JP2005298466A - パーフルオロプロペニルを有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

パーフルオロプロペニルを有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Download PDF

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Abstract

【課題】 化合物に必要な一般的な物性、小さな粘度、適切な光学異方性、適切な誘電率異方性、および他の液晶性化合物との優れた相溶性を有する液晶性化合物、この化合物を含有した液晶組成物、組成物を含有した液晶表示素子を提供する。
【解決手段】 式(1)で表される液晶性化合物、この化合物を含有する液晶組成物、およびこの組成物を含有する液晶表示素子。
Figure 2005298466

Raは例えば炭素数1〜10のアルキルであり;A1、A2、およびA3は独立して、例えば1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレンまたは1,4−フェニレンであり;Z1、Z2およびZ3は独立して単結合、−(CH22−、−(CF22−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−(CH24−、−(CH23O−、または−O(CH23−であり;pおよびqは独立して0または1である。
【選択図】 なし



Description

本発明は液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子に関する。さらに詳しくは末端にパーフルオロプロペニル(−CF=CFCF)を有する新規な液晶性化合物、これを含有する液晶組成物、およびこの組成物を含有する液晶表示素子に関する。
液晶性化合物の用語は、液晶相を有する化合物および液晶相を有さないが液晶組成物の成分として有用な化合物の総称として用いる。液晶性化合物、液晶組成物、液晶表示素子をそれぞれ化合物、組成物、素子と表記することがある。式(1)から式(12)で表わされる化合物をそれぞれ化合物(1)から化合物(12)と表記することがある。式(2)から式(12)において、六角形で囲んだB、D、Eなどの構造単位は環B、環D、環Eなどを示す。そのほかの六角形は1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレンおよびピリミジン−2,5−ジイルである。
液晶表示素子は、表示方式によってTN(Twisted nematic)、TN−TFT(Twisted nematic−Thin film transistor)、双安定TN(Bistable twisted nematic)、STN(Super twisted nematic)、IPS(In-plane switching)、GH(Guest host)、DS(Dynamic scattering)、VA(Vertical alignment)、OCB(Optically compensated bend)、ECB(Electrically controlled birefringence)、PC(Phase change)などのモードに分類される。素子に用いる液晶組成物に必要な物性は、これらのモードによって異なる。
これらの素子は、適切な物性を有する組成物を含有する。素子の特性を向上させるには、この組成物が適切な物性を有するのが好ましい。組成物の成分である化合物に必要な一般的物性は、次のとおりである。(1)化学的な安定性と物理的な安定性。(2)高い透明点。透明点は、液晶相−等方相の転移温度である。(3)液晶相の低い下限温度。液晶相は、ネマチック相、スメクチック相などを意味する。(4)小さな粘度。(5)適切な光学異方性。(6)大きな誘電率異方性。大きな誘電率異方性を有する化合物は、大きな粘度を有することが多い。(7)大きな比抵抗。
組成物は多くの化合物を混合して調製される。したがって、化合物は他の化合物とよく混和するのが好ましい。素子を氷点下の温度で使うこともあるので、低い温度で良好な相溶性を有する化合物が好ましい。高い透明点または液晶相の低い下限温度を有する化合物は、組成物におけるネマチック相の広い温度範囲に寄与する。好ましい組成物は、小さな粘度と素子のモードに適した光学異方性を有する。化合物の大きな誘電率異方性は、組成物の低いしきい値電圧に寄与する。このような組成物によって、使用できる温度範囲が広い、応答時間が短い、コントラスト比が大きい、駆動電圧が小さい、消費電力が小さい、電圧保持率が大きいなどの特性を有する素子を得ることができる。
Figure 2005298466
上記の化合物は小さな粘度を有する。(非特許文献1、特許文献1参照。)。この化合物と同じレベルの粘度を有し、より大きな誘電率異方性を有する化合物は、素子の応答時間を短くするのに特に有用である。
従来の化合物は、次の文献に開示されている。
Mol. Cryst. Liq. Cryst., 191, 205 (1990) 国際公開97/34855号パンフレット 国際公開92/21734号パンフレット 独国出願公開19528085号明細書
本発明の第一の目的は、化合物に必要な一般的な物性、小さな粘度、適切な光学異方性、適切な誘電率異方性、および他の液晶性化合物との優れた相溶性を有する液晶性化合物である。第二の目的は、この化合物を含有し、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、および低いしきい値電圧を有する液晶組成物である。第三の目的は、この組成物を含有し、短い応答時間、小さな消費電力、大きなコントラスト、および高い電圧保持率を有する液晶表示素子を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の態様は、項1から項26などである。
1. 式(1)で表される化合物。
Figure 2005298466
式(1)において、Raは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンまたは−CNで置き換えられてもよい。
「アルキルにおいて任意の−CH−は−O−、−CH=CH−などで置き換えられてもよい」の句の意味を実例で示す。C−において−CH−を−O−または−CH=CH−で置き換えた基の一部は、CO−、CH−O−(CH−、CH−O−CH−O−、HC=CH−(CH−、CH−CH=CH−(CH−、CH−CH=CH−CH−O−である。このように「任意の」語は、「区別なく選択された少なくとも1つの」を意味する。化合物の安定性を考慮して、酸素と酸素とが隣接したCH−O−O−CH−よりも、酸素と酸素とが隣接しないCH−O−CH−O−の方が好ましい。
好ましいRaは、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオアルコキシ、アシル、アシルオキシ、アシルアルキル、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルキニル、およびアルキニルオキシである。少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられたこれらの基も好ましい。好ましいハロゲンはフッ素および塩素である。少なくとも1つの水素が−CNで置き換えられたこれらの基も好ましい。これらの基は分岐よりも直鎖の方が好ましい。Raが分岐の基であっても光学活性な場合は好ましい。より好ましいRaはアルキル、アルコキシ、アルケニル、およびアルケニルオキシである。
アルケニルにおける−CH=CH−の好ましい立体配置は、二重結合の位置に依存する。1−プロペニル、1−ブテニル、1−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ペンテニル、3−ヘキセニルのようなアルケニルにおいてはトランス配置が好ましい。2−ブテニル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルのようなアルケニルにおいてはシス配置が好ましい。好ましい立体配置を有するアルケニルは、透明点が高いまたは液晶相の温度範囲が広い。Mol. Cryst. Liq. Cryst., 1985, 131, 109およびMol. Cryst. Liq. Cryst., 1985, 131, 327に詳細な説明がある。
具体的なRaは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシメチル、エトキシエチル、エトキシプロピル、プロポキシメチル、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−プロペニルオキシ、2−ブテニルオキシ、2−ペンテニルオキシ、1−プロピニル、および1−ペンチニルである。
具体的なRaは、2−フルオロエチル、3−フルオロプロピル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロビニル、2,2−ジフルオロビニル,3−フルオロ−1−プロペニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル、および4,4−ジフルオロ−3−ブテニルでもある。具体的なRaの中で、特に好ましいRaは、エチル、プロピルおよびペンチルである。
1、A2、およびA3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、ナフタレン−2,6−ジイル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイルまたは1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレンであり、これらの環において任意の−CH−は−O−で置き換えられてもよく、任意の−CH=は−N=で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンで置き換えられてもよい。
好ましいA、A、またはA3は、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレン、2,3,5−トリフルオロ−1,4−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイル、3−フルオロピリジン−2,5−ジイル、およびピリミジン−2,5−ジイルである。1,4−シクロヘキシレンおよび1,3−ジオキサン−2,5−ジイルの立体配置はシスよりもトランスが好ましい。3−フルオロ−1,4−フェニレンは、3−フルオロ−1,4−フェニレンと構造的に同一であるので、後者は例示しなかった。この規則は、3,6−ジフルオロ−1,4−フェニレンと2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレンの関係などにも適用される。
などの環構造にも適用される。
より好ましいA、A、またはA3は、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、および2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレンである。
また、より好ましいA、A、またはA3は、1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン、2,5−ジフルオロ−1,4−フェニレン、および2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレンでもある。
1、Z2およびZ3は独立して単結合、−(CH22−、−(CF22−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−(CH24−、−(CH23O−、または−O(CH23−である。
好ましいZ1、Z2またはZ3は単結合、−(CH22−、−(CF22−、−COO−、−OCO−、−OCF−、−CFO−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、および−(CH24−である。−CH=CH−および−CF=CF−の立体配置はシスよりもトランスが好ましい。
pおよびqは独立して0または1である。pおよびqが0である化合物は二環を有する。pが1でありqが0である化合物は三環を有する。pおよびqが1である化合物は四環を有する。化合物の物性に大きな差異がないので、化合物(1)はH(重水素)、13Cなどの同位体を天然存在比の量より多く含んでもよい。パーフルオロプロペニル(−CF=CFCF)の立体配置はE体またはZ体である。好ましい立体配置はE体である。
2. 項1記載の式(1)において、Raが炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンで置き換えられてもよく;A1、A2、およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよい1,4−フェニレン、任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよいピリジン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;Z1、Z2およびZ3が独立して単結合、−(CH22−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−C≡C−、または−(CH24−である項1記載の化合物。
3. 項1記載の式(1)において、A1、A2、およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、または任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよい1,4−フェニレンである請求項2記載の化合物。
4. 項1記載の式(1)において、A1、A2、およびA3が1,4−シクロヘキシレンである請求項2記載の化合物。
5. 項1記載の式(1)において、pおよびqが0である項1または項2記載の化合物。
6. 項1記載の式(1)において、pが1、qが0である項1または項2記載の化合物。
7. 項1記載の式(1)において、pおよびqが1である項1または項2記載の化合物。
8. 下記の式(1−a)〜(1−c)のいずれか1つで表される化合物。
Figure 2005298466
式中、Raは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;A1、A2およびA3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;Z1、Z2およびZ3は独立して単結合、−(CH22−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−C≡C−、または−(CH24−である。
9. 項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたは1,4−フェニレンである項8に記載の化合物。
10. 項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3の少なくとも1つが2−フルオロ−1,4−フェニレンまたは2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレンである項8に記載の化合物。
11. 項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3の少なくとも1つが2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンである項8に記載の化合物。
12. 項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Z1、Z2およびZ3が独立して単結合または−(CH22−である項11に記載の化合物。
13. 項8記載の式(1−a)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1が1,4−シクロヘキシレンであり:Z1が単結合である項8に記載の化合物。
14. 項8記載の式(1−b)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1およびAが1,4−シクロヘキシレンであり;Z1およびZが単結合である請求項8に記載の化合物。
15. 項1〜14のいずれか1項に記載した少なくとも1つの化合物を含有する液晶組成物。
16. 下記の式(2)、(3)および(4)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項15記載の組成物。
Figure 2005298466
式中、Rは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xはフッ素、塩素、−OCF3、−OCHF、−CF、−CHF、−CHF、−OCFCHF、または−OCFCHFCFであり;環Bおよび環Dは独立して1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり、環Eは1,4−シクロヘキシレンまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZは独立して−(CH)−、−(CH)−、−COO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、または単結合であり;LおよびLは独立して水素またはフッ素である。
17. 下記の式(5)および(6)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項15記載の組成物。
Figure 2005298466
式中、RおよびRは独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xは−CNまたは−C≡C−CNであり;環Gは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Jは1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2、5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;環Kは1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;Zは−(CH)−、−COO−、−CFO−、−OCF−、または単結合であり;L、LおよびLは独立して水素またはフッ素であり;b、cおよびdは独立して0または1である。
18. 下記の式(7)、(8)および(9)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項15記載の組成物。
Figure 2005298466
式中、RおよびR5は独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環Mおよび環Pは独立して1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;ZおよびZは独立して−(CH)−、−COO−または単結合であり;LおよびLは独立して水素またはフッ素であり、LとLの少なくとも1つはフッ素である。
19. 下記の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項15記載の組成物。
Figure 2005298466
式中、RおよびRは独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環Q、環Tおよび環Uは独立して1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2、5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZ10は独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH)−、−CH=CH−、または単結合である。
20. 項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項16記載の組成物。
21. 項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項17記載の組成物。
22. 項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項18記載の組成物。
23. 項17記載の式(5)および(6)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項16記載の組成物。
24. 項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する項23記載の組成物。
25. 少なくとも1つの光学活性化合物をさらに含有する項15〜24のいずれか1項記載の組成物。
26. 項15〜25のいずれか1項記載の組成物を含有する液晶表示素子。
化合物(2)から化合物(12)において、好ましい基は次のとおりである。直鎖のアルキルは分岐のアルキルよりも好ましい。1,4−シクロヘキシレンおよび1,3−ジオキサン−2,5−ジイルの立体配置はシスよりもトランスが好ましい。「アルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよい」の句の意味は、本発明の態様の項1において述べた。R、環Bなどの記号を複数の化合物において用いた。これらのR(または環Bなど)は同一であってもよいし、互いに異なってもよい。化合物の物性に大きな差異がないので、これらの化合物はH(重水素)、13Cなどの同位体を天然存在比の量より多く含んでもよい。
化合物(1)は、化合物に必要な一般的な特性、小さな粘度、適切な光学異方性、適切な誘電率異方性、および他の液晶性化合物との優れた相溶性を有する。この化合物を含有する組成物は、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、および低いしきい値電圧を有する。この組成物を含有する素子は、短い応答時間、小さな消費電力、大きなコントラスト、および高い電圧保持率を有する。
第一に、本発明の化合物(1)をさらに説明する。化合物(1)はパーフルオロプロペニル(−CF=CFCF)を末端基として有する二環、三環および四環の化合物である。この化合物は、素子が通常使用される条件下において物理的および化学的に極めて安定である。この化合物は、粘度が小さい、光学異方性が適切である、誘電率異方性が適切である、他の液晶性化合物との相溶性がよい、などの物性を有する。光学異方性の値は、化合物(1)の化学構造に依存する。化合物(1)の誘電率異方性は、正に比較的大きい、負に大きい、またはほぼゼロ(小さい)である。
化合物(1)の誘電率異方性は、末端基としてアルキルまたは2,2−ジフルオロエテニル(−CH=CF)を有する化合物のそれに比較して大きいという特徴を有する。A1、A2、およびA3が1,4−シクロヘキシレンである化合物(1)は、誘電率異方性が正に比較的大きく、そして光学異方性が特に小さいという物性を有する。このような物性を有する化合物は、組成物を調製する際に有用である。一方、2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンを有する化合物(1)は、負に大きな誘電率異方性を有する。
化合物(1)の末端基、環および結合基を適当に選ぶことによって、物性値を任意に調整することが可能である。末端基Ra、環A〜A、および結合基Z〜Zの種類が、化合物(1)の物性に与える効果を説明する。化合物(1)を組成物に添加すると、化合物(1)の物性が組成物のそれに反映される。
化合物(1)のRaが直鎖のときは液晶相の温度範囲が広く、そして粘度が小さい。Raが分岐のときは他の液晶性化合物との相溶性がよい。Raが光学活性基である化合物は、キラルドーパントとして有用である。この化合物を組成物に添加することによって、素子に発生するリバース・ツイスト・ドメイン(Reverse twisted domain)を防止することができる。Raが光学活性基でない化合物は組成物の成分として有用である。
化合物(1)の環A、A、またはAが、任意の水素がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイルまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルのときは、誘電率異方性が大きい。この環が、任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよい1,4−フェニレン、ピリジン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、またはピリダジン−3,6−ジイルのときは光学異方性が大きい。この環が、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレンまたは1,3−ジオキサン−2,5−ジイルのときは光学異方性が小さい。
少なくとも2つの環が1,4−シクロヘキシレンであるときは、透明点が高く、光学異方性が小さく、そして粘度が小さい。少なくとも1つの環が1,4−フェニレンのときは、光学異方性が比較的大きく、配向秩序パラメーター(orientational order parameter)が大きい。少なくとも2つの環が1,4−フェニレンのときは、光学異方性が大きく、液晶相の温度範囲が広く、そして透明点が高い。
結合基Z、ZまたはZが単結合、−(CH22−、−CH2O−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、または−(CH2−のときは粘度が小さい。結合基が単結合、−(CH22−、−OCF−、−CFO−、−CH=CH−、または−(CH24−のときは粘度がより小さい。結合基が−CF=CF−または−CH=CH−のときは液晶相の温度範囲が広く、そして弾性定数比が大きい。結合基が−C≡C−のときは光学異方性が大きい。
化合物(1)が二環または三環を有するときは粘度が小さい。二環を有する化合物は粘度がより小さい。化合物(1)が三環または四環を有するときは透明点が高い。四環を有する化合物は透明点がより高い。三環を有するときは小さな粘度と高い透明点を有する。以上のように、末端基、環および結合基の種類、環の数を適当に選択することにより目的の物性を有する化合物を得ることができる。したがって、化合物(1)はTN、STN、TN−TFT、IPS、VAなどのモードの素子に用いられる組成物の成分として好適に使用できる。
化合物(1)の好ましい例を以下に示す。第一の例は化合物(1−a)〜(1−c)である。より具体的な第二の例は化合物(1−a−1)〜(1−c−6)である。特に具体的な第三の例は化合物(1−aa-1)〜(1−cc-8)である。これらの化合物におけるRa、A1、A2、A3、Z1、Z2、およびZ3の記号の意味は、本発明の態様の項1に記載した記号のそれと同一である。第二の例において、次の記号も用いた。
Figure 2005298466
かっこの中のFが垂直な線で連結した1,4−フェニレンまたはピリジン−2,5−ジイルの記号は、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンまたはピリジン−2,5−ジイルである。Fが垂直な線で連結した1,4−フェニレンの記号は、任意の水素がフッ素で置き換えられた1,4−フェニレンである。
化合物(1−a)〜(1−c)、化合物(1−a−1)〜(1−c−6)、および化合物(1−aa-1)〜(1−cc-8)において、好ましいRaは、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルキルチオ、アルキルチオアルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルコキシアルケニル、アルキニル、およびアルキニルオキシである。少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えられたこれらの基も好ましい。より好ましいRaは、アルキル、アルコキシ、アルケニル、およびアルケニルオキシであり、これらにおいて任意の水素はフッ素で置き換えられてもよい。
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化合物(1)は有機合成化学の手法を組み合わせることにより合成できる。出発物質に目的の末端基、環および結合基を導入する方法は、オーガニック・シンセシス(Organic Syntheses, John Wiley & Sons, Inc)、オーガニック・リアクションズ(Organic Reactions, John Wiley & Sons, Inc)、コンプリヘンシブ・オーガニック・シンセシス(Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon Press)、新実験化学講座(丸善)などの成書に記載されている。
シクロヘキサン環にパーフルオロプロペニルを導入する方法の一例は次のとおりである。
Figure 2005298466
上のスキームにおいて、Ra、A、A、A3、Z、Z2、Z3、p、およびqの記号の意味は、本発明の態様における項1の記号のそれと同一である。Qはハロゲンであり、MtはLi、K、MgBr、MgCl、ZnBr、またはZnClである。化合物(M−1)をリチウム、マグネシウムなどの金属単体、またはアルキルリチウム、アルキル亜鉛、アルキルカリウム、アルキルカドミウムなどの有機金属試薬と反応させることにより有機金属化合物(M−2)を得る。1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロペンと化合物(M−2)を反応させて、化合物(1)を良好な収率で得る。
結合基Z、ZまたはZの生成方法に関して、最初にスキームを示し、次に項(I)〜項(XI)で説明する。このスキームにおいて、MSGまたはMSGは環を有する1価の有機基である。スキームで用いた複数のMSG(またはMSG)は、同一であってもよいし、異なってもよいし。化合物(1A)から(1K)は化合物(1)に相当する。
Figure 2005298466
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(I)単結合の生成
アリールホウ酸(21)と公知の方法で合成される(22)とを、炭酸塩水溶液とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウムのような触媒の存在下で反応させて化合物(1A)を合成する。この化合物(1A)は、公知の方法で合成される化合物(23)にn−ブチルリチウムを作用させ、塩化亜鉛、ジクロロビストリフェニルホスフィンパラジウムのような触媒および化合物(22)を順次作用させることにより合成することもできる。
(II)−COO−と−OCO−の生成
化合物(23)にn−ブチルリチウムを作用させた後、二酸化炭素を反応させてカルボン酸(24)を得る。この化合物と、公知の方法で合成されるアルコール(25)またはフェノール(25)とを1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DDC)とDMAP(4−ジメチルアミノピリジン)の存在下で脱水させて−COO−を有する化合物(1B)を合成する。この方法によって−OCO−を有する化合物も合成できる。
(III)−CFO−と−OCF−の生成
化合物(1B)をローソン試薬のような硫黄化剤で処理して化合物(26)を得る。化合物(26)をフッ化水素ピリジン錯体とNBS(N−ブロモスクシンイミド)でフッ素化し、−CFO−を有する化合物(1C)を合成する(M. Kuroboshi et al., Chem. Lett., 1992,827.)。化合物(1C)は化合物(26)をジエチルアミノサルファトリフルオリドでフッ素化しても合成できる(William H. Bunnelle et al., J. Org. Chem. 1990, 55, 768)。この方法によって−OCF−を有する化合物も合成できる。
(IV)−CH=CH−の生成
公知の方法で合成される化合物(27)にカリウムt−ブトキシドのような塩基で処理してリンイリドを発生させる。一方、化合物(22)をn−ブチルリチウムで処理した後、N,N−ジメチルホルムアミドなどのホルムアミドと反応させてアルデヒド(28)を得る。これをリンイリドに反応させて化合物(1D)を合成する。反応条件によってはシス体が生成するので、必要に応じて公知の方法によりトランス体に異性化する。
(V)−(CH−の生成
化合物(1D)をパラジウム炭素のような触媒の存在下、接触水素化することにより、化合物(1E)を合成する。
(VI)−(CH−の生成
化合物(27)の代わりに化合物(29)を用い、方法(IV)に従って−CH=CH−を生成させ、さらに接触水素化して化合物(1F)を合成する。
(VII)−C≡C−の生成
ジクロロパラジウムとハロゲン化銅との触媒存在下で、化合物(23)に2−メチル−3−ブチン−2−オールを反応させたのち、塩基性条件下で脱保護して化合物(30)を得る。ジクロロパラジウムとハロゲン化銅との触媒存在下、化合物(30)を化合物(22)と反応させて、化合物(1G)を合成する。
(VIII)−CF=CF−の生成
化合物(23)をn−ブチルリチウムで処理したあと、テトラフルオロエチレンを反応させて化合物(31)を得る。n−ブチルリチウムで処理した化合物(22)を化合物(31)と反応させて化合物(1H)を合成する。
(IX)−CHO−または−OCH−の生成
化合物(28)を水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤で還元して化合物(32)を得る。これを臭化水素酸などでハロゲン化して化合物(33)を得る。炭酸カリウムなどの存在下で、化合物(33)を化合物(25)と反応させて化合物(1I)を合成する。
(X)−(CH23O−または−O(CH23−の生成
化合物(32)の代わりに化合物(34)を用いて、(IX)の方法に従って化合物(1K)を合成する。
(XI)−(CF22−の生成
J. Am. Chem. Soc., 2001, 123, 5414に従い、ジケトン(−COCO−)をフッ化水素触媒の存在下、四フッ化硫黄でフッ素化して−(CF22−を有する化合物を得る。
第二に、本発明の組成物をさらに説明する。化合物(1)を含有する組成物は、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、低いしきい値電圧などの特徴を有する。化合物(1)は、化学構造によって種々の物性を有する。この化合物の誘電率異方性は、正に比較的大きい、負に大きい、またはほぼゼロ(小さい)である。誘電率異方性などの物性と素子のモードの種類とを考慮しながら、化合物(1)を選択することによって、組成物を調製する。
以下で述べる化合物の量(百分率)は組成物の全重量に基づいた重量%である。この組成物は化合物(1)から選ばれる複数の化合物のみを成分としてもよい。好ましい組成物は化合物(1)から選ばれた少なくとも1つの化合物を1〜99%の割合で含有する。この組成物は化合物(2)、(3)および(4)の群から選ばれた少なくとも1つの化合物、化合物(5)および(6)の群から選ばれた少なくとも1つの化合物、または化合物(7)、(8)および(9)の群から選ばれた少なくとも1つの化合物を含有してもよい。しきい値電圧、液晶相の温度範囲、光学異方性、誘電率異方性、または粘度などを調整する目的で、化合物(10)、(11)および(12)の群から選ばれた少なくとも1つの化合物を組成物にさらに添加してもよい。得られた組成物の物性を調整する目的で、その他の化合物を添加してもよい。
化合物(2)、(3)および(4)は、誘電率異方性が正で大きく、熱的安定性と化学的安定性が優れるので、主としてTN−TFTモード用の組成物に用いられる。この組成物において、これらの化合物の量は1〜99%である。好ましくは10〜97%、より好ましくは15〜95%である。液晶相の温度範囲、光学異方性、誘電率異方性、粘度、またはしきい値電圧を調整する目的で、化合物(10)、(11)または(12)を組成物にさらに添加してもよい。
化合物(5)および(6)は、誘電率異方性が正で非常に大きいので、主としてSTNおよびTNモード用の組成物に用いられる。これらの化合物は組成物の液晶相の温度範囲を広げる、光学異方性と粘度を調整する、しきい値電圧を下げる、しきい値電圧の急峻性を改良する、などの目的に使用される。STNまたはTNモード用の組成物において、化合物(5)または(6)の量は1〜99%の範囲である。好ましくは10〜80%、より好ましくは15〜60%である。液晶相の温度範囲、粘度、光学異方性、誘電率異方性、またはしきい値電圧を調整する目的で化合物(10)、(11)または(12)を組成物にさらに添加してもよい。
化合物(7)、(8)および(9)は負の誘電率異方性を有するので、主にVAモード用の組成物に用いられる。化合物(7)は粘度、光学異方性およびしきい値電圧を調整するなどの目的で使用される。化合物(8)は透明点を高くする、光学異方性を大きくする、およびしきい値電圧を下げる、などの目的で使用される。これらの化合物の量を増加させると組成物のしきい値電圧が小さくなるが、粘度が大きくなる。従って、しきい値電圧を小さくするためには、少ない量が好ましい。これらの化合物は誘電率異方性が負であり、かつその絶対値は5以下であるので、その量は40%以上が好ましい。より好ましくは40〜80%である。弾性定数と電圧透過率曲線を調整する目的で、これらの化合物を誘電率異方性が正である組成物に添加してもよい。この場合の量は30%以下が好ましい。
化合物(10)、(11)および(12)の誘電率異方性の絶対値は小さい。化合物(10)は主として光学異方性または粘度を調整する目的で使用される。化合物(11)および(12)は透明点を高くして液晶相の温度範囲を広げる、または光学異方性を調整する目的で使用される。化合物(10)、(11)および(12)の量を増加させると組成物のしきい値電圧が高くなり、粘度が低くなる。従って、組成物のしきい値電圧が高くなりすぎない程度なら、多量に使用してもよい。TN−TFTモード用の組成物において、これらの化合物の量は、好ましくは40%以下、より好ましくは35%以下である。STNまたはTNモード用の組成物において、これらの化合物の量は、好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下である。
好ましい化合物(2)から(12)は、それぞれ化合物(2−1)〜(2−9)、化合物(3−1)〜(3−97)、化合物(4−1)〜(4−33)、化合物(5−1)〜(5−56)、化合物(6−1)〜(6−3)、化合物(7−1)〜(7−3)、化合物(8−1)〜(8−5)、化合物(9−1)〜(9−3)、化合物(10−1)〜(10−11)、化合物(11−1)〜(11−18)、および化合物(12−1)〜(12−6)である。これらの化合物において、R1、R、R、R4、R、R6、R、X1、およびXの記号の意味は、本発明の態様の項14〜17に記載した記号のそれと同一である。
Figure 2005298466
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Figure 2005298466
本発明の組成物は公知の方法によって調製される。例えば、成分である化合物を混合し、加熱によって互いに溶解させる。組成物に適当な添加物を加えて組成物の物性を調整してもよい。このような添加物は当業者によく知られている。液晶のらせん構造を誘起して必要なねじれ角を与え、逆ねじれを防ぐ目的でキラルドーパントが添加される。キラルドーパントの例は上記の光学活性化合物(Op−1)〜(Op−13)である。
キラルドーパントを組成物に添加してねじれのピッチを調整する。ねじれのピッチはTNおよびTN−TFTモード用には40〜200μmの範囲が、STNモード用には6〜20μmの範囲が好ましい。双安定TN(Bistable twisted nematic)モード用には1.5〜4μmの範囲が好ましい。メロシアニン、スチリル、アゾ、アゾメチン、アゾキシ、キノフタロン、アントラキノン、テトラジンなどの化合物である二色性色素を添加してGHモード用の組成物を調製する。PCモード用の組成物にはキラルドーパントを比較的多量に添加する。一般に、ピッチの温度依存性を調整する目的で少なくとも2つのキラルドーパントを添加してもよい。
本発明の組成物は、TN、TN−TFT、双安定TN、STN、IPS、GH、DS、VA、OCB、ECB、PCなどのモード用の素子に使用できる。この組成物は、ネマチック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子を形成させたポリマー分散型液晶表示素子(PD−LCD)、例えばポリマーネットワーク液晶表示素子(PN−LCD)にも使用できる。この組成物を含有した本発明の素子は、短い応答時間、小さな消費電力、大きなコントラスト、および高い電圧保持率を有する。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例によって制限されない。得られた化合物は核磁気共鳴スペクトル、質量スペクトルなどの方法によって同定した。化合物の相転移温度において、C、SmB、SmE、SmG、N、およびIは、それぞれ、結晶、スメクチックB相、スメクチックE相、スメクチックG相、ネマチック相、および等方相である。温度の単位は℃である。「C 50.6 SmB 53.7 N 56.2 I.」という表記は、C相からSmB相への転移温度が50.6℃であり、SmB相からN相への転移温度が53.7℃であり、そしてN相からI相への転移温度が56.2℃であることを示す。化合物の相転移温度の測定法は、組成物においてネマチック相−等方相の転移温度(NI)を測定する方法と同一である。化合物の粘度、光学異方性、誘電率異方性、しきい値電圧、またはらせんピッチは、この化合物を適当な母液晶に溶解させたあと測定した。母液晶の一例は、下記に示す組成物である。
Figure 2005298466
化合物の相溶性:類似の構造を有する幾つかの化合物を混合してネマチック相を有する母液晶を調製した。測定する化合物とこの母液晶とを混合した組成物を得た。混合する割合の一例は、15%の化合物と85%の母液晶である。この組成物を−20℃、−30℃のような低い温度で30日間保管した。この組成物の一部が結晶(またはスメクチック相)に変化したか否かを観察した。必要に応じて混合する割合と保管温度とを調整した。この方法によって測定した結果から、結晶(またはスメクチック相)が析出する条件および結晶(またはスメクチック相)が析出しない条件を求めた。
実施例1
(E)−1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−(トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロペン(1−aa−1、Ra=C11)の製造
Figure 2005298466
窒素雰囲気下、4,4'−ジ−t−ブチルビフェニル50mmolのTHF100ml溶液に、リチウム100mmolを0℃で徐々に加え、さらに、同温度で2時間攪拌した。次いで反応混合物を−70℃に冷却し、1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシサン25mmolのTHF50ml溶液を同温度で撹拌滴下した。2時間攪拌後、撹拌しながら1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロペン100mmolを同温度で吹き込んだ。30分後、反応混合物を氷冷した0.1N塩酸に注いだ。この反応混合物をトルエンで抽出したあと、抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し、得られた残査をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開溶媒:ヘプタン)で精製した。エタノールから再結晶して標題の化合物8mmolを得た。無色針状結晶。
C 50.6 SmB 53.7 N 56.2 I.
実施例2
Figure 2005298466
(E)−1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−(トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロペン(1−aa−1、Ra=C)の製造
実施例1における1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシサンの代わりに1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシサンを使用することにより表題化合物を製造した。
C 49.5 SmB 62.6 I.
実施例3
Figure 2005298466
(E)−1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−(トランス−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)プロペン(1−aa−1、Ra=C)の製造 実施例1における1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシサンの代わりに1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシサンを使用することにより表題化合物を製造した。
C 18.9 SmE 31.7 SmB 41.9 I.
実施例4
Figure 2005298466
(E)−1,2,3,3,3−ヘキサフルオロ−1−(トランス−4−(トランス−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシル)プロペン(1−ba−1、Ra=C)の製造
実施例1における1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシサンの代わりに1−クロロ−トランス−4−(トランス−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)シクロヘキシル)シクロヘキシサンを使用することにより表題化合物を製造した。
C 61.0 SmG 171.5 SmB 194.5 N 223.0 I.
実施例1〜4や成書に記載された方法にしたがって、化合物(1−aa−1)〜化合物(1−cc−15)を合成する。これらの化合物は、式(1)の下にリストアップした。例えば、化合物(1−aa−1)は、C−H−H−CF=CFCF、C−H−H−CF=CFCF、C−H−H−CF=CFCF、C11−H−H−CF=CFCF、CHOCH−H−H−CF=CFCF、およびCH=CHC−H−H−CF=CFCFの5つを意味する。記号Hは1,4−シクロヘキシレンである。
Figure 2005298466
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本発明の代表的な組成物を実施例5〜19にまとめた。最初に、組成物の成分である化合物とその量(重量%)を示した。化合物は上記の表1の取り決めに従い、左末端基、結合基、環構造、および右末端基の記号によって表示した。1,4−シクロヘキシレンおよび1,3−ジオキサン−2,5−ジイルの立体配置はトランスである。パーフルオロプロペニル(−CF=CFCF)の立体配置はE体である。末端基の記号がない場合は、末端基が水素であることを意味する。かっこ中の番号は上の表で示した化合物に対応する。次に組成物の物性値を示した。物性値の測定は、日本電子機械工業規格(Standard of Electronic Industries Association of Japan)、EIAJ・ED−2521Aに記載された方法、またはこれを修飾した方法に従った。
ネマチック相−等方相の転移温度(透明点;NI;℃):偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレートに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料の一部がネマチック相から等方性液体に変化したときの温度を測定した。化合物の相転移温度もこの方法によって測定した。
粘度(η;20℃で測定;mPa・s):粘度の測定にはE型粘度計を用いた。
光学異方性(屈折率異方性;Δn;25℃で測定):光学異方性は、波長が589nmの光によりアッベ屈折計を用いて測定した。
誘電率異方性(Δε;25℃で測定)
1)Δεの値が正の組成物:2枚のガラス基板の間隔(ギャップ)が9μm、ツイスト角が80度の液晶セルに試料を入れた。このセルに20ボルトを印加して、液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。0.5ボルトを印加して、液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。
2)Δεの値が負の組成物:ホメオトロピック配向処理した液晶セルに試料を入れ、0.5ボルトを印加して誘電率(ε‖)を測定した。ホモジニアス配向処理した液晶セルに試料を入れ、0.5ボルトを印加して誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算した。
しきい値電圧(Vth;25℃で測定;ボルト):2枚のガラス基板の間隔(ギャップ)が(0.5/Δn)μmであり、ツイスト角が80度である、ノーマリーホワイトモード(normally white mode)の液晶表示素子に試料を入れた。Δnは上記の方法で測定した光学異方性の値である。この素子に周波数が32Hzである矩形波を印加した。矩形波の電圧を上昇させ、素子を通過する光の透過率が90%になったときの電圧の値を測定した。
らせんピッチ(20℃で測定;μm):らせんピッチの測定には、カノのくさび型セル法を用いた。カノのくさび型セルに試料を注入し、セルから観察されるディスクリネーションラインの間隔(a;単位はμm)を測定した。らせんピッチ(P)は、式P=2・a・tanθから算出した。θは、くさび型セルのおける2枚のガラス板の間の角度である。
実施例5
3−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 6%
4−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
5−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
2−BEB(F)−C (5) 5%
3−BEB(F)−C (5) 4%
4−BEB(F)−C (5) 12%
1V2−BEB(F,F)−C (5) 16%
3−HB−O2 (10−5) 2%
3−HH−4 (10−1) 3%
3−HHB−F (3−1) 3%
3−HHB−1 (11−1) 4%
3−HHB−O1 (11−1) 4%
3−HBEB−F (3−34) 4%
3−HHEB−F (3−10) 5%
5−HHEB−F (3−10) 5%
3−H2BTB−2 (11−15) 4%
3−H2BTB−3 (11−15) 4%
3−H2BTB−4 (11−15) 4%
3−HB(F)TB−2 (11−14) 5%
NI=79.6℃;Δn=0.138;η=39.6mPa・s;Δε=28.9;Vth=1.01V.
実施例6
5−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
2−H2H−CF=CFCF3 (1−aa−2) 5%
3−HVH−CF=CFCF3 (1−aa−4) 5%
V−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 5%
2−HB−C (5−2) 5%
3−HB−C (5−2) 12%
3−HB−O2 (10−5) 5%
2−BTB−1 (10−10) 3%
3−HHB−F (3−1) 4%
3−HHB−1 (11−1) 8%
3−HHB−O1 (11−1) 5%
3−HHB−3 (11−1) 4%
3−HHEB−F (3−10) 4%
5−HHEB−F (3−10) 4%
2−HHB(F)−F (3−2) 7%
5−HHB(F)−F (3−2) 7%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 5%
NI=92.9℃;Δn=0.092;η=20.0mPa・s;Δε=5.6;Vth=2.30V.
実施例7
4−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
4−HEH−CF=CFCF3 (1−aa−5) 10%
1O1−H2HH−CF=CFCF3 (1−ba−12) 6%
3−BEB(F)−C (5) 8%
3−HB−C (5−2) 8%
V−HB−C (5−2) 8%
1V−HB−C (5−2) 8%
3−HB−O2 (10−5) 3%
3−HH−2V (10−1) 3%
3−HH−2V1 (10−1) 3%
V2−HHB−1 (11−1) 9%
3−HHB−1 (11−1) 5%
3−HHEB−F (3−10) 7%
3−H2BTB−2 (11−15) 6%
3−H2BTB−3 (11−15) 6%
3−H2BTB−4 (11−15) 5%
NI=84.3℃;Δn=0.127;η=19.7mPa・s;Δε=9.5;Vth=2.07V.
実施例8
V−H1OH−CF=CFCF3 (1−aa−3) 4%
3−HVHH−CF=CFCF3 (1−ba−14) 5%
3−HEHH−CF=CFCF3 (1−ba−18) 5%
5−BEB(F)−C (5) 5%
V−HB−C (5−2) 11%
5−PyB−C (5−8) 6%
4−BB−3 (10−8) 11%
3−HH−2V (10−1) 10%
5−HH−V (10−1) 11%
V−HHB−1 (11−1) 7%
V2−HHB−1 (11−1) 7%
3−HHB−1 (11−1) 3%
1V2−HBB−2 (11−4) 10%
3−HHEBH−3 (12−6) 5%
NI=81.7℃;Δn=0.109;η=16.7mPa・s;Δε=5.5;Vth=2.36V.
実施例9
3−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 8%
2−H2H−CF=CFCF3 (1−aa−2) 6%
4−H1OHH−CF=CFCF3 (1−ba−13) 8%
1V2−BEB(F,F)−C (5) 6%
3−HB−C (5−2) 18%
2−BTB−1 (10−10) 10%
5−HH−VFF (10−1) 20%
3−HHB−1 (11−1) 3%
VFF−HHB−1 (11−1) 4%
VFF2−HHB−1 (11−1) 4%
3−H2BTB−2 (11−15) 5%
3−H2BTB−3 (11−15) 4%
3−H2BTB−4 (11−15) 4%
NI=68.9℃;Δn=0.123;η=14.7mPa・s;Δε=7.5;Vth=1.98V.
実施例10
5−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
3−HVH−CF=CFCF3 (1−aa−4) 6%
4−HEH−CF=CFCF3 (1−aa−5) 7%
V−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 7%
5−HB−CL (2−1) 6%
3−HH−4 (10−1) 4%
3−HH−5 (10−1) 2%
3−HHB−F (3−1) 2%
3−HHB−CL (3−1) 2%
4−HHB−CL (3−1) 2%
3−HHB(F)−F (3−2) 10%
4−HHB(F)−F (3−2) 9%
5−HHB(F)−F (3−2) 9%
7−HHB(F)−F (3−2) 8%
5−HBB(F)−F (3−23) 4%
1O1−HBBH−5 (12−1) 3%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 2%
4−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
5−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
3−HH2BB(F,F)−F (4−15) 3%
4−HH2BB(F,F)−F (4−15) 3%
NI=113.6℃;Δn=0.089;η=23.8mPa・s;Δε=4.7;Vth=2.50V.
実施例11
4−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 8%
1O1−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 6%
4−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 5%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 9%
3−H2HB(F,F)−F (3−15) 9%
4−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
5−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 12%
5−HBB(F,F)−F (3−24) 12%
3−H2BB(F,F)−F (3−27) 7%
5−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
5−HHEBB−F (4) 2%
3−HH2BB(F,F)−F (4−15) 3%
1O1−HBBH−4 (12−1) 4%
1O1−HBBH−5 (12−1) 4%
NI=98.8℃;Δn=0.105;η=31.7mPa・s;Δε=8.2;Vth=1.93V.
実施例12
V−H1OH−CF=CFCF3 (1−aa−3) 5%
3−HEHH−CF=CFCF3 (1−ba−18) 5%
5−HB−F (2−1) 12%
6−HB−F (2−1) 9%
7−HB−F (2−1) 7%
2−HHB−OCF3 (3−1) 7%
3−HHB−OCF3 (3−1) 7%
4−HHB−OCF3 (3−1) 7%
5−HHB−OCF3 (3−1) 5%
3−HH2B−OCF3 (3−4) 4%
5−HH2B−OCF3 (3−4) 4%
3−HHB(F,F)−OCF2H (3−3) 4%
3−HHB(F,F)−OCF3 (3−3) 5%
3−HH2B(F)−F (3−5) 3%
3−HBB(F)−F (3−23) 5%
5−HBB(F)−F (3−23) 5%
5−HBBH−3 (12−1) 3%
3−HB(F)BH−3 (12−2) 3%
NI=81.4℃;Δn=0.084;η=13.8mPa・s;Δε=4.3;Vth=2.56V.
実施例13
3−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
2−H2H−CF=CFCF3 (1−aa−2) 5%
1O1−H2HH−CF=CFCF3 (1−ba−12) 5%
5−HB−CL (2−1) 3%
3−HH−4 (10−1) 8%
3−HHB−1 (11−1) 5%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 8%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 20%
5−HBB(F,F)−F (3−24) 8%
3−HHEB(F,F)−F (3−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (3−12) 3%
5−HHEB(F,F)−F (3−12) 3%
2−HBEB(F,F)−F (3−36) 3%
3−HBEB(F,F)−F (3−36) 5%
5−HBEB(F,F)−F (3−36) 3%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 6%
NI=74.8℃;Δn=0.098;η=26.7mPa・s;Δε=8.4;Vth=1.62V.
実施例14
V−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 4%
4−H1OHH−CF=CFCF3 (1−ba−13) 6%
3−HB−CL (2−1) 3%
5−HB−CL (2−1) 2%
3−HHB−OCF3 (3−1) 5%
3−H2HB−OCF3 (3−13) 5%
5−H4HB−OCF3 (3−19) 15%
V−HHB(F)−F (3−2) 5%
3−HHB(F)−F (3−2) 5%
5−HHB(F)−F (3−2) 5%
3−H4HB(F,F)−CF3 (3−21) 8%
5−H4HB(F,F)−CF3 (3−21) 10%
5−H2HB(F,F)−F (3−15) 5%
5−H4HB(F,F)−F (3−21) 7%
2−H2BB(F)−F (3−26) 5%
3−H2BB(F)−F (3−26) 5%
3−HBEB(F,F)−F (3−36) 5%
NI=79.2℃;Δn=0.095;η(20℃)=28.4mPa・s;Δε=8.6;Vth=1.73V.
実施例15
2−H2H−CF=CFCF3 (1−aa−2) 7%
4−HEH−CF=CFCF3 (1−aa−5) 7%
3−HEHH−CF=CFCF3 (1−ba−18) 8%
5−HB−CL (2−1) 5%
7−HB(F,F)−F (2−3) 3%
3−HH−4 (10−1) 10%
3−HH−5 (10−1) 5%
3−HB−O2 (10−5) 5%
3−HHB−1 (11−1) 8%
3−HHB−O1 (11−1) 5%
2−HHB(F)−F (3−2) 7%
3−HHB(F)−F (3−2) 7%
5−HHB(F)−F (3−2) 7%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 6%
3−H2HB(F,F)−F (3−15) 5%
4−H2HB(F,F)−F (3−15) 5%
NI=75.4℃;Δn=0.068;η(20℃)=18.8mPa・s;Δε=3.2;Vth=1.99V.
実施例16
3−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
3−HVH−CF=CFCF3 (1−aa−4) 5%
4−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 5%
3−HVHH−CF=CFCF3 (1−ba−14) 5%
5−HB−CL (2−1) 3%
7−HB(F)−F (2−2) 5%
3−HH−4 (10−1) 9%
3−HH−EMe (10−2) 5%
3−HHEB−F (3−10) 8%
5−HHEB−F (3−10) 8%
3−HHEB(F,F)−F (3−12) 10%
4−HHEB(F,F)−F (3−12) 5%
4−HGB(F,F)−F (3−91) 5%
5−HGB(F,F)−F (3−91) 6%
2−H2GB(F,F)−F (3−94) 4%
3−H2GB(F,F)−F (3−94) 5%
5−GHB(F,F)−F (3−97) 7%
NI=85.3℃;Δn=0.067;η=23.2mPa・s;Δε=7.2;Vth=1.48V.
実施例17
5−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 5%
V−H1OH−CF=CFCF3 (1−aa−3) 10%
V−HHH−CF=CFCF3 (1−ba−1) 5%
3−HH−4 (10−1) 8%
3−HHB−1 (11−1) 6%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 10%
3−H2HB(F,F)−F (3−15) 9%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 5%
3−BB(F,F)XB(F,F)−F (3−85) 25%
1O1−HBBH−5 (12−1) 7%
2−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
3−HHBB(F,F)−F (4−6) 3%
3−HH2BB(F,F)−F (4−15) 4%
NI=82.4℃;Δn=0.101;η=23.1mPa・s;Δε=9.5;Vth=1.47V.
実施例18
4−HH−CF=CFCF3 (1−aa−1) 6%
2−H2H−CF=CFCF3 (1−aa−2) 6%
1O1−H2HH−CF=CFCF3 (1−ba−12) 5%
3−HH−4 (10−1) 5%
3−HH−5 (10−1) 5%
3−HH−O1 (10−1) 3%
3−HH−O3 (10−1) 3%
3−HB−O1 (10−5) 5%
3−HB−O2 (10−5) 5%
3−HB(2F,3F)−O2 (7−1) 10%
5−HB(2F,3F)−O2 (7−1) 10%
3−HHEH−3 (11) 3%
3−HHEH−5 (11) 2%
4−HHEH−3 (11) 2%
2−HHB(2F,3F)−1 (8−1) 4%
3−HHB(2F,3F)−2 (8−1) 4%
3−HHB(2F,3F)−O2 (8−1) 12%
5−HHB(2F,3F)−O2 (8−1) 10%
NI=72.8℃;Δn=0.075;η=25.9mPa・s;Δε=−2.5.
実施例19
2−HHEBH−CF=CFCF3 (1−cb−7) 2%
3−HHEBH−CF=CFCF3 (1−cb−7) 2%
4−HHEBH−CF=CFCF3 (1−cb−7) 2%
3−HHB(F,F)−F (3−3) 9%
3−H2HB(F,F)−F (3−5) 8%
4−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
5−H2HB(F,F)−F (3−15) 8%
3−HBB(F,F)−F (3−24) 21%
5−HBB(F,F)−F (3−24) 20%
3−H2BB(F,F)−F (3−27) 10%
5−HHBB(F,F)−F (4−6) 2%
5−HHEBB−F (4) 2%
3−HH2BB(F,F)−F (4−15) 2%
1O1−HBBH−4 (12−1) 2%
1O1−HBBH−5 (12−1) 2%
NI=96.8℃;Δn=0.112;η=35.3mPa・s;Δε=9.4;Vth=1.68V.
上記の実施例11において、組成物に基づいて0.25%の光学活性化合物(OP−5)を添加したところ、らせんピッチの値は63.0μmであった。

Claims (26)

  1. 下記の式(1)で表される化合物。
    Figure 2005298466
    式(1)において、Raは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−、−S−、−CO−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンまたは−CNで置き換えられてもよく;A1、A2、およびA3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、ナフタレン−2,6−ジイル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−ジイルまたは1,4−ビシクロ[2.2.2]オクチレンであり、これらの環において任意の−CH−は−O−で置き換えられてもよく、任意の−CH=は−N=で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンで置き換えられてもよく;Z1、Z2およびZ3は独立して単結合、−(CH22−、−(CF22−、−COO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−CF=CF−、−C≡C−、−(CH24−、−(CH23O−、または−O(CH23−であり;pおよびqは独立して0または1である。
  2. 請求項1記載の式(1)において、Raが炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はハロゲンで置き換えられてもよく;A1、A2、およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよい1,4−フェニレン、任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよいピリジン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;Z1、Z2およびZ3が独立して単結合、−(CH22−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−C≡C−、または−(CH24−である請求項1記載の化合物。
  3. 請求項1記載の式(1)において、A1、A2、およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、または任意の水素がハロゲンで置き換えられてもよい1,4−フェニレンである請求項2記載の化合物。
  4. 請求項1記載の式(1)において、A1、A2、およびA3が1,4−シクロヘキシレンである請求項2記載の化合物。
  5. 請求項1記載の式(1)において、pおよびqが0である請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  6. 請求項1記載の式(1)において、pが1、qが0である請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  7. 請求項1記載の式(1)において、pおよびqが1である請求項1〜4のいずれか1項記載の化合物。
  8. 下記の式(1−a)〜(1−c)のいずれか1つで表される化合物。
    Figure 2005298466
    式中、Raは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH2−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;A1、A2およびA3は独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;Z1、Z2およびZ3は独立して単結合、−(CH22−、−CH2O−、−OCH2−、−COO−、−OCO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、−C≡C−、または−(CH24−である。
  9. 請求項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3が独立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたは1,4−フェニレンである請求項8に記載の化合物。
  10. 請求項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3の少なくとも1つが2−フルオロ−1,4−フェニレンまたは2,6−ジフルオロ−1,4−フェニレンである請求項8に記載の化合物。
  11. 請求項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1、A2およびA3の少なくとも1つが2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンである請求項8に記載の化合物。
  12. 請求項8記載の式(1−a)〜(1−c)において、Z1、Z2およびZ3が独立して単結合または−(CH22−である請求項8〜11のいずれか1項に記載の化合物。
  13. 請求項8記載の式(1−a)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1が1,4−シクロヘキシレンであり;Z1が単結合である請求項8に記載の化合物。
  14. 請求項8記載の式(1−b)において、Raがアルキル、アルコキシ、アルケニル、またはアルケニルオキシであり;A1およびAが1,4−シクロヘキシレンであり;Z1およびZが単結合である請求項8に記載の化合物。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載した少なくとも1つの化合物を含有する液晶組成物。
  16. 下記の式(2)、(3)および(4)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項15記載の組成物。
    Figure 2005298466
    式中、Rは炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xはフッ素、塩素、−OCF、−OCHF、−CF、−CHF、−CHF、−OCFCHF、または−OCFCHFCFであり;環Bおよび環Dは独立して1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり、環Eは1,4−シクロヘキシレンまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZは独立して−(CH)−、−(CH)−、−COO−、−CFO−、−OCF−、−CH=CH−、または単結合であり;LおよびLは独立して水素またはフッ素である。
  17. 下記の式(5)および(6)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項15記載の組成物。
    Figure 2005298466
    式中、RおよびRは独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xは−CNまたは−C≡C−CNであり;環Gは1,4−シクロヘキシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Jは1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2、5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;環Kは1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;Zは−(CH)−、−COO−、−CFO−、−OCF−、または単結合であり;L、LおよびLは独立して水素またはフッ素であり;b、cおよびdは独立して0または1である。
  18. 下記の式(7)、(8)および(9)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項15記載の組成物。
    Figure 2005298466
    式中、RおよびR5は独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環Mおよび環Pは独立して1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンであり;ZおよびZは独立して−(CH)−、−COO−または単結合であり;LおよびLは独立して水素またはフッ素であり、LとLの少なくとも1つはフッ素である。
  19. 下記の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項15記載の組成物。
    Figure 2005298466
    式中、RおよびRは独立して炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて任意の−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えられてもよく、そして任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環Q、環Tおよび環Uは独立して1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2、5−ジイルまたは任意の水素がフッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZ10は独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH)−、−CH=CH−、または単結合である。
  20. 請求項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項16記載の組成物。
  21. 請求項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項17記載の組成物。
  22. 請求項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項18記載の組成物。
  23. 請求項17記載の式(5)および(6)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項16記載の組成物。
  24. 請求項19記載の式(10)、(11)および(12)で表される化合物の群から選択された少なくとも1つの化合物をさらに含有する請求項23記載の組成物。
  25. 少なくとも1つの光学活性化合物をさらに含有する請求項15〜24のいずれか1項記載の組成物。
  26. 請求項15〜25のいずれか1項記載の組成物を含有する液晶表示素子。



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