JP2005301365A - シミュレータ機能付き操作コントローラ - Google Patents

シミュレータ機能付き操作コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2005301365A
JP2005301365A JP2004112321A JP2004112321A JP2005301365A JP 2005301365 A JP2005301365 A JP 2005301365A JP 2004112321 A JP2004112321 A JP 2004112321A JP 2004112321 A JP2004112321 A JP 2004112321A JP 2005301365 A JP2005301365 A JP 2005301365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
program
simulation
screen
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004112321A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Ito
秀一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Original Assignee
Yushin Precision Equipment Co Ltd
Yushin Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yushin Precision Equipment Co Ltd, Yushin Seiki KK filed Critical Yushin Precision Equipment Co Ltd
Priority to JP2004112321A priority Critical patent/JP2005301365A/ja
Publication of JP2005301365A publication Critical patent/JP2005301365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】 ロボットが設置された現場で、手軽にロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行えるようにする。
【解決手段】 本発明は、ロボット2の動作制御コントローラ4に接続されて各種の操作指令を行う操作コントローラ1において、ロボット擬似画像2Aや各種の操作キーをタッチ操作可能に表示する画面10を有したタッチパネル式のディスプレイ部11、ロボット2の動作制御を行うためのロボット動作プログラム42と等価なシミュレーションプログラム12、上記ディスプレイ部11の画面10上に表示させるためのロボット擬似画像2Aの動画像を作成する動画生成手段13、上記動画生成手段13を起動させて上記シミュレーションプログラム12に基づいて上記画面10上にロボット擬似画像2Aを動画表示してロボット動作プログラム42の確認のためのシミュレーションを行わせるシミュレーション処理手段14を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロボットに接続された操作コントローラの画面上で、ロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行えるようにしたシミュレータ機能付き操作コントローラに関する。
従来より、産業用ロボットによってワークに対する種々の作業が行われているが、このロボットの動作は、ロボットに設けた動作制御コントローラ内に格納されたロボット動作プログラムにより制御されている。例えば、成形機の金型内から成形品の取出しを行う取出ロボットにあっても同様である。
上記ロボット動作プログラムは、図5に示すように、ロボットの動作制御コントローラ507にイーサネット(登録商標)506で接続されてロボットとは離れて設置された端末装置等のシミュレータ505によって作成され、また、このシミュレータ505によって適宜にティーチングによりプログラム修正される(特許文献1、特許文献2)。そして、この新規作成あるいは修正されたロボット動作プログラムは、シミュレータ505のディスプレイ503上にロボット擬似画像504を動画像により動作させるシミュレーションを行ってプログラムミスの有無等の確認がなされる。このシミュレーションによりロボット擬似画像504の動画像が設計どおりに動作されれば、完成したロボット動作プログラムを通信回線(506)あるいは記録媒体を介してロボットの動作制御コントローラ507内に読み込ませる。このように、事前にシミュレータ505のディスプレイ503上でロボット動作をシミュレーションして完成したロボット動作プログラムの確認を行うことで、プログラムミスされたロボット動作プログラムがロボットの動作制御コントローラ507内に格納されることが防止され、ひいては、プログラムミスされたロボット動作プログラムによってロボットが自動運転されるような事態を防止することができる。
特開2002−36156号公報 特開平9−81218号公報
しかしながら、上記シミュレータ505は、ロボットが設置された現場とは離れた場所に設置されているので、ロボットが設置された現場では、上記シミュレーションによりプログラムミス等のない正しいロボット動作プログラムであるか否かの確認ができない。そのため、実際の現場においては、上記シミュレータ505が存在しないから、ロボット動作プログラムが新規投入あるいはティーチングにより修正等された際には、ロボットの動作制御コントローラ507に接続された遠隔操作用の操作コントローラを用いて手動操作によってロボットをゆっくり動作させて、プログラムミス等がなく周辺設備等との干渉が起こらない正しいロボット動作プログラムであるか否かの確認が慎重に行われる。
従って、ロボット動作プログラムが新規投入あるいはティーチングによる修正等された際には、現場のロボットを慎重に運転させて正しくプログラミングされたロボット動作プログラムか否かの確認が必要となるため、ロボットを正式に稼動可能な状態まで立ち上げるのに時間や手間が掛かっていた。その結果、取出ロボットにあっては、取出ロボットと成形機との早期ドッキングの実現を困難にし、ひいては成形機を速やかに連続稼動させることを困難にしていた。
しかも、現場のロボットを慎重に運転させて動作状況を確認させる必要性があることから、都度、現場でのオペレータに対する安全性を確保した上での作業を必要とする。
なお、シミュレータ505としてノート型パソコン等の表示画面付きのコンピュータを現場に持ってきてロボットの動作制御コントローラに接続させ、このコンピュータによって現場でシミュレーションを行ってロボット動作プログラムの確認を行うようにすることも可能であるが、この場合は、ロボット動作プログラムの新規投入や変更の際に限ってわざわざシミュレータ505となる表示画面付きのコンピュータを用意する必要があるという問題を生じさせる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ロボットが設置された現場で、手軽に、安全性を確保した上で、ロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行えるようにすることを課題とする。
本発明に係るシミュレータ機能付き操作コントローラは、
ロボットの動作制御コントローラに接続されて各種の操作指令を行う操作コントローラにおいて、
ロボット擬似画像や各種の操作キーをタッチ操作可能に表示する画面を有したタッチパネル式のディスプレイ部と、
ロボットの動作制御を行うためのロボット動作プログラムと等価なシミュレーションプログラムと、
上記ディスプレイ部の画面上に表示させるためのロボット擬似画像の動画像を作成する動画生成手段と、
上記動画生成手段を起動させて上記シミュレーションプログラムに基づいて上記画面上にロボット擬似画像を動画表示してロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行わせるシミュレーション処理手段とを備えたことを特徴とするものである。
以上のように、本発明によるシミュレータ機能付き操作コントローラによれば、ロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションをロボットが設置された現場で行うことができる。従って、ロボット動作プログラムが新規投入あるいはティーチングによる修正等された際に、従来のように、現場のロボットを慎重に運転させて正しくプログラミングされたロボット動作プログラムか否かの確認が不要となる。よって、ロボットを正式に稼動可能な状態まで立ち上げる時間を短縮し、且つその手間を大幅に軽減することができる。その結果、取出ロボットにあっては取出ロボットと成形機との早期ドッキング化を実現することができ、成形機を速やかに連続稼動させて生産性を向上することができる。
また、金型変更等に伴って新たに設定されたロボット動作プログラムが適切であるかどうかの妥当性確認を、本シミュレータ機能付きの操作コントローラにおけるシミュレーションにより行うことができる。従って、ロボット動作プログラムが金型変更等に伴って新たに設定された際に、従来のように、現場のロボットを慎重に運転させてロボット動作プログラムの選択ミスがないかどうかの確認が不要となる。よって、この場合でもロボットを正式に稼動可能な状態まで立ち上げる時間を短縮し、且つその手間を大幅に軽減することができる。その結果、取出ロボットにあっては金型変更等に伴ってロボット動作プログラムが新たに設定された場合でも、取出ロボットを速やかに稼動可能な状態に立ち上げて成形機を速やかに連続稼動させて生産性を向上することができる。
また、現場のロボットを慎重に運転させて動作状況を確認させる必要性を生じないことから、現場でのオペレータに対する安全性を確保できる。
さらに、シミュレータとなる表示画面付きコンピュータを現場に持って来てロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行うこともあったが、このようなコンピュータを用意する必要もなく、上記のシミュレーションを手軽に行うことができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、成形機に設置された成形品の取出ロボット2を制御対象として説明する。
図1は、実施の形態によるシミュレータ機能付き操作コントローラ1における取出ロボット2設置現場での設置状態を示している。図1に示すように、この操作コントローラ1は、成形機3上に設置されて成形品の取出しを行う取出ロボット2に付設されており、この操作コントローラ1からの操作指令によって取出ロボット2が動作開始、動作停止等される。図1に示す取出ロボット2は、トラバース型であってXYZ各軸に備えられた駆動源(図示せず)により移動可能な成形品取出ヘッド21を備え、その基本動作は、成形機3の金型31が型開きされると、待機位置にある成形品取出ヘッド21をXYZ各軸に備えた図示しない駆動源により金型31内の成形品取出位置に正確に進入させ、金型31から離型されるタイミングで成形品を把持し、引き続き、その状態で成形品取出ヘッド21を金型31外に移動させて所定の成形品回収位置で成形品の把持を開放して成形品を回収した後、再び成形品取出ヘッド21を所定の待機位置に復帰させるという動作を繰り返し行う。なお、図1中の32は、成形機3を操作するための操作盤である。
図2は、上記取出ロボット2と上記操作コントローラ1とのブロック構成を示している。図2に示すように、取出ロボット2は、上記動作の制御を行う動作制御コントローラ4が内蔵されており、この動作制御コントローラ4は、上記取出ロボット2の動作を記述したロボット動作プログラム42と、取出ロボット2の動作を教示するためのティーチングデータ43と、上記操作コントローラ1からの操作指令を受けてロボット動作プログラム42およびティーチングデータ43に基づいた動作指令を行って取出ロボット2を動作制御する中央処理部41とを備えている。
一方、実施の形態による上記シミュレータ機能付きの操作コントローラ1は、取出ロボット2の動作制御コントローラ4に接続ケーブル5で接続されており、前面の画面10(図1を参照)上をタッチ操作することで、主に動作制御コントローラ4に操作指令信号を出力して取出ロボット2を遠隔操作するために使用されるが、これに加えて、画面10上に取出ロボット擬似画像を動画表示して上記ロボット動作プログラム42の確認のためのシミュレーションにも使用できるようにしている。
図2に示すように、このシミュレータ機能付き操作コントローラ1は、ディスプレイ部11、シミュレーションプログラム12、ティーチングデータ15、動画生成手段としての動画処理ソフトウエア13、シミュレーション処理手段を兼ねた中央処理手段14を備える。
上記ディスプレイ部11は、ロボット擬似画像や各種の操作キーをタッチ操作可能に表示する画面10(図1を参照)を有したタッチパネルにより構成されたものである。そして、このディスプレイ部11は、上記各部12,13からのGUI(Graphical User Interface)情報を基にして上記中央処理手段14からの指令信号により取出ロボット擬似画像や各種操作キー等を画面10にグラフィック表示させると共に、この画面10上のタッチ操作をタッチセンサにて感知して操作信号を上記中央処理手段14に出力する。また、上記画面10には、この操作コントローラ1の電源入力時における初期画面、メニュー画面、取出ロボット2の各種操作画面等が表示されるほか、取出ロボット2のシミュレーション画面を表示される。なお、メニュー画面は、初期画面からのタッチ操作により移行され、各種の操作画面やシミュレーション画面は、メニュー画面からのタッチ操作により移行される。
そして、上記シミュレーション画面は、例えば、図3に示すように、成形機3の操作盤32が有る側の操作側から見た取出ロボット2の3次元擬似画像2Aを表示させ、この取出ロボット擬似画像2Aを画面10上の操作キー(図3には図示せず)をタッチ操作することにより実際の取出ロボット2の動作と同じ動きをするように動画表示させる。これにより、取出ロボット2の実動作をこの画面10上でシミュレーションすることができる。
上記シミュレーションプログラム12は、取出ロボット2の動作制御を行うためのロボット動作プログラム42と等価なプログラムである。すなわち、このシミュレーションプログラム12は、上記ロボット動作プログラム42を新規に開発したとき、また、取出ロボット2の個々の特性等に応じたティーチングやバージョンアップ等により上記ロボット動作プログラム42を修正したとき等に、この完成したロボット動作プログラム42における座標データ、速度データ等の動作に関する記述を抽出して作成されたプログラムである。そして、このシミュレーションプログラム12としては、例えば、ROM等の記録媒体に記録され、この記録媒体が本操作コントローラ1のプログラム読取装置(図示せず)に挿脱自在に保持される。
また、上記ティーチングデータ15は、上記動作制御コントローラ4に格納されたティーチングデータ43と同様のものであって、ロボット2の動作を教示するための各種データである。このティーチングデータ15は、上記シミュレーションプログラム12と協働してディスプレイ部11の画面10上に表示させる取出ロボット擬似画像の擬似動作における動作位置等を教示する。そして、このティーチングデータ15も、上記シミュレーションプログラム12と同様に、例えば、ROM等の記録媒体に記録され、この記録媒体が本操作コントローラ1のプログラム読取装置(図示せず)に挿脱自在に保持される。なお、このとき、ティーチングデータ15は、シミュレーションプログラム12を記録した記録媒体と同じものに一緒に記録されていてもよい。
上記動画処理ソフトウエア13は、上記ディスプレイ部11の画面10上に表示させるための取出ロボット擬似画像2Aの動画像を作成するプログラムを備えた動画生成手段である。そして、この動画処理ソフトウエア13は、本操作コントローラ1が接続された取出ロボット2の擬似画像2Aを有し、上記中央処理手段14からの指令によって上記シミュレーションプログラム12からの座標データ、速度データ等に従って取出ロボット擬似画像2Aを動画表示させる。
上記中央処理手段14は、CPU(Central Processing Unit)で構成され、上記ディスプレイ部11の画面10に種々の画面を表示させ、この画面10上のタッチ操作により上記各部11〜13や上記動作制御コントローラ4との間で種々の信号のやり取りを行って種々の制御が行われる。そして、この中央処理手段14は、上記ディスプレイ部11の画面10上をタッチ操作することで動作制御コントローラ4に指令信号を出力して取出ロボット2を遠隔操作する機能部を備えるほか、上記動画処理ソフトウエア13を起動させて上記シミュレーションプログラム12に基づいて上記画面10上にロボット擬似画像2Aを動画表示してロボット動作プログラム42の確認のためのシミュレーションを行わせるシミュレーション処理手段としての機能部を備えるものである。
次に、上記シミュレータ機能付き操作コントローラ1によるシミュレーションの動作を説明する。なお、以下のシミュレーションの作業は、上記中央処理手段14におけるシミュレーション処理手段によって制御される。
まず、ディスプレイ部11の画面10(図1参照)に表示されたメニュー画面からタッチ操作によりシミュレーション画面を呼び出す。すると、動画処理ソフトウエア13が起動されてディスプレイ部11の画面10にシミュレーション画面が表示される。このシミュレーション画面には、上記取出ロボット2の擬似画像2Aが表示されると共に(図3参照)、シミュレーションを実行するか否かの実行ボタンが表示される。なお、この実行ボタンをタッチ操作するまでに、上記ロボット動作プログラム42と等価なシミュレーションプログラム12および取出ロボット2の動作を教示するためのティーチングデータ15を格納した記録媒体をプログラム読取装置に挿入保持させておく。
次いで、シミュレーション画面上の実行ボタンをタッチ操作すると、上記シミュレーションプログラム12およびティーチングデータ15から取出ロボット擬似画像2Aの座標データ、速度データ等の読み取りを行い、これら座標データ等に従って上記動画処理ソフトウエア13によって取出ロボット擬似画像2Aを動画表示させる。これにより、新規作成あるいはティーチング等で修正されたロボット動作プログラム42による取出ロボット2の動作をシミュレーションすることができる。
一方、成形機3における成形品の機種変更に際して金型31が変更されると、変更後の金型31に応じて取出ロボット2の動作変更を行うためロボット動作プログラム42を変更後の金型31に対応したものに選択し設定する。なお、このプログラム設定は、取出ロボット2の動作制御コントローラ4においてロボット動作プログラム42やティーチングデータ43を記録したROM等の記録媒体を交換することにより行われるようにしてもよいし、また、操作コントローラ1のディスプレイ部11にプログラム設定画面を表示させ、このプログラム設定画面のタッチ操作により中央処理手段14からの操作指令によって動作制御コントローラ4の格納部に格納されたロボット動作プログラム群の中から所望のロボット動作プログラム42およびそのティーチングデータ43を選択し設定するようにしてもよい。
そして、この場合、ロボット動作プログラム42等の選択ミスがないかどうかの確認は、従来、操作コントローラ1からの手動操作により取出ロボット2をゆっくり動作させることにより行われていた。そのため、従来は、取出ロボット2を正式に稼動可能な状態まで立ち上げるのに時間が掛かっていた。しかも、現場のロボットを慎重に運転させて動作状況を確認させる必要性があることから、都度、現場でのオペレータに対する安全性を確保した上での作業が必要であった。
そこで、成形機3の金型変更に伴って設定されたロボット動作プログラム42が適切であるかどうかの妥当性確認を、本シミュレータ機能付きの操作コントローラ1におけるシミュレーション画面でのシミュレーションにより行えるようにする。
すなわち、シミュレーション画面において表示された選択操作キー、すなわち、新規なプログラムのシミュレーションか、金型変更に伴うプログラムのシミュレーションかを選択する操作キーをタッチ操作して、金型変更に伴うプログラムのシミュレーションを選択する。すると、動作制御コントローラ4に設定されたロボット動作プログラム42およびそのティーチングデータ43から取出ロボット2の動作に関わるプログラム部分のほか、座標データや速度データ等が読み出されて、本シミュレータ機能付き操作コントローラ1内のバッファ(図示せず)内に一時記憶される。なお、このバッファに一時記憶された座標データや速度データ等が、いわば上述のシミュレーションプログラム12やティーチングデータ15を構成することとなる。
次いで、シミュレーション画面にシミュレーションを実行するか否かの実行ボタンが表示され、確認表示よりシミュレーションの実行を選択すると、上記バッファ内における取出ロボット2の動作に関わるプログラム部分や、座標データ、速度データ等を読み取り、これら座標データ等に従って上記動画処理ソフトウエア13によって取出ロボット擬似画像2Aを動画表示させる。これにより、成形機3の金型変更に伴って動作制御コントローラ4に設定されたロボット動作プログラム42による取出ロボット2の動作をシミュレーションすることができる。
以上のように、本実施の形態によるシミュレータ機能付き操作コントローラ1によれば、ロボット動作プログラム42の確認のためのシミュレーションを取出ロボット2が設置された現場で行うことができる。従って、ロボット動作プログラム42が新規投入あるいはティーチングやバージョンアップによる修正等された際に、従来のように、現場の取出ロボット2を慎重に運転させて正しくプログラミングされたロボット動作プログラム42か否かの確認が不要となる。よって、取出ロボット2を正式に稼動可能な状態まで立ち上げる時間を短縮し、且つその手間を大幅に軽減することができる。その結果、取出ロボット2と成形機3との早期ドッキング化を実現することができ、成形機3を速やかに連続稼動させて生産性を向上することができる。
加えて、現場のロボットを慎重に運転させて動作状況を確認させる必要性を生じないことから、現場でのオペレータに対する安全性を確保できる。
また、成形機3の金型変更に伴って設定されたロボット動作プログラム42が適切であるかどうかの妥当性確認を、本シミュレータ機能付きの操作コントローラ1におけるシミュレーション画面でのシミュレーションにより行うことができる。従って、ロボット動作プログラム42が成形機3の金型変更に伴って新たに設定された際に、従来のように、現場の取出ロボット2を慎重に運転させてロボット動作プログラム42の選択ミスがないかどうかの確認が不要となる。よって、この場合でも取出ロボット2を正式に稼動可能な状態まで立ち上げる時間を短縮し、且つその手間を大幅に軽減することができ、成形機3を速やかに連続稼動させて生産性を向上することができる。
さらに、従来、シミュレータとして例えばノート型パソコン等の表示画面付きのコンピュータを現場に持って来てロボット動作プログラム42の確認のためのシミュレーションを行うこともあったが、上記実施の形態によるシミュレータ機能付きの操作コントローラ1によれば、このようなコンピュータを用意する必要もなく、上記のシミュレーションを手軽に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されない。
上記実施の形態では、シミュレーション画面に表示される取出ロボット擬似画像2Aは、図3に示すように、操作側から見た取出ロボット2の擬似画像2Aが表示されるようにするが、取出ロボット2の擬似画像を3次元画像で構成し、シミュレーション画面上にスクロール操作キーを設けてこのスクロール操作キーをタッチ操作することにより、360度回転させる等して様々な角度から見た取出ロボット擬似画像を表示できるようにしてもよく、また、例えば、図4に示すように、操作側とは180度反対の成形機3の操作盤32(図1を参照。)がない側での反操作側から見た取出ロボット2の擬似画像2Bを表示させてシミュレーションの実行を行えるようにしてもよい。
他にも、取出ロボット2の擬似画像を3次元画像で構成し、シミュレーション画面上にスクロール操作キーを設けてこのスクロール操作キーをタッチ操作することにより、360度回転させる等して様々な角度から見た取出ロボット擬似画像を表示できるようにしてもよいものである。
また、ロボットとしては、上記トラバース型の取出ロボット2のほか、旋回式の取出ロボットでもよく、また、これら取出ロボットのほかに、例えば、インサート部材の装填ロボット、製品の配列ロボット、製品の搬送ロボット等、成形機3の成形動作に連動して種々の動作を行うロボットでもよい。
また、上記成形機3としては、型締め、型開き動作が行われるものであれば、竪型式、横型式のどちらでもよく、また、その成形品は、樹脂製のみならず、アルミニウム等の金属製等でもよい。
実施の形態によるシミュレータ機能付き操作コントローラの取出ロボット設置現場での設置状態を示す斜視図である。 実施の形態によるシミュレータ機能付き操作コントローラの内部構成を示すブロック構成図である。 シミュレーション画面における取出ロボット擬似画像の例(操作側)を示す模式図である。 シミュレーション画面における取出ロボット擬似画像の他の例(反操作側)を示す模式図である。 従来のシミュレータを示す模式図である。
符号の説明
1 シミュレータ機能付き操作コントローラ
2 取出ロボット
2A 取出ロボット擬似画像(操作側)
2B 取出ロボット擬似画像(反操作側)
3 成形機
4 動作制御コントローラ
5 接続ケーブル
10 画面
11 ディスプレイ部
12 動画処理ソフトウエア(動画生成手段)
13 シミュレーションプログラム
14 中央処理手段(シミュレーション処理手段)
15 ティーチングデータ
41 中央処理部
42 ロボット動作プログラム
43 ティーチングデータ

Claims (1)

  1. ロボットの動作制御コントローラに接続されて各種の操作指令を行う操作コントローラにおいて、
    ロボット擬似画像や各種の操作キーをタッチ操作可能に表示する画面を有したタッチパネル式のディスプレイ部と、
    ロボットの動作制御を行うためのロボット動作プログラムと等価なシミュレーションプログラムと、
    上記ディスプレイ部の画面上に表示させるためのロボット擬似画像の動画像を作成する動画生成手段と、
    上記動画生成手段を起動させて上記シミュレーションプログラムに基づいて上記画面上にロボット擬似画像を動画表示してロボット動作プログラムの確認のためのシミュレーションを行わせるシミュレーション処理手段とを備えたことを特徴とするシミュレータ機能付き操作コントローラ。

JP2004112321A 2004-04-06 2004-04-06 シミュレータ機能付き操作コントローラ Pending JP2005301365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112321A JP2005301365A (ja) 2004-04-06 2004-04-06 シミュレータ機能付き操作コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004112321A JP2005301365A (ja) 2004-04-06 2004-04-06 シミュレータ機能付き操作コントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005301365A true JP2005301365A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35332867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004112321A Pending JP2005301365A (ja) 2004-04-06 2004-04-06 シミュレータ機能付き操作コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005301365A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183664A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd ロボット装置
JP2008246712A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Yushin Precision Equipment Co Ltd 成形品取出機のコントローラ
JP2011131335A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tadano Ltd 作業機械の操作支援装置
US8155930B2 (en) 2006-06-28 2012-04-10 Ihi Corporation Simulation apparatus, method and program
WO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
CN104002296A (zh) * 2013-02-21 2014-08-27 株式会社安川电机 机器人模拟器、机器人示教装置以及机器人示教方法
CN105291107A (zh) * 2014-06-30 2016-02-03 株式会社安川电机 机器人模拟器及机器人模拟器的文件生成方法
JP2016137542A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 蛇の目ミシン工業株式会社 ロボット
CN104972468B (zh) * 2014-04-10 2017-05-24 株式会社安川电机 示教***、机器人***和示教方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8155930B2 (en) 2006-06-28 2012-04-10 Ihi Corporation Simulation apparatus, method and program
JP2008183664A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd ロボット装置
JP2008246712A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Yushin Precision Equipment Co Ltd 成形品取出機のコントローラ
JP2011131335A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tadano Ltd 作業機械の操作支援装置
JPWO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2016-06-30 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
CN104470687A (zh) * 2012-07-20 2015-03-25 株式会社安川电机 机器人模拟器、机器人示教装置以及机器人示教方法
WO2014013605A1 (ja) * 2012-07-20 2014-01-23 株式会社安川電機 ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
CN104002296A (zh) * 2013-02-21 2014-08-27 株式会社安川电机 机器人模拟器、机器人示教装置以及机器人示教方法
JP2014161921A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Yaskawa Electric Corp ロボットシミュレータ、ロボット教示装置およびロボット教示方法
CN104972468B (zh) * 2014-04-10 2017-05-24 株式会社安川电机 示教***、机器人***和示教方法
CN105291107A (zh) * 2014-06-30 2016-02-03 株式会社安川电机 机器人模拟器及机器人模拟器的文件生成方法
CN105291107B (zh) * 2014-06-30 2017-09-19 株式会社安川电机 机器人模拟器及机器人模拟器的文件生成方法
JP2016137542A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 蛇の目ミシン工業株式会社 ロボット
CN106201815A (zh) * 2015-01-27 2016-12-07 蛇目缝纫机工业株式会社 机器人
US10618169B2 (en) 2015-01-27 2020-04-14 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7194396B2 (en) Simulation device
US6853881B2 (en) Robot information processing system
JP3708083B2 (ja) ロボット教示装置
JP3834307B2 (ja) ロボットシステム
US9869994B2 (en) Simulation apparatus for manual operation of machine tool
JP4347313B2 (ja) ロボット教示操作盤
CN109834698B (zh) 对机器人进行示教操作的示教装置
JP2006350602A (ja) 操作端末装置
JP4261492B2 (ja) 射出成形システムのデータ管理方法
JP2018039060A (ja) ロボットシミュレーション装置
US20180121578A1 (en) Simulation device and simulation method that carry out simulation of operation of robot system, and recording medium that records computer program
JP2009072833A (ja) ロボットの直接教示装置
US20090326891A1 (en) Simulation apparatus, method and program
JP2005301365A (ja) シミュレータ機能付き操作コントローラ
JP3785349B2 (ja) シミュレーション装置
JP2015231640A (ja) ロボット動作経路チェック装置、ロボットシステム、ロボット動作経路チェック方法、プログラム及び記録媒体
JP2021096561A (ja) 制御装置、計測システム、計測方法
JP2009122852A (ja) パステーブル運転時の運転履歴を記憶する数値制御装置
JP6392817B2 (ja) シミュレーション装置
JP2008090513A (ja) 数値制御装置
JP2008246712A (ja) 成形品取出機のコントローラ
JP6879255B2 (ja) 数値制御装置、工作機械、表示方法及びコンピュータプログラム
JP2008084027A (ja) プログラマブル表示器、表示プログラムおよびそれを記録した記録媒体
JP2004151976A (ja) シミュレーション装置
JP7021146B2 (ja) ラダー表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060522

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710