JP2005286064A - 荷電粒子ビーム露光装置、荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板、荷電粒子ビーム露光装置の補正方法、及び電子装置の製造方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置、荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板、荷電粒子ビーム露光装置の補正方法、及び電子装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安価に補正を行うことができる荷電粒子ビーム露光装置、荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板、荷電粒子ビーム露光装置の補正方法、及び電子機器の製造方法を提供すること。
【解決手段】 電子銃(荷電粒子の発生源)11と、偏向器17、18と、ウエハステージ(基板載置台)21と、第1マークU(i,j) p,qで構成されるチップ状の第1マーク群Si,jの一部に、第2マークV(i,j) m,nで構成されるチップ状の第2マーク群Ti,jを重ねて形成してなる基準ウエハ(基準用基板)W0の、第2マークV(i,j) m,nの位置を基準にした第1マークU(i,j) p,qの位置ずれを含む補正マップMと、偏向器17、18における偏向量を制御する偏向制御部32と、を有し、偏向制御部32が補正マップMを参照し、上記位置ずれの分だけ偏向量を補正しながら、ウエハ(基板)Wに荷電粒子を照射することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置による。
【選択図】 図5

Description

本発明は、荷電粒子ビーム露光装置、荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板、荷電粒子ビーム露光装置の補正方法、及び電子装置の製造方法に関する。
近年、LSI等の半導体装置の微細化が進むなか、次世代の微細な設計ルールに対応する有力な露光装置として、電子ビーム(EB)露光装置が注目を集めている。電子ビーム露光装置は、電界や磁界によって電子ビームを偏光し、ウエハ上のフォトレジストにパターンを描画するものであり、研究開発用の設計ツールとしてはもちろん、少量多品種生産が進むSoC(System on Chip)の生産ラインへの導入も検討されている。
その電子ビーム露光装置において、電子ビームをウエハ上の所定の位置に照射するには、ウエハを載置するステージを移動したり、電子ビームの変更量を調節したりする。しかし、実際には、ステージの歪み等によって、ウエハ上の狙った位置に正確に電子ビームを照射することはできない。そのため、電子ビーム露光装置においては、ステージの歪み等を考慮した補正量を電子ビームの偏光量に加えることにより、狙った位置に電子ビームを照射するようにする。
このような補正量を求める方法(補正方法)には幾つかある。以下に、その一例について説明する。
図1は、従来例に係るEB露光装置のウエハステージ周辺の断面図である。
ウエハステージ1はモータ2によって紙面に対して横方向に移動する。そして、光干渉計3からミラー5にレーザを当て、その反射光を光干渉計3で測定することにより、ウエハステージ1の位置が測定される。実際には、この他にも、ウエハステージ1を紙面に対して垂直に駆動するためのモータが存在するが、それについては省略する。
また、ウエハステージ1の上方には反射電子検出器4が設けられ、これにより後述の基準ウエハWsに電子ビームを照射した際に発生する反射電子が検出され、その反射電子がウエハWsのどこから発生しているかが特定される。
電子ビーム露光装置に補正を行うには、まず、このウエハステージ1上に補正用の基準ウエハWsを載置する。
図2は、従来例に係る基準ウエハWsの平面図である。これに示されるように、基準ウエハWsはチップ状の複数のマーク群Ci,jを縦横に配置してなる。そして、各マーク群Ci,jは、基準ウエハWsに形成された穴よりなる複数のマークMp,qをマトリックス状に配置してなる。なお、この記法では、(i,j)によりウエハ面内でのi行j列目のマーク群を示し、(p,q)により各マークでのp行q列目のマークを示している。
次に、図3を参照し、基準ウエハWsを用いてどのように補正をするかを説明する。
図3は、ウエハステージ1に載せた状態にある基準ウエハWsの拡大平面図である。
同図に示されるように、ウエハステージ1に歪みが無く、かつマークMp,qがウエハWsに正確にパターニングされていれば、マークMp,qは理想位置Aにある。しかし、実際には、マークMp,qをウエハWsに形成する際の誤差、例えばステッパの誤差等により、AからベクトルΔPだけ離れたBにマークMp,qは形成されている
しかも、ウエハステージ1が歪んだり、ウエハステージ1の上にゴミが付着していると、ウエハWsが伸長したり収縮するので、上記のBから更にベクトルΔQだけ離れた位置にマークMp,qが移動する。
よって、最終的には、理想位置AからベクトルΔR(=ΔP+ΔQ)だけ離れたCにマークMp,qが移動することになる。
各ベクトルのうち、誤差ベクトルΔPは、基準ウエハWsを作製する際に使用したステッパの誤差、例えばレチクルの歪み等によって発生したものであるため、基準ウエハWsと同じステッパを使用して製品ウエハにデバイスパターンを形成すれば、このデバイスパターンもΔPと同じ誤差が出る。従って、偏向量が補正されていない補正電子ビームを製品ウエハに照射し、レジストパターンを形成すると、レジストパターンとデバイスパターンとは、ステッパに関係するΔQだけ位置ずれを起こし、その位置ずれにΔPは含まれない。
従って、図4に示すように、後続の製品ウエハWをウエハステージ1に載せる前と後では、製品ウエハWでマークMp,qに相当する点Dが、ΔPとは関係無く、ΔQだけ移動することになる。
そのため、誤差ベクトルΔQを考慮せずに点Dを狙って電子ビームを照射しても、ウエハステージ1上の製品ウエハWの点Dには照射されず、点Dから−ΔQ離れた点、すなわちウエハステージ1に載せる前の製品ウエハWの点Dに照射されてしまう。
これを防ぐため、従来は、上記の誤差ベクトルΔQを求め、製品ウエハWに電子ビームを照射する際に、このΔQだけ電子ビームをさらに偏向し、ウエハステージ1上の点Dに所望に電子ビームを照射するようにしている。
ΔQは、図3に示したように、ΔR−ΔPに等しいので、ΔRとΔPを測定することにより得られる。
これらのうち、ΔRを求めるには次のようにする。まず、図1に示したように、ウエハステージ1上に基準ウエハWsを実際に載せる。そして、光干渉計3でウエハステージ1の位置を確認しつつ、モータ2でウエハステージ1を移動し、光干渉計3によって光軸がマークMp,qに一致したと推定されるところでウエハステージ1を停止する。但し、上記した理由により、ウエハステージ1の歪みやゴミなどによって、この時点で実際に光軸がマークMp,qに一致するとは限らない。このときのステージ位置をR1とする。
次いで、電子ビームを偏向せずに、光軸に沿って基準ウエハWsに照射する。このとき、光軸とマークMp,qとが本当に一致しているなら、マークMp,qからの反射電子が反射電子検出器4によって捕らえられる。しかし、上記の理由で実際にはこうならない。そこで、モータ2によってウエハステージ1を移動し、反射電子検出器4が反応するステージの位置を見つけ、このときのステージの位置をR2とする。位置R2は、マークMp,qと光軸とが本当に一致するときの、ウエハステージ1の位置である。
その後、上で求めたR1とR2を使い、R1−R2を計算すれば、その値がΔRとなる。
これに対し、ステッパの誤差等のように、ウエハステージ1に起因しない誤差ΔP(図3参照)は、基準ウエハWsを光学的な座標測定器に入れ、この座標測定器において測定される。
そして、上で測定されたΔRとΔPとを用いてΔR−ΔPを計算すれば、その値が求めたいΔQとなる。
しかしながら、ウエハステージ1に起因しない誤差ΔPを測定するのに使用される光学的な座標測定器が極めて高価なため、一つのマークMp,qを測定する際の単価も高くなり、基準ウエハWsの全面のマークを測定すると測定費用が甚大になってしまう。
本発明の目的は、補正を安価に行うことができる荷電粒子ビーム露光装置、荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板、荷電粒子ビーム露光装置の補正方法、及び電子装置の製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば,荷電粒子の発生源と、前記荷電粒子を偏向する偏向器と、
基板が載せられる基板載置台と、複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群の一部に、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群を重ねて形成してなる基準用基板を前記基板載置台上に置いた状態で、前記第2マークの位置を基準にして算出された前記第1マークの位置ずれを含む補正マップと、前記偏向器における偏向量を制御する偏向制御部と、を有し、前記偏向制御部が前記補正マップを参照し、前記位置ずれの分だけ偏向量を補正しながら、製品用基板に荷電粒子を照射することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置が提供される。
本発明によれば、第2マークの位置を基準にした前記第1マークの位置ずれの分だけ偏向量を補正する。その位置ずれは、荷電粒子ビーム露光装置に備わっている座標測定器、例えば反射電子検出器等で容易且つ正確に測定することができ、光学的な座標測定器のような高価な装置を使用する必要が無いので、補正に必要なコストが安価になる。
本発明の第2の観点によれば、複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群と、前記第1マーク群の一部に重ねて形成され、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群と、を有する荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板が提供される。
本発明の第3の観点によれば、複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群を基板に形成する工程と、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群を、前記第1マーク群の一部に重ねて基板に形成し、該基板を基準用基板とする工程と、荷電粒子ビーム露光装置の基板載置台上に前記基準用基板を載せ、前記第2マークの位置を基準にして前記第1マークの位置ずれを算出する工程と、荷電粒子ビームの偏向量の補正値として前記位置ずれを採用する工程と、を有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置の補正方法が提供される。
本発明によれば、第2マークの位置を基準にして第1マークの位置ずれを算出する工程を、高価な光学的な座標測定器を使用せずに、反射電子検出器のように荷電粒子ビーム露光装置に本来備わっている座標測定器を使用して、簡単且つ正確に行うことができ、補正に必要なコストが安価になる。
また、上記基準用基板内における第1マークの位置ずれの面内分布を観測値として採用し、基準用基板内で連続的に変化する第1未知関数、及び第1マーク群毎に繰り返す第2未知関数を、最小2乗法により求めてもよい。
このようにすると、求められた第1未知関数と第2未知関数の和により第1マークの位置ずれが近似され、第1、第2未知関数の振る舞いを見ることにより、どのような理由で位置ずれが発生しているのかが理解される。
本発明の第4の観点によれば、露光機を使用するフォトリソグラフィにより、複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群の一部と、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群とを重ねて基板に形成し、該基板を基準用基板とする工程と、荷電粒子ビーム露光装置の基板載置台上に前記基準用基板を載せる工程と、前記基準用基板を前記基板載置台上に載せた後、前記第2マークの位置を基準にして前記第1マークの位置ずれを算出する工程と、前記基板載置台上から前記基準用基板を取り除く工程と、製品用基板の上にレジストを塗布する工程と、前記レジストを塗布した後、前記製品用基板を前記基板載置台上に載せる工程と、荷電粒子ビームの偏向量の補正値として前記位置ずれを採用し、該補正値の分だけ前記偏向量を補正しながら前記レジストに荷電粒子を照射する工程と、前記レジストを現像してレジストパターンにする工程と、を有することを特徴とする電子装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、露光機を使用するフォトリソグラフィにより基準用基板を作成し、その基準用基板を使用して、第2マークの位置を基準にした第1マークの位置ずれを算出すし、製品用基板に対しては、この位置ずれの分だけ偏向量を補正する。その位置ずれには、上記の露光機や基板載置台の誤差が含まれている。従って、この補正により、上記と同じ露光機を使用して製品用基板に予め形成されていたパターンと、本方法で形成されたレジストパターンとがチップ毎に所望に重ね合わされる。同様に、本方法の後において、上記と同じ露光機を使用して形成されるパターンと、上記のレジストパターンとも所望に重ね合わされる。
上記したように、本発明によれば、基準用基板の第2マークの位置を基準にして第1マークの位置ずれを算出し、その位置ずれの分だけ偏向量を補正しながら基板に荷電粒子を照射する。この位置ずれは、荷電粒子ビーム露光装置に備わっている反射電子検出器で容易且つ正確に測定することができ、光学的な座標測定器のような高価な装置を使用する必要が無いので、補正に必要なコストが安価になる。
更に、この位置ずれの面内分布を基にして、基準用基板内で連続的に変化する第1未知関数と、第1マーク群毎に繰り返す第2未知関数とを最小2乗法により求め、これらの関数の振る舞いを見ることにより、どのような理由で位置ずれが発生しているのかが理解される。
しかも、上記の基準用基板の作成時と同じ露光機を使用するフォトリソグラフィにより製品用基板にパターンを作製するので、このパターンと、荷電粒子ビーム露光装置を使用して作製されるレジストパターンとをチップ毎に所望に重ね合わせることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る電子ビーム露光装置について説明する。
(1)電子ビーム露光装置の構成
図5は、本実施形態に係る電子ビーム露光装置(荷電粒子ビーム露光装置)の構成図である。
この露光装置は、内部が減圧可能な筐体10を備え、電子ビームEBの発生源となる電子銃11がこの筐体10の内部に設けられる。電子ビームEBは、第1電子レンズ12を通過した後、スリット板13のスリット13aによって例えば矩形状に整形され、第2、第3電子レンズ16、19によって所定の倍率でウエハW上に投影される。
ウエハW上において、電子ビームが投影される位置は、モータ22でウエハステージ(基板載置台)21を移動させたり、或いは主偏向器18や副偏向器17でビームEBを偏向させたりすることにより可変となる。
主偏向器18は、コイルで発生する静磁界で電子ビームEBを偏向させるものであり、磁界のヒステリシスにより応答速度がやや鈍いものの、偏向量を大きくとれるという利点がある。これに対し、副偏向器17は、静電界で電子ビームEBを偏向させるものであり、偏向量が小さいが、主偏向器18よりも応答速度が速いという利点がある。このような特性により、サブフィールドと呼ばれる比較的大きな領域における偏向には主偏向器18が使用され、サブフィールド内の小領域であるショット領域での偏向には副偏向器17が使用される。
また、ウエハWに電子ビームEBを照射しないとき、例えば露光前では、ブランキング電極14に電圧を印加して電子ビームEBを偏向し、電子ビームEBをアパーチャ部15に当ててウエハWに照射されないようにする。
また、ウエハステージ21はモータ22によって紙面に対して横方向に移動する。そして、光干渉計23からミラー24にレーザを照射し、その反射光を光干渉計23で測定することにより、ウエハステージ21の位置が測定される。実際には、この他にも、ウエハステージ21を紙面に対して垂直に駆動するためのモータと、この方向でのウエハステージ21の位置を測定するための光干渉計が存在するが、それについては省略する。
そして、露光装置の補正を行う場合等は、上記のようにしてウエハステージ21の位置を測定しつつ、その上方に設けられた反射電子検出器20を用いてウエハWからの反射電子を測定することで、ウエハWのどの位置に電子ビームEBが照射されているのかが測定される。
この電子ビーム露光装置は制御部30によって制御され、更にこの制御部30は、統括制御部31、偏向制御部32、電子レンズ制御部33、反射電子処理部34、ウエハステージ制御部35、記憶部36に大別される。
このうち、統括制御部31は例えばワークステーションであって、上記の各部32〜36を制御する。
偏向制御部32は、ブランキング電極14や副偏向器17への印加電圧や、主偏向器18への電流量を制御して、電子ビームEBの偏向量を所望の値にする。電子レンズ制御部33は、第1〜第3電子レンズ12、16、19への電流量を制御することにより、電子ビームEBの焦点をウエハW上に合わせたり、倍率を調整したりする。
また、反射電子処理部34は、反射電子検出器20からの電気信号を検出し、統括処理部31に通知する。そして、ウエハステージ制御部35は、モータ22を駆動することにより、ウエハステージ21を所定の位置に移動させる。
そして、記憶部36は、例えばハードディスク等よりなり、後述の補正の際に使用される補正マップMを格納する。
(2)基準ウエハとその作成方法
次に、この電子ビーム露光装置を補正する際に使用される基準ウエハとその作成方法について説明する。
図6は、その基準ウエハ(基準用基板)W0の平面図である。同図に示されるように、この基準ウエハW0には、チップ状の第1マーク群Si,jと、第2マーク群Ti,jとが、互いに半チップずれた状態で、マトリクス状に複数形成される。なお、この記法では、(i,j)によりウエハ内のi行j列目の各マーク群を示している。また、各マーク群Si,j、Ti,jは、それぞれ複数の第1マークU(i,j) p,qと第2マークV(i,j) m,nとを格子状に複数形成してなる。この記法では、第1マーク群Si,jのp行q列目の第1マークをU(i,j) p,qで表し、第2マーク群Ti,jのm行n列目の第2マークをV(i,j) m,nで表している。
各マーク群Si,j、Ti,jの配置の仕方は上記に限定されず、少なくとも第1マーク群Si,jの一部に第2マーク群Ti,jが重なるように形成しても、以下に説明するような利点を得ることができる。
図7〜図8は、この基準ウエハW0の製造方法を示す断面図である。
基準ウエハW0を形成するには、最初に、図7(a)に示すように、シリコンよりなるウエハ(基板)W1の上にポジ型のフォトレジスト40を塗布する。
次に、図7(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。まず、ステッパ(不図示)を使用し、一つの第1マーク群Si,jを投影するレチクルを用いて、ステップ・アンド・リピートにより、第1マーク群Si,jに相当する部分のフォトレジスト40を1チップづつ露光していく。これにより、フォトレジスト40には、第1マーク群Si,jを構成する第1マークU(i,j) p,qに対応する第1感光部40aが形成されることになる。
図9は、この露光が終了した後の平面図である。これに示されるように、第1マークU(i,j) p,qと同じ平面形状の第1感光部40aが、第1マーク群Si,j毎にフォトレジスト40に複数形成される。
続いて、図7(c)に示すように、上で使用したのと同じステッパとレチクルとを用い、1ショットが図7(b)におけるショットと重なるようにウエハの送り量を調整し、フォトレジスト40を露光する。これにより、第2マーク群Ti,jを構成する第2マークV(i,j) m,nに相当する部分のフォトレジスト40が感光し、第2感光部40bが形成される。
図10は、この露光が終了した後の平面図である。これに示されるように、第2マーク群Ti,jを構成する第2マークV(i,j) m,nと同じ平面形状の第2感光部40bが、各第1感光部40aの間に入り込むようにして、フォトレジスト40に複数形成される。
次に、図7(d)に示すように、フォトレジスト40を現像することにより第1、第2感光部40a、40bを除去し、残されたフォトレジスト40をレジストパターン41とする。そのレジストパターン41には、第1マークU(i,j) p,qに対応する第1窓41cと、第2マークV(i,j) m,nに対応する第2窓41dとが複数形成されることになる。
次いで、図8に示すように、レジストパターン41をマスクとして使用しながらウエハW1をドライエッチングする。これにより、第1窓41cの下のウエハW1に第1マークU(i,j) p,qが形成されると共に、第2窓41dの下のウエハW1に第2マークV(i,j) m,nが形成される。各マークU(i,j) p,q、V(i,j) m,nの深さは特に限定されないが、本実施形態では例えば100nmとする。
そして、その第1マークU(i,j) p,qによって第1マーク群Si,jが構成されると共に、第2マークV(i,j) m,nによって第2マーク群Ti,jが構成される。この後に、レジストパターン41は除去される。
以上により、第1マーク群Si,jと第2マーク群Ti,jとを備えた基準ウエハW0が作成されたことになる。
(3)補正マップの作成方法
次に、上記の基準ウエハW0を用いて、図5の電子ビーム露光装置で補正するのに必要な補正マップの作成方法について説明する。
図11(a)は、上のようにして作成された基準ウエハW0をウエハステージ21(図5参照)に載せた状態における、基準ウエハW0の拡大平面図である。特に、この図は、記述の図7(b)、(c)で使用されるステッパに誤差が無く、且つ、ウエハステージ21が歪んでもいないしその上にごみも付着していない状態を示す。
この場合は、ステッパに誤差が無いことから、各マーク群Si,j、Ti,jが基準ウエハW0上で設計通りの位置に形成される。更に、ウエハステージ21に歪みやごみが無いことから、図示のようにウエハステージ21上に基準ウエハW0を載せた状態でも、載せる前と同様に、各マーク群Si,j、Ti,jが基準ウエハW0上で設計通りの位置に存在する。
一方、図11(b)は、ステッパの誤差、例えばステップ・アンド・リピートの際のウエハの送り精度に誤差がある場合を示す平面図である。
この場合は、ステッパの誤差により、各マーク群Si,j、Ti,jが基準ウエハW0上の狙った位置に形成されない。そのため、本来なら一行に直線状に互いに並ぶはずのm行目の第2マークV(i,j) m,nとp行目の第1マークU(i,j) p,qが、図示のようにずれてしまうことになる。また、誤差の向きによっては、このように行同士がずれるのではなく、マーク群Si,j、Ti,jの列同士もずれることになる。
これと類似の現象が、ウエハステージ21に歪みやごみが存在する場合にも起こり得る。
従って、第2マークV(i,j) m,nを位置の基準として採用し、第1マークU(i,j) p,qがその第2マークV(i,j) m,nからどのくらいずれているかを測定することにより、ステッパの誤差、ウエハステージ21の歪み、及びウエハステージ21のごみを検出することができる。
そこで、本実施形態では、電子ビームEBを偏向しないで基準ウエハW0に照射し、ステージ21を移動させながら、各マークV(i,j) m,n、U(i,j) p,qのエッジ部で反射される反射電子を反射電子検出器20(図5参照)で検出する。これにより、ウエハステージ21に任意に設定された座標系において、各マークV(i,j) m,n、U(i,j) p,qの位置座標がウエハの全面にわたって特定されていく。
次いで、第2マークV(i,j) m,nの位置座標を基準として用い、第1マークU(i,j) p,qの本来の位置からのずれを示す誤差ベクトル(位置ずれ)ΔR(i,j) p,qを、ウエハの全面で算出する。その算出方法は特に限定されない。例えば、ベクトルΔR(i,j) p,q+1を算出する場合には、その両脇にある第2マークV(i,j) m,n、V(i,j) m,n+1の位置座標からそれらを結ぶ線分の中点Fを算出し、その中点をベクトルΔR(i,j) p,q+1の始点(ずれの無い第1マークU(i,j) p,q+1の仮想位置)として採用すると共に、第1マークU(i,j) p,q+1の実際の位置座標をベクトルΔR(i,j) p,q+1の終点として採用してもよい。
その後に、ウエハステージ21の各点を上記の(i,j;p,q)でラベルすると共に、その各点と、その点での上記の誤差ベクトルΔR(i,j) p,qとの対で構成される補正マップMを、図5に示した制御部30の記憶部36に格納する。
図12は、その補正マップMを模式的に表す図である。
上記したように、補正マップMを構成する誤差ベクトルΔR(i,j) p,qは、電子ビームEBからの反射電子を利用して得られるものであり、それを作製するのに従来のような光学的な座標測定器を必要としないので、補正マップMを作製するコストを従来よりも安価にすることができる。
(4)電子装置の製造方法
次に、上で作成された補正マップMを使用して、電子装置を製造する方法について説明する。
図13〜図14は、本実施形態に係る電子装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
最初に、図13(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、シリコンよりなる製品ウエハ(製品用基板)Wの上に不図示のMOSトランジスタ等を形成した後、そのトランジスタを覆う第1層間絶縁膜40として、CVD法により二酸化シリコン膜を厚さ500〜1000nm程度に形成する。次に、スパッタ法により、第1層間絶縁膜40の上にアルミニウム膜を厚さ500〜1000nm程度に形成し、それを金属膜39とする。
次に、図13(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。まず、金属膜39の上にフォトレジストを塗布した後、基準ウエハW0を作成するのに使用したステッパ、即ち図7(b)、(c)の工程で使用したのと同じステッパを使用し、そのフォトレジストを露光する。その後に、フォトレジストを現像することにより、第1レジストパターン38を形成する。
次いで、図13(c)に示すように、第1レジストパターン38をマスクとして使用しながら金属膜39をエッチングして配線パターン(第1のパターン)39aとする。この後に、第1レジストパターン38は除去される。
続いて、図13(d)に示すように、CVD法により配線パターン39aを覆う二酸化シリコン膜を形成した後、その上面を平坦化することにより、第1層間絶縁膜40上での厚さが約500〜1000nmの第2層間絶縁膜42を形成する。
その後に、この第2層間絶縁膜42の上にフォトレジスト43を塗布する。
次に、図14(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、製品ウエハWを図5のウエハステージ21に載せ、筐体10内を所定の圧力に減圧する。そして、偏向制御部32(図5参照)が記憶部36内の補正マップMを参照し、製品ウエハWの各点毎に偏向量を補正しながらフォトレジスト43への露光が行われる。例えば、位置(i,j;p,q)に電子ビームEBを露光する場合は、その位置(i,j;p,q)への偏向量に、既述の誤差ベクトルΔR(i,j) p,qに相当する偏向量を加えた分だけ電子ビームEBを偏向する。
なお、この偏向は、図5に示した主偏向器18及び副偏向器17のいずれを用いて行ってもよい。
次いで、フォトレジスト44を現像することにより、配線パターン39aの上に窓43aを備えた第2レジストパターン43bを形成する。上記のように、電子ビームEBの偏向量に補正を加えることで、窓43aと配線パターン39aとが目標通りに位置合わせされる。
そして、図14(b)に示すように、窓43aを通じて第2層間絶縁膜42をエッチングする。これにより、配線パターン40aに至る深さのホール42aを備えた第2層間絶縁膜42が形成されたことになる。この後に、第2レジストパターン3bは除去される。
この後は、ホール42aの中に導電性プラグを形成し、その上に上層の配線パターンを形成する工程を行うが、その詳細については省略する。
以上説明した本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、フォトリソグラフィにより配線パターン39aを形成する際のステッパとして、基準ウエハW0を作成するのに使用したのと同じステッパを使用する。更に、その基準ウエハW0から取得された補正マップMを参照して、電子ビームEBの偏向量を補正しながらフォトレジスト43を露光し、第2レジストパターン43bを形成する。
これによれば、上記のステッパに起因して配線パターン39aに生ずる誤差、例えばステッパでの製品ウエハWの送り誤差で生じるチップ同士の位置ずれ等が、電子ビームEBでの偏向量の補正に反映され、そのようなずれが意図的に含まれた状態で第2レジストパターン44bが形成されることになる。
従って、ステッパに起因するチップ毎の誤差が配線パターン40aにあっても、その誤差の分だけ第2レジストパターン44bもずれて形成されるので、一つのチップにおいて、配線パターン39aと第2レジストパターン43bを設計通りに重ね合わせることができるようになる。
更に、ウエハステージ21の歪みに起因する誤差も補正マップMに反映されているので、ウエハステージ21が原因で配線パターン40aと第2レジストパターン44bとが位置ずれするのも防ぐことができる。
このように、本実施形態では、基準ウエハW0の作成時と同じステッパを使用してパターニングされた層と、上記の電子ビーム露光装置を使用してパターニングされる層との位置ずれを防止しながら、各層をチップ毎に所望に重ね合わせること(Overlay)ができる。
なお、上記では、ステッパを使用して配線パターン39aを形成し、電子ビーム露光装置を使用して第2層間絶縁膜42にホール42a形成した。しかし、本実施形態はこれに限定されず、電子ビーム露光装置で金属層(第1の膜)39をパターニングして配線パターン(第1パターン)39aを形成し、ステッパで第2層間絶縁膜(第2の膜)42をパターニングしてホール42aを形成してもよい。
更に、上記では、シリコンよりなる製品ウエハWを使用して半導体装置を作製したが、半導体装置に代えて、超伝導集積回路等の電子装置に対して本実施形態を適用してもよい。
(5)誤差の成分抽出
上記した「(3)補正方法」と、それを利用した「(4)半導体装置の製造方法」では、補正マップMを構成する誤差ベクトルΔR(i,j) p,qを単に求めるに留まった。しかし、本発明では、この誤差ベクトルΔR(i,j) p,qのウエハ面内における分布を解析することで、誤差ベクトルΔR(i,j) p,qの由来を分類することができる。これについて以下に説明する。
まず最初に、図15に示すような座標系をウエハステージ21に導入する。その座標系では、ウエハステージ21内の点が(x(i,j) p,q、y(i,j) p,q)で表される。添字i,j;p.qは、誤差ベクトルΔR(i,j) p,qを定義するのに使用したのと同じであって、(i,j)はウエハ内でのチップの位置を示し、(p,q)はチップ内での点の位置を示す。従って、例えばx(i,j) p,qは、i行j列目のチップにおいて、p行q列目の点の位置を表すことになる。
更に、表現を簡略化するために、i,j;p,qのcorrective indexとして、nを使用することにする(即ち、n:=(i,j;p,q))。
そして、誤差ベクトルΔRnとそのx、y成分を次のように定義する。
ΔRn:=ΔR(i,j) p,q=(Fx(xn,yn)、Fy(xn,yn)) …(1)
既述のように、ΔRnは、ウエハステージ21に起因する成分と、ステッパの誤差に起因する成分とで構成される。このうち、前者は、ウエハステージ21の歪みや、ウエハステージ21上のゴミが理由で発生するものであるから、ウエハWの面内において連続的に変化すると考えられる。そこで、この成分(第1未知関数)を、
(fx(xn,yn)、fy(xn,yn)) …(2)
と表すことにする。
一方、ΔRnにおいて、ステッパの誤差に起因する成分、例えばチップの回転等は、チップの位置には無関係であり、全てのチップにおいて繰り返して発生する。従って、この成分は、ウエハ内でのチップの位置(即ち(i,j))には依存せず、チップ内における位置、即ち(p,q)のみに依存すると考えられる。そこで、(p,q)座標の原点を(0,0)とし、
Xn:=X(i,j) p,q:=x(i,j) p,q−x(i,j) 0,0
Yn:=Y(i,j) p,q:=y(i,j) p,q−y(i,j) 0,0
により1チップ内の局所座標系(Xn、Yn)を導入し、ステッパの誤差に起因してΔRnに発生する成分(第2未知関数)を、
(gx(Xn,Yn)、gy(Xn,Yn)) …(3)
とおく。
上記の(1)〜(3)において、(1)は、既述のように実測により求められた量である。一方、(2)及び(3)は未知関数である。
そこで、(1)を観測値とする最小2乗法により、(2)及び(3)の関数形を求めるため、次の変分を考える:
Figure 2005286064
そして、この変分が0となるような(fx、fy)と(gx、gy)を計算機により求め、最終的には
Fx(xn,yn)≒fx(xn,yn) + gx(Xn,Yn)、
Fy(xn,yn)≒fy(xn,yn) + gy(Xn,Yn)
と近似する。
これにより、誤差ベクトルΔRnが、ウエハステージ21に起因する成分である(fx、fy)と、ステッパに起因する成分である(gx、gy)とに分解されたことになる。
図16は、(fx、fy)のウエハ面内の分布の一例を示す平面図であり、例えばウエハステージ21が歪んでいる場合の分布を示す。
また、図17は、(gx、gy)のウエハ面内の分布の一例を示す平面図であり、例えばステッパのレチクルが歪んでいる場合の分布を示す。
図16、図17のように、(fx、fy)と(gx、gy)の振る舞いを見ることにより、誤差ベクトルΔRnがどのような理由で発生しているのかを理解することができ、トラブルシューティングに役立てることができる。
ところで、誤差ベクトルΔRnには、(fx、fy)及び(gx、gy)のように由来がはっきりとして再現性のある量の他に、由来が不明で再現性の無いランダムな量も含まれる。そのランダムなベクトルをΔEnとすれば、そのx、y成分Hx(xn,yn)、Hy(xn,yn)は、
Hx(xn,yn) = Fx(xn,yn)−(fx(xn,yn) + gx(Xn,Yn))、
Hx(xn,yn) = Fy(xn,yn)−(fy(xn,yn) + gy(Xn,Yn))
で表される。
本実施形態によれば、再現性の無いHx(xn,yn)、Hy(xn,yn)も上記のように抽出することができ、これに基づいてHx、Hyの由来を解析することができる。
更に、「(3)補正マップの作製方法」では、実際に測定により得られたΔR(i,j) p,qで補正マップMを構成したが、上で得られた関数値(fx(xn,yn) + gx(Xn,Yn)、fy(xn,yn) + gy(Xn,Yn))で補正マップを構成してもよい。この場合の補正マップは、例えば図18のようになる。
(6)その他の実施の形態
誤差ベクトルΔRnの求め方は上記に限定されず、以下のようにしてそれを求めてもよい。
まず、図19(a)に示すように、一つの第2マーク群、例えば第2マーク群Ti,jを基準のマークとして抽出する。
次いで、この第2マーク群Ti,jを基準にし、これに重なる四つの第1マーク群Si-1,j-1、Si-1,j、Si,j、Si,j-1、における誤差ベクトルΔR(i,j) p,qを、「(3)補正マップの作製方法」で説明した方法で測定する。
次に、図19(b)に示すように、四つの第1マーク群Si-1,j-1、Si-1,j、Si,j、Si,j-1を基準にし、これらに重なる8つの第2マーク群Ti-1,j-1、Ti-1,j、Ti-1,j+1、Ti,j+1、Ti+1,j+1、Ti+1,j、Ti+1,j-1、Ti,j-1の誤差ベクトルΔR(i,j) p,qを、上と同様にして測定する。
このような操作を全ての第1、第2チップ群を網羅するまで行う。
図20は、上記の操作を実際に行って得られた誤差ベクトルのウエハ内の分布を示す図である。但し、図示の誤差ベクトルは、「(5)誤差の成分抽出」で説明した方法により、チップ内で変化する量(gx(Xn,Yn)、gy(Xn,Yn))のみを抽出して得られたものである。
また、図21は、図20の誤差ベクトルのうち、第1マーク群Si,jの誤差ベクトルのみを抽出して得られた図であり、図22は、第2マーク群Ti,jの誤差ベクトルのみを抽出して得られた図である。
このような方法で誤差ベクトルΔRnを求めても、上記の(3)〜(5)と同様の利点を得ることができる。
図1は、従来例に係る電子ビーム露光装置のウエハステージ周辺の断面図である。 図2は、従来例に係る基準ウエハの平面図である。 図3は、ウエハステージに載せた状態の従来例に係る基準ウエハの平面図である。 図4は、従来例において、ウエハステージ上の製品ウエハが歪むことを示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電子ビーム露光装置(荷電粒子ビーム露光装置)の構成図である。 図6は、本発明の実施の形態で使用される基準ウエハの平面図である。 図7(a)〜(d)は、本発明の実施の形態で使用される基準ウエハの製造方法を工程順に示す断面図(その1)である。 図8は、本発明の実施の形態で使用される基準ウエハの製造方法を工程順に示す断面図(その2)である。 図9は、本発明の実施の形態で使用される基準ウエハの製造方法を示すための平面図(その1)である。 図10は、本発明の実施の形態で使用される基準ウエハの製造方法を示すための平面図(その2)である。 図11(a)、(b)は、ステッパの誤差やウエハステージの歪みにより、基準ウエハ上のマーク群がずれる様子を示す平面図である。 図12は、本発明の実施の形態で作製される補正マップの一例を示す図である。 図13(a)〜(d)は、本発明の実施の形態に係る電子装置の製造方法を工程順に示す断面図(その1)である。 図14(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る電子装置の製造方法を工程順に示す断面図(その2)である。 図15は、本発明の実施の形態において誤差ベクトルの成分を抽出する際に、ウエハに導入される座標系を示す平面図である。 図16は、本発明の実施の形態で測定される誤差ベクトルのうち、ウエハステージに起因する成分を示す平面図である。 図17は、本発明の実施の形態で測定される誤差ベクトルのうち、ステッパに起因する成分を示す平面図である。 図18は、本発明の実施の形態で作製される補正マップの別の例を示す図である。 図19(a)、(b)は、本発明の実施の形態において、誤差ベクトルの別の求め方を説明するための平面図である。 図20は、本発明の実施の形態において、実際に測定された誤差ベクトルのウエハ面内の分布を示す平面図である。 図21は、図20の誤差ベクトルのうち、第1マーク群の誤差ベクトルのみを抽出して得られた図である。 図22は、図20の誤差ベクトルのうち、第2マーク群の誤差ベクトルのみを抽出して得られた図である。
符号の説明
1、21…ウエハステージ、2、22…モータ、3…光干渉計、4、20…反射電子検出器、5、24…ミラー、10…筐体、11…電子銃、12…第1電子レンズ、13…スリット板、13a…スリット、14…ブランキング電極、15…アパーチャ部、16…第2電子レンズ、17…副偏向器、18…主偏向器、19…第3電子レンズ、30…制御部、31…統括制御部、32…偏向制御部、33…電子レンズ制御部、34…反射電子処理部、35…ウエハステージ制御部、36…記憶部、38…第1レジストパターン、39…金属膜、39a…配線パターン、40…フォトレジスト、40a…第1感光部、40b…第2感光部、41…レジストパターン、41c…第1窓、41d…第2窓、42…第2層間絶縁膜、43…フォトレジスト、43a…窓、43b…第2レジストパターン、Ws、W0…基準ウエハ、W1…ウエハ、W…製品ウエハ。

Claims (14)

  1. 荷電粒子の発生源と、
    前記荷電粒子を偏向する偏向器と、
    基板が載せられる基板載置台と、
    複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群の一部に、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群を重ねて形成してなる基準用基板を前記基板載置台上に置いた状態で、前記第2マークの位置を基準にして算出された前記第1マークの位置ずれを含む補正マップと、
    前記偏向器における偏向量を制御する偏向制御部と、
    を有し、
    前記偏向制御部が前記補正マップを参照し、前記位置ずれの分だけ偏向量を補正しながら、製品用基板に荷電粒子を照射することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  2. 前記補正マップは、基板載置台上の点と、該点における前記位置ずれとの対で構成されることを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  3. 前記第1、第2マークは格子状に配列され、ずれの無い前記第1マークの仮想位置として、隣り合う第2マークの中点を採用し、実測により得られた前記第1マークの位置と前記中点との差を前記位置ずれとして採用することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム露光装置。
  4. 複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群と、
    前記第1マーク群の一部に重ねて形成され、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群と、
    を有する荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板。
  5. 前記第1マークと前記第2マークは、前記基準用基板の表面に形成された穴であることを特徴とする請求項4に記載の荷電粒子ビーム露光装置の基準用基板。
  6. 複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群を基板に形成する工程と、
    複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群を、前記第1マーク群の一部に重ねて基板に形成し、該基板を基準用基板とする工程と、
    荷電粒子ビーム露光装置の基板載置台上に前記基準用基板を載せ、前記第2マークの位置を基準にして前記第1マークの位置ずれを算出する工程と、
    荷電粒子ビームの偏向量の補正値として前記位置ずれを採用する工程と、
    を有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  7. 前記第1マーク群と前記第2マーク群とを互いに半チップずらして形成することを特徴とする請求項6に記載の荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  8. 前記第1マーク及び前記第2マークは、前記基板に形成された穴よりなることを特徴とする請求項6に記載の荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  9. 前記第1マーク群と前記第2マーク群をそれぞれ複数形成すると共に、
    前記基準用基板内における前記第1マークの位置ずれの面内分布を観測値として採用し、前記基準用基板内で連続的に変化する第1未知関数、及び前記第1マーク群毎に繰り返す第2未知関数を、最小2乗法により求める工程を有することを特徴とする請求項6に記載の荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  10. 前記基板載置台上での点における前記第1未知関数と前記第2未知関数の和の値と、前記点との対で構成される補正マップを作製する工程と有することを特徴とする請求項9に記載の荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  11. 前記補正値として前記位置ずれを採用する工程は、前記補正マップを前記荷電粒子ビーム露光装置の記憶部に記憶させることにより行われることを特徴とする請求項10に記載の荷電粒子ビーム露光装置の補正方法。
  12. 露光機を使用するフォトリソグラフィにより、複数の第1マークで構成されるチップ状の第1マーク群の一部と、複数の第2マークで構成されるチップ状の第2マーク群とを重ねて基板に形成し、該基板を基準用基板とする工程と、
    荷電粒子ビーム露光装置の基板載置台上に前記基準用基板を載せる工程と、
    前記基準用基板を前記基板載置台上に載せた後、前記第2マークの位置を基準にして前記第1マークの位置ずれを算出する工程と、
    前記基板載置台上から前記基準用基板を取り除く工程と、
    製品用基板の上にレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを塗布した後、前記製品用基板を前記基板載置台上に載せる工程と、
    荷電粒子ビームの偏向量の補正値として前記位置ずれを採用し、該補正値の分だけ前記偏向量を補正しながら前記レジストに荷電粒子を照射する工程と、
    前記レジストを現像してレジストパターンにする工程と、
    を有することを特徴とする電子装置の製造方法。
  13. 前記レジストを塗布する前に、前記露光機を使用するフォトリソグラフィにより前記製品用基板の上にパターンを形成する工程と、前記パターンの上に膜を形成する工程とを有し、
    前記膜の上に前記レジストを塗布することを特徴とする請求項12に記載の電子装置の製造方法。
  14. 前記レジストを塗布する前に前記製品用基板の上に第1の膜を形成する工程を有し、前記第1の膜の上に前記レジストを塗布して、
    前記レジストパターンをマスクとして前記第1の膜をエッチングして第1パターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンを除去する工程と、
    前記第1パターンの上に第2の膜を形成する工程と、
    前記露光機を使用するフォトリソグラフィにより前記第2の膜をパターニングして第2パターンにする工程と、を有することを特徴とする請求項12に記載の電子装置の製造方法。
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