JP2005308430A - 非接触回転角検出装置 - Google Patents

非接触回転角検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005308430A
JP2005308430A JP2004122556A JP2004122556A JP2005308430A JP 2005308430 A JP2005308430 A JP 2005308430A JP 2004122556 A JP2004122556 A JP 2004122556A JP 2004122556 A JP2004122556 A JP 2004122556A JP 2005308430 A JP2005308430 A JP 2005308430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
magnet
hall sensor
rotation angle
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004122556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4175287B2 (ja
Inventor
Takaaki Gyoten
敬明 行天
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004122556A priority Critical patent/JP4175287B2/ja
Publication of JP2005308430A publication Critical patent/JP2005308430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175287B2 publication Critical patent/JP4175287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】従来の非接触回転角検出装置構成では、リング状の磁石の中にホールセンサを複数個使用し、それらの出力を演算して角度を検出する構成のため、構造が複雑となり、サイズが大きくなる課題があった。
【解決手段】絞りと結合した平板状磁石2枚を対向させて作成した平行磁界中に、回転角の中心で平行磁界と平行になる位置関係のホールセンサを置き、かつ絞りの動作範囲の両端にストッパを配置した構成とし、その両ストッパ位置における角度検出結果を用いて角度検出結果を補正する方式により、簡単な構造で、サイズの小さい非接触回転角検出装置を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ光源部の明るさを制御する絞りの挿入角度を非接触に検出する、非接触回転角検出装置に関するものである。
近年、非接触回転角検出装置は、ホールセンサと磁石組を用い、それらの相対位置の変化によるホールセンサ出力の変化を、マイクロコンピュータを用いて演算し、ホールセンサと磁石の相対位置を求めることが多く行われている。
以下に従来の非接触回転角検出装置について説明する。
従来、非接触回転角検出装置は、特許文献1に記載されたものが知られている。その非接触回転角検出装置を図16に示す。図16は従来の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。図16において、20はマグネット体、21はホール素子IC5、22はホール素子IC4、23はホール素子IC3、24はホール素子IC2、25はホール素子IC1、26は演算手段である。
図7はホール素子に印加される、駆動電流、磁束、ホール電圧の関係を示す図である。
以上の様に構成された従来の非接触回転角検出装置について、以下その動作について説明する。
図7に示すように、ホール素子に印加される駆動電流、磁束、とホール電圧の関係はそれぞれ直交の関係にある。ホール素子は、印加された磁界の垂直成分に比例したホール電圧を出力する。
図16において、マグネット体20はその半分がそれぞれN極とS極に着磁された円形の磁石であり、その内部は、図16に示すように、N極からS極に向けて平行な磁界が発生する。マグネット20の内部におかれたホール素子IC5 21〜ホール素子IC1 25はマグネット体20との相対位置により直交して通過する磁束の成分と極性が変化する。ホール素子がマグネット体20の磁極の中心を結ぶ線の上に来たとき、ホール電圧が最大となる。また、ホール素子の裏面にN極が有る場合と、S極が有る場合では、その出力電圧が反転する。ホール素子に印加される磁界のホール素子に直交する成分は、ホール素子がマグネット体20の磁極の中心を結ぶ線の上に来たときの角度を零度とすると、マグネット体20を回転させたとき、その回転角度のコサインに比例した強さとなる。演算手段26は、5つのホール素子から出力されるホール電圧を演算することにより、5つのホール素子と、マグネット体20の相対位置を検出する。
特開2003−166854号公報
しかしながら、前記の従来の構成では、円形のマグネットの内部に、ホールセンサを5個配置し、それらの出力を演算装置にて演算して角度を検出する複雑な構造であり、また5つのホールセンサの出力全てを演算する必要があり、演算が複雑になる課題があった。
またリング状の磁石を用い、その内部にホールセンサを配置する構造から、そのサイズが大きくなる課題があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる、非接触回転角検出装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の本発明は、モーター部と、前記モーター部により駆動され平行磁界を生成する磁石部と、前記磁石部の回転範囲を規制するストッパ部と、前記磁石が生成する平行磁界中に置かれたホールセンサ部と、前記ホールセンサ部の出力を入力とし前記モーター部を駆動するマイクロコンピュータ部とを備え、前記マイクロコンピュータ部が、前記モーター部を駆動して、前記磁石部を前記ストッパ部により規制される位置に移動させ測定した前記ホールセンサ部の出力値を用いて、前記ホールセンサ部の出力を校正する様に構成したものであり、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる、非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の本発明は、光源の光量を調節する絞り部と、前記絞り部の回転範囲の一方を規制するストッパA部と、前記絞り部の回転範囲の前記ストッパA部と反対側の回転範囲を規制するストッパB部と、前記絞り部と結合された駆動軸部と、前記駆動軸部を駆動するモーター部と、前記駆動軸と結合され前記駆動軸部と共に可動し非磁性体で構成された磁石支え板部と、前記磁石支え板部に結合された磁石A部と、前記磁石支え板部に結合された磁石B部と、前記磁石A部と磁石B部に挟まれた位置に配置されるホールセンサ部と、前記ホールセンサ部を支えそれ自身は可動せず前記ホールセンサ部から配線を引き出すホールセンサ支え板部と、前記ホールセンサ支え板部に接続され前記ホールセンサ部の出力を入力とし増幅及び直流オフセットを加算して出力する差動アンプ部と、前記差動アンプ部の出力を入力としA/D変換して出力するA/Dコンバータ部と、前記ホールセンサ支え板部に接続され前記ホールセンサ部に電流を供給する電源部と、前記モーター部を駆動するモーター駆動回路部と、前記A/Dコンバータ部出力を入力とし前記モーター駆動部を駆動するマイクロコンピュータ部とを備えたものであり、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の本発明は、本発明の請求項1に記載の前記ホールセンサ支え板部が前記駆動軸部に結合されて前記駆動軸と共に可動し、前記磁石支え板部は可動せず、前記ホールセンサ部は、前記磁石A部と磁石B部に挟まれた位置に配置されるように配置されることを特徴とし、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の本発明は、本発明の請求項1に記載の前記磁石支え板部の代わりにコの字型をしたコの字型ヨーク部が前記駆動軸部に結合され、前記コの字型ヨーク部のコの字の内側の片方の面に磁石部が配置され、前記コの字型ヨーク部の内側の前記磁石部と前記磁石部が配置されていない面が作る空間に前記ホールセンサ部が配置されること特徴とし、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の本発明は、本発明の請求項1に記載の前記ストッパA部の代わりにフォトインタラプタA部が配置され、前記ストッパB部の代わりにフォトインタラプタB部が配置され、前記フォトインタラプタA部の出力と前記フォトインタラプタB部の出力が前記マイクロコンピュータ部に入力されることを特徴とし、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項6に記載の本発明は、本発明の請求項1に記載の前記電源部の代わりに可変電源部が配置され、前記可変電源部の出力が前記マイクロコンピュータ部によって制御されることを特徴とし、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる非接触回転角検出装置を提供するという作用を有する。
以上のように、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる、非接触回転角検出装置を提供するという優れた効果が得られる。
以下では、本発明の実施の形態について、図1から図15を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。
図1において、1は光源の明るさを調整する絞り、2aは絞りの回転範囲の一方を規制するストッパA、2bは絞りの回転範囲のストッパAと反対側の回転範囲を規制するストッパB、7は駆動軸、4は前記駆動軸7を駆動するモーター、5は前記駆動軸7と結合され前記駆動軸と共に可動し非磁性体で構成された磁石支え板、6aは前記磁石支え板5に結合された磁石A、6bは前記磁石支え板5に結合された磁石B、8は前記磁石A6aと磁石B6bに挟まれた位置に配置されるホールセンサ、9は前記ホールセンサ8を支えそれ自身は可動せず前記ホールセンサ8から配線を引き出すホールセンサ支え板、10はホールセンサ支え板9に接続されホールセンサ8の出力を入力とし増幅及び直流オフセットを印加して出力する差動アンプ、11は差動アンプ10の出力を入力としA/D変換して出力するA/Dコンバータ、12はホールセンサ支え板9に接続され前記ホールセンサ8に電流を供給する電源部、13は前記モーター4を駆動するモーター駆動回路、14はモーターを駆動する前記モーター駆動回路13と、前記A/Dコンバータ11の出力を入力とし前記モーター駆動13を駆動するマイクロコンピュータである。
図6は本発明の磁石A6a、磁石B6b及び磁石支え板5によって形成される磁気回路を示す図である。
図7はホール素子に印加される、駆動電流、磁束、ホール電圧の関係を示す図である。
図8は本発明の磁石A6a、磁石B6b及び磁石支え板5によって形成される磁気回路の磁束と、ホールセンサ8の関係を示す図である。
図9は本発明の非接触回転角検出装置の誤差を示す図である。
図10は本発明の非接触回転角検出装置のA/Dコンバータ11の出力の1例である。
図11は本発明の非接触回転角検出装置における、A/Dコンバータ11の出力の補正を行う構成を示す図である。
以上のように構成された非接触回転角検出装置について、図1、図6,図7、図8、図9、図10、図11を用いて説明する。
図6において、磁石A6aと磁石B6bは、磁石支え板5に、お互いに平行な関係で空間を空けて取り付けられる。磁石A6a及び磁石B6bは、その裏表がN極及びS極に着磁される。磁石A6a及び磁石B6bはそれらのN極及びS極が対向するように取り付けられる。磁石支え板5は非磁性体であるので、磁石A6a及び磁石B6bは自由空間に対向しておかれたのと等価になり、その磁界は図6に示した様になる。磁石A6a及び磁石B6bに囲まれた区間は、磁石A6a及び磁石B6bに直交した平行な磁束が存在する。
図7に示すように、ホールセンサ8に印加される駆動電流と磁束そしてホール電圧の関係はそれぞれ直交の位置にある。
図8に示すように磁石A6a及び磁石B6bにより生成された磁束と、ホールセンサ8がθなる角度傾いた関係にあるとき、ホールセンサ8に作用する磁束の直交成分は、磁石A6a及び磁石B6bにより生成された磁束のSIN(θ)に比例する。このため、振れ角θが零の時ホールセンサ8の出力は零になる。またSIN(θ)はθが零付近の時、θの変化に対するその値の変化はほぼ直線であるため、ホールセンサ8の出力は、振れ角にほぼ比例して変化することとなる。
図9に振れ角±20度における誤差が零となるようにホールセンサ8の出力に一定の値を乗算した結果と、振れ角に対して比例して変化する値との誤差を演算した結果を示す。誤差は最大で±0.8%以下であり、振れ角±20度の範囲では、十分な直線性が確保されることが確認できる。
図1において、ホールセンサ8は電源12より一定の電流を供給され、磁石A6a及び磁石B6bによって生成された磁束の直交成分に比例したホール電圧を出力する。差動アンプ10はこのホール電圧を増幅すると共に、オフセット電圧を加算して、A/Dコンバータ11に供給する。A/Dコンバータ11はこの電圧をデジタル値に変換してマイクロコンピュータ14に供給する。A/Dコンバータ11の分解能が8ビット、差動アンプ10により加算されるオフセット電圧が、A/Dコンバータの出力が128となる電圧であり、ホールセンサ8の出力が、絞り1の振れ角±20度の時、MIN極及びMAXとなる場合の、振れ角に対するA/Dコンバータ11出力の一例を図10に示す。図11は図10に示すA/Dコンバータ11の出力が得られるとき、外部から入力される角度の目標値の最大値及び最小値を、A/Dコンバータ11の出力の最大値及び最小値に合致させるための構成図を示す。外部から供給される角度の目標値DataMAX〜DataMIN極を、図11に示す変換式を用いて変換することにより、A/Dコンバータ11の出力の最小値及び最大値に合わせることができ、減算ブロック19の出力によって、絞り1を制御することにより、入力された角度目標値と、実際の絞り1の振れ角を一致させることが可能になる。マイクロコンピュータ14はモーター駆動回路13を制御し、モーター4を駆動して、絞り1をストッパA2a及びストッパB2bに押し当てて、その時のA/Dコンバータ11の出力MIN極及びMAXを記憶することで、図11に示す演算に使用するパラメータを得る。
(実施の形態2)
図2は本発明の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。
図2における、各構成要素は、図1に示す本発明の非接触回転角検出装置とおなじである。ホールセンサ支え板9が、駆動軸7に結合され、駆動軸7と共に可動し、磁石支え板5は可動せず、ホールセンサ8が、磁石A6aと磁石B6bに挟まれた位置に配置される点が異なる。
このような構成により、図1に示す本発明の非接触回転角検出装置と、同様な動作を行うことができる
(実施の形態3)
図3は本発明の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。
図1に示す本発明の非接触回転角検出装置の、磁石支え板5の代わりにコの字型をしたコの字型ヨーク部15が駆動軸部7に結合され、コの字型ヨーク15のコの字の内側の片方の面に磁石6が配置され、コの字型ヨーク15の内側の磁石6と磁石6が配置されていない面が作る空間にホールセンサ8が配置される構成となっている。
図12は、コの字型ヨーク15と磁石6が生成する磁界を示す図である、磁石6は、その裏表がN極及びS極に着磁されている。コの字型ヨーク15は磁性体であるため、磁石6のコの字型ヨーク15に密着した面から出る磁束は、コの字型ヨーク15の中を通り、磁石6とコの字型ヨーク15が対向する空間に出る。コの字型ヨーク15と磁石6が作る磁界は、図1に示す本発明の非接触回転角検出装置の磁石A6a、磁石B6b及び磁石支え板5によって形成される磁気回路の磁束と同等であり、図3に示す本発明の非接触回転角検出装置は、図1に示す本発明の非接触回転角検出装置と同様の動作をする。
(実施の形態4)
図4は本発明の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。
図1に示す本発明の非接触回転角検出装置の、前記ストッパA2aの代わりにフォトインタラプタA16aが配置され、前記ストッパB2bの代わりにフォトインタラプタB16bが配置され、フォトインタラプタA16aの出力とフォトインタラプタB16bの出力がマイクロコンピュータ14に入力される。
図13にフォトインタラプタの構造を示す。フォトインタラプタは赤外線発光ダイオードとフォトトランジスタが空間を隔てて対向して配置してあり、その空間に障害物が入り、赤外線が遮られたことを検知して出力する。
図4において、マイクロコンピュータ14はモーター駆動回路13を制御しモーター4を駆動して絞り1をフォトインタラプタA16a及びフォトインタラプタB16bが感知する位置まで移動させ、各フォトインタラプタが絞り1を感知した時点のA/Dコンバータ11の出力をそれぞれMIN及びMAXとして記憶することで、図1に示す本発明の非接触回転角検出装置と同様の動作をさせることができる。
フォトインタラプタは非接触の検出手段であるため、絞り1が各フォトインタラプタに検知される毎にMIN及びMAXを更新することにより、磁石A6a、磁石B6b、ホールセンサ8などの温度特性による変動を、常に補正することが可能となる。
(実施の形態5)
図5は本発明の非接触回転角検出装置の構成を示す図である。
図1に示す本発明の非接触回転角検出装置の、電源部12の代わりに可変電源部17が配置され、可変電源部17の出力がマイクロコンピュータ部14によって制御される構成となる。
可変電源部17の出力は、図14に示したようなフローにて制御される。図15は、図14に示すフローにて調整された結果の、図5の絞り1の振れ角に対するA/Dコンバータ11の出力を示す図である。
図5に示す本発明の非接触回転角検出装置の起動時の動作を、図14を用いて説明する。まず、マイクロコンピュータ14は、モーター駆動回路13を制御し、モーター4を駆動して絞り1の位置をストッパB2bの位置に移動させる。この位置で、可変電源17の出力を制御してA/Dコンバータ11の出力が零となるように調整する。
可変電源17の出力を調整することにより、ホールセンサ8に流れる駆動電流を調整することができ、図15において、振れ角に対するA/Dコンバータ出力の変化の傾きを調整することができる。
振れ角零におけるA/Dコンバータ11の出力は、A/Dコンバータが8ビットの場合128となるように、差動アンプ10により加算されるオフセット電圧を設計中心として設定した場合でも、オフセット電圧のバラツキ、磁石支え板5、磁石A6a、磁石B6b、の取り付け角度の誤差、ホールセンサ8のDCオフセットなどにより、128からずれる。図15は、このずれが±20の時の例を示している。
マイクロコンピュータ14は、絞り1の位置がストッパB2bの位置でA/Dコンバータ11の出力が零となるように調整した後、絞り1をストッパA2aの位置まで移動させ、その時のA/Dコンバータ11の出力を測定する。このとき、図15に示すように、オフセット成分が、−20の場合、A/Dコンバータ11の出力はオーバーフローしないが、オフセット成分が、+20の場合出力はオーバーフローする。A/Dコンバータ11の出力がオーバーフローした場合、マイクロコンピュータ14は再度可変電源17の出力を調整し、A/Dコンバータ11の出力を255となるようにする。その後、このとき測定したA/Dコンバータ11の出力をMAX値として記憶する。その後再度絞り1をストッパB2bの位置に移動させその時のA/Dコンバータ11コンバータ11の出力をMIN極値として記憶する。
このようにして、A/Dコンバータ11の出力が、オーバーフローしない範囲で、振れ角に対するA/Dコンバータ11の出力変化を最大に調整することができ、精度の良い、角度検出が可能となる。
本発明にかかる非接触回転角検出装置は、簡単な構造、簡単な演算、小さなサイズで、非接触に角度を検出することができる、非接触回転角検出装置を提供するという作用を有し、プロジェクタ光源部の明るさを制御する絞り部の、挿入角度を非接触に検出する用途に適用出来る。
本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2の非接触回転角検出装置の構成を示す図 本発明の実施の形態3の非接触回転角検出装置の構成を示す図 本発明の実施の形態4の非接触回転角検出装置の構成を示す図 本発明の実施の形態5の非接触回転角検出装置の構成を示す図 本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の磁石A及び磁石Bが生成する磁界を示す図 ホールセンサの駆動電流、磁束、ホール電圧の関係を示す図 本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の、磁石A及び磁石Bが生成する磁界が、ホールセンサ直交する成分とホールセンサの傾きの関係を示す図 本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の角度検出の結果が、理想的な値からずれる割合を示す図 本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の角度検出の結果の一例を示す図 本発明の実施の形態1の非接触回転角検出装置の、外部から入力された角度目標値を変換してA/Dコンバータの出力値と対応させる構成を示す図 本発明の実施の形態3の非接触回転角検出装置の、コの字型ヨークと磁石が生成する磁界を示す図 本発明の実施の形態4の非接触回転角検出装置の、フォトインタラプタの構成を示す図 本発明の実施の形態5の非接触回転角検出装置の、起動時の可変電源を調整するフローを示す図 本発明の実施の形態5の非接触回転角検出装置の、起動時の可変電源を調整した結果の振れ角とA/Dコンバータ出力の関係の一例を示す図 従来の非接触回転角検出装置の構成を示す図
符号の説明
1 絞り
2a ストッパA
2b ストッパB
4 モーター
5 磁石支え板
6a 磁石A
6b 磁石B
7 駆動軸
8 ホールセンサ
9 ホールセンサ支え板
10 差動アンプ
11 A/Dコンバータ
12 電源
13 モーター駆動回路
14 マイクロコンピュータ
15 コの字型ヨーク
16a フォトインタラプタA
16b フォトインタラプタB
17 可変電源

Claims (6)

  1. モーター部と、
    前記モーター部により駆動され平行磁界を生成する磁石部と、
    前記磁石部の回転範囲を規制するストッパ部と、
    前記磁石が生成する平行磁界中に置かれたホールセンサ部と、
    前記ホールセンサ部の出力を入力とし前記モーター部を駆動するマイクロコンピュータ部と、
    を備え、前記マイクロコンピュータ部が、前記モーター部を駆動して、前記磁石部を前記ストッパ部により規制される位置に移動させ測定した前記ホールセンサ部の出力値を用いて、前記ホールセンサ部の出力を校正することを特徴とする非接触回転角検出装置。
  2. 光源の光量を調節する絞り部と、
    前記絞り部の回転範囲の一方を規制するストッパA部と、
    前記絞り部の前記ストッパA部が規制するのと反対側の回転範囲を規制するストッパB部と、
    前記絞り部と結合された駆動軸部と、
    前記駆動軸部を駆動するモーター部と、
    前記駆動軸部と結合され前記駆動軸部と共に可動し非磁性体で構成された磁石支え板部と、
    前記磁石支え板部に結合された磁石A部と、
    前記磁石支え板部に結合された磁石B部と、
    前記磁石A部と磁石B部に挟まれた空間に配置されるホールセンサ部と、
    前記ホールセンサ部を支えそれ自身は可動せず前記ホールセンサ部から配線を引き出すホールセンサ支え板部と、
    前記ホールセンサ支え板部に接続され前記ホールセンサ部の出力を入力とし増幅及び直流オフセットを加算して出力する差動アンプ部と、
    前記差動アンプ部の出力を入力としA/D変換して出力するA/Dコンバータ部と、
    前記ホールセンサ支え板部に接続され前記ホールセンサ部に電流を供給する電源部と、
    前記モーター部を駆動するモーター駆動回路部と、
    前記A/Dコンバータ部の出力を入力とし前記モーター駆動部を駆動するマイクロコンピュータ部と、
    を備えたことを特徴とする非接触回転角検出装置。
  3. 前記ホールセンサ支え板部が前記駆動軸部に結合されて前記駆動軸部と共に可動し、前記磁石支え板部は可動せず、前記ホールセンサ部は、前記磁石A部と磁石B部に挟まれた空間に配置されることを特徴とする請求項2記載の非接触回転角検出装置。
  4. 前記磁石支え板部の代わりにコの字型をしたコの字型ヨーク部が前記駆動軸部に結合され、前記コの字型ヨーク部のコの字の内側の片方の面に磁石部が配置され、前記コの字型ヨーク部の内側の前記磁石部と前記磁石部が配置されていない面が作る空間に前記ホールセンサ部が配置されることを特徴とする請求項2記載の非接触回転角検出装置。
  5. 前記ストッパA部の代わりにフォトインタラプタA部が配置され、前記ストッパB部の代わりにフォトインタラプタB部が配置され、前記フォトインタラプタA部の出力と前記フォトインタラプタB部の出力が前記マイクロコンピュータ部に入力されることを特徴とする請求項2記載の非接触回転角検出装置。
  6. 前記電源部の代わりに可変電源部が配置され、前記可変電源部の出力が前記マイクロコンピュータ部によって制御されることを特徴とする請求項2記載の非接触回転角検出装置。
JP2004122556A 2004-04-19 2004-04-19 非接触回転角検出装置 Expired - Fee Related JP4175287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004122556A JP4175287B2 (ja) 2004-04-19 2004-04-19 非接触回転角検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004122556A JP4175287B2 (ja) 2004-04-19 2004-04-19 非接触回転角検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005308430A true JP2005308430A (ja) 2005-11-04
JP4175287B2 JP4175287B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=35437387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004122556A Expired - Fee Related JP4175287B2 (ja) 2004-04-19 2004-04-19 非接触回転角検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175287B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286746A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Toshiba Corp 角度検出装置
DE102015117763A1 (de) 2014-10-17 2016-04-21 Micronas Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung eines Drehwinkels eines Rotors
CN112781484A (zh) * 2020-12-22 2021-05-11 广州极飞科技股份有限公司 线性霍尔传感器的转子角度校准方法及装置、电子设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286746A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Toshiba Corp 角度検出装置
DE102015117763A1 (de) 2014-10-17 2016-04-21 Micronas Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung eines Drehwinkels eines Rotors
US9746345B2 (en) 2014-10-17 2017-08-29 Tdk-Micronas Gmbh Apparatus and method for determining a rotation angle of a rotor
CN112781484A (zh) * 2020-12-22 2021-05-11 广州极飞科技股份有限公司 线性霍尔传感器的转子角度校准方法及装置、电子设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4175287B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7599810B2 (en) Position detecting circuit and apparatus using the same
US10613342B2 (en) Image stabilizer and adjustment method thereof, image stabilizing circuit, image stabilizing method, and camera module and position control method of optical component thereof
US7539404B2 (en) Camera with vibration-proofing device that includes movable and fixed member with pin-shaped support member between them with curved surfaces
US7893688B2 (en) Permanent magnet type position sensor
US8566063B2 (en) Rotation angle detector
US20060127074A1 (en) Actuator, and lens unit and camera with the same
JP5144528B2 (ja) 回転角度検出装置
US20070127904A1 (en) Parallel moving device, actuator, lens unit, and camera
US5932984A (en) Driving apparatus and optical apparatus
KR101232528B1 (ko) 모터 구동 장치
US7677112B2 (en) Coriolis flowmeter having constant voltage sensor
JP4175287B2 (ja) 非接触回転角検出装置
JP5176208B2 (ja) 回転角度検出方法および回転角度センサ
US10712184B1 (en) Magnetic flowmeter assembly having independent coil drive and control system
JP2007089312A (ja) モータ回転軸の角度検出装置
EP0949744A2 (en) Electromagnetic actuator with function detecting position of driven member
JP2007127518A (ja) 角度検出装置
JP3989131B2 (ja) 物理量検出素子の駆動回路及び回転角度センサ
JP4374060B1 (ja) 磁気利用の位置検出方法及び位置検出センサ
US20210199470A1 (en) Magnetic detection unit, angle detection device, position detection device, motor control device, motor unit, and motor control method
JP2010038747A (ja) 位置検出装置
JP2007040758A (ja) 電流センサ
US20220146850A1 (en) System for driving actuator
JP2010038717A (ja) 操作位置判断装置及びパドルシフトスイッチ
JP2001056026A (ja) 磁気軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4175287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees