JP2005276989A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅のばらつきを抑制する。
【解決手段】 電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、
非晶質シリコン膜を形成し、その上に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)を形成してから、熱処理して非晶質シリコン膜を結晶化させる。また、多結晶シリコン膜(1層目)を形成し、その上に低温で非晶質シリコン膜(2層目)を形成し、その上に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)を形成してから、熱処理して非晶質シリコン膜を結晶化させる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、電界効果トランジスタを有する半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
半導体装置に搭載される電界効果トランジスタとして、例えばMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)と呼称される絶縁ゲート型電界効果トランジスタが知られている。このMISFETは、高集積化し易いという特徴を持っていることから、集積回路を構成するトランジスタ素子として広く用いられている。
MISFETは、nチャネル導電型及びpチャネル導電型を問わず、一般的に、チャネル形成領域、ゲート絶縁膜、ゲート電極、ソース領域及びドレイン領域等を有する構成になっている。ゲート絶縁膜は、半導体基板の主面(素子形成面,回路形成面)の素子形成領域に設けられ、例えば酸化シリコン膜で形成されている。ゲート電極は、半導体基板の主面の素子形成領域上にゲート絶縁膜を介在して設けられ、例えば抵抗値を低減する不純物が導入された多結晶シリコン膜で形成されている。チャネル形成領域は、ゲート電極と対向する半導体基板の領域(ゲート電極直下の領域)に設けられている。ソース領域及びドレイン領域は、チャネル形成領域のチャネル長方向における両側にチャネル形成領域を挟むようにして設けられた一対の半導体領域(不純物拡散領域)で形成されている。
なお、MISFETにおいて、ゲート絶縁膜が酸化シリコン膜からなるものは、通常、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)と呼ばれている。また、チャネル形成領域とは、ソース領域とドレイン領域とを結ぶ電流通路(チャネル)が形成される領域を言う。また、電流が半導体基板の厚さ方向(深さ方向)に流れるものを縦型、電流が半導体基板の平面方向(表面方向)に流れるものを横型と呼んでいる。また、ソース領域とドレイン領域との間のチャネル形成領域に電子のチャネル(導電通路)が形成されるものをnチャネル導電型(又は単にn型)、正孔のチャネルが形成されるものをpチャネル導電型(又は単にp型)と呼んでいる。また、ゲート電極に閾値電圧以上の電圧を加えることによって初めてドレイン電流が流れるものをエンハンスント型(又はE型、又はノーマリオフ型)と呼び、ゲート電極に電圧を加えなくてもドレイン電流が流れるものをディプレッション型(又はD型、又はノーマリオン型)と呼んでいる。
ところで、MISFETは、高集積化や多機能化に伴って微細化の一途を辿っている。MISFETの微細化に伴い短チャネル効果やホットエレクトロンの発生を抑制するため、ゲート長が1[μm]以下(サブミクロン世代)のMISFETにおいては、ドレイン領域のチャネル形成領域側の不純物を低濃度化したLDD構造が採用されている。LDD構造は、ドレイン領域のチャネル形成領域側への拡散量を低減し、チャネル長寸法を確保できるため、短チャネル効果の発生を抑制することができる。また、ドレイン領域とチャネル形成領域との間に形成されるpn接合部の不純物濃度分布の勾配を緩和し、この領域に発生する電界強度を弱められるため、ホットキャリアの発生量を低減することができる。
LDD構造のMISFETは、主に、半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を介在してゲート電極を形成し、その後、半導体基板の主面に不純物をイオン注入してゲート電極に整合した半導体領域(エクステンション領域)を形成し、その後、ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成し、その後、半導体基板の主面に不純物をイオン注入してサイドウォールスペーサに整合した半導体領域(コンタクト領域)を形成することによって得られる。
一方、MISFETの微細化は、ゲート長寸法の縮小に伴うゲート抵抗の増加や、ソース領域及びドレイン領域の浅接合化(シャロー化)に伴うソース抵抗、ドレイン抵抗、及びコンタクト抵抗の増加を招き、メモリIC(Integrated Circuit)、ロジックIC、メモリ機能及びロジック機能を有する混成IC等の高速化を妨げる要因となる。
そこで、微細化、高速化に対応して、高融点金属シリサイド膜を用いた低抵抗化技術が注目されている。特に、サリサイド(Salicide:Self−Aligned Silicideの略)技術と呼称される低抵抗化技術の採用は、混成ICを実現する上で有効である。
なお、本発明に関連する公知文献としては、下記の特許文献1(特公平6−52715号公報)がある。
特公平6−52715号(特開昭59−100561号)公報
本発明者は、MISFETについて検討した結果、以下の問題点を見出した。
MISFETは、高集積化や多機能化に伴って微細化の一途を辿っており、近年ではゲート長が100[nm]以下の製品が実現されてきている。しかし、ゲート電極の幅(ゲート長方向に沿う長さ)が100[nm]以下になると、ゲート電極の材料として用いられている多結晶シリコン膜(ポリシリコン膜)の表面凹凸がデバイス特性に影響することが問題となってくる。以下、図24を用いて説明する。図24は、従来のMISFETの製造工程を示す図((a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜を異方性エッチングしてゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図)である。図中、101は半導体基板、106aは多結晶シリコン膜、107は絶縁膜(キャップ絶縁膜)、109はゲート電極、112は絶縁膜、113はサイドウォールスペーサである。
図24(a)に示すゲート電極109は、半導体基板101の主面上に多結晶シリコン膜106aをCVD法で形成し、その後、多結晶シリコン膜106aをパターンニングすることによって形成される。
図24(b)に示すサイドウォールスペーサ113は、図24(a)に示すように、半導体基板101の主面上にゲート電極109を覆うようにして例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜112をCVD法で形成し、その後、絶縁膜112に異方性エッチングを施すことによって形成される。
多結晶シリコン膜106aの表面は、結晶粒の凹凸が原因で粗くなっている。多結晶シリコン膜106aの表面粗さは、膜厚によって異なるが、例えば膜厚が180[nm]程度の場合、Max−Minで30[nm]以上ある。このような状態で多結晶シリコン膜106aをパターンニングしてゲート電極109を形成すると、ゲート電極109の膜厚は、Max−Minで30[nm]生じる。
この多結晶シリコン膜106a(ゲート電極109)を覆うようにして半導体基板101の主面上に絶縁膜112を形成し、その後、絶縁膜112に異方性エッチングを施してサイドウォールスペーサ113を形成すると、ゲート電極109の膜厚が異なるところでは、図24(b)に示すように、サイドウォールスペーサ113の高さが異なり(L1>L2)、また、サイドウォールスペーサ113の幅も異なる(d1>d2)。
コンタクト領域である一対の半導体領域は、ゲート電極109及びサイドウォールスペーサ113をマスクにしてイオン注入することにより、サイドウォールスペーサ113に整合して形成されるため、サイドウォールスペーサ113の幅のばらつきによって一対の半導体領域の離間距離がばらつく。この一対の半導体領域の離間距離がばらつくと、ソース領域及びドレイン領域の抵抗がばらつき、MISFETのトランジスタ特性がばらつく。ゲート長が100[nm]になると、多結晶シリコン膜106aの表面凹凸によるMISFETのトランジスタ特性のバラツキは無視できなくなる。
上記特許文献1には、表面平坦性の良い多結晶シリコン膜を形成する方法として、非晶質シリコン膜(アモルファスシリコン膜)を形成してから熱処理を施して結晶化させる方法が開示されている。
この方法では、結晶化で起こる膜応力が大きく、ゲート絶縁膜へのダメージを生じ、MISFETのトランジスタ特性が劣化する問題がある。
本発明の目的は、ゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅のばらつきを抑制することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、ゲート絶縁膜にダメージを与えずに、ゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅のばらつきを抑制することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、MISFETのトランジスタ特性のばらつきを抑制することが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
上記目的は、ゲート絶縁膜上に表面平坦性の優れた多結晶シリコン膜を用いることにより達成できる。多結晶シリコン膜の表面凹凸は10nm以下であると良い。表面平坦性の優れた多結晶シリコン膜を形成する方法として、CVD法で非晶質シリコン膜を形成し、その上に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)をCVD法で形成してから、熱処理して非晶質シリコン膜を結晶化させることで達成できる。また、多結晶シリコン膜(1層目)を形成し、その上に低温で非晶質シリコン膜(2層目)を形成し、その上に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)をCVD法で形成してから、熱処理して非晶質シリコン膜を結晶化させることで達成できる。絶縁膜の成膜温度は非晶質シリコン結晶化温度である600℃以下であることが好適である。
また、多結晶シリコン膜を堆積したのち、化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)法で表面凹凸を減らす方法でも達成できる。ここで、多結晶シリコン膜の表面凹凸を減少させるためには表面の凸部を選択的に削ることが重要である。さらに、多結晶シリコン膜表面をCo又はNiシリサイド化するため表面ダメージ層をウエットエッチングで除去する必要がある。
また、多結晶シリコン膜上の絶縁膜をCMP法で研磨し、多結晶シリコン膜と絶縁膜の合計膜厚を一定にする方法でも達成できる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
ゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅のばらつきを抑制することができる。
本発明によれば、ゲート絶縁膜にダメージを与えずに、ゲート電極の側壁に形成されるサイドウォールスペーサの幅のばらつきを抑制することができる。
本発明によれば、MISFETのトランジスタ特性のばらつきを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
(実施形態1)
本実施形態1では、相補型MISFET(p型MISFET及びn型MISFET)を有する半導体装置に本発明を適用した例について説明する。
図1は、本実施形態1の半導体装置に搭載された相補型MISFETの概略構成を示す模式的断面図であり、
図2乃至図12は、本実施形態1の半導体装置の製造工程を示す模式的断面図であり、
図13において、(a)は図9の一部を拡大した模式的断面図,(b)は図10の一部を拡大した模式的断面図である。
なお、図1において、向かって左側がn型MISFETであり、右側がp型MISFETである。
図1に示すように、本実施形態1の半導体装置は、半導体基板として例えば単結晶シリコンからなるp型基板(以下、シリコン基板と呼ぶ)1を主体に構成されている。
シリコン基板1の主面(素子形成面又は回路形成面)は、素子分離領域2によって区画された素子形成領域1n及び1pを有し、素子形成領域1nには、p型ウエル領域3及びn型MISFETが形成され、素子形成領域1pには、n型ウエル領域4及びp型MISFETが形成されている。素子分離領域2は、例えば浅溝アイソレーション(SGI:Shallow Groove Isolation)領域で構成されている。浅溝アイソレーション領域は、シリコン基板1の主面に浅溝を形成し、その後、浅溝の内部に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)を選択的に埋め込むことによって形成される。本実施形態のn型及びp型MISFETは、ドレイン電流がシリコン基板1の平面方向に流れる横型構造になっている。
n型及びp型MISFETは、主に、チャネル形成領域、ゲート絶縁膜5、ゲート電極9、ソース領域及びドレイン領域を有する構成になっている。ゲート絶縁膜5はシリコン基板1の主面に設けられ、ゲート電極9はシリコン基板1の主面上にゲート絶縁膜5を介在して設けられ、チャネル形成領域はゲート電極9の直下におけるシリコン基板1の表層部に設けられている。ソース領域及びドレイン領域は、チャネル形成領域のチャネル長方向における両側にチャネル形成領域を挟むようにして設けられている。
n型MISFETのソース領域及びドレイン領域は、エクステンション領域である一対のn型半導体領域10、及びコンタクト領域である一対のn型半導体領域14を有する構成になっている。n型半導体領域10はゲート電極9に整合して形成され、n型半導体領域14はゲート電極9の側壁に設けられたサイドウォールスペーサ13に整合して形成されている。
p型MISFETのソース領域及びドレイン領域は、エクステンション領域である一対のp型半導体領域11、及びコンタクト領域である一対のp型半導体領域15を有する構成になっている。p型半導体領域11はゲート電極9に整合して形成され、p型半導体領域15はゲート電極9の側壁に設けられたサイドウォールスペーサ13に整合して形成されている。
コンタクト領域であるn型半導体領域14は、エクステンション領域であるn型半導体領域10よりも高不純物濃度になっている。コンタクト領域であるp型半導体領域15は、エクステンション領域であるp型半導体領域11よりも高不純物濃度になっている。即ち、本実施形態1のn型及びp型MISFETは、LDD構造になっている。
n型及びp型MISFETにおいて、ゲート電極9、n型半導体領域14、p型半導体領域15の夫々の表面には、低抵抗化を図るため、金属・半導体反応層であるシリサイド層16が形成されている。これらのシリサイド層16は、例えばサリサイド(Salicide:Self Aligned Silicide)技術により、サイドウォールスペーサ13に整合して形成されている。即ち、本実施形態のn型及びp型MISFETはサリサイド構造になっている。
シリコン基板1の主面上には、n型及びp型MISFETを覆うようにして、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜17が設けられている。n型半導体領域14上及びp型半導体領域15上には、層間絶縁膜17の表面からシリサイド層16に到達するソース・ドレイン用コンタクト孔が設けられ、このソース・ドレイン用コンタクト孔の内部には導電性プラグ18が埋め込まれている。n型及びp型半導体領域(14,15)は、シリサイド層16及び導電性プラグ18を介在して、層間絶縁膜17上を延在する配線19と電気的に接続されている。
n型及びp型MISFETのゲート電極9上には、図示していないが、層間絶縁膜17の表面からシリサイド層16に到達するゲート用コンタクト孔が設けられ、このゲート用コンタクト孔の内部には導電性プラグ18が埋め込まれている。ゲート電極9は、シリサイド層16、及びゲート用コンタクト孔の内部の導電性プラグ18を介在して、層間絶縁膜17上を延在する配線19と電気的に接続されている。
次に、本実施形態1の半導体装置の製造について、図2乃至図12を用いて説明する。
まず、比抵抗10[Ωcm]程度の単結晶シリコンからなるp型シリコン基板1を準備し、その後、図2に示すように、シリコン基板1の主面に、素子形成領域1n及び1pを区画する素子分離領域2を形成する。素子分離領域2は、これに限定されないが、例えば、シリコン基板1の主面に浅溝(例えば300[nm]程度の深さの溝)を形成し、その後、シリコン基板1の主面上に酸化シリコン膜からなる絶縁膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法で形成し、その後、絶縁膜が浅溝の内部に選択的に残るようにCMP(化学的機械研磨:Chemical Mechanical Polishing)法で平坦化することによって形成される。
次に、図2に示すように、シリコン基板1の主面の素子形成領域1nにp型ウエル領域3、素子形成領域1pにn型ウエル領域4を選択的に形成し、その後、熱酸化処理を施してシリコン基板1の主面の素子形成領域1n及び1pに例えば厚さが3〜4[nm]程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜5を形成する。
次に、図3に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含むシリコン基板1の主面上の全面に、例えば厚さが30[nm]程度の多結晶シリコン膜(ポリシリコン膜)6aをCVD法で形成する。この多結晶シリコン膜6aの形成は、成膜温度が600℃以上の条件下で行う。
次に、図4に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含む多結晶シリコン膜6a上の全面に、例えば厚さが100〜150[nm]程度の非晶質シリコン膜(アモルファスシリコン膜)6bをCVD法で形成する。この非晶質シリコン膜6bの形成は、成膜温度が600℃以下の条件下で行う。この工程において、非晶質シリコン膜6bは、結晶化していない。
次に、図5に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含む非晶質シリコン膜6b上の全面に、例えば厚さが10[nm]程度の酸化シリコン膜からなる絶縁膜7を例えばCVD法で形成する。絶縁膜7の成膜温度は非晶質シリコンの結晶化温度である600℃以下であることが望ましい。ここではCVD法で10[nm]程度の酸化シリコン膜を形成しているが、熱処理時のシリコン原子の表面拡散を抑制することが目的であるので厚い必要はなく、全面覆う1[nm]からウエットエッチング除去が容易な20[nm]が好適である。また、酸化シリコン膜は非晶質シリコン膜6bを全面覆っていればよく、形成方法は形成温度が600℃以下であれば気相酸化、溶液酸化であっても良い。
次に、絶縁膜7を形成した後、抵抗値を低減するための不純物を多結晶シリコン膜8に導入する。
次に、900〜1000℃程度の温度雰囲気中で30秒程度の熱処理を施して、非晶質シリコン膜6bを結晶化する。この工程において、非晶質シリコン膜6bは多結晶になるため、図6に示すように、多結晶シリコン膜6aを含む多結晶シリコン膜8が形成される。
次に、絶縁膜7を例えばHFを含むウエットエッチング液で除去する。
次に、多結晶シリコン膜8にパターンニングを施して、図7に示すように、素子形成領域1n及び1p上に、ゲート電極9を形成する。多結晶シリコン膜8のパターンニングは、例えば感光性レジスト膜からなるマスクを用いて行う。
次に、図8に示すように、シリコン基板1の主面の素子形成領域1nにゲート電極9に整合した一対のn型半導体領域(エクステンション領域)10を形成すると共に、シリコン基板1の主面の素子形成領域1pにゲート電極9に整合した一対のp型半導体領域(エクステンション領域)11を形成する。一対のn型半導体領域10は、素子形成領域1pをマスクで選択的に覆った状態で、素子形成領域1nに、具体的にはゲート電極9が形成されていないp型ウエル領域3の部分に、不純物として例えばAs(砒素)をイオン注入することによって形成される。一対のp型半導体領域11は、素子形成領域1nをマスクで選択的に覆った状態で、素子形成領域1pに、具体的にはゲート電極9が形成されていないn型ウエル領域4の部分に、不純物として例えばBF2(二フッ化ボロン)をイオン注入することによって形成される。
次に、図9に示すように、シリコン基板1の主面上に、素子形成領域1n及び1pのゲート電極9を覆うようにして、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜12をCVD法で形成する。
次に、絶縁膜12にRIE(Reactive Ion Etching)等の異方性エッチングを施して、図10に示すように、ゲート電極9の側壁にサイドウォールスペーサ13を形成する。サイドウォールスペーサ13はゲート電極9に整合して形成される。
次に、図11に示すように、シリコン基板1の主面の素子形成領域1nにサイドウォールスペーサ13に整合した一対のn型半導体領域(コンタクト領域)14を形成すると共に、シリコン基板1の主面の素子形成領域1pにサイドウォールスペーサ13に整合した一対のp型半導体領域(コンタクト領域)15を形成する。一対のn型半導体領域14は、素子形成領域1pをマスクで選択的に覆った状態で、素子形成領域1nに、具体的にはゲート電極9及びサイドウォールスペーサ13が形成されていないp型ウエル領域3の部分に、不純物として例えばAs(砒素)をイオン注入することによって形成される。一対のp型半導体領域15は、素子形成領域1nをマスクで選択的に覆った状態で、素子形成領域1pに、具体的にはゲート電極9及びサイドウォールスペーサ13が形成されていないn型ウエル領域4の部分に、不純物として例えばBF2(二フッ化ボロン)をイオン注入することによって形成される。
次に、n型半導体領域10の形成工程、p型半導体領域11の形成工程、n型半導体領域14の形成工程、並びにp型半導体領域15の形成工程においてイオン注入された不純物(As,BF2)を熱処理によって活性化させる。
次に、図12に示すように、ゲート電極9の表面及び半導体領域(14,15)の表面にシリサイド層(金属・半導体反応層)16を形成する。シリサイド層16としては例えばコバルトシリサイド(CoSi)層が用いられている。シリサイド層16は、自然酸化膜等を除去してゲート電極9及び半導体領域(14,15)の表面を露出させた後、これらの表面上を含むシリコン基板1の主面上の全面に高融点金属膜(例えばコバルト(Co)膜)をスパッタ法で形成し、その後、半導体領域(14,15)のシリコン(Si)、並びにゲート電極9のSiと高融点金属膜の元素(例えばコバルト膜のCo)とを反応させる熱処理を施し、その後、未反応の高融点金属膜(例えばコバルト膜)を選択的に除去することによって形成される。シリサイド層16は、サイドウォールスペーサ13に整合して形成される。この工程により、LDD構造のn型及びp型MISFETがほぼ完成する。
次に、シリサイド層16を活性化させる熱処理を施した後、n型及びp型MISFET上を含むシリコン基板1の主面上の全面に例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜17をCVD法で形成し、その後、層間絶縁膜17の表面をCMP法で平坦化する。
次に、層間絶縁膜17の表面から半導体領域(14,15)のシリサイド層16に到達するソース・ドレイン用コンタクト孔、並びに層間絶縁膜17の表面からゲート電極9のシリサイド層16に到達するゲート用コンタクト孔を形成し、その後、ソース・ドレイン用コンタクト孔の内部、並びにゲート用コンタクト孔の内部に金属等の導電物を埋め込んで導電性プラグ18を形成し、その後、層間絶縁膜17上に配線19を形成することにより、図1に示す構造となる。
ところで、多結晶シリコン膜6aの粒径は膜厚が厚いほど大きいので、本実施形態1では、図4に示すように、薄い多結晶シリコン膜6a上に非晶質シリコン膜6bを形成している。この状態では表面凹凸は10[nm]以下と良好である。しかし、ゲート電極を形成するためのエッチング工程では、多結晶シリコン膜6aと非晶質シリコン膜6bが積層していると、両者のエッチングレートが異なるため、形状の制御が困難である。このため、多結晶シリコン膜6aと非晶質シリコン膜6bの積層膜を熱処理して結晶化する必要がある。しかし、結晶化すると下地の多結晶シリコン膜6aの結晶粒に沿って非晶質シリコン膜6bが結晶成長するため、結局粒径が大きくなり表面凹凸が増加する。
そこで、本実施形態1では、図5及び図6に示すように、多結晶シリコン膜6aと非晶質シリコン膜6bの積層膜を形成した後、熱処理は行わず、絶縁膜7を形成してから結晶化させる方法を用いている。非晶質シリコン膜6b上に絶縁膜7(本実施形態1では酸化シリコン膜)があると、結晶化しても表面形状は熱処理前と変わらないため、図6に示す多結晶シリコン膜8の表面凹凸は10[nm]以下と良好である。また、非晶質シリコン膜6bの結晶化応力は、下地に多結晶シリコン膜6aがあると小さくできるため、ゲート絶縁膜5への影響が低減されている。非晶質シリコン膜6bの結晶化応力は、多結晶シリコン膜6aの粒径が小さく、かつ結晶性が優れている方が小さくすることができるため、多結晶シリコン膜6aの膜厚は20乃至50[nm]程度が望ましい。絶縁膜7の成膜温度は非晶質シリコンの結晶化温度である600℃以下であることが望ましい。
このような多結晶シリコン膜8をパターンニングしてゲート電極9を形成すると、多結晶シリコン膜8の膜厚は、Max−Minで10[nm]以下となり、図13(a)に示すように、従来よりも小さくなる。
この多結晶シリコン膜8(ゲート電極9)を覆うようにして半導体基板1の主面上に絶縁膜12を形成し、その後、絶縁膜12に異方性エッチングを施してサイドウォールスペーサ13を形成すると、図13(b)に示すように、サイドウォールスペーサ13の高さのばらつき(L1>L2)及び幅のばらつき(d1>d2)が従来よりも小さくなる。
このように、本実施形態1によれば、ゲート絶縁膜5にダメージを与えずに、ゲート電極9の側壁に形成されるサイドウォールスペーサ13の幅のばらつきを抑制することができる。
また、サイドウォールスペーサ13の幅のばらつきを抑制することができることから、サイドウォールスペーサ13に整合して形成される一対の半導体領域(14,15)の離間距離のばらつきを抑制でき、ソース領域及びドレイン領域の抵抗ばらつきを抑制することができるため、MISFETのトランジスタ特性のばらつきを抑制することができる。
なお、多結晶シリコン膜8には、抵抗値を低減する不純物が導入されている。この不純物の導入は、絶縁膜7を形成した後に行い、その後、不純物の活性化のための熱処理は非晶質シリコン膜6bを結晶化させる熱処理と兼ねる方法を用いている。しかし、平坦なゲート電極膜を形成するには、非晶質シリコン膜6bを形成した後熱処理する前に絶縁膜7を形成することが重要であるため、非晶質シリコン膜6bを結晶化させる熱処理をしてから不純物の導入及び不純物の活性化のための熱処理を行ってもよい。
また、前述の実施形態1では、絶縁膜7を多結晶シリコン膜8の形成のための熱処理後にウエットエッチング液で除去しているが、それより後の工程で、シリサイド層16を形成する前であればいずれの工程で行っても良い。その場合、図14((a),(b))に示すように、ゲート電極9上の絶縁膜が多少厚くなるが、エッチングによる絶縁膜と多結晶シリコン膜の選択比が十分あるため、サイドウォールスペーサの形成は可能である。
(実施形態2)
図15および図16は、本発明の実施形態2である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。
前述の実施形態1では、多結晶シリコン膜(1層目)6aを形成し、その上に低温で非晶質シリコン膜(2層目)6bを形成し、その上に絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)7をCVD法で形成してから、非晶質シリコン膜6bを熱処理によって結晶化させることで、表面凹凸が小さい多結晶シリコン膜8を形成する例について説明したが、本実施形態2では、多結晶シリコン膜8を使用しないで非晶質シリコン膜6bを結晶化させて表面凹凸が小さい多結晶シリコン膜8を形成する例について説明する。
まず、前述の実施形態1と同様の工程を施してゲート絶縁膜5まで形成し、その後、図15に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含むシリコン基板1の主面上の全面に、例えば厚さが130〜180[nm]程度の非晶質シリコン膜6bをCVD法で形成し、その後、図15に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含む非晶質シリコン膜6b上の全面に、例えば厚さが10[nm]程度の酸化シリコン膜からなる絶縁膜7をCVD法で形成する。
次に、900〜1000℃程度の温度雰囲気中で30秒程度の熱処理を施して非晶質シリコン膜6bを結晶化させて、図17に示すように、多結晶シリコン膜8を形成する。
この後、前述の実施形態1と同様の工程を施してn型及びp型MISFETを形成する。
本実施形態2では、図15及び図16に示すように、多結晶シリコン膜6aを使用しないで非晶質シリコン膜6bのみ形成した後、熱処理は行わず、絶縁膜7を形成してから結晶化させる方法を用いている。非晶質シリコン膜6b上に絶縁膜7(本実施形態2では酸化シリコン膜)があると、結晶化しても表面形状は熱処理前と変わらないため、非晶質シリコン膜の表面を絶縁膜7で覆わずに非晶質シリコン膜を熱処理によって結晶化させて多結晶シリコン膜を形成する従来と比較して多結晶シリコン膜8の表面凹凸を小さくすることができる。従って、本実施形態2においても、前述の実施形態1と同様に、ゲート電極9の側壁に形成されるサイドウォールスペーサ13の幅のばらつきを抑制することができる。但し、本実施形態2では、下地に多結晶シリコン膜がないため、非晶質シリコン膜6bの結晶化で起こる応力によってゲート絶縁膜5が受けるダメージは、実施形態1よりも大きい。
(実施形態3)
図17乃至図19は、本発明の実施形態3である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。図19において、(a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図である。
前述の実施形態1では、非晶質シリコン膜6bを熱処理によって結晶化させて表面凹凸が小さい多結晶シリコン膜8を形成する例について説明したが、本実施形態3では、多結晶シリコン膜8の表面をCMP法で平坦化する例について説明する。
まず、前述の実施形態1と同様の工程を施してゲート絶縁膜5まで形成し、その後、図17に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含むシリコン基板1の主面上の全面に、例えば厚さが200[nm]程度の多結晶シリコン膜(ポリシリコン膜)6aをCVD法で形成する。
次に、図17及び図18に示すように、多結晶シリコン膜6aの表面をCMP法で平坦化する。この後、前述の実施形態1と同様の工程を施してn型及びp型MISFETを形成する。
ここで、多結晶シリコン膜6aを形成した時点では従来と同様に表面凹凸は30[nm]以上あるが、多結晶シリコン膜6aを形成した後、多結晶シリコン膜6aの表面をCMP法で平坦化しているため、多結晶シリコン膜6aの膜厚のばらつきは5[nm]以下となっている。
多結晶シリコン膜6aの表面をCMP法で平坦化した後、多結晶シリコン膜6aをパターンニングしてゲート電極9を形成し、その後、ゲート電極9に整合してエクステンション領域である一対の半導体領域(10,11)を形成し、その後、図19(a)に示すように、シリコン基板1の主面上に、素子形成領域1n及び1pのゲート電極9を覆うようにして、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜12をCVD法で形成し、その後、絶縁膜12にRIE(Reactive Ion Etching)等の異方性エッチングを施して、図19(b)に示すように、ゲート電極9の側壁にサイドウォールスペーサ13を形成することにより、サイドウォールスペーサ13の高さのばらつき(L1>L2)及び幅のばらつき(d1>d2)が従来よりも小さくなる。
このように、本実施形態3においても、前述の実施形態1と同様の効果が得られる。
(実施形態4)
図20乃至図23は、本発明の実施形態4である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。図23において、(a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図である。
本実施形態4では、絶縁膜7の表面をCMP法で平坦化する例について説明する。
まず、前述の実施形態1と同様の工程を施してゲート絶縁膜5まで形成し、その後、図20に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含むシリコン基板1の主面上の全面に、例えば厚さが180[nm]程度の多結晶シリコン膜(ポリシリコン膜)6aをCVD法で形成する。
次に、図20に示すように、素子形成領域1n上及び1p上を含む多結晶シリコン膜6a上の全面に、例えば厚さが50[nm]程度の酸化シリコン膜からなる絶縁膜7をCVD法で形成し、その後、図21及び図22に示すように、絶縁膜7の表面をCMP法で平坦化する。
この後、前述の実施形態1と同様の工程を施してn型及びp型MISFETを形成する。
絶縁膜7の表面をCMP法で平坦化した後、絶縁膜7及び多結晶シリコン膜6aを順次パターンニングしてゲート電極9を形成し、その後、ゲート電極9に整合してエクステンション領域である一対の半導体領域(10,11)を形成し、その後、図23(a)に示すように、シリコン基板1の主面上に、素子形成領域1n及び1pのゲート電極9を覆うようにして、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜12をCVD法で形成し、その後、絶縁膜12にRIE(Reactive Ion Etching)等の異方性エッチングを施して、図23(b)に示すように、ゲート電極9の側壁にサイドウォールスペーサ13を形成することにより、サイドウォールスペーサ13の高さのばらつき(L1>L2)及び幅のばらつき(d1>d2)が従来よりも小さくなる。
このように、本実施形態4においても、前述の実施形態1と同様の効果が得られる。
前述の実施形態3のように、多結晶シリコン膜6aの表面をCMP法で研磨すると研磨ダメージがあり、コバルトシリサイド層を形成する時に異常成長する可能性がある。これに対し、本実施形態4では、多結晶シリコン膜6a上の絶縁膜7を研磨しているため、多結晶シリコン膜6aにはダメージがない。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施形態1である半導体装置の概略構成を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態1である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図13(a)は図9の一部を拡大した模式的断面図,図13(b)は図10の一部を拡大した模式的断面図である。 本発明の実施形態1の変形例である半導体装置の製造工程を示す図((a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図)である。 本発明の実施形態2である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態3である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図17に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態3である半導体装置の製造工程において、(a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態4である半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図20に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 図21に続く半導体装置の製造工程を示す模式的断面図である。 本発明の実施形態4である半導体装置の製造工程において、(a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図である。 従来のMISFETの製造工程を示す図((a)は半導体基板の主面上にゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成した状態を示す模式的断面図,(b)は(a)の絶縁膜に異方性エッチングを施してゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成した状態を示す模式的断面図)である。
符号の説明
1…p型シリコン基板、2…素子分離領域、3…p型ウエル領域、4…n型ウエル領域、5…ゲート絶縁膜、6a…多結晶シリコン(ポリシリコン)膜、6b…非晶質シリコン(アモルファスシリコン)膜、7…絶縁膜、8…多結晶シリコン膜、9…ゲート電極、10…n型半導体領域(エクステンション領域)、11…p型半導体領域(エクステンション領域)、12…絶縁膜、13…サイドウォールスペーサ、14…n型半導体領域(コンタクト領域)、15…p型半導体領域(コンタクト領域)、16…シリサイド層、17…層間絶縁膜、18…導電性プラグ、19…配線

Claims (6)

  1. 電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を介在して非晶質シリコン膜を形成する(a)工程と、
    前記非晶質シリコン膜上に第1の絶縁膜を形成する(b)工程と、
    前記非晶質シリコン膜を結晶化させる熱処理を施して結晶化シリコン膜を形成する(c)工程と、
    前記結晶化シリコン膜をパターンニングしてゲート電極を形成する(d)工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記ゲート電極に整合した第1の半導体領域を形成する(e)工程と、
    前記半導体板の主面上に前記ゲート電極を覆うようにして第2の絶縁膜を形成する(f)工程と、
    前記第2の絶縁膜に異方性エッチングを施して前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する(g)工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記サイドウォールスペーサに整合した第2の半導体領域を形成する(h)工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(a)工程の前に多結晶シリコン膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜は、CVD法により前記非晶質シリコン膜の結晶化温度よりも低い成膜温度で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程は、前記(b)工程の後であって前記(d)工程の前に実施することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を介在して多結晶からなるシリコン膜を形成する工程と、
    前記シリコン膜の表面を化学機械研磨法で平坦化する工程と、
    前記シリコン膜をパターンニングしてゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記ゲート電極に整合した第1の半導体領域を形成する工程と、
    前記半導体板の主面上に前記ゲート電極を覆うようにして絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に異方性エッチングを施して前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記サイドウォールスペーサに整合した第2の半導体領域を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 電界効果トランジスタを有する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板の主面上にゲート絶縁膜を介在して多結晶からなるシリコン膜を形成する工程と、
    前記のシリコン膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜の表面を化学機械研磨法で平坦化する工程と、
    前記第1の絶縁膜、及び前記シリコン膜を順次パターンニングしてゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記ゲート電極に整合した第1の半導体領域を形成する工程と、
    前記半導体板の主面上に前記ゲート電極を覆うようにして第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜に異方性エッチングを施して前記ゲート電極の側壁にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
    前記半導体基板の主面に不純物をイオン注入して前記サイドウォールスペーサに整合した第2の半導体領域を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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