JP2005302012A - スペクトル拡散クロックを生成する回路 - Google Patents

スペクトル拡散クロックを生成する回路 Download PDF

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Abstract

【課題】
複雑なアナログ回路を使用しなくても同期外れの起こらないスペクトル拡散クロック生成回路を提供すること。
【解決手段】
VCOに対する入力電圧(V_ctrl)を変調する手段(260)を用いてディザリングを実施するスペクトル拡散クロック生成回路(CGSCC)(200)。CGSCC(200)は、出力信号(F_out)を生成する電圧制御発振器(VCO)(210)を含む。VCO(210)は、電圧制御ノード(216)に接続され電圧信号を受信する入力部と、受信した電圧信号によって決まる周波数のクロック信号を生成する出力部とを有する。VCO入力電圧変調手段(VIVMM)(260)は、電圧制御ノード(V_ctrl)(216)に接続され、VCO入力電圧ノードの電圧を制御に従って変調すなわち調節し、スペクトル拡散クロックを生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は概してクロック生成回路に関し、詳しくは電磁妨害雑音(EMI)の放射を低減したスペクトル拡散クロックを生成する回路に関する。
大抵の電子機器は電磁妨害雑音を発する。電子機器のEMIは、その機器の近くに置かれた他の機器の動作に影響を与える可能性がある。米国内では、すべての電子機器が、米国連邦通信委員会(FCC)によって規定された電磁放射規則に準拠していなければならない。それらの規則は、電子機器から発生するEMIが、他の電子機器に影響を与えないようにするためのものである。それらのFCC規則は、1台の電子機器が、特定距離において何らかの特定周波数で放射することが許されるエネルギー量を規定している。
デジタル電子機器およびデジタル回路は通常、各クロック信号がそれぞれ所定の周波数を有する1以上のクロック信号を必要とする。例えばパーソナルコンピュータ(PC)の場合、システムクロック信号は200MHz等の高い周波数を有する。クロック信号は複数のコンポーネントに接続されるため、回路基板上のワイヤまたはトレースは比較的長くなる。長いワイヤはアンテナとして機能するため、PCは、そのクロック信号が原因で、クロック周波数およびその高調波において大量のエネルギーを放射すなわち放出することになる。そのようなEMI放射は、EMI放射に関するFCC規則を準拠させる作業を、不可能でないにしても非常に難しくする。
EMIの最大エネルギーを低下させる周知の方法として、クロックのスペクトルを拡散させる方法がある。電子機器の様々な用途において正確なクロック信号を得るために、位相同期ループ(PLL)回路が使用されている。
周波数合成(すなわち、搬送波信号等の信号の周波数の変調)を必要とする用途は、多数のものある。スペクトラム拡散(ディザリングとも呼ばれる)を実施する方法も、多数のものある。ディザリングを実施する1つの方法として、位相同期ループ(PLL)を用いた方法がある。従来技術による1つの方法を図1に示す。図1は、従来技術の位相同期ループ(PLL)設計2を示す。位相同期ループ(PLL)設計2は、電圧制御発振器(VCO)4、Pカウンタ6、Qカウンタ8、位相検出器10、チャージポンプ12およびループフィルタ13を含む。
電圧制御発振器(VCO)4は、入力電圧(すなわち、V_ctrlノードにおける電圧)によって決まる周波数のクロック信号を生成する。VCO4は、位相同期ループの出力ノードに接続された出力部を有し、出力クロック信号(F_out)を生成する。VCO4の入力部は、ループフィルタ13およびV_ctrlノードに接続される。VCOの入力電圧が変化すると、出力クロック信号の周波数は直線的に変化する。例えば、入力電圧が増加すると、出力クロック信号の周波数は直線的に増加する。同様に、入力電圧が減少すると、出力クロック信号の周波数は直線的に減少する。
Pカウンタ6の入力は、VCO4の出力に接続される。Pカウンタ6は、第1のP値(例えば、P0)を格納するための第1のレジスタと、第2のP値(P1)を格納するための第2レジスタとを有する。第1のP値(P0)および第2のP値(P1)は、2つの異なる整数を表し、出力周波数(F_out)の分割に使用される。
Pカウンタ6は、入力信号の周波数を所定の数で除算する。例えば、Pカウンタ6は通常、VCO4によって生成されたクロック信号の周波数(F_out)の整数分の1に等しいフィードバック周波数(F_fb)のクロック信号を出力する。Pカウンタ6の出力(F_fb)は、位相検出器10の入力に接続される。
Qカウンタ8は、入力周波数信号(F_in)を受信するための入力部と、基準周波数信号(F_ref)を生成するための出力部とを有する。Qカウンタ8は通常、入力周波数(F_in)を所定の整数(Q)で除算し、対応する基準周波数(F_ref)を生成する。例えば、基準周波数(F_ref)は、入力周波数(F_in)の整数分の1である。
位相検出器10は、Qカウンタ8の出力に接続されF_rel信号を受信する第1の入力部と、Pカウンタ6の出力に接続されF_fb信号を受信する第2の入力部と、アップ制御信号およびダウン制御信号を生成する出力部とを有する。チャージポンプ12は、位相検出器10に接続され、アップ制御信号およびダウン制御信号を受信し、アップ制御信号およびダウン制御信号に従って、電圧制御ノード(V_ctrlノード)を選択的に充電(アップ)または放電(ダウン)する。
位相検出器10は、Pカウンタ6から供給されたフィードバック周波数(F_fb)を基準周波数(F_ref)と比較する。2つの入力信号の位相が同じでない場合、位相検出器10は、チャージポンプ12を制御して、ループフィルタに対する電荷の追加または除去を行なう。位相検出器とループフィルタとの間のやり取りについては、非特許文献1に詳しく記載されている。
VCO4の入力を調節することにより、VCO4のクロック出力の周波数を増加(信号の速度を増加)、または、VCO4のクロック出力の周波数を減少(信号の速度を減少)させることができる。このようにしてPLLは、「固定」周波数の安定した一様なクロック出力信号を生成することができる。
このPLLの場合、出力周波数と入力周波数の間の関係は次の式で表される。
F_out=F_in*P/Q
ただし、PおよびQはそれぞれ、PカウンタおよびQカウンタに読み込まれる整数である。
前述のように、デジタル設計におけるクロック信号生成においてEMI放射を低減するためには、例えばスペクトル拡散PLLが重要となる。ディザリング態様すなわちスペクトル拡散態様の場合、Pカウンタに読み込まれる値は、2つの異なる値(例えば、P0およびP1)が交互に使用される(すなわち、切り替わる)。Pの値が交互に入れ替わると、F_fbも交互に変化し、それによって、Foutも第1の出力周波数と第2の周波数の間で交互に変化する。時間に対する出力周波数の変化率は、変調周波数と呼ばれる。
スペクトル拡散PLLは、三角波に似た時間に対する周波数応答を有する。そのため、この方法は三角波ディザリングとも呼ばれる。三角波ディザリングを実施する方法には、様々なものがある。
この方式の第1の欠点は、Pカウンタの出力を2つの異なる周波数値のうちの一方に設定することにより、PLLのループの動きが不安定になることである。例えば、第1の周波数と第2の周波数を急激に切替える(ジャンプさせる)と、PLLの「同期が外れる」可能性がある。この方式の第2の欠点は、特に高い周波数で、難しいタイミング問題が発生することである。例えばVCOの出力周波数が1GHz以上である場合、P0とP1をPカウンタにタイミングよく交互に読み込ませることは、技術的に困難である。
上記のタイミング問題を解消しようと多数の回路が開発されている。しかしながら、残念なことに、タイミング問題を克服するように設計されたそれらの回路自体は、しばしばループの動きを更に妨げ、PLLを不安定なものにし、周波数の同期が「外れて」しまうことがある。また、それらの回路は、PLLを不安定にしないまでも、PLLの性能をしばしば劣化させることがある。
2つの値Q0およびQ1を用いてQカウンタを変調し、VCOの入力を変化させてディザリングを行なうPLL設計に関する1つの方法が、特許文献1に記載されている。残念ながら、この方法の1つの欠点は、ループの動きが不安定になり、ループの同期が外れてしまう可能性がある点にある。例えば、基準周波数(F_ref)の位相を変化させたときに、ループの動きが不安定になることがある。
Pカウンタにおける2つの周波数値の使用に関連するタイミング問題を解決するためには、複雑なアナログ回路を用いて特殊なPカウンタ分割回路を実現する必要がある。残念なことに、この方法の1つの欠点は、高度な設計スキルを持つアナログ設計の専門家が必要な点にあり、そのような専門家を見付けるのは困難である。また、この方法によって実現される回路の性能は、使用される製造プロセスによって決まる。従って、回路を製造する製造業者を新しくする度に、それらの回路の再設計が必要となり、結果的にリソースを浪費することになる。
米国特許第5,610,955号明細書 Floyd M.Gardner著、「Charge−Pump Phase−Lock Loops」、1980年11月、IEEE Trans.Com、vol.COM−28、p.1849〜1858
従って、本発明の目的の1つは、上記のような欠点を克服するディザリング回路を提供することである。
本発明の一実施形態によれば、VCOに対する入力電圧(V_ctrl)を変調してディザリングを実施する手段を採用した、スペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC:Circuit for Generating a Spread Spectrum Clock)が得られる。CGSSCは、出力信号(F_out)を生成する電圧制御発振器(VCO:Voltage Controller Oscillator)を含む。VCOは、電圧制御ノードに接続され電圧信号を受信する入力部と、受信した電圧信号によって決まる周波数のクロック信号を生成する出力部とを有する。VCO入力電圧変調手段(VIVMM:VCO Input Voltage Modulation Mechanism)は、電圧制御ノード(V_ctrl)に接続され、VCO入力電圧ノードの電圧を制御に従って変調すなわち調節し、スペクトル拡散クロックを生成する。
添付の図面に示す本発明は、例として示すものであり、発明を限定するためのものではない。図中、同じ参照符号は類似の要素を示している。
VCO入力電圧を変調する手段を採用した、ディザリングを実施するためのスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)について説明する。本発明を完全に理解してもらうために、以下の説明では、例示の目的で多数の詳細について説明している。しかしながら、それらの詳細がなくても本発明が実施できるものであることは、当業者にとって明らかであろう。本発明を不必要にわかりにくくすることを避けるために、他の例において、周知の構造及び装置については、ブロック図の形で示している。
スペクトル拡散クロック生成回路200
図2は、本発明の一実施形態によるスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)200を示す。この実施形態の場合、スペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)200は、位相同期ループ(PLL)として実施される。CGSSC200は、入力ノード204と、出力ノード208とを有する。CGSSC200は電圧制御発振器(VCO)210を含む。電圧制御発振器(VCO)210は、電圧信号を受信するために電圧制御ノード(V_ctrlノード)216に接続された入力部と、出力周波数(F_out)の出力信号を生成する出力部とを有する。出力信号すなわちクロック信号(F_out)の周波数は、V_ctrlノードで受信された電圧信号によって決まる。VCO210の出力部はCGSSC200の出力ノード208に接続され、VCO210の出力部には、出力クロック信号(F_out)が出力される。
CGSSC200はPカウンタ220をさらに含む。Pカウンタ220の入力部はVCO210の出力部に接続される。Pカウンタ220は、単一のP値(例えば、P0)を格納するためのレジスタ226と、VCO210によって生成されたクロック信号の周波数を分割した周波数(「フィードバック周波数(F_fb)」とも呼ばれる)のクロック信号を出力するための出力部とを有する。
CGSSC200はQカウンタ230をさらに含む。Qカウンタ230は、入力周波数(F_in)の入力クロック信号を受信する入力部と、基準周波数(F_ref)のクロック信号を生成する出力部とを有する。CGSSC200は位相検出器(PD)240をさらに含む。位相検出器(PD)240は、Qカウンタ230の出力に接続された第1の入力部と、Pカウンタ220の出力に接続された第2の入力部と、制御信号(例えばCU(Control_Up)信号やCD(Control_Down)信号など)を生成するための出力部とを有する。
例えば2つの入力信号(F_refとF_fb)のエッジが一致している場合、PLLは同期状態にあるので、位相検出器240は何も動作を実行しない。しかしながら、PLLの同期が外れている場合、位相検出器240は、第1の信号のエッジが他方の信号に比べて位相として進んでいるか遅れているかに応じて、CU(Control_Up)信号またはCD(Control_Down)信号をアサートする。このようにして、PLLは、その出力(F_out)を調節して基準信号(F_ref)に一致させ、PLLを同期状態で動作させることができる。
CGSSC200はチャージポンプ(CP)250をさらに含む。チャージポンプ(CP)250は位相検出器240に接続され、制御信号を受信して、その制御信号に応じて電圧制御ノードの充電または放電を選択的に実施する。
CGSSC200はVCO入力電圧変調手段(VIVMM)260をさらに含む。VCO入力電圧変調手段(VIVMM)260は電圧制御ノード(V_ctrlノード)216に接続され、VCO入力電圧を変調してディザリングを実施する。具体的には、VIVMM260は、電圧制御ノード(V_ctrlノード)216の電圧を、設計者によってプログラムされた手順で変調、調節、変更、変化または修正(例えば増減など)することにより、ディザリングを実施する。図3を参照して後で詳しく説明するように、電圧制御ノード(V_ctrlノード)216の電圧の調節は、V_ctrlノード216から電圧レベルシフト電流を引き抜くこと、または電圧レベルシフト電流をV_ctrlノード216に流し込むことにより行なうことができる。VIVMM260の詳細については、図3〜図5を参照して後で説明する。
CGSSC200はループフィルタ270をさらに含む。ループフィルタ270は、1以上の抵抗器に直列接続されたコンデンサに並列に接続された1以上のコンデンサを含む。ループフィルタの構造および動作は、当業者にとって周知のものであるから、本明細書でその詳しい説明はしない。
VCO入力電圧変調手段(VIVMM)
図3は、本発明の一実施形態による図2のVCO入力電圧変調手段(VIVMM)260の詳細を示す。前述のように、VIVMM260がV_ctrlノード216の電圧を変調する1つの方法は、該ノードを充電(例えば、そのノードに電流を注入)したり、該ノードから放電させる(例えば、そのノードから電流を引き出す)ことによる方法である。図3は、ループフィルタ270およびチャージポンプ(CP)250が、V_ctrlノード216に接続されることを示している。図3には、位相検出器(PD)240も図示されている。
VIVMM260は、レベルシフト電流(例えば、I_shift_up)をV_ctrlノード216に流し込む電圧シフトアップ手段(VSUM)310と、V_ctrlノード216からレベルシフト電流(例えば、I_shift_down)を引き出す電圧シフトダウン手段(VSDM)330とを含む。
電圧シフトアップ手段310は、アップ制御信号314を受信するための少なくとも1つの入力部と、アップ制御イネーブル信号318を受信するための入力部とを有する。電圧シフトアップ手段310は、それらの入力信号に基づき、V_ctrlノード216の電圧を増加させる(例えば、V_ctrlノード216におけるループフィルタキャパシタンスを充電することにより)ためのシフトアップ電流(例えば、I_shift_up)を生成する。図4を参照して後で詳細に説明する一実施形態では、電圧シフトアップ手段310は、複数のアップ制御信号314を受信するための複数の入力部を有する。
電圧シフトダウン手段330は、ダウン制御信号334を受信するための少なくとも1つの入力部と、ダウン制御イネーブル信号338を受信するための入力部とを有する。電圧シフトダウン手段330は、それらの入力信号に基づき、V_ctrlノード216の電圧を減少させる(例えば、V_ctrlノード216におけるキャパシタンスを放電させることにより)ためのシフトダウン電流(例えば、I_shift_down)を生成する。図4を参照して後で詳細に説明する一実施形態では、電圧シフトダウン手段330は、複数のダウン制御信号334を受信するための複数の入力を有する。
VIVMM260は、電圧シフトアップ手段(VSUM)310および電圧シフトダウン手段(VSDM)330の制御に使用される複数のデジタル信号を生成するための変調制御ユニット(MCC)350をさらに含む。例えば、変調制御回路(MCC)350は、複数のデジタル信号(例えば、アップ制御信号314、アップ制御イネーブル信号318、ダウン制御信号334、ダウン制御イネーブル信号338など)を生成する場合がある。変調制御手段350の実施形態については、図5を参照して後で詳しく説明する。
なお、本発明による変調制御回路350、電圧シフトアップ手段310、及び電圧シフトダウン手段330は、様々な回路を用いて様々な方法で実施できる点に注意して欲しい。図4を参照して後で詳しく説明する一実施形態では、本発明による電圧シフトアップ手段310および電圧シフトダウン手段330が、トランジスタ(例えば、P型またはN型のトランジスタ)を用いて実施され、変調制御回路350が、デジタルコントローラを用いて実施される。
VCO入力電圧変調手段の回路の実施形態
図4は、本発明の一実施形態による図2のVCO入力電圧変調手段(VIVMM)260の回路を示す。電圧シフトアップ手段310は、アップ制御イネーブルトランジスタ(例えば、トランジスタP1)と、I_shift_up信号を生成するための1以上のプルアップトランジスタ(例えば、トランジスタP2〜P4)とを含む。
アップ制御イネーブルトランジスタ(例えば、トランジスタP1)は、プルアップトランジスタP2、P3、P4などの電極に接続された第1の電極(例えば、ドレイン電極)と、V_ctrlノード216に接続された第2の電極(例えば、ソース電極)と、シフトアップ制御イネーブル信号(例えば、UP_CONTROL_ENABLE318)を受信するための第3の電極(例えば、ゲート電極)とを有する。
各プルアップトランジスタは、第1の所定の電圧(例えば、VCC)に接続された第1電極(例えば、ドレイン電極)と、アップ制御イネーブルトランジスタの第1の電極に接続された第2の電極(例えば、ソース電極)と、対応するシフトアップ制御信号(例えば、UP_CONTROL[0..N]を受信するための第3の電極(例えば、ゲート電極)とを有する。一実施形態において、電圧シフトアップ手段310は、単一のプルアップトランジスタ(例えば、トランジスタP2)を使用することもある。しかしながら、電圧シフトアップ手段310は、図示のように互いに並列に接続された複数のプルアップトランジスタ(例えば、トランジスタP2、P3など)を含むものであってもよい点に注意して欲しい。この実施形態の場合、各プルアップトランジスタは、第1の所定電圧(例えば、VCC)に接続されたドレイン電極と、アップ制御イネーブルトランジスタ(P1)のドレイン電極に接続されたソース電極と、対応するシフトアップ制御信号(例えば、UP_CONTROL[0..N])を受信するためのゲート電極とを有することができる。
電圧シフトダウン手段330は、ダウン制御イネーブルトランジスタ(例えば、トランジスタN1)と、I_shift_down信号を生成するための1以上のプルダウントランジスタ(例えば、トランジスタN2〜N4)とを含む。
ダウン制御イネーブルトランジスタ(例えば、トランジスタN1)は、V_ctrlノード216に接続された第1の電極(例えば、ドレイン電極)と、プルダウントランジスタ(例えば、トランジスタN2〜N4)の電極に接続された第2電極(例えば、ソース電極)と、シフトダウン制御イネーブル信号(例えば、DOWN_CONTROL_ENABLE338)を受信するための第3の電極(例えば、ゲート電極)とを有する。
各プルダウントランジスタは、ダウン制御イネーブルトランジスタ(トランジスタN1)の第2の電極に接続された第1の電極(例えば、ドレイン電極)と、第2の所定の電圧(VSS)に接続された第2の電極(例えば、ソース電極)と、対応するシフトダウン制御信号(例えば、DOWN_CONTROL[0..M])を受信するための第3の電極(例えば、ゲート電極)とを有する。一実施形態において、電圧シフトダウン手段330は、単一のプルダウントランジスタ(例えば、トランジスタN2)を使用することもある。
しかしながら、電圧シフトダウン手段330は、図示のように互いに並列に接続された複数のトランジスタ(例えば、トランジスタN2、N3、N4など)を含むものであってもよい点に注意して欲しい。この実施形態の場合、各プルダウントランジスタは、ダウン制御イネーブルトランジスタ(トランジスタN1)のソース電極に接続されたドレイン電極と、第2の所定の電圧(VSS)に接続されたソース電極と、対応するシフトダウン制御信号(例えば、DOWN_CONTROL[0..M])を受信するためのゲート電極とを有することができる。
本発明による電圧レベルシフト手段310、330は、V_ctrlノード216に接続されたループフィルタ270に対し、所定量の電荷を追加または除去する。ループフィルタ270は、電流の変化を対応する電圧の変化に変換する。言い換えれば、電圧レベルシフト手段310、330は、VCO210の入力電圧を所定の電圧(例えば、設計者が調節またはプログラムした電圧)を用いて変調することにより、ディザリングを実施する。設計者は、電圧の変化量すなわち変調量を特定の用途の要件に合わせて設定すなわちプログラムすることができる。
変調制御回路350をプログラムすることにより、時間に対するV_ctrlノード216の電圧の変化を指定することができ、変調制御回路350に供給する設定パラメタ420によって、図8に示す波形の様々な部分(810や820)の傾きを調節すなわち指定することができる。
図6および図7を参照して後で詳しく説明するように、VCO210の特性(すなわち、F_out−時間の波形)は、正の傾きを有するものあっても、負の傾きを有するものであってもよい。設計者は、VCOのこの特性を利用して変調制御回路350の設定パラメタおよび値420を決定し、適当な制御信号(例えば、信号314、318、334、338)を生成することができる。例えば、設計者は、電圧シフト手段310、330の動作特性を図8の波形810および820上の点のようなVCO特性に一致させるようにプログラムすなわち設定することができる。設定パラメタ420は、MCM350のレジスタに格納することができる。
設定が完了すると、変調制御回路350は、VCO入力電圧ノード(すなわち、VCOの入力部)における電圧を選択的に変調し、図8に示すように、CGSSC200の出力周波数を所定の時間周期(F_mod)で点P0と点P1の間で変調する。
変調制御回路350の1つの利点は、変調制御回路350をデジタルコントローラとして実施することができるので、デジタル制御によってアナログ回路(すなわち、PLL回路)を制御できる点にある。
変調制御手段(MCM:Modulation Control Mechanism)350
図5は、変調制御手段(MCM)350の一実施形態を詳細に示す。MCM350は、最終的には三角波ディザリングとなる線形制御ディザリング・ステップを実施するための制御回路状態機械510、P制御状態機械520およびN制御状態機械530を含む。図8は、MCM350によって生成されたV_ctrl−時間特性およびF_out−時間特性を示すグラフである。
制御回路状態機械510は、変調周波数(F_mod)のクロック信号(例えば、F_mod CLK)と、グローバルリセット信号(RESET)と、ディザリングイネーブル信号(Dither_en)とを受信する。制御回路状態機械510は、それらの信号に基づき、前述のアップ制御イネーブル信号(UP_CONTROL_ENABLE)318またはダウン制御イネーブル信号(DOWN_CONTROL_ENABLE)338を選択的に生成すると共に、P制御状態機械520またはN制御状態機械530を選択的に有効にする。
本発明によるCGSSCは2つのモードを有する。すなわち、(1)固定周波数モードと(2)スペクトルディザリングモードすなわちスペクトル拡散モードである。固定周波数モードでは、F_outの周波数は、単一の周波数(図8に示すF_desired)である。一方、スペクトル・ディザリング(拡散)モードでは、F_outの周波数は、2つの異なる周波数の間で変動すなわち変化する。
例えば、制御回路状態機械510は、ディザリングイネーブル信号(Dither_en)の状態に応じて、アップ制御イネーブル信号(UP_CONTROL_ENABLE)318およびダウン制御イネーブル信号(DOWN_CONTROL_ENABLE)338を生成する。スペクトルディザリングモードすなわちスペクトル拡散モードが望ましい場合は、ディザリングイネーブル信号をアサートする。ディザリングイネーブル信号がアサートされると、制御回路状態機械510は、アップ制御イネーブル信号(UP_CONTROL_ENABLE)318およびダウン制御イネーブル信号(DOWN_CONTROL_ENABLE)338をアサートする。
P制御状態機械520は、複数のプログラム可能な遅延セル(PDC)を用いて、P型トランジスタ用の制御信号(例えば、UP_CONTROL[0..N])を生成する。同様に、N制御状態機械530は、複数のプログラム可能な遅延セル(PDC)を用いて、N型トランジスタ用の制御信号(例えば、DOWN_CONTROL[0..M])を生成する。
各PDCの時間遅延または時間増分(例えば、T1またはT2)は、変調周波数(F_mod)および変調ビット数(#_modulation_bits)に基づく式によって判定することができる。一実施形態において、時間遅延または時間増分(Δt)は次の式を用いて決定される。
Δt=(F_mod/2)/(#_modulations_bits)
他の実施形態において、時間遅延または時間増分(Δt)は次の式を用いて決定される場合もある。
Δt=(F_mod)/(#_modulation_bits)
ただし、特定の用途の要件に合わせて、F_modおよび変調ビット数を含む他の式を用いてΔtを決定することも可能であることに注意してほしい。
この実施形態の場合、変調ビットは、アップ制御信号およびダウン制御信号(例えば、UP_CONTROL[0..N]およびDOWN_CONTROL[0..M])である。時間増分(例えば、T1およびT2)を判定する際には、PLLおよびVCOの特性の安定性も考慮することが好ましい。
尚、図4に描かれているP型トランジスタおよびN型トランジスタは、ループフィルタ270の静電容量を考慮したサイズになっている。具体的には、トランジスタの幅と長さ(例えば、W/L)は次の式を用いて決定することができる。
Δ(V_ctrl)=I_N,P*Z_load
ただし、Zは、V_ctrlノード216上で検出されるインピーダンスである。
なお、変調制御手段350が、状態機械としての設計および実施形態に限定されることはない点に注意してほしい。例えば、変調制御手段350は、本明細書に記載した機能を実行するデジタル信号プロセッサとして設計および実施することもできる。また、遅延セルは、ソフトウェア(例えば、中央処理装置(CPU)によって実行されるプログラムなど)として実施してもよいし、ハードウェア(例えば、物理的な回路、標準論理回路、カスタムロジック回路、ASICなど)として実施してもよい。
図8は、図2のスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)200に関連する波形を示す。上側のグラフは、V_ctrl−時間の波形すなわち特性810を示し、下側のグラフは、F_out−時間の波形すなわち特性820を示す。V_ctrl−時間特性810は、直線的である。同様に、F_out−時間特性820も直線的である(例えば、線形制御ステップに対応する)。但し、V_ctrl−時間特性810およびF_out−時間特性820はいずれも、非線形に変化するものであってもよい点に注意して欲しい。
この実施形態の場合、本発明によるスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)200は、三角波の出力クロック信号(F_out)を生成する。なお、本発明によるスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)200を用いて、他の形状および特性を有する他の波形を生成することも可能であることに注意して欲しい。
波形810および820は、本発明によるこの実施形態のCGSSCの場合、F_outが、V_ctrlに応じて直接的に変化すること(すなわち、V_ctrlの上昇とともに、F_outも上昇すること)を示す。ただし、本発明によるCGSSCの設計は、F_outがV_ctrlの変化とは逆方向に変化する設計に拡張することも可能であることに注意して欲しい。また、本発明によるCGSSCの設計が、図6および図7に示すような線形のF_out−V_ctrl特性に限定されることはない。言い換えれば、F_out−V_ctrl特性は、変調制御手段350の制御により、非線形に変化させることも可能である。
図8には、CGSSC200の設計者によって決定またはプログラムされる種々のパラメタも描かれている。例えば下側のグラフには、最大周波数(F_max)、最小周波数(F_min)、および、所定の所望平均周波数(F_desired)の各パラメタが、その周波数軸に沿って記されている。さらに、このグラフには、第1の点および第2の点が記されている。なお、T1は、第1の点(P0)と第2の点(P2)との間の時間を意味する。これらのパラメタは、VCO210の特性を利用して決定される。VCO特性の例については、図6および図7を参照して後で詳しく説明する。
変調制御回路350をプログラムすることにより、最大周波数(F_max)、最小周波数(F_min)、および、所定の所望平均周波数(F_desired)(これは、F_in*P/Qに等しい)などのパラメタを指定することができる。
具体的には、波形810、820上の2点間の時間(例えば、T1やT2)を設定し、V_ctrl−時間波形(すなわち特性)810上の点間の電圧(例えば、V1やV2)を設定するために、変調制御回路350は、設定パラメタを用いて設定またはプログラムすることができる。例えば、図5のプログラム可能な遅延セル(PDC)をプログラムすることにより、点間の時間変化(例えば、T1やT2)を指定することができる。また、アップ制御信号314およびダウン制御信号334を用いて、波形810上の2点間の電圧変化(V1やV2)を制御することができる。尚、隣接する点間の時間の変化は、均一であっても(例えば、同一の増分)よいし、不均一(例えば、異なる増分)であってもよいことに注意して欲しい。同様に、隣接ポイント間の電圧の変化も、均一(例えば、同一の増分)であってもよいし、不均一(例えば、異なる増分)であってもよいことに注意して欲しい。
本発明による変調制御回路350は、点間の時間と点間の電圧差の両方を制御することにより、出力クロック(F_out)の周波数を拡散させ、EMIを抑制する。
VCO特性の例
図6は、本発明の一実施形態によるVCO210のVCO特性の第1の例を示す。図6は、出力周波数(F_out)とVCO入力電圧(V_ctrl)との間の関係を示すグラフである。この実施形態の場合、VCOの特性は、V_ctrlノード216における電圧の増加に応じて、周波数が増加する応答になっている。
図7は、本発明の一実施形態によるVCO210のVCO特性の第2の例を示す。図7は、出力周波数(F_out)とVCO入力電圧(V_ctrl)との間の関係を示すグラフである。この実施形態の場合、VCOの特性は、V_ctrlノード216の電圧の減少に応じて、周波数が減少する応答になっている。ただし、本発明によるVIVMM260は、図6または図7に示すような特性のVCOでしか動作しないということはなく、他のVCO特性(例えば、非線形のF_out−V_ctrl波形)を有するVCOの場合でも動作する。
処理ステップ
本発明によるVIVMM260は、ディザリングを行なう。具体的には、本発明によるディザリング回路およびディザリング方法は、V_ctrlノード216の電圧(VCO210の入力電圧)を変調することにより、ディザリングを行なう。
図9は、本発明の一実施形態によるVCO入力電圧変調手段によって実施される処理ステップのフロー図である。ステップ904で、VCO入力電圧変調手段(VIVMM260)を設定する。このステップは、(1)VCO210の特性を判定するステップと、(2)変調制御回路350のパラメタ(例えば、F_max、F_min、F_desied、点間の時間、点P1と点P2の間の電圧など)を設定すなわちプログラムするステップとを含むことができる。
ステップ910で、VCO入力電圧(すなわち、V_ctrlノードの電圧)を第1の方向(例えば、上昇方向)に変調すなわち調節し、CGSSC200の出力(F_out)の周波数を第1の方向に変化させる。ステップ910は、電圧レベルシフト電流をV_ctrlノード216に流し込むステップを含むことができる。
ステップ920で、VCO入力電圧(すなわち、V_ctrlノードの電圧)を第2の方向(例えば、減少方向)に変調すなわち調節し、CGSSC200の出力(F_out)の周波数を第2の方向に変化させる。ステップ920は、VCO入力電圧ノードから電圧レベルシフト電流を引き出すステップを含むことができる。
ステップ930では、ステップ910およびステップ920を繰り返し、VCO出力を変調し、クロック信号生成回路のEMIを低減する。例えば、VCO出力を線形または非線形に変調することにより、クロック信号生成回路のEMIを低減する。本発明による変調制御方法およびプログラミングによれば、図8のV1、V2、T1およびT2などの変数を制御することにより、EMIを低減することができる。
本発明によれば、CGSSC200の出力信号の周波数を正確に制御することができる。また、従来技術の方法の欠点を伴なうことなく、その周波数の変化率を制御することができる。
本発明によるVCO入力電圧変調手段は、ディザリングを必要とする用途において有用である。そのような用途には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯型計算機(例えば、ラップトップコンピュータや携帯情報端末(PDA)など)、コンピュータ周辺機器、事務機器(例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置など)、ネットワーク機器、及びEMIの低減が望まれるその他の電子アプリケーションなどがある。但し、それらに限定はしない。
本発明のVCO入力電圧変調手段について図2〜図9に示す様々な実施例を用いて説明してきたが、本発明の教示に従って他の構成を創作し、本発明によるVCO入力電圧変調手段を採用した他の回路を実現し、ディザリングを実施することもできる。
本明細書では、特定の実施形態を参照して本発明を説明している。しかしながら、本発明の広い範囲を外れることなく、それらの実施形態に対し、様々な変更および変形を施すことも可能であることは、明らかであろう。従って、本明細書および添付の図面は、例として解釈すべきものであり、限定の意味で解釈してはならない。
従来技術による位相同期ループ(PLL)の設計を示す図である。 本発明の一実施形態によるスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による図2のVCO入力電圧変調手段の詳細を示す図である。 本発明の一実施形態による図3のVCO入力電圧変調手段の回路の例を示す図である。 本発明の一実施形態による図4の変調制御手段の詳細を示す図である。 本発明の一実施形態による図1のVCOのVCO特性の第1の例を示す図である。 本発明の一実施形態による図1のVCOのVCO特性の第2の例を示す図である。 図2のスペクトル拡散クロック生成回路(CGSSC)に関連する波形の例を示す図である。 本発明の一実施形態によるVCO入力電圧変調手段によって実施される処理ステップのフロー図である。
符号の説明
200 スペクトル拡散クロック生成回路
208 出力ノード
210 電圧制御発振器(VCO)
216 電圧制御ノード(V_ctrl)
260 VCO入力電圧変調手段
310 電圧シフトアップ手段
314 シフトアップ制御信号
318 シフトアップ制御イネーブル信号
330 電圧シフトダウン手段
334 シフトダウン制御信号
338 シフトダウン制御イネーブル信号
350 変調制御回路

Claims (10)

  1. 出力ノード(208)と、
    電圧制御ノード(V_ctrl)(216)に接続され電圧信号を受信する入力部と、前記電圧信号によって決まる周波数(F_out)のクロック信号を生成する出力部とを有する電圧制御発振器(VCO)(210)と、
    前記電圧制御ノード(V_ctrl)(216)に接続され、該電圧制御ノード(V_ctrl)(216)の電圧を変調し、スペクトル拡散クロックを生成するVCO入力電圧変調手段(260)と、
    からなる、スペクトル拡散クロックを生成する回路。
  2. 前記VCO入力電圧変調手段(260)は、
    前記電圧制御ノード(V_ctrl)(216)にレベルシフト電流を流し込むことにより、該電圧制御ノード(V_ctrl)(216)の電圧を引き上げる電圧シフトアップ手段(310)
    をさらに含む、請求項1に記載の回路。
  3. 前記VCO入力電圧変調手段(260)は、前記電圧シフトアップ手段(310)の制御に使用されるシフトアップ制御イネーブル信号および少なくとも1つのシフトアップ制御信号を生成する変調制御回路(350)をさらに含み、
    前記変調シフトアップ手段(310)は、前記シフトアップ制御イネーブル信号(318)を受信するための第1の入力部と、前記シフトアップ制御信号を受信するための第2の入力部とを有する、請求項2に記載の回路。
  4. 前記VCO入力電圧変調手段(260)は、前記電圧制御ノード(V_ctrl)(216)からレベルシフト電流を引き出すことにより、該電圧制御ノード(V_ctrl)(216)の電圧を引き下げる電圧シフトダウン手段(330)をさらに含む、請求項1に記載の回路。
  5. 前記VCO入力電圧変調手段(260)は、前記電圧シフトダウン手段(330)の制御に使用されるシフトダウン制御イネーブル信号(338)および少なくとも1つのシフトダウン制御信号を生成するための変調制御回路(350)をさらに含み、
    前記電圧シフトダウン手段(330)は、前記シフトダウン制御イネーブル信号(338)を受信するための第1の入力部と、前記シフトダウン制御信号を受信するための第2の入力部とを有する、請求項4に記載の回路。
  6. 前記電圧シフトアップ手段(310)は、
    第1の所定の電圧に接続されたドレイン電極と、ソース電極と、第1のシフトアップ制御信号を受信するためのゲート電極とを有する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのソース電極に接続されたドレイン電極と、前記電圧制御ノード(V_ctrl)(216)に接続されたソース電極と、シフトアップ制御イネーブル信号を受信するためのゲート電極とを有する第2のトランジスタと、
    を含む、請求項2に記載の回路。
  7. 前記電圧シフトアップ手段(310)は、前記第1のトランジスタに並列に接続された複数のトランジスタを含み、該トランジスタのそれぞれが、前記第1の所定の電圧に接続されたドレイン電極と、前記第2のトランジスタのドレインに接続されたソース電極と、対応するシフトアップ制御信号を受信するためのゲート電極とを有する、請求項6に記載の回路。
  8. 前記電圧シフトダウン手段(330)は、
    前記電圧制御ノード(V_ctrl)(216)に接続されたドレイン電極と、ソース電極と、シフトダウン制御イネーブル信号を受信するためのゲート電極とを有する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのソース電極に接続されたドレイン電極と、第2の所定の電圧に接続されたソース電極と、シフトダウン制御信号を受信するためのゲート電極とを有する第2のトランジスタと、
    を含む、請求項2に記載の回路。
  9. 前記電圧シフトダウン手段(330)は、前記第2のトランジスタに並列に接続された複数のトランジスタを含み、該トランジスタのそれぞれが、前記第1のトランジスタのソースに接続されたドレイン電極と、前記第2の所定の電圧に接続されたソース電極と、対応するシフトダウン制御信号を受信するためのゲート電極とを有する、請求項8に記載の回路。
  10. 前記変調制御回路(350)は、前記シフトアップ制御信号および前記シフトダウン制御信号を生成するための複数のプログラム可能な遅延セル(PDC)を含み、該遅延セルの遅延時間(Δ(t))が、変調周波数(F_mod)および変調ビット数によって決まる、請求項1に記載の回路。
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