JP5828091B2 - 光学的情報記録媒体及び光学的情報記録装置 - Google Patents

光学的情報記録媒体及び光学的情報記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、光学的にデータが再生及び/又は記録される光学的情報記録媒体に関するもので、特に、高密度に情報が記録される光学的情報記録媒体に関するものである。
一般的に、光ディスクをはじめとする光学的情報記録媒体では、トラックを基準として線方向に情報が記録される。光ディスクの場合には、トラックは、らせん状又は同心円状に配置される。互いに隣接するトラックの間隔はトラックピッチと呼ばれる。トラックは、物理的には、例えば溝形状になっている。光スポットがその溝をトラッキングすることにより、情報の記録又は再生が行われる。また、トラックの別の物理的な形状としては、線方向に周期的にサンプルサーボピットと呼ばれるピットが設けられている場合もある。この場合、光スポットがそのピットからの反射光に基づいて、仮想的なトラックをトレースすることにより、情報の記録又は再生が行われる。
光ディスクでは半径方向に多数のトラックが隣接して存在しているが、それぞれのトラックに情報として記録された記録マークは互いに独立している。すなわち、あるトラックに記録された記録マークが、当該あるトラックに隣接するトラックの記録マークを消去したり、書き換えたりするおそれがある。これらの現象は、クロスイレーズとも呼ばれ、隣接するトラックの情報を正確に再生できなくするので好ましくないとされている。そのため、トラックピッチは、クロスイレーズの影響が問題とならないような十分広い距離に設定される。
一方、磁気記録の分野では、トラックピッチを小さくする目的で瓦記録(シングル・ライト(Shingle write))と呼ばれる記録方式が提案されている(例えば特許文献1参照)。この方式では、例えばディスクの内周側から外周側へ順次、隣接するトラックに対して情報の記録が行われる。さらに、あるトラックの記録領域の一部は、当該あるトラックに隣接するトラックの記録領域によって重ね書きされる。これにより、磁気ヘッドが実際に記録する記録領域の幅よりも狭いトラックピッチが実現される。
しかしながら、上記の瓦記録を光記録に適用する場合、光学的情報記録媒体に記録された情報を正確に再生できないという課題が存在する。その課題について以下に説明する。
まず、書き換え動作が行われたときに、実際に書き換えられる領域の大きさに問題がある。すなわち、書換型の光学的情報記録媒体において、あるトラックが書き換えられた場合、実際に書き換えられる領域(以下ではこれを記録領域と呼ぶ)は、記録マーク及びスペースが形成された領域よりも広くなる。例えば、相変化材料に対する記録では、記録マークの周辺には、もともと記録された情報が消去される領域が存在する。これは、アモルファスの記録マークの周辺に溶融後再結晶化した結晶領域が存在するからである。この領域は、結果的に隣接したトラックに記録された情報を消去してしまう。
加えて、記録領域の幅が一定しないという問題がある。すなわち、光記録において、記録マーク及びスペースをどれだけの長さで形成するかは、レーザ光の照射パワーが変化することにより決定される。例えば、光学的情報記録媒体の記録膜の材料が相変化材料である場合、記録マークの形成時には、レーザパワーが最も高いパワーレベル(これはライトパワーと呼ばれる)に設定され、スペースの形成時には、レーザパワーが相対的に低いパワーレベル(これはイレーズパワー又はスペースパワーと呼ばれる)に設定される。記録マークの長さは、ライトパワーのパルスが所定の時間及び所定の個数照射されることで調整される。
このことは、記録する情報のパターンによって、レーザ光が記録膜に与える熱量が異なることを意味する。すなわち、スペースが形成されるときの熱量は最も少なくなる。また、符号長の短い記録マークが形成される時の熱量は、スペースが形成されるときの熱量よりも多くなり、符号長の長い記録マークが形成される時の熱量はさらに多くなる。そして、あるトラックの記録膜に与えられる熱量が多いほど、隣接するトラックに伝導する熱も増えるので、記録領域の幅が大きくなり、隣接するトラックを書き換える幅も増大する。
したがって、光学的情報記録に瓦記録を適用すると、トラックに形成された記録マークの形状は、当該トラックに隣接するトラックに記録された情報のパターンに依存して変化することになる。このことが、光学的情報記録媒体に記録された情報を正確に再生するのを困難にするという課題を有している。
米国特許第6185063号明細書
本発明は上記従来の課題を解決するためになされるものであり、光学的情報記録に瓦記録を適用した場合でも、符号長に対応した記録マークを正しく形成することができ、情報を正確に再生することができる光学的情報記録媒体及び光学的情報記録装置を提供するものである。
本発明の一局面に係る光学的情報記録媒体は、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、前記ユーザ領域は、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成される。
この構成によれば、ユーザ領域において、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録される。そして、記録トラックは、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される。第1の断熱領域は、同心円状又はスパイラル状であり、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する。第1の断熱領域は、記録トラックの間に形成される。
本発明によれば、隣接する記録トラックに記録マークが形成される際にレーザ光が照射されることにより発生する熱が既に記録マークが形成されている記録トラックに伝達するのを抑制することができるので、光学的情報記録に瓦記録を適用した場合でも、符号長に対応した記録マークを正しく形成することができ、情報を正確に再生することができる。
本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態における光学的情報記録媒体の全体構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態における光学的情報記録媒体のフォーマットを説明するための図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例における光学的情報記録媒体の全体構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態において光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態の第3の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態の第4の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施の形態における光学的情報記録装置の構成を示すブロック図である。 (A)は、本実施の形態において、1トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(B)は、本実施の形態において、2トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(C)は、本実施の形態において、3トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(D)は、本実施の形態において、4トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(E)は、本実施の形態において、5トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図である。 本発明の実施の形態の第5の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。 図10に示す光学的情報記録媒体の上面図である。 (A)は、記録領域の上面の形状が円形であり、かつ隣接する記録トラックの記録領域の中心が一致する場合の光学的情報記録媒体を示す上面図であり、(B)は、記録領域の上面の形状が円形であり、かつ隣接する記録トラックの記録領域の中心が一致しない場合の光学的情報記録媒体を示す上面図である。 (A)は、図12(A)に示す光学的情報記録媒体において、隣接する記録トラックに瓦記録するときにレーザ光が最大の熱量を与える点と、上書きされて形成された記録トラックの記録領域との位置関係を説明するための図であり、(B)は、図12(B)に示す光学的情報記録媒体において、隣接する記録トラックに瓦記録するときにレーザ光が最大の熱量を与える点と、上書きされて形成された記録トラックの記録領域との位置関係を説明するための図である。 (A)は、従来において、1トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(B)は、従来において、2トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(C)は、従来において、3トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(D)は、従来において、4トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図であり、(E)は、従来において、5トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態における光学的情報記録媒体の全体構成を示す模式図である。図2は、本発明の実施の形態における光学的情報記録媒体のフォーマットを説明するための図である。図3は、本発明の実施の形態の第1の変形例における光学的情報記録媒体の全体構成を示す模式図である。
光学的情報記録媒体1は、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録される。光学的情報記録媒体1は、情報が記録されるユーザ領域102を備える。ユーザ領域102は、記録トラック104と、断熱領域105とを含む。記録トラック104は、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される。断熱領域105は、同心円状であり、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する。断熱領域105は、記録トラック104の間に形成される。
また、光学的情報記録媒体1は、ユーザ領域102上におけるレーザ光の走査位置をガイドするためのガイド溝103を含むガイド領域101をさらに備える。ユーザ領域102とガイド領域101とは、記録トラック104の方向に周期的に形成される。
なお、本実施の形態では、ガイド溝103、記録トラック104及び断熱領域105は、同心円状に形成されているが、本発明は特にこれに限定されず、図3に示すように、ガイド溝103、記録トラック104及び断熱領域105は、スパイラル状に形成されてもよい。
光学的情報記録媒体1は、レーザ光の走査方向(円盤状の光学的情報記録媒体の場合には周方向)にガイド領域101とユーザ領域102とを周期的に有している。記録トラック104及び断熱領域105は、情報を記録するためのユーザ領域に形成される。ガイド領域101は、ユーザ領域102上におけるレーザ光の走査位置をガイドするためのガイド溝103を備える。
なお、図1に示す光学的情報記録媒体1は、90度毎にガイド領域101を備えているが、本発明は特にこれに限定されず、180度毎、360度毎にガイド領域101を備えてもよい。
ガイド溝103は、ユーザ領域102上のどの位置でレーザ光を走査するかを決定するための基準となる。ガイド溝103は、同様の役割を果たせるものであれば、溝形状の代わりにピット形状であっても良いし、反射率が変化する形態であっても良い。ガイド領域101におけるトラッキングを容易にするために、ガイド溝103のピッチは、ユーザ領域102における記録トラック104のピッチよりも広いことが好ましい。また、ガイド溝103のピッチは、記録トラック104のトラックピッチの2倍であることがより好ましい。
本発明の実施の形態における光学的情報記録媒体1の特徴は、ユーザ領域102において、断熱領域105が、実際に瓦記録される記録トラック104の間に形成され、記録マーク106が、断熱領域105の間に形成されることである。光学的情報記録媒体1が断熱領域105を有することによる効果については後述する。
なお、本実施の形態において、光学的情報記録媒体1が光学的情報記録媒体の一例に相当し、ユーザ領域102がユーザ領域の一例に相当し、記録トラック104が記録トラックの一例に相当し、記録マーク106が記録マークの一例に相当し、断熱領域105が第1の断熱領域の一例に相当し、ガイド溝103がガイドトラックの一例に相当し、ガイド領域101がガイド領域の一例に相当する。
図4〜図7は、本発明の実施の形態において、光学的情報記録媒体のユーザ領域102に断熱領域105を形成する例を具体的に示す図である。
図4は、本発明の実施の形態において光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。図4において、記録膜201は、基板202上に設けられている。図4では、記録トラック104ごとに記録膜201が分離されることにより、断熱領域105が設けられる。断熱領域105は光感応性記録材料を有しない。図4では、基板202上に記録膜201のみが形成されているが、記録膜201の代わりに、記録膜201を含む多層薄膜であっても良い。多層薄膜を構成する薄膜としては、例えば誘電体膜、反射膜及び界面膜がある。記録膜201の材料としては、相変化記録材料、色素記録材料又は光磁気記録材料などがあり、レーザ光からの熱エネルギーを用いて記録できる材料であれば良い。また、光学的情報記録媒体に多層薄膜を設ける場合、少なくとも記録膜201を記録トラック104ごとに分離させれば良く、記録膜201以外の薄膜は必ずしも分離していなくても良い。
さらに、記録膜201は完全に分離していなくても良く、互いに隣接する記録トラック104の間の領域(断熱領域105)の記録膜201の膜厚が、記録トラック104の中央付近の記録膜201の膜厚よりも薄くなっている構造であっても良い。しかし、断熱領域の効果がより大きいのは記録膜201が完全に分離している構造である。
すなわち、断熱領域105中の光感応性記録材料の厚さは、記録トラック104中の光感応性記録材料の厚さと異なってもよい。断熱領域105中の光感応性記録材料の厚さは、記録トラック104中の光感応性記録材料の厚さよりも薄くても良い。また、断熱領域105中の光感応性記録材料の組成は、記録トラック104中の光感応性記録材料の組成と異なっても良い。さらに、断熱領域105中の光感応性記録材料の組成及び厚さは、記録トラック104中の光感応性記録材料の組成及び厚さと異なっても良い。
なお、多層薄膜が反射膜を有する場合には、反射膜が記録トラック104ごとに分離していることが、断熱効果を高められるのでより好ましい。または、互いに隣接する記録トラック104の間の領域(断熱領域105)の反射膜の膜厚が、記録トラックの中央付近の反射膜の膜厚よりも薄くなっている構造であっても良い。この理由は、反射膜として一般的に熱伝導率が高い金属膜が用いられるためである。
すなわち、断熱領域105及び記録トラック104は、レーザ光を反射する反射膜を含んでも良い。この場合、断熱領域105中の反射膜の厚さは、記録トラック104中の反射膜の厚さと異なることが好ましく、断熱領域105中の反射膜の厚さは、記録トラック104中の反射膜の厚さより薄いことが好ましい。また、断熱領域105中の反射膜の組成は、記録トラック104中の反射膜の組成と異なっても良い。さらに、断熱領域105中の反射膜の組成及び厚さは、記録トラック104中の反射膜の組成及び厚さと異なっても良い。
図5は、本発明の実施の形態の第2の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。
図5では、記録トラックごとに記録膜201が分離している点は、図4と同じであるが、記録膜201が基板202に埋め込まれている点が図4と異なる。基板202の熱伝導率が記録膜201よりも低い場合には、図5に示すような構造であっても、実質的に記録トラック間に断熱領域が存在することになる。
つまり、断熱領域105の熱伝導率は、記録トラック104中の光感応性記録材料が存在する領域の熱伝導率よりも低いことが好ましい。
図6は、本発明の実施の形態の第3の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。
図6では、基板202の記録トラック間に溝が設けられ、溝が設けられた基板202の上に記録膜201が形成される。この場合、記録膜201は基板202の溝に沿うように存在する。そのため、記録膜201から見た互いに隣接する記録トラック104の距離は、溝がない場合よりも遠くなる。これにより、記録膜201が分離していなくとも、実質的に記録トラック104の間に断熱領域105が存在することになる。このように、断熱領域105の記録トラック方向に垂直な平面の断面形状は凹形状であっても良い。
図7は、本発明の実施の形態の第4の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。
図7では、基板202の記録トラック間に凸形状の突起部が設けられ、突起部が設けられた基板202の上に記録膜201が形成される。すなわち、断熱領域105の記録トラック方向に垂直な平面の断面形状は凸形状であっても良い。この場合でも、図6と同様の効果が得られる。
なお、多層薄膜が反射膜を有する場合には、図5〜図7の形態でも、図4の説明で述べたのと同様の理由で、反射膜は、基板202に埋め込まれたり、記録トラック間で凹形状に形成されたり、記録トラック間で凸形状に形成されたりすることがより好ましい。
次に、本発明の実施の形態における光学的情報記録装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態における光学的情報記録装置301の構成を示すブロック図である。
図8に示す光学的情報記録装置301は、光源302、集光部303、回転部304、トラッキング検出部305、トラッキング維持部306、トラッキング制御部307及び記録部308を備える。
光源302は、レーザ光を発する。集光部303は、光源302からのレーザ光を光学的情報記録媒体1上で微小スポットとなるように絞り込む。また、集光部303は、光学的情報記録媒体1からの反射光を検出する。すなわち、集光部303は、レーザ光を光学的情報記録媒体1上に集光させ、光学的情報記録媒体1によって反射されたレーザ光を受光する。回転部304は、例えばスピンドルモーターで構成され、光学的情報記録媒体1を回転させる。
トラッキング検出部305は、集光部303によって受光されたレーザ光に基づいてトラッキング信号を検出する。トラッキング検出部305は、ガイド領域101からの反射光に基づいてトラッキング信号を検出する。トラッキング維持部306は、トラッキング検出部305によって検出されたトラッキング信号に基づいてトラッキング位置を決定する。トラッキング維持部306は、ユーザ領域102においてトラッキング状態を保持する。
トラッキング制御部307は、トラッキング維持部306によって決定されたトラッキング位置にトラッキングするように集光部303を制御する。トラッキング制御部307は、ガイド領域101及びユーザ領域102において所定の位置でトラッキングするように集光部303を制御する。また、トラッキング制御部307は、レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心を、記録トラックの中心からずらすように集光部303を制御する。記録部308は、情報のパターンに対応して、レーザ光が光学的情報記録媒体1に与える熱量を変化させて情報を記録する。記録部308は、記録情報に応じて光源302を駆動し、レーザ光のパワーを変調する。
なお、本実施の形態において、光学的情報記録装置301が光学的情報記録装置の一例に相当し、光源302が光源の一例に相当し、集光部303が集光部の一例に相当し、トラッキング検出部305がトラッキング検出部の一例に相当し、トラッキング維持部306がトラッキング位置決定部の一例に相当し、トラッキング制御部307がトラッキング制御部の一例に相当し、記録部308が記録部の一例に相当する。
次に、本実施の形態における記録時の動作について、図2、図8、図9(A)〜図9(E)を用いて説明する。
記録時には、回転部304は、光学的情報記録媒体1を回転させる。光源302は、レーザ光を出射する。不図示のフォーカス制御部は、光学的情報記録媒体1の記録層にレーザ光が集束するように集光部303を制御する。集光部303は、光学的情報記録媒体1からの反射光に基づく信号をトラッキング検出部305に送る。
トラッキング検出部305は、上記の反射光に基づく信号から、例えばプッシュプル法を用いてトラッキングエラー信号を得る。上述のように、ガイド領域101におけるガイド溝103のピッチを記録トラック104のトラックピッチよりも広くし、レーザスポットで検出可能なピッチにしておけば、トラッキング検出部305は、ガイド領域101では容易にトラッキングエラー信号を得ることができる。
トラッキング維持部306は、ガイド領域101で得られたトラッキングエラー信号をもとに、ユーザ領域102におけるトラッキング位置を決定し、次のガイド領域101まで決定したトラッキング位置を保持する。このトラッキング維持部306が必要な理由は、ユーザ領域102にはガイド溝がなく、トラッキングエラー信号が得られないためである。ガイド溝103のピッチと記録トラック104のトラックピッチとは必ずしも一致しない。そのため、ユーザ領域102におけるトラッキング位置は、例えばガイド溝103におけるトラッキング位置から所定量のオフセットを加えることにより決定される。
特別な場合として、記録トラック104のトラックピッチがガイド溝103のピッチの半分である場合には、トラッキング維持部306は、ガイド溝103又はガイド溝103間のランドでトラッキングするように、トラッキング位置を決定すれば良い。この場合、トラッキング維持部306は、常に一定のオフセットを加えるだけで、ユーザ領域102におけるトラッキング位置を決定することが可能である。さらに、ガイド溝103の中心と記録トラック104の中心とを一致させ、ランドの中心と記録トラック104の中心とを一致させ、ランド及びガイド溝103の両方でトラッキングをする形態としても良い。この場合、ユーザ領域102におけるトラッキング位置はオフセットを加えなくとも決定できる。
トラッキング制御部307は、トラッキング維持部306で決定したトラッキング位置でトラッキングするように、集光部303のトラック直交方向(すなわち、光学的情報記録媒体1の半径方向)の位置を調整する。記録部308は、光源302のレーザ光のパワーを変調することにより、ユーザ領域102に記録マーク又はスペースを形成する。光学的情報記録媒体1の回転ごとに内周側記録トラックから外周側記録トラック(または外周側記録トラックから内周側記録トラック)に順次情報が記録されることで、瓦記録が行われる。
図9(A)〜図9(E)は、上記述べたような動作で光学的情報記録媒体1に5トラック分の瓦記録が行われた場合の記録状態を示す図である。図9(A)、図9(B)、図9(C)、図9(D)及び図9(E)は、本実施の形態において、それぞれ1、2、3、4及び5トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図である。
1トラック目の記録トラック104に対して情報が記録されると、図9(A)に示すように記録マーク106を含む記録領域403が形成される。なお、レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心111は、記録トラック104の中心112からずれている。
従来の動作と異なるのは、レーザ光が記録膜に与える熱量が大きいときでも、記録領域403が断熱領域105で制限されることである。これは、断熱領域105が存在することで、記録時の熱が断熱領域105を通して遠くに拡散することが抑制されるからである。
記録領域403の幅は、記録する情報のパターンによらずほぼ一定になる。したがって、図9(B)のように2トラック目の記録トラック104に対して情報が記録されても、隣接する1トラック目の記録トラック104の情報を書き換える幅は、トラック方向の位置にかかわらず一定となる。その結果、同じ符号長の記録マーク106は、最終的に同じ形状で形成できることになる。
例えば、図9(C)に示す3トラック目の記録トラック104に対して情報が記録される場合では、同じ符号長の最短記録マーク404が3個存在している。次に、4トラック目の記録トラック104に対して情報が記録された場合であっても、図9(D)に示すように3トラック目の記録トラック104における最短記録マーク404はすべて同じ形状となる。その結果、図9(E)のように、すべての記録マーク106は同じ幅だけ書き換えられることになる。ゆえに、再生信号処理系は、各記録マーク106の符号長を正確に認識でき、情報を正確に再生できることになる。
本実施の形態との比較のため、以下では従来の形態における記録動作について図14(A)〜図14(E)を用いて説明する。
図14(A)〜図14(E)は、従来の光学的情報記録媒体に5トラック分の瓦記録が行われた場合の記録状態を示す図である。図14(A)、図14(B)、図14(C)、図14(D)及び図14(E)は、従来において、それぞれ1、2、3、4及び5トラック目の記録トラックに情報が記録された後の状態を示す図である。
1トラック目の記録トラック601に対して情報が記録されると、図14(A)に示すように記録マーク602を含む記録領域603が形成される。記録領域603の幅(記録トラックに対して直角方向の長さ)は、記録する情報のパターンによって変化する。したがって、図14(B)のように、2トラック目の記録トラック601に対して情報が記録されると、隣接する1トラック目の記録トラック601の情報を書き換える幅は、トラック方向の位置によって異なる。その結果、同じ符号長の記録マーク602であっても最終的に形成される記録マーク602の形状は異なる。
例えば、図14(C)に示す3トラック目の記録トラック601に対して情報が記録される場合では、同じ符号長の最短記録マーク604が3個存在している。次に、4トラック目の記録トラック601に対して情報が記録されると、図14(D)に示すように3トラック目の記録トラック601の最短記録マーク604は、それぞれ符号長が同じであるにもかかわらず、それぞれの記録マークの形状が異なってしまう。この現象は、すべての符号長の記録マークに対して生ずるので、図14(E)のように、多数の異なる形状の記録マーク602が形成される。その結果、従来の形態では本実施の形態とは異なり、再生信号処理系は、各記録マーク602の符号長を正確に認識できず、情報を正確に再生できなかった。
以上述べたように、本実施の形態では、互いに隣接する記録トラック104の間に断熱領域105が形成され、互いに隣接する断熱領域105の間に記録マーク106が形成されるように瓦記録が行われる。これにより、隣接する記録トラック104の記録パターンの影響を受けて記録トラック104内の各記録マーク106が歪むことなく形成されるので、記録した情報が正確に再生でき、かつ、高密度の情報記録が可能になるという特別の効果を奏する。
すなわち、本実施の形態の光学的情報記録媒体1は、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して記録トラック104上に情報が記録される。光学的情報記録媒体1は、隣接する記録トラック104によって一部が上書きされて形成された記録トラック104を有する。このとき、本実施の形態の光学的情報記録媒体1は、同心円状又はスパイラル状の断熱領域105を備え、記録トラック104が断熱領域105の間に形成される。断熱領域105は、記録トラック104にレーザ光が照射されることにより発生する熱が、当該記録トラック104から隣接する記録トラック104へ伝達されないように、熱を遮断する。
この構成によって、記録膜に大きな熱量を与えて記録マークを形成したときにも、断熱領域105によって隣接する記録トラック104への熱伝導を制限できる。このため、符号長に対応した記録マークを正しく形成でき、情報を正確に再生することが可能となる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1において、断熱領域105の熱伝導率は、記録トラック104中の光感応性記録材料が存在する領域の熱伝導率よりも低くても良い。この構成によって、断熱領域105を容易に形成できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1において、断熱領域105中の光感応性記録材料の組成及び/又は厚さは、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、記録トラック104中の光感応性記録材料の組成及び/又は厚さと異ならせても良い。この構成によって、実質的に熱伝導率が低い断熱領域105を容易に形成できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1において、断熱領域105は光感応性記録材料を有しなくても良い。この構成によって、実質的に熱伝導率が低い断熱領域105を容易に形成できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1において、断熱領域105の記録トラック方向に垂直な平面の断面形状は、凸形状又は凹形状であっても良い。この構成によって、実質的に熱伝導率が低い断熱領域105を容易に形成できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1は反射膜を備えていても良い。このとき、断熱領域105中の反射膜の組成及び/又は厚さは、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、記録トラック104中の反射膜の組成及び/又は厚さと異ならせても良い。この構成によって、断熱領域105における断熱効果をさらに高めることができる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1は記録トラック104の方向に周期的にガイド領域101とユーザ領域102とを備えても良い。ここで、ユーザ領域102は、情報を記録及び/又は再生するための領域である。また、ガイド領域101は、ユーザ領域102上でレーザ光を走査する位置を決定する基準を得るための領域である。このとき、ガイド領域101のトラックピッチは、ユーザ領域102のトラックピッチよりも広くても良い。この構成によって、ユーザ領域102におけるトラッキングの基準を容易に決定できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録媒体1においては、ガイド領域101のトラックピッチは、ユーザ領域102のトラックピッチの2倍であっても良い。この構成によって、ユーザ領域102におけるトラッキングの基準を特に容易に決定できる。
また、本実施の形態の光学的情報記録装置301は、レーザ光を発する光源302と、レーザ光を光学的情報記録媒体1上に集光させる集光部303と、トラッキング信号を検出するトラッキング検出部305と、トラッキングを保持するトラッキング維持部306と、所定の位置でトラッキングするように集光部303を制御するトラッキング制御部307と、情報のパターンに対応して、レーザ光が光学的情報記録媒体1に与える熱量を変化させて情報を記録する記録部308と、を備えている。
図10は、本発明の実施の形態の第5の変形例における光学的情報記録媒体のユーザ領域の具体的な構成を示す図である。図11は、図10に示す光学的情報記録媒体の上面図である。
上述の本実施の形態では、断熱領域105は記録トラック104の間に形成される。しかしながら、図10及び図11に示すように、記録トラック104は、さらにトラック方向に所定の長さの記録単位501で複数の記録領域107に分割されても良く、ユーザ領域102は、それぞれの記録領域107の間に設けられ、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する断熱領域108を含んでも良い。この場合、記録マーク又はスペースは記録領域107ごとに形成される。
図10において、記録膜201は、基板202上に設けられている。図10では、記録膜201は、記録トラック104ごとに分離されるとともに、所定の長さの記録単位501で分離される。これにより、記録領域107、断熱領域105及び断熱領域108が形成される。
図10及び図11のような形態であれば、記録領域107間の熱伝導を抑制できるので、各記録領域107において記録マークを正確に形成できるというさらなる利点を有する。
なお、本実施の形態において、記録領域107が記録領域の一例に相当し、断熱領域108が第2の断熱領域の一例に相当する。
また、記録領域107を上方から見たときの形状は長方形に限定されない。記録領域107を上方から見たときの形状は、長方形の各頂点が丸くなった形状、正方形、円形、楕円形、三角形又は六角形などでも良い。トラック方向に互いに隣接する記録領域107の間に断熱領域108を形成するものであれば、記録領域107の上面がどんな形状であっても、各記録領域107において記録マークを正確に形成できる。
さらに、記録領域107の形状は、半球形状、半長球形状、円柱形状、長円柱形状又は四角柱形状であっても良い。
図12(A)は、記録領域の上面の形状が円形であり、かつ隣接する記録トラックの記録領域の中心が一致する場合の光学的情報記録媒体を示す上面図である。
図12(A)においても、図11と同様に、記録領域107の間に断熱領域108が設けられている。特に、記録領域107の上面が円形であれば、記録領域107の大きさを100nm以下に微小化した場合に、記録領域107を形成しやすいという利点がある。
また、図12(A)に示す光学的情報記録媒体では、n番目の記録トラック104aの各記録領域107の中心は、n+1番目の記録トラック104bの記録領域107の中心と一致する。
さらに、記録領域107及び断熱領域108の配列は、図12(B)に示すような構成とすることがより好ましい。
図12(B)は、記録領域の上面の形状が円形であり、かつ隣接する記録トラックの記録領域の中心が一致しない場合の光学的情報記録媒体を示す上面図である。
図12(B)の構成では、n番目の記録トラック104a(すなわち、上書きされて形成された記録トラック)の記録領域107の間の断熱領域108のトラック方向の中心121と、n+1番目の記録トラック104b(すなわち、記録トラック104aに隣接する記録トラック)の記録領域107の中心122とが、一致している。言い換えれば、n番目の記録トラック104aの記録領域107の間の断熱領域108のトラック方向の位置と、n+1番目の記録トラック104bの記録領域107のトラック方向の位置とが、一致している。
このような構成にすることにより、記録トラック間の断熱領域105の幅をさらに小さくすることが可能となり、より記録密度を高くすることができるという効果が得られる。その効果について、図13(A)及び図13(B)を用いて説明する。
図13(A)は、図12(A)に示す光学的情報記録媒体において、隣接する記録トラックに瓦記録するときにレーザ光が最大の熱量を与える点と、上書きされて形成された記録トラックの記録領域との位置関係を説明するための図である。図13(B)は、図12(B)に示す光学的情報記録媒体において、隣接する記録トラックに瓦記録するときにレーザ光が最大の熱量を与える点と、上書きされて形成された記録トラックの記録領域との位置関係を説明するための図である。
隣接する記録トラック(すなわち、n+1番目の記録トラック104b)の記録領域107において最も効率的に光学的変化を生じさせるためには、レーザ光が最大の光量を与える点123の位置と、対象とする記録領域107の中心位置とをトラック方向で一致させることが好ましい。図13(A)では、レーザ光が最大の光量を与える点123から、上書きされる記録トラック(すなわち、n番目の記録トラック104a)の最も近い記録領域107の周縁の点124までを結ぶ線は記録トラックの方向に対して垂直となる。点123と点124との間の距離はr1で表される。
一方、図13(B)では、レーザ光が最大の光量を与える点123から、上書きされる記録トラックの最も近い記録単位の周縁の点125までを結ぶ線は、記録トラックの方向に対して垂直ではない。点123と点125との間の距離はr2で表される。距離r2は、距離r1より大きい。
ここで、瓦記録が行われる際に等方的に熱が拡散し、図13(A)及び図13(B)のトラックピッチが同じであるとする。この場合、隣接する記録トラックに情報を記録したときの上書きされた記録トラックへの熱的影響は、距離r2が距離r1より大きいため、図13(B)の方が小さいことになる。従って、図13(B)の構成では、図13(A)の構成よりも熱的影響が小さい分だけ、記録トラック間の断熱領域105の幅を小さくすることができる。その結果、記録トラック104のトラックピッチも小さくすることが可能となる。
なお、上記の実施の形態で用いた光学的情報記録媒体及び光学的情報記録装置の構成は上述に限るわけではなく、上記発明の構成及び効果を満たす範囲内で適切なものに変更することが可能である。
また、上記の実施の形態では、追記型又は書換型の光学的情報記録媒体の記録材料として相変化材料を用いているが、本発明は特にこれに限るものではなく、色素材料又は光磁気材料等の、レーザ光の熱エネルギーを用いて記録マークを形成できる記録材料であれば、いずれも適用することができる。
さらに、上記の光学的情報記録媒体又は光学的情報記録装置を用いたパーソナルコンピュータ、サーバー、レコーダー又は半導体素子でも上述と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した具体的実施形態には以下の構成を有する発明が主に含まれている。
本発明の一局面に係る光学的情報記録媒体は、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、前記ユーザ領域は、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成される。
この構成によれば、ユーザ領域において、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録される。そして、記録トラックは、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される。第1の断熱領域は、同心円状又はスパイラル状であり、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する。第1の断熱領域は、記録トラックの間に形成される。
したがって、隣接する記録トラックに記録マークが形成される際にレーザ光が照射されることにより発生する熱が既に記録マークが形成されている記録トラックに伝達するのを抑制することができるので、光学的情報記録に瓦記録を適用した場合でも、符号長に対応した記録マークを正しく形成することができ、情報を正確に再生することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心は、前記記録トラックの中心からずれていることが好ましい。
この構成によれば、レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心は、記録トラックの中心からずれているので、瓦記録によって情報を記録することができ、記録密度を増大させることができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記第1の断熱領域の熱伝導率は、前記記録トラック中の前記光感応性記録材料が存在する領域の熱伝導率よりも低いことが好ましい。
この構成によれば、第1の断熱領域の熱伝導率は、記録トラック中の光感応性記録材料が存在する領域の熱伝導率よりも低いので、第1の断熱領域を容易に形成することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記第1の断熱領域中の前記光感応性記録材料の組成及び/又は厚さは、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、前記記録トラック中の前記光感応性記録材料の組成及び/又は厚さと異なることが好ましい。
この構成によれば、第1の断熱領域中の光感応性記録材料の組成及び/又は厚さは、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、記録トラック中の光感応性記録材料の組成及び/又は厚さと異なるので、実質的に熱伝導率が低い領域を容易に形成することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記第1の断熱領域は前記光感応性記録材料を有しないことが好ましい。この構成によれば、第1の断熱領域は光感応性記録材料を有しないので、実質的に熱伝導率が低い領域を容易に形成することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記第1の断熱領域の記録トラック方向に垂直な平面の断面形状は、凸形状又は凹形状であることが好ましい。この構成によれば、第1の断熱領域の記録トラック方向に垂直な平面の断面形状は、凸形状又は凹形状であるので、実質的に熱伝導率が低い領域を容易に形成することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記第1の断熱領域及び前記記録トラックは、前記レーザ光を反射する反射膜を含み、前記第1の断熱領域中の前記反射膜の組成及び/又は厚さは、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、前記記録トラック中の前記反射膜の組成及び/又は厚さと異なることが好ましい。
この構成によれば、第1の断熱領域及び記録トラックは、レーザ光を反射する反射膜を含む。そして、第1の断熱領域中の反射膜の組成及び/又は厚さは、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断するように、記録トラック中の反射膜の組成及び/又は厚さと異なる。したがって、第1の断熱領域における断熱効果をさらに高めることができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割され、前記ユーザ領域は、前記複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割される。そして、ユーザ領域は、複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含む。
したがって、トラック方向に垂直な方向に隣接する記録領域だけでなく、トラック方向に隣接する記録領域に、熱が伝達するのを抑制することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記記録トラックは、第1の記録トラックと、前記第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックとを含み、前記第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた前記第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、前記第2の記録トラックの前記記録領域の中心と一致することが好ましい。
この構成によれば、第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックの記録領域の中心と一致する。
したがって、第1の断熱領域の幅をより狭めることができ、記録密度を増大させることができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記光学的情報記録媒体は、前記ユーザ領域上における前記レーザ光の走査位置をガイドするためのガイドトラックを含むガイド領域をさらに備え、前記ユーザ領域と前記ガイド領域とは、前記記録トラックの方向に周期的に形成され、前記ガイドトラックのトラックピッチは、前記記録トラックのトラックピッチよりも広いことが好ましい。
この構成によれば、光学的情報記録媒体は、ユーザ領域上におけるレーザ光の走査位置をガイドするためのガイドトラックを含むガイド領域をさらに備える。そして、ユーザ領域とガイド領域とは、記録トラックの方向に周期的に形成される。ガイドトラックのトラックピッチは、記録トラックのトラックピッチよりも広い。
したがって、ガイド領域においてトラッキング位置を決定することにより、ユーザ領域におけるトラッキングの基準位置を容易に決定することができる。
また、上記の光学的情報記録媒体において、前記ガイドトラックのトラックピッチは、前記記録トラックのトラックピッチの2倍であることが好ましい。
この構成によれば、ガイドトラックのトラックピッチは、記録トラックのトラックピッチの2倍であるので、ユーザ領域におけるトラッキングの基準位置を容易に決定することができる。
本発明の他の局面に係る光学的情報記録装置は、光学的情報記録媒体に情報を記録する光学的情報記録装置であって、レーザ光を発する光源と、前記レーザ光を前記光学的情報記録媒体上に集光させ、前記光学的情報記録媒体によって反射された前記レーザ光を受光する集光部と、前記集光部によって受光された前記レーザ光に基づいてトラッキング信号を検出するトラッキング検出部と、前記トラッキング検出部によって検出された前記トラッキング信号に基づいてトラッキング位置を決定するトラッキング位置決定部と、前記トラッキング位置決定部によって決定された前記トラッキング位置にトラッキングするように前記集光部を制御するトラッキング制御部と、前記情報のパターンに対応して、前記レーザ光が前記光学的情報記録媒体に与える熱量を変化させて前記情報を記録する記録部とを備え、前記光学的情報記録媒体は、前記レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、前記ユーザ領域は、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成される。
この構成によれば、光源は、レーザ光を発する。集光部は、レーザ光を光学的情報記録媒体上に集光させ、光学的情報記録媒体によって反射されたレーザ光を受光する。トラッキング検出部は、集光部によって受光されたレーザ光に基づいてトラッキング信号を検出する。トラッキング位置決定部は、トラッキング検出部によって検出されたトラッキング信号に基づいてトラッキング位置を決定する。トラッキング制御部は、トラッキング位置決定部によって決定されたトラッキング位置にトラッキングするように集光部を制御する。記録部は、情報のパターンに対応して、レーザ光が光学的情報記録媒体に与える熱量を変化させて情報を記録する。光学的情報記録媒体は、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備える。ユーザ領域において、レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録される。そして、記録トラックは、記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される。第1の断熱領域は、同心円状又はスパイラル状であり、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する。第1の断熱領域は、記録トラックの間に形成される。
したがって、隣接する記録トラックに記録マークが形成される際にレーザ光が照射されることにより発生する熱が既に記録マークが形成されている記録トラックに伝達するのを抑制することができるので、光学的情報記録に瓦記録を適用した場合でも、符号長に対応した記録マークを正しく形成することができ、情報を正確に再生することができる。
また、上記の光学的情報記録装置において、前記トラッキング制御部は、前記レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心を、前記記録トラックの中心からずらすように集光部を制御することが好ましい。
この構成によれば、レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心が、記録トラックの中心からずれるので、瓦記録によって情報を記録することができ、記録密度を増大させることができる。
また、上記の光学的情報記録装置において、前記記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割され、前記ユーザ領域は、前記複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割される。そして、ユーザ領域は、複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含む。
したがって、トラック方向に垂直な方向に隣接する記録領域だけでなく、トラック方向に隣接する記録領域に、熱が伝達するのを抑制することができる。
また、上記の光学的情報記録装置において、前記記録トラックは、第1の記録トラックと、前記第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックとを含み、前記第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた前記第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、前記第2の記録トラックの前記記録領域の中心と一致することが好ましい。
この構成によれば、第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックの記録領域の中心と一致する。
したがって、第1の断熱領域の幅をより狭めることができ、記録密度を増大させることができる。
なお、発明を実施するための形態の項においてなされた具体的な実施態様又は実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と特許請求事項との範囲内で、種々変更して実施することができるものである。
本発明に係る光学的情報記録媒体及び光学的情報記録装置は、光学的情報記録に瓦記録を適用した場合でも、符号長に対応した記録マークを正しく形成することができ、情報を正確に再生することができる。これは特に、高密度の光学的情報記録媒体として有用である。

Claims (6)

  1. レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は、
    記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、
    同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、
    前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成され、
    前記レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心は、前記記録トラックの中心からずれていることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  2. レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は、
    記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、
    同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、
    前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成され、
    前記記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割され、
    前記ユーザ領域は、
    前記複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含み、
    前記記録トラックは、第1の記録トラックと、前記第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックとを含み、
    前記第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた前記第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、前記第2の記録トラックの前記記録領域の中心と一致することを特徴とする光学的情報記録媒体。
  3. レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域と、
    記ユーザ領域上における前記レーザ光の走査位置をガイドするためのガイドトラックを含むガイド領域とを備え、
    前記ユーザ領域は、
    記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、
    同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、
    前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成され、
    前記ユーザ領域と前記ガイド領域とは、前記記録トラックの方向に周期的に形成され、
    前記ガイドトラックのトラックピッチは、前記記録トラックのトラックピッチよりも広いことを特徴とする光学的情報記録媒体。
  4. 前記ガイドトラックのトラックピッチは、前記記録トラックのトラックピッチの2倍であることを特徴とする請求項記載の光学的情報記録媒体。
  5. 光学的情報記録媒体に情報を記録する光学的情報記録装置であって、
    レーザ光を発する光源と、
    前記レーザ光を前記光学的情報記録媒体上に集光させ、前記光学的情報記録媒体によって反射された前記レーザ光を受光する集光部と、
    前記集光部によって受光された前記レーザ光に基づいてトラッキング信号を検出するトラッキング検出部と、
    前記トラッキング検出部によって検出された前記トラッキング信号に基づいてトラッキング位置を決定するトラッキング位置決定部と、
    前記トラッキング位置決定部によって決定された前記トラッキング位置にトラッキングするように前記集光部を制御するトラッキング制御部と、
    前記情報のパターンに対応して、前記レーザ光が前記光学的情報記録媒体に与える熱量を変化させて前記情報を記録する記録部とを備え、
    前記光学的情報記録媒体は、
    前記レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は、
    記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、
    同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、
    前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成され、
    前記トラッキング制御部は、前記レーザ光が照射されることにより形成される光スポットの中心を、前記記録トラックの中心からずらすように集光部を制御することを特徴とする光学的情報記録装置。
  6. 光学的情報記録媒体に情報を記録する光学的情報記録装置であって、
    レーザ光を発する光源と、
    前記レーザ光を前記光学的情報記録媒体上に集光させ、前記光学的情報記録媒体によって反射された前記レーザ光を受光する集光部と、
    前記集光部によって受光された前記レーザ光に基づいてトラッキング信号を検出するトラッキング検出部と、
    前記トラッキング検出部によって検出された前記トラッキング信号に基づいてトラッキング位置を決定するトラッキング位置決定部と、
    前記トラッキング位置決定部によって決定された前記トラッキング位置にトラッキングするように前記集光部を制御するトラッキング制御部と、
    前記情報のパターンに対応して、前記レーザ光が前記光学的情報記録媒体に与える熱量を変化させて前記情報を記録する記録部とを備え、
    前記光学的情報記録媒体は、
    前記レーザ光が照射されることにより光感応性記録材料の光学的特性が変化して情報が記録されるユーザ領域を備え、
    前記ユーザ領域は、
    記録マークの一部が上書きされることにより情報が記録される記録トラックと、
    同心円状又はスパイラル状であり、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第1の断熱領域とを含み、
    前記第1の断熱領域は、前記記録トラックの間に形成され、
    前記記録トラックは、所定の長さの記録単位で複数の記録領域に分割され、
    前記ユーザ領域は、
    前記複数の記録領域の各記録領域の間に設けられ、前記レーザ光が照射されることにより発生する熱を遮断する第2の断熱領域をさらに含み、
    前記記録トラックは、第1の記録トラックと、前記第1の記録トラックに隣接する第2の記録トラックとを含み、
    前記第1の記録トラックの各記録領域の間に設けられた前記第2の断熱領域の記録トラック方向の位置の中心は、前記第2の記録トラックの前記記録領域の中心と一致することを特徴とする光学的情報記録装置。
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