JP2005301126A - ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム - Google Patents

ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005301126A
JP2005301126A JP2004120322A JP2004120322A JP2005301126A JP 2005301126 A JP2005301126 A JP 2005301126A JP 2004120322 A JP2004120322 A JP 2004120322A JP 2004120322 A JP2004120322 A JP 2004120322A JP 2005301126 A JP2005301126 A JP 2005301126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
status information
information
error
repair
status
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004120322A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ishibashi
修 石橋
Koichi Okuhara
孝一 奥原
Fumiaki Furuhata
文明 降▲旗▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004120322A priority Critical patent/JP2005301126A/ja
Publication of JP2005301126A publication Critical patent/JP2005301126A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Abstract

【課題】電子機器の故障時等における電子機器の状態を正確に取得でき、必要な修理等の対処を適切に施す。
【解決手段】印刷装置の動作状態を示すステータス情報を取得するステータス情報取得部701と、取得したステータス情報を記憶する管理情報データベース112と、管理情報データベース112に記憶されたステータス情報を、印刷装置ごとに管理するステータス情報管理部702とを備え、ステータス情報管理部702は、ステータス情報に印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出部722と、エラー情報検出部722によって検出したエラー情報が示すエラー内容に基づいて印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力部723と、を備える。
【選択図】 図7

Description

この発明は、遠隔地に設けられた顧客が保有するプリンタ等電子機器の動作状態を示すステータス情報を管理し、ステータス情報を電子機器の故障時の修理に用いるステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラムに関する。
従来、販売されたプリンタなどの電子機器が故障した場合、その顧客はサービスサポートセンタに電話ないしは電子メールにて修理依頼を行い、修理依頼を受けたカスタマーエンジニアがその故障した電子機器の設置場所に出向いて、当該設置場所で修理を行っている。
また、多種多様にわたる装置の迅速かつ的確な修理サービスを可能とする修理サービス支援システムが提供されている(例えば、下記特許文献1参照。)。この修理サービス支援システムの対象となる装置は、故障時にその故障を特定する故障コードを表示出力するように予め構成されている。この修理サービス支援システムは、故障コードを入力可能な携帯電話にネットワークを介して接続可能に配設されたサーバを備えている。サーバは、故障コードと同故障コードの表す故障の修理手順とを対応付けて記憶した修理手順データベースを備え、装置にて表示出力された故障コードが携帯電話からネットワークを介して入力されたとき、修理手順データベースを参照して入力された故障コードの表す故障の修理手順を携帯電話に対して返信する。
特開2003−228632号公報
しかしながら、上述した従来技術では、故障コードによって故障原因が画一的となっているため、対象装置を使用するユーザ個々の使用時間、使用方法、使用環境などの状態が故障原因に反映されていない。したがって、カスタマーエンジニアが、故障した対象装置の設置場所に出向き、上述した故障コードから得られる修理手順によって修理を行っても、再度同一の故障が発生する場合がある。これにより、対象装置のユーザにとっては、同一故障原因によって何度も修理依頼をしなければならず、電子機器が使用できなくなるという問題があった。また、カスタマーエンジニアにとっても、同一故障原因によって何度も対象装置の設置場所に出向いて修理作業を行わなければならない。したがって、故障が解消するまでに時間や工数などの手間がかかり、サービスコストが増加するという問題があった。
特に、プリンタやコピー機などの印刷装置では、構成する部品点数が非常に多く、一つの故障原因について複数の部品が関与しており、上述のような故障コードを用いても故障が解消しないケースもある。このような場合、実際にはカスタマーエンジニアの熟練度によって故障が解消されるケースが多々あるが、熟練度の低いカスタマーエンジニアでは、故障原因となる部品の特定を誤ってしまう場合があり、故障が解消するまでに時間や工数などの手間がかかり、サービスコストが増加するという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、電子機器の故障時等における電子機器の状態を正確に取得することができ、必要な修理等の対処を適切に施すことができるステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるステータス情報管理装置は、印刷装置の動作状態を示すステータス情報を取得するステータス情報取得手段と、前記ステータス情報取得手段によって取得した前記ステータス情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶されたステータス情報を、当該ステータス情報を取得した前記印刷装置ごとに管理するステータス情報管理手段と、を備え、前記ステータス情報管理手段は、前記ステータス情報に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出手段と、前記エラー情報検出手段によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力手段と、を備え、前記ステータス情報取得手段は、ネットワークを介して受信した電子メールに含まれる前記ステータス情報を受信する電子メール受信手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、印刷装置の動作状態を示すステータス情報にエラー情報が含まれているとき、このエラー情報を検出して修理に用いる修理情報を出力する。これにより、印刷装置の故障発生時に故障箇所を正確に判断して適切な修理を行うことができる。そして、顧客は、電子メールを介して印刷装置の動作状態を簡単に伝えることができ、顧客側では印刷装置の異常を正確に判断できなくても印刷装置で発生した動作状態を正確に伝えることができ、ステータス情報管理装置側では印刷装置の動作状態を正確に取得することができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理装置は、前記電子メールに含まれる前記ステータス情報は、前記ステータス情報管理手段が取り扱い可能な所定形式のデータで記述されており、前記ステータス情報取得手段は、前記所定形式で記述された前記ステータス情報から前記エラー情報を抽出するステータス情報抽出手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、受信した電子メールに含まれているステータス情報を容易に取り込むことができ、ステータス情報管理手段における処理を効率的に行うことができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理装置は、前記所定形式のデータは、XML形式で記述されたものであり、前記ステータス情報取得手段は、前記XML形式で記述された前記ステータス情報から前記エラー情報を抽出することを特徴とする。
この発明によれば、電子メールに記載したステータス情報がXML形式であるため、顧客側では、テキスト文書として読解することができ、電子メールとして送信する内容を把握することができる。一方、ステータス情報管理装置側では、ステータス情報を容易に取り込むことができ、ステータス情報管理手段における処理を効率的に行うことができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理装置は、印刷装置の動作状態を示すステータス情報を取得するステータス情報取得手段と、前記ステータス情報取得手段によって取得した前記ステータス情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶されたステータス情報を、当該ステータス情報を取得した前記印刷装置ごとに管理するステータス情報管理手段と、を備え、前記ステータス情報管理手段は、前記ステータス情報に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出手段と、前記エラー情報検出手段によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力手段と、を備え、前記ステータス情報取得手段は、前記印刷装置から着脱自在な、記録材収容カートリッジに設けられた記憶素子に記憶されている前記ステータス情報を読み取るカートリッジ情報読み取り手段を備えたことを特徴とすることを特徴とする。
この発明によれば、印刷装置の動作状態を示すステータス情報にエラー情報が含まれているとき、このエラー情報を検出して修理に用いる修理情報を出力する。これにより、印刷装置の故障発生時に故障箇所を正確に判断して適切な修理を行うことができる。そして、記録材収容カートリッジを受け取るだけでこの記録材収容カートリッジの記憶素子に記憶されているステータス情報に基づいて印刷装置の動作状態を取得でき、ステータス情報管理手段における処理を効率的に行うことができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理装置は、前記修理情報出力手段は、前記修理情報を、前記印刷装置の修理を行う部署に設けられた端末装置に対して出力することを特徴とする。
この発明によれば、印刷装置に実際に出向いて印刷装置を修理する部署に対して必要な修理情報を迅速に伝達でき、故障発生後の修理業務を円滑かつ効率的に遂行できるようになる。
また、この発明にかかるステータス情報管理方法は、ネットワークを介して受信した電子メールに含まれる前記ステータス情報を受信する電子メール受信工程と、前記電子メール受信工程によって受信した前記ステータス情報の中に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出工程と、前記エラー情報検出工程によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、顧客が電子メールを介して印刷装置の動作状態を簡単に伝えることができ、顧客側では印刷装置の異常を正確に判断できなくても印刷装置で発生した動作状態を正確に伝えることができ、ステータス情報を管理する側では印刷装置の動作状態を正確に取得することができる。そして、印刷装置の動作状態を示すステータス情報にエラー情報が含まれているとき、このエラー情報を検出して修理に用いる修理情報を出力する。これにより、印刷装置の故障発生時に故障箇所を正確に判断して適切な修理を行うことができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理方法は、印刷装置から着脱自在な、記録材収容カートリッジに設けられた記憶素子に記憶されているステータス情報を読み取るカートリッジ情報読み取り工程と、前記カートリッジ情報読み取り工程によって読み取った前記ステータス情報の中に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出工程と、前記エラー情報検出工程によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力工程と、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、記録材収容カートリッジを受け取るだけでこの記録材収容カートリッジの記憶素子に記憶されているステータス情報に基づいて印刷装置の動作状態を取得でき、ステータス情報の管理処理を効率的に行うことができる。
また、この発明にかかるステータス情報管理プログラムは、上述したステータス情報管理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータを用いて上述したステータス情報管理の方法を実行できる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(ステータス情報管理システムの全体構成)
まず、この発明の実施の形態にかかるステータス情報管理システムの全体構成について説明する。顧客が取り扱う装置を顧客システムとし、この顧客システムの一部に印刷装置(プリンタ)が設けられているとする。このプリンタの動作状態がステータス情報である。このステータス情報をステータス情報管理装置が取得して、プリンタの修理保守サービスを行う例について説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかるステータス情報管理システムの全体構成図である。顧客システム100は、パーソナルコンピュータ(PC)101や、プリンタ102によって構成されている。PC101は、ネットワークカード(NIC)101cを介してLAN等のネットワーク104に接続されている。このPC101には、ステータス情報取得部101aと、電子メール作成部101bが設けられる。プリンタ102としては、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタの他に、スキャナとプリンタ機能を有する複合機等が用いられる。このプリンタ102は、ネットワークカード(NIC)103を介してLAN等のネットワーク104に接続されている。これらネットワーク104は、不図示のプロキシサーバ等を介してインターネット等の外部のネットワーク105に接続されている。
プリンタ102内部には、印刷に用いるトナーあるいはインクを収容した記録材収容カートリッジ102aが着脱自在に設けられている。この記録材収容カートリッジ102aは、収容している記録材(トナーやインク)の残量がなくなったときに、指定されている回収先に送付する。回収先では、再度、記録材を補充して顧客(プリンタ102)宛に返送するようになっている。図示の例では、便宜上、記録材収容カートリッジ102aを回収する回収先を管理センタ110とした。
このような顧客システム100は、顧客ごとに設けられており、図示しない複数の顧客システム100が同様にネットワーク105に接続されている。そして、各顧客システム100は、ネットワーク105を介して管理センタ110のステータス情報管理装置111に接続されている。このステータス情報管理装置111はサーバとして機能する。管理センタ110に設けられたステータス情報管理装置111は、各顧客システム100に設けられたプリンタ102の動作状態であるステータス情報を取得し、管理する。また、ステータス情報管理装置111は、管理情報データベース112を備えている。この管理情報データベース112については後述する。
顧客システム100に設けられたプリンタ102は、それぞれ自らの動作状態(ステータス情報)を検出し、このステータス情報を自機に設けられている表示部や、PC101や、記録材収容カートリッジ102aに出力する。
PC101では、このPC101にソフトウェアとして組み込まれているプリンタドライバ等のステータス情報取得部101aがステータス情報を取得する。ステータス情報取得部101aは、プリンタ102に紙詰まり等の異常や、トナー(インク)切れ等が発生したときに、この状態をPC101に接続されている図示しない表示部等に表示する。
そして、この表示部に表示されたステータス情報を確認した顧客は、修理が必要なエラー発生時には、PC101を操作して電子メール作成部101bにより電子メールを作成して、管理センタ110の電子メールアドレス宛に電子メールを送信することができる。この際、顧客は、表示部に表示されている異常発生に対応するエラー内容を読み取り、電子メールの内容に記載して送信する。表示部に表示されているエラー内容部分をコピー操作して電子メールの本文に貼り付ける操作を行ってもよい。
そして、ステータス情報取得部101aは、プリンタ102による通常の印刷実行時における動作状態(ステータス)、例えば、プリンタの稼働時間、印刷枚数等をステータス情報としてPC101のHD等の記憶手段(不図示)に印刷履歴として蓄積記憶する。このステータス情報としては、異常の発生時におけるエラー情報も含まれる。
また、このステータス情報取得部101aは、印刷実行中における異常の発生時には、この異常発生のエラー情報を含むステータス情報を、電子メールの内容として記載可能なデータ形式に変換して、電子メール作成部101bにこのステータス情報を自動的に出力するよう設定することもできる。この構成の場合、ステータス情報取得部101aから電子メール作成部101bにエラー情報を含むステータス情報が出力されると、PC101は、自動的に電子メール作成部101bにおける電子メールの作成画面を起動させ、宛先欄に予め設定してある管理センタ110の電子メールアドレスを宛先として設定し、本文欄にエラー情報を含むステータス情報を挿入する。
これにより、顧客は送信操作を行うだけで異常発生時等のエラー情報を含むステータス情報を管理センタ110に送信することができる。なお、ステータス情報取得部101aは、異常発生時のエラー情報を含むステータス情報を、電子メールに添付可能な所定のデータ形式に変換して電子メール作成部101bに出力することもできる。この場合、電子メール作成部101bは、ステータス情報のデータを電子メールに添付した形で管理センタ110に送信することができる。
また、記録材収容カートリッジ102aには、ステータス情報を記憶する記憶素子(詳細は後述する)が設けられている。この記憶素子には、装着されたプリンタ102におけるステータス情報が履歴として記憶されるようになっている。
この他、プリンタ102は、ステータス情報をネットワーク104,105を介してステータス情報管理装置111に直接送信することもできる。
管理センタ110に設けられるステータス情報管理装置111は、記録材収容カートリッジ102aの回収により、あるいは、顧客システム100のPC101から送信された電子メールの受信により、あるいは、ネットワーク105を介して直接プリンタ102により、プリンタ102のステータス情報を取得する。そして、取得したステータス情報に修理が必要なエラー情報が含まれていることを検出すると、修理の必要が発生した顧客システム100(プリンタ102)に関する修理発生の情報を出力する。
フィールドサービスセンタ120は、プリンタ102の定期的な保守や故障時の修理を担当する部門である。フィールドサービスセンタ120では、ステータス情報管理装置111から出力された修理発生の情報に基づいて該当するプリンタ102の修理を実行する。プリンタ102の修理が必要なとき、ディスパッチャ121は、ステータス情報管理装置111が出力した修理発生の情報を取得し、必要な修理内容、例えば、修理箇所を推定し、修理に用いるパーツ130を選定し、該当するプリンタ102の修理を担当するカスタマーエンジニア(CE)122を選任する。選任されたCE122は、プリンタ102を修理するために必要なパーツ130を持参し、顧客システム100の設置箇所に出向いてプリンタ102を修理する。ディスパッチャ121が行う修理箇所の推定と、パーツ130の選定をCE122が行ってもよい。
プリンタ102の故障時には、従来から設けられている電話等の連絡による修理依頼も行える。コールセンタ140は、顧客からの電話連絡等を受ける部門である。コールセンタ140は、顧客からプリンタ102の故障の連絡を受けると、フィールドサービスセンタ120に対して修理依頼を行う。以後同様にCE122が出向いてプリンタ102を修理する。
(ステータス情報管理装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したステータス情報管理装置111のハードウェア構成について説明する。
図2は、この発明の実施の形態にかかるステータス情報管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、ステータス情報管理装置111は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード211と、マウス212と、スキャナ213と、プリンタ214と、ディスクドライブ216を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、ステータス情報管理装置111の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶したり、HD205に記憶されたデータをステータス情報管理装置111に読み取らせたりする。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータをステータス情報管理装置111に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体としては、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線210を通じてインターネットなどのネットワーク105に接続され、このネットワーク105を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク105と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード211は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス212は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ213は、画像を光学的に読み取り、ステータス情報管理装置111内に画像データを取り込む。なお、スキャナ213は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ214は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ214には、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。ディスクドライブ216は、CPU201の制御にしたがって、着脱可能な記録媒体であるCD/DVDディスク215に対するデータのリードを制御する。
図3は、ステータス情報管理装置が取得する情報を示す図表である。図3において、取得情報300には、装置ID301とステータス情報302が含まれている。装置ID301は、図1に示したプリンタ102のIDやそのプリンタ102を所有するユーザ情報が含まれている。ステータス情報302は、印刷装置(プリンタ102)の動作状態を示す情報である。ステータス情報302には、例えば、プリンタ102に内蔵されているセンサの状態、ファンの状態、モータの状態、通信状態、モジュール状態その他印刷枚数、用紙サイズ、消耗品などの情報が含まれている。
また、ステータス情報302には、エラー情報303が含まれている場合がある。このエラー情報は、上述したステータス情報302の異常を示す情報である。具体的には、エラー情報は、エラーコード304と、当該エラーコード304が発生したエラー発生時間305と含んでいる。ここで、エラーコード304について具体的に説明する。
図4は、エラー情報の具体的内容を示す図表である。図4において、エラーコード304(e1〜e5)は、それぞれ、上述したステータス情報302の異常をあらわす「センサ異常」、「ファン異常」、「モータ異常」、「通信異常」、「モジュール異常」に対応付けされている。つぎに、図1に示した管理情報データベース112の具体的内容について説明する。
図5は、図1に示した管理情報データベースに格納されるデータ内容を示す図表である。図5において、管理情報500は、印刷装置(プリンタ102)A〜Zごとに、ステータス情報302(S1〜S5)と、エラー情報303(エラーコードe1〜e5)と、修理情報501とを備えている。ここでは一例として、ステータス情報S1は「センサの状態」、ステータス情報S2は「ファンの状態」、ステータス情報S3は「モータの状態」、ステータス情報S4は「通信状態」、ステータス情報S5は「モジュール状態」をあらわしている。
エラー情報303には、図4に示したエラーコード304(e1〜e5)が記録されている。また、修理情報501には、故障部品情報502等が含まれている。故障部品情報502は、エラーコードe1〜e5によってあらわされる異常によって故障した部品を示す情報であり、具体的には、当該故障した部品となるパーツを示すロット番号によってあらわすことができる。
図6は、記録材収容カートリッジを示す斜視図である。印刷装置102の印刷に必要なトナーやインク等の記録材は、この記録材収容カートリッジ102aに収容される。記録材収容カートリッジ102aには、ステータス情報の履歴を記録する記憶素子601が設けられている。この記憶素子601は保護用のカバー内部に設けられている。
(ステータス情報管理装置の機能的構成)
つぎに、図1に示したステータス情報管理装置111の機能的構成について説明する。
図7は、図1に示したステータス情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示す管理センタ110に設けられたステータス情報管理装置111は、ステータス情報取得部701と、ステータス情報管理部702と、上述した管理情報データベース112とを備えている。これらステータス情報取得部701と、ステータス情報管理部702が実行するステータス情報の取得、および管理の機能は、図2に記載したCPU201がステータス情報管理処理のプログラムを実行することにより得られる。
ステータス情報取得部701は、記録材収容カートリッジ102aの記憶素子601からステータス情報を読み取るカートリッジ情報読み取り部711と、受信部712とを備えている。カートリッジ情報読み取り部711は、記録材収容カートリッジ102aの記憶素子601に電気的に導通する接触端子(不図示)を介して記憶素子601に記憶されているステータス情報を読み取る。受信部712は、ネットワーク105を介して上記のステータス情報を受信する。プリンタ102から直接、ネットワーク105を介して送信されたステータス情報を受信する。
この受信部712には、電子メール受信部713が設けられる。電子メール受信部713は、顧客システム100のPC101から送信された電子メールを受信する。そして、この電子メールに記載、あるいは添付されているステータス情報を抽出する。これらのステータス情報取得部701によって取得されたステータス情報は、具体的には、図3に記載した取得情報300である。この取得情報300は、記憶手段である管理情報データベース112に装置ごとのステータス情報302として記憶される。
ステータス情報管理部702は、顧客システム検出部721と、エラー情報検出部722と、修理情報出力部723とを有する。顧客システム検出部721は、ステータス情報取得部701が受信したステータス情報の入力に基づいて、管理情報データベース112にアクセスし、管理情報データベース112に予め登録されている顧客システム100の装置ID301を検索し、ステータス情報を送信した顧客システム100を検出する。管理情報データベース112は、例えば、図2に示したRAM203、HD205、FD207、CD/DVDディスク215などの読み書き可能な記録媒体によってその機能を実現する。
エラー情報検出部722は、受信したステータス情報に含まれるエラー情報に基づいてエラーの具体的内容を検出する。図5を用いて具体的に説明すると、印刷装置(プリンタ102)Aについては、エラーコード「e1」を検出する。修理情報出力部723は、エラー情報検出部722によって検出されたエラーの内容に基づいて修理が必要であるか否かを判断し、修理が必要なときには修理情報を出力する。修理情報出力部723によって修理が必要なときに出力される修理情報は、不図示の表示手段に出力される。また、この修理情報は、不図示のプリンタ等の印刷手段から印刷出力することもできる。
修理情報は、通信部731、およびネットワーク105を介してフィールドサービスセンタ120に設けられた端末装置(例えばPC)732に送信する構成にもできる。上記の受信部712および通信部731は、図2記載のI/F209を用いて構成できる。なお、ステータス情報管理装置111における上記の処理を実行するために必要な設定や操作は、不図示の操作手段を用いて行う。
このエラー情報検出部722は、具体的には、例えば、図2に示したROM202、RAM203、HD205、FD207、CD/DVDディスク215等に記録されたプログラムを、CPU201が実行することによりその機能を実現する。
(ステータス情報の管理処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるステータス情報管理処理の手順について説明する。ここでは、ステータス情報に含まれるエラー情報により、印刷装置(プリンタ102)に必要な修理情報を出力する例を説明する。
図8は、ステータス情報管理装置が実行するステータス情報管理の処理内容を示すフローチャートである。はじめに、ステータス情報取得部701は、印刷装置(プリンタ102)のステータス情報を取得する(ステップS801)。具体的には、図3に記載した取得情報300を取得する。この取得情報300にステータス情報302が含まれている。このステータス情報取得部701は、取得したステータス情報をステータス情報管理部702に出力する。ステータス情報管理部702のエラー情報検出部722は、このステータス情報にエラー情報(図3に記載のエラー情報303)が含まれているか検出する(ステップS802)。
ステータス情報にエラー情報が含まれているときには(ステップS802:Yes)、顧客システム検出部721は、このステータス情報に対応する顧客システム100(プリンタ102)を検出する(ステップS803)。顧客システム検出部721は、管理情報データベース112にアクセスして、取得情報300に含まれている装置ID301に基づき該当する印刷装置(プリンタ102)を検出する。一方、ステータス情報にエラー情報が含まれていないときには(ステップS802:No)、以下のエラー検出処理を実行せず、ステップS801に戻って新たなステータス情報の受信を待つ。
ステップS803の実行後、エラー情報検出部722は、エラー情報が示すエラー内容を検出する(ステップS804)。具体的には、図3記載のエラー情報303に示されているエラーコード304に基づいて、図4に示すエラー内容401を検出する。この際、同時に取得したエラー情報303に含まれているエラー発生時間305を検出する。この後、検出したエラー内容の重要度を検出する(ステップS805)。図7記載の管理情報データベース112には、予めエラー内容ごとに複数段階の重要度が設定されている。エラー情報検出部722は、管理情報データベース112の設定内容を参照してエラー内容の重要度を検出する。検出したエラー内容の重要度は、エラー内容401ごとに付与されている。
この後、検出したエラー内容の重要度が予め定めた重要度より高い場合には(ステップS805:Yes)、エラー内容を発生箇所別に分類する(ステップS806)。管理情報データベース112には、予めエラー内容ごとに発生箇所が分類して設定されており、エラー情報検出部722は、管理情報データベース112の設定内容を参照して、検出したエラー内容を発生箇所別に分類する。一方、検出したエラー内容の重要度が予め定めた重要度より低い場合には(ステップS805:No)、以降の処理を行わずにステップS801に復帰する。
つぎに、修理情報出力部723は、ステップS806によって分類されたエラー発生箇所別のエラー内容を修理情報として出力する(ステップS807)。この修理情報は、エラー発生箇所別に分類されたエラー内容を表等の形式に一覧化して構成される。一覧化された修理情報は、図示しない表示手段および通信部731に出力される。
通信部731に出力された修理情報は、フィールドサービスセンタ120のPC732に送信され、フィールドサービスセンタ120では、PC732を介して修理が必要な印刷装置(プリンタ102)の修理情報を得る。
上記処理においては、エラーの重要度を判断し、重要度が低いエラー内容については、修理情報を出力しない構成とした。しかしながら、重要度の高低に関係なく、エラー内容を全て修理情報として出力することもできる。この場合、フィールドサービスセンタ120のディスパッチャ121やCE122は、全てのエラー内容を修理情報として得ることができ、プリンタ102全体の故障解析に役立てることができるようになる。
図8を用いて説明した処理は、印刷装置(プリンタ102)で発生した故障等のエラー情報に対応する修理情報を生成する処理例とした。ステータス情報管理装置111は、エラー情報の取得に限らず、ステータス情報302(図3参照)が示す印刷装置(プリンタ102)のステータス、すなわち動作状態を管理することができる。ステータス情報管理装置111が取得したステータス情報302は、装置ID301別に管理情報データベース112に蓄積することができる。これにより、管理情報データベース112には印刷装置(プリンタ102)ごとのステータス情報の履歴を保存しておくことができる。
ところで、記録材収容カートリッジ102aの記憶素子601には、ステータス情報302(図3記載の取得情報300)の履歴が記録されている。したがって、ステータス情報取得部701に設けられるカートリッジ情報読み取り部711は、記録材収容カートリッジ102aが用いられた印刷装置(プリンタ102)のステータス情報302の履歴を取得することができる。
管理情報データベース112に印刷装置(プリンタ102)ごとのステータスの履歴を保存することにより、プリンタ102ごとの動作状態の変化を検出することができ、この動作状態の変化を解析することにより、故障発生の予測を行うこともできるようになる。例えば、ステータス情報302には、プリンタ102の全体動作時間や、環境温度、記録材であるトナーやインクの使用期間等が含まれている。ステータス情報管理部702は、例えば、全体動作時間が所定時間に達したときには故障発生前(エラー情報303の検出前)であっても想定される消耗部品を検出し、該当するパーツ130を用いた保守を指示できるようになる。また、所定の性能品質期間を越えたトナーやインク等の記録材の交換を指示することもできる。
このように、この発明のステータス情報管理装置は、プリンタ102のステータス情報を用いて、故障発生時の修理情報の出力に限らず、正常に動作中であるプリンタ102に対して故障発生前であっても適切な保守作業の実施を指示できるようになる。
図9は、修理情報の一例を示す図表である。図示のように、修理情報901は、顧客システム100(プリンタ102)の情報910と、このプリンタ102の異常発生箇所911と、異常発生箇所911ごとに分類したエラー内容912と、エラー発生時間913と、エラーの重要度914からなる。このように、エラー内容912を異常が発生した箇所別に分類することにより、異常発生箇所911で生じたエラー内容912を明確化できる。また、図示の例では、エラー内容912をエラーの重要度914が高い順に整列させており、重要度を容易に把握できるようになる。
フィールドサービスセンタ120のディスパッチャ121またはCE122は、この修理情報901の内容に基づいて該当する顧客システム100(プリンタ102)で生じた異常発生箇所911を特定できるようになる。また、この異常発生箇所911の修理に必要なパーツ130(図1参照)の推定を容易に行うことができるようになる。
また修理情報901は、エラー内容912をエラー発生時間913と関連付けて同じ列に列記している。このエラー発生時間913は、図3記載のエラー発生時間305が示す内容である。これにより、ある一つの異常発生箇所911で生じたエラー発生時間に基づいて、故障内容をより正確に特定でき、パーツ130の選定をより正確に行うこともできるようになる。例えば、図示のように、短時間のうちにある一つの異常発生箇所911で複数のエラー内容がほぼ同時間に同時発生したときには、この異常発生箇所911で生じた故障内容を具体的に特定し、必要なパーツ130を正確に選定できるようになる。そして、CE122は、修理情報901に示されているパーツ130を持参し、顧客システム100の設置箇所に出向いてプリンタ102を修理する。
(電子メールを用いたステータス情報の作成処理例)
顧客システム100側のPC101に設けられた電子メール作成部101bが実行する電子メールを用いたステータス情報の作成処理例について説明する。
図10は、電子メールを用いたステータス情報の作成例を示す図である。顧客システム100に設けられたPC101を操作して電子メール作成部101bを起動させ、図示のような汎用の電子メール作成画面1001を表示させる。この際、宛先欄1002には、ステータス情報管理装置111の電子メール受信部713の電子メールアドレスが設定される。件名欄1003には、顧客システム100の印刷装置(プリンタ102)の装置ID301が設定される。
本文欄1004には、ステータス情報取得部101aが取得したステータス情報302(図3参照)が設定される。この図では、主にエラー情報303を記載した。エラー情報303は、前述したように、エラーコード304と、エラー発生時間305によりなる。ステータス情報取得部101aは、プリンタ102の異常検出時に、エラー情報303を取得し、電子メール作成部101bを起動させ、上記の各欄1002〜1004にそれぞれテキストデータによるデータを設定する。これに限らず、ステータス情報302を添付ファイルとして添付してもよい。この場合、図示の添付ファイル表示欄1005に添付ファイルとして表示される。
このように、ステータス情報取得部101aが電子メール作成部101bを起動させてステータス情報を自動設定するに限らない、例えば、印刷装置(プリンタ102)の異常時に、顧客システム100を取り扱う顧客が電子メール作成部101bの機能(電子メール作成アプリケーション)を起動させて、各欄1002〜1004の内容を操作設定してもよい。
上記説明では、電子メール作成画面1001の各欄1002〜1004にテキストデータによる文字を設定する例を説明した。テキストデータとすることにより、顧客システム100のユーザ(操作者)は、送信する電子メールに記載した内容を容易に確認、および把握することができ、不要な情報を外部に送信することを防ぐことができる。電子メール作成部101bにより電子メールに設定されたステータス情報は、インターネット等のネットワーク105を介してステータス情報管理装置111に送信される。ステータス情報管理装置111では、電子メール受信部713がこの電子メールを受信し、エラー情報検出部722によりステータス情報に含まれるエラー情報を検出し、管理情報データベース112に格納する。
このように、ステータス情報管理装置111は、管理情報データベース112との間のデータのやりとりを含めて、内部処理での取り扱いに適したデータ形式、例えばバイナリデータ等であることが望まれる。一方、上述したように、顧客システム100側では、操作者が容易に理解できるテキストデータ等が望ましい。これらを両立するために、顧客システム100の扱者が容易に理解でき、かつ、ステータス情報管理装置111においても取り扱いやすいデータ形式のデータ、例えば、テキストデータ以外の所定の定型フォーマットにしたがったデータが望まれる。具体的には、テキストデータをカンマで区切ったCSV形式のデータがある。この他にXML形式のデータがある。
例えば、電子メール作成部101bは、このXML形式のデータで電子メールを記述する。電子メール作成部101bにはテキストデータで入力および設定されたステータス情報302に所定のタグを附してXML形式のデータに変換するデータ変換部を備える。
XML形式のデータは、テキスト文書として扱えるためバイナリに比べて可読性が高く顧客システム100のPC101の扱者が記載内容の確認を容易に行える。また、Unicode採用による国際化に対応できる。また、XML形式によって管理情報データベース112のデータを統一することができる。
上記実施の形態の説明では、フィールドサービスセンタ120は、ステータス情報管理装置111がステータス情報に含まれるエラー情報を検出したときに直ちにCE122を出向かせて修理を実行する構成とした。これに限らず、フィールドサービスセンタ120は、顧客がコールセンタ140に対して故障報告、修理依頼を要求した後に、ステータス情報管理装置111が受信したエラー情報の内容に基づいて修理内容を検討し、必要時にのみCE122を出向かせてプリンタ102を修理するようにもできる。これにより、顧客が修理を望む場合にのみ直ちにCE122を出向かせることができる。
具体的には、上記の修理情報901には、コールセンタ140が該当する顧客システム100の顧客からの修理依頼を受けたか否かの情報を識別子として付与可能にしておく。コールセンタ140には、予めステータス情報管理装置111に接続可能な端末装置(例えばPC)を設置しておき、顧客からの修理依頼を受けたときに、該当する顧客システム100の修理情報901に修理依頼を受けた旨を示す識別子を付与させておく。これにより、フィールドサービスセンタ120側では、修理情報901に付与された識別子を参照して修理依頼があることを確認できるようになり、識別子付与の確認を行った後に顧客システム100の設置箇所に出向けばよい。なお、顧客からの修理依頼がない場合であっても、CE122がその旨を把握し、エラーが発生していることを顧客に伝えて修理するために出向くことも考えられる。
また、ステータス情報管理装置111は、コールセンタ140に設置した端末装置に対して上記の修理情報901を送信する構成にもできる。これにより、コールセンタ140では、故障した顧客システム100の修理情報901を取得できる。例えば、ステータス情報管理装置111は、エラーの重要度914を付与した修理情報901(図9参照)をコールセンタ140に送信しておく。これにより、コールセンタ140では、後に顧客から電話等で修理依頼があったときに、エラーの重要度914に応じて連絡時に適切な対応が行えるようになる。例えば、プリンタ102のジャム、紙詰まり等のうちエラーの重要度914が低いエラー内容に対しては、適切な解決策を連絡時の電話だけで顧客に適切に伝えて解決することもできるようになる。この場合、CE122が無駄に出向くことを解消することもできるようになる。
以上説明した実施の形態によれば、顧客システム100(プリンタ102)の実際の修理を行うフィールドサービスセンタ120のCE122は、故障内容を迅速かつ的確に把握できるようになる。これにより、顧客システム100の故障後、実際の修理が開始されるまでの経過時間の短縮化を図ることができる。また、エラー時の異常発生箇所等の検出に基づいて故障発生により必要な交換用のパーツ130を正確に選定して、必要な部品のみを持参できるようになる。
特に、業務用の大型のプリンタ102は、パーツ130自体も大型化する傾向があり、パーツ130の選定および運搬を効率化できるようになる。このようなプリンタ102は、印刷用紙を給紙して印刷を実行し排紙を行うという、機械的な動作を伴い故障が発生しやすいが、このプリンタ102の動作状態を遠隔地で監視することにより、プリンタ102が故障して大型の機構のパーツ130の交換が必要なときでも、適切なパーツ130の手配が行え、故障発生時の対応を適切かつ効率的に行えるようになる。そして、実際の修理作業も故障箇所を的確に把握して短時間で完了できるようになる。このように、顧客システム100の故障発生から修理完了までを短時間で効率的に遂行できるようになる。
また、上記実施の形態において説明した顧客システム100の一部を構成する印刷装置(プリンタ102)は、印刷用紙を用いて印字出力する小型、大型のレーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタ全般に適用できる。この他に、印刷の機能に加えて原稿読み取りのスキャナ機能を有する複合機であっても同様に適用することができる。
なお、本実施の形態で説明したステータス情報管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
ステータス情報管理システムの全体構成図。 ステータス情報管理装置のハードウェア構成を示すブロック図。 ステータス情報管理装置が取得する情報を示す図表。 エラー情報の具体的内容を示す図表。 管理情報データベースのデータ内容を示す図表。 記録材収容カートリッジを示す斜視図。 ステータス情報管理装置の機能的構成を示すブロック図。 ステータス情報管理の処理内容を示すフローチャート。 修理情報の一例を示す図表。 電子メールを用いたステータス情報の作成例を示す図。
符号の説明
100 顧客システム、101a ステータス情報取得部、101b 電子メール作成部、102 プリンタ(印刷装置)、110 管理センタ、102a 記録材収容カートリッジ、111 ステータス情報管理装置、112 管理情報データベース、120 フィールドサービスセンタ、130 パーツ、140 コールセンタ、701 ステータス情報取得部、702 ステータス情報管理部、711 カートリッジ情報読み取り部、712 受信部、713 電子メール受信部、721 顧客システム検出部、722 エラー情報検出部、723 修理情報出力部、731 通信部、901 修理情報


Claims (8)

  1. 印刷装置の動作状態を示すステータス情報を取得するステータス情報取得手段と、
    前記ステータス情報取得手段によって取得した前記ステータス情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶されたステータス情報を、当該ステータス情報を取得した前記印刷装置ごとに管理するステータス情報管理手段と、
    を備え、
    前記ステータス情報管理手段は、
    前記ステータス情報に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出手段と、
    前記エラー情報検出手段によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力手段と、
    を備え、
    前記ステータス情報取得手段は、
    ネットワークを介して受信した電子メールに含まれる前記ステータス情報を受信する電子メール受信手段を備えたことを特徴とするステータス情報管理装置。
  2. 前記電子メールに含まれる前記ステータス情報は、前記ステータス情報管理手段が取り扱い可能な所定形式のデータで記述されており、
    前記ステータス情報取得手段は、
    前記所定形式で記述された前記ステータス情報から前記エラー情報を抽出するステータス情報抽出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のステータス情報管理装置。
  3. 前記所定形式のデータは、XML形式で記述されたものであり、
    前記ステータス情報取得手段は、
    前記XML形式で記述された前記ステータス情報から前記エラー情報を抽出することを特徴とする請求項2に記載のステータス情報管理装置。
  4. 印刷装置の動作状態を示すステータス情報を取得するステータス情報取得手段と、
    前記ステータス情報取得手段によって取得した前記ステータス情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶されたステータス情報を、当該ステータス情報を取得した前記印刷装置ごとに管理するステータス情報管理手段と、
    を備え、
    前記ステータス情報管理手段は、
    前記ステータス情報に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出手段と、
    前記エラー情報検出手段によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力手段と、
    を備え、
    前記ステータス情報取得手段は、
    前記印刷装置から着脱自在な、記録材収容カートリッジに設けられた記憶素子に記憶されている前記ステータス情報を読み取るカートリッジ情報読み取り手段を備えたことを特徴とするステータス情報管理装置。
  5. 前記修理情報出力手段は、
    前記修理情報を、前記印刷装置の修理を行う部署に設けられた端末装置に対して出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のステータス情報管理装置。
  6. ネットワークを介して受信した電子メールに含まれる前記ステータス情報を受信する電子メール受信工程と、
    前記電子メール受信工程によって受信した前記ステータス情報の中に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出工程と、
    前記エラー情報検出工程によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力工程と、
    を含むことを特徴とするステータス情報管理方法。
  7. 印刷装置から着脱自在な、記録材収容カートリッジに設けられた記憶素子に記憶されているステータス情報を読み取るカートリッジ情報読み取り工程と、
    前記カートリッジ情報読み取り工程によって読み取った前記ステータス情報の中に前記印刷装置で発生したエラー情報が含まれているか否かを検出するエラー情報検出工程と、
    前記エラー情報検出工程によって検出した前記エラー情報が示すエラー内容に基づいて前記印刷装置に必要な修理情報を出力する修理情報出力工程と、
    を含むことを特徴とするステータス情報管理方法。
  8. 請求項6または7に記載のステータス情報管理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とするステータス情報管理プログラム。


JP2004120322A 2004-04-15 2004-04-15 ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム Withdrawn JP2005301126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120322A JP2005301126A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004120322A JP2005301126A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005301126A true JP2005301126A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35332706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004120322A Withdrawn JP2005301126A (ja) 2004-04-15 2004-04-15 ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005301126A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212586A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Yamaha Corp 電子音楽装置及びプログラム
JP2010072226A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP2016095445A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 シャープ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム
US11989467B2 (en) 2019-06-28 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording device

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212586A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Yamaha Corp 電子音楽装置及びプログラム
JP2010072226A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Sharp Corp 画像形成装置
JP4676523B2 (ja) * 2008-09-17 2011-04-27 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2016095445A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 シャープ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム
US11989467B2 (en) 2019-06-28 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image recording device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005310105A (ja) リモート監視システム、リモート監視方法およびリモート監視プログラム
JP2005219440A (ja) ネットワークに接続されるプリンタの動作に関する特定情報の通知先設定
US7756425B2 (en) Error notification device notifying of occurrence of error
JP2005209059A (ja) ネットワークに接続されるプリンタの動作に関する特定情報の通知先設定
JP7039377B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
US7882180B2 (en) Monitoring apparatus for image forming apparatus, control method executed by the monitoring apparatus, program for implementing the control method, and management apparatus, control method executed by the management apparatus, and program for implementing the control method
JP2008211662A (ja) 画像形成装置エラー対処情報提供装置及び方法
US20130188213A1 (en) Systems and methods for implementing recent experience comment and recent activity log feedback in image forming and media handling devices
US9218143B2 (en) Management system and method for an image forming apparatus configured to identify and report failures related to forming an image
JP2008079003A (ja) 情報収集装置、および情報収集方法、および情報収集プログラムを記憶した媒体
JP2005301126A (ja) ステータス情報管理装置、ステータス情報管理方法およびステータス情報管理プログラム
CN111722812A (zh) 信息处理***、装置和方法以及计算机可读记录介质
JP2005301413A (ja) 修理支援装置、修理支援方法、および修理支援プログラム
JP2005305887A (ja) 機器情報管理システム及び方法
JP2008102730A (ja) 電子機器または電子機器を具備したシステムの保守管理方法および保守管理装置並びに電子機器
JP7163687B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム
JP4513405B2 (ja) ステータス監視装置、ステータス監視方法、およびステータス監視プログラム
JP2010277513A (ja) プリンタ、情報処理システム、情報処理方法
JP4174411B2 (ja) ジョブ管理装置、ジョブ管理方法、及びジョブ管理用プログラム
JP2009025958A (ja) エラー通知システム及びエラー通知プログラム
JP6122318B2 (ja) 監視システム、及び、その制御方法
JPH09305334A (ja) プリンタシステム及びプリンタ監視方法
US20220107860A1 (en) Device management system, device management method, and recording medium
JP2006011588A (ja) デバッグ機能を備えた画像処理装置
JP2005309733A (ja) 故障予測装置、故障予測方法、および故障予測プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703