JP2005300910A - 微細粉粒体漏れ防止用シール材 - Google Patents

微細粉粒体漏れ防止用シール材 Download PDF

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Abstract

【課題】 パイル織物の裏面にクッション層を貼り合わせたシール材が提案されているが、製造工程が煩雑でコストが高くつく。また貼り合わせの際にパイル糸が潰れ易く、工程の管理が大変である。そこで本発明においては、或る程度の厚みを備えて良好なシール性を示しつつ、製造工程が煩雑でないシール材を提供することを目的とする。
【解決手段】 微細粉粒体を収納するハウジングと可動体との間の摺接部分設けられるシール材10であり、該シール材10は地組織の基布12の厚みDが1.0〜5.0mmであるパイル織物10で構成され、該パイル織物におけるパイル糸11の株密度が60株/cm2以上であることを特徴とする。基布12が十分に厚いので良好なクッション性が発揮され、またパイル糸11が密に配置されているから、微細粉粒体の漏れを良好に防止し得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可動体とハウジングの摺接部分(隙間)から微細粉粒体が漏れるのを防止するシール材に関するものであり、例えば電子写真プロセスを用いた画像形成装置(例えば複写機,ファクシミリ,プリンタ等)の現像器における現像ローラとハウジングの摺接箇所等に用いられる微細粉粒体漏れ防止用シール材に関するものである。
例えば複写機等の画像形成装置における画像形成部は、電子写真プロセスによって記録紙71に所定のトナー像を形成する部分であり、その構成は一般に図4[複写等の画像形成部を示す模式図]に示す如く、感光性を有する感光体ドラム61の周囲に、その回転方向(矢印A)に沿って、帯電器62、露光器63、現像器64、転写器65、除電器67、及びクリーナー66(ファーブラシ68及びゴムブレード69)を配置したものとなっている。尚除電器67とクリーナー66が逆の配置のものもある。
このうち現像器64は、そのハウジング72内にトナーを収納し、このトナーを撹拌する撹拌ローラ(図示せず)と、トナーを感光体ドラム61表面に移行させる為の現像ローラ(マグネットローラ)73を備えている。現像器64による現像法は、撹拌ローラによって撹拌,帯電されたトナーを現像ローラ73表面に付着させ、この現像ローラ73の回転(矢印B)に伴って感光体ドラム61への対向位置に来たトナー74を、感光体ドラム61上の静電潜像部分に飛翔させ、これにより感光体ドラム61表面にトナー74による像を形成するというものである。
ところで図5[現像器64における現像ローラ73端部分付近を示す断面図]に示す様に、現像器64の現像ローラ73はその回転軸73bがハウジング72の軸受け72bによって支持され、現像ローラ73のトナー付着面73cよりも外側の端部分73aにおいて、ハウジング72の内面(端部分内面72a)と摺接する様になっており、この摺接部分にはシール材75が取り付けられて、該摺接部分の隙間からトナー(微細粉粒体)が漏れ出ない様になっている。尚一般にハウジング端部分内面72aにシール材75が接着され、このシール材75に現像ローラ端部分73aが摺動する構成となっている。
上記シール材として、従来よりフッ素繊維からなるフェルト層に羊毛や合成繊維からなるフェルト層を接着した積層体が用いられているが(従来例[1])、現像ローラ端部分73aとの摺接によって、フェルト層の繊維が解れて抜け落ち、長期の使用によってシール性が低下する問題があった。
そこでシール材の摺接箇所にパイル織物を用いたものが提案されている(従来例[2])。図6は従来例[2]のシール材75を示す断面図である。該シール材75は、平織地組織(基布82)にパイル糸83をパイル織りして裏面にバッキング加工(バッキング加工層85)を施したパイル織物81に、ポリウレタン発泡体等のクッション層86を接着剤85aで接着したものである。尚ハウジング72の内面72aに取り付ける為の取付用接着層(例えば両面接着テープ)87が設けられている(例えば特許文献1参照)。
このシール材75は、パイル糸83がハウジング内面72aを摺接することで、可動体である現像ローラ73の端部分73aとハウジング内面72aとの間を、現像ローラ73の可動(回転)を妨げることなくシールしており、パイル糸83はバッキング加工により地組織の基布82にしっかりと固定されているから、抜け落ちる懸念が殆どない。またクッション層86が適度な柔軟性と弾力性を有するので、上記パイル糸83がハウジング内面72aに対して良好に接触し、トナーの漏れが防止される。
特開2003−140465号公報(図2,4)
ところで従来例[2]のシール材は、クッション層86の弾力性によってハウジング内面72aに対してパイル糸83が離れない様にしたものであるが、この従来例[2]のシール材は、上述の様に一旦パイル織物を製織し、後加工でクッション層を貼り合わせるというものであるから、製造工程が煩雑でコストが高くつく。更にクッション層の貼り合わせ工程の際にパイル糸83が潰れ易く、該貼り合わせ工程の管理が大変である。
尤も特許文献1ではクッション層86を設けないシール材も提案されているが、厚みが薄くなるので、このシール材の適用場所は限られたものとなる。
例えば画像形成部の現像器においては、感光体ドラム61の対向位置において現像ローラ73表面のトナー層の厚み(トナーの穂の高さ)が均一であることが要求されることから、現像ローラ73の回転軸とハウジング72の取付部との位置設定や、穂切りブレードとの隙間設定等を厳密に行う必要があり、その上仮に上記薄いシール材を使用する目的で、現像ローラ端部分73aとハウジング内面72aの隙間を小さくすると、この現像ローラ端部分73aにおける位置精度にも厳密性が要求され、この様に様々な箇所での高い精度が求められると、現像ローラ及びハウジングの製造コストを押し上げる結果となる。斯様な観点から、現像ローラとハウジングとの摺接部分においては或る程度の取付精度を許容し得る様に、厚みのあるシール材が望まれている。
加えて最近ではより鮮明な画像を得る為に、粒径10μm以下といった微細なトナーを用いることが多く、この微細なトナーの漏れを防止するには、パイル糸とその当接面をしっかりと接触させる必要があり、この点からもシール材として或る程度の厚みを有してクッション性を示すものが求められている。
そこで本発明においては、或る程度の厚みを備えて良好なシール性を示しつつ、製造工程が煩雑でなく、またパイル糸が潰れる懸念の少ない微細粉粒体漏れ防止用シール材を提供することを目的とする。
本発明に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材は、微細粉粒体を収納するハウジングと該ハウジングに対して摺接する可動体との間に設けられて、当該摺接部分からの前記微細粉粒体の漏れを防止するシール材であって、該シール材は、地組織の基布の厚みが0.5〜5.0mmであるパイル織物で構成され、該パイル織物におけるパイル糸の株密度が60株/cm2以上であることを特徴とする。
この様に本発明では、地組織である基布の厚みが十分に厚いので、この地組織がクッションの役目をしてパイル糸がその当接面(可動体或いはハウジング)に対して良好に当接する。従って上記従来例[2]の様な別付けのクッション層が不要であり、よってこのクッション層の貼り合わせ工程を行わなくて済むので、製造コストを低減でき、また貼り合わせ工程によるパイル糸の潰れの懸念がなくなる。
基布にクッション性を発揮させる為には、上記の通り地組織の基布の厚みとして0.5mm以上であることが必要であり、一方5.0mmより厚い基布は製造が困難で、却ってコスト高を招くことから、5.0mm以下とする。基布の厚みとして好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは1.0mm以上、3.0mm以下である。尚従来例[2]のシール材におけるパイル織物の地組織(基布)の厚みは0.3〜0.4mm程度である。
上記の如く厚い基布とするには、該地組織の基布を構成する糸に太いものを用いると良く、これにより製織するだけで厚い基布とすることができる。この様な太い糸としては嵩高加工糸が挙げられ、該嵩高加工糸は軽くて太く、良好な弾力性を示すから、クッション性の良好な基布となり、好ましい。嵩高加工糸としては、仮撚加工糸(捲縮加工糸)、紡績糸によるハイバルキー糸等が挙げられる。また中空繊維で構成された糸を用いても良く、該糸も軽くて良好な弾力性を示す。
上記の様な嵩高加工糸や中空繊維で構成された糸は、前記地組織の基布を構成する経糸或いは緯糸の少なくとも一方に用いれば良い。他方の糸が仮に細くても、嵩高加工糸等の太い糸を上記細い糸に対してうねらせる様に製織すると、分厚い基布を得ることができる。尤も本発明においては経糸,緯糸の両方に嵩高加工糸等の太い糸を用いても良い。
但し、経糸,緯糸のいずれもが非常に太い場合には、パイル糸の株密度が低くなり(地組織に立毛するパイル糸が粗な状態となり)、シール性に劣るものとなる傾向にある。この観点から本発明においては、上記の如くパイル糸の株密度が60株/cm2以上であることを必須要件とするものであり、パイル糸が60株/cm2以上であれば、10μm以下の微細粉粒体であっても良好に漏れを防止することができる。好ましくは80株/cm2以上である。尚画像形成装置の現像器に取り付けるシール材としては、長さ20mm×幅5mmのものが一般に用いられており、この様な小さなシール材では、仮に60株/cm2未満であると、上記幅5mmに入るパイル糸の株の列として3列を確保することが困難で、トナー(微細粉粒体)のシール性が不安定となる虞があるが、上記の如く60株/cm2以上とすることにより、パイル糸の株の列を3列以上とすることができ、トナーの漏れを良好に防止し得る。
また経糸,緯糸のいずれか一方のみに上記太い糸(嵩高加工糸等)を用い、他方に細い糸を用いた場合には、この細い糸にパイル糸を巻き付ける様にしてパイル織りすれば、密にパイル糸を植えることができる。つまりこの場合はパイル糸の株密度が高く、しかも基布の厚みが厚いという、両方の特性に非常に優れたものとすることができる。
尚パイル糸の株形態としてはVパイル、Uパイル、Wパイルが知られているが(図7:パイル織物におけるパイル糸の株形態を説明する為の図)、WパイルよりもUパイルの方が、更にVパイルの方が株密度を高くすることができる。またパイル糸の株掛かり数としては、全掛かり、1/2、1/4が知られているが(図8:パイル織物におけるパイル糸の株掛かり数を説明する為の図)、1/4よりも1/2の方が、更に全掛かりの方が株密度を高くすることができる。従ってVパイルで全掛かりによるパイル織物とすることが好ましい。
上記の如くパイル糸の株密度60株/cm2以上を達成する為の地組織の製織条件としては、経密度20〜60本/インチ(より好ましくは30〜40本/インチ)、緯密度20〜80本/インチ(より好ましくは40〜60本/インチ)が好ましく、経・緯密度が小さいと株密度が小さくなるからであり、一方あまり密度が高いパイル織物は製織が困難で、却ってコスト高となるからである。
前記パイル糸としては、超高分子ポリエチレン繊維またはフッ素樹脂繊維等の摩擦抵抗の低い繊維を用いることが好ましい。パイル糸はその当接面に対して摺動して当接することとなるが、摩擦抵抗の低い繊維であれば可動体(例えば現像ローラ)の可動を損ねず、良好な摺動性を発揮する。
なお、本発明における超高分子ポリエチレン繊維とは、単独重合体である必要はなく、例えばエチレンとα−オレフィン或はその他の官能基を有する化合物などとの共重合体も含まれる。また単独重合体とこれらの共重合体とのブレンド物であってもよい。
その重量平均分子量は、好ましくは50万以上、より好ましくは100万以上、特に好ましくは150万〜300万であり、破断強度は、好ましくは15g/d以上、より好ましくは20g/d以上、特に好ましくは30〜45g/d、破断伸度は、好ましくは8%以下、より好ましくは5%以下、特に好ましくは3〜5%、初期弾性率は、好ましくは450g/d以上、より好ましくは600g/d以上、特に好ましくは800〜1500g/d、単糸デニールは、好ましくは12以下、より好ましくは2d以下、特に好ましくは0.5〜2dである。
本発明で使用する超高分子ポリエチレン繊維は、上記特性のうち少なくとも1つを満たすことが好ましく、2以上の特性を満たすことがより好ましく、全ての特性を満たすことが特に好ましい。その様な繊維は、例えば特開昭55−107506号公報、特開昭56−15408号公報などに開示されている様な製法によって得ることができるが、その他の方法によることも勿論可能である。
またパイル高さ(地組織基布の上面からパイル糸先端までの高さ)としては1.5〜4.0mmとするのが良い。
更に本発明においては、前記パイル織物におけるバッキング加工材として、発泡樹脂を用いたものであることが好ましい。
通常パイル織物は、パイル糸を植え込んだ地組織の基布を製織した後、パイル糸抜け防止の目的で裏面にバッキング加工を施す。そしてこのときのバッキング加工材として、上記の如く発泡樹脂を用いた場合には、パイル織物裏面に発泡樹脂層を形成でき、クッション性が向上する。また発泡樹脂層は柔軟性も示すことから、該シール材を取付対象面(例えば図5に示す現像器の場合ではハウジング端部分内面72a)に接着する際に、接着面がたとえ曲面状であっても、シール材を良好に沿わせてシワを生じずに接着することが可能である。発泡樹脂としては、発泡ウレタン等が挙げられる。
本発明に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材は、或る程度の厚みを備えて微細粉粒体の漏れを良好に防止することができるものであり、且つその製造工程が簡素化され、製造コストが低減する。加えて従来例[2]の様にクッション層の貼合わせ工程を経ないから、この貼り合わせの際に生じるパイル糸の潰れの懸念がない。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材10を示す斜視図であり、図2は図1に示すC−C線断面における一部拡大断面である。尚これら図1,2において該シール材10を取付対象面(現像器のハウジング端部分内面72a)へ取り付ける為の接着層17も合わせて図示している。
実施形態1のシール材10は、ポリエステルの嵩高加工糸からなる経糸12a,緯糸12bの平織地組織(基布12)の片面(表側面)に、超高分子量ポリエチレン繊維からなるパイル糸11をパイル織りによって植え、裏側面に発泡ポリウレタンによるバッキング加工層15を施したものである。即ちシール材10は、裏面にスポンジ層等の別付けのクッション層を有さず、パイル織物(カットパイル織物)のみからなる。
上記経糸12a及び緯糸12bである嵩高加工糸の断面直径は約300μmであり、これにより基布12の厚みDは0.9mmとなっている。パイル糸11の株形態はVパイルで、株掛かり数は全掛かりであり、株密度は80株/cm2である。パイル高さ(地組織基布12上面からパイル糸11先端までの高さ)Eは2.5mmである。バッキング加工層15の厚みFは0.5mmである。
上記経糸12a,緯糸12bには、複写機等の画像形成部付近の温度(例えば60℃)に長時間曝されても耐え得るだけの耐熱性があることが要求され、その素材としては上記ポリエステルの他、綿、ポリプロピレン、アクリル、ポリアミド、ウレタン等が挙げられ、これらを用いても良い。また経糸12a,緯糸12bの繊度は55〜880dtexの範囲が推奨され、単糸繊度は0.5〜10.0dtex(望ましくは1.0〜3.0dtex)が推奨される。
上記パイル糸11としては摩擦係数の低いものが好ましく、上記超高分子量ポリエチレンの他、フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)等を用いても良い。
上記バッキング加工層15は、基布12の裏面に未硬化のバッキング剤を載せてドクターブレード等で延ばし、乾燥して硬化させることにより形成される。バッキング剤の一部は基布12に含浸して固まり、パイル糸11を固定し、残りが上記バッキング加工層15となる。バッキング剤としては、硬化したバッキング加工層15として柔軟性(可撓性)を示し得るものであることが好ましく、上記の発泡ウレタンの他、水系エマルジョンタイプ樹脂、ゴム系溶剤型接着剤、ホットメルト型接着剤、接着性樹脂等が挙げられる。
このシール材10は、現像器64におけるハウジング72の両端部分内面72aに対してそれぞれ接着層17により接着し、パイル糸11を現像ローラ73の両端部分73aに当接させて用いるものである(図5参照)。
尚接着層17としては、バッキング加工層15を取付対象面(ハウジング72の端部分内面72a)に取り付け得るものであればいずれの接着剤でも良く、例えばゴム系やアクリル系等の感圧接着剤が好適に用いられる。またアクリルフォーム,ポリウレタンフォーム,合成ゴム,エラストマーを芯材とした両面テープ、或いは芯材のない両面テープであっても良い。
本実施形態1のシール材10においては、パイル糸11の株密度が十分に多くて密になっており、加えて基布12が嵩高加工糸からなり、分厚くてクッション性が良いことから、裏面に別付けでクッション層を貼り合わせなくても、現像ローラ端部分73aにパイル糸11を良好に摺接させて、トナーの漏れを良好に防止し得る。またパイル糸11の摩擦抵抗が低いので、現像ローラ73が回転してパイル糸11が現像ローラ端部分73aを摺擦する際にも、現像ローラ73の回転を殆ど損なわない。
しかも製造過程として、パイル織物を製造する工程だけで済み、具体的にはパイル織りした後、裏面にバッキング加工を施し、ループ状のパイルをカットしてカットパイルとする工程だけで済むので、工程数が少なく、コストが低廉となる。また従来の様にスポンジ等の貼付工程がないので、この工程で生じるパイル糸の潰れの懸念もない。
<実施形態2>
図3は本発明の実施形態2に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材20を示す断面図である。尚図2と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
上記実施形態1のシール材10ではその基布12として経糸12a及び緯糸12bに同じ太さの嵩高加工糸を用いたものであるが、本実施形態2のシール材20においてはこれに代えて、経糸22aとして断面直径約500μmの嵩高加工糸(ポリエステル)を用い、緯糸22bとして断面直径約200μmの嵩高加工されていない糸(ポリエステル)を用い、平織地組織(基布22)としたものである。他の構成は実施形態1と同じである。
実施形態2の様に経糸22aが太く、緯糸22bが細いものであっても、太い経糸22aをうねらせながら製織することで、分厚い基布22を得ることができる。特にほぼ真っ直ぐに張った細い緯糸22bに対して太い経糸22aをうねらせる様にして製織すれば、経糸22aの畝が大きくなり、非常に厚みのある基布22を得ることができる。実施形態2のシール材20における基布22の厚み(D)は1.2mmである。
尚通常、織物は形態安定の為に経・緯糸のバランスをとるものであるが、本実施形態2では敢えて経・緯糸の太さを変えたものであり、上記の如く一方に細い糸(緯糸22b)を用いることで、緯糸の織密度が高くなり、この細い緯糸22bにパイル糸11を巻き付ける様にしてパイル織りすれば、株密度の高いものが得られる。シール材20におけるパイル糸11の株密度は80株/cm2である。
本実施形態2においても、製造過程としてパイル織物を製造する工程だけで済むから、工程数が少なく、コストが低廉となり、別付けでスポンジ等を貼り合わせる工程がないので、この貼合わせ工程に伴うパイル糸の潰れの懸念もない。
そして裏面に別付けのスポンジ等のクッション層がないにもかかわらず、基布22により良好なクッション性が発揮され、またパイル糸11が密に配置されているから、現像ローラ端部分73aにパイル糸11を良好に摺接させて、トナー等の微細粉粒体の漏れを良好に防止し得る。
<実験>
下記に示す条件でパイル織機により製織し、バッキング加工を施して、基布の厚み(D)が1.2mmの上記実施形態1のシール材10を得た(試料No.1)。
パイル糸11:440dtexの超高分子量ポリエチレン繊維(商品名「ダイニーマ」 東洋紡績製)
基布12の経糸12a:540dtexのポリエステルマルチフィラメントの嵩高加工糸
基布12の緯糸12b:番手12/3のポリエステル紡績糸
使用筬:34羽/インチ
打込数:47本/インチ
パイル糸11の株密度:123株/cm2
パイル高さ(E):3.6mm
また比較例として、厚さ1.0mmのポリテトラフルオロエチレン製フェルトの片面に厚さ1.5mmの羊毛フェルトをアクリル系接着剤により接着したもの(試料No.2:上記従来例[1]に相当する)、及びパイル糸11として880dtexの超高分子量ポリエチレン繊維を用い、株密度48株/cm2でパイル織りし、この他は試料No.1と同様にしたもの(試料No.3)を製造した。更に基布の経糸に200dtexのポリエステルマルチフィラメント、緯糸に番手30/2のポリエステル紡績糸を用い、試料No.1と同様にしてパイル織してバッキング加工を施し、更にポリウレタン発泡体(厚み2.5mm)を貼り付け、図6に示す従来のシール材を得た(試料No.4:上記従来例[2]に相当する)。尚試料No.4の基布の厚みは0.3mmである。
これら試料No.1〜4について、JIS K7125に従い、摩擦子としてはステンレス板を使用し、下記表1に示す荷重を加えて滑り速度1000mm/min.で摩擦係数(動摩擦係数)を測定した。その結果を表1に示す。尚試料No.2においては、羊毛フェルトが取付対象面(ハウジング内面72a)に接着される部分となり、ポリテトラフルオロエチレン製フェルトが可動体(現像ローラ端部分73a)に対して摺動する部分となる。試料No.1,3においては、パイル糸が可動体(現像ローラ端部分73a)に対して摺動する部分となる。
Figure 2005300910
表1から分かる様に、試料No.1,3,4は、従来用いられていたシール材に相当する試料No.2に比べて摩擦係数が小さく、現像ローラ73の可動(回転)を殆ど損なわない。更に表1に見られる様に本発明の試料No.1は荷重が高い程、摩擦係数が低いので、現像ローラ端部分73aへ強く密着させてシール性を向上させることが可能である。また株密度の低い試料No.3ではシール性に乏しいものであったが、株密度が十分に高い試料No.1では良好なシール性を発揮した。加えて裏面にクッション層(ポリウレタン発泡体)を貼り付けた試料No.4と比べても、本発明の試料No.1は遜色のないシール性を示した。
以上の様に、例を挙げて本発明を具体的に説明したが、本発明はもとより上記例によって制限を受けるものではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
上記例では、現像器におけるハウジングと現像ローラの摺接部分にシール材を配置する場合を示したが、本発明に係るシール材の使用箇所はこれに限るものではなく、例えば画像形成部のクリーニング部(クリーナー)における回転ブラシとハウジングの摺接部分に用いても良く、また微細粉粒状の薬剤の包装機における粉粒体送りローラと包装機ハウジングの摺接部分等に用いても良く、微細粉粒体漏れ防止用のシール材として様々な箇所に使用できる。
本発明の実施形態1に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材を示す斜視図である。 図1に示すC−C線断面における一部拡大断面である。 本発明の実施形態2に係る微細粉粒体漏れ防止用シール材を示す断面図である。 複写等の画像形成部を示す模式図である。 現像器における現像ローラ端部分付近を示す断面図である。 従来例[2]のシール材を示す断面図である。 パイル織物におけるパイル糸の株形態を説明する為の図である。 パイル織物におけるパイル糸の株掛かり数を説明する為の図である。
符号の説明
10,20 シール材
11 パイル糸
12,22 基布
12a,22a 経糸
12b,22b 緯糸
15 バッキング加工層
17 接着層
72 ハウジング
72a ハウジング端部分内面
73 現像ローラ
73a 現像ローラ端部分

Claims (4)

  1. 微細粉粒体を収納するハウジングと該ハウジングに対して摺接する可動体との間に設けられて、当該摺接部分からの前記微細粉粒体の漏れを防止するシール材であって、該シール材は、地組織の基布の厚みが0.5〜5.0mmであるパイル織物で構成され、該パイル織物におけるパイル糸の株密度が60株/cm2以上であることを特徴とする微細粉粒体漏れ防止用シール材。
  2. 前記地組織の基布を構成する糸に、嵩高加工糸または中空繊維で構成された糸が用いられたものである請求項1に記載の微細粉粒体漏れ防止用シール材。
  3. 前記地組織の基布を構成する経糸或いは緯糸の少なくとも一方に、嵩高加工糸または中空繊維で構成された糸を用いたものである請求項2に記載の微細粉粒体漏れ防止用シール材。
  4. 前記パイル織物におけるバッキング加工材として、発泡樹脂を用いたものである請求項1〜3のいずれかに記載の微細粉粒体漏れ防止用シール材。
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