JP5176208B2 - 回転角度検出方法および回転角度センサ - Google Patents

回転角度検出方法および回転角度センサ Download PDF

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Description

本発明は、回転角度検出方法および回転角度センサに関する。
近年、回転角度の検出に、従来のポテンショメータ等の代替として非接触型の回転角度センサを用いるケースが増えてきている。非接触型の回転角度検出の代表的な手段としては、磁気型のものが種々提供されてきているが、高精度に回転角度検出を行う手段が複雑になり、信号処理のためのシステム又はセンサICが巨大化してしまう問題がある。一方、例えば特許文献1のような構成を用いて被回転角度検出体の回転に伴い正弦波を出力し、その擬似的な直線部分を用いて、複雑な信号処理を用いることなく比較的に精度良く検出できる手段が広く知られている。しかしながら、これらの手段は、磁石等の被回転角度検出体の回転に伴い正弦波状に変動する磁場を磁電変換素子で検出して、正弦波出力の擬似的な直線部分の出力を利用することで回転角度検出を行っているため、正弦波の擬似的な直線部分以上の精度を達成することは困難であった。
また、磁場発生体を回転させずに磁場発生体が発する平行磁場中で磁電変換素子を回転させて正弦波出力を得ることで、回転角度位置を検出する手段もとられている(特許文献2参照)。この手段では、磁電変換素子の温度特性の改善も行うことができる。しかしながら、この手段は、一方の磁電変換素子に必ず被検出体の移動によって変化しない磁場を印加させておく必要があるため、回転角度センサIC等を固定し、被回転角度検出体の発する回転磁場を検出する際には用いることはできない。また、このセンサIC等には通常、少なくとも電力供給用等の配線があるため、回転角度センサ自体を回転させることは故障を招く原因にもなりえる。さらに、特許文献1に記載の技術と同様に、正弦波出力中の擬似的な直線部分を利用するため、高精度に回転角度検出をすることのできる回転角度範囲が狭いといった問題がある。
また、従来の技術では磁石または磁電変換素子の温度特性をそのまま残した出力となってしまっていた。
さらに、磁石または磁電変換素子の温度特性の固体ばらつきを温度補正回路により補正し、回転角度検出の総合的な精度を保つことも難しい課題であった。
回転角度センサの温度特性をキャンセルする方法としては、同じ温度特性を有する正弦波信号と余弦波信号のような位相差を持つ信号を除算し、正接信号または余接信号に変換する方法が周知となっているが、この正接信号または余接信号を角度出力に変換する作業が角度検出精度の劣化を招いたり、回路またはシステムの規模の巨大化を招いていた。
特開2002−303536号公報 特開2003−35504号公報
従来知られている磁電変換素子を用いた非接触型の回転角度センサでは、回転角度検出の精度を向上させるために、複雑な演算を行ったり、あらかじめ準備された補正データを用いて検出精度を向上させたりする方法が提案されてきた。しかしながら、このような複雑な演算や表引きを利用した方法では、システム又はセンサICが複雑になり、システム又はセンサICの巨大化やコスト高を招いてきた。
また、一般的に知られている、少なくとも2つ以上の磁電変換素子を用い、被回転検出体の発生する磁場が、回転とともに正弦波状または余弦波状に、2つ以上の磁電変換素子の感磁部に印加されるような構成を用いて、正接演算や逆正接演算から回転角度を算出する方法においては、温度に対してともに同じ比率で変化していく2つ以上の磁電変換素子の出力を用いて角度位置を決定するため、原理的には温度特性が良好になることが知られている。
しかしながら、狭い角度範囲において高精度に回転角度検出を行おうとした場合、上述した、正接演算や逆正接演算から回転角度を算出する方法では、逆正接演算を行うためのデータをあらかじめシステム又はセンサICに持つ必要があり甚だ煩雑になる。
一方、狭い角度範囲の角度検出を行う際には、このような演算を行わずに、上述した被回転角度検出体の発する回転変化に対して、正弦波状または余弦波状に変化する磁場を磁電変換素子によって検出し、そのまま又は増幅器において増幅した後にセンサ出力として出力し、その正弦波の擬似的な直線部分を用いて比較的に精度よく角度検出する方法が知られている。
しかしながら、この方法では、磁電変換素子の出力または被回転角度検出体の発生する磁場の温度特性をもった出力しか得られない。
そこで、本発明の第1の目的は、簡単な構成を用いて、良好な温度特性を実現し、かつ高精度に回転角度を検出する回転角度検出方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、良好な温度特性を実現し、かつ高精度に回転角度を検出する簡単な構成の回転角度センサを提供することにある。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子を用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度検出方法において、前記第1および前記第2の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、前記第1の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、前記第2の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅するステップと、前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算するステップと、前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算するステップと、前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算した演算結果の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出するステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子と、前記第1の磁電変換素子と同位相の位置または位相が180°ずれた位置に配置された第3の磁電変換素子とを用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度検出方法において、前記第1から前記第3の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、前記第1の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、前記第2の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅するステップと、前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算するステップと、前記第3の磁電変換素子の駆動電圧値または駆動電流値を前記自乗和の平方根に反比例して増減させるステップと、前記第3の磁電変換素子の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出するステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記予め定めた比率は、目標とする角度検出範囲において、前記擬似的な直線部分からの最大誤差が最小となるように設定されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または2において、前記予め定めた比率は、1.2〜1.9倍の範囲であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子を用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度センサにおいて、前記第1および前記第2の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、前記第1の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出し、前記第2の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出し、前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅する磁電変換素子出力増幅部と、前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算する自乗和演算部と、前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算する除算演算部と、前記除算演算部の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度演算部とを備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子と、前記第1の磁電変換素子と同位相の位置または位相が180°ずれた位置に配置された第3の磁電変換素子とを用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度センサにおいて、前記第1から前記第3の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、前記第1の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出し、前記第2の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出し、前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅する磁電変換素子出力増幅部と、前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算する自乗和演算部と、駆動電圧値または駆動電流値を前記自乗和の平方根に反比例して増減させる前記第3の磁電変換素子と、前記第3の磁電変換素子の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度演算部とを備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5または6において、前記予め定めた比率は、目標とする角度検出範囲において、前記擬似的な直線部分からの最大誤差が最小となるように設定されることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5または6において、前記予め定めた比率は、1.2〜1.9倍の範囲であることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項5から8のいずれかにおいて、前記第1および第2の磁電変素子は、Si基板上に回路集積技術によって他の演算回路とともに互いにごく近傍に作られていることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項5から9のいずれかにおいて、前記第1および第2の磁電変素子は、円形に形成された磁気収束板の円周付近に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ほぼ同一の出力温度特性を有する磁電変換素子を用い、これらの磁電変換素子の出力に対して所定の演算を行うことにより、複雑で巨大なシステム又はセンサICを用いることなく、良好な温度特性を実現し、かつ高精度に回転角度を検出する回転角度検出方法および回転角度センサを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る回転角度検出方法を説明するための図である。回転シャフト4を備えた磁石等の被回転角度検出体3が、回動方向5のいずれかの向きに回転する。回転とともに被回転角度検出体3は正弦波状または余弦波状に変化する磁場を発生する。第1の磁電変換素子1および第2の磁気変換素子2は、被回転角度検出体3の円周付近、より正確には円周上の直下に配置されており、互いに90°位相がずれている。第1の磁電変換素子1の感磁部には、正弦波状に変動する磁場が印加され、第2の磁電変換素子2の感磁部には、余弦波状に変動する磁場が印加される。
図2は、第1および第2の磁気変換素子の出力に対して演算を行うためのブロック構成図である。図1には示していないが、第1の磁気変換素子1が自乗和演算部9に接続され、第2の磁気変換素子2が磁電変換素子出力増幅部8に接続される。演算の詳細は後述する。
図3は、図1の構成において被回転角度検出体の回転とともに第1よび第2の磁気変換素子から得られる出力を示す図である。一方の磁気変換素子からは正弦波状の出力Vx14が、他方の磁気変換素子からは90°位相のずれた余弦波状の出力Vy15が得られる。出力Vx14および出力Vy15は、次式で表される。
Figure 0005176208
本実施形態では、同一プロセスにより製作された磁電変換素子を用いており出力温度特性が揃っているため、出力温度係数αがほぼ同一である。
ここで、本実施形態に係る回転角度検出方法を説明する。まず、被回転角度検出体3が回転すると、第1の磁電変換素子1が、正弦波状に変動する印加磁場を検出し、第2の磁電変換素子2が、余弦波状に変動する印加磁場を検出する。ついで、第2の磁電変換素子2の出力Vyが、磁電変換素子出力増幅部8によって、第1の磁電変換素子1の出力Vxに対して予め定めた比率の増幅率で増幅される。増幅された出力をVy’とする。ついで、自乗和演算部9で、出力Vxと出力Vy’の自乗和が演算される。次に、平方根演算部10において次式で表される平方根演算が行われる。
Figure 0005176208
ついで、この演算結果が、除算演算部11に伝達され、第1の磁電変換素子1の出力Vxがrで除算される。すなわち、Vout=Vx/rの演算が行われる。次に、除算演算部11の出力Voutが、演算結果増幅部12に送られて増幅された後に、演算結果出力部13を通して出力される。最後に、回転角度演算部(図示せず)において、演算結果の擬似的な直線部分を用いて回転角度を演算する。
図4は、予め定めた比率の増幅率が1.3である場合の演算結果を示す図である。この演算結果の擬似的な直線部分16は、正弦波出力よりも、擬似的な直線部分が広範囲であり、直線性が向上されている。具体的には、擬似的な直線部分16部分の中心から±50°範囲において近似直線からの最大誤差が0.08°程度となっており、直線性の向上が得られている。正弦波出力では、±50°範囲において2.5°程度の誤差になる。また、第1の磁電変換素子1および第2の磁電変換素子2が同一プロセスにより製作されているので演算結果Voutからは出力温度係数αが排除され、演算結果は良好な温度特性を持つこととなる。したがって、簡単な構成を用いて、良好な温度特性を実現し、かつ正弦波出力を用いる場合よりも広範囲にわたり高精度に回転角度を検出することが可能となる。
上述の説明では、第2の磁電変換素子2の出力Vyを、第1の磁電変換素子1の出力Vxに対して1.3倍で増幅したが、この比率を1.0とすると最終的に得られる演算結果は次式のようになり、温度依存性のない正弦波出力を得ることが可能となる。
Figure 0005176208
なお、第2の磁電変換素子2の出力Vyを増幅したが、第1の磁電変換素子1の出力Vxを増幅してもよい。この場合は、除算演算部11において除算される値は、出力Vyとなる。
また、予め定めた比率は1.2〜1.9とすることができ、目的とする回転角度の検出範囲によって最適な値が異なる。図6は、任意の角度検出範囲における予め定めた比率と誤差の関係を示す図である。図6に見られるように、測定対象とする角度の範囲によって最適な比率は異なってくる。
また、各演算部は、アナログ回路でもデジタル回路でも実施可能である。
また、図1の代わりに図5に示す構成を用いて回転角度検出を行うこともできる。図5に示す構成では、第1の磁電変素子1および第2の磁電変換素子2が、円形に形成された磁気収束板17の円周付近に配置されている。磁気集束版17は磁性体からなり、第1の磁電変換素子1および第2の磁電変換素子2の感磁面に対して、水平な磁場成分を垂直な磁場成分に変換することが可能となる。すなわち、図5において、第1の磁電変換素子1および第2の磁電変換素子2の位置で紙面に対して平行な磁場を磁気収束板17により、紙面に対して垂直な磁場に変換することができる。したがって、第1の磁電変換素子1および第2の磁電変換素子2の感磁面に対して垂直な磁場成分のみを検出するホール素子などを磁電変換素子に選択する場合に好適である。また、周囲の磁束を集め、磁電変換素子の感磁面に印加される磁束密度を増幅することも可能である。
また、本実施形態に係る回転角度検出方法および回転角度センサは、例えばジョイスティックなどの入力装置の傾斜角度検出、バルブ弁などの開閉角度検出用途に利用可能である。
(実施形態2)
実施形態2に係る回転角度検出方法は、除算演算部11が実施形態1と異なる。実施形態2では、除算演算部11の代わりに、第1および第2の磁電変換素子と同一プロセスで製作された第3の磁電変換素子を、実施形態1の除算演算部11において除算対象である第1の磁電変換素子と同位相の位置または第1の磁電変換素子と180°位相のずれた出力を得ることができる位置に別途設ける。第3の磁電変換素子の駆動電圧値または駆動電流値を平方根演算部10の出力rに反比例して増減させて、第3の磁電変換素子の出力を得ることで、第1〜第3の磁電変換素子の温度特性をキャンセルし、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施形態1で述べたのと同様に種々の変形形態が考えられる。
実施形態1に係る回転角度検出方法を説明するための図である。 第1および第2の磁気変換素子の出力に対して演算を行うためのブロック構成図である。 図1の構成において被回転角度検出体の回転とともに第1よび第2の磁気変換素子から得られる出力を示す図である。 実施形態1において予め定めた比率の増幅率が1.3である場合の演算結果を示す図である。 実施形態1の変形形態を説明するための図である。 実施形態1において予め定めた比率と誤差の関係を示す図である。
符号の説明
1 第1の磁電変換素子
2 第2の磁電変換素子
3 被回転角度検出体
4 回転シャフト
5 回動方向
8 磁電変換素子出力増幅器
9 自乗和演算部
10 平方根演算部
11 除算演算部
12 演算値増幅器
13 演算結果出力部
14 第1の磁電変換素子の出力
15 第2の磁電変換素子の出力
16 演算結果の擬似的な直線部分
17 磁気収束板

Claims (9)

  1. 被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子を用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度検出方法において、
    前記第1および前記第2の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、
    前記第1の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、
    前記第2の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、
    前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅するステップと、
    前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算するステップと、
    前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算するステップと、
    前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算した演算結果の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出するステップと
    を含むことを特徴とする回転角度検出方法。
  2. 被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子と、前記第1の磁電変換素子と同位相の位置または位相が180°ずれた位置に配置された第3の磁電変換素子とを用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度検出方法において、
    前記第1から前記第3の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、
    前記第1の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、
    前記第2の磁電変換素子が、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出するステップと、
    前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅するステップと、
    前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算するステップと、
    前記第3の磁電変換素子の駆動電圧値または駆動電流値を前記自乗和の平方根に反比例して増減させるステップと、
    前記第3の磁電変換素子の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出するステップと
    を含むことを特徴とする回転角度検出方法。
  3. 記予め定めた比率は、目標とする角度検出範囲において、前記擬似的な直線部分からの最大誤差が最小となるように設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の回転角度検出方法。
  4. 記予め定めた比率は、1.2〜1.9倍の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の回転角度検出方法。
  5. 被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子を用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度センサにおいて、
    前記第1および前記第2の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、
    前記第1の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出し、
    前記第2の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出し、
    前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅する磁電変換素子出力増幅部と、
    前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算する自乗和演算部と、
    前記第1の磁電変換素子の出力を前記自乗和の平方根で除算する除算演算部と、
    前記除算演算部の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度演算部と
    を備えることを特徴とする回転角度センサ。
  6. 被回転角度検出体の円周付近に配置された第1の磁電変換素子と、前記第1の磁電変換素子と位相が90°ずれた位置に配置された第2の磁気変換素子と、前記第1の磁電変換素子と同位相の位置または位相が180°ずれた位置に配置された第3の磁電変換素子とを用いて、前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度センサにおいて、
    前記第1から前記第3の磁電変換素子は、ほぼ同一の出力温度特性を有し、
    前記第1の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する正弦波状に変動する印加磁場を検出し、
    前記第2の磁電変換素子は、前記被回転角度検出体の発生する余弦波状に変動する印加磁場を検出し、
    前記第2の磁電変換素子の出力を、予め定めた比率の増幅率で増幅する磁電変換素子出力増幅部と、
    前記第1の磁電変換素子の出力と、増幅された前記第2の磁電変換素子の出力との自乗和を演算する自乗和演算部と、
    駆動電圧値または駆動電流値を前記自乗和の平方根に反比例して増減させる前記第3の磁電変換素子と、
    前記第3の磁電変換素子の出力の擬似的な直線部分を用いて前記被回転角度検出体の回転角度を検出する回転角度演算部と
    を備えることを特徴とする回転角度センサ。
  7. 記予め定めた比率は、目標とする角度検出範囲において、前記擬似的な直線部分からの最大誤差が最小となるように設定されることを特徴とする請求項5または6に記載の回転角度センサ。
  8. 記予め定めた比率は、1.2〜1.9倍の範囲であることを特徴とする請求項5または6に記載の回転角度センサ。
  9. 前記第1および第2の磁電変素子は、Si基板上に回路集積技術によって他の演算回路とともに互いにごく近傍に作られていることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の回転角度センサ。
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