小さな差分量は省略することとする。
図4(a)に、本発明のアドレスセグメント構造と隣接のフォーマット変調領域の関係を示す。アドレスセグメント内には、その先頭に第1の変調領域21と、先頭からγの位置に第2の変調領域22とが設定されている。
まず第1の変調領域が選択されているとし、隣接記録トラックのアドレスセグメントは内周側および外周側ともに±L/2ずれていると考える。この配置状態から、記録トラックのアドレスセグメントを順番に外周側にたどっていくと、内周側の変調領域は右側に、外周側の変調領域が左側に等しい量だけずれていく。このずれ量αと変調領域の長さβは、隣接記録トラックのアドレスセグメントが内周側および外周側に±L/2ずれているという条件から、α+β=L/2を満たす。このとき、2つの隣接変調領域の間に位置する第2の変調領域2の近傍では、2α−βの隣接変調領域のないすき間部分が生じる。従って、この部分の長さが変調領域の長さβだけあれば、アドレスセグメント内の変調領域を第1の変調領域から第2の変調領域に移設させることができ、さらに隣接記録トラックの変調領域が左右にずれていっても、変調領域間の重なりを避けることができる。
従って、以下2式を満足するβを求めればよい。
α+β=L/2 (1)
2α−β>β (2)
よって、
L/4>β (3)
これより、変調領域の長さβが、アドレスセグメント長Lの25%より小さければ、隣接の変調領域と重なり合うことない部分が、第1の変調領域と第2の変調領域のいずれかに必ず存在することになる。
第2の変調領域の位置γは、隣接変調領域がαだけ左右に移動した後の、間に開いた空間のどこかにあればよいので、以下の式を満足すればよい。
γ>β+β (4)
γ+β<L−β (5)
よって、
2β<γ<L−2β (6)
β=L/4とすると、γ=L/2となり、ちょうど、アドレスセグメント長の半分の位置からが第2の変調領域となる。
β=L/4でγ=L/2という限界条件で、隣接アドレスセグメント間の位置関係と、変調領域の選択がどのように変化するかを図によって説明する。この後の説明では、外周側で右方向のずれを負に、左方向のずれを正の符号で表すことにする。ずれ量に対する隣接記録トラックとの相対位置関係は、アドレスセグメント長Lで、周期的に変化するので、どの値からスタートしても、一周期のLだけを検討すれば、すべての場合の配置条件をカバーしたことになる。
図4(b)は、−L/4のずれ量を示す。この配置では、隣接記録トラック間で、第1の変調領域と第2の変調領域が交互に出現する。図4(c)は、L/4のずれ量であり、−L/4→L/4のずれ量の条件の間は、隣接記録トラック間のアドレスセグメントで交互に第1の変調領域と第2の変調領域が入れ替わる配置が続く。L/4のずれ量を境に、図4(d)に示す配置に切り替え、すべて、第1の変調領域のみのアドレスセグメントによる配置となる。L/4→3L/4までは、図4(e)に示すように、第1の変調領域のみの配置が続く。3L/4が切り替え点で、3L/4=−L/4の1周期となり、図4(b)に配置に切り替わる。このように、ずれ量の一周期に渡って、隣接で変調領域が重なり合わない配置が可能なことが分かる。途中の図4(d)〜(e)の間は、第2の変調領域のみのアドレスセグメントでの配置も選択可能である。
以上は、変調領域の長さがLの25%で、第1と第2の変調領域の位置ずれがL/2の場合の境界条件であった。ここで、図5(a)に示すように、第1の変調領域21と第2の変調領域22の位置ずれγをほぼL/2として固定し、変調領域の長さβがL/4からβ’だけ短くなったとする。第1と第2の変調領域を切り替える位置は、L/4単位で変わらないとすると、例えば図5(b)に示すように、もっとも隣接トラック間の変調領域が近接する条件でも、各変調領域の終端と始端の距離をトラック方向にβ’だけ離すことができる。つまり、自トラック変調領域から隣接トラックの変調領域の距離の最小値をβ’だけ確保することができることになる。
隣接の影響を受けずに自トラックの変調領域から信号を安定に検出する方式として、変調領域が出現するタイミングで検出のウインドウを設定し、それ以外の領域では信号を検出しない回路を用いる方法が考えられる。
図6はそのような回路の動作波形の例である、光ディスク媒体のウォブル波形より抽出した位相変動波形に対し、過去の変調領域の検出位置より推定したウインドウ波形を発生させる。ウインドウ内の位相信号のみを検出することで、干渉の影響を抑えることができる。ウインドウ波形は、ウォブル信号に同期したウォブル周期クロックで制御するのが安定である。
このような検出方式において、ウォブル検出クロックの遅れや、ウインドウ波形設定のずれなどを考慮すると、自トラック変調信号とウインドウ波形の幅に最低、1ウォブル周期程度のマージンがあることが望ましい。
従って、変調領域の幅を適当に設定し、隣接変調領域間で1ウォブル周期以上の距離を確保することが効果的となる。
さらに、位相変調を1ウォブル周期ごとではなく、3とか4とかの数ウォブル単位で行なう場合、位相検出信号として、数ウォブル程度の時間ずれが発生する可能性がでてくる。このような場合は、検出マージンとして、この数ウォブルの変調単位分を変調領域間の距離として確保しておけば、さらに安定した検出が可能となる。
図7に示すように、光ディスク6上の記録トラック23には所定の長さのアドレスセグメント25が設定される。図8には、ある記録トラックの3アドレスセグメントが隣接トラックのアドレスセグメントと共に示されている。本実施例では、それぞれのアドレスセグメント25に、第1の変調領域21と第2の変調領域22が設けられ、いずれかの変調領域が隣接記録トラック間で重ならず所定の距離が確保できるように選択される。
本実施例では、図9に示すように、アドレスセグメント25が複数のサブユニット26に分割され、それぞれのサブユニットに第1の変調領域21と第2の変調領域22が設定される。変調領域の長さを最適に設定すれば、実施例1と同じように、所定の距離離れた配置を選択することができる。
例えば、サブユニットとして84ウォブルを単位長さとし、0度、180度の2値での位相変調を4ウォブル単位で行うとする。1つのサブユニットで16ウォブルの変調領域を確保すると、4ビット分のデータを格納できる。先頭ビットは位置検出用の180度位相ビットとして固定すると、3ビットの記録制御用データが格納できる。
サブユニット内の先頭に第1の変調領域を、先頭から42ウォブル位置に第2の変調領域を設定する。サブユニットの25%長さは、21ウォブルとなるので、変調領域の長さ16ウォブルは、これより5ウォブル小さくなる。従って、変調単位の4ウォブル以上の最小間隔で第1と第2の領域を選択することができる。
図10は、光ディスク装置のディスクコントローラ部に設ける、変調信号の抽出回路のブロック図である、アクセス部からのウォブル検出信号は、ウォブル位相検出部141とウォブルクロック検出部142に入力され、位相変調波形とクロック波形が形成される。このクロック波形と過去の変調領域位置の情報より、ウインドウ発生回路144により、自トラックの変調領域のウインドウタイミング信号が生成される。このタイミング信号と位相出力を用い、自トラック変調部抽出部143において自トラック変調信号を抽出する。
位相信号より情報データを再生してから、ウインドウ信号で選択するなどの他の方法を用いることも可能である。
本発明の光ディスク装置および光ディスク媒体を有するデータ記録システムのブロック図。 本発明の光ディスク装置の一実施の形態を示すブロック図。 光ディスクの特性を説明する図。 本発明の原理を説明する図。 本発明の光ディスク媒体において隣接トラック間の変調領域に距離をおくことの説明図。 本発明の光ディスク装置のウォブル位相情報検出部にウインドウを設ける場合の説明図。 本発明の実施例1を説明するための光ディスク媒体の平面図。 本発明の実施例1の光ディスク媒体の説明図。 本発明の実施例2の光ディスク媒体の説明図。 本発明の実施例3の光ディスク装置の部分ブロック図。 従来技術の問題点を説明する図。
符号の説明
2 ホスト
4 光ディスク装置
6 光ディスク媒体
10 CPU
12 アクセス部
14 ディスクコントローラ
16 エンコーダ
18 デコーダ
20 回転駆動系
21 第1の変調領域
22 第2の変調領域
23 記録トラック
24、24’ 変調領域
25 アドレスセグメント
26 サブユニット

Claims (8)

  1. スパイラル状の記録トラックが形成された記録可能な光ディスク媒体であって、記録トラックを所定の長さのLで区切った制御情報付加単位ごとに所定の長さの情報付加領域が設けられ、該情報付加領域が半径方向に隣接する記録トラック間で互いに重ならず、かつ、半径方向に隣接する記録トラック間で記録トラック方向に所定距離以上離れるように配置されていることを特徴とする光ディスク媒体。
  2. 前記情報付加領域の長さがLの25%未満であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク媒体。
  3. 前記情報付加領域は、制御情報付加単位内でLの略半分の長さだけ位置が異なる第1の配置個所と第2の配置個所の内のいずれかの個所に選択的に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ディスク媒体。
  4. 前記記録トラックには周期的なウォブルが形成されており、前記情報付加領域はウォブルの位相を変調することで情報が付与され、かつ、隣接する記録トラック間で情報付加領域が記録トラック方向に1ウォブル周期分以上離れて配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ディスク媒体。
  5. 前記記録トラックには周期的なウォブルが形成されており、前記情報付加領域は複数周期のウォブルを1単位として位相を変調することで情報が付与され、かつ、隣接する記録トラック間で情報付加領域が記録トラック方向に1単位分以上離れて配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光ディスク媒体。
  6. 請求項1から5の何れかに記載された光ディスク媒体に対して記録および再生を行う光ディスク装置であって、記録および再生のために前記光ディスク媒体にレーザ光を照射するアクセス部と、前記アクセス部を制御するディスクコントローラとを備え、前記情報付加領域に記録された制御情報を検出することが可能な光ディスク装置。
  7. 前記ディスクコントローラには、プリ制御情報検出部と、クロック検出部と、光ディスク媒体の前記情報付加領域の情報を検出する際に開くウインドウを形成するウインドウ発生回路とが備えられ、前記プリ制御情報検出部から出力される制御情報に係る検出信号は前記ウインドウを通して取り出されることを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 前記ウインドウ発生回路は、前記クロック検出部によって形成されたクロックに基づいて前記ウインドウを形成することを特徴とする請求項7に記載の光ディスク装置。
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