JP2005222576A - 情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば高速記録に対応しながらも、適切に情報の記録を行う。
【解決手段】 情報記録媒体(100)は、所定の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラック(109)が形成されており、且つ記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に対してN(但し、Nは2以上の自然数)倍速の情報記録媒体であって、所定の基準周期は、基準記録速度が1倍速の情報記録媒体におけるウォブルトラックの基準周期の1/Nである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばDVD等の情報記録媒体の技術分野に関する。
例えば、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、DVD−ROMなどの光ディスク等の情報記録媒体においては、より高速な記録速度に対応した光ディスクの開発が進んでいる。例えば、2倍速(或いは、4倍速、8倍速、16倍速等)でのデータの記録及び再生が可能な光ディスクが開発されている。これらは、光ディスクの製造に用いられる原材料の特性や或いは光ディスクに予め記録されるプリ記録情報を変えることで、高速記録可能な光ディスクを製造することができる。
一方、記録面においてウォブルしたグルーブを有すると共に、これらのグルーブ間に所定間隔で予めピットが形成されている光ディスクが開発されている(特許文献1)。そして、DVDプレーヤ/レコーダ等の情報記録再生装置によりこのウォブル及びピットが読み取られることで、光ディスク上におけるプリフォーマットアドレスを認識したり、或いは光ディスクの回転制御を適切に行ったりすることが可能となっている。具体的には、情報記録再生装置が有する基準クロックとウォブルを読み取ることで得られるウォブル信号の周期が一致するように、光ディスクの回転制御を行っている。
特開平9−326138号公報 特開2003−187458号公報
ここで、光ディスクを高速な記録速度に対応させると、それに伴い光ディスクの回転数も増加することになる。このとき、回転速度の増加に伴って、情報記録装置が読み取るウォブル信号の周波数が増加することになる。言い換えれば、回転速度の増加に伴って、読み取られるウォブルの間隔が短くなることから、一つ一つのウォブルを読み取るために確保できる時間が減少する。このため、情報記録再生装置がウォブルを適切に読み取ることができないという技術的な問題点を有している。この場合、情報記録再生装置が有する基準クロックを増加させることで高速記録に対応することができるとも考えられる。しかしながら、基準クロックを増加させることは、即ち高速の信号処理が必要とされることであり、非常に高性能で高価な機器が必要とされるという技術的な問題点を有している。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば高速記録に対応しながらも、適切に情報の記録を行うことを可能とならしめる情報記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報記録媒体は、所定の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されており、且つ記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に対してN(但し、Nは2以上の自然数)倍速の情報記録媒体であって、前記所定の基準周期は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記ウォブルトラックの基準周期の1/Nである。
上記課題を解決するために、請求項7に記載の情報記録媒体は、記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度がN倍速の情報記録媒体であって、第1の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されている第1の領域と、前記第1の基準周期の1/Nの周期である第2の基準周期で遥動する前記ウォブルトラックが形成されている第2の領域とを備える。
本発明の作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係る情報記録媒体、情報記録装置及び方法、並びにコンピュータプログラムについて順に説明する。
(情報記録装置の実施形態)
本発明の情報記録媒体に係る第1実施形態は、所定の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されており、且つ記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に対してN(但し、Nは2以上の自然数)倍速の情報記録媒体であって、前記所定の基準周期は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記ウォブルトラックの基準周期の1/Nである。
本発明の情報記録媒体に係る第1実施形態によれば、記録情報を記録する際には、ウォブルトラックの基準周期に基づいて情報記録媒体の回転が制御される。このとき、ウォブルトラックを読み取ることで検出される信号の周波数と、記録情報を記録する情報記録装置が生成する基準クロックとが一致するように情報記録媒体の回転が制御される。
第1実施形態に係る情報記録媒体では特に、ウォブルトラックの基準周期は、基準記録速度が1倍速の情報記録媒体におけるウォブルトラックの基準周期の1/N倍となるように形成されている。このため、N倍速の記録速度で記録情報を記録するために情報記録媒体の回転速度を増加させたとしても、単位時間当たりに情報記録装置により読み取られるウォブルトラックの揺動の数は変わらない。即ち、ウォブルトラックを読み取ることで検出される信号の周波数は変わらない。このため、基準クロックを変更することなく、高速な記録速度で(即ち、N倍速で)記録情報の記録を行うことができる。仮に、基準記録速度がN倍速の情報記録媒体に形成されるウォブルトラックの基準周期を、基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に形成されるウォブルトラックの基準周期と同一にしたとする。この場合、情報記録媒体の回転速度を増加させると、それに伴い情報記録装置により読み取られるウォブルトラックの揺動の数が増加する。従って、基準クロックを増加させなければ、高速な記録速度で記録情報の記録を行うことができない。
しかるに、第1実施形態に係る情報記録媒体によれば、基準クロックを増加することなく、高速な記録速度で記録情報の記録を行うことができる。従って、高周波な基準クロックに対応して高速の信号処理を行う必要がないという利点を有する。これにより、信号処理回路の処理負担の増加や、或いは信号処理回路のコストの増加という弊害を排除することができるという大きな利点を有する。
以上の結果、本発明の情報記録装置に係る第1実施形態によれば、高速記録に対応しながらも、適切に情報の記録を行うことが可能となる。
本発明の情報記録媒体に係る第1実施形態の一の態様は、前記ウォブルトラックの一部は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記ウォブルトラックの基準周期で揺動する。
この態様によれば、基準記録速度がN倍速である情報記録媒体上に、基準記録速度が1倍速である情報記録媒体におけるウォブルトラックの基準周期と同一の基準周期で揺動するウォブルトラックを形成することができる。従って、他のエリアにおけるウォブルトラックの基準周期を1/Nにしたとしても、高速な記録速度で適切にデータを記録することができる。
上述の如くウォブルトラックの一部の揺動の基準周期が異なる情報記録媒体の態様では、前記ウォブルトラックの一部は、当該情報記録媒体への前記記録情報の記録を制御するための制御情報が記録される制御情報エリアに形成される。
このように構成すれば、制御情報エリアを除くエリアにおけるウォブルトラックの基準周期を1/Nにしたとしても、高速な記録速度で適切にデータを記録することができる。
本発明の情報記録媒体に係る第1実施形態の他の態様は、当該情報記録媒体への前記記録情報の記録に必要な管理情報を示すプリピットが前記ウォブルトラックに形成されており、前記所定の基準周期で揺動するウォブルトラックに形成されているプリピットの媒体回転方向への基準長は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記プリピットの基準長のN倍である。
この態様によれば、ウォブルと合わせてプリピットもその記録密度を減少させることができ、高速な記録速度で適切にデータを記録することができる。
上述の如くプリピットが形成される情報記録媒体の態様では、前記ウォブルトラックの一部に形成されるプリピットの媒体回転方向への基準長は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記プリピットの基準長と同一である。
このように構成すれば、基準記録速度がN倍速である情報記録媒体上に、基準記録速度が1倍速である情報記録媒体におけるプリピットの基準長と同一の長さを有するプリピットを形成することができる。従って、他のエリアにおけるプリピットの長さがN倍であったとしても、高速な記録速度で適切にデータを記録することができる。
本発明の情報記録媒体に係る第1又は第2実施形態の他の態様は、前記ウォブルトラックは、前記所定の基準周期に対して変調が加えられた状態で揺動している。
この態様によれば、例えば高周波変調の一具体例たるBPM(Bi Phase Modulation)変調が施されたウォブルトラックであっても、高速な記録速度でデータを適切に記録することが可能となる。
本発明の情報記録媒体に係る第2実施形態は、記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に対してN(但し、Nは2以上の自然数)倍速の情報記録媒体であって、第1の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されている第1の領域と、前記第1の基準周期の1/Nの周期である第2の基準周期で遥動する前記ウォブルトラックが形成されている第2の領域とを備える。
本発明の情報記録媒体に係る第2実施形態によれば、一つの情報記録媒体中において、異なる2種類の基準周期を有するウォブルトラックが形成されている。即ち、第2の領域に形成されるウォブルトラックの基準周期は、第1の領域に形成されるウォブルトラックの基準周期の1/Nとなる。従って、特に第2の領域に各種記録情報を記録する際に、上述した第1実施形態に係る情報記録媒体と同様に、高速記録に対応しながらも、適切に情報の記録を行うことが可能となる。
もちろん第1の領域にも適切に各種記録情報を記録することは可能である。
尚、上述した本発明の情報記録媒体に係る第1実施形態の各種態様に対応して、本発明の情報記録媒体に係る第2実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明の情報記録装置に係る第1実施形態によれば、ウォブルトラックの所定の周期は、基準記録速度が1倍速の情報記録媒体におけるウォブルトラックの周期の1/Nである。また、本発明の情報記録装置に係る第2実施形態によれば、ウォブルトラックの基準周期が第1の周期である第1の領域とウォブルトラックの基準周期が第1の周期の1/Nである第2の領域とを備える。従って、高速な記録速度であっても、適切にデータを記録することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(情報記録媒体の実施例)
先ず、図1から図7を参照して、本発明の情報記録媒体に係る実施例について説明を進める。
(1)第1実施例
先ず、図1から図5を参照して、本発明の情報記録媒体に係る第1実施例について説明する。ここでは先ず、図1及び図2を参照して、第1実施例に係る情報記録媒体の概略的構成について説明する。第1実施例では、情報記録媒体として記録型の光ディスクを用いて説明を進める。ここに、図1は、上側に複数のエリアを有する光ディスクの構造を概略平面図で示すと共に、下側にその径方向におけるエリア構造を概念図で対応付けて示すものであり、図2は、第1実施例の光ディスクの記録面における部分拡大斜視図である。
図1に示すように、光ディスク100は、例えば、記録(書き込み)が複数回又は1回のみ可能な、光磁気方式、相変化方式等の各種記録方式で記録可能とされており、DVDと同じく直径12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール102を中心として内周から外周に向けて、リードインエリア104、データ記録エリア106及びリードアウトエリア108が設けられている。そして、各エリアには、例えば、センターホール102を中心にスパイラル状或いは同心円状に、グルーブトラック及びランドトラックが交互に設けられており、このグルーブトラックはウォブリングされてもよいし、これらのうち一方又は両方のトラックにプレピットが形成されていてもよい。
尚、本発明は、このような三つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。例えば、リードインエリア104やリードアウトエリア108が存在せずとも、以下に説明するファイル構造は構築可能である。また、リードインエリア104やリードアウト108は更に細分化された構成であってもよい。
また、第1実施例に係る光ディスク100は、記録層が1層の光ディスクに限定されず、2層片面(即ち、デュアルレイヤー)や2層両面(即ち、デュアルレイヤーダブルサイド)であってもよい。更に、上述の如く2層の記録層を有する光ディスクに限られることなく、3層以上の多層型の光ディスクであってもよい。
また、図2に示すように、第1実施例に係る光ディスク100は、ディスク状の透明基板206上に(図2では下側に)、情報記録面を構成する加熱などによる非可逆変化記録型の記録層207が積層され、更にその上に(図2では下側)に、反射膜208が積層されている。そして、反射膜208の上には(図2では下側)、保護層205が形成され、外部からの埃や傷等から光ディスク100を保護している。記録層207の表面からなる情報記録面には、グルーブトラックGT及びランドトラックLTが交互に形成されている。尚、光ディスク100の記録時及び再生時には、例えば図2に示したように、透明基板206を介してグルーブトラックGT上に、レーザ光LBが照射される。例えば、記録時には、記録レーザパワーでレーザ光LBが照射されることで、記録データに応じて、記録層207への加熱などによる非可逆変化記録が実施される。他方、再生時には、記録レーザパワーよりも弱い再生レーザパワーでレーザ光LBが照射されることで、記録層207へ書き込みされた記録データの読出しが実施される。
そして、グルーブトラックGTは、一定の振幅及び空間周波数で揺動されている。即ち、グルーブトラックGTは、ウォブリングされており、そのウォブル109の周期は所定値に設定されている。ランドトラックLT上にはプリフォーマットアドレス情報を示すランドプリピットLPと呼ばれるアドレスピットが形成されている。この2つのアドレッシング(即ち、ウォブル109及びランドプリピットLP)により記録中のディスク回転制御や記録クロックの生成、また記録アドレス等のデータ記録に必要な情報を得ることができる。尚、ランドプリピットLPに代えて、グルーブトラックGTのウォブル109を周波数変調や位相変調など所定の変調方式により変調することによりプリフォーマットアドレス情報を予め記録するようにしてもよい。
続いて、図3から図5を参照して、第1実施例に係る情報記録媒体についてより詳細に説明する。ここに、図3は、第1実施例に係る光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム(同期フレーム)、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図であり、図4は、基準記録速度が1倍速の記録速度に対応する光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図であり、図5は、基準記録速度とウォブルの基準周期との関係を示す表である。
尚、基準記録速度とは、後述の情報記録再生装置が有する基準クロックと同一の周期(或いは、周波数)を有するウォブル信号を検出するように光ディスクを回転制御した場合に実現される記録速度を示す。従って、基準クロックとウォブル信号の周期等が異なるように光ディスクを回転制御すれば、基準記録速度とは異なる記録速度でデータの記録が可能である。
図3に示すように、第1実施例に係る光ディスク100の一具体例として、基準記録速度が2倍速(2x)の光ディスクを例に説明を進める。この第1実施例に係る光ディスク100においては、1シンクフレーム当たり4つのウォブル109が形成されている。そして、シンクフレームが26個集まることで、2KBのデータサイズを有するセクタが構成され、更にセクタが13個集まることで、32KBのデータサイズを有するECCブロックが構成される。そして、ランドプリピットLPが、2つのシンクフレーム毎に、ウォブル109の最初の3頂点に形成される。
第1構成例に係る光ディスク100では、上述したように一つのシンクフレーム中に4つのウォブルが形成されている。即ち、一つのシンクフレーム中において4回揺動するような基準周期でウォブル109が形成されている。ここに、「基準周期」とは、揺動しているウォブル109の基準となる周期を示す趣旨である。
ここで、図4に示すように、基準記録速度が1倍速(1x)の光ディスクにおいては、1シンクフレーム中に8つのウォブル109が形成されている。そして、図3の基準記録速度が2倍速の光ディスク100と同様に、シンクフレームが26個集まることで、2KBのデータサイズを有するセクタが構成され、更にセクタが13個集まることで、32KBのデータサイズを有するECCブロックが構成される。そして、ランドプリピットLPが、2つのシンクフレーム毎に、ウォブル109の最初の3頂点に形成される。
即ち、図3に示す基準記録速度が2倍速の光ディスク100は、図4に示す基準記録速度が1倍速(1x)の光ディスクと比較して、1シンクフレーム当たりのウォブル109の数が1/2に減少している。即ち、第1実施例に係る光ディスク100では、ウォブル109が揺動する基準周期が1/2となるように、ウォブル109が形成されている。
また、図3においては、基準記録速度が2倍速の光ディスク100について具体的に図示しているが、その他の基準記録速度を有する光ディスクであっても同様に、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して、一つのシンクフレーム中に形成されるウォブルの数が減少する。
具体的に図5を参照して説明する。図5に示すように、基準記録速度が1倍速の光ディスクには、一つのシンクフレーム中に8つのウォブル109が形成される。一方、第1実施例に係る光ディスク100においては、例えば基準記録速度が2倍速の光ディスク100では、1シンクフレーム中に4つのウォブル109が形成される。このウォブル109の基準周期は、基準記録速度が1倍速の光ディスクに形成されるウォブル109の基準周期を“1”とすると、“1/2”の基準周期となる。また、例えば基準記録速度が4倍速(4x)の光ディスク100では、1シンクフレーム中に2つのウォブル109が形成され、その基準周期は、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して“1/4”となる。また、例えば基準記録速度が8倍速(8x)の光ディスク100では、1シンクフレーム中に1つのウォブル109が形成され、その基準周期は、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して“1/8”となる。また、例えば基準記録速度が16倍速(16x)の光ディスク100では、1シンクフレーム中に1/2のウォブル109が形成され(即ち、2シンクフレーム中に一つのウォブル109が形成され)、その基準周期は、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して“1/16”となる。
以上まとめると、基準記録速度がN(但し、Nは2以上の自然数)倍速である第1実施例に係る光ディスク100は、1シンクフレーム中に形成されるウォブル109の数が、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して“1/N”に減少している。即ち、基準記録速度が1倍速の光ディスクの1シンクフレーム中に形成されるウォブル109の数をWとすると、第1実施例に係る光ディスク100の1シンクフレーム中に形成されるウォブル109の数は、W/N個となる。言い換えれば、基準記録速度が1倍速の光ディスクのウォブル109が揺動する基準周期をTとすると、第1実施例に係る光ディスク100のウォブル109が揺動する基準周期は、T/Nとなる。
このように、基準記録速度が1倍速の光ディスクと比較して、N倍速の光ディスクにおけるウォブル109が揺動する基準周期を1/Nとすることで、以下のような様々な利点を有する。
具体的に、例えば後述する情報記録再生装置が、第1実施例に係る光ディスク100にデータを記録する際の動作を交えながら説明する。情報記録再生装置は、ウォブル109から検出されるウォブル信号に基づいて光ディスクの回転制御を行っている。例えば、基準クロックとして140KHzの周波数を用いているとする。即ち、140KHzのサンプリング周波数によって、ウォブル109の頂点を検出しているとする。このとき、ウォブル109から検出されるウォブル信号の周期が140KHzとなるように、光ディスクの回転制御が行なわれる。そして、このウォブル信号の周期は、光ディスクの回転速度やウォブル109が揺動する基準周期によって定まる変数である。
ここで、例えばDVD等の規格にあるように、基準速度がN倍速の光ディスクであっても、1シンクフレーム当たりのウォブル109の数を変えない(即ち、ウォブル109が揺動する基準周期を一定にする)と仮定する。そして、N倍速の記録速度でデータの高速記録を行うためには、光ディスクの回転速度を増加させる必要がある。このとき、1シンクフレーム当たりのウォブル109の数は不変であるため、単に光ディスクの回転速度を増加させるのみでは、ウォブル信号の周期が増加し、基準クロックと一致しない。このため基準クロックの周波数を挙げる必要がある。例えば2倍速の記録速度でデータの記録を行うには、1倍速の記録速度における基準クロックの2倍程度の基準クロック、即ち概ね140KHz×2=280KHzの基準クロックが必要となる。また、16倍速の記録速度でデータの記録を行うには、1倍速の記録速度における基準クロックの16倍程度の基準クロック、即ち概ね140KHz×16=2.24MHzの基準クロックが必要となる。しかしながら、このように基準クロックが増加するにつれて、情報記録再生装置では高速の信号処理が必要となり、信号処理回路の処理負担の増加や、或いは信号処理回路のコストの増加という問題点を有する。
しかしながら、第1実施例に係る光ディスク100によれば、基準記録速度がN倍速である場合には、基準記録速度が1倍速の光ディスクにおけるウォブル109が揺動する基準周期と比較して1/Nとなるような基準周期で揺動するウォブル109が形成されている。従って、N倍速の記録速度でデータを記録する際にも、140KHzの基準クロックを用いて回転制御を行うことができる。というのも、1シンクフレーム当たりのウォブル109の数が、1倍速の光ディスクのそれと比較して1/Nになるようにウォブル109が形成されているため、基準クロックと同様の周期を有するウォブル信号を検出するために、自動的に光ディスクの回転速度が増加することになる。例えば、2倍速の光ディスク100であれば、ウォブル109の数が1倍速の光ディスクのそれと比較して1/2である。このため、光ディスクの回転速度を概ね2倍程度にすれば、1倍速の光ディスクを回転させたときに得られるウォブル信号と同一のウォブル信号を得ることができる。或いは、N倍速の光ディスクであれば、回転速度を概ねN倍程度にすれば、1倍速の光ディスクを回転させたときに得られるウォブル信号と同一のウォブル信号を得ることができる。そして、光ディスク100の回転数が上がったとしても、1シンクフレーム当たりのウォブル109の数が減少しているがゆえに、検出されるウォブル信号の周期は例えば140KHzと変わらず、基準クロックを増加させる必要はない。従って、情報記録再生装置は、基準クロックを変更することなく、即ち例えば140KHzの基準クロックのままで光ディスク100を高速回転させることができ、その結果N倍速の記録速度でデータの高速記録を行うことができる。これにより、高速の信号処理を必要とすることなく、信号処理回路の処理負担の増加や或いは信号処理回路のコストの増加という問題点を解消することができるという大きな利点を有している。
加えて、情報記録再生装置の基準クロック等を変更する必要がなくなるため、情報記録再生装置が製造された後に開発され得る基準記録速度がN倍速の光ディスクであっても、当該光ディスクにN倍速の記録速度でデータを高速記録することができるという大きな利点を有している。そして、レーザ光を発振する光ピックアップやLDドライバ、或いは光ディスク100を回転させるスピンドルモータ等の仕様上の範囲内であれば、適切な記録動作を行うことができるという大きな利点を有している。
このとき、図3に示すように、基準記録速度がN倍速の光ディスク100に形成されるランドプリピットLPも、基準記録速度が1倍速の光ディスクに形成されるランドプリピットLP(図4参照)と比較して、光ディスク100の回転方向への基準長が長くなるように形成されていることが好ましい。尚、ここでの「基準長」とは、プリピットの長さの単位長を示す趣旨である。具体的には、基準記録速度がN倍速の光ディスクに形成されるランドプリピットの密度が、基準記録速度が1倍速の光ディスクのそれと比較して1/Nとなる程度にランドプリピットLPの回転方向への基準長が長くなっていることが好ましい。例えば、基準記録速度がN倍速の光ディスクにおけるプリピットの基準長は、基準記録速度が1倍速の光ディスクにおけるプリピットの基準長のN倍であるように形成してもよい。
尚、第1実施例に係る光ディスク100は、ウォブル109及びランドプリピットLPによりアドレス情報の記録や光ディスクの回転制御が行なわれており、より具体的には、例えばDVD−R/RWをその一具体例として挙げることができる。
(2)第2実施例
続いて、図6を参照して、本発明の情報記録媒体に係る第2実施例についてより詳細に説明する。ここに、図6は、第2実施例に係る光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図である。
尚、第2実施例に係る光ディスク100aも、図1及び図2を参照して説明したような構成をとっている。第2実施例では特に、図6に示すように、基準周期で揺動するウォブル109に対してBPM(Bi Phase Modulation)変調が施されている。このようにウォブル109にBPM変調が施されることで、第1実施例におけるランドプリピットLPと同様に、プリフォーマットアドレス情報を記録することができる。
このようなBPM変調は概してウォブル109の基準周期が大きな数値となる。例えば、BPM変調がウォブル109に施される光ディスクの一具体例としてのDVD+Rでは、基準記録速度が1倍速の光ディスクに形成されるウォブル109の基準周期は840KHzとなる。例えば基準記録速度が16倍速の光ディスクであれば、1倍速の記録速度における基準クロックの16倍程度の基準クロック、即ち概ね840KHz×16=13.44MHzの基準クロックが必要となる。加えて、BPM変調が施された場合のウォブル信号は、半波毎にデータを示しているため、この基準クロックの更に2倍、即ち13.44MHz×2=26.88MHzの基準クロックを必要とする。しかしながら、約26MHzもの高周波サンプリングは極めて高度な信号処理を必要とし、信号処理回路の処理負担の大幅な増加や或いは信号処理回路のコストの大幅な増加を招く。
しかるに、第2実施例に係る光ディスク100aでは、基準記録速度がN倍速の光ディスク101において、基準記録速度が1倍速の光ディスクのウォブル109の基準周期と比較して、1/Nの基準周期を有するウォブル109が形成されている。従って、第1実施例においても述べたように、情報記録再生装置は、基準クロックを変更することなく、即ち例えば840KHzの基準クロックのままで光ディスク100aを高速回転させることができ、その結果N倍速の記録速度でデータの高速記録を行うことができる。特に、BPM変調が施されるウォブル109を有する光ディスクにおいては、高周波な基準クロックが必要とされるため、ウォブル109の基準周期を変えることは極めて大きな利点につながる。そして、第1実施例において上述したような各種利益を享受することができる。
尚、第2実施例は、ウォブル109及びウォブル109に施された変調によりアドレス情報の記録や光ディスクの回転制御が行なわれており、より具体的には、例えばDVD+R/RWやDVD−RAMをその一具体例として挙げることができる。また、ウォブル109に施される変調は、BPM変調に限らずに、例えばFM(Frequency Modulation)変調やAM(Amplifier Modulation)変調、その他のPM変調等を含む各種変調方式であってもよい。そして基準周期を中心として施されるこれらの各種変調に係わらず、第2実施例によれば基準周期を変更することなく、上述の各種利益を享受することができる。
(3)第3実施例
続いて、図7を参照して、本実施例に係る情報記録媒体の第3実施例についてより詳細に説明する。ここに、図7は、第3実施例に係る光ディスクに形成されるウォブルとその光ディスク上における位置の関係を概念的に示す説明図である。
尚、第3実施例に係る光ディスク100bも、図1及び図2を参照して説明したような構成をとっている。第3実施例では特に、図7に示すように、一つの光ディスク中において、周期の異なる複数のウォブル109が形成されている。具体的には、第3実施例に係る光ディスク100bの基準記録速度が2倍速であるとすると、リードインエリア104内においては、1シンクフレーム当たり8つのウォブル109が形成されており、他方、データ記録エリア106においては、1シンクフレーム当たり4つのウォブルが形成されている。即ち、リードインエリア104内においては、基準記録速度が1倍速の光ディスクと同様にウォブル109が形成されており、他方データ記録エリア106内においては、基準記録速度が1倍速の光ディスクに形成されるウォブル109の基準周期と比較して、1/2の基準周期でウォブル109が形成されている。
このように、一つの光ディスク100b内でウォブルの周期を変えてもよい。この場合、ウォブル信号に応じて適宜光ディスク100bの回転速度が変更されることになり、特にデータ記録エリア106内にデータを記録する際には、高速な記録速度での記録動作を実現することができる。そして、もちろん、光ディスク100bの全面に渡って基準クロックを変更させる必要がないという利点を有する。
尚、リードインエリア104全体に渡って基準記録速度が1倍速の光ディスクと同様にウォブルが形成されていなくともよい。例えば、少なくともコントロールデータゾーン(Control Data Zone)において基準記録速度が1倍速の光ディスクと同様の基準周期を有するウォブル109が形成されているように構成してもよい。或いは、それ以外の所定のエリアにおいて基準記録速度が1倍速の光ディスクと同様の基準周期を有するウォブル109が形成されているように構成してもよい。また、2倍速に限らずN倍速の光ディスクにおいても、第3実施例に係る光ディスク102と同様の構成を採ることができることは言うまでもない。即ち、データ記録エリア106において形成されるウォブル109の周期は、リードインエリア104(少なくとも、コントロールデータゾーン)において形成されるウォブル109の周期と比較して、1/Nとなるように構成してもよい。
また、1つのシンクフレーム中においても異なる周期で揺動するようにウォブル109を形成してもよい。そして、1つのシンクフレーム中に異なる周期で揺動するウォブルを形成した場合は、例えばいずれかの周期を基準周期とするように構成してもよい。更には、一つの光ディスク中において、3つ以上の異なる基準周期を有するウォブルトラックが形成してもよい。
尚、上述した各種実施例においては、基準となるウォブル109の基準周期(或いは、数)として、基準記録速度が1倍速の光ディスクにおけるウォブル109の基準周期等を用いたがこれに限定されることはない。例えば、基準記録速度が2倍速の光ディスクにおけるウォブル109の基準周期等を用いてもよい。例えば、基準記録速度が2倍速の光ディスクにおいて、基準クロックが280KHzとなるようなウォブル109の基準周期を基準としてもよい。具体的には、基準記録速度が2倍速の光ディスクにおいて8つのウォブル109が形成された1シンクフレームを基準とすれば、例えば基準記録速度が4倍速の光ディスクであれば、1シンクフレーム中には4つのウォブル109が形成され、また例えば基準記録速度が16倍速の光ディスクであれば、1シンクフレーム当たり1つのウォブルが形成されることになる。このように、1倍速以外の各種記録速度が基準となるように構成してもよい。
尚、以上の説明において述べた記録速度とは絶対的な記録速度であってもよいし、或いは相対的な記録速度であってもよい。そして相対的な記録速度とした場合には、所定の記録速度を1倍速と定めれば、その記録速度に対して2倍速、4倍速等が規定されるように構成してもよい。例えば“1Mbps”を1倍速の記録速度と定めれば、4倍速の記録速度は“4Mbps”となり、他方、“2Mbps”を1倍速と定めれば、4倍速の記録速度は、“8Mbps”となるように構成してもよい。
(情報記録装置の実施例)
続いて、図8を参照して、本発明の情報記録媒体に係る各実施例にデータを記録し、また記録されたデータを再生する情報記録再生装置の実施例について説明を進める。
ここに、図8は、本発明の情報記録媒体に係る各実施例にデータを記録し、また記録されたデータを再生する情報記録再生装置の実施例の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図8に示すように、本実施例に係る情報記録装置1は、スピンドルモータ301、光ピックアップ310、ヘッドアンプ311、RF検出器312、サーボユニット315、LDドライバ320、ウォブル検出器325、LPPデータ検出器326、クロック生成器345、バッファ360、DVDモジュレータ370、データECC生成器380、バッファ385、インタフェース390、CPU400及びメモリ410を備えて構成されている。
スピンドルモータ301は、サーボユニット315等によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転させるように構成されている。
光ピックアップ310は、光ディスク100への記録又は再生を行うもので、半導体レーザ装置、各種レンズ、アクチュエータ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ310は、光ディスク100に対してレーザ光等の光ビームを、再生時には読み取り光として第1のパワーで照射し、記録時には書き込み光として第2のパワーで且つ変調させながら照射する。光ピックアップ310は、サーボユニット315により駆動される図示しないアクチュエータ、スライダ等により光ディスク100の半径方向等に移動できるように構成されている。
ヘッドアンプ311は、光ピックアップ310の出力信号(即ち、光ビームBの反射光)を増幅し、該増幅した信号を出力する。具体的には、読取信号たるRF信号がRF検出器312及びエンベロープ検波器330に出力され、プッシュプル信号がウォブル検出器325やLPPデータ検出器326へ出力される。
RF検出器312は、RF信号を検出し、復調等を施すことで、再生データをバッファ385及びインタフェース390経由で外部へ出力可能に構成されている。そして、インタフェース390に接続された外部出力機器(例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示デバイス、或いはスピーカ等)において、所定のコンテンツが再生出力されることとなる。
サーボユニット315は、光ピックアップ310の受光結果を処理して得られるトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号等に基づいて、光ピックアップ310の対物レンズを移動し、これによりトラッキング制御及びフォーカス制御等の各種サーボ処理を実行する。また、光ディスク100におけるウォブリングされたグルーブトラックのウォブルから得られるウォブル信号を基準にして、スピンドルモータ301をサーボ制御するように構成されている。
LDドライバ320は、データ記録時には、OPC(Optimum Power Calibration)処理等により決定された最適な記録レーザパワーで、光ピックアップ310の半導体レーザを駆動するように構成されている。このデータ記録時には、記録レーザパワーは、記録データに応じて変調される。
ウォブル検出器325は、光ピックアップ310内に設けられた反射光ビームを受光する検出器たるヘッドアンプ311からの受光量に応じた出力信号に基づいて、ウォブル信号を示すプッシュプル信号を検出すると共にタイミング生成器345へ出力するように構成されている。
LPPデータ検出器326は、光ピックアップ310内に設けられた反射光ビームを受光する検出器たるヘッドアンプ311からの受光量に応じた出力信号に基づいて、LPP信号を示すプッシュプル信号を検出し、例えば後述の如くプリフォーマットアドレス情報を検出可能に構成されている。そして、当該プリフォーマットアドレス情報をクロック生成器345へ出力可能に構成されている。
クロック生成器345は、記録する際の基準クロックを生成し、ウォブル検出器325から得られるウォブル信号の周期と比較する。そして、基準クロックがウォブル信号の周期と同一となるように光ディスク100の回転制御がCPU400の制御の下に、スピンドルモータ301によって行なわれる。
バッファ360は、DVDモジュレータ370より変調された記録データを格納し、LDドライバ320に出力可能に構成されている。
DVDモジュレータ370は、記録データに対してDVD変調を施し、バッファ360に出力可能に構成されている。DVD変調として、例えば8−16変調やRLL(Run Length Limited)変調が施されてもよい。
データECC生成器380は、インタフェース390より入力される記録データに対してエラー訂正用の符号を付加する。具体的には、所定のブロック単位(例えば、ECCブロック単位)毎にECCコードを付加し、DVDモジュレータ370へ出力する。
バッファ385は、RF検出器312から出力される再生データを格納し、インタフェース390を介して、外部出力機器へ出力する。
インタフェース390は、外部入力機器より記録データ等の入力を受け付け、データECC生成器380へ出力する。また、例えばスピーカやディスプレイ等の外部出力機器に対して、RF検出器312より出力される再生データを出力可能に構成されていてもよい。
CPU400は、最適な記録レーザパワーを検出するために、例えば、LDドライバ320、サーボユニット315等の各手段へ指示する、即ちシステムコマンドを出力することで、情報記録装置1全体の制御を行う。通常、CPU400が動作するためのソフトウェアは、内部又は外部のメモリ内に格納されている。
メモリ410は、例えばRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリを含んでなり、後述するように相関式や記録レーザパワーの値を記録可能に構成されている。
この情報記録再生装置1は、上述した各実施例に係る光ディスクにデータを記録し、また記録されたデータを再生する。具体的には、ウォブル109にレーザ光を照射することで得られるウォブル信号がヘッドアンプ311を介してウォブル検出器325によって検出される。また、クロック生成器345の動作により、データの記録時における基準クロックが生成される。そして、このウォブル信号の周期と基準クロックの周期とが一致するように、光ディスク100の回転が制御される。具体的には、ウォブル検出器325とクロック生成器345との夫々より制御用のデータを受け取るCPU400の制御の下に、サーボユニット315を介してスピンドルモータ301の出力が調整され、所望の回転速度が実現される。
その結果、上述したように、基準記録速度がN倍速の光ディスク100であっても、基準クロックを大きくすることなく、N倍速の記録速度でデータの高速記録を行うことができる。これにより、高速の信号処理を必要とすることなく、信号処理回路の処理負担の増加や或いは信号処理回路のコストの増加という問題点を解消することができるという大きな利点を有している。
尚、情報記録装置1にローディングされた光ディスク100の基準記録速度は、基準クロックで光ディスク100を回転させたときの回転速度(或いは、回転数)で判断してもよい。或いは、光ディスク100に基準記録速度を示すデータが記録されていれば、当該データを読み込むことで基準記録速度を判断してもよい。
また、上述の実施例では、情報記録媒体の一例として光ディスク100及び情報記録装置の一例として光ディスク100に係るレコーダについて説明したが、本発明は、光ディスク及びそのレコーダに限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録媒体にも適用可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報記録媒体もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明の情報記録媒体の第1実施例たる光ディスクとして、上側に複数のエリアを有する光ディスクの構造を概略平面図で示すと共に、下側にその径方向におけるエリア構造を概念図で対応付けて示すものである。 第1実施例の光ディスクの記録面における部分拡大斜視図である。 第1実施例に係る光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム(同期フレーム)、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図である。 基準記録速度が1倍速の記録速度に対応する光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図である。 基準記録速度とウォブルの周期との関係を示す表である。 本発明の情報記録媒体に係る第2実施例としての光ディスクに形成されるウォブルと光ディスクの物理フォーマットたるシンクフレーム、セクタ及びECC(Error Correction Code)ブロックとの関係を概念的に示す説明図である。 本発明の情報記録媒体に係る第3実施例としての光ディスクに形成されるウォブルとその光ディスク上における位置の関係を概念的に示す説明図である。 本発明の情報記録媒体にデータを記録し、また記録されたデータを再生する情報記録再生装置の実施例の基本構成を概念的に示すブロック図である。
符号の説明
1 情報記録装置
100、100a、100b 光ディスク
104 リードインエリア
106 データ記録エリア
108 リードアウトエリア
109 ウォブル
LP ランドプリピット
301 スピンドルモータ
315 サーボユニット
326 LPPデータ検出器
330 ウォブル検出器
345 クロック生成器
400 CPU

Claims (7)

  1. 所定の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されており、且つ記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度が1倍速の情報記録媒体に対してN(但し、Nは2以上の自然数)倍速の情報記録媒体であって、
    前記所定の基準周期は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記ウォブルトラックの基準周期の1/Nであることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記ウォブルトラックの一部は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記ウォブルトラックの基準周期で揺動することを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記ウォブルトラックの一部は、当該情報記録媒体への前記記録情報の記録を制御するための制御情報が記録される制御情報エリアに形成されることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
  4. 当該情報記録媒体への前記記録情報の記録に必要な管理情報を示すプリピットが前記ウォブルトラックに形成されており、
    前記所定の基準周期で揺動するウォブルトラックに形成されているプリピットの媒体回転方向への基準長は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記プリピットの基準長のN倍であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  5. 前記ウォブルトラックの一部に形成される前記プリピットの媒体回転方向への基準長は、前記基準記録速度が1倍速の情報記録媒体における前記プリピットの基準長と同一であることを特徴とする請求項4に記載の情報記録媒体。
  6. 前記ウォブルトラックは、前記所定の基準周期に対して変調が加えられた状態で揺動していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  7. 記録情報を記録する際の基準となる記録速度である基準記録速度がN倍速の情報記録媒体であって、
    第1の基準周期で揺動する媒体回転制御用のウォブルトラックが形成されている第1の領域と、
    前記第1の基準周期の1/Nの周期である第2の基準周期で遥動する前記ウォブルトラックが形成されている第2の領域と
    を備えることを特徴とする情報記録媒体。
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