JP2005277761A - 色調整方法、カラー画像形成方法、及び、カラー画像形成装置 - Google Patents

色調整方法、カラー画像形成方法、及び、カラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 インク単色を構成する複数の基本色の出力強度を調整する場合に、その単色のインクを含む多次色を構成する複数の基本色の出力強度の調整を容易に行うこと。
【解決手段】 複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、調整値が入力された単色については、複数の基本色の出力強度を入力された調整値で調整するとともに、調整値が入力された単色と少なくとも1つの他の色材とで構成される色については、複数の基本色の出力強度を入力された調整値に基づいて調整する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、目標とする色に出力する色を合わせる色調整方法、その色調整方法を用いるカラー画像形成方法及びそのカラー画像形成方法を適用したカラー画像形成装置に関し、特に、複数の色材のそれぞれの網点画像を記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色を目標の色として再現するように複数の基本色の出力強度を変化させて色調整を行うものに関する。
近年、DTP(Desk Top Publishing)等の普及により、スキャナから入力した画像をコンピュータのソフトウエア上で画像編集、ページ面付けする作業が一般化し、フルデジタルでの編集も珍しくなくなってきている。
このような工程では、さらなる効率化を目指して、フィルムにページ編集済みの画像データを直接出力するイメージセッター出力や、印刷版に直接画像記録を行うCTP(Computer to Plate)出力、さらには、印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行うCTC(Computer to Cylinder)が行われる。
また、このような印刷工程における校正のプロセスでは、(1)作業現場内部ミスの確認、すなわち内校、(2)発注主、デザイナーへの仕上がり確認用の提出される外校、(3)印刷機の機長に対して、最終印刷物の見本として提供される印刷見本、の主として3つの用途にプルーフが作成、使用される。
このように、カラー印刷を作成する際には、原稿フィルムの段階で色校正を行うことにより、Y(イエロー)版、M(マゼンダ)版、C(シアン)版、及びBK(墨色)版に分解された各色分解網原稿フィルムを使って校正物(カラープルーフ)を作成し、本番の印刷版を作成する前に、原稿フィルムのレイアウトに間違いないか、色間違いないか、文字の誤りがないか等を検査し、印刷物の仕上がりを事前に確認するようにしていた。
この場合、校正確認の為だけに一端フィルム出力や印刷版出力を行い、印刷校正や、その他の校正材料による校正を行うことは、フィルム、印刷版のムダや余計な作業が多くなる問題がある。
その為、特に、このようなコンピュータによるフルデジタルの画像作成、編集を行う工程では、DDCP(Direct Digital Color Proof)ないしはDCP(Digital Color Proof)と呼ばれる直接カラー画像出力を行うシステムが求められている。
このようなDDCPは、コンピュータ上で加工されたデジタル画像データからイメージセッターなどで製版用フィルム上に記録したり、CTPで直接印刷版を作成する最終的な印刷作業を行ったり、CTCで印刷機のシリンダー上に巻かれた印刷版に直接画像記録を行ったりなどする前に、コンピュータ上で加工されたデジタル画像が示す出力対象を再現するカラープルーフを作成し、その絵柄、色調、文章文字等の確認を行うものである。
また、カラープルーフを作成するものとして、各色分解網原稿の網点画像データに基づいて、銀塩カラー感光材料に、例えば、R、G、B等の波長の異なる複数の光からなる光点を露光して、3つの基本色Y、M、Cの各ドットを発色させることで網点画像を再現してカラープルーフを作成するカラープルーフ作成装置がある。またその中に、印刷機の1次色(インキ(色材)単色)、インキを刷り重ねて得られる多次色(インキを重ね合わせた色)及び印刷用紙の地色を再現するように、予め1次色、多次色及び白の各々についての3つの基本色の出力強度の組み合わせを設定し、その設定に基づいて出力するタイプのDDCPがある(例えば、特許文献1。)。
特開2003−149796号公報(段落〔0119〕−〔0168〕、第3図〜第5図)
しかしながら、目標となる印刷機の印刷条件の変化等により、カラープルーフ作成装置の出力する色を調整しなくてはならない場合には、作業者がそのインキ単色の網点画線部の色を構成する複数の基本色の出力強度を手動で更新していた。また、その場合にはその単色のインキを含む多次色についても基本色の出力強度を更新する必要があった。さらに、更新後、再度カラープルーフ作成装置から出力して色の確認を行い、再度上述のような更新を行う場合もある。このように、カラーチャンネルテーブルの更新作業は、繁雑なもので多大な時間と労力を要する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インキ単色を構成する複数の基本色の出力強度を調整する場合に、その単色のインキを含む多次色を構成する複数の基本色の出力強度の調整を容易に行うことが可能な色調整方法、また、その色調整方法を用いるカラー画像形成方法、及び、そのカラー画像形成方法を適用したカラー画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の基本色の出力強度を変化させて、記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる色を再現するための色調整方法であって、前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記入力された調整値で調整するとともに、前記調整値が入力された単色と少なくとも1つの他の色材とで構成される色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記入力された調整値に基づいて調整することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、前記調整値が入力された単色と少なくとも1つの他の色材とで構成される色を構成する前記複数の基本色の出力強度の調整は、当該色を構成する色材の刷り重ね順と、当該色を構成する色材についての透明度を示す数値または色材が乗る状態を示す数値とに基づいて調整係数を求め、前記調整値と前記調整係数とを用いることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、前記調整係数は、前記調整値が入力された単色の色材が他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値とし、更に前記調整値が入力された単色の色材の上に他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値と前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材の前記透明度との積とし、前記調整値が入力された単色の色材が前記記録媒体直上に刷られる場合には、前記調整値が入力された単色の色材の上に刷り重ねられる色材の透明度とすることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、前記透明度は、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材が複数の場合には、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる複数の色材の各透明度の積とすることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材のそれぞれの網点画像を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色と複数の基本色の出力強度の組み合わせとの対応関係を示すカラーチャンネルテーブルに基づいて前記複数の基本色の出力強度を変化させて前記網点画線部の色を再現しつつカラー画像を形成するカラー画像形成方法であって、前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記カラーチャンネルテーブルの前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値を用いて更新するとともに、前記カラーチャンネルテーブルから、前記調整値が入力された単色の色材と少なくとも1つの他の色材で構成される網点画線部の色を抽出し、前記カラーチャンネルテーブルの前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値に基づいて更新する段階と、前記カラー画像を形成する際に、前記更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて、前記複数の基本色の出力強度を変化させるように制御する段階と、を含むことを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度の更新は、前記抽出された網点画線部の色を構成する色材の刷り重ね順と、当該色を構成する色材についての透明度を示す数値または色材が乗る状態を示す数値とに基づいて調整係数を求め、前記調整値と前記調整係数とを用いて演算して出力強度を求め、その出力強度で更新することを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、前記調整係数は、前記調整値が入力された単色の色材が他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値とし、更に前記調整値が入力された単色の色材の上に他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値と前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材の前記透明度との積とし、前記調整値が入力された単色の色材が前記記録媒体直上に刷られる場合には、前記調整値が入力された単色の色材の上に刷り重ねられる色材の透明度とすることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、前記透明度は、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材が複数の場合には、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる複数の色材の各透明度の積とすることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材のそれぞれの網点画像を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色と複数の基本色の出力強度の組み合わせとの対応関係を示すカラーチャンネルテーブルに基づいて前記複数の基本色の出力強度を変化させて前記網点画線部の色を再現しつつカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記カラーチャンネルテーブルの前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値を用いて更新するとともに、前記カラーチャンネルテーブルから、前記調整値が入力された単色の色材と少なくとも1つの他の色材で構成される網点画線部の色を抽出し、前記カラーチャンネルテーブルの前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値に基づいて更新する更新手段と、前記カラー画像を形成する際に、前記更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて、前記複数の基本色の出力強度を変化させるように制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項1記載の色調整方法によれば、単色についての調整値を入力することにより、単色についての基本色の出力強度をその調整値で調整するとともに、その単色を含む多次色の出力強度の調整値をわざわざ入力することなく、単色の出力強度の調整値に基づいて多次色についての基本色の出力強度を自動的に調整することができる。
請求項2記載の色調整方法によれば、調整値が入力された単色を含む多次色の色材の刷り重ね順と各色材に設定された透明度を示す数値、色材が乗る状態を示す数値に基づいてそれぞれの多次色について調整係数を求め、調整値が入力された単色の調整値と求めた調整係数を用いて、多次色の基本色の出力強度を調整することができる。
請求項3記載の色調整方法によれば、調整係数を色材毎に設定された透明度を示す数値、色材が乗る状態を示す数値から容易に求めることができる。
請求項4記載の色調整方法によれば、調整値が入力された単色の上に複数の色材が刷り重ねられる場合に、調整係数を容易に求めることができる。
請求項5記載のカラー画像形成方法によれば、カラーチャンネルテーブルの単色を構成する基本色の出力強度を更新する場合に、その単色を含む多次色の出力強度をわざわざ入力することなく、単色の出力強度の調整値に基づいて自動的に更新することができ、カラーチャンネルテーブルの更新が容易で、その更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて基本色の出力強度を変化させるので、網点画線部の色を再現したカラー画像を形成することができる。
請求項6記載のカラー画像形成方法によれば、調整値が入力された単色を含む多次色の色材の刷り重ね順と各色材に設定された透明度を示す数値、色材が乗る状態を示す数値に基づいてそれぞれの多次色について調整係数を求め、調整値が入力された単色の調整値と求めた調整係数を用いて、多次色の基本色の出力強度を更新することができる。
請求項7記載のカラー画像形成方法によれば、調整係数を色材毎に設定された透明度を示す数値、色材が乗る状態を示す数値から容易に求めることができる。
請求項8記載のカラー画像形成方法によれば、調整値が入力された単色の上に複数の色材が刷り重ねられる場合に、調整係数を容易に求めることができる。
請求項9記載のカラー画像形成装置によれば、カラーチャンネルテーブルの単色を構成する基本色の出力強度を更新する場合に、その単色を含む多次色の出力強度をわざわざ入力することなく、単色の出力強度の調整値に基づいて自動的に更新することができ、カラーチャンネルテーブルの更新が容易で、その更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて基本色の出力強度を変化させるので、網点画線部の色を再現したカラー画像を形成することができる。
本発明は、複数のインキ(色材)のそれぞれの網点画像を印刷用紙(記録媒体)上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色を目標の色として再現する場合に、印刷用紙及び網点画線部の色と複数の基本色の出力強度との対応関係を示すカラーチャンネルテーブル(後述)に基づいて複数の基本色の出力強度を変化させて行うものに関する。
また、以下に示すL*a*b*表色系の値とは、色を表す表色系の値の1つであり、L*軸、a*軸、b*軸の3次元空間で色を表すもので、a*b*平面により色あい及び彩度が表され、L*はa*b*平面に直交し明度を表す色特性の値である。また、L*a*b*表色系の値は、人間の眼の感度に相当するものとしてCIE(Commission Internationale de l’Eclairage;国際照明委員会)で定められたx−bar,y−bar、z−barの分光特性(所定の分光特性)で光量を積算して求めたXYZ表色系の値に基づくものである。
以下、本発明を説明するにあたり、一例としてカラープルーフ作成装置(カラー画像形成装置)に適用した実施の形態を示し、図面を参照して具体的に説明する。
(カラープルーフ作成装置の制御構成)
まず、本実施の形態のカラープルーフ作成装置は、印刷機で複数のインキ、例として本実施の形態ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及び、K(ブラック)の4色のインキ、それぞれのインキの網点画像を刷り重ねして得られる網点画線部の色を目標の色とし、その目標とする色をカラープルーフ作成装置における複数の基本色(例として本実施の形態ではY、M、C。また、以下「C、M、Y」、「YMC」、「CMY」と順序などを変えて記す場合もある。)の出力強度を変化させて再現しつつカラー画像を出力するものであり、本発明の色調整方法を適用して好適なものである。また、特にインキが顔料を含む場合に好適に作用するものである。
図1にカラープルーフ作成装置の機能ブロック図を示す。図1に示すように、本実施の形態のカラープルーフ作成装置は、制御部1、カラーチャンネル演算手段2、色テーブル3、参照テーブル4、カラーチャンネルテーブル5、画像記録部6、入力手段7、及び、係数テーブル8で構成される。さらに、各部の詳細を以下に述べる。
色テーブル3は、印刷機で例えば印刷用紙にC,M,Y,Kの各色のインキを用いて印刷した1次色、2次色、3次色、4次色(以下、まとめてCMYK1/2/3/4次色と記す場合もある。また、詳細は後述する。)、及び、印刷用紙の地色のL*a*b*表色系の値を、図4に示すような構成で格納している。また、図4には上述のCMYK1/2/3/4次色及び印刷用紙の地色(図中では、W(白)として表示)のL*a*b*表色系の値の一例を示す。
ここで、CMYK1/2/3/4次色について説明する。1次色とはCMYKインキの単色、2次色とはCMYKインキ内の2つを組み合わせた色、3次色とはCMYKインキの内の3つを組み合わせた色、4次色とはCMYKインキの4つを組み合わせた色で、1次色は、C、M、Y、K、2次色は、R(MY)、G(CY)、B(CM)、KC、KM、KY、3次色は、CMY、KR(KMY)、KG(KCY)、KB(KCM)、4次色は、KCMYで、計15色となる。図2に印刷される各色とインキ(●印で表記)の対応関係を示す。また、インキの刷り重ね順は、図2で左側のインキから順に、すなわち、K→C→M→Yの順で刷られるものとする。
係数テーブル8は、格納手段であり、各インキ毎の透明度T及びトラッピング率TRを例えば図3に示すような構成で格納する。透明度Tとは、インキの透明度を示す数値で、インキを刷り重ねた場合に、下側となる色の分光濃度を補正するための係数である。また、トラッピング率TRとは、インキが乗りやすいか乗りにくいか、言い換えれば、インキが乗る状態を示す数値で、上側となる色の分光濃度を補正するための係数である。また、以下では、トラッピング率TRは、各インキに設定され、設定されたインキが他のインキの上に乗る状態を示す数値とする。
また、インキが完全に透明ならば、透明度Tは「1」であり、完全に不透明ならば、透明度Tは「0」であるから、透明度Tは、0から1の間の定数である。また、トラッピング率TRは、印刷用紙に対する値を1とすれば、一般的に印刷用紙に比べ、他のインキに対するのりは落ちるものであるから、トラッピング率TRは、0から1の間の定数でインキにより異なる。
参照テーブル4は、画像記録部6における出力特性としてL*a*b*表色系の値に対応する各基本色の出力強度の組み合わせとの相関関係を定義したL*a*b*→CMY LUTを格納している。このL*a*b*→CMY LUTは、本出願人による特願2003−064629号の明細書に記載されているように、画像記録部6(後述)のC,M,Yの出力強度を最小値0から最大値までの間で等分割してそれぞれの出力を組み合わせた複数のカラー画像を配置したカラーチャートを出力し、その複数のカラー画像のL*a*b*表色系の値を測色し、そのときのC,M,Yの出力強度の組み合わせとL*a*b*表色系の値とからCMY→L*a*b* LUTを作成し、そのCMY→L*a*b* LUTを用いてL*(0〜100)、a*、(−127〜128)、b*(−127〜128)を等分割したそれぞれの組み合わせに対するC,M,Yの出力強度の組み合わせを収束演算処理で求めることができる。
また、色テーブル3、参照テーブル4及び係数テーブル8は、例えば、カラープルーフ作成装置の内部に備えられたHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段に当初から組み込まれているものでもよい。
入力手段7は、表示手段と操作手段を備え、表示手段の表示画面に画面情報に基づいて表示を行い、その表示と操作手段とを用いて各種入力を行うためのもので、例えば、操作の受付けを行うタッチパネルからなる操作手段とパターンや文字の表示を行うLCD(liquid crystal display)からなる表示手段とが重ねて配置されてなり、LCDに表示されている位置でタッチパネルを押して操作、入力するようになされているものなどである。また、入力手段7は、例えば、印刷に使用されるインキや印刷用紙を指定して、カラープルーフの作成の指示を入力や、カラーチャンネルテーブル5の更新に関する入力を行うためのものである。
カラーチャンネル演算手段2は、色テーブル3に格納されているL*a*b*表色系の値と参照テーブル4に格納されているL*a*b*→CMY LUTとに基づいてカラーチャンネルを生成する生成手段としての機能を有する。例えば、本出願人による特願2003−064629号の明細書に記載されているように、L*a*b*→CMY LUTの入力点のL*a*b*で色テーブル3に格納されているL*a*b*表色系の値のL*a*b*各値の近傍のL*2点(L1、L2)、a*2点(a1、a2)、b*2点(b1、b2)を組み合わせた8点についてのC,M,Yの出力強度と、L*a*b*表色系の値のL*a*b*各値の各入力点との距離とから、格納されているL*a*b*表色系の値に対するC,M,Yの出力強度の組み合わせを求めることができる。また、入力手段7からの入力を受けてカラーチャンネルテーブル5の更新を行う更新手段としての機能を有する(更新に関する詳細は後述)。
また、本実施の形態では、参照テーブル4としてL*a*b*→CMY LUTを格納するように説明したが、参照テーブル4として各基本色の出力強度の組み合わせに対応するL*a*b*表色系の値との相関関係を定義したCMY→L*a*b* LUTを格納しておいてもよい。その場合には、L*a*b*表色系の値を出力するためのCMYの出力強度の組み合わせを求める際に、CMY→L*a*b* LUTからL*a*b*→CMY LUTを求めればよい。従って、本発明の「参照テーブル」としては、L*a*b*→CMY LUTやCMY→L*a*b* LUTなど、複数の基本色の出力強度とL*a*b*表色系の値との間の対応関係を示すものであればよい。
カラーチャンネルテーブル5は、上述のCMYK1/2/3/4次色、及び、印刷用紙の地色に対応する画像記録部6でのCMYの出力強度の組み合わせを図5に示すような構成で格納する。また、図5には上述のCMYK1/2/3/4次色及び白地(図中では、W(白)として表示)の出力強度の一例をYの出力強度を最小値0から最大値140、M,Cの出力強度を最小値0から最大値160として示した。
画像記録部6は、赤色(R)光により感光材料のマゼンタ発色層(M層)を感光させ、緑色(G)光により感光材料のシアン発色層(C層)を感光させ、青色(B)光により感光材料のイエロー発色層(Y層)を感光させ、現像処理を行い、基本色であるY、M、Cを顕在化して出力させ,カラー画像を形成する。この赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光による感光は、点順次に画素毎にこれらの色の光を同時に照射して行う。
制御部1は、各部の制御を行う機能を有すると共に、本発明の制御手段としての機能を有し、画像データからC,M,Y,K,特色の各インキ毎に分版された網点画像データに基づいて、画像記憶部4での各画素が出力すべき色が、上述のCMYK1/2/3/4次色、または、印刷用紙の地色のいずれであるかを求め、カラーチャンネルテーブル5を参照してCMYの出力強度の組み合わせを求め、画像記録部6で基本色であるY、M、Cの出力強度を変化させて出力するように、カラーチャンネルテーブル5から求めたY、M、Cの出力強度データを、B、R、Gの露光出力強度データに変換し、画像記録部6の各色の光の強度を変化させるように制御する。このような機能を実現するために図示しないCPUと、全体の制御を行うためのプログラム、Y、M、Cの出力強度を変化させるプログラム、及び、各プログラムを実行するときに必要な各種データを記憶すると共に、各プログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリ(図示せず)、を含んで構成される。
そして、カラープルーフ作成装置は、基本色Y、M、Cの出力強度を変化させることにより、印刷機でC,M,Y,Kの各インキの網点画像を刷り重ねて作成される色を再現してカラープルーフを作成する。具体的には、制御部1は、カラーチャンネルテーブル5を参照し、画像データに基づいて複数の基本色の出力強度を変化させるように画像記録部6を制御し、画像記録部6はその制御に従って画像形成を行う。
(カラーチャンネルテーブル更新)
図6は、本発明のカラーチャンネルテーブル更新の手順を示すフローチャートであり、図6を用いてカラーチャンネルテーブル更新の手順について説明する。以下、各ステップを、例えば図6ステップS11であれば省略してS11と記すことにする。他のステップも同様である。
まず、作業者は、印刷機のインキ単色を再現した色を変更する場合、入力手段7の操作手段を操作して(S11)、その操作を受けて、制御部1は、入力手段7の表示手段に再設定画面70を表示する(S12)。
ここで、図7を用いて、再設定画面70の説明をする。再設定画面70には、図7に示すように、色選択表示欄71、出力強度表示領域72、及び、同時調整ソフトキー77で構成される。
色選択表示欄71は、ドロップダウンメニューにインキの各単色を選択可能に表示するもので、その中から、カラーチャンネルテーブル5の出力強度の更新を所望する単色を選択するためのものである。
出力強度表示領域72は、色選択表示欄71で選択された単色の出力強度についての表示をし、出力強度表示領域72には、出力強度表示欄73、再設定出力強度表示欄74、調整値表示欄75、及び、調整値入力ソフトキー群76が表示される。出力強度表示欄73には、カラーチャンネルテーブル5に既に設定されている出力強度が表示される。調整値入力ソフトキー群76は、「▲」キー及び「▼」キーを操作して基本色の出力強度の調整値を入力することができる。調整値表示欄75には、調整値入力ソフトキー群76の操作と連動して調整値が表示される。また、その調整値により更新される出力強度が再設定出力強度表示欄74に表示される。また、図7では、Cを選択してCについての調整値する入力する例を示した。
同時調整ソフトキー77は、出力強度表示領域72で調整値を入力した後に押下することにより、選択された単色の更新と同時にその単色を含む多次色(CMYK2/3/4次色)についての複数の基本色の出力強度を入力された調整値に基づいて更新する指示を入力するためのキーである。
この再設定画面70を用いて、作業者は、出力強度の更新を所望する色の選択と所望の調整値を入力し、同時調整ソフトキー77を押下して更新するための指示を行う。制御部1は、単色の調整値と更新の指示を受けて、その調整値に基づいて更新するようにカラーチャンネル演算手段2を制御する(S13)。
カラーチャンネル演算手段2は、まず、選択され調整値が入力された単色の出力強度を入力された調整値を用いて更新する(S14)。ここで更新される出力強度は、再設定画面70の再設定出力強度表示欄74に表示されているが、例えば、Cが選択され、その調整値が入力された場合を例に詳細に説明する。
Cの出力強度の組み合わせが(Y、M、C)で、入力された調整値が(Dy、Dm、Dc)であれば、更新後の出力強度の組み合わせ(Y´、M´、C´)は、各出力強度を調整値で調整して(Y+Dy、M+Dm、C+Dc)となる。具体的には、図7に示したように、Cについての調整値(Dy、Dm、Dc)が、(−5、+5、0)で、カラーチャンネルテーブル5に格納されている出力強度の組み合わせ(Y、M、C)が、(8、22、95)であれば、更新後のCの出力強度の組み合わせ(Y´、M´、C´)は、各出力強度を調整値で調整して(3、27、95)となり、カラーチャンネルテーブル5に格納して更新する。
次に、カラーチャンネル演算手段2は、選択され調整値が入力された単色を含む多次色を抽出し、抽出した多次色の出力強度を、インキ構成と刷り重ね順に基づいてそれぞれの多次色について調整係数aを求め、入力された調整値を調整係数aで調整した値を用いて更新する(S15)。つまり、調整値(Dy、Dm、Dc)を調整係数aで(Dy×a、Dm×a、Dc×a)と調整して、更新後の出力強度の組み合わせ(Y´、M´、C´)は、各出力強度を調整値と調整係数aを用いて調整して(Y+Dy×a、M+Dm×a、C+Dc×a)として更新する。
多次色の出力強度の更新について、Cが選択されその調整値が入力された場合を例に説明する。まず、選択され調整値が入力された単色Cを含む多次色を抽出する。Cが含まれる多次色は、G(CY)、B(CM)、KC、CMY、KG(KCY)、KB(KCM)、KCMYの7色である。この7色についてそれぞれの調整係数aを以下のように求める。ここで、刷り重ね順は図2の説明で述べたように、K→C→M→Yの順で刷られるものとする。また、以下の説明で、K、C、M、Yの透明度TをそれぞれTk、Tc、Tm、Ty、トラッピング率TRをそれぞれTRk、TRc、TRm、及びTRyとして記す。
〔調整係数a〕
G(CY)の調整係数a:Cは印刷用紙上に印刷されるので乗る量は単色と同じで、C→Yの刷り重ね順なのでCの濃度がYの透明度で減量される。したがって、調整値をYの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=Ty、係数テーブル8を参照して、a=0.7
となる。
B(CM)の調整係数a:Cは印刷用紙上に印刷されるので乗る量は単色と同じで、C→Mの刷り重ね順なのでCの濃度がMの透明度で減量される。したがって、調整値をMの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=Tm、係数テーブル8を参照して、a=0.6
となる。
CMYの調整係数a:Cは印刷用紙上に印刷されるので乗る量は単色と同じで、C→M→Yの刷り重ね順なのでCがMの透明度で減量され、さらにYの透明度で減量される。したがって、調整値をM及びYの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=Tm×Ty、係数テーブル8を参照して、a=0.6×0.7=0.42
となる。
KCの調整係数a:K→Cの刷り重ね順なので、Kの上にCが乗る量は、Cのトラッピング率に従う。したがって、調整値をCのトラッピング率で調整する必要があるので、調整係数aは、
a=TRc、係数テーブル8を参照して、a=0.7
となる。
KG(KCY)の調整係数a:K→C→Yの刷り重ね順なので、Kの上にCが乗る量は、Cのトラッピング率に従い、さらにYの透明度で減量される。したがって、調整値をCのトラッピング率で調整し、さらにYの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=TRc×Ty、係数テーブル8を参照して、a=0.7×0.7=0.49
となる。
KB(KCM)の調整係数a:K→C→Mの刷り重ね順なので、Kの上にCが乗る量は、Cのトラッピング率に従い、さらにMの透明度で減量される、したがって、調整値をCのトラッピング率で調整し、さらにMの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=TRc×Tm、係数テーブル8を参照して、a=0.7×0.6=0.42
となる。
KCMYの調整係数a:K→C→M→Yの刷り重ね順なので、Kの上にCが乗る量は、Cのトラッピング率に従い、さらにMとYの透明度で減量される。したがって、調整値をCのトラッピング率で調整し、さらにMとYの透明度で減量する必要があるので、調整係数aは、
a=TRc×Tm×Ty、
係数テーブル8を参照して、a=0.7×0.7×0.6=0.29
となる。
そして、更新後の出力強度の組み合わせ(Y´、M´、C´)は、各出力強度を調整値と調整係数aを用いて調整して(Y+Dy×a、M+Dm×a、C+Dc×a)により、
G(CY) :(66、28、88)、
B(CM) :(26、73、92)、
CMY :(60、74、90)
KC :(65、79、94)
KG(KCY):(78、78、100)
KB(KCM):(72、90、96)
KCMY :(79、88、100)
となり、カラーチャンネルテーブル5に格納し更新する。更新されたカラーチャンネルテーブル5を図8に示す。そして、カラープルーフ作成装置は、この更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて基本色Y、M、Cの出力強度を変化させつつカラープルーフを作成するので、作成したカラープルーフにおいて所望の単色及びその単色を含む多次色を再現することができる。
ここで、本実施の形態では、トラッピング率TRを、各インキに設定し、設定されたインキが他のインキの上に乗る状態を示す数値としたので、例えばKCの刷り重ねにおいては、Cの乗る量はCについて設定したトラッピング率TRcに従い、上記演算では、Cについて設定したトラッピング率TRcを用いたが、トラッピング率TRを、同様に各インキに設定し、設定されたインキに他のインキが上に乗る状態を示す数値とする場合には、Kについて設定したトラッピング率TRkを用いることになる。何故ならば、Cの乗る量はCの下側のインキKについて設定したトラッピング率TRkに従うからである。
また、上記説明は、C一色について更新する場合を例に示したが、Cに加え、例えばMについても更新する場合には、同様に調整係数a´を求めてMについての調整値を調整した値をさらに加算すればよい。また、特に上述の4色インキに限らず更に特色インキを用いる場合にも同様にカラーチャンネルテーブルの更新を行うことができる。
上述のカラーチャンネルテーブル更新の手順によれば、インキ単色について調整値を入力し基本色の出力強度を更新する場合に、その単色を含む多次色の基本色の出力強度をわざわざ調整値入力することなく、単色の出力強度の調整値に基づいて自動的に更新することができ、カラーチャンネルテーブルの更新が容易である。また、インキ構成と刷り重ね順に基づいてそれぞれの多次色について調整係数aを求め、その調整係数aで調整値を調整し出力強度を求めるので、多次色の出力強度を精度よく更新できる。また、調整係数aをインキ毎に設定された透明度、トラッピング率から容易に求めることができる。
また、上述のカラーチャンネルテーブル更新をPC(Personal Computer)等の情報処理装置を用いて行い、そのカラーチャンネルテーブルをフロッピー(登録商標)ディスク等の媒体を介してカラープルーフ作成装置が取得し、カラー画像の形成に用いるようにすることも可能である。
また、PC等の情報処理装置とカラープルーフ作成装置とからなる画像出力システムにおいて、上述のカラーチャンネルテーブルを生成する生成手段としての機能、カラーチャンネルテーブル更新の入力を行うための入力手段としての機能、及び、カラーチャンネルテーブルを更新する更新手段としての機能をPC等の情報処理装置に備え、生成または更新したカラーチャンネルテーブルをインターフェイスを介してカラープルーフ作成装置が取得し、カラー画像の形成に用いるようにすることも可能である。
本発明に係るカラープルーフ作成装置の構成を示す機能ブロック図である。 印刷される各色とインキの対応関係を示す図である。 本実施の形態の係数テーブルの構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態の色テーブルの構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態のカラーチャンネルテーブルの構成の一例を示す説明図である。 本発明のカラーチャンネルテーブル更新の手順を示すフローチャートである。 カラーチャンネルテーブル更新の入力をするための表示画面の一例を示す図である。 更新されたカラーチャンネルテーブルの構成の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 制御部
2 カラーチャンネル演算手段
3 色テーブル
4 参照テーブル
5 カラーチャンネルテーブル
6 画像記録部
7 入力手段
8 係数テーブル

Claims (9)

  1. 複数の基本色の出力強度を変化させて、記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる色を再現するための色調整方法であって、
    前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記入力された調整値で調整するとともに、前記調整値が入力された単色と少なくとも1つの他の色材とで構成される色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記入力された調整値に基づいて調整することを特徴とする色調整方法。
  2. 前記調整値が入力された単色と少なくとも1つの他の色材とで構成される色を構成する前記複数の基本色の出力強度の調整は、当該色を構成する色材の刷り重ね順と、当該色を構成する色材についての透明度を示す数値または色材が乗る状態を示す数値とに基づいて調整係数を求め、前記調整値と前記調整係数とを用いる請求項1に記載の色調整方法。
  3. 前記調整係数は、前記調整値が入力された単色の色材が他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値とし、更に前記調整値が入力された単色の色材の上に他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値と前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材の前記透明度との積とし、前記調整値が入力された単色の色材が前記記録媒体直上に刷られる場合には、前記調整値が入力された単色の色材の上に刷り重ねられる色材の透明度とする請求項2に記載の色調整方法。
  4. 前記透明度は、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材が複数の場合には、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる複数の色材の各透明度の積とする請求項3に記載の色調整方法。
  5. 記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材のそれぞれの網点画像を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色と複数の基本色の出力強度の組み合わせとの対応関係を示すカラーチャンネルテーブルに基づいて前記複数の基本色の出力強度を変化させて前記網点画線部の色を再現しつつカラー画像を形成するカラー画像形成方法であって、
    前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記カラーチャンネルテーブルの前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値を用いて更新するとともに、前記カラーチャンネルテーブルから、前記調整値が入力された単色の色材と少なくとも1つの他の色材で構成される網点画線部の色を抽出し、前記カラーチャンネルテーブルの前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値に基づいて更新する段階と、
    前記カラー画像を形成する際に、前記更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて、前記複数の基本色の出力強度を変化させるように制御する段階と、を含むことを特徴とするカラー画像形成方法。
  6. 前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度の更新は、前記抽出された網点画線部の色を構成する色材の刷り重ね順と、当該色を構成する色材についての透明度を示す数値または色材が乗る状態を示す数値とに基づいて調整係数を求め、前記調整値と前記調整係数とを用いて演算して出力強度を求め、その出力強度で更新する請求項5に記載のカラー画像形成方法。
  7. 前記調整係数は、前記調整値が入力された単色の色材が他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値とし、更に前記調整値が入力された単色の色材の上に他の色材上に刷り重ねられる場合には、前記調整値が入力された単色の色材が乗る状態を示す数値と前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材の前記透明度との積とし、前記調整値が入力された単色の色材が前記記録媒体直上に刷られる場合には、前記調整値が入力された単色の色材の上に刷り重ねられる色材の透明度とする請求項6に記載のカラー画像形成方法。
  8. 前記透明度は、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる色材が複数の場合には、前記調整値が入力された単色の色材に刷り重ねられる複数の色材の各透明度の積とする請求項7に記載のカラー画像形成方法。
  9. 記録媒体の色及び顔料を含む複数の色材のそれぞれの網点画像を前記記録媒体上に刷り重ねて印刷して得られる網点画線部の色と複数の基本色の出力強度の組み合わせとの対応関係を示すカラーチャンネルテーブルに基づいて前記複数の基本色の出力強度を変化させて前記網点画線部の色を再現しつつカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、
    前記複数の色材のそれぞれを印刷して得られるそれぞれの単色の中の少なくともいずれか1つについての所望の調整値の入力を受けて、前記カラーチャンネルテーブルの前記調整値が入力された単色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値を用いて更新するとともに、前記カラーチャンネルテーブルから、前記調整値が入力された単色の色材と少なくとも1つの他の色材で構成される網点画線部の色を抽出し、前記カラーチャンネルテーブルの前記抽出された網点画線部の色を構成する前記複数の基本色の出力強度を前記調整値に基づいて更新する更新手段と、
    前記カラー画像を形成する際に、前記更新されたカラーチャンネルテーブルに基づいて、前記複数の基本色の出力強度を変化させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。

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