JP2005271839A - 自動車用昼間点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光を効率良く照射し、ランプの取付け及び交換に要するコストの低減化、設置スペースの省スペース化を図る。
【解決手段】 本発明は、第三者に対して自動車の存在を認識させるために昼間点灯する自動車用昼間点灯装置1であって、光源2と、光源2の配光を制御するための配光制御手段4,5とを備えており、配光制御手段4,5は、前記自動車の前部に設けられた既存の灯具の照射範囲より光源2の照射範囲を狭く設定可能なように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、第三者に対して自動車の存在を認識させるために昼間点灯する自動車用昼間点灯装置1であって、光源2と、光源2の配光を制御するための配光制御手段4,5とを備えており、配光制御手段4,5は、前記自動車の前部に設けられた既存の灯具の照射範囲より光源2の照射範囲を狭く設定可能なように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、二輪車や四輪車等の自動車の存在を他の自動車の運転者や歩行者等の第三者に認識させるために昼間点灯する自動車用昼間点灯装置に関する。
交通事故の発生を防止するためには、他の自動車の運転者や歩行者等の第三者に自分が運転する自動車の存在を認識させることが重要であることから、近年、二輪車や四輪車等の自動車を昼間走行させる時に、自動車の前部に設置した昼間点灯装置のランプを点灯させることが奨励されている。
そして、従来のこの種の昼間点灯装置におけるランプとしては、既存の自動車のヘッドランプやフォグランプ、又は車幅灯(スモールランプ)が兼用されたり、或いは、ヘッドランプの下側近傍に別個に設置された昼間走行専用のランプが使用されたりしている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記したように、昼間点灯装置のランプに既存の自動車のヘッドランプやフォグランプを使用した場合、ヘッドランプやフォグランプの光源として通常使用されているハロゲンランプ等の白熱灯のランプ寿命が1000時間前後と短いため、ランプの交換を煩雑に行う必要が生じ、ランプ交換のコスト及び手間が掛かるといった問題があった。また、白熱灯はランプの発光効率が低く、ヘッドランプにおいては55W程度の電力を消費するため、ヘッドランプを昼間点灯させると、自動車の燃料消費率に悪影響を及ぼすといった問題もあった。
さらに、ヘッドランプやフォグランプの上向き(走行ビーム)状態での点灯は、前方に他の自動車が存在しないことを前提に設計されているため、昼間点灯であっても上向き状態での点灯は明る過ぎ、前方の他の自動車の運転者の運転の妨げになり、却って危険であった。一方、そのヘッドランプやフォグランプの下向き(すれ違いビーム)状態での点灯は、前方の路面を照射するように設計されているため、ランプから照射された光の大部分が路面反射光として前方に存在する第三者に到達し、朝方や夕方又は曇天の時には有効であっても、晴天時の昼間や、第三者が前方から直射日光を受けている時間帯では、その第三者が自動車の存在を認識し難いといった問題があった。
また、昼間点灯装置のランプとして自動車の車幅灯を使用した場合には、車幅灯の光源の照度が非常に低く、さらに、車幅灯はリフレクターによって照射光が広範囲に拡散されるように設定されているため、上記したヘッドランプやフォグランプの下向き(すれ違いビーム)状態での点灯よりさらに、前方に存在する第三者に対して自動車の存在を認識させる効果を期待することができないといった問題があった。
一方、上記したように、昼間走行専用のランプを設置する場合、近年開発されている自動車では前部に新たにランプを収納するスペースがないことが多いため、無理に設置しようとすると、そのランプが前方に突出してしまい、交通事故の時に被害を拡大させたり、或いは、前部に開口されている空気取入れ口における空気の流通を阻害し、ラジエータへの冷却空気が不十分となり、オーバーヒート等の不具合を発生させたりするおそれがあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、光を効率良く照射し、ランプの取付け及び交換に要するコストの低減化、設置スペースの省スペース化を図ることのできる自動車用昼間点灯装置を提供しようとするものである。
本発明は、第三者に対して自動車の存在を認識させるために昼間点灯する自動車用昼間点灯装置1であって、光源2と、光源2の配光を制御するための配光制御手段4,5とを備えており、配光制御手段4,5は、前記自動車の前部に設けられた既存の灯具の照射範囲より光源2の照射範囲を狭く設定可能なように構成されていることを特徴とする。
そして、好ましくは、光源2は、既存の灯具のソケット7に装着可能なように構成されているのがよい。
また、光源2として発光ダイオードが使用され、配光制御手段4,5は前記発光ダイオードと一体成形されていてもよい。
さらに、配光制御手段4,5は、光源2の最高照度の10%以上の照度を有する光を2〜60°の照射範囲に設定可能なように構成されていてもよい。
本発明によれば、配光制御手段により光源の照射範囲が既存の灯具の照射範囲より狭く設定されるようになっているため、光源からの光を効率良く前方の第三者に向けて照射することができ、第三者は確実に自動車の存在を認識することができる。また、既存の灯具のリフレクターの配光特性の影響を受けることがないため、汎用性を非常に高めることができる。
また、光源が既存の灯具のソケットに装着可能なように構成されている場合には、自動車の前部に昼間点灯装置のために新たにスペースを確保する必要がないため、昼間点灯装置が前方突起物となって交通事故時の被害を拡大させたり、或いは、ラジエータへの空気取入れ口への空気の流通を阻害し、オーバーヒート等の不具合を起こさせたりすることを防止することができる。
さらに、既存の灯具と交換するだけで、既存の灯具の制御回路やスイッチ等をそのまま利用することができ、新たに昼間点灯装置の制御回路やスイッチ回路の配線等を行なう必要がないため、部品コスト及び取付コストの低減化を大幅に図ることができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、本実施の形態に係る自動車用昼間点灯装置を既存のフォグランプに取り付けた場合を例示して説明する。ここで、図1は本実施の形態に係る自動車用昼間点灯装置を示す分解斜視図、図2は照射範囲を既存の灯具の照射範囲と同一の照射範囲に設定した場合の光源の照射状態を示す断面図、図3は本実施の形態における光源の照射状態を示す断面図、図4は本実施の形態に係る自動車用昼間点灯装置における蓄光部を示す断面図、図5は本発明の実施の形態に係る自動車用昼間点灯装置における光源の照射パターンを示す図、図6はその光源の照射範囲を示す図である。
この自動車用昼間点灯装置1は、光源2と、光源2を支持するためのベース体3と、光源2の配光を制御するための配光制御手段としてのリフレクター4及びアクリル樹脂製のレンズ5と、リフレクター4及びレンズ5を保持するための支持部材6とを主体に構成されており、光源2はベース体3を介して既存のフォグランプのソケット7に装着可能となっている。
光源2は、発光ダイオード(LED:light-emitting
diode)であるのが好ましく、発光ダイオードは円盤状の配線基板8に電気的に接続され、この配線基板8には第1ケーブル9が接続されている。発光ダイオードの場合、ランプ寿命が50000時間前後と長いため、昼間に点灯し続けたとしてのランプの交換頻度は少なく、ランプの交換コストの低減化及びその交換作業の省力化を図ることができる。また、発光ダイオードを使用した場合には、リフレクター4が不要となり、さらに、別個にレンズ5を設ける代わりに、発光ダイオードの先端側にアクリル樹脂製のレンズを一体成形することもできる。したがって、部品点数及び組立て工数を削減することができる。
diode)であるのが好ましく、発光ダイオードは円盤状の配線基板8に電気的に接続され、この配線基板8には第1ケーブル9が接続されている。発光ダイオードの場合、ランプ寿命が50000時間前後と長いため、昼間に点灯し続けたとしてのランプの交換頻度は少なく、ランプの交換コストの低減化及びその交換作業の省力化を図ることができる。また、発光ダイオードを使用した場合には、リフレクター4が不要となり、さらに、別個にレンズ5を設ける代わりに、発光ダイオードの先端側にアクリル樹脂製のレンズを一体成形することもできる。したがって、部品点数及び組立て工数を削減することができる。
ベース体3は、略円柱形状を成す本体部10と、本体部10の基端側に形成された鍔部11とから構成されており、本体部10の外形は既存のフォグランプのハウジング12のランプ挿入孔13より小さく、鍔部11はそのランプ挿入孔13より大きく形成されている。そして、ベース体3の外周部の対向する位置にはそれぞれ軸方向に溝部14が形成されており、この溝部14を通って第1ケーブル9が配線されるようになっている。
第1ケーブル9はベース体3の基端側において中継基板15に電気的に接続され、中継基板15にはLED駆動用(降圧)回路16が形成されている。また、中継基盤15には第2ケーブル17が電気的に接続されており、第2ケーブル17はソケット7に接続されている。なお、上記したLED駆動用(降圧)回路16の代わりに、22Ω(5W)のセメント抵抗を使用することもでき、その場合には、配線をより容易に行うことができる。
リフレクター4及びレンズ5(配光制御手段)は、フォグランプ、ヘッドランプ等、自動車の前部に設けられた既存の灯具の照射範囲より光源2の照射範囲を狭く設定可能なように構成されている。これにより、光源から照射された光が既存のリフレクター19に反射する(図2参照)のではなく、図3に示すように光源2からの光が前記配光制御手段を介して、前記所定の照射範囲で外部に直接、照射されるようになる。したがって、自動車用昼間点灯装置1によれば、既存の灯具のリフレクターの配光特性の影響を受けることがないため、汎用性を非常に高めることができる。
なお、図1には、配光制御手段として、リフレクター4とレンズ5が示されているが、上記したように、光源2に発光ダイオードを使用し、その発光ダイオードにレンズを一体成形した場合には、リフレクター4及びレンズ5を省略することができる。そして、光源2に発光ダイオードを使用した場合には、その配光制御手段であるレンズは、図5及び図6に示すように、発光ダイオードの最高照度の10%以上の照度を有する光を2〜60°の照射範囲に設定可能なように構成されているのが望ましい。なぜならば、他の自動車の運転者や歩行者等の第三者に自分が運転する自動車の存在を認識させるには少なくとも2°以上の照射範囲が必要であるからであり、また、照射範囲が広くなる程、光源を明るくする必要があり、消費電力3W程度の発光ダイオードを使用して自動車の存在を第三者に認識させるのに十分な光を照射するためには、60°以下の照射範囲に設定する必要があるからである。この結果、光源2自体の輝度が低くても、光源2からの光を効率良く前方の第三者に向けて照射することができるため、第三者は確実に自動車の存在を認識することができ、その自動車の存在に対応した動作を取ることができる。
さらに、より好ましくは、前記配光制御手段は、発光ダイオードの照射範囲を5〜30°の範囲に設定可能なように構成されているのがよく、その場合には、自分が運転する自動車の存在を第三者に対してより確実に認識させることができる。
なお、光源2として発光ダイオードを使用しない場合であっても、コリメータレンズを使用すれば、光源2から照射された光を平行光線にすることができるため、リフレクター4を省略することができる。
また、支持部材6は、ベース体3の本体部10に被嵌可能な円筒形状を成しており、リフレクター4及びレンズ5を収容し、保持可能なように形成されている。
なお、図4に示すように、リフレクター4の先端内周縁部及びベース体3の外周部に蓄光部20を形成させてもよい。この蓄光部20は、蓄光塗料を塗布したり、蓄光シールを貼付したり、或いは、蓄光箔を貼着したりすることにより形成され、光源2から照射された光の刺激によりエネルギーを吸収し、その吸収したエネルギーを可視光に変換し、光による刺激を停止した後も、光を徐々に放出し、所定時間発光し続けることができる。
このように、上記した実施の形態に係る自動車用昼間点灯装置1によれば、光源2の照射範囲は既存の灯具の照射範囲より狭く設定されるようになっているため、光源2からの光を効率良く前方の第三者に向けて照射することができ、第三者は確実に自動車の存在を認識することができる。
また、光源2は既存の灯具のソケット7に装着可能なようになっており、自動車の前部に昼間点灯装置のために新たにスペースを確保する必要がないため、昼間点灯装置が前方突起物となって交通事故時の被害を拡大させたり、或いは、ラジエータへの空気取入れ口への空気の流通を阻害し、オーバーヒート等の不具合を起こさせたりすることを防止することができる。
さらに、既存の灯具と交換するだけで、既存の灯具の制御回路やスイッチ等をそのまま利用することができ、新たに昼間点灯装置の制御回路やスイッチ回路の配線等を行なう必要がないため、部品コスト及び取付コストの低減化を大幅に図ることができる。さらにまた、上記した自動車昼間点灯装置1は、既存の灯具のリフレクターの配光特性の影響を受けないようになっているため、汎用性を非常に高めることができる。
なお、上記実施の形態では、自動車用昼間点灯装置1を既存のフォグランプのランプを交換して取り付けた場合について例示したが、本発明は、ヘッドランプや車幅灯等、自動車の前部に設けられた他の既存の灯具のランプを交換して取り付けてもよく、或いは、ヘッドランプのハウジング12内に本件自動車用昼間点灯装置専用の取り付け部を設けて取り付けることもできる。
また、上記した自動車用昼間点灯装置1は、既存の灯具を利用するのではなく、自動車の前部に新たに設置してもよい。
1 自動車用昼間点灯装置
2 光源
4 リフレクター
5 レンズ
7 ソケット
2 光源
4 リフレクター
5 レンズ
7 ソケット
Claims (4)
- 第三者に対して自動車の存在を認識させるために昼間点灯する自動車用昼間点灯装置であって、
光源と、
該光源の配光を制御するための配光制御手段と、
を備えており、
該配光制御手段は、前記自動車の前部に設けられた既存の灯具の照射範囲より前記光源の照射範囲を狭く設定可能なように構成されていることを特徴とする自動車用昼間点灯装置。 - 前記光源は前記既存の灯具のソケットに装着可能なように構成されている請求項1に記載の自動車用昼間点灯装置。
- 前記光源として発光ダイオードが使用され、前記配光制御手段は前記発光ダイオードと一体成形されている請求項1又は2に記載の自動車用昼間点灯装置。
- 前記配光制御手段は、前記光源の最高照度の10%以上の照度を有する光を2〜60°の照射範囲に設定可能なように構成されている請求項3に記載の自動車用昼間点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004091185A JP2005271839A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 自動車用昼間点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004091185A JP2005271839A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 自動車用昼間点灯装置 |
Publications (1)
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JP2005271839A true JP2005271839A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=35171929
Family Applications (1)
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JP2004091185A Pending JP2005271839A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 自動車用昼間点灯装置 |
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JP (1) | JP2005271839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5679612B1 (ja) * | 2014-04-24 | 2015-03-04 | 株式会社ビーエムオージャパン | 他灯火機能一体型フォグバルブ |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004091185A patent/JP2005271839A/ja active Pending
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