JP2005273995A - 冷凍空調装置 - Google Patents

冷凍空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005273995A
JP2005273995A JP2004086445A JP2004086445A JP2005273995A JP 2005273995 A JP2005273995 A JP 2005273995A JP 2004086445 A JP2004086445 A JP 2004086445A JP 2004086445 A JP2004086445 A JP 2004086445A JP 2005273995 A JP2005273995 A JP 2005273995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
maintenance
data
actuator
memory
refrigerating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004086445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4798954B2 (ja
Inventor
Yasunori Shida
安規 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004086445A priority Critical patent/JP4798954B2/ja
Publication of JP2005273995A publication Critical patent/JP2005273995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4798954B2 publication Critical patent/JP4798954B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】 書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要が無く、かつ圧縮機以外の部位もメンテナンスの判別を行える冷凍空調装置を提供する。
【解決手段】 メンテナンス判別部13は、各温度センサ7,8,9により検出された冷媒の温度、第1アクチュエータ1(圧縮機)の運転時間、各アクチュエータ3,5,6の電流、圧力等をデータとしてそれぞれ運転制御部11を介して読み込み、メモリ12に格納されたそれぞれの基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メンテナンス機能を有する冷凍空調装置に関するものである。
従来の冷凍空調装置は、運転状態が記録される書き換え可能な記録媒体が取り外し自在に設けられ、この記録媒体に書き込まれたデータから運転中の状況を明らかにして、空気調和機の故障防止に役立てるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来の空気調和機は、冷凍サイクルを構成する重要部品である圧縮機の寿命予測装置を組み込み、その寿命を予測することにより事前に交換時期を把握するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特公平7−30939号公報(第2頁、第1図−第2図) 特開平10−288379号公報(第3頁、図1,図4)
前述した従来の冷凍空調装置では、冷凍空調装置に書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要があった。
また、他の従来の空気調和機では、圧縮機の寿命予測に限定されており、かつ寿命予測により異常表示信号を発する警報手段を有しているが、寿命予測時に異常停止を回避する運転制御を行うことができなかった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要が無く、かつ圧縮機以外の部位もメンテナンス予測することができる冷凍空調装置を得るものである。
また、第2の目的は、運転時間の寿命による異常停止を行うことなく運転を継続できる冷凍空調装置を得るものである。
本発明に係る冷凍空調装置は、本装置の運転状態をデータとして読み込み、予め設定された基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたものである。
また、本発明に係る冷凍空調装置は、本装置の運転状態をデータとして所定間隔で読み込み、先に読み込んだデータを過去データとして、後に読み込んだデータを現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたものである。
さらに、本発明に係る冷凍空調装置は、メモリと、本装置の運転状態をデータとして読み込み、各データの変化量を算出して前記メモリに格納し、先に格納した変化量を過去データとして、後に格納した変化量を現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたものである。
また、本発明に係る冷凍空調装置は、本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位にかかる負荷が低減されるように本装置の運転を制御する非常停止回避手段を備えたものである。
本発明においては、本装置の運転状態をデータとして読み込み、予め設定された基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別する用にしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
また、本発明においては、本装置の運転状態をデータとして所定間隔で読み込み、先に読み込んだデータを過去データとして、後に読み込んだデータを現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するようにしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
さらに、本発明においては、本装置の運転状態をデータとして読み込み、各データの変化量を算出して前記メモリに格納し、先に格納した変化量を過去データとして、後に格納した変化量を現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するようにしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
また、本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位にかかる負荷が低減されるように本装置の運転を制御するようにしたので、非常停止がなくなり、メンテナンスが行われるまで安全運転を実施することが可能になる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における冷凍空調装置の冷凍サイクル及び制御系統図、図2は本発明の実施の形態1における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。
図において、冷凍空調装置は、例えば、冷媒ガスを断熱的に圧縮して過熱状態の冷媒ガスとする第1アクチュエータ1(圧縮機)と、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)を有し、この第3アクチュエータ5とで過熱状態の冷媒ガスを外部へ等圧的に放熱させて冷媒液とする凝縮器2と、冷媒液を減圧して気液混合状態の湿り蒸気とする第2アクチュエータ3(膨張弁)と、第4アクチュエータ6(蒸発器用ファン)を有し、この第4アクチュエータ6とで冷媒の湿り蒸気が冷媒ガスとなる際の気化熱を被冷却部から吸収する蒸発器4とを備え、これらが配管により順次に接続されて冷凍サイクルが構成されている。
冷凍空調装置制御部10は、図2に示すように、運転制御部11と、メモリ12と、メンテナンス判別部13とを備えている。運転制御部11は、第1アクチュエータ1(圧縮機)と、第2アクチュエータ3(膨張弁)と、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)と、第4アクチュエータ6(蒸発器用ファン)と、第1アクチュエータ1からの過熱状態の冷媒ガスの温度を検出する第1温度センサ7と、凝縮器2によって凝縮される冷媒の温度を検出する第2温度センサ8と、蒸発器4によって蒸発される冷媒の温度を検出する第3温度センサ9とが接続されており、例えば、各温度センサ7,8,9により検出された冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6に設けられた各種センサ(図示せず)からの情報(電流、圧力等)に基づいて各アクチュエータ1,3,5,6の運転を制御する。また、運転制御部11は、例えば第1アクチュエータ1(圧縮機)の運転時間や運転回数を積算する機能を有している。
前記のメモリ12には、例えば、各温度センサ7,8,9及び各アクチュエータ1,3,5,6に対応して設定されたメンテナンス要否判別のための基準値が格納されている。メンテナンス判別部13は、本装置の運転状態、例えば、各温度センサ7,8,9により検出された冷媒の温度、第1アクチュエータ1(圧縮機)の積算運転時間や運転回数、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサにより検出された電流、圧力等をデータとしてそれぞれ運転制御部11を介して読み込み、メモリ12に格納されたそれぞれの基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別する。
なお、前記の部位は、例えば、第1アクチュエータ1(圧縮機)、第2アクチュエータ3(膨張弁)、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)、第4アクチュエータ6(蒸発器用ファン)等である。また、前記の電流は、例えば各アクチュエータ1,3,5,6の駆動電流、或いはこれらの合成電流である。圧力は、例えば第1アクチュエータ1(圧縮機)の前後或いは何れか一方の圧力である。
次に、図1及び図2を用いて本実施の形態1の動作について説明する。
本装置においては、第1アクチュエータ1の圧縮機により冷媒ガスを断熱的に圧縮して過熱状態の冷媒ガスとし、凝縮器2と第3アクチュエータ5の凝縮器用ファンとにて過熱状態の冷媒ガスを外部へ等圧的に放熱させて冷媒液とし、第2アクチュエータ3の膨張弁により冷媒液を減圧して気液混合状態の湿り蒸気とし、蒸発器4と第4アクチュエータ6の蒸発器用ファンとで冷媒の湿り蒸気が冷媒ガスとなる際の気化熱を被冷却部から吸収して冷房を行う。この時、冷凍空調装置制御部10の運転制御部11は、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各種センサからの情報に基づいて、第1アクチュエータ1(圧縮機)と、第2アクチュエータ(膨張弁)と、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)と、第4アクチュエータ6(蒸発器用ファン)とを駆動する。
一方、メンテナンス判別部13は、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各種センサからの情報(電流、圧力等)をデータとして運転制御部11を介して読み込んでメモリ12に格納すると共に、第1アクチュエータ1の積算運転時間や運転回数をデータとして運転制御部11から読み込んでメモリ12に格納する。そして、各データをそれぞれの基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別する。例えば、第1温度センサ7により検出された過熱状態の冷媒ガス温度がその基準値を超えていた場合は、冷媒漏れ或いは冷媒不足として、凝縮器2、蒸発器4、接続配管等の漏れ箇所の特定、及びメンテナンスが必要と判断し、また、第2温度センサ8により検出された凝縮の冷媒温度がその基準値を超えていた場合は、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)、凝縮器2にメンテナンス必要と判断する。また、例えば第1アクチュエータ1(圧縮機)の積算運転時間や運転回数が基準値を超えていた場合は、第1アクチュエータ1にメンテナンス必要と判断する。
以上のように実施の形態1によれば、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各種センサからの情報(電流、圧力等)をデータとして運転制御部11を介して読み込んでメモリ12に格納すると共に、第1アクチュエータ1の積算運転時間や運転回数をデータとして運転制御部11から読み込んでメモリ12に格納する。そして、各データをそれぞれの基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するようにしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態2における冷凍空調装置は、冷凍空調装置制御部10に、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報(電流、圧力等)をそれぞれデータとして所定間隔で運転制御部11から読み込んでメモリ12に格納し、先にメモリ12に格納した各データを過去データとして、この後にメモリ12に格納した各データを現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別部13を備えたものである。
例えば、第1温度センサ7により検出された過去の冷媒ガス温度と現在の冷媒ガス温度との差を算出し、かつ、その算出値と予め設定された閾値とを比較し、その算出値が閾値を超えていたときは、冷媒漏れ又は冷媒不足として、凝縮器2、蒸発器4、接続配管等の漏れ箇所の特定、及びメンテナンスが必要と判断し、また、第2温度センサ8により検出された過去の冷媒温度と現在の冷媒温度との差を算出し、かつ算出値と予め設定された閾値とを比較し、その算出値が閾値を超えていたときは、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)、凝縮器2にメンテナンス必要と判断する。前述した閾値は、メモリ12にデータとして格納されている。
以上のように実施の形態2によれば、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報(電流、圧力等)をそれぞれデータとして所定間隔で運転制御部11から読み込んでメモリ12に格納し、先にメモリ12に格納した各データを過去データとして、この後にメモリ12に格納した各データを現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するようにしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
実施の形態3.
実施の形態3における冷凍空調装置は、冷凍空調装置制御部10に、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報(電流、圧力等)をそれぞれデータとして運転制御部11から読み込み、各データの変化量をそれぞれ算出してメモリ12に格納し、かつ、先に格納した変化量を過去データとして、この後に格納した変化量を現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別部13を備えたものである。
例えば、第1温度センサ7により検出された前後の冷媒ガス温度の変化量と、この後に検出された前後の冷媒ガス温度の変化量をそれぞれ算出してメモリ12に格納し、かつ、先に格納した変化量とこの後に格納した変化量との差を算出し、その算出値と予め設定された閾値とを比較し、その算出値が閾値を超えていたときは、冷媒漏れ又は冷媒不足として、凝縮器2、蒸発器4、接続配管等の漏れ箇所の特定、及びメンテナンスが必要と判断する。また、第2温度センサ8により検出された前後の冷媒温度と、この後に検出された前後の冷媒温度の変化量をそれぞれ算出してメモリ12に格納し、かつ、先に格納した冷媒温度の変化量とこの後に格納した冷媒温度の変化量との差を算出し、その算出値と予め設定された閾値とを比較し、その算出値が閾値を超えていたときは、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)、凝縮器2にメンテナンス必要と判断する。前述した閾値は、メモリ12にデータとして格納されている。
以上のように実施の形態3によれば、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報(電流、圧力等)をそれぞれデータとして運転制御部11から読み込み、各データの変化量をそれぞれ算出してメモリ12に格納し、かつ、先に格納した変化量を過去データとして、この後に格納した変化量を現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するようにしたので、書き換え可能な記録媒体を取り外し自在に組み込む必要がなくなり、かつ、圧縮機以外のメンテナンスの必要な部位も判別することが可能になる。
実施の形態4.
図3は本発明の実施の形態4における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。なお、図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
本実施の形態4においては、メンテナンス判別部13によって本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位にかかる負荷が低減されるように本装置の運転を制御する非常停止回避部14を備えたものである。この非常停止回避部14は、メンテナンス判別部13によって、例えば第1アクチュエータ1(圧縮機)の積算運転時間や運転回数の超過によるメンテナンス必要の判別がなされたとき、その第1アクチュエータ1にかかる負荷を低減させる運転制御を、予め運転制御部11に設定された運転制御パターンの中から選択して、運転制御部11に運転制御させる。
以上のように実施の形態4によれば、メンテナンス判別部13によって本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位にかかる負荷が低減されるように本装置の運転を制御するようにしたので、メンテナンス判別部13によって特定された部位のメンテナンスが実施されるまでの間、異常停止となる危険性を低下させることができる。
実施の形態5.
図4は本発明の実施の形態5における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。なお、図2で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図中に示すメモリ12には、例えば、各温度センサ7,8,9及び各アクチュエータ1,3,5,6に対応して設定されたメンテナンス要否判別のための基準値と、メンテナンス対象の各部位(各アクチュエータ1,3,5,6)の名称と、メンテナンス対象の各部位(各アクチュエータ1,3,5,6)に対応して設定された予測のメンテナンス内容とが格納されている。メンテナンス推奨部15は、メンテナンス判別部13によって本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位に設定された予測のメンテナンス内容をメモリ12から読み出して、メンテナンス判別部13に送出する。
このメンテナンス判別部13は、メンテナンスの必要な部位を特定したとき、その部位をメモリ12から読み出して運転表示部17に表示し、メンテナンス推奨部15によって読み出された予測のメンテナンス内容を運転表示部17に表示する。前述した予測のメンテナンス内容は、例えば、第1温度センサ7に対しては「冷媒漏れ又は冷媒不足」、「フィルタ(図示せず)の目詰」等であり、第2温度センサ8に対しては「ショートサイクル」、「第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)の不具合」等である。第1アクチュエータ1に対しては「運転時間寿命」または「運転回数寿命」である、
メンテナンス完了入力部16は、運転表示部17に表示されたメンテナンス部位、予測のメンテナンス内容を消去するためのもので、このメンテナンス完了入力部16が操作されたときは、メンテナンス判別部13によって運転表示部17に表示されたメンテナンス部位、予測のメンテナンス内容を消去する。なお、メンテナンス完了入力部16により、メモリに格納された各温度センサ7,8,9の検出温度及び各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報や、メンテナンス履歴等を必要に応じて消去するようにしてもよい。
実施の形態5においては、本装置運転中、メンテナンス判別部13は、第1温度センサ7、第2温度センサ8及び第3温度センサ9により検出されたそれぞれの冷媒の温度、各アクチュエータ1,3,5,6の各種センサからの情報(電流、圧力等)をデータとして運転制御部11を介して読み込んでメモリ12に格納すると共に、第1アクチュエータ1の積算運転時間や運転回数をデータとして運転制御部11から読み込んでメモリ12に格納する。そして、各データをそれぞれの基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別する。例えば、第1温度センサ7により検出された過熱状態の冷媒ガス温度がその基準値を超えていた場合は、凝縮器2、蒸発器4、接続配管やフィルタを特定し、その名称をメモリ12から読み出して運転表示部17に表示する。一方、メンテナンス推奨部15は、メンテナンス判別部13によって特定された凝縮器2、蒸発器4、接続配管やフィルタに設定された予測のメンテナンス内容(「冷媒漏れ又は冷媒不足」、「フィルタ(図示せず)の目詰」)をメモリ12から読み出し、メンテナンス判別部13に送出してそのメンテナンス内容を運転表示部17に表示させる。
また、メンテナンス判別部13は、第2温度センサ8により検出された凝縮の冷媒温度がその基準値を超えていた場合、第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)や凝縮器2を特定し、その名称をメモリ12から読み出して運転表示部17に表示する。一方、メンテナンス推奨部15は、メンテナンス判別部13によって特定された第3アクチュエータ5に設定された予測のメンテナンス内容(「第3アクチュエータ5(凝縮器用ファン)または凝縮器2の不具合」)をメモリ12から読み出し、メンテナンス判別部13に送出してそのメンテナンス内容を運転表示部17に表示させる。さらに、メンテナンス判別部13は、第1アクチュエータ1(圧縮機)の積算運転時間または運転回数が基準値を超えていた場合は、第1アクチュエータ1を特定し、その名称をメモリ12から読み出して運転表示部17に表示する。一方、メンテナンス推奨部15は、メンテナンス判別部13によって特定された第1アクチュエータ1に設定された予測のメンテナンス内容(「運転時間寿命」または「運転回数寿命」)をメモリ12から読み出し、メンテナンス判別部13に送出してそのメンテナンス内容を運転表示部17に表示させる。
以上のように実施の形態5によれば、メンテナンス判別部13によって本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位に設定された予測のメンテナンス内容をメモリ12から読み出し、メンテナンス判別部13に送出して運転表示部17に表示させるようにしたので、ユーザにとっては、メンテナンスの必要な部位や、その部位の予測のメンテナンス内容が容易にわかり、また、作業員にとっては容易に対処できる。
前記の実施の形態5では、冷凍空調装置の運転表示部17に予測のメンテナンス内容を表示するようにしたことを述べたが、例えば、通信回路を経由し、遠隔に設置したリモコンや集中管理システムに通報するようにすることにより、サービス・メンテナンスの迅速化につなげることも可能である。例えば図5に示すように、通常運転状態である表示状態aにおいて、メンテナンス判別部13により何らかのメンテナンスを必要と判断された場合、表示状態bのようにリモコン18の表示部19に例えば「メンテナンス」と表示させ、ユーザーが予め定められた操作を行うことなどにより表示状態cへ遷移して、メンテナンス判別部13により判別されたメンテナンスの必要な部位や、メンテナンス推奨部15により推奨されたメンテナンス内容を表示させる。さらに、メンテナンスが終了した場合は、メンテナンス完了入力部16により、表示部19に表示したメンテナンスの部位や、メンテナンス内容を消去し、表示状態aへ遷移する。
また、非常停止回避部14によって運転制御されている状態を運転表示部17やリモコン18の表示部19に表示するようにしてもよい。このようにした場合、ユーザや作業員にとっては、メンテナンスの必要な部位や、その部位の予測のメンテナンス内容が容易にわかり、特に作業員にとっては容易に対処できる。
本発明の実施の形態1における冷凍空調装置の冷凍サイクル及び制御系統図である。 本発明の実施の形態1における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。 本発明の実施の形態4における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。 本発明の実施の形態5における冷凍空調装置の制御系のブロック構成図である。 冷凍空調装置のリモコンの運転表示部の表示状態を示す状態遷移図である。
符号の説明
1 第1アクチュエータ、2 凝縮器、3 第2アクチュエータ、4 蒸発器、5 第3アクチュエータ、6 第4アクチュエータ、7 第1温度センサ、8 第2温度センサ、9 第3温度センサ、10 冷凍空調装置制御部、11 運転制御部、12 メモリ、13 メンテナンス判別部、14 非常停止回避部、運転表示部、15 メンテナンス推奨部、16 メンテナンス完了入力部、17 運転表示部、18 リモコン、19 表示部。

Claims (6)

  1. 本装置の運転状態をデータとして読み込み、予め設定された基準値と比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたことを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 本装置の運転状態をデータとして所定間隔で読み込み、先に読み込んだデータを過去データとして、後に読み込んだデータを現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたことを特徴とする冷凍空調装置。
  3. メモリと、
    本装置の運転状態をデータとして読み込み、各データの変化量を算出して前記メモリに格納し、先に格納した変化量を過去データとして、後に格納した変化量を現在データとしてそれぞれ双方を比較し、その比較結果に基づいて本装置のメンテナンスの必要な部位を判別するメンテナンス判別手段を備えたことを特徴とする冷凍空調装置。
  4. 本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位にかかる負荷が低減されるように本装置の運転を制御する非常停止回避手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の冷凍空調装置。
  5. 表示手段と、
    本装置のメンテナンス対象の各部位に対応して設定された予測のメンテナンス内容をデータとして有し、本装置のメンテナンスの必要な部位が特定されたとき、その部位に設定された予測のメンテナンス内容を前記データから検索するメンテナンス推奨手段とを備え、
    前記メンテナンス判別手段は、メンテナンスの必要な部位を特定したとき、その部位を前記表示手段に表示し、検索されたメンテナンス内容を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の冷凍空調装置。
  6. 非常停止回避手段は、メンテナンスの必要な部位に、負荷がかからないように制御しているとき、その旨を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項5記載の冷凍空調装置。
JP2004086445A 2004-03-24 2004-03-24 冷凍空調装置 Expired - Fee Related JP4798954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086445A JP4798954B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 冷凍空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004086445A JP4798954B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 冷凍空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005273995A true JP2005273995A (ja) 2005-10-06
JP4798954B2 JP4798954B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=35173866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004086445A Expired - Fee Related JP4798954B2 (ja) 2004-03-24 2004-03-24 冷凍空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4798954B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198362A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和設備の遠隔保守管理システムおよび遠隔保守管理サーバ
JP2015132433A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
JP2015175564A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 荏原冷熱システム株式会社 熱源装置ユニット
JP2015206509A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 日立アプライアンス株式会社 冷温熱機器
JP2019117044A (ja) * 2017-12-28 2019-07-18 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
JP2020035462A (ja) * 2014-01-14 2020-03-05 京セラ株式会社 ローカル管理装置、サーバ管理装置、及び管理方法
WO2024084586A1 (ja) * 2022-10-18 2024-04-25 三菱電機株式会社 空気調和装置、および空気調和システム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11248286A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Sanyo Electric Co Ltd 空調装置
JP2003185232A (ja) * 2001-10-12 2003-07-03 Hitachi Building Systems Co Ltd 空気調和装置用熱源機の管理装置及び管理方法
JP2003343900A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Hitachi Home & Life Solutions Inc 空気調和機
JP2004003852A (ja) * 2003-07-15 2004-01-08 Hitachi Ltd 空気調和装置
JP2004069080A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調監視装置
JP2004086675A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調機器サービス提供システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11248286A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Sanyo Electric Co Ltd 空調装置
JP2003185232A (ja) * 2001-10-12 2003-07-03 Hitachi Building Systems Co Ltd 空気調和装置用熱源機の管理装置及び管理方法
JP2003343900A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Hitachi Home & Life Solutions Inc 空気調和機
JP2004069080A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調監視装置
JP2004086675A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空調機器サービス提供システム
JP2004003852A (ja) * 2003-07-15 2004-01-08 Hitachi Ltd 空気調和装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010198362A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和設備の遠隔保守管理システムおよび遠隔保守管理サーバ
JP2015132433A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
JP2020035462A (ja) * 2014-01-14 2020-03-05 京セラ株式会社 ローカル管理装置、サーバ管理装置、及び管理方法
JP2015175564A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 荏原冷熱システム株式会社 熱源装置ユニット
JP2015206509A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 日立アプライアンス株式会社 冷温熱機器
JP2019117044A (ja) * 2017-12-28 2019-07-18 京セラ株式会社 エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法
WO2024084586A1 (ja) * 2022-10-18 2024-04-25 三菱電機株式会社 空気調和装置、および空気調和システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4798954B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5063346B2 (ja) 冷媒漏洩検知機能を有した冷凍空調システム、冷凍空調装置および冷媒漏洩検知方法
JP4317878B2 (ja) 空気調和機及びその冷媒量判定方法
ES2669032T3 (es) Dispositivo de diagnóstico de dispositivo
JP6297817B2 (ja) 車両用空気調和機のメンテナンス時期判定方法
JP6591066B2 (ja) 鉄道車両用空気調和管理システム
EP2339256B1 (en) Air conditioner and method for controlling the same
WO2016208470A1 (ja) 空気調和システム
JP5147889B2 (ja) 空気調和装置
KR20070048243A (ko) 냉각 시스템의 성능 저하를 감지하는 시스템 및 방법
JP4479565B2 (ja) 異常検知システム
JP2005345096A (ja) 冷凍サイクル装置および冷凍サイクル監視システム
JP5511761B2 (ja) 空気調和機
CN114585528A (zh) 用于休闲旅游车的空调设备
JP2005351618A (ja) 流体回路診断方法
JP4826117B2 (ja) 冷媒漏洩検知システム
JP4798954B2 (ja) 冷凍空調装置
KR100630831B1 (ko) 에어컨의 실내 온도센서 고장시 응급 운전방법
JP2006275303A (ja) 異常検知システム
JP7235460B2 (ja) 制御装置、熱源システム、冷却水入口温度下限値の算出方法、制御方法およびプログラム
JP5020114B2 (ja) 空気調和装置
JP2003287291A (ja) 冷凍装置
JP4292525B2 (ja) 蒸気圧縮式冷凍サイクルの冷媒量検知方法
JP4468222B2 (ja) 冷凍装置及びそれを備えた空気調和装置
KR20060108027A (ko) 멀티에어컨 및 그의 압축기 제어방법
KR102208481B1 (ko) 오일회수방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091118

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20091215

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4798954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees