JP2005300683A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙粉等の異物の除去と、感光体上の記録紙に転写されなかった残トナーの捕捉とを別々に行い、残トナーの捕捉を効率よく行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光ドラム13に接触して帯電させる帯電器15を設け、帯電器15の下流側に露光器18を設け、露光器18の下流側に現像ローラ24を設ける。現像ローラ24の下流側に記録紙Pにトナー画像を転写するための転写器31を設ける。転写器31の下流側に異物除去ローラ41を設け、その異物除去ローラ41の下流側に感光ドラム13表面の残トナーを捕捉する残トナー捕捉ブラシ45を設ける。異物除去ローラ41によって感光ドラム13上の紙粉を除去するとともに、残トナー捕捉ブラシ45によって、感光ドラム13上の残トナーを捕捉する。この捕捉動作中、残トナー捕捉ブラシ45に対し、正極性の残トナーの帯電極性と逆極性の負極性の電位を印加する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に係り、より詳しくは感光体と転写手段の間を記録材が通過してトナー画像が記録材に転写された後に、感光体の表面に付着した紙粉等の異物を除去する工程と、記録材に転写されずに感光体の表面に残留した残トナーの廃棄或いはリサイクルする工程とを分離して行うようにした画像形成装置に関する。
一般に、複写機、ファクシミリ装置或いはプリンタ等に採用されている電子写真方式の画像形成装置では、帯電器によって帯電された感光ドラムの表面に、露光器によって静電潜像を形成し、この静電潜像を現像ローラを備えたトナー方式の現像器によって現像するようになっている。又、画像形成装置は、現像されたトナー画像を転写器によって、感光ドラムから記録紙上に転写するとともに、転写器の下流側に設けた定着器でトナー画像を永久画像として記録紙に定着するようになっている。
前述した転写工程の後には、感光ドラムの表面に記録紙から発生する紙粉等の異物が付着したり、記録紙に転写されなかったトナーが残留して残トナーとなったりする。異物や未転写の残トナーは次の感光体表面へのトナー画像の形成工程において、画質を低下させる要因となるので、除去することが好ましい。
ところで、感光ドラムが負極に帯電される方式の、いわゆる負帯電プロセスの画像形成工程では、感光ドラムの表面の負極性の電位と、通常、負極性に帯電されている紙粉(異物)の電位とが互いに反発し合って紙粉が感光ドラムの表面に付着し難い。このため、紙粉の除去には簡単な除去ブラシで対応が可能であり、転写器の下流側に設けられた残トナーを除去する一つの導電性繊維ブラシによって残トナーと紙粉の除去が共に行われるようになっていた。特許文献1には、転写器の下流側に感光ドラムと対応して導電性ブラシが設けられている。又、特許文献2には、転写器の下流側に感光ドラムと対応して残トナーを回収するための一つの清掃装置が設けられている。特許文献3には、転写器の下流側に感光ドラムと対応して一つの導電性繊維ブラシが設けられている。
特開平8−114969号公報 特開平9−138547号公報 特開2000−293083号公報
近年、記録紙の画像を高画質化するため表面に顔料が存在する単層構造のOPC感光ドラム(Organic−Photo−Conductor:有機光感光体)を正極性に帯電させる正帯電方式の画像形成装置が提案されている。この画像形成装置の画像形成工程では、通常、負極性に帯電されている紙粉が感光ドラムの表面に吸着され易いので、紙粉の影響が顕著となり、感光ドラム上から紙粉を除去する特別の対策が必要になるという問題が生じる。ところが、特許文献1〜3に記載されたものは全て、一つの導電性(繊維)ブラシ又は清掃装置のみを用いているため、感光ドラム上の紙粉等の異物の除去動作と、感光ドラム上の残トナーの捕捉動作に対しそれぞれ適正に対処することができないという問題が生じた。
ところで、画像形成装置として、感光ドラム上の残トナーを導電性繊維ブラシによって捕捉した後、再利用しないで廃棄するクリーナプロセスと、非通紙期間中に捕捉したトナーを感光ドラム上に戻して現像器により回収して再利用するクリーナレスプロセスとがある。前者の方式では、残トナーと異物をクリーニング部材により除去すればよいが、通常、残トナーと異物は帯電極性が異なるので、それらを効率的に除去することは難しい。一方、後者のクリーナレスプロセスでは、異物のみを除去する異物除去手段が存在しないので、残トナーが現像器に回収される際に紙粉も一緒に回収されてしまい、画質が低下するという問題がある。従って、クリーナレスプロセスの画像形成装置において、問題が顕著となる。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、紙粉等の異物の除去と、感光体上の転写されなかった残トナーの処理とをそれぞれ適正に行うことができるとともに、残トナー捕捉手段による感光体の表面の残トナーの捕捉を効率的に行うことができる画像形成装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、帯電手段によって帯電された感光体の表面に、露光手段によって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー方式の現像手段によって現像し、現像されたトナー画像を転写手段によって記録材上に転写するようにした画像形成装置において、前記感光体の表面に付着した異物を除去する異物除去手段と、転写後に前記感光体の表面に残留した未転写の残トナーを捕捉するための残トナー捕捉手段と、感光体の表面から残トナーを捕捉する工程において、前記残トナー捕捉手段に対し、転写残トナーの帯電極性と逆極性の電位を印加する逆極性電位印加手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記逆極性電位印加手段は、感光体上の残トナーの帯電極性が正極性である場合に、残トナー捕捉手段を負極性にするように構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記異物除去手段は、感光体の回転方向に関して前記残トナー捕捉手段の上流側に設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記残トナー捕捉手段は、導電性繊維ブラシであり、前記異物除去手段は異物除去ローラであることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記逆極性電位印加手段は残トナー捕捉手段により捕捉されたトナーを感光体の表面に戻すために残トナー捕捉手段の極性を切り換える極性切換手段を含むことを要旨とする。
本発明によれば、感光体の表面に付着した異物を異物除去手段によって除去することができ、転写後に前記感光体の表面に残留した未転写の残トナーを残トナー捕捉手段によって捕捉することができる。このように、専ら異物を除去する作用を行う異物除去手段と、専ら残トナーを捕捉する作用を行う残トナー補足手段とを別の機能部品として構成したので、異物の除去と、残トナーの捕捉を共に適正に行うことができる。特に、この発明は、感光体の表面から転写残トナーを捕捉する工程において、逆極性電位印加手段によって前記残トナー捕捉手段に対し、残トナーの帯電極性と逆極性の電位を印加するようにしたので、残トナーの捕捉を効率よく行うことができる。
以下、本発明を複写機、ファクシミリ装置又はプリンタ等に採用されている電子写真方式の画像形成装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、画像形成装置11の本体フレーム12には、感光体としての感光ドラム13が回転可能に支持され、その外周面には光導電膜14が形成されている。この感光ドラム13は接地電位(例えば0V)となっている。前記感光ドラム13と接触するように、本体フレーム12には導電性刷毛体を植設したブラシローラよりなる帯電手段としての帯電器15が回転可能に支持されている。前記帯電器15には、交流電源16及び直流電源17から交流と直流の重畳電圧が印加され、感光ドラム13の光導電膜14を所定電位(例えば、+900V)に一様に正帯電させる。前記本体フレーム12には、感光ドラム13の直上の所定位置に位置するように、露光手段としての露光器18が取り付けられ、その下面に設けた発光ダイオード(LED :light-emitting diode)アレイ19から感光ドラム13の光導電膜14に光を照射して、図示しない原稿の読み取り装置によって読み取られた画像データに基づいて、静電潜像を形成する。
前記本体フレーム12には現像手段としてのユニット化された現像器21が交換可能に装着されている。この現像器21は、トナーケース22と、そのトナーケース22内の下部に配置されて、図示しない電源によって所定電圧が供給される供給ローラ23と、その供給ローラ23と、感光ドラム13との間に位置するように、トナーケース22の下端開口部に配置された現像ローラ24とを備えている。この現像ローラ24と、供給ローラ23及び感光ドラム13とが接触しており、現像ローラ24と供給ローラ23の接触部でトナーが摩擦帯電され、帯電された現像ローラ24に担持されたトナーが現像ローラ24と感光ドラム13との接触部において、感光ドラム13に転移する。トナーケース22内には、攪拌体25が回転可能に軸支されている。この攪拌体25の回転によりトナーケース22内のトナーが常に撹拌されて、トナーが一様な密度に保たれる。
前記現像ローラ24には、直流電源27から所定電圧(例えば−300V又は+400V)が供給されるようになっている。前記トナーケース22から供給ローラ23によって搬送され、かつ現像ローラ24により所定電位が付与されたトナーは、その付与された電位(例えば400V)と、感光ドラム13上に形成された前記静電潜像の電位(例えば100V)との電位差によって、静電潜像に選択的に付着される。この静電潜像に付着したトナーにより感光ドラム13上にトナー画像が形成される。
前記本体フレーム12には、感光ドラム13の直下に位置するように、転写手段としての転写器31が感光ドラム13に接触した状態で回転可能に配設され、電源32によって所定電位(例えば−3.7kV又は+900V)に制御されるようになっている。この転写器31の電位と、トナー画像の電位との電位差に基づいて、感光ドラム13上のトナー画像を、図示しない記録紙供給装置から供給された記録材としての記録紙Pに転写する。
前記本体フレーム12には前記感光ドラム13の記録紙送り出し側に位置するように、加熱ローラ33及び加圧ローラ34によって構成された加熱定着器35が装着されている。従って、記録紙Pが加熱ローラ33と加圧ローラ34の間に送り込まれることによって、記録紙P上にトナー画像が加熱定着される。
前記本体フレーム12には、前記感光ドラム13の表面に付着した紙粉等の異物を除去する異物除去手段としての例えば金属製の円筒体である異物除去ローラ41が、感光ドラム13の表面に転動接触可能に装着されている。この異物除去ローラ41には、該ローラに正極性の電位を印加する直流正電源42が接続されている。前記異物除去ローラ41には、その表面に接触して付着した紙粉を除去するスクレーパ43が設けられ、除去した紙粉を回収するケース44が設けられている。
前記本体フレーム12には、導電性繊維ブラシよりなる残トナー捕捉手段としての残トナー捕捉ブラシ45が装着されている。この残トナー捕捉ブラシ45には、該ブラシに正極性の電位を印加する直流正電源46及び負極性の電位を印加する直流負電源47が並列に接続されている。この直流正電源46と直流負電源47は、逆極性電位印加手段としての極性切換手段48によって切り換え動作されるようになっている。この残トナー捕捉ブラシ45によって、転写後の感光ドラム13上に残留する残トナーを一時的に捕捉したり、捕捉したトナーを感光ドラム13の表面に拡散して戻したりするようになっている。
前記残トナー捕捉ブラシ45に用いる導電性繊維ブラシとしては、金属ファイバー、カーボン分散のポリカーボネート、ナイロン、ポリプロピレン等の合成繊維、あるいはカーボンファイバーが考えられる。又、ブラシ長1〜12mm、ブラシの密度1〜50万本/inch、ブラシ径2.2〜15.5デシテックス、ブラシ抵抗10−2〜1012Ωcmが望ましく、この実施形態では、ブラシ長さ5mmのものを用いた。
なお、本実施形態においては、以上説明した感光ドラム13への帯電、露光、現像及び記録紙Pへの転写、記録紙Pのトナー画像の加熱定着という一連のプロセスが一単位の記録プロセスである。
前記画像形成装置11は、各種の動作を制御するためのコンピューターを有する制御装置51を備えている。前記制御装置51には、各種のデータに基づいて、記録プロセスに必要な各種の電位を演算するための中央演算処理装置(CPU)52、各種の動作プログラムを記録したリードオンリーメモリ(ROM)53、読み出し書き込み可能なランダムアクセスメモリ(RAM)54及び図示しない入出力インターフェースあるいは電源回路が設けられている。前記制御装置51は、前記極性切換手段48に図示しない駆動回路を介して、切り換え動作信号を出力するようになっている。又、前記制御装置51から帯電器15、現像ローラ24、転写器31の各電源回路に制御信号が送られて、印加される電圧が制御されるようになっている。
次に、前記のように構成された画像形成装置の動作について、図2のタイミングチャートをもとに説明する。
図2は上から順に、プリントスイッチのオン・オフ、感光ドラム13の回転、帯電器15、現像ローラ24及び転写器31の各バイアス電位、異物除去ローラ41の電位及び残トナー捕捉ブラシ45の電位、感光ドラム13の残トナー捕捉ブラシ45付近の帯電極性、残トナーの帯電極性及び異物(紙粉)の帯電極性を示す。
さて、図2のタイミングチャートの時刻t1において、画像形成装置11の電源スイッチ(図示略)がオンされると、加熱定着器35のウォームアップ動作が開始される。そして、所定時間経過後に加熱ローラ33の温度が予め定める温度となった時刻t2において、感光ドラム13が回転されるとともに、帯電器15がオンされて感光ドラム13の表面が+1.2kVに帯電される。又、現像ローラ24の電位が−300Vに帯電されて感光ドラム13の未帯電部の現像が阻止され、転写器31の電位が+900Vに帯電されて転写器31に付着している残トナーが感光ドラム13上に転移されて転写器31のクリーニングが行われ、異物除去ローラ41の電位が+500Vに帯電され、感光ドラム13上の異物が回収される。さらに、残トナー捕捉ブラシ45の電位が−350Vに帯電される。感光ドラム13の残トナー捕捉ブラシ45付近の帯電極性が正極性となり、残トナーの帯電極性も正極性となっている。異物の帯電極性は負極性のままである。そして、時刻t3において、現像バイアス電位が+300Vから−300Vに切り換えられ、これにより感光ドラム13上の残トナーが現像ローラ24に回収される。時刻t4において、転写器31の帯電が解除されて無帯電となり、この工程によって転写器31へのトナーの付着が防止される。さらに、時刻t5において、感光ドラム13の回転が停止され、帯電器15及び現像ローラ24の帯電が解除されるとともに、異物除去ローラ41の電位及び残トナー捕捉ブラシ45の電位が無電位、感光ドラム13のブラシ45付近の極性が無極性、残トナーの帯電極性も無極性となって、ウォームアップから待機状態に移行する。
上述したウォームアップ動作の期間中に感光ドラム13の表面に付着していた異物(紙粉)が異物除去ローラ41によって除去され、残トナーが残トナー捕捉ブラシ45によって捕捉されて感光ドラム13の表面から除去される。
前述した待機中に時刻t6において、プリントスイッチがオンされると、加熱定着器35が定着のための目標温度に向けて昇温され、目標温度に到達した時刻t7において、感光ドラム13が回転されるとともに、帯電器15がオンされて感光ドラム13の表面が+1.2kVに帯電され、現像ローラ24が−300Vに帯電されて感光ドラム13の未帯電部の現像が阻止され、転写器31が+900Vに帯電されて、前述した転写器31のクリーニングが行われる。又、異物除去ローラ41が+500Vに帯電されて、感光ドラム13上の異物が回収されるとともに、残トナー捕捉ブラシ45が−350Vに帯電されて感光ドラム13上の残トナーが回収される。その後、時刻t8において、現像ローラ24が−300Vから+300Vに反転帯電され、これによって露光器18からの照射光によって除電された感光ドラム13の未帯電部の現像が可能となる。
次に、時刻t9において、転写器31の帯電が解除され、時刻t7から時刻t9の間に転写器31へのトナー付着が防止される。さらに、時刻t10において転写器31が、−3.7kVに帯電される。これによって、記録紙Pへのトナー画像の転写が行われる。
さらに、時刻t11において、転写器31の帯電が解除されるとともに、制御装置51から切り換え信号が極性切換手段48に出力されて、直流負電源47から直流正電源46に切り換えられ、残トナー捕捉ブラシ45に正極性の電位が印加され、残トナー捕捉ブラシ45に例えば+0Vが印加される。以上述べた時刻t11から時刻t12の間においては、感光ドラム13表面の電位が無極性で、残トナー捕捉ブラシ45の電位が正極性であるため、その電位差により残トナー捕捉ブラシ45により捕捉されていた正極性のトナーが感光ドラム13の表面へ拡散して戻される。このトナーは正極性に帯電している帯電器15を素通りして、現像ローラ24によって回収され、次の記録プロセスに再利用される。
さらに、時刻t12において、転写器31が+900Vに帯電されて、転写器31に付着していた正帯電トナーが感光ドラム13に戻され、残トナー捕捉ブラシ45が−350Vに帯電されて、感光ドラム13に戻されたトナーが捕捉ブラシ45に捕捉される。その後、時刻t13において、転写器31の帯電状態が解除される。最後に、時刻t14において、感光ドラム13の回転が停止されるとともに、帯電器15、現像ローラ24、異物除去ローラ41及び残トナー捕捉ブラシ45の帯電がそれぞれ解除されて無電位となる。
前述した時刻t7から時刻t14までの間は、異物除去ローラ41が正極性に帯電されたままであるため、感光ドラム13上の負極性の異物(紙粉)の除去動作が行われる。又、時刻t12から時刻t14までの間において、残トナー捕捉ブラシ45により感光ドラム13上の残トナーが捕捉される。さらに、時刻t7から時刻t14までの間の感光ドラム13の残トナー捕捉ブラシ45付近の帯電極性は、転写器31の帯電電位の影響を受けて、負極性、無極性、正極性、無極性、負極性及び無極性と順次変化する。さらに、残トナーの帯電極性は時刻t7から時刻t14までの間は正極性に保たれる。
前記異物除去ローラ41へ印加する電位は、時刻t7から時刻t14までの間において、正極性に保たれる。一方、異物の帯電極性は常時負極性に保たれたままである。このため、その電位差により感光ドラム13表面の異物は、異物除去ローラ41に効率よく移動して除去され、スクレーパ43によってケース44に回収される。
ところで、記録紙Pへのプリント作業には、一枚の記録紙Pにプリント作業を行う場合と、複数枚の記録紙Pに連続してプリント作業を行う場合がある。前者の単一送りの場合には、通紙期間中、残トナー捕捉ブラシ45を帯電させ、通紙期間の終了時点で残トナー捕捉ブラシ45により捕捉していたトナーを感光ドラム13の表面に戻す。後者の複数枚を連続的に送る場合には、通紙期間と通紙期間の間の短期間においては、捕捉していたトナーを現像ローラ24に戻すと帯電不足のトナーが現像に供されることになるので、残トナー捕捉ブラシ45を帯電して残トナーの捕捉状態を維持する。
上記実施形態の画像形成装置よれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、感光ドラム13の表面に付着している負極に帯電した異物(紙粉)に対しては、正極性の異物除去ローラ41を用いて感光ドラム13の表面から除去して廃棄するようにした。一方、感光ドラム13の表面において正極性に帯電している残トナーに対しては、それ専用の残トナー捕捉ブラシ45を用いて通紙期間中は残トナーを一時的に捕捉し、通紙期間の終了後に残トナー捕捉ブラシ45から感光ドラム13の表面に拡散して戻し、現像ローラ24により残トナーを回収するようにした。このため、異物の除去動作と、残トナーの捕捉及びリサイクル動作とをそれぞれ別々の手段により分担して適正に行うことができ、記録紙Pに記録される画質を向上することができる。
(2)上記実施形態では、残トナー捕捉ブラシ45によって、感光ドラム13上の残トナーを捕捉する動作中、残トナー捕捉ブラシ45に対し、正極性の残トナーの帯電極性と逆極性の負極性の電位を印加するようにした。このため、残トナーの捕捉を効率よく行うことができる。
(3)上記実施形態では、異物除去ローラ41を、感光ドラム13の回転方向に関して残トナー捕捉ブラシ45よりも先行させるようにした。このため、異物の除去作業を最初に行うことができるので、残トナー捕捉ブラシ45による残トナーの捕捉及び回収動作中に異物が残トナーに紛れて画質に悪影響を及ぼすのを回避することができる。
ところで、この発明は、感光ドラム13の表面から残トナーを捕捉する工程において、前記残トナー捕捉ブラシ45に対し、転写残トナーの帯電極性と逆極性の電位を印加する逆極性電位印加手段(極性切換手段48)を備えたものである。しかし、感光ドラム13の表面の帯電極性と異物除去ローラ41に印加する電位の極性を同極性にすることにより、結果的に残トナーを残トナー捕捉ブラシ45により捕捉することもできるので、逆極性電位印加手段は、感光ドラム13と同極性の電位を残トナー捕捉ブラシ45に印加する手段と等価である。この際、前記感光ドラム13の電位よりも残トナー捕捉ブラシ45の電位を絶対値で大きくするのが望ましい。具体的には、感光ドラム13の電位を、例えば+600〜+1200V、残トナー捕捉ブラシ45の電位を−10〜+900Vに設定するのが望ましい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○正帯電プロセスにおいて、負帯電性のトナーを使用し、残トナー捕捉ブラシ45に対し、このトナーと逆極性の正極性の電位を印加することにより、残トナーの捕捉を効率良く行うようにしてもよい。
○図1において、前記直流負電源47に代えて、接地電位に切り換えるように構成してもよい。
○前記実施形態では、残トナー捕捉ブラシ45によって、捕捉したトナーをリサイクルするようにしたが、残トナー捕捉ブラシ45により捕捉したトナーを別のクリーニング手段により残トナー捕捉ブラシ45から除去して廃棄するようにしてもよい。
○前記実施形態では、逆極性電位印加手段として極性切換手段48を用いたが、これに代えて、感光ドラム13表面の残トナーが正極性に帯電される記録プロセスにおいて、残トナー捕捉ブラシ45に負極性の電位のみを印加する構成としてもよい。
○感光ドラム13表面の異物の帯電極性が正極性となる現像プロセスにおいて、直流正電源42を直流負電源に代えて、この電源により異物除去ローラ41に負極性の電位を付与するようにしてもよい。
○前記各種のデータや動作プログラムの記憶手段として、ROM53及びRAM54に代えて、ハードディスク、磁気記録媒体等の他の手段を用いてもよい。
○記録材として、記録紙P以外に合成樹脂シートを用いたり、他のシートを用いたりしてもよい。
この発明を具体化した画像形成装置の一実施形態を示す部分断面図。 画像形成装置の各種の機器の動作を説明するためのタイミングチャート。
符号の説明
11…画像形成装置、41…異物除去手段としての異物除去ローラ、45…残トナー捕捉手段としての残トナー捕捉ブラシ、48…極性切換手段。

Claims (5)

  1. 帯電手段によって帯電された感光体の表面に、露光手段によって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー方式の現像手段によって現像し、現像されたトナー画像を転写手段によって記録材上に転写するようにした画像形成装置において、
    前記感光体の表面に付着した異物を除去する異物除去手段と、
    転写後に前記感光体の表面に残留した未転写の残トナーを捕捉するための残トナー捕捉手段と、
    感光体の表面から残トナーを捕捉する工程において、前記残トナー捕捉手段に対し、転写残トナーの帯電極性と逆極性の電位を印加する逆極性電位印加手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、前記逆極性電位印加手段は、感光体上の残トナーの帯電極性が正極性である場合に、残トナー捕捉手段を負極性にするように構成されている画像形成装置。
  3. 請求項1において、前記異物除去手段は、感光体の回転方向に関して前記残トナー捕捉手段の上流側に設けられている画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記残トナー捕捉手段は、導電性繊維ブラシであり、前記異物除去手段は異物除去ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記逆極性電位印加手段は残トナー捕捉手段により捕捉されたトナーを感光体の表面に戻すために残トナー捕捉手段の極性を切り換える極性切換手段を含むことを特徴とする画像形成装置。
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EP4050421A1 (en) * 2021-02-24 2022-08-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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