JP2005316172A - 部分粘着ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】
特殊な設備を用いた工程を必要とせず、一般的なラベル印刷機を用いて部分粘着ラベルを提供し、プリンタを用いて印字発行する際にラベル剥がれやラベル詰まりが発生することのない部分粘着ラベルを提供することを課題とする。
【解決手段】
部分粘着ラベル1aは、剥離紙6が全面に見える側から切れ目11a、11b、などを形成する工程を付加するだけで良く、従来のような特殊な設備を用いた工程を必要としないので、一般的なラベル印刷機を用いて部分粘着ラベル1aを提供することができる。また、このような部分粘着ラベル1aは、非粘着部となる部分に剥離紙を仮着しているので、プリンタを用いて印字発行する際に、非粘着部を進行方向の先端として搬送したり、ラベル片4aの裏面における非粘着部の面積を大きく設けたりしても、ラベル剥がれやラベル詰まりが発生することがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粘着剤層によって被着体に貼着される粘着部と、被着体に貼着されない非粘着部と、を備えた部分粘着ラベルに関するものである。
従来から、製造、物流、販売など様々な分野において、プリンタを用いてラベルに文字や所定の情報をコード化したバーコードなどの可変情報を印字し、人間を介さずデータを取り込んで内容を認識する自動認識システムが用いられている。たとえば、このようなプリンタで印字されるラベルの中には、商品名やバーコードや価格を印字して、商品名やバーコード部分を商品に貼着される粘着部とし、価格部分を商品に貼着されない非粘着部として、この価格部分を容易に取り除くことができるようしたラベルがある。また、商品などを陳列する棚などに貼着するラベルでは、ラベルの一端部だけを非粘着部として、容易に貼り替えができるようにしたラベルもある。
図11は、従来の部分粘着ラベルを説明するための説明図である。従来の部分粘着ラベル20は、テープ状剥離紙6の表面に剥離剤層5が設けられ、このテープ状剥離紙6の表面には等間隔に配列されたラベル片21が仮着されている。このラベル片21の裏面全体には粘着剤層3が設けられていて、前記ラベル片21の幅方向に形成されたラベルミシン13を境界として、その一側にのみ前記粘着剤層3の上に非粘着層22が被覆されている。この非粘着層22は、ワニス、印刷インキ、炭酸カルシウムを含んだ粉体等の薬品で、前記粘着剤層3の表面より塗布印刷して非粘着性とするものである。
こうした従来の部分粘着ラベル20を製造するには、ラベル片21の形状に切断される前のラベル基材とテープ状剥離紙6とを剥離させる設備を用いた工程と、前記ラベル基材の裏面に設けられた粘着剤層3の表面に印刷する裏面印刷の設備を用いた工程と、前記裏面印刷されたラベル基材とテープ状剥離紙6とを貼り合わせる設備を用いた工程と、が必要である。したがって、このような従来の部分粘着ラベル20を製造するには、上述した特殊な設備を用いた工程が必要であり、一般的なラベル印刷機では製造することができないという問題があった。
また、前記従来の部分粘着ラベル20では、粘着剤層3の上に非粘着層22が被覆され、この非粘着層22の部分がテープ状剥離紙6に対して浮遊した状態となるので、プリンタを用いてラベル片21に印字する際に、前記非粘着層22の部分を進行方向の先端として搬送したり、たとえばラベル片21において露出している粘着剤層3の面積よりも非粘着層22の面積を大きく設けたりすると、プリンタ内でラベル片21の剥がれが生じてラベル詰まりが発生するという問題があった。
さらに、前記従来の部分粘着ラベル20では、ラベルミシン13を設けずにラベル片21の一端部だけに非粘着層22を設け、被着体に前記ラベル片21を貼着した後に前記非粘着層22の部分を剥がし代として前記ラベル片21の貼り替えを容易にしたものがあるが、このような従来の部分粘着ラベル20では、前記ラベル片21の前記非粘着層22を設けた一端部だけが浮き上がったりして折れやすいという問題があった。
実開昭64−3877号公報。
本発明は以上のような諸問題に鑑みなされたもので、特殊な設備を用いた工程を必要とせず、一般的なラベル印刷機を用いて部分粘着ラベルを提供することを課題とする。
また、プリンタを用いて印字発行する際にラベル剥がれやラベル詰まりが発生することのない部分粘着ラベルを提供することを課題とする。
さらに、被着体にラベル片を貼着した後に前記ラベル片の浮き上がりや折れを防止するとともに前記ラベル片の貼り替えを容易とした部分粘着ラベルを提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、表面に印字部が設けられかつ裏面に粘着剤層が設けられたラベル片と、表面に剥離剤層が設けられこの剥離剤層に前記粘着剤層を介して前記ラベル片を仮着してなる剥離紙とからなり、前記ラベル片は前記粘着剤層によって被着体に貼着される粘着部と、被着体に貼着されない非粘着部と、を備えた部分粘着ラベルであって、前記剥離紙には第1の剥離紙と第2の剥離紙とに分割する切れ目が設けられ、前記粘着部は前記第1の剥離紙を取り除いて形成され、前記非粘着部は前記第2の剥離紙を残留したままにして形成することを特徴とする部分粘着ラベルに関する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記剥離紙に設けられた第1の剥離紙と第2の剥離紙とに分割する切れ目には、少なくとも1つ以上の非切れ目部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベルに関する。
また請求項3記載の発明の要旨は、前記第2の剥離紙の少なくとも一端部を前記ラベル片の一端部より突出させて摘み部として設けたことを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベルに関する。
また請求項4記載の発明の要旨は、前記ラベル片は合成紙またはフィルム系基材からなることを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベルに関する。
本発明は、表面に印字部が設けられかつ裏面に粘着剤層が設けられたラベル片と、表面に剥離剤層が設けられこの剥離剤層に前記粘着剤層を介して前記ラベル片を仮着してなる剥離紙とからなり、前記ラベル片は前記粘着剤層によって被着体に貼着される粘着部と、被着体に貼着されない非粘着部と、を備えた部分粘着ラベルであって、前記剥離紙には第1の剥離紙と第2の剥離紙とに分割する切れ目が設けられ、前記粘着部は前記第1の剥離紙を取り除いて形成され、前記非粘着部は前記第2の剥離紙を残留したままにして形成するようにしたので、特殊な設備を用いた工程を必要とせず、一般的なラベル印刷機を用いて部分粘着ラベルを提供することができるとともに、プリンタを用いて印字発行する際にラベル剥がれやラベル詰まりが発生することのない部分粘着ラベルを提供することができる。
また、前記第2の剥離紙の少なくとも一端部を前記ラベル片の一端部より突出させて摘み部として設け、前記ラベル片は合成紙またはフィルム系基材からなるようにしたので、被着体にラベル片を貼着した後に前記ラベル片の浮き上がりや折れを防止するとともに前記ラベル片の貼り替えを容易とした部分粘着ラベルを提供することができる。
次に、本発明にかかる部分粘着ラベルについて図1乃至図10を用いて説明する。まず、本発明にかかる部分粘着ラベルの第1の実施の形態について図1乃至図5を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルを印字部側から見た説明図である。
図1は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルをラベル片が表出している側から見た状態を示す。部分粘着ラベル1aは、表面に印字部2が設けられ裏面に粘着剤層が設けられたラベル片4と、表面に剥離剤層5が設けられこの剥離剤層5に前記ラベル片4を仮着してなる剥離紙6とからなり、前記剥離紙6は帯状に形成され複数のラベル片4a、4bなどを等間隔に仮着し、たとえば、図示せぬ巻き芯に部分粘着ラベル連続体としてロール状に巻回される。前記ラベル片4の表面の前記印字部2には、たとえば、品名を示すABC、この品名などの所定の情報をコード化したバーコード、価格を示す100円、などの情報がプリンタによって印字される。また、前記ラベル片4にはラベルミシン13が設けられ、このラベルミシン13から前記ラベル片4を二つに分割することができる。また、前記剥離紙6には、前記ラベル片4a、4bに対応して、その幅方向の両端部にわたる切れ目11a、11b、11c、11dが設けられている。こうした部分粘着ラベル1aは、たとえば、商品に前記ラベル片4を貼着して、販売時に価格表示部分を切り取る価格表示ラベルなどに用いられる。
図2は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルを剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。部分粘着ラベル1aには、前記ラベル片4a、4bごとに剥離紙6を分割するための前述した切れ目11a、11b、11c、11dなどが設けられる。たとえば、ラベル片4aに対応して、切れ目11aと切れ目11bと、を設けることによって、剥離紙6を第1の剥離紙9aと第2の剥離紙10aと、の二つに分割することができる。同様に、次に位置するラベル片4bに対応して、切れ目11cと切れ目11dと、を設けることによって、剥離紙6を第1の剥離紙9bと第2の剥離紙10bと、の二つに分割することができる。
また、前記剥離紙6を第1の剥離紙9a、9bと、第2の剥離紙10a、10bと、に分割する切れ目11a、11b、11c、11dには、少なくとも1つ以上の非切れ部12が設けられていても良い。このように非切れ部12を設けることによって、たとえば、部分粘着ラベル1aをロール状に巻回する際や、プリンタで印字発行する際に、前記第1の剥離紙9または第2の剥離紙10が、不用意に前記ラベル片4から剥離してしまうことを防止することができる。この非切れ部12の数については、前記切れ目11の形状や長さに応じて適宜の数を設けることができる。また、非切れ部12の長さについても、前記切れ目11に対する非切れ部12の位置や数に応じて適宜の長さにすることができる。ただし、後述するように前記ラベル片4は被着体に貼着する際に前記第1の剥離紙9を取り除くことから、この非切れ部12の数および長さは必要最小限であることが望ましく、もちろん切れ部12を設けなくても良い。
図2の例では、剥離紙6の幅方向長さ35mmに対して、一方の端部から連続して、長さ9mmの切れ目11、長さ1mmの非切れ部12、長さ15mmの切れ目11、長さ1mmの非切れ部12、長さ9mmの切れ目11、というように左右対称の2個所の位置に長さ1mmの非切れ部12を設けている。
このような部分粘着ラベル1aを使用するためには、たとえば、ラベル片4aに対応する切れ目11aから第1の剥離紙9aを取り除く。そして、切れ目11bから第2の剥離紙10aと連続する第1の剥離紙9bとを切り離すとともに、ラベル片4aの裏面に第2の剥離紙10aを仮着したまま、剥離紙6からラベル片4aを剥離する。
図3は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片から第1の剥離紙を取り除いて粘着剤層側から見た説明図である。ラベル片4aの裏面は、前述したように第1の剥離紙9aが取り除かれて粘着剤層3が露出している。この粘着剤層3が露出した部分が被着体に貼着される粘着部7a、7bとなる。また、ラベル片4aの裏面に第2の剥離紙10aを仮着したままの部分が被着体に貼着されない非粘着部8aとなる。ここで、ラベルミシン13に平行する方向をラベル片4aの幅方向、直交する方向をラベル片4aの長さ方向とし、前述した品名を示すABCが印字されている部分をラベル片4aの上部、前述した価格を示す100円が印字されている部分をラベル片4aの下部とする。
図3に示すラベル片4aの裏面は、下端部を非粘着部8aとはせず、この下端部の幅方向に粘着部7bを設けている。このように非粘着部8aを粘着部7aと粘着部7bとで挟みむように設けて、被着体に貼着することで、非粘着部8aも被着体に密着して浮き上がったり、ばたついたりすることが無くなるので、ラベル片4aの粘着部7aに対して非粘着部8aが広い場合などに有効である。また、もちろん、前記粘着部7bを設けずにラベル片4aの下端部が非粘着部8aとなるようにしても良い。
図4は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片を被着体に貼着した説明図である。また、図5は、第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片をラベルミシンから分断した説明図である。被着体15aは、たとえば、包装紙であり、ラベル片4aは、前記粘着剤層3が露出した部分である粘着部7a、7bによって、その裏面下部に第2の剥離紙10aを仮着したまま前記被着体15aに貼着される。前記第2の剥離紙10aは、ラベル片4aの両端部から突出するように、ラベル片4aの幅方向において大きく設けられている。この第2の剥離紙10aが、ラベル片4aの両端部より突出している部分は、摘み部14a、14bであり、被着体15aへ単に密着した状態にあるので容易に摘んで引き上げることができる。
したがって、一方の摘み部14aまたは14bを指で摘んで、他方の摘み部14aまたは14b方向へ移動させることにより、ラベルミシン13からラベル片4aを2つに分断して、品名を示すABCやこの品名などの所定の情報をコード化したバーコードが印字された一方のラベル片を貼着したままとし、価格を示す100円が印字された他方のラベル片を取り除くことができる。
このような部分粘着ラベル1aは、一般的なラベルの製造方法と比較して、一般的なラベル印刷機を用いて剥離紙6が全面に見える側から、この剥離紙6に切れ目11a、11b、などを形成する設備を用いた工程を付加するだけで良く、従来の部分粘着ラベルを製造するための前述した特殊な設備を用いた工程を必要とせず、一般的なラベル印刷機を用いて部分粘着ラベル1aを提供することができる。
また、このような部分粘着ラベル1aは、非粘着部8aに第2の剥離紙10a、10bなどを仮着しているので、プリンタを用いて印字発行する際に、前記非粘着部8aを進行方向の先端として搬送したり、ラベル片4aの裏面における非粘着部8aの面積を大きく設けたりしても、ラベル剥がれやラベル詰まりが発生することのない部分粘着1aラベルを提供することができる。
次に、本発明にかかる部分粘着ラベルの第2の実施の形態について図6乃至図10を用いて説明する。図6は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルを印字部側から見た説明図である。
図6は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルをラベル片が表出している側から見た状態を示す。部分粘着ラベル1bは、先述した第1の実施の形態の部分粘着ラベル1aと比較して、ラベル片4c、4dなどにラベルミシン13が設けられておらず、剥離紙6に設けられた切れ目11e、11fなどの形状が異なる。前記ラベル片4c、4dなどの表面の印字部2には、たとえば、品名を示すDEF、この品名などの所定の情報をコード化したバーコード、価格を示す200円、などの情報がプリンタによって印字される。こうした部分粘着ラベル1bは、たとえば、商品棚にラベル片4c、4dを貼着して、顧客に対して商品名や価格を表示するとともに、販売側はバーコードを読み取って発注管理などに利用する棚札ラベルなどに用いられる。
図7は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルを剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。また、図8は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルの別な例を剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。部分粘着ラベル1bには、ラベル片4c、4dごとに剥離紙6を分割するための切れ目11e、11fが設けられる。たとえば、切れ目11eは、ラベル片4cに対応して剥離紙6の長さ方向の一辺から逆コの字型に設けられ、剥離紙6を第1の剥離紙9cと第2の剥離紙10cと、の二つに分割することができる。同様に、次に位置するラベル片4dに対応して、切れ目11fを設けることによって、剥離紙6を第1の剥離紙9dと第2の剥離紙10dと、の二つに分割することができる。なお、部分粘着ラベル1bをラベル片4c、4dごとに切断した場合は、逆コの字型に設けられた切れ目11e、11fに対応して第1の剥離紙9c、9dも逆コの字型となるが、図7および図8に示すように剥離紙6に複数の切れ目11e、11fなどを設けた場合は、第1の剥離紙9c、9dなどは連接されることとなる。
また、第1の実施の形態と同様に、剥離紙6を第1の剥離紙9c、9dと、第2の剥離紙10c、10dと、に分割する切れ目11e、11fには、少なくとも1つ以上の非切れ部12が設けられていても良い。もちろん、この非切れ部12の数や長さや位置に関しては前述したとおり適宜に設けることができる。このような部分粘着ラベル1bを使用するためには、たとえば、ラベル片4cと第2の剥離紙10cとを指で摘み、ラベル片4cの裏面に第2の剥離紙10cを仮着したまま、剥離紙6からラベル片4cを剥離する。
図9は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片から第1の剥離紙を取り除いて粘着剤層側から見た説明図である。ラベル片4cの裏面は、第1の剥離紙9cが取り除かれて粘着剤層3が露出している。この粘着剤層3が露出した部分が被着体に貼着される粘着部7cとなる。また、ラベル片4cに第2の剥離紙10cを仮着したままの部分が被着体に貼着されない非粘着部8cとなる。このよう粘着部7cおよび非粘着部8cの形状や面積は、前述の切れ目11eの形状によって決定され、ラベル片4cを被着体に貼着した後に剥離する場合は、粘着剤層3の粘着力や被着体の平滑度に応じて、適宜の形状や面積にすることができる。
図10は、第2の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片を被着体に貼着した説明図である。被着体15bは、たとえば、商品を陳列する棚であり、ラベル片4cは、前記粘着剤層3が露出した部分である粘着部7cによって、その裏面に第2の剥離紙10cを仮着したまま前記被着体15bに貼着される。前記第2の剥離紙10cは、ラベル片4cの一端部から突出するように設けられている。この第2の剥離紙10cが、ラベル片4cの一端部より突出している部分は、摘み部14cであり、被着体15bへ単に密着した状態にあるので容易に摘んで引き上げることができる。
したがって、摘み部14cを指で摘んで、被着体15bから引き離すように移動させることにより、摘み部14cに近接する粘着部7cから徐々に被着体15bより引き離される。よって、摘み部14cをきっかけとして、ラベル片4cを被着体15bから容易に剥離することができる。
前述したように、粘着部7cおよび非粘着部8cの形状や面積は、前述の切れ目11eの形状によって決定され、ラベル片4cを被着体15bに貼着した後に剥離する場合は、粘着剤層3の粘着力や被着体15bの平滑度に応じて、適宜の形状や面積に調整することができる。このようなラベル片4cでは、粘着部7cの面積を小さく、逆に非粘着部8cの面積を大きく形成すると、ラベル片4cが被着体15bから剥がれることが懸念されるため、粘着部7cの面積を大きく、逆に非粘着部8cの面積を小さく形成する。しかし、被着体15bに貼着される粘着部7cの面積が大きい場合、ラベル片4cを一般的な紙基材で構成すると、ラベル片4cを被着体15bから剥離する際に、剥離する力や方向や速度によっては、ラベル片4cを引きちぎってしまったり、被着体15bに粘着剤層3とラベル片4cの層を残してしまったりする場合がある。
このため、前記ラベル片4cは合成紙、または、フィルム系基材で構成することができる。つまり、ポリエチレンやポリプロピレン等に充填材を加えて紙のような繊維状に加工した合成紙、または、ポリプロピレンやポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)などのフィルム系基材、これらの単体や積層体や複合材を用いることができる。このように、ラベル片4cを合成紙、または、フィルム系基材で構成することによって、ラベル片4cを被着体15bから剥離する際に、ラベル片4cを引きちぎってしまったり、被着体15bに粘着剤層3とラベル片4cの層を残してしまったりすることなく、確実に剥離することができる。また、ラベル片4cを合成紙、または、フィルム系基材で構成することによって、ラベル片4cを破損してしまうことがなくなるので、被着体15bに対してラベル片4cの貼着と剥離とを繰り返して行うことができる。よって、たとえば、商品の陳列幅の変更などに伴い容易にラベル片4cの貼着位置を変更することができる。
なお、本発明が上記実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態は適宜変更可能である。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
第1の実施の形態の部分粘着ラベルを印字部側から見た説明図である。 第1の実施の形態の部分粘着ラベルを剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。 第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片から第1の剥離紙を取り除いて粘着剤層側から見た説明図である。 第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片を被着体に貼着した説明図である。 第1の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片をラベルミシンから分断した説明図である。 第2の実施の形態の部分粘着ラベルを印字部側から見た説明図である。 第2の実施の形態の部分粘着ラベルを剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。 第2の実施の形態の部分粘着ラベルの別な例を剥離紙が全面に見える側から見た説明図である。 第2の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片から第1の剥離紙を取り除いて粘着剤層側から見た説明図である。 第2の実施の形態の部分粘着ラベルのラベル片を被着体に貼着した説明図である。 従来の部分粘着ラベルを説明するための説明図である。
符号の説明
1a、1b 部分粘着ラベル
2 印字部
3 粘着剤層
4a、4b、4c、4d ラベル片
5 剥離剤層
6 剥離紙
7a、7b、7c 粘着部
8a、8c 非粘着部
9a、9b、9c、9d 第1の剥離紙
10a、10b、10c、10d 第2の剥離紙
11a、11b、11c、11d、11e、11f 切れ目
12 非切れ目部
13 ラベルミシン
14a、14b、14c 摘み部
15a、15b 被着体
20 従来の部分粘着ラベル
21 従来のラベル片
22 非粘着層















Claims (4)

  1. 表面に印字部が設けられかつ裏面に粘着剤層が設けられたラベル片と、
    表面に剥離剤層が設けられこの剥離剤層に前記粘着剤層を介して前記ラベル片を仮着してなる剥離紙とからなり、
    前記ラベル片は前記粘着剤層によって被着体に貼着される粘着部と、被着体に貼着されない非粘着部と、を備えた部分粘着ラベルであって、
    前記剥離紙には第1の剥離紙と第2の剥離紙とに分割する切れ目が設けられ、
    前記粘着部は前記第1の剥離紙を取り除いて形成され、前記非粘着部は前記第2の剥離紙を残留したままにして形成することを特徴とする部分粘着ラベル。
  2. 前記剥離紙に設けられた第1の剥離紙と第2の剥離紙とに分割する切れ目には、少なくとも1つ以上の非切れ目部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベル。
  3. 前記第2の剥離紙の少なくとも一端部を前記ラベル片の一端部より突出させて摘み部として設けたことを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベル。
  4. 前記ラベル片は合成紙またはフィルム系基材からなることを特徴とする請求項1記載の部分粘着ラベル。














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