JP2005305991A - 液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法 - Google Patents

液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光センサなどの特別なセンサを必要としない上に、比較的簡易な構成で、インク滴の吐出異常の検出精度の信頼性の向上を図ることができる液滴吐出装置の提供。
【解決手段】この発明は、インク滴の吐出異常の検出時に、まず、切り替えスイッチ43の接点を図示の位置にしておき、駆動回路41は本来の駆動電圧の他にアクチュエータ駆動電圧を出力する。その本来の駆動電圧により静電式アクチュエータ22が駆動されて、振動板21が振動してインク滴が吐出される。その後、アクチュエータ駆動電圧により静電式アクチュエータ22に電荷Qが充電され、充電電圧Vcは振動板21の残留振動に対応する。そこで、切り替えスイッチ43の接点を残留振動検出回路42側に切り替える。このため、残留振動検出回路42は、その充電電圧Vcが供給され、これにより残留振動波形を出力する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、インクジェットプリンタなどの液滴吐出装置、およびその液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法に関するものである。
液滴吐出装置の1つであるインクジェットプリンタは、複数のノズルからインク滴(液滴)を吐出して所定の用紙上に画像形成を行う。インクジェットプリンタのインクジェットヘッド(印刷ヘッド)には、多数のノズルが設けられているが、インクの粘度の増加や、気泡の混入、塵や紙粉の付着などの原因によって、いくつかのノズルが目詰まりしてインク滴を吐出できない場合がある。ノズルが目詰まりすると、画像内にドット抜けが生じ、画質を劣化させる原因となる。
従来、このような不具合を解消するために、インク滴の吐出の有無を検査する装置として、インクを吐出するノズルを挟んで設けられた発光素子と受光素子により、その間をインク滴が通過することによる光の強弱の変化を検出し、各ノズルの動作を確認するものが知られている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2002−192740号公報
しかし、各ノズルのインク滴の吐出の有無を光学的に検出する従来装置では、以下のような不具合がある。
すなわち、光センサを設置するスペースが必要になる上に、微小なインク滴を高感度で検出するために、インク滴が受光領域を通過する検出位置や検出タイミングの精度を高くしなければならない。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、光センサなどの特別なセンサを必要としない上に、比較的簡易な構成により、インク滴の吐出異常の検出精度の信頼性の向上を図ることができる液滴吐出装置、および液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のように構成するようにした
すなわち、第1の発明は、振動板と、前記振動板を含みこの振動板を変位させる静電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるキャビティと、前記キャビティに連通し前記内部の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドと、前記静電式アクチュエータを駆動する所定の駆動信号を出力する駆動手段と、前記振動板の残留振動を前記静電式アクチュエータの端子電圧を用いて検出する残留振動検出手段と、前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させて前記駆動手段で前記静電式アクチュエータを駆動させ、前記静電式アクチュエータに充電電圧が残っている状態で、前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段に接続を切り替える接続切り替え手段と、を備えている。
第2の発明は、第1の発明において、前記駆動手段が出力する駆動信号は、前記静電式アクチュエータを駆動する本来の駆動信号の他に、前記本来の駆動信号の出力後に出力される前記静電式アクチュエータを充電するためのアクチュエータ充電信号を含んでいる。
第3の発明は、第2の発明において、前記接続切り替え手段はアナログスイッチで構成され、ノズルの吐出異常の検出時には、前記アナログスイッチで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させた状態で前記駆動手段から前記本来の駆動信号と前記アクチュエータ充電信号とが順次出力された後の所定のタイミングで前記アナログスイッチで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段側の接続に切り替えることにより前記静電式アクチュエータに電荷が残存するようにした。
第4の発明は、第1の発明において、前記接続切り替え手段は、前記静電式アクチュエータと前記駆動手段との接続、または前記静電式アクチュエータと前記残留振動検出手段との接続を選択的に行うとともに、前記静電式アクチュエータと直列に接続される抵抗素子を含んでいる。
第5の発明は、第4の発明において、ノズルの吐出異常の検出時には、前記接続切り替え手段は、前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させ、この状態で前記駆動手段は駆動信号を前記抵抗素子を介して前記静電式アクチュエータに出力させることにより前記抵抗素子の抵抗値と前記静電式アクチュエータの静電容量値とで定まる時定数により前記静電式アクチュエータを充放電させ、さらに、前記接続切り替え手段は、前記駆動信号の出力終了のタイミングで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段側の接続に切り替えることにより前記静電式アクチュエータに電荷が残存するようにした。
第6の発明は、第4または第5の発明において、前記接続切り替え手段はアナログスイッチで構成され、前記抵抗素子は前記アナログスイッチの導通時の抵抗である。
第7の発明は、第1乃至第6の発明のうちのいずれかにおいて、前記残留振動検出手段は、前記静電式アクチュエータに残存した電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出するようにした。
第8の発明は、振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する動作を行った後、前記静電式アクチュエータに充電電圧が残っている状態で前記振動板の残留振動を前記充電電圧を用いて検出された残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出するものである。
第9の発明は、振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する動作を行った直後に、前記静電式アクチュエータにアクチュエータ充電信号を所定時間だけ供給した後に前記静電式アクチュエータに残存した電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出し、検出された前記残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出するものである。
第10の発明は、振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法であって、前記駆動信号を抵抗素子を介して前記静電式アクチュエータに印加させて、前記静電式アクチュエータを充放電させ、放電の完了前に前記静電式アクチュエータに残存する電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出し、検出された前記残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出するものである。
このような構成からなる本発明によれば、光センサなどの特別なセンサを必要としない上に、比較的簡易な構成により、インク滴の吐出異常の検出精度の信頼性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の液滴吐出装置、および液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における液滴吐出装置の一種であるインクジェットプリンタ1の概略構成を示す平面図である。
このインクジェットプリンタ1は、図1に示すように、ヘッドユニット2およびインクカートリッジ3を搭載したキャリッジ4を備え、このキャリッジ4は1組のキャリッジ軸5に案内されて主走査方向に移動できるようになっている。また、キャリッジ4の一部は歯付きベルト9に固定され、かつ歯付きベルト9は、モータ6の回転軸に固定された駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け渡されている。
さらに、キャリッジ4にはエンコーダ10が取り付けられ、キャリッジ4の移動方向に沿ってリニアスケール11が設けられている。これにより、エンコーダ10によりキャリッジ4上のヘッドユニット2の位置を検出するようになっている。
なお、図1において、12は、ヘッドユニット2とシステムコントローラなどと電気的な接続を行うケーブルである。13は、後述のインクジェットヘッドの表面をクリーニングするワイパである。14は、そのインクジェットヘッドのノズル基板(図3参照)のキャッピングを行うキャップである。
このような構成からなるインクジェットプリンタ1では、エンコーダ10の検出信号がモータ制御回路(図示せず)に入力されると、そのモータ制御回路によりモータ6の回転動作が次のように制御される。すなわち、加速、一定速度、減速、反転、加速、一定速度、減速、反転・・・というように制御される。
このようなモータ6の動作に伴って、キャリッジ4が主走査方向に往復移動を繰り返し、一定速度の区間が印刷領域に相当するので、その一定速度の際にキャリッジ4に搭載されるヘッドユニット2のノズルから記録紙a上にインク滴が吐出される。この結果、記録紙aには、そのインク滴により所定の文字や画像が記録される。
次に、図1に示すヘッドユニット2の具体的な構成について、図2および図3を参照して説明する。
このヘッドユニット2は、図2に示すように、多数のインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)20を備え、各インクジェットヘッド20は静電式アクチュエータを用いたものである。
インクジェットヘッド20は、図2に示すように、振動板21と、この振動板21を含み振動板21を変位させる静電式アクチュエータ22と、内部に液体であるインクが充填され振動板21の変位により内部の圧力が増減されるキャビティ(圧力室)23と、このキャビティ23に連通しキャビティ23内の圧力の増減によりインクを液滴として吐出するノズル24とを少なくとも備えている。
さらに詳述すると、ヘッドユニット2は、中央のシリコン基板25を挟んで、上側にシリコン製のノズル基板26と、下側にガラス基板27とが積層された3層構造からなる。中央のシリコン基板25と上側のノズル基板26との間には、キャビティ23と、これに連通するリザーバ28とが区画形成されている。また、リザーバ28は、ガラス基板27に設けたインク取り入れ口29と連通している。
さらに、中央のシリコン基板25により形成されキャビティ23の底板として機能する振動板21と、ガラス基板27上に設けた個別電極30との間には、空隙31が形成されている。そして、振動板21は、共通電極32に接続されている。
従って、静電式アクチュエータ22は、その主要部が振動板21と、個別電極30と、これらの間に形成される空隙31とにより形成され、個別電極30と共通電極32との間に印加される駆動信号により駆動されるようになっている。
なお、図2に示すノズル基板26に形成されるインクジェットヘッド20ごとのノズル24は、例えば図3に示すように配列されている。この図3の例では、4色のインク(Y,M,C,K)に適用した場合のノズル24の配列パターンを示している。
このようなインクジェットヘッド20を備えたインクジェットプリンタ1では、インク切れ、気泡の発生、目詰まり(乾燥)、紙粉付着などの原因によって、ノズル24からインク滴が吐出すべきときに吐出しないというインク滴の吐出異常(不吐出)、いわゆるドット抜け現象を生じることがある。
ここで、紙粉とは、木材パルプを原料とする記録紙が紙送りローラなどと摩擦接触した際に発生しやすく、記録紙の一部からなり繊維状またはその集合体のものを意味する。
次に、本発明のインク滴の吐出異常の検出原理について、図2、図4、および図5を参照して説明する。
図2に示す静電式アクチュエータ22に後述の駆動回路から駆動信号が供給されると、振動板21が個別電極30側に静電吸引力によって吸引され、弾性エネルギーが蓄えられ、駆動信号の供給がとまると弾性エネルギーが解放される。このとき、振動板21は個別電極30側とは反対側へ戻され、キャビティ23内の圧力が増し、さらに減少する。この結果、キャビティ23内を満たすインクの一部が、キャビティ23に連通しているノズル24からインク滴として吐出される。
この振動板21の一連の動作により、ノズル24、インク取り入れ口29、またはインクの粘度などによる音響抵抗rと、インクの流路内のインク重量によるイナータンスmと、振動板21のコンプライアンスcによって決定される固有振動周波数で振動板21が自由振動を起こす。以下、この振動板21による自由振動を残留振動という。
図4に、振動板21の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す。この計算モデルに音圧Pを与えたときのステップ応答を体積速度uについて計算すると、次式を得ることができる。
Figure 2005305991
ここで、図2に示すインクジェットヘッド20が正常にインクを吐出し、音響抵抗r、イナータンスm、およびコンプライアンスcに変化がなければ、振動板21の残留振動は常に一定の波形となる。
しかし、インクの吐出が不良でドット抜けが発生する場合には、振動板21の残留振動の波形は正常時とは異なるものとなる。図5に、残留振動の検出波形の実験結果の一例を示す。この実験結果と、単振動の計算モデルから以下のことがわかった。
(1)気泡がインクの流路や、ノズルの先端に詰まった場合には、気泡が混入した分のインク重量が減ってイナータンスmが減少し、気泡によりノズル径が大きくなった状態と等価となり音響抵抗rが減少し、周波数が高くなるという特徴的な残留振動波形として検出できる(図5の「気泡混入」参照)。
(2)ノズル部のインクが乾燥して吐出しなくなった場合には、その乾燥によりノズル付近のインクの粘性が増加し、音響抵抗rが増大し、過減衰になるという特徴的な残留振動波形として検出できる(図5の「乾燥」参照)。
(3)紙粉やゴミがノズル面に付着した場合には、紙粉によりノズルからインクが染み出すことによって、振動板から見たインク重量が増加してイナータンスmが増加する。また、ノズルに付着した紙粉の繊維によって音響抵抗rが増大し、正常吐出の周期と比べて周期が大きくなる(周波数が低くなる)という特徴的な残留振動波形として検出することができる(図5の「紙粉」参照)。
以上から、振動板21の残留振動の差異によってインクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常を検出するとともに、その目詰まりの原因を特定することができる。
本発明は、このような振動板21の残留振動を検出することにより、インクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常(ノズルの吐出異常)を検出するようにしたものであり、その残留振動の検出原理について、図6を参照して説明する。
いま、図6に示すように、図2に示す静電式アクチュエータ22を個別電極30と振動板21とを平行な平板とするコンデンサと考えると、振動板21の残留振動によってコンデンサのギャップ(空隙)が変化し、そのコンデンサの静電容量C(x)は(4)式のように変化する。
一方、静電式アクチュエータ22と後述の駆動回路とを切り離した直後において、すなわち駆動信号の供給を止めた直後において、コンデンサには電荷Qが残存している。このため、コンデンサの充電電圧Vcは、(5)式に示すようにコンデンサの静電容量Cの変化に応じて変化し、振動板21の機械的な残留振動をその電圧変化として検出することができる。
Figure 2005305991
ここで、Sは振動板21および個別電極30のそれぞれの面積、gはその両者の間の距離(初期ギャップ)、εは空隙31の誘電率、xは振動板21の残留振動によって生じる振動板21の基準位置からの変位量である。
次に、このような残留振動の検出原理に基づき、インクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常(ノズルのドット抜け)の検出が必要なときに、その残留振動の検出を行うようにした本発明の第1実施形態について、図2および図7〜図10を参照して説明する。
この第1実施形態は、図7に示すように、静電式アクチュエータ22と、駆動手段である駆動回路41と、残留振動検出手段である残留振動検出回路42と、接続切り替え手段である切り替えスイッチ43と、を少なくとも備えている。
静電式アクチュエータ22は、図2に示すように各インクジェットヘッド20ごとに設けられ、上記のように主要部が、振動板21と、個別電極30と、これらの間に形成される空隙31とにより形成されるものであり、等価的にコンデンサで表現できる。そこで、図7では静電式アクチュエータ22を、静電容量がCからなるコンデンサで表現している。そのコンデンサは、一方の電極が切り替えスイッチ43の端子に接続され、他方の電極が接地されている。
駆動回路41は、静電式アクチュエータ22を駆動する駆動信号(駆動電圧)を出力する回路であり、インク滴による画像形成時には通常の駆動信号を出力し、インク滴の吐出異常の検出時には、後述するような駆動信号(図11(A)参照)を出力するようになっている。
残留振動検出回路42は、インク滴の吐出異常の検出時に、切り替えスイッチ43の切り替え接点が残留振動検出回路42側に切り替えられ、静電式アクチュエータ22を形成するコンデンサの充電電圧Vcの変化を検出し、これによりその振動板21の残留振動を検出するようになっている。
すなわち、この第1実施形態では、静電式アクチュエータ22に残存した電荷と、振動板21の変位によって変化する静電式アクチュエータ22の静電容量とから、静電式アクチュエータ22の充電電圧の変化が誘起される。そこで、残留振動検出回路42は、その誘起された静電式アクチュエータ22の充電電圧の変化から振動板21の残留振動を検出するようになっている。
切り替えスイッチ43は、通常は図7に示すようにその接点が静電式アクチュエータ22と駆動回路41とを接続させた状態にあり、インク滴の吐出異常の検出を行う場合に、システムコントローラ(図示せず)から駆動/検出切り替え信号S1が出力されるので、これにより、その接点が駆動回路41側から残留振動検出回路42側に切り替わるスイッチである。
次に、図7に示す駆動回路41の具体的な構成について、図8を参照して説明する。
駆動回路41は、図8に示すように、駆動電圧発生回路51と、NPN型のトランジスタTr1およびPNP型のトランジスタTr2を組み合わせた電流増幅回路と、から構成される。
トランジスタTr1は、コレクタが図示しない定電圧電源(駆動電源)に接続され、ベースが駆動電圧発生回路51の出力側に接続され、かつ、エミッタが切り替えスイッチ43の端子に接続されている。これにより、トランジスタTr1は、駆動電圧発生回路51からの駆動信号に基づいて導通し、駆動電圧が静電式アクチュエータ22に供給されるようになっている。
また、トランジスタTr2は、エミッタがトランジスタTr1のエミッタに接続されるとともに切り替えスイッチ43の端子に接続され、ベースが駆動電圧発生回路51の出力側に接続され、かつ、コレクタがグランドに接続されている。これにより、トランジスタTr2は、駆動電圧発生回路51からの駆動信号に基づいて導通し、静電式アクチュエータ22の電荷を放電させるようになっている。
次に、図7に示す残留振動検出回路42の具体的な構成例について、図9を参照して説明する。
残留振動検出回路42は、図9に示すように、交流増幅器52と、比較器53と、基準電圧発生回路54とを備えている。
交流増幅器52は、静電式アクチュエータ22の発生電圧、すなわち振動板21の機械的な変化によって発生する残留振動波形の交流成分を増幅するものである。このため、交流増幅器52は、その静電式アクチュエータ22の発生電圧中に含まれる直流成分をカットするコンデンサ521と、そのコンデンサ521で直流成分がカットされた交流成分を増幅する増幅器522とからなる。
比較器53は、交流増幅器52からの出力電圧を、基準電圧発生回路54が発生する基準電圧Vrefと比較し、その比較結果に応じてパルス波形の電圧を残留振動波形として出力するものである。基準電圧発生回路54は、比較器53に供給する基準電圧Vrefを発生する回路であり、その発生する基準電圧Vrefは固定値でも良いが、可変できかつ任意の値に設定できるようにしても良い。
次に、図7に示す切り替えスイッチ43の具体的な構成について、図10を参照して説明する。
切り替えスイッチ43は、図10に示すように、駆動回路41と静電式アクチュエータ22との接続を行うためのアナログスイッチ431と、残留振動検出回路42と静電式アクチュエータ22との接続を行うためのアナログスイッチ432とから構成される。
ここで、切り替えスイッチ43としてアナログスイッチ431、432を使用するのは、静電式アクチュエータ22の駆動電流は小さいために、そのオン抵抗があっても静電式アクチュエータ22の駆動動作に特に問題がないからである。
アナログスイッチ431は、対向して接続された2つのトランジスタFET1,FET2とインバータINVとから構成される。そして、一方のトランジスタFET1のゲートにはインバータINVを介して、他方のトランジスタFET2のゲートには直接、図示しないシステムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S1が入力されるようになっている。さらに、双方のトランジスタFET1,FET2のソースには、駆動回路41から出力される駆動信号が入力されるようになっている。
アナログスイッチ432は、対向して接続された2つのトランジスタFET3,FET4から構成される。そして、一方のトランジスタFET3のゲートには直接、他方のトランジスタFET4のゲートにはインバータINVを介して、システムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S1が入力されるようになっている。さらに、双方のトランジスタFET3,FET4のソースは、残留振動検出回路42の入力側に接続されるようになっている。
また、静電式アクチュエータ22を形成するコンデンサは、一方の電極がトランジスタFET1,FET2,FET3,FET4の各ドレインに接続され、他方の電極がグランドに接続されている。
このような構成からなる切り替えスイッチ43では、アナログスイッチ431により駆動回路41と静電式アクチュエータ22とが接続されている間は、アナログスイッチ432により残留振動検出回路42と静電式アクチュエータ22とは切り離されるように動作する。逆に、アナログスイッチ432により残留振動検出回路42と静電式アクチュエータ22とが接続されている間は、アナログスイッチ431により駆動回路41と静電式アクチュエータ22とは切り離されるように動作する。
なお、アナログスイッチ431、432は、導通方向に方向性がないので、静電式アクチュエータ22と、駆動回路41または残留振動検出回路42との接続は、ソース側、ドレイン側のいずれであっても良い。
次に、このような構成からなる第1実施形態の動作例について、図7、図11、および図12などを参照して説明する。
まず、この第1実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24からのインク滴の吐出により記録紙に画像形成を行う場合の動作について説明する。
このときには、図7に示すように、図示しないシステムコントローラから出力される駆動/検出切り替え信号S1は「Lレベル」のままである。このため、切り替えスイッチ43の接点は図7の位置のままとなり、駆動回路41と静電式アクチュエータ22とが接続されたままとなる。そして、この状態で、駆動回路41からは通常の駆動信号が出力されるので、この駆動信号によって静電式アクチュエータ22が駆動され、インクジェットヘッド20のノズル24から記録紙にインク滴が吐出されて画像形成が行われる。
次に、この第1実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出を行い、その際に行う振動板21の残留振動の検出動作について説明する。
なお、この検出は、電源の投入時、または大量に記録紙に画像形成し所定ページ数の画像形成の終了ごとに行うというように、必要に応じてその都度行うものである。
このときには、図11(C)に示すように、システムコンロトーラから出力される駆動/検出切り替え信号S1は、駆動回路側の接続期間T1に「Lレベル」になる。このため、期間T1では、切り替えスイッチ43はその接点が図7に示す状態になり、駆動回路41と静電式アクチュエータ22とが接続される(ステップS1)。
この状態において、駆動回路41が例えば図11(A)に示すような駆動信号を出力する。その駆動信号は、図示のように、インク滴吐出のための本来の駆動電圧V1の他に、振動板21の残留振動を検出するために、静電式アクチュエータ22を充電させるためのアクチュエータ充電電圧V1を含んでいる。
さらに具体的には、駆動回路41から出力される駆動信号は、液滴吐出用として出力される駆動電圧V1と、この出力の直後に連続して出力されるアクチュエータ充電電圧V2とからなる。
このため、駆動回路41は、まず駆動電圧V1を出力し(ステップS2)、それに引き続いてアクチュエータ充電電圧V2を出力する(ステップS3)。
このため、駆動回路41からの駆動電圧V1の出力に基づき、静電式アクチュエータ22の端子電圧Vcは、例えば図11(B)に示すようになる。この結果、その端子電圧Vcによって振動板21が撓み、キャビティ23内の容積が拡大縮小する。このとき、キャビティ23内に発生する圧力により、キャビティ23内を満たすインクの一部が、ノズル24からインク滴として吐出される(図2参照)。
このとき、駆動電圧V1が急激に低下するので、これに伴って端子電圧Vcも急激に低下するが(図11(B)参照)、駆動電圧V1の出力に引き続いてアクチュエータ充電電圧V2が出力される。このため、そのアクチュエータ充電電圧V2に応じて端子電圧Vcが所定値となり、その端子電圧Vcによって時刻t1〜時刻t2の充電期間T2に静電式アクチュエータ22が充電される。
そして、図11に示すように時刻t2になって、その静電式アクチュエータ22の充電期間T2が終了すると(ステップS4)、システムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S1が「Lレベル」から「Hレベル」に切り替わり、検出期間T3に移行する(図11(C)参照)。この結果、切り替えスイッチ43の接点が図7の位置から反対側に切り替わり、駆動回路41が静電式アクチュエータ22から切り離される(ステップS5)。
このとき、静電式アクチュエータ22には、充電期間T2の充電により電荷Qが残存している(ステップS6)。このため、静電式アクチュエータ22に係るコンデンサの充電電圧(端子電圧)Vcは、図11(B)に示すようにそのコンデンサの静電容量Cの変化に応じて変化し、振動板21の機械的な残留振動をその充電電圧Vcの電圧変化として検出することができる。
また、このとき、切り替えスイッチ43の接点の切り替え動作により、静電式アクチュエータ22が残留振動検出回路42と接続される(ステップS7)。このため、そのコンデンサの充電電圧(端子電圧)Vcが残留振動検出回路42に供給され、残留振動検出回路42は、振動板21の残留振動に応じた残留振動波形を出力する(ステップS8)。
ここで、検出期間T3は、振動板21の残留振動が確実に検出できる期間とし、任意に設定できるものとする。
そして、図11(C)に示すように、検出期間T3が経過して、残留振動検出回路42による振動板21の残留振動の検出が終了すると(ステップS9)、すなわち、時刻t3になると、システムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S1が「Hレベル」から「Lレベル」に切り替わる。
その駆動/検出切り替え信号S1の「Hレベル」から「Lレベル」の変化により、切り替えスイッチ43の接点が図7の位置に戻り、駆動回路41が静電式アクチュエータ22と接続される(ステップS10)。これにより、静電式アクチュエータに残存する電荷Qは、駆動回路41を介して放電される。
なお、上記のように残留振動検出回路42が検出した残留振動波形は、その後段に接続される波形判定回路(図示せず)に供給される。すると、波形判定回路は、その残留振動波形に基づいて、インク滴の吐出異常の有無を判定し、かつその異常の内容(インクの目詰まりの原因)を特定する。
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、インクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出を行う場合には、インク滴の吐出動作後に、静電式アクチュエータ22に電荷を蓄積させ、これにより振動板21の残留振動の変化を検出し、その吐出異常(ドット抜け)を検出するようにした。
このため、この第1実施形態によれば、光センサなどの特別なセンサを必要としない上に、比較的簡易な構成により、インク滴の吐出異常の検出精度の信頼性の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、上記のような残留振動の検出原理に基づき、インクジェットヘッド20のインク滴の吐出異常の検出が必要なときに、その残留振動の検出を行うようにした本発明の第2実施形態について、図2および図13を参照して説明する。
この第2実施形態は、図13に示すように、静電式アクチュエータ22と、駆動手段である駆動回路41Aと、残留振動検出手段である残留振動検出回路42と、接続切り替え手段である切り替えスイッチ43と、この切り替えスイッチ43に含まれ静電式アクチュエータ22と直列に接続される抵抗素子44と、を少なくとも備えている。
静電式アクチュエータ22は、図2に示すように各インクジェットヘッド20ごとに設けられ、上記のように主要部が、振動板21と、個別電極30と、これらの間に形成される空隙31とにより形成されるものであり、等価的にコンデンサで表現できる。そこで、図13では静電式アクチュエータ22を、静電容量がCからなるコンデンサで表現している。そのコンデンサは、一方の電極が抵抗素子44を介して切り替えスイッチ43の端子に接続され、他方の電極が接地されている。
駆動回路41Aは、静電式アクチュエータ22を駆動する駆動信号(駆動電圧)を出力する回路であり、インク滴による画像の形成時、およびインク滴の吐出異常の検出時には、後述のような駆動信号(図14(A)参照)をそれぞれ出力するようになっている。
ここで、駆動回路41Aは、図8に示す第1実施形態の駆動回路41と基本的に同様に構成される。しかし、インク滴の吐出異常の検出時に生成出力される駆動信号は、駆動回路41の場合には図11(A)に示すような波形となり、駆動回路41Aの場合には図14(A)に示すような波形となり、その両者は異なる。このため、第2実施形態の駆動回路41Aでは、図8に示す駆動電圧発生回路51の機能がその点で異なる。
切り替えスイッチ43は、通常は図13に示すようにその接点が静電式アクチュエータ22と駆動回路41Aとを接続させた状態にあり、インク滴の吐出異常の検出を行う場合に、システムコントローラ(図示せず)から駆動/検出切り替え信号S2が出力されるので、これにより、その接点が駆動回路41A側から残留振動検出回路42側に切り替わるスイッチである。
ここで、切り替えスイッチ43は、図10に示す第1実施形態の切り替えスイッチ43と同様に構成される。
抵抗素子44は、その一端側が切り替えスイッチ43に接続され、その他端側が静電式アクチュエータ22の一方の電極に接続されている。このため、静電式アクチュエータ22は、駆動回路41Aからの駆動信号に基づいて抵抗素子44を介して充放電動作を行い、その充放電の速度は静電式アクチュエータ22の静電容量値と抵抗素子44の抵抗値とによる時定数により決まる。従って、抵抗素子44は、静電式アクチュエータ22の端子電圧Vcを駆動回路41Aの駆動信号よりも僅かに遅延させる機能を持っている(図14(A)(B)参照)。
ここで、静電式アクチュエータ22の駆動電流は小さいので、抵抗素子44を設けても静電式アクチュエータ22の駆動動作に問題はない。
抵抗素子44の抵抗値は、後述のように残留振動を検出するタイミングで、残留振動検出回路42が残留振動波形を検出可能な電荷が静電式アクチュエータ22に残存し得る時定数となるように、静電式アクチュエータ22の静電容量Cとの関係であらかじめ設定される。
なお、切り替えスイッチ43を、図10に示すようなアナログスイッチで構成する場合には、抵抗素子44はそのアナログスイッチの導通時の抵抗に置き換えるようにしても良い。また、抵抗素子44は、上記のように切り替えスイッチ43に含ませるようにしても良いが、要するに切り替えスイッチ43と静電式アクチュエータ22との間に直列に接続するようにすれば良い。
残留振動検出回路42は、インク滴の吐出異常の検出時に、駆動/検出切替え信号S2に基づいて切り替えスイッチ43の切り替え接点が残留振動検出回路42側に切り替えられ、静電式アクチュエータ22を形成するコンデンサの充電電圧Vcの変化を検出し、これによりその振動板21の残留振動を検出するようになっている。
すなわち、この第2実施形態では、静電式アクチュエータ22に後述のように残存する電荷と、振動板21の変位によって変化する静電式アクチュエータ22の静電容量とから、静電式アクチュエータ22の充電電圧の変化が誘起される。そこで、残留振動検出回路42は、その誘起された静電式アクチュエータ22の充電電圧の変化から振動板21の残留振動を検出するようになっている。
ここで、残留振動検出回路42は、図9に示す第1実施形態の残留振動検出回路42と同様に構成される。
次に、このような構成からなる第2実施形態の動作例について、図13〜図15を参照して説明する。
まず、この第2実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24からのインク滴の吐出により記録紙に画像形成を行う場合の動作について説明する。
このときには、図13に示すように、図示しないシステムコントローラから出力される駆動/検出切り替え信号S2は「Lレベル」のままである。このため、切り替えスイッチ43の接点は図13の位置に固定され、駆動回路41Aと静電式アクチュエータ22とが接続されたままとなる。そして、この状態で、駆動回路41Aからは図14(A)で示すような駆動信号が出力されるので、この駆動信号によって静電式アクチュエータ22が駆動され、インクジェットヘッド20のノズル24から記録紙にインク滴が吐出されて画像形成が行われる。
次に、この第2実施形態がインクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出を行い、その際に行う振動板21の残留振動の検出動作について説明する。
なお、この検出は、電源の投入時、または大量に記録紙に画像形成し所定ページ数の画像形成の終了ごとに行うというように、必要に応じてその都度行うものである。
このときには、図14(C)に示すように、システムコンロトーラから出力される駆動/検出切り替え信号S2は、駆動回路41A側の接続期間T1に「Lレベル」になる。このため、期間T1では、切り替えスイッチ43はその接点が図13に示す状態になり、駆動回路41Aと静電式アクチュエータ22とが接続される(ステップS11)。
この接続の結果、駆動回路41Aにより静電式アクチュエータ22は所定の時定数で充放電動作が可能となる。換言すると、静電式アクチュエータ22の充放電動作の際の時定数が設定されたことになる(ステップS12)。
この状態において、駆動回路41Aは、時刻t1において例えば図14(A)に示すような駆動信号を出力し、これにより静電式アクチュエータ22には駆動電圧が印加される(ステップS13)。
この結果、静電式アクチュエータ22の両端の端子電圧Vcは、図14(B)に示すように充電により増加していき、その後に放電により減少していく。すなわち、静電式アクチュエータ22は、所定の時定数により充放電が行われる(ステップS14)。その時定数、すなわち静電式アクチュエータ22の両端の端子電圧Vcの充放電の速度は、静電式アクチュエータ22の静電容量値と抵抗素子44の抵抗値とにより決まる。
このため、静電式アクチュエータ22の両端の端子電圧Vcの波形は、駆動回路41Aからの駆動信号の波形に対して僅かに遅れた状態になる(図14(A)および(B)参照)。
このように、静電式アクチュエータ22に発生する端子電圧Vcによって振動板21が撓み、キャビティ23内の容積が拡大縮小する。このとき、キャビティ23内に発生する圧力により、キャビティ23内を満たすインクの一部が、ノズル24からインク滴として吐出される(図2参照)。
そして、図14に示すように時刻t2になり、駆動回路41Aからの駆動信号の出力が終了すると(ステップS15)、システムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S2が「Lレベル」から「Hレベル」に切り替わり、検出期間T2に移行する(図14(C)参照)。この結果、切り替えスイッチ43の接点が図13の位置から反対側に切り替わり、駆動回路41Aが抵抗素子44および静電式アクチュエータ22から切り離される(ステップS16)。
このとき、静電式アクチュエータ22は、その端子電圧Vcがグランドレベルにならずに、充電電荷が残存している(ステップS17)。このため、静電式アクチュエータ22に係るコンデンサの充電電圧(端子電圧)Vcは、図14(B)に示すようにそのコンデンサの静電容量Cの変化に応じて変化し、振動板21の機械的な残留振動をその充電電圧Vcの電圧変化として検出することができる。
また、このときには、切り替えスイッチ43の接点の切り替え動作により、静電式アクチュエータ22が残留振動検出回路42と接続される(ステップS18)。このため、そのコンデンサの充電電圧(端子電圧)Vcが残留振動検出回路42に供給され、残留振動検出回路42は、振動板21の残留振動に応じた残留振動波形を出力する(ステップS19)。
ここで、検出期間T2は、振動板21の残留振動が確実に検出できる期間とし、任意に設定できるものとする。
そして、図14(C)に示すように、検出期間T2が経過して、残留振動検出回路42による振動板21の残留振動の検出が終了すると(ステップS20)、すなわち、時刻t3になると、システムコントローラからの駆動/検出切り替え信号S2が「Hレベル」から「Lレベル」に切り替わる。
その駆動/検出切り替え信号S2の「Hレベル」から「Lレベル」の変化により、切り替えスイッチ43の接点が図13の位置に戻り、駆動回路41Aが静電式アクチュエータ22と接続される(ステップS21)。これにより、静電式アクチュエータ22に残存する電荷Qは、駆動回路41Aを介して放電される。
なお、上記のように残留振動検出回路42が検出した残留振動波形は、その後段に接続される波形判定回路(図示せず)に供給される。すると、波形判定回路は、その残留振動波形に基づいて、インク滴の吐出異常の有無を判定し、かつその異常の内容(インクの目詰まりの原因)を特定する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態によれば、インクジェットヘッド20のノズル24の吐出異常の検出を行う場合には、インク滴の吐出動作後に、静電式アクチュエータ22に電荷を残存させ、これにより振動板21の残留振動の変化を検出し、その吐出異常(ドット抜け)を検出するようにした。
このため、この第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、光センサなどの特別なセンサを必要としない上に、比較的簡易な構成により、インク滴の吐出異常の検出精度の信頼性の向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態における液滴吐出装置の一種であるインクジェットプリンタの概略構成を示す平面図である。 図1に示すインクジェットプリンタのヘッドユニットの構成を示す断面図である。 図2に示すヘッドユニットのノズル基板の構成を示す平面図である。 図2に示す振動板の残留振動を想定した単振動の計算モデルを示す回路図である。 図2に示す振動板の残留振動の検出波形の実験結果の一例を示す図であり、正常の場合と異常の場合についてそれぞれ示す。 本発明に係る振動板の残留振動の検出原理を説明する図である。 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 図7に示す駆動回路の具体的な構成を示す回路図である。 図7に示す残留振動検出回路の具体的な構成を示すブロック図である。 図7に示す切り替えスイッチをアナログスイッチで構成した場合の回路図である。 図7に示す第1実施形態の各部の波形例を示す波形図である。 図7に示す第1実施形態が残留振動の検出を行う場合に、その検出動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 図13に示す第2実施形態の各部の波形例を示す波形図である。 図13に示す第2実施形態が残留振動の検出を行う場合に、その検出動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1・・・インクジェットプリンタ、2・・・ヘッドユニット、20・・・インクジェットヘッド、21・・・振動板、22・・・静電式アクチュエータ、23・・・キャビティ(圧力室)、24・・・ノズル、30・・・個別電極、31・・・空隙、32・・・共通電極、41、41A・・・駆動回路、42・・・残留振動検出回路、43・・・切り替えスイッチ、44・・・抵抗素子、51・・・駆動電圧発生回路、52・・・交流増幅器、53・・・比較器、54・・・基準電圧発生回路、431、432・・・アナログスイッチ。

Claims (10)

  1. 振動板と、前記振動板を含みこの振動板を変位させる静電式アクチュエータと、内部に液体が充填され前記振動板の変位により内部の圧力が増減されるキャビティと、前記キャビティに連通し前記内部の圧力の増減により液体を液滴として吐出するノズルとを有する液滴吐出ヘッドと、
    前記静電式アクチュエータを駆動する所定の駆動信号を出力する駆動手段と、
    前記振動板の残留振動を前記静電式アクチュエータの端子電圧を用いて検出する残留振動検出手段と、
    前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させて前記駆動手段で前記静電式アクチュエータを駆動させ、前記静電式アクチュエータに充電電圧が残っている状態で、前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段に接続を切り替える接続切り替え手段と、
    を備えていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記駆動手段が出力する駆動信号は、
    前記静電式アクチュエータを駆動する本来の駆動信号の他に、前記本来の駆動信号の出力後に出力される前記静電式アクチュエータを充電するためのアクチュエータ充電信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記接続切り替え手段はアナログスイッチで構成され、
    ノズルの吐出異常の検出時には、前記アナログスイッチで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させた状態で前記駆動手段から前記本来の駆動信号と前記アクチュエータ充電信号とが順次出力された後の所定のタイミングで前記アナログスイッチで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段側の接続に切り替えることにより前記静電式アクチュエータに電荷が残存するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記接続切り替え手段は、前記静電式アクチュエータと前記駆動手段との接続、または前記静電式アクチュエータと前記残留振動検出手段との接続を選択的に行うとともに、前記静電式アクチュエータと直列に接続される抵抗素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  5. ノズルの吐出異常の検出時には、
    前記接続切り替え手段は、前記静電式アクチュエータを前記駆動手段と接続させ、この状態で前記駆動手段は駆動信号を前記抵抗素子を介して前記静電式アクチュエータに出力させることにより前記抵抗素子の抵抗値と前記静電式アクチュエータの静電容量値とで定まる時定数により前記静電式アクチュエータを充放電させ、
    さらに、前記接続切り替え手段は、前記駆動信号の出力終了のタイミングで前記静電式アクチュエータを前記駆動手段から前記残留振動検出手段側の接続に切り替えることにより前記静電式アクチュエータに電荷が残存するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記接続切り替え手段はアナログスイッチで構成され、前記抵抗素子は前記アナログスイッチの導通時の抵抗であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記残留振動検出手段は、前記静電式アクチュエータに残存した電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれかに記載の液滴吐出装置。
  8. 振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する動作を行った後、前記静電式アクチュエータに充電電圧が残っている状態で前記振動板の残留振動を前記充電電圧を用いて検出された残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出することを特徴とする液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法。
  9. 振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する動作を行った直後に、前記静電式アクチュエータにアクチュエータ充電信号を所定時間だけ供給した後に前記静電式アクチュエータに残存した電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出し、検出された前記残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出することを特徴とする液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法。
  10. 振動板を含む静電式アクチュエータを駆動信号で駆動して前記振動板を振動することにより、キャビティ内部の液体を液滴としてノズルから吐出する液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法であって、
    前記駆動信号を抵抗素子を介して前記静電式アクチュエータに印加させて、前記静電式アクチュエータを充放電させ、
    放電の完了前に前記静電式アクチュエータに残存する電荷と、前記振動板の変位によって変化する前記静電式アクチュエータの静電容量とから、前記静電式アクチュエータの充電電圧の変化を誘起させ、
    誘起された前記充電電圧の変化から前記振動板の残留振動を検出し、検出された前記残留振動に基づいて、前記液滴の吐出異常を検出することを特徴とする液滴吐出ヘッドの吐出異常検出方法。
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