JP2005305186A - 自動排尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバ - Google Patents

自動排尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバ Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明の目的は、尿レシーバからの尿回収率を向上させ、小型かつ軽量化できる自動排尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバを提供することにある。
【解決手段】
断面コ字型を成し略矩形状の非通気性、非通水性の外皮シート4に収尿材3を収納し、収尿材3の表面に難通気性の表面シート2を配置した尿レシーバ1を装着者に装着する。外皮シート4の底面に穿設されている導尿口4bから導尿チューブ11a、11bを介して密閉されている尿タンクに真空ポンプにより尿を導くようにする。
【選択図】 図2







Description

本発明は、寝たきり老人、入院患者、身障者、その他の自分の意志で排尿をコントロールしたり始末するのが困難な人に装着して排尿を処理する自動排尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバに関する。
人間は、老化、身体障害、怪我や病気での入院、その他様々な身体の状態によって、自分の意志で排尿をコントロールすることが困難になったり、また尿を自力での後始末が困難になることがある。このようになると、一般的には膀胱に管を直接挿入して採尿したり、紙おむつを使用するようにしている。
膀胱に直接管を挿入する場合には、使用者の不快感も大きく、また尿道や膀胱を傷つけたり感染症を引き起こす可能性が高いなど、専門的な知識と滅菌された専用の器具がないと処理が困難になる。
また、紙おむつは、長時間装着すると尿漏れが起こったり、また装着者の不快感や、蒸れ、被れなどの皮膚疾患を生じることがある。そのため、頻繁な取替えが必要となり、装着者及び介護者の精神的、肉体的負担も多くなる。精神的、肉体的負担は日常生活の中でも非常に大きな割合を占め、その上、経済的な負担も大きくなる。
このような問題を解決するために、尿レシーバ本体に収納された吸水性厚肉シートの収尿材に吸収された尿を真空ポンプによって吸引し尿タンクに導尿するようにしている。真空ポンプは密閉された尿タンク内の空気を吸引して大気圧との差圧により尿導チューブによって収尿材に吸収された尿を尿タンクに尿導する。このような自動排尿処理装置は、例えば、下記の特許文献1、2に記載されている。
特開平7−171182号公報 特開平11−113946号公報
従来技術は収尿材の尿受面、つまり装着者の排尿部との接触面が大気開放状態になっており、尿だけでなく空気も吸引することになり尿吸引の効率が低下する。このため、尿レシーバ(収尿材)の残尿量が多くなり装着者に不快感を与えることになる。尿レシーバの残尿量を少なくするには真空ポンプの容量を大きくしなければならず、排尿処理装置自体の重量、容積が大きくならざるを得なくなる。
このように、従来技術は尿レシーバの残尿量が多くなり、残尿量を低減しようとすると排尿処理装置が大型かつ重くなるという問題点を有する。
本発明の目的は、尿レシーバからの尿回収率を向上させ、小型かつ軽量化できる自動排尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバを提供することにある。
本発明の特徴とするところは、装着者の排尿部から***される尿を吸収する尿レシーバが、底面に導尿口が穿設されている非通気性の外皮シートと、この外皮シートに収納される収尿材と、この収尿材の表面を覆うように配置され難通気性で通水性の表面シートと、排尿により電気的に導通する尿センサとを具備し、この尿センサが電気導体であることにある。
そしてこの特徴において、外皮シートは非通水性であり、外皮シートの縁部輪郭に沿って植立してギャザーを設けてもよく、外皮シートの縁部輪郭に沿って外皮シート縁部の内側に傾斜植立してギャザーを設けてもよい。
また、上記尿レシーバと、蓋により密閉されている尿タンクと、外皮シートの底面に穿設されている導尿口から尿タンクに尿を導く導尿チューブと、尿タンク内の圧力を低下させて収尿材から尿を吸引する真空ポンプとを備え、収尿材に尿が吸入したことを尿センサが検出したときに真空ポンプを起動させる制御装置を設けたことを特徴とする。この特徴おいて、制御装置は、装着者が排尿すると真空ポンプを駆動して尿タンクに導き蓄えるよう真空ポンプを制御するのが好ましい。
本発明は尿レシーバからの尿回収率を向上させ尿レシーバの残尿量を低減できるので、小容量の真空ポンプにより吸尿でき尿レシーバが装着者に不快感を与えることなく尿を回収でき、装置を小型かつ軽量化することができる。
また、装置を小型かつ軽量化することができるので、特に携帯用の自動排尿処理装置として用いると顕著な効果を奏し得る。さらに、装置を小型かつ軽量化し、真空ポンプで余分な空気を吸引しないので騒音を小さくできるので夜間に病室で利用しても他人に迷惑をかけることなく尿処理を行なえる。
本発明の一実施例を図1〜4に示す。図1は本発明の自動排尿処理装置の全体構成図を示し、図2は尿レシーバの詳細構成図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB矢視観断面図を示している。なお、図2(a)は一部破断して図示している。
図1〜4において、装着者の排尿部から***される尿を吸収する尿レシーバ1は略矩形状で長手方向の中央部が幅が狭くなり括れた形状に形成され、表面シート2、収尿材3、外皮シート4およびギャザー5により構成されている。表面シート2は不織布のような軟質可撓性素材で形成され、収尿材3、外皮シート4およびギャザー5も軟質可撓性素材で形成される。
尿レシーバ1を構成する外皮シート4は図2に示すように略矩形状で、長手方向の中央部が幅が狭くなり括れた形状に形成されている。長手方向の中央部が括れた形状にしているのは装着者の股間にフィットするようにするためである。
外皮シート4は幅方向の断面が図3に示すようにコ字型を成し、底面に導尿口4bが穿設されている。外皮シート4は長手方向の断面も大きさが異なるだけで図3に示すようにコ字型形状になる。外皮シート4は略矩形状の外形輪郭に沿って縁部(コ字型形状の脚部)4aが形成されている。
外皮シート4は非通水性、非通気性の薄肉シートで、例えば、ポリエチレンフィルムを素材にして構成されている。外皮シート4は長さが200〜300mm程度で、幅が50〜100mm程度である。なお、外皮シート4は非通水性、非通気性の部材であればよいが、長時間装着した時の蒸れ等に考慮した材質の部材を用いるのが望ましい。
外皮シート4の外面(表面)はポリプロピレン不織布などの表面材(図示せず)がラミネートされ、柔らかな肌触りにして装着者の肌触りの不快感をなくすようにしている。また、外皮シート4の内面は撥水性を有するように表面処理が施されている。
収尿材3は外皮シート4に収納されており、収尿材3の表面(上面)を覆うように通水性、難通気性の表面シート2が配置されている。表面シート2は外皮シート4の縁部(脚部)4bの上端に接着して配置されており、外皮シート4と表面シート2によって収尿材3を通気の気密性を高くして保持している。
ここで、表面シート2の難通気性とは、JIS L 1096の6.27.1に規定される、一般織物試験方法の通気性A法に従って測定した通気性が、表面シート2の湿潤状態において、0〜100cc/cm/秒、好ましくは0〜50cc/cm/秒の範囲にあるのが望ましいものである。また、表面シート2の乾燥状態においては、20〜200cc/cm/秒、好ましくは20〜100cc/cm/秒、さらに好ましくは20〜50cc/cm/秒の範囲にあるのが望ましい。
なお、湿潤状態とは下記の式で求められる表面シート2の含水率(%)が100%以上の状態のことであり、乾燥状態とは20℃、RH60%の雰囲気中に十分に放置して乾燥させた状態、もしくは、いわゆる公定水分率にある状態のことである。
含水率=(湿潤時のシート重量−乾燥時のシート重量)/(乾燥時の
シート重量) …(式1)
さて、収尿材3は厚みが5mm程度で、約500mlの尿を蓄積できるように構成されている。成人の平均的な一回分の排尿量では300ml程度の蓄積量があればよいが、装着者が座位の時に人体と座面との間に尿レシーバ1が当たった時の尿レシーバ1に加わる圧力や、股関節を閉じた時に尿レシーバ1が挟まれることによって生じる圧力等によって、尿レシーバ1の蓄尿率低下等を考慮し余裕を持たせた蓄尿量にしている。
表面シート2は、例えば、ポリプロピレン、ポリオレフィン・ポリエステルにコットンを混紡した通水性を有し難通気性の不織布で形成され、装着者の皮膚との摩擦を最少になるようにしている。また、表面シート2として用いる不織布は装着者の排尿部の近辺領域の肌に接する面をメッシュシートにして吸水性、吸汗性を高くし尿をメッシュシートの細かい気孔から速やかに吸収材3に吸収させるようにしている。装着者は尿を速やかに吸収材3に吸収させることにより排尿部近辺の濡れた感触が少なくなる。
外皮シート4の縁部4aの上端には図3、図4に示すように外皮シート4の外形輪郭の内側に傾斜して植立した立体のギャザー5が形成されている。傾斜植立した立体ギャザー5は装着者の動作や***移動などによる横漏れを防止する。また、外皮シート4の底面の外面には図2(b)に示すように2本のずれ止テープ(両面テープ)6が設けられている。ずれ止テープ6は装着者の下着に接着し尿レシーバ1のずれを抑制する。
外皮シート4の底面に穿設された導尿口4bには導尿チューブ11aの一端が接着されている。導尿チューブ11bの一端にワンタッチジョイント13が取付けられており、ジョイント13によって導尿チューブ11aの他端と導尿チューブ11bの一端が接続される。導尿チューブ11a、11bは軟質可撓性素材で形成され、ワンタッチジョイント13の軟質材で形成される。
尿タンク21は蓋22により密閉されている。導尿チューブ11bの他端は尿タンク21の蓋22を貫通して尿タンク21の気相部21aに位置するように配置されている。また、真空ポンプ31に一端を連結された吸引チューブ11cの他端も尿タンク21の蓋22を貫通して尿タンク21の気相部21aに位置するように配置されている。導尿チューブ11cも導尿チューブ11a、11bと同様に軟質可撓性素材で形成されている。
尿タンク21の容量は、2回分の排尿を蓄えられる500ml程度であるが、200ml、あるいは夜間などの長時間用として1000mlにすることもできる。
真空ポンプ31はモータ32によって駆動される。モータ32はバッテリ33を駆動電源とし、制御基板34に搭載された制御装置により制御される。真空ポンプ31の体格は径が30mm×70mm程で小さく、また、バッテリ33の電圧は6V程度である。
収尿材3に尿が吸尿されたことを検知する尿センサ12は導尿チューブ11aに沿って配置され、チューブ11aの一端入口付近(導尿口4b付近)で排尿により電気的に導通する。尿センサ12は電気導体で、抵抗値の変化により装着者の排尿を検知する。尿センサ12で検知した尿検知信号は真空ポンプ31を制御する制御基板34に加えられる。
この構成において、尿レシーバ1は図5に示すように装着者(図示せず)の下着41内に表面シート2が排尿部に接触するように装着される。尿タンク21、真空ポンプ31、モータ32などは装着者が携帯したり、装着者がベッドに寝ている場合にはベッドの上や下に載置される。
この状態で装着者が排尿すると、尿レシーバ1に排尿された尿は表面シート(不織布)2を通って収尿材3に吸尿される。収尿材3に吸収された尿が外皮シート4の導尿口4bに達すると、尿センサ12が電気的に導通し尿検知信号を制御基板34に加える。制御基板34に搭載されている制御装置はモータ32を起動させ真空ポンプ31を駆動する。
真空ポンプ31の駆動により尿タンク21内の空気が排気されると、収尿材3内の空気圧が低下し導尿口4bに負圧が生じる。収尿材3は難通気性の表面シート2と非通気性の外皮シート4によって通気の気密性を保ち保持されているので、導尿チューブ11aを介して排気されると収尿材3にも負圧が加わる。
収尿材3は負圧が加わると尿レシーバ1周辺の大気圧との圧力差によって圧縮され図4(a)の状態から図4(b)に示すように収縮する。収尿材3が収縮すると溜まっている尿が搾り出され、導尿口4bに案内される。導尿口4bに案内された尿は負圧によって導尿チューブ11a,11bを介して尿タンク21に導かれ蓄えられる。
なお、外皮シート4の内面は撥水処理が施されており、収尿材3から搾り出され、収尿材3と外皮シート4との間に達した尿は速やかに導尿口4aに導かれる。
尿タンク21に蓄えられた尿はワンタッチジョイント13により導尿チューブ11aと11bの接続を外し尿タンク21を運んで廃棄する。また、尿レシーバ1は、装着者が約1日使用した後に新しい尿レシーバ1と交換し、交換した古い尿レシーバ1を廃棄する。
このようにして装着者の排尿を処理するのであるが、本発明は収尿材3を難通気性の表面シート2で覆い、外皮シート4と表面シート2によって収尿材3を通気の気密性を高くして保持し真空ポンプ31により吸尿している。
表面シート2として不織布を使用した本発明による尿レシーバ1を用い、真空ポンプ31を120秒駆動して吸引した場合の吸尿材3からの尿回収率を測定したところ図6の特性aのようになる。特性aから明らかなように真空ポンプ31の吸引力が小さくても80%弱の回収率が得られる。一方、非通気性の表面シート2が無い場合には特性bのようになり、真空ポンプ31の吸引力を大きくしても60%弱程度しか回収できなくなっている。
このように、本発明に用いる尿レシーバは収尿材の表面を通水性で難通気性の表面シートで覆うようにしているので、収尿材は収尿材内の空気圧の低下に伴い圧縮されて尿が搾り出されるので尿の回収率が向上し尿レシーバの残尿量を低減できる。尿の回収率が向上すると吸引力の小さい小容量の真空ポンプで収尿材から吸尿できることになる。したがって、尿レシーバが装着者に不快感を与えることなく尿を回収でき、装置を小型かつ軽量化することができる。
また、装置を小型かつ軽量化することができるので、特に携帯用の自動排尿処理装置として用いると顕著な効果を奏し得る。さらに、装置を小型かつ軽量化し、真空ポンプで余分な空気を吸引しないので騒音を小さくできるので夜間に病室で利用しても他人に迷惑をかけることなく尿処理を行える。
図7に尿レシーバ1の他の例を示す。
図7は収尿材3を多層に積層配置した例を示し、収尿材3a,3bを2層に積層した例を示している。外皮シート4の底面側の収尿材3bの吸水性が収尿材3aよりも高くなるように積層配置している。収尿材3aは、親水化繊トウ束あるいはスポンジ系の材料で、収尿材3bは親水発泡体又は空隙構造体の材料である。
装着者が仰臥位や側臥位、座位など様々な姿勢をとることによって、身体と、床面や座面などとの間に挟まれ、収尿材3の一部が圧縮される。この状態で装着者が排尿すると、尿レシーバ1に排尿された尿が表面シート2を逆戻りすることがある。
図7に収尿材3a,3bを積層配置し下層の収尿材3bの吸水性を高くすることによって、排尿された尿は下層の収尿材3bへ収尿され尿が逆戻りするのを防止することができる。
なお、収尿材3は2層でなく多層に積層配置しても同様に尿が逆戻りするのを防止できることは明らかなことである。
本発明の他の実施例を図8〜10に示す。図8は他の実施例の自動排尿処理装置の全体構成図を示し、図9は尿レシーバの一部破断した詳細構成図、図10は図9のC−D断面拡大図を示している。図10の一点鎖線の図示右側はC矢視観断面を示し、左側はD矢視観断面を示している。
図8〜10に示す実施例において図1〜4に示す実施例と異なるところは、収尿材3を2層にし、表面シート2に接触する上層の収尿材3aを幅方向に分割して配置し上層収尿材3aの間に複数本の蛇腹状のバルーン7を配置したことである。
尿レシーバ1の収尿材3a、3bは図9、図10(a)に示すように2層に積層して外皮シート4と表面シート2によって通気の気密性を高くして保持されている。上層の収尿材3aは尿レシーバ1の幅方向に複数に分割され、所定間隔をおいて配置されている。
複数本の蛇腹状バルーン7は収尿材3aの間に尿レシーバ1の長手方向に配置されている。バルーン7の長さは尿レシーバ1の長手方向の長さと略等しくなる。バルーン7は塩化ビニールなどの軟質可撓性部材で構成されている。複数本の蛇腹状バルーン7の一端(図9の図示上側)は送風チューブ14aの一端に接続されている。
送風チューブ14aの他端にはワンタッチジョイント16より送風チューブ14bの一端が接続されている。ワンタッチジョイント16は送風チューブ14bの一端に取付けられている。送風チューブ14bの他端は真空ポンプ31に接続されている。なお、送風チューブ14bの他端はバルーン7の送風する場合には真空ポンプ31の排気口に接続され、バルーン7内の空気を排気する場合には真空ポンプ31の吸引口に接続されるが図示を簡単にするため一個所に接続して示している。
この構成において、装着者が排尿すると真空ポンプ31を駆動して尿タンク21に導き蓄えることは上述の実施例と同じである。この状態においては収尿材3aとバルーン7は図10(a)に示すようになっている。
制御基板34に搭載されている制御装置は尿センサ12から尿検知信号を入力し真空ポンプ31を起動してから設定時間後に送風チューブ14bの他端を真空ポンプ31の排気口に接続しバルーン7に送風する。設定時間は装着者の排尿時間により定められ、例えば、30秒〜60秒に設定される。
バルーン7は送風されると尿レシーバ1の幅方向に拡張する。収尿材3aはバルーン7の幅方向拡張により圧縮され、幅方向厚みが漸次小さくなる。バルーン7に送風を続けると、収尿材3aとバルーン7は図10(b)に示す状態になる。複数本のバルーン7は図10(b)の状態になると収尿材3bの遮蔽膜を形成する。
収尿材3bは上面を表面シート2とバルーン7により覆われるので通気の気密性を一層高くすることができる。したがって、収尿材3bは強く圧縮されて尿が搾り出されるので尿の回収率が向上し尿レシーバ1の残尿量を少なくすることができる。
制御基板34に搭載されている制御装置は真空ポンプ31による尿吸引の終了後に送風チューブ14bの他端を真空ポンプ31の吸気口に接続しバルーン7内のバルーン7の中の空気を真空ポンプ31で吸引して排気する。収尿材3aとバルーン7は図10(a)に示す状態になる。送風チューブ14bの他端の真空ポンプ31の排気口と吸気口への接続切替は、通常バルブで行われる。
バルーン7内の空気を全て排出したら真空ポンプ31を停止し、切替バルブを元に戻して一連の動作を終了する。
このように、図8〜10に示す実施例においても収尿材からの尿回収率をさらに向上させて尿レシーバの残尿量を低減でき、尿レシーバが装着者に不快感を与えることなく尿を回収でき、装置を小型かつ軽量化することができる。
以上のように、本発明は尿レシーバの収尿材からの尿回収率を向上させ尿レシーバの残尿量を低減できる。尿の回収率が向上すると吸引力の小さい小容量の真空ポンプで収尿材から吸尿できることになる。したがって、尿レシーバが装着者に不快感を与えることなく尿を回収でき、装置を小型かつ軽量化することができる。
また、装置を小型かつ軽量化することができるので、特に携帯用の自動排尿処理装置として用いると顕著な効果を奏し得る。さらに、装置を小型かつ軽量化し、真空ポンプで余分な空気を吸引しないので騒音を小さくできるので夜間に病室で利用しても他人に迷惑をかけることなく尿処理を行える。
なお、上述の実施例は外皮シートと表面シートが非通気性あるいは難通気性としているが、収尿材の通気の気密性を高めれば同様な効果が得られ若干通気性があっても良いことは勿論のことである。
また、外皮シートは断面コ字型としているが、略コ字型であればよくU字型や「ひ」字型などの形状であっても明らかなことである。
本発明の一実施例を示す全体構成図である。 尿レシーバの一例詳細構成図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB矢視観断面図である。 尿レシーバの装着状態を示す図である。 本発明を説明するための特性図である。 本発明の尿レシーバの他の一例を示す構成図である。 本発明の他の実施例を示す全体構成図である。 本発明の他の実施例の尿レシーバの一例詳細構成図である。 図9のC−D拡大断面図である。
符号の説明
1…尿レシーバ、2…表面シート、3、3a、3b…収尿材、4…外皮シート、5…ギャザー、6…ずれ止めテープ、7…蛇腹状バルーン、11a、11b…導尿チューブ、11c…吸引チューブ11、12…尿センサ、13、16…ワンタッチジョイント、14a,14b…送風チューブ、21…尿タンク、22…尿タンク蓋、31…真空ポンプ、32…モータ、33…バッテリ、34…制御基板41…下着。

Claims (5)

  1. 装着者の排尿部から***される尿を吸収する尿レシーバであって、底面に導尿口が穿設されている非通気性の外皮シートと、この外皮シートに収納される収尿材と、この収尿材の表面を覆うように配置され難通気性で通水性の表面シートと、排尿により電気的に導通する尿センサとを具備し、この尿センサが電気導体であることを特徴とする尿レシーバ。
  2. 前記外皮シートは非通水性であり、前記外皮シートの縁部輪郭に沿って植立してギャザーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の尿レシーバ。
  3. 前記外皮シートは非通水性であり、前記外皮シートの縁部輪郭に沿って前記外皮シート縁部の内側に傾斜植立してギャザーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の尿レシーバ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の尿レシーバと、蓋により密閉されている尿タンクと、前記外皮シートの底面に穿設されている導尿口から前記尿タンクに尿を導く導尿チューブと、前記尿タンク内の圧力を低下させて前記収尿材から尿を吸引する真空ポンプとを備え、前記収尿材に尿が吸入したことを尿センサが検出したときに前記真空ポンプを起動させ制御装置を設けたことを特徴とする自動排尿処理装置。
  5. 前記制御装置は、装着者が排尿すると真空ポンプを駆動して尿タンクに導き蓄えるよう前記真空ポンプを制御することを特徴とする請求項4に記載の自動排尿処理装置。

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