JP2005302793A - 光源装置 - Google Patents

光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005302793A
JP2005302793A JP2004112640A JP2004112640A JP2005302793A JP 2005302793 A JP2005302793 A JP 2005302793A JP 2004112640 A JP2004112640 A JP 2004112640A JP 2004112640 A JP2004112640 A JP 2004112640A JP 2005302793 A JP2005302793 A JP 2005302793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
laser element
light source
cylindrical heat
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004112640A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Matsuuchi
秀高 松内
Hiroshi Hayashi
博史 林
Chika Kita
親 北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2004112640A priority Critical patent/JP2005302793A/ja
Publication of JP2005302793A publication Critical patent/JP2005302793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】装置構成の複雑化を回避しながら、半導体レーザ素子の発光波長を可及的に安定化できる光源装置を提供する。
【解決手段】半導体レーザ素子31aと光入射端近くにファイバブラッググレーティングを形成した光ファイバ32とを備えたレーザモジュールLMと、そのレーザモジュールLMから離間した状態で前記半導体レーザ素子31a及び前記光ファイバ32における前記ファイバブラッググレーティングの形成箇所を覆う筒状熱伝導部33と、その筒状熱伝導部33を加熱又は冷却するための加熱装置HE又は冷却装置CEとが設けられた光源装置において、前記筒状熱伝導部33の一部と前記レーザモジュールLMにおける半導体レーザ素子31aの設置箇所付近とを熱的に連結するための連結熱伝導部HCが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザ素子と光入射端近くにファイバブラッググレーティングを形成した光ファイバとを備えたレーザモジュールと、そのレーザモジュールから離間した状態で前記半導体レーザ素子及び前記光ファイバにおける前記ファイバブラッググレーティングの形成箇所を覆う筒状熱伝導部と、その筒状熱伝導部を加熱又は冷却するための加熱装置又は冷却装置とが設けられた光源装置に関する。
かかる光源装置は、半導体レーザ素子の出射レーザ光を光ファイバにて取り出して、種々の目的の利用に供する装置であり、光ファイバは、それの光入射端に効率良く半導体レーザ素子の出射光が入射されるように適正に位置決めされて、半導体レーザ素子と共にレーザモジュールとしてモジュール化されている。
半導体レーザ素子は、雰囲気温度等の動作条件によって発光波長が大きく変化する特質を有するため、発光波長が安定していることが要求される用途には発光波長を安定化させる機構を組み込んで使用される。
この半導体レーザ素子の発光波長安定化のためには、単に半導体レーザ素子の動作温度を一定温度に制御するだけでは不十分であるため、更に、下記特許文献1に記載のような、光ファイバにファイバブラッググレーティングを形成する技術等と組み合わせて使用される。
ファイバブラッググレーティングは、設定波長の光を選択的に反射する機能を有するため、ファイバグラッググレーティングを半導体レーザ素子の外部ミラーとして作用させると、半導体レーザ素子の発光波長がその選択的に反射される波長に安定化される。
ところで、半導体レーザ素子の発光波長の温度依存性ほどではないが、ファイバブラッググレーティングの特性も温度依存性を有し、ファイバブラッググレーティングの雰囲気温度の変化によって、半導体レーザ素子の発光波長が微妙に変動する。
これは、光ファイバの熱膨張によって、ファイバブラッググレーティングの屈折率変化の周期が変化するためと考えられる。
従って、半導体レーザ素子の発光波長を高精度に安定化させるためには、半導体レーザ素子の温度の安定化のみならず、光ファイバのファイバブラッググレーティングの形成箇所の温度の安定化も必要となる。
半導体レーザ素子及びファイバブラッググレーティングの温度を安定化させるための構成としては、従来、これらが比較的近接して配置されていることもあって、図6に示すように、半導体レーザ素子101aを収納したレーザ筐体101及び光ファイバ102におけるファイバブラッググレーティングの形成箇所(図6において矢印Bにて示す領域)を覆う筒状熱伝導部103を備えて、その筒状熱伝導部103を支持台104を介して加熱装置又は冷却装置(図6では、熱電冷却装置105を例示)にて加熱又は冷却する構成が考えられている。筒状熱伝導部103及び支持台104は、当然に、熱電冷却装置105による加熱作用又は冷却作用を効率良く伝達する必要があり、一般的には、アルミニウムあるいは銅等の熱伝導率の高い金属にて形成される。
この構成では、筒状熱伝導部103とレーザモジュールLMとが接触して、レーザモジュールLMに意図しない温度分布が発生してしまうのを防止する等のために、筒状熱伝導部の内面をレーザモジュールから離間させて、狭い領域の恒温槽を形成するのに相当する状態で温度を安定化している。
尚、図6においては、半導体レーザ素子101a及び光ファイバ102を主要部とするレーザモジュールLMを、回路基板106にて支持しており、この回路基板106がレーザモジュールLMと支持台104の双方に接触しているが、回路基板106自体は熱伝導率が低く、熱的にはレーザモジュールLMと筒状熱伝導部103とを事実上断絶している。
特開2003−188469号公報
しかしながら、上記従来構成では、半導体レーザ素子の光出力が速い速度で大きく変動したときに、半導体レーザ素子の発光波長が必ずしも安定せず、安定状態に復帰するまでに比較的長い時間を要する場合があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、装置構成の複雑化を回避しながら、半導体レーザ素子の発光波長を可及的に安定化できる光源装置を提供する点にある。
本出願の第1の発明は、半導体レーザ素子と光入射端近くにファイバブラッググレーティングを形成した光ファイバとを備えたレーザモジュールと、そのレーザモジュールから離間した状態で前記半導体レーザ素子及び前記光ファイバにおける前記ファイバブラッググレーティングの形成箇所を覆う筒状熱伝導部と、その筒状熱伝導部を加熱又は冷却するための加熱装置又は冷却装置とが設けられた光源装置において、前記筒状熱伝導部の一部と前記レーザモジュールにおける半導体レーザ素子の設置箇所付近とを熱的に連結するための連結熱伝導部が設けられている。
すなわち、半導体レーザ素子の光出力が速い速度で大きく変化した場合、半導体レーザ素子の発熱状態も速い速度で大きく変化して、筒状熱伝導部によって恒温槽に類する温度制御を行う手法のみでは半導体レーザ素子の温度変化に対応できず、半導体レーザ素子の発光波長が比較的長い時間に亘って変動してしまう。
そこで、筒状熱伝導部を備えて、あくまでも恒温槽に類する温度制御を基本としながらも、半導体レーザ素子の存在箇所近くに対して、局所的に、加熱装置又は冷却装置による加熱作用又は冷却作用を積極的に作用させて、半導体レーザ素子の速い発熱状態の変化に対応できるようにしたのである。
しかも、半導体レーザ素子に対して加熱作用又は冷却作用する装置は、筒状熱伝導部の加熱又は冷却のための装置を流用しているので、装置構成の複雑化を回避できる。
又、本出願の第2の発明は、上記第1の発明の構成に加えて、前記連結熱伝導部は、前記筒状熱伝導部における前記半導体レーザ素子側の端部に配置され、前記加熱装置又は前記冷却装置が、前記筒状熱伝導部における前記半導体レーザ素子側の端部に対して加熱作用又は冷却作用し、その加熱作用又は冷却作用が他端側へと伝えられるように構成されている。
従って、加熱装置又は冷却装置は、前記筒状熱伝導部の端部に集中して加熱作用又は冷却作用するだけで良く、加熱装置又は冷却装置の加熱作用又は冷却作用の伝達経路を簡略化できると共に、半導体レーザ素子の設置箇所に対しては効率良く加熱作用又は冷却作用できるものとなっている。
又、本出願の第3の発明は、上記第1又は第2の発明の構成に加えて、前記光ファイバから出射されたレーザ光の第2高調波を生成する第2高調波発生素子が設けられている。
すなわち、第2高調波発生素子は、第2高調波への変換効率が大きく波長に依存するため、半導体レーザ素子を第2高調波発生素子用の光源とする場合は、半導体レーザ素子の発光波長を高度に安定化することが要求される。
そこで、上述のように半導体レーザ素子及び光ファイバにおけるファイバブラッググレーティングの形成箇所の温度を管理することが特に好適となる。
上記第1の発明によれば、恒温槽に類する温度制御を基本としながらも、発熱状態の変化が激しい半導体レーザ素子の存在箇所近くに対しては、局所的に、加熱作用又は冷却作用を積極的に作用させて、半導体レーザ素子の速い発熱状態の変化に対応させることで、半導体レーザ素子の温度を迅速に安定化でき、もって、加熱装置又は冷却装置を兼用することで構成の複雑化を回避しながら、半導体レーザ素子の発光波長を可及的に安定化できる光源装置を提供できるに至った。
又、上記第2の発明によれば、加熱装置又は冷却装置の加熱作用又は冷却作用の伝達経路を簡略化できると共に、半導体レーザ素子の設置箇所に対して効率良く加熱作用又は冷却作用でき、より一層、装置構成の複雑化を回避しながら、半導体レーザ素子の発光波長を可及的に安定化できる光源装置を提供できるものとなった。
又、上記第3の発明によれば、半導体レーザ素子の発光波長を高度に安定化して、高効率で第2高調波を得ることができる。
以下、本発明の光源装置を写真プリントシステムにおける露光用の光源として備えた場合の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態で例示する写真プリントシステムDPは、いわゆるデジタルミニラボ機として知られているものであり、図5のブロック構成図に示すように、現像処理済みの写真フィルムやメモリーカード,MOあるいはCD−R等から写真プリントを作製するための画像データを入力する画像入力装置IRと、画像入力装置IRにて入力した画像データに基づいて印画紙2に露光処理する露光・現像装置EPとから構成されている。
〔画像入力装置IRの概略構成〕
画像入力装置IRには、図5に概略的に示すように、写真フィルムの駒画像を読み取るフィルムスキャナ3と、メモリーリーダ,MOドライブ及びCD−Rドライブ等を備えた外部入出力装置4と、パーソナルコンピュータにて構成されてフィルムスキャナ3や外部入出力装置4の制御のほか写真プリントシステムDP全体の管理を実行する主制御装置5とが備えられ、更に、主制御装置5には、仕上がりプリント画像をシミュレートしたシミュレート画像や各種の制御用の情報を表示するモニタ5aと、露光条件の手動設定等や制御情報の入力操作をするための操作卓5bとが接続されている。
〔露光・現像装置EPの全体構成〕
露光・現像装置EPは、筐体内部に、画像露光装置EXと、画像露光装置EXにて露光された印画紙2を現像処理する現像処理装置PPと、印画紙マガジン6から引き出された印画紙2を多数の搬送ローラ9等にて現像処理装置PPへ搬送する印画紙搬送系PTとが設けられている。
図示を省略するが、露光・現像装置EPの筐体外部には、現像処理装置PPにて現像処理及び乾燥処理された印画紙2をオーダ毎に分類するためのソータが備えられ、このソータへ印画紙2を搬送するコンベア10が筐体上面に備えられている。
更に、印画紙搬送系PTの搬送経路の途中には、印画紙マガジン6から引き出された長尺の印画紙2を設定プリントサイズに切断するカッタ11と、印画紙2の搬送列を複数の搬送列に振り分けるための振り分け装置12とが備えられている。
〔画像露光装置EXの構成〕
画像露光装置EXは、印画紙2に画像を露光形成する露光ユニット13と、露光ユニット13を制御する露光制御装置14とを主要部として構成されている。
〔露光ユニット13の構成〕
露光ユニット13は、強度変調されたレーザビームを印画紙2上で走査して、印画紙2上に画像を露光形成するいわゆるレーザビーム露光式を採用しており、その概略構成を図4のブロック構成図に示す。
露光ユニット13には、赤色光源装置21と、緑色光源装置22と、青色光源装置23と、緑色光源装置22及び青色光源装置23から出射したレーザビームを強度変調するための音響光学変調素子24(以下、「AOM素子24」と略記する)と、レーザビームの光路を屈曲させるミラー25と、球面レンズ26と、シリンドリカルレンズ27と、図示を省略するモータにて回転駆動されるポリゴンミラー28と、f−θ特性と面倒れ補正機能とを有するレンズ群29とが備えられている。
〔光源装置21,22,23の構成〕
赤色光源装置21は、図示を省略するが、赤色半導体レーザ素子と赤色半導体レーザ素子の出射光を集光する集光レンズとが備えられ、緑色光源装置22及び青色光源装置23と異なり、半導体レーザ素子の駆動電流を直接変調することによって出射レーザビームを強度変調している。
緑色光源装置22と青色光源装置23とは基本的な構成は共通であり、これらの構成を緑色光源装置22によって代表して説明する。
図2の側面図及び図3の斜視図に示すように、緑色光源装置22には、近赤外半導体レーザ装置22aと、近赤外半導体レーザ装置22aの出射レーザ光の第2高調波を生成する第2高調波発生装置22bと、第2高調波発生装置22bの出射光から基本波の波長成分すなわち近赤外半導体レーザ装置22aの出射レーザ光の波長成分を吸収除去すると共にビームスプリッタの機能を併せ持つフィルタユニット22cと、フィルタユニット22cを通過した第2高調波のレーザビームをAOM素子24の受光開口に集光するための集光レンズユニット22dとが備えられている。
近赤外半導体レーザ装置22aには、図1に示すように、半導体レーザ素子31aを収納したレーザ筐体31及び光ファイバ32を備えたレーザモジュールLMと、半導体レーザ素子31a及び光ファイバ32の光入射端近くを覆う筒状熱伝導部33と、レーザ筐体31の電極ピンが接続された回路基板34と、レーザモジュールLM,筒状熱伝導部33及び回路基板34を支持するレーザ支持台35と、レーザ支持台35を介して筒状熱伝導部33を加熱又は冷却する熱電冷却装置36とが備えられている。
熱電冷却装置36は、通電方向によって加熱作用と冷却作用とに切り換えられるので、加熱装置HE及び冷却装置CEの双方の機能を有している。
但し、本実施の形態のように、第2高調波発生素子用の光源として用いるときは、一般に室温よりも高温に設定される場合が多く、加熱装置HEとして機能する場合が多い。
レーザモジュールLMに備えられる光ファイバ32は、それの光入射端が半導体レーザ素子31aの光出射端面に対して適正位置に位置するように位置決めされており、光ファイバ32における光入射端近く(図1において、矢印Aにて示す領域)にはファイバブラッググレーティングが形成されている。
このファイバブラッググレーティングは、光ファイバ32のコアの部分において光軸方向に一定周期で屈折率を変化させたものであり、ファイバブラッググレーティングの作用によって半導体レーザ素子31aの発光波長及び光出力を安定化している。
光ファイバ32におけるファイバブラッググレーティングの形成箇所は、上述のように、筒状熱伝導部33にて覆われて雰囲気温度が安定化されている。
筒状熱伝導部33は、より具体的には、略円筒形状に形成されており、それの一端がレーザ支持台35の薄肉部35bに嵌合している。薄肉部35bに嵌合した状態で、筒状熱伝導部33は、レーザモジュールLMから離間した状態となっている。
レーザ支持台35における薄肉部35bの中央には、レーザ筐体31の電極ピンを通すための開口35aが形成されており、開口35aの開口径は、レーザ筐体31の直径よりも小径となるように設定されている。
従って、レーザ支持台35の薄肉部35bは、筒状熱伝導部33及びレーザ筐体31の双方と接触している。
レーザ筐体31、筒状熱伝導部33及びレーザ支持台35は、例えばアルミニウム,銅あるいは鉄等の熱伝導の良好な金属にて形成されているので、レーザ支持台35の薄肉部35bは、筒状熱伝導部33の一部とレーザモジュールLMにおける半導体レーザ素子31aの設置箇所付近とを熱的に連結するための連結熱伝導部HCとして機能している。
又、前記連結熱伝導部HCは、筒状熱伝導部33における半導体レーザ素子31a側の端部に配置され、熱電冷却装置36が、筒状熱伝導部33における半導体レーザ素子31a側の端部に対して加熱作用又は冷却作用し、それが他端側へと伝えられるように構成しているので、筒状熱伝導部33等を支持するレーザ支持台35がシンプルな形状となっている。
しかも、前記連結熱伝導部HC(薄肉部35b)へは的確に加熱作用又は冷却作用することになり、半導体レーザ素子31aの発熱状態が急速に大きく変化しても、その変化に対応して、迅速に半導体レーザ素子31aの動作温度を安定化できる。
尚、図示を省略するが、前記薄肉部35bのレーザモジュールLM側の面には、熱電冷却装置36による温度制御を行うための温度検出手段としてサーミスタが備えられている。
第2高調波発生装置22bには、図2及び図3に示すように、細長い薄板状の第2高調波発生素子41と、光ファイバ32における第2高調波発生素子41側の先端近くを保持するフェルール44と、第2高調波発生素子41の出射光をコリメートするコリメートレンズ45と、コリメートレンズ45を支持するコリメートレンズホルダ46とが備えられ、フェルール44,第2高調波発生素子41及びコリメートレンズホルダ46を共通の支持台42にて支持している。
この支持台42は、更に、熱電冷却装置43に支持されている。
第2高調波発生素子41は、光導波路型の第2高調波発生素子であり、図示を省略するが、第2高調波発生素子41の長手方向全長に亘って形成される光導波路に周期分極反転構造が形成されている。この光導波路の光入射端に光ファイバ32の光出射端が位置決めされている。
本実施の形態では、第2高調波発生素子41の基板としてLiNbOを用いており、光導波路はプロトン交換法等により形成し、周期分極反転構造は、電界印加法あるいはTi拡散法等で周期的に分極を反転させることにより形成する。
フィルタユニット22cは、第2高調波発生素子41から出射される基本波の波長成分を吸収する赤外光吸収フィルタ51と、赤外光吸収フィルタ51を通過した第2高調波の一部を半導体レーザ素子31aの出力調整用のフォトダイオード55に向けて反射するビームスプリッタ52と、赤外光吸収フィルタ51及びビームスプリッタ52を支持するフィルタ支持台53とが備えられている。
フィルタ支持台53には、赤外光吸収フィルタ51を通過した第2高調波をビームスプリッタ52に向けて通過させる入射側貫通孔53aと、ビームスプリッタ52で反射された第2高調波をフォトダイオード55へ向けて通過させるための反射側貫通孔53bとが形成されている。
第2高調波発生素子41から出射されて赤外光吸収フィルタ51へ入射した基本波及び第2高調波のうち、基本波は、赤外光吸収フィルタ51の内部を通過する過程で吸収されて、実用上問題のない程度まで減衰し、一方、第2高調波は、赤外光吸収フィルタ51の内部をほとんど減衰されずに通過してビームスプリッタ52へ到達し、その一部が反射されてフォトダイオード55へ向かうと共に、ビームスプリッタ52を通過した他の部分は集光レンズユニット22dへと向かう。
フォトダイオード55の検出信号は、図示を省略するAPC回路へ入力されて、フォトダイオード55の検出信号が一定値となるように半導体レーザ素子31aの駆動電流が調節される。
集光レンズユニット22dには、図2に示すように、集光レンズ61と、集光レンズ61を支持するレンズホルダ62と、レンズホルダ62を支持するレンズ支持台63とが備えられ、レンズ支持台63には、ビームスプリッタ52を透過した第2高調波を通過させるための貫通孔63aが形成されている。
近赤外半導体レーザ装置22a,第2高調波発生装置22b及びフィルタユニット22cは、支持板65上に取り付けられ、更に、その支持板65と集光レンズユニット22dとが基礎支持板66上に取り付けられている。
以上、緑色光源装置22の構成として説明したが、上述のように、青色光源装置23の構成要素は緑色光源装置22の構成要素と共通であり、使用する半導体レーザ素子の発振波長や、第2高調波発生素子の周期分極反転構造の周期等の、光の波長に関する部分が異なる。
〔露光制御装置14の構成〕
露光制御装置14には、図4に概略的に示すように、上記構成の露光ユニット13を制御するために、画像入力装置IRから入力される赤色,緑色及び青色夫々の露光用画像データを露光ユニット13の露光特性を考慮した画像データに補正するルックアップテーブル71と、ルックアップテーブル71にて補正された画像データを赤色,緑色及び青色の各色毎に記憶する画像データメモリ72と、赤色,緑色及び青色の各色毎に備えられて画像データメモリ72の出力データをD/A変換するD/Aコンバータ73と、緑色及び青色についてD/Aコンバータ73からの入力信号に応じて変調されたAOM素子24の駆動信号を生成するAOM制御回路74と、赤色についてD/Aコンバータ73からの入力信号に応じて赤色光源装置21の半導体レーザ素子の駆動電流を変調するLD駆動回路75とが備えられている。
オペレータが、フィルムスキャナ3あるいは外部入出力装置4からプリント対象の画像データを入力すると、適宜に画像処理等が施され、画像処理後の露光用画像データがルックアップテーブル71へ送信される。
画像入力装置IRから入力された赤色,緑色及び青色の露光用画像データに基づいて、AOM素子24及びLD駆動回路75にて強度変調された赤色,緑色及び青色のレーザビームは、各光学部品を通過してポリゴンミラー28の反射面に照射され、回転駆動されているポリゴンミラー28の反射面で反射されたレーザビームは、レンズ群29によって印画紙2上に集光される。レーザビームの走査方向(主走査方向)は印画紙2の搬送方向(副走査方向)と直交しており、レーザビームの走査と印画紙2の搬送移動によって、印画紙2上にプリントする画像が潜像として形成される。これが現像処理装置PPで現像処理されて写真プリントとして仕上がる。
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、連結熱伝導部HCをレーザ支持台35の一部として形成し、筒状熱伝導部33をレーザ支持台35と別体に構成する場合を例示しているが、連結熱伝導部HCをレーザ支持台35と別体に構成しても良いし、更には、連結熱伝導部HC及び筒状熱伝導部33をレーザ支持台35と一体形成して構成しても良い。
(2)上記実施の形態では、筒状熱伝導部33を加熱又は冷却するために熱電冷却装置36を備えて、加熱及び冷却の双方が可能な場合を例示しているが、これらのうちのいずれか一方の機能のみを有する加熱装置HEあるいは冷却装置CEを備えるように構成しても良い。
(3)上記実施の形態では、筒状熱伝導部33を略円筒状に形成する場合を例示しているが、例えば角筒状に形成する等、具体的な形状は種々に変更可能である。
本発明の実施の形態にかかる要部側面図 本発明の実施の形態にかかる光源装置の側面図 本発明の実施の形態にかかる光源装置の斜視図 本発明の実施の形態にかかる画像露光装置の概略構成図 本発明の実施の形態にかかる写真プリントシステムの概略構成図 従来技術にかかる要部側面図
符号の説明
CE 冷却装置
HC 連結熱伝導部
HE 加熱装置
LM レーザモジュール
31a 半導体レーザ素子
32 光ファイバ
33 筒状熱伝導部
41 第2高調波発生素子

Claims (3)

  1. 半導体レーザ素子と光入射端近くにファイバブラッググレーティングを形成した光ファイバとを備えたレーザモジュールと、そのレーザモジュールから離間した状態で前記半導体レーザ素子及び前記光ファイバにおける前記ファイバブラッググレーティングの形成箇所を覆う筒状熱伝導部と、その筒状熱伝導部を加熱又は冷却するための加熱装置又は冷却装置とが設けられた光源装置であって、
    前記筒状熱伝導部の一部と前記レーザモジュールにおける半導体レーザ素子の設置箇所付近とを熱的に連結するための連結熱伝導部が設けられている光源装置。
  2. 前記連結熱伝導部は、前記筒状熱伝導部における前記半導体レーザ素子側の端部に配置され、
    前記加熱装置又は前記冷却装置が、前記筒状熱伝導部における前記半導体レーザ素子側の端部に対して加熱作用又は冷却作用し、その加熱作用又は冷却作用が他端側へと伝えられるように構成されている請求項1記載の光源装置。
  3. 前記光ファイバから出射されたレーザ光の第2高調波を生成する第2高調波発生素子が設けられている請求項1又は2記載の光源装置。
JP2004112640A 2004-04-07 2004-04-07 光源装置 Pending JP2005302793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112640A JP2005302793A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 光源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112640A JP2005302793A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 光源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005302793A true JP2005302793A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35333968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004112640A Pending JP2005302793A (ja) 2004-04-07 2004-04-07 光源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005302793A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05218572A (ja) * 1992-02-07 1993-08-27 Nec Corp 半導体レーザモジュール
JPH07131106A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Nec Corp 半導体レーザモジュール
JP2000250083A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換モジュール及び画像記録方法
JP2001284700A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザモジュール
JP2001308454A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換モジュール

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05218572A (ja) * 1992-02-07 1993-08-27 Nec Corp 半導体レーザモジュール
JPH07131106A (ja) * 1993-10-29 1995-05-19 Nec Corp 半導体レーザモジュール
JP2000250083A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換モジュール及び画像記録方法
JP2001284700A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザモジュール
JP2001308454A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd 光波長変換モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020056804A1 (en) Light source device, image reading apparatus and image reading method
JP2003103838A (ja) ハイブリッド光源を有する感光性媒体用のプリント装置
JP2001346002A (ja) 光源装置及び画像読取装置
JP2006332447A (ja) レーザー光源装置
TWI243260B (en) Transmission device with plastic optical fiber
JP2005302793A (ja) 光源装置
JP4110872B2 (ja) 光源装置の製造方法及び光源装置
JP4492253B2 (ja) レーザー露光装置
JP2001244554A (ja) 半導体レーザ駆動装置、半導体レーザ駆動方法及び画像形成装置
JP2004053781A (ja) 第2高調波発生装置及び第2高調波発生装置における温度制御方法
JP2005274880A (ja) 光源装置
JP2005250390A (ja) 光源装置
JP2005300699A (ja) 光源装置
JP2002116509A (ja) 画像形成装置
JP2003140211A (ja) レーザ波長変換装置およびこれを備えた写真処理装置
JP2005250156A (ja) 光源装置
JP2002333593A (ja) レーザ出力装置およびこれを備えた写真露光装置
JP2005292572A (ja) 光源装置
JP2006319240A (ja) 画像形成装置
JP2008209687A (ja) レーザ出力調整方法
JP2007142091A (ja) レーザ装置、レーザ露光装置及び写真処理装置
JP4452991B2 (ja) 露光ユニット
JP2005266523A (ja) 光源装置
JP2003218441A (ja) 発光装置
JP2005022277A (ja) レーザ光走査装置、及び写真処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100914