JP2005260451A - ハンズフリー通話装置及びその制御方法 - Google Patents

ハンズフリー通話装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 利用可能な複数の電話端末の中から適切な電話端末を選択してハンズフリー通話を行うことができ、また、ハンズフリー通話中は他の電話端末を単独使用可能にできるハンズフリー通話装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 ハンズフリー通話装置10は、発信を行う場合、有線接続された携帯電話機100aを検索し、携帯電話機100aが検索された場合はその携帯電話機100aを介して発信を行い、検索されない場合は、無線接続された携帯電話機100bを検索し、検索された携帯電話機100bを介して発信を行う。また、このハンズフリー通話装置10は、着信の場合は、いずれの携帯電話機100a、100bが着信してもその携帯電話機と音声通信してハンズフリー通話を行う。さらに、ハンズフリー通話を行っている場合は、そのハンズフリー通話に使用中の携帯電話機以外の携帯電話機を通常モードに移行させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の電話端末のいずれかを利用してハンズフリー通話を可能とするハンズフリー通話装置及びその制御方法に関する。
自動車等の車室内において、ユーザが携帯電話機を把持せずとも、携帯電話機を使用して、いわゆるハンズフリー通話を可能とするハンズフリー通話装置が知られている。この種のハンズフリー通話装置には、携帯電話機との通信接続をケーブルを介して行うものや無線通信によって行うものがある(例えば、特許文献1)。
特開2003−47054号公報
ところで、ハンズフリー通話装置にケーブルや無線通信を介して複数の電話端末を接続しようとした場合、ハンズフリー通話に使用する電話端末は、(1)最初に接続された電話端末を選択、(2)最後に接続された電話端末を選択、(3)ユーザが選択した電話端末を選択、のいずれかの方法が考えられる。
しかしながら、このようにハンズフリー通話に使用する電話端末を限定しまうと、料金プランの異なる複数の電話端末を持っている場合に希望しない電話端末から発信してしまう、ユーザがいちいち電話端末を選択する必要がある、電話端末を限定するとそれ以外の電話端末はハンズフリーの対象とならず、特に着信を受けた場合、ハンズフリー通話とならない、といったユーザにとって不便な場合が生じ、好ましくない。
また、近年の携帯電話機には、ハンズフリー通話装置に接続される場合に備えて、内蔵スピーカからの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を禁止して通信端子のみから音声入出力を行うモード(ハンズフリーモード)を備えたものがある。しかしながら、ハンズフリーモードにしたままだと内蔵スピーカから放音されず、また、内蔵マイクからの音声入力を移動通信網に伝達しないため、この携帯電話機を単独使用(ハンズフリー通話装置を介さずに使用)できず、不便な場合が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、利用可能な複数の電話端末の中から適切な電話端末を選択してハンズフリー通話を行うことができ、また、ハンズフリー通話中は他の電話端末を単独使用可能にできるハンズフリー通話装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
上述課題を解決するため、本発明は、ハンズフリー通話装置において、複数の電話端末が音声通信可能に接続される接続手段と、前記接続手段に接続された電話端末を介してハンズフリー通話制御を行う通話制御手段とを備え、前記通話制御手段は、発信を行う場合、予め定められた優先条件に従って前記接続手段に接続された電話端末を検索し、検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うことを特徴とする。この構成によれば、発信を行う場合に、予め定められた優先条件に従って接続手段に接続された電話端末を検索し、検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うので、優先使用する電話端末が明確化される。
上記構成において、前記接続手段は、一又は複数の電話端末が有線接続される有線接続手段と、一又は複数の電話端末と無線通信することにより前記電話端末が無線接続される無線接続手段とによって構成するようにしてもよい。この場合、前記優先条件は、少なくとも前記有線接続手段に接続された前記電話端末を、前記無線接続手段に接続された前記電話端末よりも優先する条件を含むことが好ましい。
また、前記通話制御手段は、前記接続手段に接続された一つの前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っている間は、少なくとも前記有線接続手段に接続された他の前記電話端末を、当該ハンズフリー通話装置を介さずに単独使用可能な状態に移行させるようにしてもよい。この場合、前記通話制御手段は、前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っていない間は、前記有線接続手段に接続された電話端末を、内蔵スピーカへの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を禁止させ、いずれかの前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っている間は、ハンズフリー通話制御を行っている前記電話端末を除く前記有線接続手段に接続された前記電話端末を、内蔵スピーカへの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を許可させるようにしてもよい。
また、前記通話制御手段は、前記接続手段に接続された前記電話端末のいずれかの着信を検知したときは、着信を検知した電話端末を介してハンズフリー通話制御を行うことが好ましい。
また、本発明は、複数の電話端末が音声通信可能に接続される接続手段を備え、この接続手段に接続された電話端末を介してハンズフリー通話制御を行うハンズフリー通話装置の制御方法において、発信を行う場合、予め定められた優先条件に従って前記接続手段に接続された電話端末を検索し、検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うことを特徴とする。この構成によれば、発信を行う場合に、予め定められた優先条件に従って接続手段に接続された電話端末を検索し、検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うので、優先使用する電話端末が明確化される。
本発明は、優先使用する電話端末が明確化され、ユーザが発信対象の電話端末を選択する操作が必要なくなる。また、ハンズフリー通話に使用中の電話端末以外の電話端末を単独使用することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るハンズフリー通話装置10の機能構成を示すブロック図である。
このハンズフリー通話装置10は、複数の携帯電話機100a、100bを同時接続でき、これら携帯電話機(電話端末)100a、100bを介してハンズフリー通話を可能にする装置である。本実施形態では、このハンズフリー通話装置10は、ケーブル11を介して一又は複数の携帯電話機100aが有線接続可能であり、また、近距離無線通信により一又は複数の携帯電話機100bが無線接続可能に構成されている。
また、このハンズフリー通話装置10に接続可能な携帯電話機100a、100bは、移動通信網(図示略)を介して他の携帯電話機や固定電話と通話通信するものであり、内蔵スピーカや内蔵マイク、電話通信のための通信部、音声通信やデータ通信のための通信端子といった一般的な構成を具備するものである。但し、ハンズフリー通話装置10と近距離無線通信を行う携帯電話機100bについては、Bluetooth規格或いは無線LAN規格に準拠して近距離無線通信するための近距離無線通信モジュールをさらに具備するものである。なお、この近距離無線通信モジュールを具備した携帯電話機がケーブル11を介して接続されてもよく、この場合、ハンズフリー通話装置10は、この携帯電話機とは近距離無線通信は行わないものとする。
図1に示すように、このハンズフリー通話装置10において、制御部(通話制御手段)20は、CPUを備え、このハンズフリー通話制御を行うコンピュータとして機能する。また、制御部20は、携帯電話機100から出力された音声(受話音声)を外部に設けられたスピーカに出力し、対応する音声を放音させる。ここで、このハンズフリー通話装置10が自動車の室内に配置される場合は、直接又はカーオーディオ装置を介してスピーカに音声信号を出力するように構成される。また、記憶部21は、制御部20によって実行される制御プログラムや各種データを記憶するものである。
接続部(接続手段)22は、このハンズフリー通話装置10に複数の携帯電話機100a、100bを音声通信可能に接続するものであり、携帯電話機100aとそれぞれケーブル11を介して接続される通信インターフェース(通信I/F)23と、携帯電話機100bと近距離無線通信する無線通信部24とを有する。
詳述すると、通信I/F(有線接続手段)23は、各携帯電話機100aの通信端子とケーブル11を介して接続され、制御部20の制御の下、携帯電話機100aと音声通信等を行う。これにより、この通信I/F23は、携帯電話機100aから出力された着信トリガ信号(着信音声の信号も含む)等を入力でき、また、各種制御コマンドを出力して、携帯電話機100aを、内蔵スピーカからの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を禁止して通信端子から音声入出力を行う動作モード(以下、ハンズフリーモードという。)に切り替えたり、内蔵スピーカの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を許可して単独使用可能な動作モード(以下、通常モードという。)に切り替えることが可能となっている。
また、無線通信部(無線接続手段)24は、携帯電話機100bが備える近距離無線モジュールと同様に、Bluetooth規格或いは無線LAN規格に準拠して近距離無線通信するためのものであり、周囲に通信エリアを形成し、この通信エリアに在圏する携帯電話機100bと無線通信する。これにより、この無線通信部24は、制御部20の制御の下、通信エリアに在圏する携帯電話機100bと通信同期を確立し、各携帯電話機100bから無線送信される着信トリガ信号(着信音声の信号も含む)を受信したり、音声通信等が可能となっている。
操作部25は、電話番号の入力等を行うためのテンキーや通話指示等を行うための操作子を備えている。表示部26は、各種情報を表示するものであり、例えば、液晶表示パネルや液晶駆動回路等から構成される。収音部27は、ユーザの音声(送話音声)を収音し、音声信号に変換して制御部20に出力するものであり、マイクやアンプ等から構成される。制御部20は、収音部27からの音声信号に対し、エコーキャンセル処理を施す。
次いで、ハンズフリー通話装置10の動作を説明する。
このハンズフリー通話装置10において、制御部20は、電源投入時と電源投入後の一定の割り込み周期で、通信I/F23及び無線通信部24に接続される携帯電話機100a、100bを検出し、登録する処理を実行する。より具体的には、制御部20は、通信I/F23の各ポートに所定の応答要求を送信し、その応答が返ってくるかを検出することにより携帯電話機100aが接続(追加接続)されたことを検出し、検出された携帯電話機100の情報(識別コード等)を記憶部21に記憶させる。そして、携帯電話機100aが新たに接続されたことを検出すると、制御部20は、ハンズフリーモードへの切り替えを指示する制御コマンドを通信I/F23を介して送信し、全ての携帯電話機100aをハンズフリーモードに移行させる。
また、制御部20は、無線通信部24により通信エリアに在圏する携帯電話機100bを問い合わせる処理を実行させ、周囲の携帯電話機100bとの通信同期を確立させると共に、各携帯電話機100bから自装置10宛に着信トリガ信号が送信されるように設定し、検出された携帯電話機100bの情報(識別コード等)を記憶部21に記憶させる。また、制御部20は、無線通信部24によりハンズフリーモードへの切り替えを指示する制御コマンドを送信し、全ての携帯電話機100bをハンズフリーモードに移行させる。
なお、ここでは、携帯電話機100bが無線通信によりハンズフリーモードや通常モードに移行する機能を具備する場合を例に説明するが、無線通信では動作モードの切り替えができない場合等は、その携帯電話機100bは常時、通常モードで動作するものとする。
ここで、記憶部21には、例えば、有線接続された携帯電話機100aの情報を記憶させる記憶領域と、無線接続された携帯電話機100bの情報を記憶させる記憶領域とを分けておく、或いは、有線接続された携帯電話機100aと無線接続された携帯電話機100bとを判別可能なテーブルを作成するといった方法により、少なくとも、有線接続された携帯電話機100aと無線接続された携帯電話機100bとを判別可能に記憶されるようになっている。
次に、このハンズフリー通話装置10の電話発信時の動作を説明する。
図2は、この場合の動作を示すフローチャートである。
制御部20は、ユーザから操作部25を介して通話指示(発信のための通話指示)を入力すると、記憶部21の記憶内容に基づいて携帯電話機100a、100bのいずれかが接続されているかを判定する(ステップS1)。携帯電話機100a、100bのいずれも接続されていない場合、制御部20は、電話発信できない旨のメッセージを表示部26に表示し、或いは、その旨の音声をスピーカから放音させる、といった報知処理を行った後に、この電話発信処理を終了する。
一方、携帯電話機100a、100bのいずれかが接続されている場合、制御部20は、有線接続された携帯電話機100aが存在するか否かを判定する(ステップS2)。そして、有線接続された携帯電話機100aが存在する場合(ステップS2:YES)、制御部20は、有線接続された1台の携帯電話機100aを使用対象の携帯電話機に設定し、その他の携帯電話機100bを通常モードに移行させるべく、無線通信部24(及び通信I/F23)を介して制御コマンドを送信する(ステップS3)。これにより、他の携帯電話機100b(及び100a)は通常モードへ移行し、単独使用が可能となる。なお、有線接続された携帯電話機100aが複数存在する場合は、予め定めた優先条件(例えば、通信I/F23の接続ポートの番号が小さい方を優先する)に従って最も優先度の高い携帯電話機100aを使用対象の携帯電話機に設定すればよい。
次いで、制御部20は、操作部25及び表示部26を、選択した携帯電話機100aの操作に割り当て(ステップS4)、操作部25を介して電話番号や発信指示を入力すると、通信I/F23を介してその携帯電話機100aに対応するデータや発呼コマンドを送信することにより、携帯電話機100aに発信処理を実行させる(ステップS5)。この場合、制御部20は、通信I/F23を介して携帯電話機100aから入力した音声(受話音声)をスピーカから放音させると共に、収音部27を介して入力したユーザの音声(送話音声)を通信I/F23を介して携帯電話機100aに出力することにより、ユーザはハンズフリー通話を行うことができる。
そして、制御部20は、通信I/F23を介して携帯電話機100aから切断した旨が通知されると(ステップS6:YES)、操作部25及び表示部26の割り当てを解除する(ステップS7)。また、制御部20は、通常モードに設定した携帯電話機100a、100bをハンズフリーモードに移行させるべく、通信I/F23及び無線通信部24を介して所定の制御コマンドを送信する(ステップS8)。これにより、このハンズフリー通話装置10に接続された全ての携帯電話機100a、100bがハンズフリーモードで動作し、ハンズフリー通話に適した動作モードとなる。
すなわち、このハンズフリー通話装置10は、発信を行う場合は、有線接続された携帯電話機100aを検索し、携帯電話機100aが検索された場合は、無線接続された携帯電話機100bが存在しても、一台の携帯電話機100aを介して発信を行いハンズフリー通話を行うようになっている。
これに対し、ステップS2の判定において、有線接続された携帯電話機100aが存在しないと判定した場合(ステップS2:NO)、制御部20は、無線接続された携帯電話機100bが存在するか否かを判定する(ステップS9)。そして、存在しない場合(ステップS9:NO)、制御部20は、電話発信できない旨のメッセージを表示部26に表示する等の上記報知処理を行った後に、この電話発信処理を終了する。
一方、無線接続された携帯電話機100bが存在する場合(ステップS9:YES)、制御部20は、無線接続された1台の携帯電話機100bを使用対象の携帯電話機に設定し、その他の携帯電話機100a(その他の携帯電話100bもあればこれも含む)を通常モードに移行させるべく、通信I/F23(及び無線通信部24)を介して制御コマンドを送信する(ステップS10)。これにより、他の携帯電話機100a(及び100b)は通常モードへ移行し、単独使用が可能となる。なお、無線接続された携帯電話機100bが複数存在する場合は、予め定めた優先条件に従って最も優先度の高い携帯電話機100bを使用対象の携帯電話機に設定すればよい。
次いで、制御部20は、操作部25及び表示部26を、選択した携帯電話機100bの操作に割り当て(ステップS11)、操作部25を介して電話番号や発信指示を入力すると、無線通信部24を介してその携帯電話機100bに対応するデータや発呼コマンドを送信することにより、携帯電話機100bに発信処理を実行させる(ステップS12)。この場合、制御部20は、無線通信部24を介して携帯電話機100bから入力した音声(受話音声)をスピーカから放音させると共に、収音部27を介して入力したユーザの音声(送話音声)を無線通信部24を介して携帯電話機100bに出力することにより、ユーザはハンズフリー通話を行うことができる。
すなわち、このハンズフリー通話装置10は、発信を行う場合は、有線接続された携帯電話機100aを検索し、携帯電話機100aが検索されない場合は、無線接続された携帯電話機100bを検索し、携帯電話機100bが検索された場合にこの携帯電話機100bを介して発信を行ってハンズフリー通話を行うようになっている。
これにより、このハンズフリー通話装置10は、有線接続された携帯電話機10aを優先的に使用してハンズフリー通話を行うようになっている。なお、有線接続された携帯電話機100aを優先使用するのは、そもそも、ユーザの意志によって接続されたものであるため、優先度が無線接続された携帯電話機100bより高いと判断されるからである。
ここで、上記のような、発信の際に、有線接続された携帯電話機100aを優先使用するという優先条件は、この発信処理を行うための制御プログラムに予めプログラミングされていてもよいし、記憶部21にこの優先条件の情報を記憶し、制御部20がこの情報を読みとってこの優先条件に従って携帯電話機100a、100bを検索するようにしてもよい。
次に、このハンズフリー通話装置10の電話着信時の動作を説明する。
図3は、この場合の動作を示すフローチャートである。なお、この動作は、上記電話発信処理を行わない場合に、定常的に実施される動作である。以下、説明の便宜上、携帯電話機100a、100bを特に区別する必要がない場合は、携帯電話機100と表記する。
まず、制御部20は、通信I/F23或いは無線通信部24を介して着信トリガ信号を入力したか否かを判定することにより、携帯電話機100のいずれかが着呼したか否かを判定する(ステップS20)。制御部20は、着呼を検知しない場合は(ステップS20:NO)、この処理を繰り返し行うことで着信待ち状態となる。
着呼を検知した場合(ステップS20:YES)、制御部20は、着呼中の携帯電話機100を除く他の携帯電話機100を通常モードに移行させるべく、通信I/F23及び無線通信部24を介して所定の制御コマンドを送信し(ステップS21)、他の携帯電話機100を通常モードへ移行させる。
次いで、制御部20は、操作部25及び表示部26を、着呼中の携帯電話機100の操作に割り当てる(ステップS22)。これにより、制御部20は、操作部25を介して通話指示を入力すると、その携帯電話機100が有線接続されたものであれば通信I/F23を介して、無線接続されたものであれば無線通信部24を介して、所定の制御コマンドを送信することにより、携帯電話機100を通話状態に切り替える。
続いて、制御部20は、通信I/F23又は無線通信部24を介して携帯電話機100から入力した音声(受話音声)をスピーカから放音させると共に、収音部27を介して入力したユーザの音声(送話音声)を通信I/F23又は無線通信部24を介して携帯電話機100に出力することにより、ユーザはハンズフリー通話を行うことができる。
そして、制御部20は、通信I/F23又は無線通信部24を介して携帯電話機100から切断した旨が通知されると(ステップS23:YES)、操作部25及び表示部26の割り当てを解除し(ステップS24)、通信I/F23及び無線通信部24を介して所定の制御コマンドを送信し(ステップS25)、全ての携帯電話機100をハンズフリーモードに移行させる。
以上説明したように、このハンズフリー通話装置10は、発信を行う場合、有線接続された携帯電話機100aを検索し、携帯電話機100aが検索された場合は、最も優先度の高い一台の携帯電話機100aを介して発信を行い、検索されない場合は、無線接続された携帯電話機100bを検索し、検索された携帯電話機100bを介して発信を行うので、有線接続された携帯電話機100aを優先的に使用してハンズフリー通話を行うことができる。これにより、ユーザが発信対象の携帯電話機100をその都度選択するという煩雑な作業を行わなくてよくなり、また、優先使用する携帯電話機100が明確化され、ユーザの意志と異なる携帯電話機100bから発信して不要課金が発生してしまう場合を回避することができる。
また、このハンズフリー通話装置10は、着信の場合は、いずれの携帯電話機100が着信してもその携帯電話機100と音声通信してハンズフリー通話を行うため、ハンズフリー対象の携帯電話機が着信においては限定されない、という効果も奏する。
さらに、このハンズフリー通話装置10は、ハンズフリー通話を行っている場合は、そのハンズフリー通話に使用中の携帯電話機100以外の携帯電話機100を通常モードに移行させるので、他の携帯電話機100に着信があった場合は、その着信が内蔵スピーカから放音され、その携帯電話機100で電話を受けることが可能となる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。さらに、実施例で示した構成はそれに限定されるものでは無く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、現状の携帯電話機100には、無線接続の場合は、外部からハンズフリーモードに移行制御できない機種がある。このため、上記実施形態では、ハンズフリー通話に使用中の携帯電話機100を除いて、少なくとも有線接続された携帯電話機100aだけをハンズフリーモードに移行させるようにしてもよく、また、有線接続或いは無線接続に関係なく、ハンズフリーモードに移行制御可能な携帯電話機100だけをハンズフリーモードに移行させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、内蔵スピーカの音声出力を禁止するハンズフリーモードに移行制御する場合について述べたが、要は、携帯電話機の操作キーの操作を受け付けなくするモードといった、ハンズフリー通話に適したモードがあれば、そのモードに移行制御し、ハンズフリー通話中は、その通話に使用中の携帯電話機100を除いて、他の携帯電話機100を単独使用可能な動作モードに移行させるようにすればよい。
また、上述の実施形態では、有線接続された携帯電話機100aの優先度を高くする場合について述べたが、無線接続された携帯電話機100bの優先度を高くしても良いし、その優先条件は任意に設定してよい。さらに、この優先条件をユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、携帯電話機100が有線接続及び無線接続可能なハンズフリー通話装置10に本発明を適用する場合について述べたが、要は、複数の携帯電話機100を音声通信可能に接続できる範囲で、有線接続のみ、或いは、無線接続のみのハンズフリー通話装置に広く適用することができる。
さらに、上述の実施形態では、このハンズフリー通話装置10の外に配置された携帯電話機100を用いてハンズフリー通話を行う場合について例示したが、このハンズフリー通話装置10に携帯電話機能を有する電話ユニットを内蔵し、この電話ユニットを用いてハンズフリー通話を行うようにしてもよい。また、本発明は、このハンズフリー通話装置10が使用する電話として、携帯電話機以外に、PHSやIP電話などの電話端末を広く適用することが可能である。
本実施形態に係るハンズフリー通話装置の機能構成を示すブロック図である。 ハンズフリー通話装置の電話発信時の動作を示すフローチャートである。 ハンズフリー通話装置の電話着信時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ハンズフリー通話装置
11 ケーブル
20 制御部
21 記憶部
22 接続部
23 通信I/F
24 無線通信部
100、100a、100b 携帯電話機

Claims (7)

  1. 複数の電話端末が音声通信可能に接続される接続手段と、
    前記接続手段に接続された電話端末を介してハンズフリー通話制御を行う通話制御手段とを備え、
    前記通話制御手段は、発信を行う場合、予め定められた優先条件に従って前記接続手段に接続された電話端末を検索し、検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うことを特徴とするハンズフリー通話装置。
  2. 前記接続手段は、
    一又は複数の電話端末が有線接続される有線接続手段と、
    一又は複数の電話端末と無線通信することにより前記電話端末が無線接続される無線接続手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のハンズフリー通話装置。
  3. 前記優先条件は、少なくとも前記有線接続手段に接続された前記電話端末を、前記無線接続手段に接続された前記電話端末よりも優先する条件を含むことを特徴とする請求項2に記載のハンズフリー通話装置。
  4. 前記通話制御手段は、前記接続手段に接続された一つの前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っている間は、少なくとも前記有線接続手段に接続された他の前記電話端末を、当該ハンズフリー通話装置を介さずに単独使用可能な状態に移行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のハンズフリー通話装置。
  5. 前記通話制御手段は、前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っていない間は、前記有線接続手段に接続された電話端末を、内蔵スピーカへの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を禁止させ、
    いずれかの前記電話端末を介してハンズフリー通話制御を行っている間は、ハンズフリー通話制御を行っている前記電話端末を除く前記有線接続手段に接続された前記電話端末を、内蔵スピーカへの音声出力及び内蔵マイクからの音声入力を許可させることを特徴とする請求項4に記載のハンズフリー通話装置。
  6. 前記通話制御手段は、前記接続手段に接続された前記電話端末のいずれかの着信を検知したときは、着信を検知した電話端末を介してハンズフリー通話制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のハンズフリー通話装置。
  7. 複数の電話端末が音声通信可能に接続される接続手段を備え、この接続手段に接続された電話端末を介してハンズフリー通話制御を行うハンズフリー通話装置の制御方法において、
    発信を行う場合、予め定められた優先条件に従って前記接続手段に接続された電話端末を検索し、
    検索された最も優先度の高い電話端末を介して発信を行うことを特徴とするハンズフリー通話装置の制御方法。
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