JP2005304006A - 電子音楽装置及びコンピュータ読み取り可能なプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の記録メディアの任意の1つに音楽コンテンツを暗号化して記録し得る電子音楽装置において、暗号化の解読を困難にし、音楽コンテンツの保護の強度を高める。
【解決手段】メモリカード8、ハードディスク装置10、フラッシュメモリROM11、CD−ROM12、インターネット15の各記録メディアに対して、メディアID(MD1,MD2,MD3,MD4,MD5)を対応付ける。各メディアIDをROM2の異なる位置に暗号化して記録しておく。音楽コンテンツの読み込み時に対応する記録メディアのメディアIDを復号して、メディアIDと秘密鍵とに基づいて復号化し、RAM3の一時記憶する。書込み時に記録メディアに対応するメディアIDと秘密鍵とに基づいて暗号化し、RAM3の内容を削除する。これにより、電子音楽装置における暗号化の解読を困難にし、音楽コンテンツの保護の強度を高める。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の記録メディアにアクセス可能で、該複数種類の記録メディアのうちの任意の1つの記録メディアから暗号化されて記録されている音楽コンテンツを読み出し、また任意の1つの記録メディアに音楽コンテンツを暗号化して記録し得る電子音楽装置及び同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能なプログラムに関する。
従来、電子楽器等の電子音楽装置において、MIDIデータで構成された楽曲データ(演奏データ)に基づいて自動演奏を行うものが広く知られている。また、電子楽器において、外部記憶メディアとして例えばスマートメディア(登録商標)等のメモリカードを採用し、このメモリカードの中から予め記憶されたMIDI楽曲データ等を読み出して自動演奏したり、ユーザが編集したり作曲したMIDI楽曲データをメモリカードに書き込んで記憶できるようにしたものがある。また、電子楽器には外部記録メディア等から、著作権保護が必要なMIDI楽曲データ等(以下、適宜「音楽コンテンツ」という。)を読み込んだ場合には、音楽コンテンツに著作権フラグを含む管理情報を付与して、違法コピーが行われないように著作権保護を計るものもある。
ところで、電子楽器に採用されるCPUが年々高速なものになってきており、HD(ハードディスク)、フラッシュメモリROM、CD−ROM/R/RWドライブなどを、内蔵したりUSB等のインターフェースを介して接続可能になったり、電子楽器用に多様な記録メディアが利用できるようになりつつある。このような複数種類の記録メディアを利用できると、各種のソフトウエア、各種のコンテンツを利用できて電子楽器の機能も高まる。また、ユーザの好み等に応じて前記音楽コンテンツもこれらの各種記録メディアに記録することができる。このような場合、該音楽コンテンツの著作権保護を考慮することも必要となる。
このような著作権保護の観点から、楽曲データを暗号化する技術が例えば特開2003−208163号公報に開示されている。この従来技術では、楽曲データをネットワークを介して配信し、該楽曲データを電子楽器に取り込んで自動演奏等を行うものであり、試聴用の楽曲データを不正使用できないように、キー(秘密鍵)を使って楽曲データ等を暗号化するようにしている。
特開2003−208163号公報
上記のような暗号化に秘密鍵を使うと、復号のときもその秘密鍵が必要となるため、例えば個別の装置(スタンドアローン)としても使用される電子楽器においては、秘密鍵を電子楽器内に記憶しておくことが必要となる。また、複数種類の記録メディアに各々記憶する音楽コンテンツを暗号化する場合には、共通の秘密鍵を使う方が処理プログラム等が簡単になるが、一旦秘密鍵が見つけられてしまうと、全ての記録メディアの音楽コンテンツについて、容易に復号化されてしまい、ひいては違法コピーが可能になるなど、保護の強度が弱いという問題がある。
本発明は、上記問題に対処するために、複数種類の記録メディアにアクセス可能で、該複数種類の記録メディアの任意の1つの記録メディアに暗号化されて記録されている音楽コンテンツを読み出し、または同1つの記録メディアに暗号化して記録し得る電子音楽装置において、暗号化の解読を困難にし、音楽コンテンツの保護の強度を高めることを課題とする。
請求項1の電子音楽装置、または請求項11のコンピュータ読み取り可能なプログラムをコンピュータで実行することにより、記憶手段(記憶装置)から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得し、その記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その暗号化された音楽コンテンツを前記取得されたメディアIDを用いて復号化するようにした。これにより、音楽コンテンツの記録されている記録メディアに対応するメディアIDを取得できない限り、暗号化された音楽コンテンツが復号化され得ない。
請求項2の電子音楽装置は、請求項1において、記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツに対して、記憶装置から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を復号化し、この共通鍵情報と取得したメディアIDを用いて復号用鍵を生成し、この生成された復号用鍵を用いて、暗号化された音楽コンテンツを復号化するようにした。これにより、復号化の手順が複雑になる。
請求項3の電子音楽装置は、請求項1において、楽曲を表す暗号化された楽曲データ、暗号化された楽曲データを復号化するための暗号化された楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツに対して、記憶手段から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を復号化し、この共通鍵情報と取得したメディアIDを用いて復号用鍵を生成し、この生成された復号用鍵を用いて楽曲データ鍵を復号化し、この復号化された楽曲データ鍵を用いて音楽コンテンツに含まれる楽曲データを復号化するようにした。これにより、復号化の手順が複雑になる。
請求項4の電子音楽装置、または請求項12のコンピュータ読み取り可能なプログラムをコンピュータで実行することにより、記憶手段(記憶装置)から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得し、この取得されたメディアIDを用いて音楽コンテンツを暗号化して、その暗号化された音楽コンテンツを指定された記録メディアに書き込むようにした。これにより、複雑に暗号化された音楽コンテンツが記録メディアに記録される。
請求項5の電子音楽装置は、請求項4において、記録メディアの種類とは独立した共通鍵情報を含む音楽コンテンツに対して、記憶装置から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、共通鍵情報と前記メディアIDを用いて暗号用鍵を生成し、この生成された暗号用鍵を用いて音楽コンテンツを暗号化し、共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を暗号化し、この暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツを指定された記録メディアに書き込むようにした。これにより、複雑に暗号化された音楽コンテンツが記録メディアに記録される。
請求項6の電子音楽装置は、請求項4において、楽曲を表す楽曲データ、前記楽曲データを暗号化するための楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した共通鍵情報を含む音楽コンテンツに対して、記憶装置から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、楽曲データ鍵を用いて楽曲データを暗号化し、共通鍵情報と前記メディアIDを用いて暗号用鍵を生成し、この生成された暗号用鍵を用いて楽曲データ鍵を暗号化する。共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を暗号化し、暗号化された楽曲データ、楽曲データ鍵および共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツを指定された記録メディアに書き込むようにした。これにより、複雑に暗号化された音楽コンテンツが記録メディアに記録される。
請求項7の電子音楽装置、または請求項13のコンピュータ読み取り可能なプログラムをコンピュータで実行することにより、記憶手段(記憶装置)から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得し、その記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その読み出されて暗号化された音楽コンテンツを前記取得された読み出し用メディアIDを用いて復号化し、この復号化された音楽コンテンツを一時記憶手段(一時記憶装置)に一時的に記憶し、前記記憶手段(憶記装置)から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得し、その取得された書き込み用メディアIDを用いて前記一時記憶手段に記憶されている音楽コンテンツを暗号化し、その暗号化された音楽コンテンツを前記音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込む書き込むようにした。これにより、音楽コンテンツは移動先の記録メディアに応じて暗号化されて記録される。
請求項8の電子音楽装置は、請求項7において、記憶メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツに対して、記憶手段から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を復号化し、この復号化された共通鍵情報と前記読み出し用メディアIDを用いて復号用鍵を生成し、この生成された復号用鍵を用いて音楽コンテンツを復号化し、復号化された共通鍵情報を含む復号化された音楽コンテンツを一時記憶手段に一時的に記憶する。この一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報と前記書き込み用メディアIDを用いて暗号用鍵を生成し、この生成された暗号用鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている音楽コンテンツを暗号化する。前記共通秘密鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報を暗号化し、この暗号化された共通鍵情報を含む前記暗号化された音楽コンテンツを前記音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込むようにした。これにより、音楽コンテンツは移動先の記録メディアに応じて暗号化されて記録される。
請求項9の電子音楽装置は、請求項7において、楽曲を表す暗号化された楽曲データ、前記暗号化された楽曲データを復号化するための暗号化された楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツに対して、記憶手段から共通秘密鍵と前記メディアIDを取得し、共通秘密鍵を用いて共通鍵情報を復号化し、この復号化された共通鍵情報と前記読み出し用メディアIDを用いて復号用鍵を生成し、この生成された復号用鍵を用いて楽曲データ鍵を復号化し、この復号化された楽曲データ鍵を用いて楽曲データを復号化し、復号化された共通鍵情報、楽曲データ鍵および楽曲データを一時記憶手段に一時的に記憶する。この一時記憶手段に記憶されている楽曲データ鍵を用いてこの一時記憶手段に記憶されている楽曲データを暗号化し、この一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報と前記書き込み用メディアIDを用いて暗号用鍵を生成しする。この生成された暗号用鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている楽曲データ鍵を暗号化するとともに、共通秘密鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報を暗号化し、暗号化された楽曲データ、楽曲データ鍵および共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込むようにした。これにより、音楽コンテンツは移動先の記録メディアに応じて暗号化されて記録される。
請求項10の電子音楽装置は、請求項7ないし9において、暗号化された音楽コンテンツを同音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込んだ後、一時記憶手段に記憶されている音楽コンテンツを消去するようにした。これにより、音楽コンテンツは移動先の記録メディアに応じて暗号化されて記録される。
請求項1または請求項11によれば、音楽コンテンツの記録されている記録メディアに対応するメディアIDを取得できない限り、暗号化された音楽コンテンツが復号化され得ないので、複数の記録メディアに記録された音楽コンテンツを自由に再生することができなくなり、音楽コンテンツの著作権的な保護が高められる。
請求項2または請求項3によれば、請求項1と同様な効果が得られるとともに、復号化の手順が複雑になるので、音楽コンテンツの著作権的な保護がさらに高められる。
請求項4〜請求項6または請求項12によれば、複雑に暗号化された音楽コンテンツが記録メディアに記録され、音楽コンテンツの著作権的な保護がさらに高められる。
請求項7〜請求項10によれば、複数の記録メディアのうちの1つの記録メディアから他の1つの記録メディアに音楽コンテンツを移動しても、音楽コンテンツは移動先の記録メディアに応じて暗号化されて記録されるので、音楽コンテンツの著作権的な保護が高められる。
図1は本発明の実施形態の電子楽器及び周辺機器のハード構成ブロック図であり、CPU1(制御手段)はROM2に格納されている制御プログラムに基づいてRAM3のワーキングエリアを使用して電子楽器全体の制御を行う。通常の電子楽器の基本的な機能として、CPU1は入力操作部4の鍵盤等の操作イベントを検出してマニュアル演奏の制御を行う。また、入力操作部4のパネル操作子等の操作イベントを検出し各種操作子の操作に応じた処理を行う。さらに、液晶パネル等のディスプレイ5における表示の制御を行う。音源6は、鍵盤演奏あるいは自動演奏等によりCPU1から設定される各種データに応じて楽音信号を生成してサウンドシステム7に出力し、サウンドシステム7は楽音信号のD/A変換や増幅等を行ってスピーカー等で発音する。
この電子楽器は、記録メディアあるいはそのドライブ装置として、メモリカード8に対してデータの読み書きを行うメモリカード読書装置9、内蔵のハードディスクにデータの読み書きを行うハードディスク装置(HDD)10、内部の記憶領域に対してデータの読み書きを行うフラッシュメモリROM11、CD−ROM12からデータを読み出すCD−ROMドライブ13を備えている。このうち、メモリカード読書装置9、ハードディスク装置10、フラッシュメモリROM11は楽器本体に内蔵されているが、CD−ROMドライブ13はインターフェース14を介してUSBケーブルで外付けにされている。また、インターフェース14を介してインターネット15とも接続可能である。すなわち、この実施形態では、メモリカード8、ハードディスク装置10、フラッシュメモリROM11、CD−ROM12、及びインターネット15のサイト等が、種類の異なる複数の記録メディアである。
そして、メモリカード読書装置9、ハードディスク装置10、フラッシュメモリROM11、CD−ROMドライブ13、インターフェース14のインターネット接続部に対して、それぞれ異なるIDとしてメディアID(順に「MD1,MD2,MD3,MD4,MD5」とする)が割当てられる。これらのメディアIDは、ROM2(記憶手段)に記憶されている制御プログラムの所定の領域に暗号化されて書き込まれている。これにより、当該電子楽器には、各記録メディアに対してメディアIDが設定されている。メディアIDは、秘密鍵として利用できる情報であれば何でもよいが、容易に推測されることがなく、互いに異なるものであることが好ましい。
図2は実施形態の電子楽器が扱う楽曲データと各記録メディアとに対する処理の概略を示す図である。「楽曲データの提供」のブロックは、楽曲データを記録したメモリカード8やCD−ROM12の販売元、楽曲データの配信・販売サービスを行うインターネット15上のサイト等である。このメモリカード8、CD−ROM12、インターネット15によって提供される楽曲データは、当該電子楽器用に各記録メディアに対応する上記メディアID(当該電子楽器におけると同じメディアID)に基づく後述の秘密鍵により予め暗号化されている。そして、この暗号化済みの楽曲データが対応する記録メディアによって提供される。
メモリカード8及びCD−ROM12の暗号化された楽曲データは読み出し(LOAD)により各々のメディアID(MD1,MD2)に基づく秘密鍵により復号化される。また、インターネット15からダウンロードした暗号化された楽曲データはそのメディアID(MD5)に基づく秘密鍵により復号化される。各復号化された楽曲データはRAM3のコンテンツ記憶エリア(一時記憶手段又は一時記憶装置)に記憶される。また、メモリカード8、ハードディスク装置10やフラッシュメモリROM11の記録が可能な記録メディアでは各々のメディアIDに基づく秘密鍵により暗号化されてその記録メディアに記録(SAVE)可能であるが、こららの読み出し及び記録が可能な記録メディア間では、著作権保護が必要な楽曲データすなわち暗号化された楽曲データは、コピーができず移動のみが可能となっている。
図3は暗号化された音楽コンテンツのデータ構成と復号化及び暗号化の手順を示す概念図である。音楽コンテンツのデータは、共通鍵情報、セキュリティ情報及び楽曲データ情報から構成されており、これらの情報はそれぞれ暗号化されている。共通鍵情報にはランダム値に基づいて設定された共通鍵Aが含まれている。セキュリティ情報にはファイル名、著作物の名前、コピーライト情報(フラグ)、コンテンツIDが含まれており、このコンテンツIDは音楽コンテンツのデータ全体で一つのIDである。このコンテンツIDは、楽曲情報を復号化するための後述する鍵C(楽曲データ鍵)として機能する。楽曲データ情報には、MIDI楽曲データ、論理楽譜データ、スタイル(伴奏用演奏データ)、レジストレーション(電子オルガン等の音色や効果等を指定するデータ)等が含まれている。
ROM2(記憶手段)には制御プログラムと、各記録メディアに対応するメディアID(MD1,MD2,MD3,MD4,MD5)が記憶されている。これらのメディアIDは互いに離れた場所(アドレス)に、記録メディア毎に異なる所定の秘密鍵により別々の暗号化を施して記憶されている。なお、このメディアIDの記憶位置や暗号化の処理は記録メディア毎に予め決められているので、当該電子楽器において制御プログラムの実行により各記録メディアに応じたメディアIDの読み出し及び復号化が可能なことはいうまでもない。また、ROM2の制御プログラム中には所定の秘密鍵AA(共通秘密鍵)が記憶されている。この秘密鍵AAは、音楽コンテンツ中の共通鍵情報を復号化および復号化された共通鍵情報を暗号化するためのものである。
暗号化された音楽コンテンツを復号化する場合には、まず、制御プログラム中の秘密鍵AAにより共通鍵情報のデータを復号化して共通鍵Aを得る。次に、該音楽コンテンツの記録メディアに対応するメディアIDを復号化して読み出し、このメディアIDと共通鍵Aとにより、所定の演算等を行ってセキュリティ情報を復号化するための鍵B(復号用鍵)を生成する。さらに、この鍵Bによりセキュリティ情報を復号化し、その中のコンテンツIDを鍵C(楽曲データ鍵)として得る。そして、この鍵Cにより楽曲データ情報を復号化する。この復号化により得られた鍵A、鍵B、鍵C、メディアID及び楽曲データは、復号化された状態でRAM3のコンテンツ記憶エリア(一時記憶手段又は一時記憶装置)に一時記憶する。そして、この楽曲データ等は所定のプログラムに従って読み出され、自動演奏等に適宜利用される。
次に、この復号化されたが音楽コンテンツをメモリカード8、ハードディスク装置10あるいはフラッシュメモリROM11等に記録する際の暗号化の手順は以下のとおりである。まず、暗号化(記録)する音楽コンテンツのセキュリティ情報を指定すると、そのセキュリティ情報に対応する音楽コンテンツの共通鍵情報の共通鍵Aと記録先の記録メディアのメディアIDとにより鍵B(暗号用鍵)を生成する。そして、鍵Bによりセキュリティ情報(コンテンツID(楽曲データ鍵)を含む)を暗号化するとともに、制御プログラム中の所定の秘密鍵AA(共通秘密鍵)により共通鍵Aを含む共通鍵情報を暗号化する。そして、暗号化前のコンテンツIDである鍵C(楽曲データ鍵)により楽曲データ情報を暗号化する。
図4は実施形態のメインルーチンのフローチャート、図5は読み込みルーチンのフローチャート、図6は書き込みルーチンのフローチャートである。これらの各ルーチンの処理はCPU1(制御手段)による制御プログラムの実行に基づき行われる。図4のメインルーチンでは、ステップS1で、初期設定などの起動処理、入力操作部4の操作パネルの操作に対応する処理、入力操作部4の鍵盤での演奏に基づく発音処理、楽曲データに基づく自動演奏処理、押鍵ガイドランプの点灯などの演奏ガイド処理、RAM3のコンテンツ記憶エリアに一時記憶さらた音楽コンテンツの指定処理、メモリカード8、ハードディスク装置10、フラッシュメモリROM11,CD−ROMドライブ13(CD−ROM12)及びインターネット15からなる記録メディアの指定処理、同記録メディア内のコンテンツの指定処理など、電子楽器の一般的な処理を行う。
次に、ステップS2で楽曲データのロード指示の有無を判定し、ロード指示がなければステップS4に進み、ロード指示があればステップS3で図5の読み込みルーチンの処理を行って、ステップS4に進む。ステップS4では楽曲データのセーブ指示の有無を判定し、セーブ指示がなければステップS6に進み、セーブ指示があればステップS5で図6の書き込みルーチンの処理を行って、ステップS6に進む。ステップS6ではその他の処理を行い、ステップS7で電源オフ等による処理の終了でなければステップS1以降を繰り返す。
図5の読み込みルーチンでは、ステップS11で音楽コンテンツが暗号化されているか否かを判定し、暗号化されていなければ、ステップS12でそのまま音楽コンテンツを読み込んでRAM3のコンテンツ記憶エリアに一時記録してステップS26に進む。暗号化されていればステップS13以降の処理を行う。なお、音楽コンテンツが暗号化されているか否かは、例えば通常の読み取り動作を行って、読み取れなければ暗号化されていると判断してもよいし、予め暗号化されている旨が音楽コンテンツに記録されているものでもよい。
ステップS13〜S17では、どの種類の記録メディアから読み込むのかを判定して、ステップS18〜S22で各々の記録メディアに応じた処理を行う。すなわち、ステップS18〜S22では、ROM2のその読込む記録メディアに対応する位置(アドレス)からその記録メディアに対応するメディアIDのデータを読み出して復号化し、その復号化された値(MD1〜MD5)を対応するメディアIDとして記憶する。そして、ステップS24に進む。なお、いずれの記録メディアでもなければ、ステップS23で例えば「対応していない記録メディアです」等の警告表示を行い、ステップS26に進む。
ステップS24では、前記図3について説明したように、秘密鍵AAを用いて共通鍵情報を復号化することにより共通鍵Aを取得して、共通鍵AとメディアIDで鍵B(復号用鍵)を作り、鍵Bでセキュリティ情報を復号化し、このセキュリティ情報のコンテンツIDを鍵C(楽曲データ鍵)として楽曲データを復号化する。次に、ステップS25で各鍵、ID、セキュリティ情報、楽曲データを復号化された状態でRAM3のコンテンツ記憶エリアに一時記憶(仮想記憶)する。そして、ステップS16で読み込むべきデータが終了していなければステップS11に戻り、終了していれば元のルーチンに復帰する。
図6の書込みルーチンは、図5の読み込みルーチンの処理により、音楽コンテンツが記録メディアから読み出されるとともに復号化されてRAM3のコンテンツ記憶エリア(一時記憶手段又は一時記憶装置)に一時記憶(仮想記憶)され、かつ図4のステップS1で前記音楽コンテンツが選択されているとき(楽曲データとそれに対応するセキュリティ情報が指定されているとき)に起動される。すなわち、この書き込みルーチンは、図4のステップS4による楽曲データのセーブ指示の判定に応答して、RAM3内に復号化されるとともに一時記憶されている音楽コンテンツを記録メディアに暗号化して書き込む処理である。先ず、ステップS31でその音楽コンテンツは暗号化すべきものであるか否かを判定し、暗号化すべきものでなければ、ステップS32でそのまま暗号化しないで音楽コンテンツを記録メディアに書き込んでステップS44に進む。暗号化すべきものであればステップS33以降の処理を行う。なお、音楽コンテンツが暗号化すべきか否かは、セキュリティ情報のコピーライト情報(フラグ)等により判定される。
ステップS33〜S36では、どの種類の記録メディア上に書き込むのかを判定して、ステップS37〜S40で各々の記録メディアに応じた処理を行う。なお、破線で示したステップS51,S52については後述する。ステップS37〜S40では、ROM2のその書き込む記録メディアに対応する位置(アドレス)からその記録メディアに対応するメディアIDのデータを読み出して復号化し、その復号化された値(MD1〜MD3,MD5)を対応するメディアIDとして記憶する。そして、ステップS42に進む。なお、いずれの記録メディアでもなければ、ステップS41で例えば「書き込むべき記録メディアがありません」等の警告表示を行い、ステップS44に進む。
ステップS42では、前記図3について説明したように、共通鍵AとメディアIDで鍵B(暗号用鍵)を作り、鍵Bでセキュリティ情報(楽曲データ鍵)を暗号化する。また、秘密鍵AAで共通鍵Aを暗号化する。さらに、セキュリティ情報中のコンテンツIDを鍵C(楽曲データ鍵)として楽曲データを暗号化し、共通鍵A情報、セキュリティ情報、楽曲データを1つの音楽コンテンツとしてまとめる。次に、ステップS43で、共通鍵A情報、セキュリティ情報、楽曲データをまとめた音楽コンテンツを、指定の記録メディアに記録するとともに、RAM3に一時記憶(仮想記憶)された音楽コンテンツを削除する。そして、ステップS44で書き込むべきデータが終了していなければステップS31に戻り、終了していれば元のルーチンに復帰する。
以上の実施形態では、CD−ROMドライブ13がCD−ROM12からの読み込みのみを行う場合について説明したが、CD−ROMドライブ13がCDR/RWに対して書き込む機能を持っている場合は、図6の破線で示したステップS51,S52を実行すればよい。すなわち、ステップS51でCDR/RWに書き込むかを判定したとき、ステップS52で、ROM2内であってCDR/RWに対応する位置(アドレス)からCDR/RWに対応するメディアIDのデータを読み出して復号化してメディアIDとして記憶して、ステップS42に進む。
上記実施形態においては、基本的に装置を改造することは考慮していないが、記録メディアの種類毎に共通なメディアID(メディア番号)を設定し、楽曲データを暗号化している。したがって、第1の電子楽器の記録メディア(フラッシュメモリ以外)を外して第1の電子楽器とは異なる第2の電子楽器に装着すれば、第1の電子楽器に利用した楽曲データが、第2の電子楽器で利用できるようになってしまう。なお、フラッシュメモリ(ROM)については、基板上に半田付けで固定されており、取り外しができない。これに対しては、CD−ROM以外については次のようにすれば解消できる。取り外しが容易なメモリカードについては、ID番号付きのものを採用し、個々のメモリカード毎に異なる暗号化をした上で、メモリカードに記録するようにする。ハードディスク装置については、個々のハードディスク装置毎に異なる数値となる各フォーマット・シリアル番号に基づいて暗号化し、記録するようにする。このことは、記録メディアの種類ごとに設けられたメディアIDを記憶するID記憶手段が、ROM2だけではなく、各記録メディアごとに設けられていることを意味する。これによれば、1台の電子楽器でしか復号化できなくなる。
また、上記実施形態においては、複数の記録メディアのうちの1つの記録メディアに記録されている楽曲データをRAM3に一時的に記憶させることと、RAM3に一時的に記憶されている楽曲データを複数の記録メディアのうちの1つの記録メディアに記録させることとをそれぞれ独立に行った。しかし、これに加えて、複数の記録メディアのうちの1つの記録メディアに記録されている音楽コンテンツを、複数の記録メディアのうちの他の1つの記録メディアに転送するようにすることもできる。この場合、CPU1は、図4のステップS5とステップS6との間にステップS8,S3’,S5’の処理を追加した図7のメインルーチンを実行する。
このメインルーチンでは、ステップS1の入力操作部4における操作パネルの操作に対応する処理により、音楽コンテンツがムーブ指示されると、CPU1はステップS8にて「YES」と判定して、ステップS3’,S5’を順次自動的に実行する。ステップS3’,S5’の処理は、上記実施形態のステップS3,S5の処理と同じである。なお、この場合には、移動される音楽コンテンツを記録した1つの記録メディアおよび同記録メディア内の音楽コンテンツが指定されるととともに、音楽コンテンツが記録される移動先の記録メディアの指定される。これにより、指定された1つの記録メディアに記録されている音楽コンテンツは、上記実施形態の場合と同様に復号化されて一旦RAM3に一時的に記憶される。その後、前記一時記憶された音楽コンテンツはRAM3から自動的に読み出されて、上記実施形態の場合と同様に暗号化されて指定された1つの記録メディアに記録される。また、RAM3内の音楽コンテンツはその後に消去される。
また、上記実施形態および変形例では、鍵Bでセキュリティ情報を復号化および暗号化するとともに、セキュリティ情報中の鍵C(楽曲データ鍵)で楽曲データ情報を復号化及び暗号化するようにした。しかし、これに代えて、セキュリティ情報中のコンテンツIDである鍵C(楽曲データ鍵)を省略して、鍵B(復号用鍵および暗号用鍵)により楽曲データ情報およびセキュリティ情報(コンテンツIDである鍵Cを含まない)を復号化および暗号化するようにしてもよい。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
本発明の実施形態の電子楽器及び周辺機器のハード構成ブロック図である。 実施形態の電子楽器が扱う楽曲データと各記録メディアとに対する処理の概略を示す図である。 実施形態における暗号化された音楽コンテンツのデータ構成と復号化及び暗号化の手順を示す概念図である。 実施形態におけるメインルーチンのフローチャートである。 実施形態における読み込みルーチンのフローチャートである。 実施形態における書き込みルーチンのフローチャートである。 前記メインルーチンの変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
2…ROM、3…RAM、8…メモリカード、9…メモリカード読書装置、10…ハードディスク装置、11…フラッシュメモリROM、12…CD−ROM、13…CD−ROMドライブ、15…インターネット

Claims (13)

  1. 複数種類の記録メディアにそれぞれ記録されている、暗号化された音楽コンテンツを再生可能な電子音楽装置であって、
    複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得するメディアID取得手段と、
    前記音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その読み出されて暗号化された音楽コンテンツを前記取得されたメディアIDを用いて復号化する読み出し手段とを備える
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  2. 請求項1に記載の電子音楽装置において、
    前記暗号化された音楽コンテンツは、記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記暗号化された共通鍵情報を復号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記読み出し手段は、
    前記共通秘密鍵を用いて前記暗号化された共通鍵情報を復号化する共通鍵情報復号化手段と、
    前記復号化された共通鍵情報と前記取得したメディアIDを用いて、前記暗号化された音楽コンテンツを復号化するための復号用鍵を生成する復号用鍵生成手段と、
    前記生成された復号用鍵を用いて、前記読み出されて暗号化された音楽コンテンツを復号化する音楽コンテンツ復号化手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  3. 請求項1に記載の電子音楽装置において、
    前記暗号化された音楽コンテンツは、楽曲を表す暗号化された楽曲データ、前記暗号化された楽曲データを復号化するための暗号化された楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記暗号化された共通鍵情報を復号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記読み出し手段は、
    前記共通秘密鍵を用いて前記暗号化された共通鍵情報を復号化する共通鍵情報復号化手段と、
    前記復号化された共通鍵情報と前記取得したメディアIDを用いて、前記暗号化された楽曲データ鍵を復号化するための復号用鍵を生成する復号用鍵生成手段と、
    前記生成された復号用鍵を用いて、前記読み出されて暗号化された音楽コンテンツに含まれる暗号化された楽曲データ鍵を復号化する楽曲データ鍵復号化手段と、
    前記復号化された楽曲データ鍵を用いて、前記読み出されて暗号化された音楽コンテンツに含まれる暗号化された楽曲データを復号化する楽曲データ復号化手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  4. 複数種類の記録メディアに音楽コンテンツを暗号化してそれぞれ記録可能な電子音楽装置であって、
    複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得するメディアID取得手段と、
    前記取得されたメディアIDを用いて音楽コンテンツを暗号化して、その暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込む書き込み手段とを備える
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  5. 請求項4に記載の電子音楽装置において、
    前記音楽コンテンツは、記録メディアの種類とは独立した共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記共通鍵情報を暗号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記書き込み手段は、
    前記共通鍵情報と前記メディアIDを用いて暗号用鍵を生成する暗号用鍵生成手段と、
    前記生成された暗号用鍵を用いて、前記音楽コンテンツを暗号化する音楽コンテンツ暗号化手段と、
    前記共通秘密鍵を用いて前記共通鍵情報を暗号化する共通鍵情報暗号化手段と、
    前記暗号化された共通鍵情報を含む前記暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込む音楽コンテンツ書き込み手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  6. 請求項4に記載の電子音楽装置において、
    前記音楽コンテンツは、楽曲を表す楽曲データ、前記楽曲データを暗号化するための楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記共通鍵情報を暗号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記書き込み手段は、
    前記楽曲データ鍵を用いて楽曲データを暗号化する楽曲データ暗号化手段と、
    前記共通鍵情報と前記メディアIDを用いて暗号用鍵を生成する暗号用鍵生成手段と、
    前記生成された暗号用鍵を用いて、前記楽曲データ鍵を暗号化する楽曲データ鍵暗号化手段と、
    前記共通秘密鍵を用いて前記共通鍵情報を暗号化する共通鍵情報暗号化手段と、
    前記暗号化された楽曲データ、前記暗号化された楽曲データ鍵および前記暗号化された共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込む音楽コンテンツ書き込み手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  7. 複数種類の記録メディア間にて暗号化された音楽コンテンツを移動可能な電子音楽装置であって、
    複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを読み出し用メディアIDとして取得する読み出し用メディアID取得手段と、
    前記音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その読み出されて暗号化された音楽コンテンツを前記取得された読み出し用メディアIDを用いて復号化する読み出し手段と、
    前記復号化された音楽コンテンツを一時的に記憶する音楽コンテンツ一時記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを書き込み用メディアIDとして取得する書き込み用メディアID取得手段と、
    前記取得された書き込み用メディアIDを用いて前記一時記憶されている音楽コンテンツを暗号化して、その暗号化された音楽コンテンツを同音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込む書き込み手段とを備える
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  8. 請求項7に記載の電子音楽装置において、
    前記暗号化された音楽コンテンツは、記憶メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記共通鍵情報を復号化および暗号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記読み出し手段は、
    前記共通秘密鍵を用いて前記暗号化された共通鍵情報を復号化する共通鍵情報復号化手段と、
    前記復号化された共通鍵情報と前記取得した読み出し用メディアIDを用いて前記音楽コンテンツを復号化するための復号用鍵を生成する復号用鍵生成手段と、
    前記生成された復号用鍵を用いて、前記読み出されて暗号化された音楽コンテンツを復号化する音楽コンテンツ復号化手段とを有し、
    前記一時記憶手段は、前記復号化された共通鍵情報を含む前記復号化された音楽コンテンツを一時的に記憶し、
    前記書き込み手段は、
    前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報と前記書き込み用メディアIDを用いて暗号用鍵を生成する暗号用鍵生成手段と、
    前記生成された暗号用鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている音楽コンテンツを暗号化する音楽コンテンツ暗号化手段と、
    前記共通秘密鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報を暗号化する共通鍵情報暗号化手段と、
    前記暗号化された共通鍵情報を含む前記暗号化された音楽コンテンツを前記音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込む音楽コンテンツ書き込み手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  9. 請求項7に記載の電子音楽装置において、
    前記暗号化された音楽コンテンツは、楽曲を表す暗号化された楽曲データ、前記暗号化された楽曲データを復号化するための暗号化された楽曲データ鍵、および記録メディアの種類とは独立した暗号化された共通鍵情報を含んでおり、
    前記記憶手段は、前記共通鍵情報を復号化および暗号化するための共通秘密鍵をさらに記憶しており、
    前記読み出し手段は、
    前記共通秘密鍵を用いて前記暗号化された共通鍵情報を復号化する共通鍵情報復号化手段と、
    前記復号化された共通鍵情報と前記取得した読み出し用メディアIDを用いて復号用鍵を生成する復号用鍵生成手段と、
    前記生成された復号用鍵を用いて、前記暗号化された楽曲データ鍵を復号化する楽曲データ鍵復号化手段と、
    前記復号化された楽曲データ鍵を用いて、前記暗号化された楽曲データを復号化する楽曲データ復号化手段とを有し、
    前記一時記憶手段は、前記復号化された共通鍵情報、楽曲データ鍵および楽曲データを一時的に記憶し、
    前記書き込み手段は、
    前記一時記憶手段に記憶されている楽曲データ鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている楽曲データを暗号化する楽曲データ暗号化手段と、
    前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報と前記書き込み用メディアIDを用いて暗号用鍵を生成する暗号用鍵生成手段と、
    前記生成された暗号用鍵を用いて、前記一時記憶手段に記憶されている楽曲データ鍵を暗号化する楽曲データ鍵暗号化手段と、
    前記共通秘密鍵を用いて前記一時記憶手段に記憶されている共通鍵情報を暗号化する共通鍵情報暗号化手段と、
    前記暗号化された楽曲データ、楽曲データ鍵および共通鍵情報を含む暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込む音楽コンテンツ書き込み手段とを有する
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  10. 請求項7ないし9のいずれか一項に記載の電子音楽装置において、さらに、
    前記書き込み手段が前記暗号化された音楽コンテンツを同音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込んだ後、前記一時記憶手段に記憶されている音楽コンテンツを消去する消去手段を備える
    ことを特徴とする電子音楽装置。
  11. 複数種類の記録メディアにそれぞれ記録されている、暗号化された音楽コンテンツを再生可能な電子音楽装置に適用されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    記憶装置に記憶されていて複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得するメディアID取得ステップと、
    前記音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その読み出されて暗号化された音楽コンテンツを前記取得されたメディアIDを用いて復号化する読み出しステップとを含む
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  12. 複数種類の記録メディアに音楽コンテンツを暗号化してそれぞれ記録可能な電子音楽装置に適用されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    記憶装置に記憶されていて複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを取得するメディアID取得ステップと、
    前記取得されたメディアIDを用いて音楽コンテンツを暗号化して、その暗号化された音楽コンテンツを前記指定された記録メディアに書き込む書き込みステップとを含む
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  13. 複数種類の記録メディア間にて暗号化された音楽コンテンツを移動可能な電子音楽装置に適用されたコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    記憶装置に記憶されていて複数種類の記録メディアにそれぞれ割り当てられた複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアに対応したメディアIDを読み出し用メディアIDとして取得する読み出し用メディアID取得ステップと、
    前記音楽コンテンツの読み出しが指定された記録メディアから暗号化された音楽コンテンツを読み出して、その読み出されて暗号化された音楽コンテンツを前記取得された読み出し用メディアIDを用いて復号化する読み出し手段と、
    前記復号化された音楽コンテンツを一時記憶装置に一時的に記憶する一時記憶ステップと、
    前記記憶装置に記憶されている複数のメディアIDの中から、音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに対応したメディアIDを書き込み用メディアIDとして取得する書き込み用メディアID取得ステップと、
    前記取得された書き込み用メディアIDを用いて前記一時記憶装置に記憶されている音楽コンテンツを暗号化して、その暗号化された音楽コンテンツを前記音楽コンテンツの書き込みが指定された記録メディアに書き込む書き込みステップとを備える
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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