JP2005265575A - 生化学反応カートリッジ及び処理装置 - Google Patents

生化学反応カートリッジ及び処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005265575A
JP2005265575A JP2004077565A JP2004077565A JP2005265575A JP 2005265575 A JP2005265575 A JP 2005265575A JP 2004077565 A JP2004077565 A JP 2004077565A JP 2004077565 A JP2004077565 A JP 2004077565A JP 2005265575 A JP2005265575 A JP 2005265575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
solution
reaction
reaction portion
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004077565A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Iwanaga
知行 岩永
Yasuyuki Numajiri
泰幸 沼尻
Hiroshi Ito
宏 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004077565A priority Critical patent/JP2005265575A/ja
Publication of JP2005265575A publication Critical patent/JP2005265575A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】試薬の補充の煩わしさ、試薬の種類の間違いを解消し、かつ保存・運搬時の環境変化や振動でもチャンバ内の試薬が流路や他のチャンバに流れ込むことなく、また検査時には確実に試薬を反応部へ供給することができる生化学反応カートリッジを提供する。
【解決手段】チャンバ・流路を含む反応部分と、別体の前記チャンバと対応する位置に溶液を蓄える溶液貯蔵部分から溶液を反応部分のチャンバに移動させるために、両者間の貫通可能な仕切り板が貫通される。また、溶液が反応部分のチャンバに移動し易くするためにチャンバ内を加圧する加圧手段または溶液が移動する反応部分のチャンバ内を減圧する減圧手段を持つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、検体中の細胞、微生物、或いは染色体、核酸などを、抗原抗体反応や核酸ハイブリダイゼーション反応などの生化学反応を利用して分析する装置に組み込んで用いる生化学反応カートリッジに関するものである。
血液等の検体の分析装置の多くは、抗原坑体反応を利用した免疫学的な方法、又は核酸ハイブリダイゼーションを利用した方法を用いている。このような分析方法の例を挙げると、被検出物質と特異的に結合する抗体又は抗原などのタンパク質或いは一本鎖の核酸をプローブとして使い、微粒子、ビーズ、ガラス板などの固相表面に固定し、被検出物質と抗原抗体反応又は核酸ハイブリダイゼーションを行わせる。
そして、酵素、蛍光性物質、発光性物質などの検知感度の高い標識物質を担持した特異的な相互作用を持つ標識化物質、例えば標識化抗体や標識化抗原又は標識化核酸などを用いて、抗原抗体化合物や二本鎖の核酸を検出して、被検物質の有無を検出又は被検物質の定量を行うものである。
これらの技術を発展させたものとして、米国特許5、445、934号公報には、互いに異なる塩基配列を有する多数のDNA(デオキシリボ核酸)プローブを基板上にアレイ状に並べた所謂DNAアレイが記載されている。また、Anal.Biochem.、270(1)、103−111、1999には、多種類のタンパク質をメンブレンフィルタ上に並べ、DNAアレイのような構成のタンパク質アレイの作製方法が開示されている。そして、DNAアレイ、タンパク質アレイなどによって、極めて多数の項目の検査を一度に行うことが可能になってきている。
また、様々な検体分析方法において、検体による汚染の軽減、反応の効率化、装置の小型化、作業の簡便化などの目的で、内部で必要な反応を行う使い捨ての生化学反応カートリッジも提案され、特表平11−509094号公報には、DNAアレイを含む生化学反応カートリッジ内に複数のチャンバを配し、差圧によって溶液を移動させ、カートリッジ内部で検体中のDNAの抽出或いは増幅、又はハイブリダイゼーションなどの反応を可能とした生化学反応カートリッジが開示されている。
生化学反応カートリッジでの試薬の供給方法として、特開2000−266759号公報には使い捨ての分析カセットに外部の試薬ボトルから試薬を供給することが開示されており、特表平11−509094号公報にはチャンバ内に試薬を前もって内蔵することの開示がある。
米国特許5、445、934号公報 特表平11−509094号公報 特表平11−509094号公報 特開2000−266759号公報 特表平11−509094号公報
しかしながら、外部から試薬を供給する場合には、生化学反応カートリッジとは別に複数の試薬を用意しなければならず、更に検査項目が多いと必要な試薬の種類も多くなり、補充が煩わしくなるだけでなく、試薬の種類を間違える虞れがある。また、生化学反応カートリッジのチャンバに試薬を内蔵するものでは、保存・運搬時の環境変化や運搬時の振動などによって、チャンバ内の試薬が流路や他のチャンバに流れ込んで、意図する反応と異なる反応を起こす可能性がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、試薬の補充の煩わしさ、試薬の種類の間違いを解消し、かつ保存・運搬時の環境変化や振動でもチャンバ内の試薬が流路や他のチャンバに流れ込むことなく、また検査時には確実に試薬を反応部へ供給することができる生化学反応カートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る生化学反応カートリッジ及び処理装置は、チャンバ・流路を含む反応部分と、該反応部分と隔離又は別体にして前記チャンバと対応する位置に溶液を蓄える溶液貯蔵部分とを有し、該溶液貯蔵部分から溶液を前記反応部分のチャンバに移動させるために、前記溶液貯蔵部分と前記反応部分との間に貫通可能な仕切部材を設け、前記仕切り部材が貫通され前記溶液が前記反応部分のチャンバに移動する際、前記溶液貯蔵部分のチャンバ内を加圧する加圧手段または前記溶液が移動する前記反応部分のチャンバ内を減圧する減圧手段の少なくとも一方を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る生化学反応カートリッジは、チャンバ・流路を含む反応部分と、反応部分と隔離されて或いは反応部分と別体で試薬・洗浄剤などの溶液を蓄える溶液貯蔵部分とを有し、溶液を溶液貯蔵部分から反応部分に移動するために隔離している部材が貫通できる又は溶液貯蔵部分と反応部分とを接触させてそれらの壁面が貫通できる仕切り部材を設け、前記仕切り部材が貫通され前記溶液が前記反応部分のチャンバに移動する際、前記溶液貯蔵部分のチャンバ内を加圧または前記溶液が移動する前記反応部分のチャンバ内を減圧することにより、所定量の溶液を生化学反応カートリッジ内に確実に準備できるので、試薬の補充の煩わしさ、試薬の種類の間違いを軽減し、かつ保存・運搬時の環境変化や振動でもチャンバ内の試薬が流路や他のチャンバに流れ込むことがなく、意図する反応を正しく起こさせ得るという利点がある。
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施の形態における生化学反応カートリッジの斜視図を示している。カートリッジは反応が行われる反応部分1と、その上に配置され試薬・洗浄剤などの溶液を貯蔵する溶液貯蔵部分2の2層構造とされている。反応部分1と溶液貯蔵部分2の本体は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂で構成されている。反応物についての光学的な測定を行う場合は、反応部分1には透明又は半透明のプラスチックが必要になる。
反応部分1の上部には、注射器を用いて血液等の検体を注入する検体入口3が設けられ、この検体入口3はゴムキャップにより封止されている。また、反応部分1の両側面には、反応部分1内の溶液を移動するために、ノズルを挿入して加圧或いは減圧を行うための複数のノズル入口4が設けられ、これらのノズル入口4はゴムキャップにより封止され、反対側の面も同じ構成になっている。
また、溶液貯蔵部分2の上部には、後述する溶液貯蔵チャンバの上部を塞ぐための3枚のアルミ箔シート5が貼り付けられている。そして、反応部分1と溶液貯蔵部分2は超音波により溶着されている。なお、反応部分1と溶液貯蔵部分2は別体の構成にして、使用時に重ね合わせるようにしても良い。
図2は図1の溶液貯蔵部分2の平面断面図を示し、溶液が入った独立したチャンバ6a〜6mが設けられ、チャンバ6a、6bにはそれぞれ細胞壁を壊すEDTAを含む第1の溶血剤、界面活性剤などのタンパク質変性剤を含む第2の溶血剤が蓄積されている。チャンバ6cにはDNAが吸着するシリカコーティングされた磁性体粒子が蓄積され、チャンバ6l、チャンバ6mには、DNAの抽出の際にDNAの精製を行うために用いる第1、第2の抽出洗浄剤が蓄積されている。
チャンバ6dにはDNAを磁性体粒子から溶出する低濃度塩のバッファから成る溶出液、チャンバ6gにはPCRで必要なプライマ、ポリメラーゼ、dNTP溶液、バッファ、蛍光剤を含むCy−3dUTPなどの混合液が充填されている。チャンバ6h、6jには、ハイブリダイゼーションしなかった蛍光標識付きの検体DNAと蛍光標識とを洗浄するための界面活性剤を含む洗浄剤、チャンバ6iには後述するDNAマイクロアレイを含むチャンバ内を乾燥させるためのアルコールが蓄積されている。そして、各チャンバ6a〜6mには後述するシートを貫通するための尖った弁棒7a〜7mが付設されている。
図3は生化学反応カートリッジの保存時の状態を示した断面図であり、溶液が入った溶液貯蔵部分2のチャンバ6には切欠き8を持つ弁棒7が挿入され、2個のOリング9により保持されている。溶液チャンバ6の下部はアルミ箔シート10により塞がれ、チャンバ6と反応部分1のチャンバ11間には空気が出入りできないようにするシール材12が介在されている。環境による溶液、空気の体積変化や圧力の変化は、アルミ箔シート10の変形で吸収できるようにされており、不時にチャンバ6の溶液が反応部分1に浸入することはない。
図4は検査者が血液等の液体状の検体を検体入口3から注入し、後述する処理装置にセットしてから、工具用ニードル13の短い押圧棒13aを用いて1段目に弁棒7を押し込んで、アルミ箔シート10を破り、溶液がチャンバ6からチャンバ11に移動を始めた状態である。この状態では、弁棒7に設けた切欠き8は2個のOリング9の上下につながっているので、チャンバ6内と外部とで空気が通じ溶液は円滑に移動することができる。このとき、後述する図7の処理装置の電動シリンジポンプ28を作動させ、反応部分1のチャンバ11内の空気を吸引して減圧することにより、より確実に溶液はチャンバ11へ移動する。
このように、仕切部材として貫通可能なアルミ箔シート10を有しているので、工具用ニードル13の押圧棒13aを反応部分1側に押し込むだけで、工具用ニードル13が触れることなく、極めて簡単に溶液をチャンバ6からチャンバ11内に流し込むことができ、さらに処理装置の電動シリンジポンプ28を作動させ、反応部分1のチャンバ11内の空気を吸引してことにより、より確実に溶液はチャンバ11へ移動することができる。なお、本実施の形態では、溶液貯蔵部分2のチャンバの位置の真下に反応部分1の対応するチャンバがあるが、流路を形成するなどして対応するチャンバが真下になくても構わない。
次に、検査者は工具用ニードル13を一旦抜き取り、図5に示すように逆さにして長い側の押圧棒13bによる2段目の押し込みによって、更に弁棒7を押し下げる。すると、上側のOリング9により空気は密閉され、後述する反応部分1内での溶液の移動が可能になる。検査者はこの工程を全てのチャンバ6a〜6mに対して行う。このように、工具用ニードル13を用いて1段目の押し込みで溶液を流し込み、2段目の押し込みにより密閉できるので、押し込みという簡単な動作だけで、溶液のチャンバ11への流し込み、密閉という2つの作業が同時に実行できる。
図6は反応部分1の平面断面図である。片側の側面には10個のノズル入口4a〜4jが設けられ、反対側の側面にも10個のノズル入口4k〜4tが設けられている。各ノズル入口4a〜4tは空気が流れる空気流路14a〜14tを介して、溶液を貯蔵する場所或いは反応を起こす場所であるチャンバ11a〜11tに連通している。ただし、ノズル入口4n、4p、4q、4sは本実施の形態の工程では使用しないので、チャンバに連通しておらず予備になっている。
つまりは、ノズル入口4a〜4jは流路14a〜14jを介してチャンバ11a〜11jに連通して、反対側のノズル入口4k、4l、4m、4o、4r、4tは、それぞれ流路14k、14l、14m、14o、14r、14tを介して、チャンバ11k、11l、11m、11o、11r、11tに連通している。
そして、検体入口3はチャンバ16に連通され、チャンバ11a、11b、11c、11kはチャンバ16に、チャンバ11g、11oはチャンバ17に、チャンバ11h、11i、11j、11r、11tはチャンバ18に連通している。更に、チャンバ16は流路19を介してチャンバ17に、チャンバ17は流路20を介してチャンバ18に連通している。流路19にはチャンバ11d、11e、11f、11l、11mが、それぞれ流路15d、15e、15f、15l、15mを介して連通している。
また、チャンバ18の底面には角孔があけられ、この角孔にガラス基板で作製されたDNAマイクロアレイ21が、プローブ面を上にして貼り付けられている。DNAマイクロアレイ21には、1インチ四方程度のガラス板等の固相表面に、異なる種類のDNAプローブが数10〜数10万種高密度に並べられている。このDNAマイクロアレイ21を用いて検体DNAとハイブリダイゼーション反応を行うことによって、一度に数多くの遺伝子の検査ができる。また、これらのDNAプローブはマトリックス状に規則正しく並んでおり、それぞれのDNAプローブのアドレス(何行・何列)を情報として、容易に取り出せるという利点がある。検査の対象となる遺伝子としては、感染症ウイルス・細菌、疾患関連遺伝子の他に各個人の遺伝子多型等がある。
反応部分1のチャンバ11a、11bには、それぞれ溶液貯蔵部分2のチャンバ6a、6bから流れた第1の溶血剤、第2の溶血剤が蓄積されている。チャンバ11cには、チャンバ6cから流れた磁性体粒子が蓄積され、チャンバ11l、チャンバ11mには、それぞれチャンバ6l、チャンバ6mから流れた第1、第2の抽出洗浄剤が蓄積されている。チャンバ11dには、チャンバ6dから流れた溶出液、チャンバ11gには、チャンバ6gから流れたPCR(Polymerase Chain Reaction)で必要な混合液が充填されている。チャンバ11h、11jには、それぞれチャンバ6h、6jから流れた洗浄剤、チャンバ11iには、チャンバ6iから流れたアルコールが蓄積されている。
なお、チャンバ11eは血液のDNA以外の塵埃が溜まるチャンバ、チャンバ11fはチャンバ11l、11mの第1、第2の抽出洗浄剤の廃液が溜まるチャンバ、チャンバ11rは第1、第2の洗浄剤の廃液が溜まるチャンバであり、チャンバ11k、11o、11tは溶液がノズル入口に流れ込まないために設けたブランクのチャンバである。
図7は生化学反応カートリッジ内での溶液の移動や種々の反応を制御する処理装置である。テーブル22は生化学反応カートリッジをセットする場所であり、テーブル22上には、カートリッジ内で検体からのDNAなどを抽出する際に作動させる電磁石23、検体からのDNAをPCRなどの方法で増幅させる際に温度制御するためのペルチェ素子24、増幅した検体DNAとカートリッジ内部にあるDNAマイクロアレイ上のDNAプローブとの間でハイブリダイゼーションを行う際と、ハイブリダイゼーションしなかった検体DNAの洗浄を行う際に温度制御するためのペルチェ素子25が配置され、これらは処理装置全体を制御する制御部26に接続されている。
図7のテーブル22のには、電動シリンジポンプ27、28と、これらのポンプ27、28により空気を吐出或いは吸引を行う出入口で複数のポンプノズル29、30を片側10個ずつ設けたポンプブロック31、32が配置されている。また、制御部26は検査者が入力を行う入力部33に接続されている。
電動シリンジポンプ27、28とポンプノズル29、30の間には、図示しない複数の良く知られた電動切換バルブが配置され、ポンプ27、28と共に制御部26に接続されている。制御部26により、片側10個のうち1個ずつのポンプノズル29、30を選択的にポンプ27、28に対して開にしたり、全てのポンプノズル29、30を閉にしたりする制御が可能とされている。
例えば、図4で説明したように、生化学反応カートリッジを処理装置にセットした後、溶液貯蔵部分2のチャンバ6aと反応部分1のチャンバ11aとを空間的に分離しているアルミ箔シート10aを工具用ニードル13の短い押圧棒13aを用いて1段目に弁棒7を押し込んで、アルミ箔シート10aを破り溶液がチャンバ6aからチャンバ11aに移動を始めたときに、処理装置のポンプノズル29a〜j、30k〜tのうち30kだけ開にし、その他のポンプノズル全てを閉にし、電動シリンジポンプ28を作動させ、反応部分1のチャンバ11a内の空気を吸引して減圧することにより、より確実に溶液をチャンバ11aへ移動させることができる。同様にして順次他の貯蔵部分2のチャンバ6から反応部分1のチャンバ11へ溶液を確実に移動させる。
溶液を溶液貯蔵部分2から反応部分1に移動して、処理の開始信号を入力すると、反応部分1の内部でDNAなどの抽出、増幅が行われ、増幅した検体DNAと反応部分1の内部にあるDNAマイクロアレイ上のDNAプローブとの間でハイブリダイゼーションと、ハイブリダイゼーションしなかった蛍光標識付きの検体DNAと蛍光標識の洗浄とが行われる。
本実施の形態では、血液を検体とし検査者が注射器により検体入口2のゴムキャップを貫通させて血液を注入すると、血液はチャンバ16に流れ込む。その後に、検査者は生化学反応カートリッジをテーブル22に置き、図示しないレバーを操作して、図示しない機構によりポンプブロック31、32を図7の矢印の方向に移動させると、ゴムキャップを貫通してポンプノズル29、30が反応部分1のノズル入口4に挿入される。
図6で説明したように、ノズル入口4が生化学反応カートリッジの両側の2つの面に集中しているので、電動シリンジポンプ27、28、電動切換バルブ、ポンプノズル29、30を内蔵したポンプブロック31、32の形状、配置が単純になる。更に、必要なチャンバや流路を確保しながら、ポンプブロック31、32でカートリッジを同時に挟み込むという単純な動作だけで、ポンプノズル29、30を挿入することができ、ポンプブロック31、32の構成も簡単なものになる。そして、ノズル入口4a〜4tを全て同じ高さ、即ち直線状に配置すると、ノズル入口4a〜4tに接続する流路14a〜14tの高さが全て同じになり、流路14a〜14tの作製が容易になる。
また、図7の処理装置で、n個の生化学反応カートリッジ用にポンプブロック31、32をn倍に長くした構成にすれば、n個のカートリッジを直列に並べることによって、n個のカートリッジに対して必要な工程を同時に行うことができ、構成は極めて簡単ながら多数のカートリッジに対して生化学反応を行わせることができる。
検査者は図4、図5で説明した溶液の流し込みと密閉の工程を行い、次に入力部33で処理開始の命令を入力すると処理が始まる。勿論、装置側にロボットアームを設け、工具用ニードル13をこのロボットアームに取り付けて、図4、図5で説明した工程を自動的に行ってもよく、この場合は前述したように電動シリンジポンプ28を作動させて、円滑に溶液を流し込むことができる。更に、本実施の形態のように、生化学反応カートリッジの使用直前に流し込みの工程を行うのではなく、溶液が必要になる直前に装置側に設けられたロボットアームを動作させて個々の溶液を流し込むことも可能である。
図8は本実施の形態の処理装置における処理手順を説明するフローチャート図である。先ずステップS1で、制御部26はノズル入口4a、4kのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引してチャンバ11aの第1の溶血剤を血液の入ったチャンバ16に流し込む。このときに、溶血剤の粘性や流路の抵抗によるが、ポンプ28からの空気の吸引を、ポンプ27からの空気の吐出開始10〜200m秒後に開始するように制御すると、流れる溶液の先頭で溶液が飛び出すことがなく溶液が円滑に流れる。
このように、空気の供給、吸引のタイミングをずらして、加圧、減圧を制御すれば溶液を円滑に流すことができるが、電動シリンジポンプ28からの空気の吸引を、ポンプ27からの空気の吐出開始時からリニアに増加させるなど、細かな制御を行えば、更に円滑に流すことが可能になる。また、加圧と減圧の両方を用いることで反応部分1内に発生する圧力を軽減することができ、この結果、溶液の移動の途中に溶液を流し込みたくない分岐流路やチャンバがある場合に、そこに流れ込むことを防ぐという効果もある。以下の溶液の移動についても同様である。
空気の供給の制御は、電動シリンジポンプ27、28を用いることで容易に実現でき、ノズル入口4a、4oのみを開にし、シリンジポンプ27、28で空気の吐出、吸引を交互に繰り返し、チャンバ6の溶液を流路19に流してその後に戻す動作を繰り返して攪拌を行う。或いは、ポンプ28から空気を連続的に吐出し、気泡を発生させながら攪拌してもよい。
図9は図6のチャンバ11a、チャンバ16、チャンバ11kを通る反応部分1の断面図であり、ノズル入口4aにポンプノズル29が挿入されて加圧され、ノズル入口4kにポンプノズル30が挿入されて減圧され、チャンバ11aの第1の溶血剤が血液の入ったチャンバ16に流れ込む様子を示している。チャンバ11aは実際は溶液貯蔵部分2と連通しているが、便宜上、天井を設けて連通していない図になっている。
図8において、次のステップS2でノズル入口4b、4kのみを開にし、同様にしてチャンバ11bの第2の溶血剤をチャンバ16に流し込み、ステップS3ではノズル入口4c、4kのみを開にし、同様にしてチャンバ11cの磁性体粒子をチャンバ16に流し込む。ステップS2、S3共に、ステップS1と同様にして攪拌を行う。ステップS3では、磁性体粒子にステップS1、S2で細胞が溶解して出てきたDNAが磁性体粒子に付着する。
そして、ステップS4で電磁石23をオンにし、ノズル入口4e、4kのみを開にし、電動シリンジポンプ28から空気を吐出し、ポンプ27から空気を吸引して、チャンバ16の溶液をチャンバ11eに移動すると、この移動の際に磁性体粒子とDNAが流路19の電磁石23の上で捕捉される。電動シリンジポンプ27、28の吸引、吐出を交互に繰り返して、溶液をチャンバ16、11e間を2回往復させてDNAの捕捉効率を高める。更に回数を増やすと、捕捉効率は一層高まるが、処理時間が余分にかかることになる。
このように、磁性体粒子を利用してDNAを、幅1〜2mm程度、高さ0.2〜1mm程度の小さい流路上で、しかも流れている状態で捕捉するので、極めて効率良く捕捉することができる。捕捉ターゲット物質がRNA或いはタンパク質の場合も同様である。
次に、ステップS5で電磁石23をオフにし、ノズル入口4f、4lのみを開にし、電動シリンジポンプ28から空気を吐出し、ポンプ27から空気を吸引してチャンバ11lの第1の抽出洗浄液をチャンバ11fに移動する。このとき、ステップS4で捕捉された磁性体粒子とDNAが抽出洗浄液と共に移動して洗浄が行われる。ステップS4と同様にして2回往復した後に電磁石23をオンにし、同様にして2回往復させて磁性体粒子とDNAを流路19の電磁石23の上に回収し、溶液をチャンバ11lに戻しておく。
ステップS6で、ノズル入口4f、4mを用いてチャンバ11mの第2の抽出洗浄液に対して、ステップS5と同じ工程を行って更に洗浄する。ステップS7では電磁石23をオンにしたまま、ノズル入口4d、4oのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ11dの溶出液をチャンバ17に移動する。
このとき、溶出液の作用によって磁性体粒子とDNAが分離し、DNAのみが溶出液と共にチャンバ17に移動し、磁性体粒子は流路19に残り、このようにしてDNAの抽出、精製が行われる。抽出洗浄液が入ったチャンバ11l、11mと洗浄後の廃液が入るチャンバ11fを用意することにより、生化学反応カートリッジ1内でDNAの抽出、精製を行うことが可能になる。
次に、ステップS8でノズル入口4g、4oのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ11gのPCR用薬剤をチャンバ17に流し込む。更に、ノズル入口4g、4tのみを開にし、電動シリンジポンプ27、28で空気の吐出、吸引を交互に繰り返し、チャンバ16の溶液を流路20に流して、その後に戻す動作を繰り返して攪拌を行う。そして、ペルチェ素子24を制御して、チャンバ17内の溶液を96℃の温度に10分保持した後に、96℃・10秒、55℃・10秒、72℃・1分の工程を30回繰り返し、溶出されたDNAにPCRを行って増幅する。
ステップS9では、ノズル入口4g、4tのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ17の溶液をチャンバ18に移動する。更に、ペルチェ素子25を制御して、チャンバ18内の溶液を45℃で2時間保ってハイブリダイゼーションを行う。このとき、ポンプ27、28で空気の吐出、吸引を交互に繰り返し、チャンバ18の溶液を流路15tに移動し、その後に戻す動作を繰り返して攪拌しながら、ハイブリダイゼーションを進める。
次にステップS10で、同じ45℃を保持したまま、今度はノズル入口4h、4rのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ18内の溶液をチャンバ11rに移動しながら、チャンバ11hの第1の洗浄液をチャンバ18を通してチャンバ11rに流し込む。ポンプ27、28の吸引、吐出を交互に繰り返して、溶液をチャンバ11h、18、11r間を2回往復させ、最後にチャンバ11hに戻す。このようにして、ハイブリダイゼーションしなかった蛍光標識付きの検体DNAと蛍光標識とが洗浄される。
図10は図6のチャンバ11h、チャンバ18、チャンバ11rを通る断面図であり、ノズル入口4hにポンプノズル29が挿入されて加圧され、ノズル入口4rにポンプノズル30が挿入されて減圧され、チャンバ11hの第1の洗浄液がチャンバ18を通して、チャンバ11rに流れ込む様子を示している。チャンバ11hは実際は溶液貯蔵部分2と連通しているが、便宜上、天井を設けて連通していない図になっている。
図8において、ステップS11では同じ45℃を保持したまま、ノズル入口4j、4rを用いてチャンバ11jの第2の洗浄液に対して、ステップS10と同じ工程を行って更に洗浄し、最後にチャンバ11jに戻す。このように洗浄液が入ったチャンバ11h、11jと洗浄後の廃液が入るチャンバ11rを用意しているので、生化学反応カートリッジ内でDNAマイクロアレイ21の洗浄を行うことが可能になる。
ステップS12では、ノズル入口4i、4rのみを開にし、電動シリンジポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ11iのアルコールをチャンバ18を通してチャンバ11rに移動する。その後、ノズル入口4i、4tのみを開にし、ポンプ27から空気を吐出し、ポンプ28から空気を吸引して、チャンバ18内を乾燥させる。
この後に、検査者が図示しないレバーを操作すると、図示しない機構によりポンプブロック31、32は生化学反応カートリッジから離れる方向に移動し、ポンプノズル29、30がカートリッジのノズル入口4から外れる。そして、検査者はこのカートリッジを、図示しない良く知られたスキャナなどのDNAマイクロアレイ用読取装置に挿入して測定、解析を行う。
本実施例では、前述したように、生化学反応カートリッジを処理装置にセットした後、溶液貯蔵部分2のチャンバ6aと反応部分1のチャンバ11aとを空間的に分離しているアルミ箔シート10aを工具用ニードル13の短い押圧棒13aを用いて1段目に弁棒7を押し込んで、アルミ箔シート10aを破り溶液がチャンバ6aからチャンバ11aに移動を始めたときに、処理装置のポンプノズル29a〜j、30k〜tのうち30kだけ開にし、その他のポンプノズル全てを閉にし、電動シリンジポンプ28を作動させ、反応部分1のチャンバ11a内の空気を吸引して減圧することにより、より確実に溶液をチャンバ11aへ移動させることができる。同様にして順次他の貯蔵部分2のチャンバ6から反応部分1のチャンバ11へ溶液を確実に移動させるようにしたが、アルミ箔シート10aを破り溶液がチャンバ6aからチャンバ11aに移動を始めたときに溶液貯蔵部分2のチャンバ6aを加圧するようにしても溶液を確実にチャンバ11aへ移動させることができる。
さらに、溶液貯蔵部分2のチャンバ6aを加圧すると同時に反応部分1のチャンバ11a内を減圧するようにしても良い。そうすることにより、より確実に溶液をチャンバ11aへ移動させることができる。
溶液貯蔵部分2のチャンバ6aを加圧する方法としては、図11から図13に示したような加圧手段がある。
図11は、加圧手段39の断面図である。シリンダ40には、空気穴42と弁45があるピストン41、ピストン41を上方へ押し上げるバネ43から成っている。
図12は、生化学反応カートリッジにおいて、工具用ニードル13の短い押圧棒13aを用いて1段目に弁棒7を押し込んで、アルミ箔シート10を破り、溶液がチャンバ6からチャンバ11に移動を始めた状態のときに、工具用ニードル13を外し、加圧手段39を生化学反応カートリッジのチャンバ6の上に挿入させた図である。この状態では、弁棒7に設けた切欠き8は2個のOリング9の上下につながっているので、チャンバ6内と外部とで空気が通じ溶液は円滑に移動することができる。このとき、検査者が図13のように、ピストン41を下方へ押し込むと、空気室44の空気は弁45の働きで空気穴42から外へは出ず、溶液貯蔵部分2のチャンバ6は加圧され、チャンバ6内に残っている溶液は、反応部分1のチャンバ11へ押し出され、確実に溶液の移動を行うことができる。
また、工具用ニードル13と同様に加圧手段39をロボットアームに取り付けて、上記の工程を自動的に行ってもよく、さらに同時に、前述の方法で反応部分1のチャンバ11を減圧することにより、より円滑に溶液の移動を行うことができる。
貯蔵部分2のチャンバ6の加圧方法はこれに限ったことではなく、処理装置に設けられているポンプを利用して、自動的に行うことも可能である。
本発明の実施の形態の幾つかを、次に列挙する。
(実施の形態1)
チャンバ・流路を含む反応部分と、該反応部分と隔離又は別体にして前記チャンバと対応する位置に溶液を蓄える溶液貯蔵部分とを有し、該溶液貯蔵部分から溶液を前記反応部分のチャンバに移動させるために、前記溶液貯蔵部分と前記反応部分との間に貫通可能な仕切部材を設け、前記仕切り部材が貫通され前記溶液が前記反応部分のチャンバに移動する際、前記溶液貯蔵部分のチャンバ内を加圧する加圧手段または前記溶液が移動する前記反応部分のチャンバ内を減圧する減圧手段の少なくとも一方を有することを特徴とする生化学反応カートリッジ及び処理装置。
実施の形態の生化学反応カートリッジの斜視図である。 溶液貯蔵部分の平面断面図である。 保存時の生化学反応カートリッジの一部断面図である。 弁棒を1段押し込んだ状態の生化学反応カートリッジの一部の断面図である。 弁棒を2段押し込んだ状態の生化学反応カートリッジの一部断面図である。 反応部分の平面断面図である。 本実施形態の生化学反応カートリッジ内での溶液の移動や種々の反応を制御する処理装置のブロック構成図である。 処理手順のフローチャート図である。 図6の一部のチャンバの断面図である。 図6の一部のチャンバの断面図である。 加圧手段の断面図である。 生化学反応カートリッジの貯蔵部分チャンバ上に密着した加圧手段の断面図である。 ピストンを押し込んだ状態の加圧手段の断面図である。
符号の説明
1 反応部分
2 溶液貯蔵部分
3 検体入口
4 ノズル入口
5、10 アルミ箔シート
7 弁棒
8 切欠き
9 Oリング
11、16〜18 チャンバ
13 工具用ニードル
15、19、20 流路
21 DNAマイクロアレイ
22 テーブル
26 制御部
27、28 電動シリンジポンプ
29、30 ポンプノズル
31、32 ポンプブロック
39 加圧手段
40 シリンダ
41 ピストン
42 空気穴
43 バネ
44 空気室
45 弁

Claims (3)

  1. チャンバ・流路を含む反応部分と、該反応部分と隔離又は別体にして前記チャンバと対応する位置に溶液を蓄える溶液貯蔵部分とを有し、該溶液貯蔵部分から溶液を前記反応部分のチャンバに移動させるために、前記溶液貯蔵部分と前記反応部分との間に貫通可能な仕切部材を設け、前記仕切り部材が貫通され前記溶液が前記反応部分のチャンバに移動する際、前記溶液貯蔵部分のチャンバ内を加圧する加圧手段または前記溶液が移動する前記反応部分のチャンバ内を減圧する減圧手段の少なくとも一方を有することを特徴とする生化学反応カートリッジ及び処理装置。
  2. チャンバ・流路を含む反応部分と、該反応部分と隔離又は別体にして前記チャンバと対応する位置に溶液を蓄える溶液貯蔵部分とを有し、該溶液貯蔵部分から溶液を前記反応部分のチャンバに移動させるために、前記溶液貯蔵部分と前記反応部分との間に貫通可能な仕切部材と、前記仕切部材を貫通するための貫通手段と、を設け、前記仕切り部材が前記貫通手段により貫通され前記溶液を前記反応部分のチャンバに移動させる際、前記溶液貯蔵部分のチャンバ内を加圧する加圧手段または前記溶液が移動する前記反応部分のチャンバ内を減圧する減圧手段の少なくとも一方を有することを特徴とする生化学反応カートリッジ及び処理装置。
  3. 前記生化学反応カートリッジ及び処理装置は、前記反応部分に複数のチャンバと、前記溶液を該複数のチャンバ間を移動させる移動手段と、を有し、前記加圧手段または前記減圧手段は、該移動手段の少なくとも一部を共用することを特徴とする特許請求項1または特許請求項2に記載の生化学反応カートリッジ及び処理装置。
JP2004077565A 2004-03-18 2004-03-18 生化学反応カートリッジ及び処理装置 Withdrawn JP2005265575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077565A JP2005265575A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 生化学反応カートリッジ及び処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077565A JP2005265575A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 生化学反応カートリッジ及び処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005265575A true JP2005265575A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35090297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004077565A Withdrawn JP2005265575A (ja) 2004-03-18 2004-03-18 生化学反応カートリッジ及び処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005265575A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4464172B2 (ja) 生化学反応カートリッジ及びその使用方法
EP1473085B1 (en) Biochemical reaction cartridge
JP4455306B2 (ja) 生化学処理方法
EP1473084B1 (en) Biochemical reaction cartridge
US7754476B2 (en) Biochemical reaction cartridge
JP4827483B2 (ja) 核酸試料処理装置
US20050196779A1 (en) Self-contained microfluidic biochip and apparatus
US20050221281A1 (en) Self-contained microfluidic biochip and apparatus
JP3927978B2 (ja) 生化学反応カートリッジおよび生化学処理装置システム
US11047776B2 (en) Liquid sending method using sample processing chip and liquid sending device for sample processing chip
JP4049713B2 (ja) ビーズアレイチップ作製装置及び作製方法
JP4756835B2 (ja) 生化学反応カートリッジ
JP4111505B2 (ja) 生化学処理装置及び生化学処理方法
JP4458334B2 (ja) 生化学反応カートリッジ
JP4454953B2 (ja) 生化学反応カートリッジ
JP2008139096A (ja) 生化学反応カートリッジの検査方法および検査装置と生化学処理装置
WO2007055165A1 (ja) 核酸の分離方法、核酸検査用マイクロリアクタ、核酸検査システム
JP2006094741A (ja) 生化学反応処理装置及び生化学反応処理方法
JP2006333783A (ja) 生化学反応カートリッジ、生化学反応装置および生化学反応カートリッジと生化学反応装置を用いた生化学反応検査システム
JP2005265575A (ja) 生化学反応カートリッジ及び処理装置
JP2005345177A (ja) 生化学反応カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605